JPH03173172A - 相補型電界効果素子およびその製造方法 - Google Patents

相補型電界効果素子およびその製造方法

Info

Publication number
JPH03173172A
JPH03173172A JP1313872A JP31387289A JPH03173172A JP H03173172 A JPH03173172 A JP H03173172A JP 1313872 A JP1313872 A JP 1313872A JP 31387289 A JP31387289 A JP 31387289A JP H03173172 A JPH03173172 A JP H03173172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductivity type
well
impurity layer
layer
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1313872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2750924B2 (ja
Inventor
Shigeki Komori
重樹 小森
Katsuhiro Tsukamoto
塚本 克博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1313872A priority Critical patent/JP2750924B2/ja
Priority to US07/608,050 priority patent/US5138420A/en
Publication of JPH03173172A publication Critical patent/JPH03173172A/ja
Priority to US08/086,449 priority patent/US5478761A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2750924B2 publication Critical patent/JP2750924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/085Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only
    • H01L27/088Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate
    • H01L27/092Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate complementary MIS field-effect transistors
    • H01L27/0921Means for preventing a bipolar, e.g. thyristor, action between the different transistor regions, e.g. Latchup prevention

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、相補型電界効果素子およびその製造方法に
関し、特に、第1導電型゛1先導体基板の主表面上に互
いに隣接して形成された第1導電型の不純物層と第2導
電型の不純物層とを有する相補型電界効果素子およびそ
の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、CMOS回路において、寄生のバイポーラトラン
ジスタが導通状態となりCMOS回路の電源端子間など
に大電流が流れるラッチアップが問題となっている。こ
のラッチアップが起こると、回路動作が阻害されたりI
Cn体が破壊される現象を招くという不都合が生じる。
したがって、ラッチアップを防+lするために従来種々
の方法が考えられている。
i6A図ないし第6M図は、従来のラッチアップ対策を
施したCMOS回路の製造プロセスを説明するための断
面構造図である。第6八図ないし第6M図を参照して、
従来のラッチアップ対策を施したCMOS回路の製造プ
ロセスについて説明する。まず、第6A図に示すように
、P型シリコン基板1上に、5i02からなる酸化膜2
1を形成する。酸化膜21上にSi3N、からなる窒化
膜22を形成する。窒化膜22上からボロンB+をイオ
ン注入法によって高エネルギで注入する。
これにより、ラッチアップを防止するためのp+埋込層
15が形成される。次に、第6B図に示すように、窒化
822上にレジスト23をバターニングする。レジスト
23をマスクとして窒化膜22をエツチングする。この
エツチングした領域に分離特性を向上させるためのボロ
ンB+を低エネルギで注入する。次に、第6C図に示す
ように、レジスト23を除去する。窒化膜22をマスク
として熱酸化を行なう。これによって、フィールド酸化
膜14の形成によるLOGO3(Loca 10xid
atio  of  5ilicon)分離を行なうと
ともにp+埋込層15の活性化を行なう。その後、窒化
膜22を除去する。次に、第6D図に示すように、レジ
スト25を形成する。
レジスト25をマスクとしてリンP+をイオン注入法に
より高エネルギで注入する。これによりNウェル3が形
成される。同時に低エネルギでリンP+を注入すること
により、VTH制御用注入領域26が形成される。次に
、第6E図に示すように、Pウェル2を形成すべき領域
以外の部分にレジストをバターニングする。レジスト2
7をマスクとしてボロンB+を高エネルギで注入する。
これによりPウェル2が形成される。Pウェル2の形成
とPウェル2の形成と同時にボロンB+を低エネルギで
注入することによりVTH制御用注入領域28が形成さ
れる。次に、第6F図に示すように、レジスト27を除
去する。これにより、CMOS回路のウェル領域が形成
されたことになる。
次に、第6G図に示すように、酸化膜21を除去する。
第6H図に示すように、酸化膜21を除去した領域にゲ
ート酸化膜30を形成する。第6■図に示すようにゲー
ト酸化膜30上にゲート電極となるポリシリコン131
を形成する。次に、第61因に示すように、!&終的に
ゲート酸化膜1012およびゲート電極11.13が形
成される領域以外に形成されたゲート酸化膜30および
ポリシリコン膜31を写真製版技術を用いてエツチング
する。第6に図に示すように、Pウェル2のソース、ド
レインとなるn中波散層4.5とNウェル3のウェル電
位を固定するためのn+拡散層9とが形成される領域以
外にレジスト32を形成する。レジスト32をマスクと
して、As+を注入する。これにより、Pウェル2のn
+拡散層4゜5およびNウェル3のn+拡散層9が形成
される。
次に、m6L図に示すように、レジスト32を除去する
。Nウェル3のソース、ドレインとなるp4拡散層7.
8とPウェル2のウェル電位を固定するためのp+拡散
層6とが形成される領域以外の領域にレジスト33を形
成する。レジスト33をマスクとしてボロンB+をイオ
ン注入する。これにより、Nウェル3のp+拡散層7.
8およびPウェル2のp+拡散層6が形成される。最後
に、第6M図に示すように、レジスト33を除去してソ
ース/ドレインドライブを行ない不純物を活性化する。
これと同時に、Nウェル3およびPつ工ル2も活性化す
る。このようにして、従来のラッチアップ対策を施した
CMOS回路が形成される。
第7図は、第6M図に示したCMOS回路の寄生バイポ
ーラトランジスタおよび抵抗成分の構成を説明するため
の概略図である。第7図を参照し、従来のラッチアップ
対策について説明する。まず、ラッチアップが起こる動
作を説明する。たとえば、Pウェル2中にホットキャリ
アとしてホールが発生する場合がある。このホールがP
ウェル2内のn+拡散層4.5に流れるとNPN)ラン
ジスタ103.104のベース電流が流れたことになり
、そのベース電流の電流増幅率倍のコレクタ電流が流れ
る。すなわち、Nウェル3からPウェル2内の口“拡散
層4,5へ電流が流れる。このとき、Nウェル3内のp
+拡散層7,8からはNウェル3との拡散電位により電
流が流れにくい。Nウェル3内でn+拡散層9からPウ
ェル2に向かって電流が流れると、抵抗201に電流が
流れる。この電流により、抵抗201の両端に発生した
電圧は、PNPトランジスタ101.102のベース電
位を上昇させてPNPトランジスタ101,102をO
Nさせる。PNPトランジスタ101゜102がON状
態になると、PNPトランジスタ101.102のコレ
クタであるP型シリコン基板1に電流が流れ、最終的に
Pウェル2内のp+拡散層6に電流が流れることとなる
。この電流が、抵抗202に流れるので抵抗202の両
端に電圧が発生する。この電圧は、NPN)ランジスタ
103.104のベース電位を上昇させるのでNPNト
ランジスタ103,104のコレクタ電流が増加する。
この結果、抵抗201に流れる電流がますます増加する
ことになる。このようにして、正帰還が加わった状態で
は、初めにトリガとなったホットキャリアとしてのホー
ルによる電流とは無関係にvDDとVSSとの間に大電
流が流れたままの状態になる。このようにしてラッチア
ップが起こるのである。また、ラッチアップは、上記の
ように最初にキャリアが発生しなくても、たとえば、外
部からのノイズによってPウェル2内のn+拡散層5の
電圧がVSSより低くなったりNウェル3内のp+拡散
層8の電圧がVDDより高くなるといった場合でも起こ
る。
このようなラッチアップを防止するために、従来は第6
M図に示したp+拡散層15を形成していた。これによ
り、抵抗202の抵抗値を下げることができる。したが
って、Nウェル3内のp÷拡散層7.8からP型シリコ
ン基板1を通ってPウェル2内のp+拡散層6に従来と
同じ電流が流れても抵抗202の両端に発生する電圧が
小さくなる。この結果、NPN トランジスタ103,
104がONLにくくなるという効果がある。また、p
+埋込層15は、NPNトランジスタ103゜104の
ベースに相当する領域に形成されているので、NPN 
トランジスタ103.104のゲインを低下させる効果
もある。このように、従来では、P型シリコン基板1の
Pウェル2およびNウェル3より深い領域のP型シリコ
ン基板1の主表面に沿った方向にp+埋込層15を形成
することにより、NPN)ランジスタ103,104の
ベース電位を上昇させてONさせる原因となる抵抗20
2の抵抗値を低下させるとともにNPNトランジスタ1
03.104のゲインを低下させてラッチアップを防止
していた。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように、従来のCMOS回路においては、P型半
導体基板1のPウェル2およびNウェル3が形成される
領域より深い領域にp+埋込層15を形成することによ
り、ラッチアップを防止していた。すなわち、NPN)
ランジスタ103.104のベース電位上昇させる原因
となる抵抗202の抵抗値を低下させてNPN )ラン
ジスタ103.104をONLにくくするとともにNP
Nトランジスタ103,104のゲインを低下させてラ
ッチアップを防止していた。
しかし、CMOS回路が微細化されNウェル3のp◆拡
散層7とPウェル2のn+拡散層4との間隔が狭くなる
とPNP )ランジスタ101および102を流れるキ
ャリアはp+埋込層15を通るよりもNウェル3とPウ
ェル2との壁面を通る方が容易になる。この結果、p+
埋込層15による効果が著しく薄れるという不都合が生
じる。
すなわち、PNP トランジスタ101,102のコレ
クタ電流はp+埋込層15を通ることなくNウェル3と
Pウェル2との間の壁面を通り抜けてPウェル2に流れ
る。そして、最終的にPウェル2内のp+拡散層6に流
れる。この電流経路では、Pウェル2内の新たな抵抗(
図示せず)によりNPNトランジスタ103.104の
ベース電位が上昇されてONされるので、p+埋込層1
5により抵抗202の抵抗値を下げてもNPNトランジ
スタ103,104をONLにくくするという効果がな
いということになる。また、NPN)ランジスタ103
,104のベースに流れる電流はp+埋込層15を通ら
ないのでNPNトランジスタ103,104のゲインを
低下させる効果もなくなる。したがって、NPN)ラン
ジスタ103.104のゲインがp+埋込層15を通っ
たときよりも大きくなるという不都合が新たに生じる。
この結果、ラッチアップを有効に防止することができな
くなるという問題点があった。
つまり、従来のラッチアップ対策を施したCMO8回路
では、寄生トランジスタのエミッタ間の距離が小さくな
った場合にPNPトランジスタを流れる電流のキャリア
がp+埋込層を通ることなくウェル側面を通るようにな
るので、p+埋込層15によってはラッチアップを有効
に防止することができないという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を角了決するためになさ
れたもので、寄生トランジスタのエミッタ間の距離が近
い場合でも、強いラッチアップ耐性が得られる相補型電
界効果素子およびその製造方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 第1請求項における発明は、第1導電型半導体基板の第
1導電型の不純物層および第2導電型の不純物層が形成
される領域より深い領域に第1導電型半導体基板の主表
面から予め定められた所定の深さで、かつ、第1導電型
士導体基板の主表面に沿った方向に延び、イオン注入に
より形成された第1導電型の高濃度埋込層と、第1導電
型の不純物層と第2導電型の不純物層との境界領域にイ
オン注入により形成された高濃度不純物層とを含む。
第2請求項における発明は、第1導電型半導体基板の第
1導電型の不純物層および第2導電型の不純物層が形成
される領域より深い領域に第1導電型半導体基板の主表
面から予め定められた所定の深さで、かつ、第1導電型
半導体基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型の
高濃度埋込層をイオン注入することによって形成するス
テップと、第1導電型の不純物層を形成する際に使用す
るレジストまたは第2導電型の不純物層を形成する際に
使用するレジストと同一のパターン形状を有するレジス
トを用いて第1導電型の不純物層と第2導電型の不純物
層とが形成される領域の境界領域に第1導電型の高濃度
埋込層を形成する際と同じ注入強さでイオン注入するこ
とによって高濃度不純物層を形成するステップとを含む
[作用] 第1請求項に係る発明では、第1導電型半導体基板の第
1導電型の不純物層および第2導電型の不純物層が形成
される領域より深い領域に第1導電型半導体基板の主表
面からrめ定められた所定の深さで、かつ、第1導電型
半導体基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型の
高濃度埋込層がイオン注入により形成され、第1導電型
の不純物層と第2導電型の不純物層との境界領域に高濃
度不純物層がイオン注入により形成されるので、第1導
電型の不純物層と第2導電型の不純物層との境界領域を
通過するキャリアに対して寄生トランジスタのゲインを
下げることができる。
第2:J1求項に係る発明では、第1導電型半導体基板
の第1導電型不純物層および第2導電型の不純物層が形
成される領域より深い領域に第1導電型半導体基板の主
表面から予め定められた所定の深さで、かつ、第1導電
型半導体基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型
の高濃度埋込層がイオン注入されることによって形成さ
れ、第1導電型の不純物層を形成する際に使用するレジ
ストまたは第2導電型の不純物層を形成する際に使用す
るレジストと同一のパターン形状を何するレジストを用
いて第1導電型の不純物層と第2導電型の不純物層とが
形成される領域の境界領域に第1導電型の高濃度埋込層
を形成する際と同じ注入強さでイオン注入することによ
って高濃度不純物層が形成されるので、高濃度不純物層
を形成する際に、レジストを形成するためのレジスト形
成用パターンを新たに追加する必要がない。
[発明の実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示したラッチアップ対策
を施したCMOS回路の断面構造図である。第1図を参
照して、CMOS回路は、P型シリコン基数1と、P!
8!シリコン基板1上に隣接して形成されたPウェル2
およびNウェル3と、Pウェル2上に形成され、Nチャ
ネルトランジスタのソースおよびドレイン領域となるn
+拡散層4゜5と、Pウェル2上に形成され、Pウェル
2のウェル電位を固定するためのp+拡散層6と、Nウ
ェル3上に形成され、Pチャネルトランジスタのソース
およびドレイン領域となるp+拡散層7゜8と、Nウェ
ル3上に形成され、Nウェル3のウェル電位を固定する
ためのn+拡散層9と、Pウェル2上のn+拡散層4お
よび5の間にゲート酸化膜10を介して形成されたゲー
ト電極11と、Nウェル3上のp+拡散層7および8の
間にゲート酸化膜12を介して形成されたゲート電極1
3と、n+拡散層4とp+拡散層7との間に形成された
素子分離のためのフィールド酸化膜14と、P型シリコ
ン基板1のPウェル2およびNウェル3より深い領域に
主表面に沿って形成されたp+埋込層15と、Pウェル
2およびNウェル3の境界領域に形成されたp+高濃度
層16とを含む。
第2図は、第1図に示したCMOS回路の寄生トランジ
スタおよび抵抗成分を説明するための概略図である。第
2図を参照して、本実施例では、Pウェル2のNウェル
3に隣接する領域にp+高濃度層16を形成することに
より、NPN トランジスタ103.104のコレクタ
側の濃度を上げてNPN トランジスタ103.104
のゲインを低下させている。これにより、Nウェル3内
のp1拡散層7とPウェル2内のn÷拡散層4との間隔
が狭くなった場合に、PNPトランジスタ101.10
2を流れるキャリアがp+拡散層15を通過することな
くNウェル3の側面を通過してPウェル2内のp+拡散
層6に達するような7u流経路が形成され、NPN )
ランジスタ103.104がONしたとしても、NPN
 )ランジスタ103.104のコレクタ電流はあまり
大きくならない。この結果、抵抗201に流れる電流も
少なくなりPNP トランジスタ101,102がオン
しに(くなる。
このように、本実施例では、Pウェル2のNウェル3と
の境界部分にp+高濃度層16を形成することによりN
PN トランジスタ1.03,104のゲインが低下さ
れてPNP トランジスタ101゜102のベース電位
を上昇させる原因となる抵抗201に流れる電流が小さ
くされるので、PNPトランジスタをONL、にくくな
る。この結果、NPNトランジスタ103,104もO
NLにくくなるので、寄生トランジスタのエミッタ間が
近い場合でも有効にラッチアップを防止することができ
るのである。
第3A図ないし第3L図は、第1図に示したCMOS回
路の製造プロセスを説明するための断面構造図である。
第3八図ないし第3L図を参照して、製造プロセスにつ
いて説明する。まず、第3A図に示すように、P型シリ
コン基板1上にSiO2からなる酸化膜21を形成する
。酸化11421上にSi、N、からなる窒化膜22を
形成する。
その後、ボロンB+をイオン注入法により高エネルギで
注入してp+埋込層15を形成する。次に、TS B 
B図に示すように、窒化膜22上に後述するPウェル2
を形成する際に使用されるPウェルレジストマスク27
と同一のPウェルレジストマスク27をバターニングす
る。Pウェルレジストマスク27をマスクとしてボロン
B+をたとえば、200keV 〜10MeV、lXl
0” 〜lx1()Iscm−2の条件下でイオン注入
する。このイオン注入により、Pウェルレジストマスク
27の断面途中から入射されたB+イオンがPつ工ルレ
ジストマスク27を通り抜けP型シリコン基板1に再注
入される。また、Pウェルレジストマスク27のエツジ
部に注入されPウェルレジストマスク27の断面途中よ
り出たボロンB+がP型シリコン基板1に再注入される
。これにより、Pウェルレジストマスク27のエツジ断
面部を中心として後述するプロセスにおいて形成される
Pウェル2およびNウェル3の境界部分にp+高濃度層
16が形成される。次に、第3C図に示すように、窒化
膜22の素子が形成される領域以外の領域上にレジスト
23をパターニングする。レジスト23をマスクとして
窒化膜22をエツチングする。分離特性を向上させるた
めのボロンB+を低エネルギで注入する。次に、第3D
図に示すように、レジスト23を除去する。窒化膜22
をマスクとして熱酸化を行なうことにより、フィールド
酸化膜14を形成してLOGO3(Loca 1Oxi
dation  of  5ilicon)分離を行な
うとともにp+埋込層15およびp+高濃度層16を活
性化する。その後、窒化膜22を除去する。次に、第3
E図に示すように、Nウェルが形成される領域以外の領
域上にレジスト25をパターニングする。レジスト25
をマスクとしてリンP+を高エネルギでイオン注入する
ことによりNウェルを形成する。それと同時にリンP+
を低エネルギでイオン注入することによりVT11制御
用注入領域26を形成する。次に第3F図に示すように
、レジスト25を除去した後、Pウェルが形成される領
域以外の部分にPウェルレジストマスク27をパターニ
ングする。Pウェルレジストマスク27をマスクとして
ボロンB+を高エネルギでイオン注入することによりP
ウェル2を形成する。それと同時にボロンB+を低エネ
ルギでイオン注入することによりVTM制御用注入領域
28を形成する。第3G図に示すように、レジスト29
を除去した後酸化膜21を除去する。第3H図に示すよ
うに、酸化膜21を除去した領域にゲート酸化膜30を
形成する。第31図に示すようにゲート酸化膜30およ
びフィールド酸化膜14上にゲート電極となるポリシリ
コン膜31を形成する。第31図に示すように、最終的
にゲート酸化膜10.12およびゲート電極11.13
となる領域以外のゲート酸化膜30およびポリシリコン
膜31を写真製版技術を用いてエツチングする。次に、
第3に図に示すように、Pウェル2内のソース、ドレイ
ン領域となるn+拡散層4゜5およびNウェル3のウェ
ル電位を固定するためのn+拡散層9とが形成される領
域以外にレジスト32をパターニングする。レジスト3
2をマスクとして、As+をイオン注入する。これによ
り、Pウェル2のソース、ドレイン領域となるn+拡散
層4.5およびNウェル3のウェル電位を固定するため
のn+拡散層9が形成される。次に、第3L図に示すよ
うに、Nウェル3のソース、ドレイン領域となるp+拡
散層7.8およびPウェル2のウェル電位を固定するた
めのp+拡散層6が形成される領域以外にレジスト33
をパターニングする。レジスト33をマスクとしてボロ
ンB+をイオン注入する。これにより、Nウェル3のソ
ース、ドレイン領域となるp+拡散層7.8およびPウ
ェル2のウェル電位を固定するためのp+拡散層6が形
成される。最後に、第1図に示すように、レジスト33
を除去してソース/ドレインドライブを行ない不純物を
活性化する。これと同時にPウェル2およびNウェル3
も活性化する。
このようにして、本実施例のラッチアップ対策を施した
CMO8回路が形成される。ここで、本実施例では、P
ウェル2に形成に使用されるPウェルレジストマスク2
7を高濃度埋込層16を形成する際に用いることができ
るので、p+高濃度層16を形成する際に使用されるレ
ジストを形成するためのレジスト形成用パターンを新た
に追加する必要がない。
なお、本実施例では、p+埋込層15をフィールド酸化
膜14を形成する前に注入して形成したが、フィールド
酸化膜14の形成後に注入してもよい。さらに、実施例
では、Pウェルを形成するためのレジストと同一パター
ン形状のレジストを用いてp+高濃度層16を形成した
が、本発明は、これに限らず、Nウェル形成用のレジス
トと同一パターン形状のレジストを使用してp+高濃度
層16を形成してもよい。
第4図および第5図は、本発明の他の実施例を示したラ
ブチアツブ対策を施したCMOS回路の断面構造図であ
る。第4図を参照して、Nウェル3のPウェル2との境
界領域にn+高濃度層17を形成しても第1図に示した
CMOS回路と同様の効果が得られる。第5図を参照し
て、Pウェル2内にp+高濃度層16、Nウェル3内に
n+高濃度層17の両方が形成されている。このように
しても、第1図に示したCMOS回路と同様に、寄生ト
ランジスタのエミッタ間が近い場合でも有効にラッチア
ップを防止することができる。
〔発明の効果] 第1請求項に係る発明では、第1導電型半導体u板の第
1導電型の不純物層および第2導電型の不純物層が形成
される領域より深い領域に第1導電型半導体基板の主表
面から予め定められた所定の深さで、かつ、第1導電型
半導体基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型の
高濃度埋込層をイオン注入することにより形成し、第1
導電型の不純物層と第2導電型の不純物層との境界領域
にイオン注入により高濃度不純物層を形成することによ
り、第1導電型の不純物層と第2導電型の不純物層との
境界領域を通過するキャリアに対して寄生トランジスタ
のゲインが下げられるので、寄生トランジスタのエミッ
タ間の距離が近い場合でも強いラッチアップ耐性が得ら
れるに至った。
第2請求項に係る発明では、第1導電型半導体基板の第
1導電型の不純物層および第2導電型の不純物層が形成
される領域より深い領域に第1導電型半導体基数の主表
面からrめ定められた所定の深さで、かつ、第1導電型
半導体基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型の
高濃度埋込層をイオン注入することにより形成し、第1
導電型の不純物層を形成する際に使用するレジストまた
は第2導電型の不純物層を形成する際に使用するレジス
トと同一のパターン形状を資するレジストを用いて第1
導電型の不純物層と第2導電型の不純物層とが形成され
る領域の境界領域に第1導電型の高濃度埋込層を形成す
る際と同じ注入強さでイオン注入することによって高濃
度不純物層を形成することにより、高濃度不純物層を形
成するためのレジストを形成するためのレジスト形成用
パターンを新たに追加することなく高濃度埋込層が形成
されるので、製造装置を複雑化することなく高濃度不純
物層を形成することができるに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示したラッチアップ対策
を施したCMOS回路の断面構造図、第2図は第1図に
示したC M OS回路の寄生トランジスタおよび抵抗
成分を説明するための概略図、第3A図ないし第3L図
は第1図に示した0M08回路の製造プロセスを説明す
るための断面構造図、第4図および第5図は本発明の他
の実施例を示したラッチアップ対策を施したCMOS回
路の断面構造図、第6A図ないし第6M図は従来のラッ
チアップ対策を施したCMOS回路の製造プロセスを説
明するための断面構造図、第7図は第6M図に示した0
M08回路の寄生トランジスタおよび抵抗成分を説明す
るための概略図である。 図において、1はP型シリコン基板、2はPウェル、3
はNウェル、4,5.9はn+拡散層、6.7.8はp
+拡散層、10はゲート酸化膜、11はゲート電極、1
2はゲート酸化膜、13はゲート電極、14はフィール
ド酸化膜、15はp1埋込層、16はp+高濃度層、1
7はn+高濃度層、101はPNP トランジスタ、1
02はPNPトランジスタ、103はNPNトランジス
タ、104はNPNトランジスタ、201は抵抗、20
2は抵抗である。 なお、図中、同一7〕号は同一、または相当部分を示す

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型半導体基板の主表面上に互いに隣接し
    て形成された第1導電型の不純物層と第2導電型の不純
    物層とを有する相補型電界効果素子であって、 前記第1導電型半導体基板の前記第1導電型の不純物層
    および前記第2導電型の不純物層が形成される領域より
    深い領域に前記第1導電型半導体基板の主表面から予め
    定められた所定の深さで、かつ、前記第1導電型半導体
    基板の主表面に沿った方向に延び、イオン注入により形
    成された第1導電型の高濃度埋込層と、 前記第1導電型の不純物層と前記第2導電型の不純物層
    との境界領域にイオン注入により形成された高濃度不純
    物層とを含む、相補型電界効果素子。
  2. (2)第1導電型半導体基板の主表面上に互いに隣接し
    て形成された第1導電型の不純物層と第2導電型の不純
    物層とを有する相補型電界効果素子の製造方法であって
    、 前記第1導電型半導体基板の前記第1導電型の不純物層
    および前記第2導電型の不純物層が形成される領域より
    深い領域に前記第1導電型半導体基板の主表面から予め
    定められた所定の深さで、かつ、前記第1導電型半導体
    基板の主表面に沿った方向に延びた第1導電型の高濃度
    埋込層をイオン注入することによって形成するステップ
    と、前記第1導電型の不純物層を形成する際に使用する
    レジストまたは前記第2導電型の不純物層を形成する際
    に使用するレジストと同一のパターン形状を有するレジ
    ストを用いて、前記第1導電型の不純物層と前記第2導
    電型の不純物層とが形成される領域の境界領域に前記第
    1導電型の高濃度埋込層を形成する際と同じ注入強さで
    イオン注入することによって高濃度不純物層を形成する
    ステップとを含む、相補型電界効果素子の製造方法。
JP1313872A 1989-11-24 1989-11-30 相補型電界効果素子およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2750924B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1313872A JP2750924B2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 相補型電界効果素子およびその製造方法
US07/608,050 US5138420A (en) 1989-11-24 1990-10-31 Semiconductor device having first and second type field effect transistors separated by a barrier
US08/086,449 US5478761A (en) 1989-11-24 1993-07-06 Method of producing semiconductor device having first and second type field effect transistors

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1313872A JP2750924B2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 相補型電界効果素子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03173172A true JPH03173172A (ja) 1991-07-26
JP2750924B2 JP2750924B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=18046523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1313872A Expired - Lifetime JP2750924B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-30 相補型電界効果素子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750924B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786424A (ja) * 1993-06-29 1995-03-31 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
US6455402B2 (en) * 1999-01-22 2002-09-24 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method of forming retrograde doping file in twin well CMOS device
CN109643689A (zh) * 2016-10-14 2019-04-16 西江大学校产学协力团 基于碳化硅的晶体管以及制造该晶体管的方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60214554A (ja) * 1984-04-09 1985-10-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路装置
JPS61124165A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Matsushita Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JPS61286159A (ja) * 1985-06-13 1986-12-16 Nec Corp 光シリアルプリンタ
JPS63305546A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Seiko Instr & Electronics Ltd 半導体集積回路装置の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60214554A (ja) * 1984-04-09 1985-10-26 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路装置
JPS61124165A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Matsushita Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JPS61286159A (ja) * 1985-06-13 1986-12-16 Nec Corp 光シリアルプリンタ
JPS63305546A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Seiko Instr & Electronics Ltd 半導体集積回路装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786424A (ja) * 1993-06-29 1995-03-31 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
US6455402B2 (en) * 1999-01-22 2002-09-24 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method of forming retrograde doping file in twin well CMOS device
CN109643689A (zh) * 2016-10-14 2019-04-16 西江大学校产学协力团 基于碳化硅的晶体管以及制造该晶体管的方法
CN109643689B (zh) * 2016-10-14 2023-06-27 西江大学校产学协力团 基于碳化硅的晶体管以及制造该晶体管的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2750924B2 (ja) 1998-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2851753B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US5966599A (en) Method for fabricating a low trigger voltage silicon controlled rectifier and thick field device
KR100275962B1 (ko) 반도체장치 및 그의 제조방법_
JPH0399464A (ja) 相補型mos半導体装置
US20070170517A1 (en) CMOS devices adapted to reduce latchup and methods of manufacturing the same
KR100253372B1 (ko) 반도체 소자 및 그 제조방법
JPS58170047A (ja) 半導体装置
JPH03173172A (ja) 相補型電界効果素子およびその製造方法
JPH05102475A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPS5835966A (ja) 相補misトランジスタの製造方法
US5880501A (en) Semiconductor integrated circuit and manufacturing method of the same
KR19990069745A (ko) 씨모스 소자 및 그 제조방법
JP4267231B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2585110B2 (ja) 相補型電界効果素子の製造方法
JPH08306799A (ja) 入力保護回路及び半導体集積回路装置の製造方法
JP2001291781A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004079775A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2826024B2 (ja) Mos型トランジスタの製造方法
KR100253353B1 (ko) 모스 트랜지스터 제조방법
JPS58155751A (ja) 半導体装置
JPS61207051A (ja) 半導体装置
KR200158788Y1 (ko) 반도체장치
KR940006673B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JPH01305560A (ja) 相補型mosトランジスタ
KR100247704B1 (ko) 반도체장치의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12