JPH03172370A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JPH03172370A
JPH03172370A JP31314089A JP31314089A JPH03172370A JP H03172370 A JPH03172370 A JP H03172370A JP 31314089 A JP31314089 A JP 31314089A JP 31314089 A JP31314089 A JP 31314089A JP H03172370 A JPH03172370 A JP H03172370A
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resin
weight
resins
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epoxy
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JP31314089A
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English (en)
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Hiroyuki Nemoto
裕之 根本
Yoshito Saiki
斉木 義人
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、塗料組成物に関し、特に、硬化反応が速く、
耐レトルト性、加工密着性、耐食性に特に優れる缶用塗
料組成物に関する。
(従来の技術) 近年、缶詰用金属缶は、DI缶がその美感や生産コスト
の点から主流を成してきており、その用途も従来の熱殺
菌処理のない炭酸飲料からレトルト殺菌を必要とするコ
ーヒーやウーロン茶等の飲料物にまで拡大されつつある
スチールあるいはアルミニウムを基材とする金属缶には
、それら金属の保護と美感のために、缶の内外面に熱硬
化性あるいは、熱可塑性樹脂からなる缶用塗料が塗装さ
れるが、DI缶外面塗料としては、従来から、アルキッ
ド系、ポリエステル系、アクリル系、エポキシエステル
系樹脂に必要に応じて、つまり、基材金属との接着性、
塗膜硬度などを改善するためにエポキシ樹脂やアミノ樹
脂などを一般的に配合してなる塗料が、使用されてきた
。ところがこのDI缶外面塗料の焼付条件は、3ピ一ス
缶の外面塗装に比べ短時間焼付であることから(3ピ一
ス缶が、180℃雰囲気−12分程度の焼付であるのに
対し、DI缶は200℃雰囲気−30〜90秒程度)塗
膜の硬化度が低く、レトルト殺菌による塗膜の劣化、つ
まりレトルト性(塗膜の軟化、ブリスター、密着性の劣
化、白化等)や、それに伴う基材金属の腐食が発生しや
すい現状にある。従って現在、前記樹脂系を使用するか
ぎりにおいては、腐食性が少な(、塗膜との密着性に優
れるアルミニウムDI缶においてのみ、実用可能なレベ
ルにあり、もう一方のスチールDI缶においては、レト
ルト殺菌処理を必要とする用途には、実用不可能な状況
にある。
ところで、この様な欠点を補う良好な手段として、特公
昭63−45689号公報や特開昭59120665号
公報にはビス(3,5−ジヒドロキシメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)アルカンを主成分とする固型レゾール
のエーテル化物をエポキシ樹脂やポリエステル樹脂、エ
ポキシエステル樹脂、アクリル樹脂等に配合することに
より塗膜の硬化性を高め、塗膜の耐薬品性、耐レトルト
性を大幅に改善し得ることが記載されている。このエー
テル化は、エーテル化前の固型レゾールのエポキシ樹脂
との相溶性や溶媒溶解性を改善するために有効であるが
、焼付硬化速度を低下させてしまうという欠点があった
。又、ポリエステル樹脂、エポキシエステル樹脂、アク
リル樹脂に対し10重量%以上上記のエーテル化物を配
合すると、従来使用されているアミノ樹脂に比較し、加
工密着性が劣り、DI缶のネックイン加工の様な絞り加
工(蓋を巻締めするために缶胴の径を細くする絞り加工
)を行なうと塗膜剥離が生じてしまう欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、検討の結果、ポリエステル樹脂、アルキ
ッド樹脂、アクリル樹脂、エポキシエステル樹脂、ビニ
ル樹脂などを主成分とする塗料中に一般式(1)で表わ
される化合物を40%以上含むフェノール樹脂初期縮合
物(A)を所定量配合しさせることにより前記の従来の
種々の欠点を改良し、レトルト性、加工密着性などに優
れた塗料が得られることを見出した。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂。
アクリル樹脂、エポキシエステル樹脂、ビニル樹脂から
選ばれる1種あるいは2種以上の樹脂中に必要に応じて
アミノ樹脂もしくはエポキシ樹脂を配合した樹脂成分に
対し一般式(1)で表わされる化合物を40%以上含む
フェノール樹脂初期縮合物(A)を0.5ないし8゛重
量%含有することを特徴とする塗料に関する。
本発明に用いられるポリエステル樹脂は、主にオイルフ
リーアルキッドと一般に称する2塩基酸と、2価及び3
価以上の多価アルコールを反応して得られる樹脂で、塗
膜硬度が高く、缶用塗料に必要な塗膜性能のバランスが
とりやすい、又、2塩基酸と2価アルコールを反応させ
て得られる線状飽和ポリエステルも使用でき、同量以上
のアミノ樹脂を併用させることにより、加工性の点で特
に優れる塗料を得ることができる。
アルキッド樹脂は、植物油脂肪酸と、フタル酸等の二塩
基酸、グリセリン等の多価アルコールを反応させて得ら
れる樹脂で、アミノ樹脂成分としてメラミン樹脂を単独
あるいは、メラミン樹脂とベンゾグアナミン樹脂の混合
系を配合することが汚染性、塗膜硬度等の点で好ましい
アクリル樹脂は、アクリル酸メチル、メタアクリル酸な
どの一塩基性カルボン酸モノマーとアクリル酸エステル
類、メタアクリル酸エステル類。
スチレン系モノマー、アクリル酸ヒドロキシエチル、ア
クリル酸ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシ基含有モ
ノマー、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのN−置換
(メタ)アクリル系モノマー、アクリル酸グリシジル、
メタアクリル酸グリシジルなどのエポキシ基含有モノマ
ー、並びにアクリロニトリルなどの1種又は2種以上を
有機溶剤中で共重合させることにより得られる。
エポキシエステル樹脂は、−船釣に、エポキシ樹脂に脂
肪酸を反応させて得られるが、好ましくは分子量が90
0ないし4000で、乾性油の脂肪酸を用いる。又、ス
チレン、アクリル酸エステル類等でエポキシ樹脂を変性
したビニル変性エポキシエステル樹脂も使用できる。
ビニル樹脂は、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体、あ
るいは、酸基や水酸基を導入した塩化ビニルと酢酸ビニ
ルの共重合体が使用される。
本発明に用いるエポキシ樹脂は、ビスフェノールAとエ
ビハロヒドリンとをアルカリ触媒の存在下に縮合させて
得られるものが好ましく、1分子中に平均1.1個ない
し2.0個のエポキシ基を有し、数平均分子量が300
以上のものが使用され、好ましくはフェノール樹脂初期
縮合物(A)を除く全樹脂成分中3ないし30重量%配
合される。市販品としてはシェル化学株式会社のエピコ
ート828、エピコート1001.  エピコート10
04゜エピコート1007. エピコート1009など
がある。
本発明におけるアミノ樹脂は、メラミン、ベンゾグアナ
ミン、尿素等の化合物とアルデヒドを反応させた後、ア
ルキルエーテル化したアミノ樹脂で、好ましくは、フェ
ノール樹脂初期縮合物(A)を除く全樹脂成分中30な
いし60重量%配合される。
一般式(1)で表される化合物を含むフェノール樹脂初
期縮合物(A)は、ビスフェノールAあるいはビスフェ
ノールFのようなビスフェノール類とホルムアルデヒド
とを、ビスフェノールA1モルに対してホルムアルデヒ
ドを5ないし10モルおよびアルカリ触媒1.5ないし
4モルを使用して、比較的温和な条件、すなわち反応温
度30ないし70℃で30分間ないし4時間、より好ま
しくは45〜55℃で2〜3時間反応させることにより
得ることができる。
また、−最大(11で表わされる化合物を含むフェノー
ル樹脂初期縮合物(A)は、3官能の単核フェノールで
ある石炭酸8m−エチルフェノール。
3.5−キシレノール、m−メトキシフェノールを原料
フェノールとして用いて得ることができる。
更に上記3官能の単核フェノールと、p−クレゾール、
0−クレゾール、p−tert−ブチルフェノール、p
−エチルフェノール、2.3−キシレノール、m−メト
キシフェノール等の2官能フエノールを併用することも
できる。これらの単核フェノールによるフェノール樹脂
縮合物(A)の調整は、ビスフェノール類による反応条
件と同じで良い。
フェノール樹脂初期縮合物(A)の合成に用いられるア
ルカリ触媒は水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのよう
な強塩基が望ましいが、炭酸ナトリウム等も単独あるい
は混合で使用することができる。
ホルムアルデヒドは、ホルマリン、パラホルムアルデヒ
ドとしても使用することができる。
この合成の重要な点は縮合反応をおさえ、ホルムアルデ
ヒドのフェノール類に対する付加反応のみを起こさせる
ことであり、そのために反応温度は、できるだけ低く、
アルカリ触媒をフェノール類のモル数以上使用し、ホル
ムアルデヒドをやはりフェノール類の当量数以上使用す
る。例えばフェノール類としてビスフェノールA1モル
を用いた場合、アルカリ触媒は2モル位、ホルムアルデ
ヒドは8モル位の量を用いるのが適している。
反応の終点はGPC測定により求められるが、石炭酸の
反応のように縮合の程度によって淡黄色から暗赤色まで
色相の変化するものについては、色相の管理によって求
めることもできる。また反応条件を十分管理できるなら
反応時間で求めることもできる。
反応生成物から一般式(11の化合物を含むフェノール
樹脂初期縮合物(A)を分離するには、反応混合物を塩
酸、硫酸などで溶液を酸性側にして析出物をろ過、水洗
することにより得ることができる。ビスフェノール類の
ように有機溶剤への溶解度の高い反応生成物の場合は、
有機溶剤と酸を同時に加え、溶剤中へ抽出することもで
きる。抽出した反応生成物は必要に応じて酸、アルカリ
、水等で洗浄して精製することができる。
フェノール樹脂初期縮合物(A)中の一般式(1)で表
わされる化合物の生成量は、GPC測定により確認する
ことができる。また、メチロール濃度については、核磁
気共鳴スペクトルから確認することができる。
フェノール樹脂初期縮合物(A)中の一般式(1)で表
わされる化合物の含有量は、40重量%以上好ましくは
60重量%以上、より好ましくは、70重量%以上であ
る。−最大+11で表わされる化合物が多くなる程、耐
レトルト性、加工密着性が向上する。
また、フェノール樹脂初期縮合物(A)は、その他の樹
脂成分に対し、0.5ないし8重量%使用するが、0.
5重量%よりも少ないと、耐レトルト性に対する寄与が
十分でなく、また8重量%よりも多くなると、加工密着
性や塗膜が黄変する色焼性が劣化してくる。
本発明の塗料組成物の調整は、各樹脂をアルコール系、
エステル系、エーテル系、ケトン系、芳香族系の溶剤に
て合成あるいは溶解したものを配合する方法で行なわれ
るが、少量の無機酸あるいは有機酸を硬化触媒として使
用することができる。又、アルミニウムブチレート、ア
ルミニウムイソプロピレート等のいわゆるアルミキレー
トを硬化促進剤として用いることもできる。また通常に
用いられるレベリング剤、滑剤、アイホール防止剤等の
塗料添加剤、界面活性剤を用いることや二酸化チタン、
酸化亜鉛、アルミニウム粉等の顔料により着色すること
もできる。
本発明の塗料組成物は、缶の内外面に、DI缶以外にも
他の2ピ一ス缶あるいは3ピ一ス缶のような缶用塗料と
して使用することができる。
本発明の塗料組成物をこれら缶内、外面塗料として使用
するには、それぞれ、ロールコート、スプレーコート、
浸漬塗装等の公知の手段で塗装され、180℃ないし3
30℃で15秒ないし30分程度の焼付により缶の必要
性能に合致した塗膜が得られる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。例中、部とは重
量部を、%とは重量%をそれぞれ表わす。
実施例1 〔アルキッド樹脂溶液(B)の調整〕ヤシ油
脂肪酸185重量部、トリメチロールプロパン220重
量部、無水フタル酸220重量部。
キシレン13重量部を混合撹拌しながら270℃にて還
流させながら酸価5以下になるまで反応させた。冷却と
共にエッソ化学(株)製芳香族炭化水素であるツルペッ
ツ150225重量部、ブチルセロソルブ140重量部
を配合し、不揮発分61重量%のアルキッド樹脂溶液を
得た。
〔アクリル樹脂溶液(C)の調整〕
反応釜に丸善石油(株)製芳香族炭酸水素スワゾール1
000226重量部、ブチルセロソルブ125重量部、
イソブタノール94重量部を仕込み、115℃まで加熱
撹拌したところへ、別容器にて配合した、メチシン21
3重費部、アクリル酸エチル213重量部、2−ヒドロ
キシエチルメタアクリレート43重量部、過酸化ベンゾ
イル28重量部の混合溶液を90分かけて滴下した。滴
下後更に過酸化ベンゾイル5重量部添加して、115℃
で30分撹拌したのち冷却し、不揮発分50重量%のア
クリル樹脂溶液を得た。
〔エポキシエステル樹脂溶液CD)の調整〕シェル化学
(株)製エピコート1004385重量部と脱水ヒマシ
油脂肪酸165重量部、キシレン40重量部を混合撹拌
しながら加熱し、210℃にて、エステル化反応をさせ
た。酸化が6になるまで反応させ、反応終了後、スワゾ
ール1000245重量部、エチルセロソルブ164重
量部添加し、不揮発分55重量%のエポキシエステル樹
脂溶液を得た。
(ビニル樹脂溶液(E)の調整〕 ユニオンカーバイト社製VAGH20重量部をN−ブタ
ノール5重量部、キシレノ40重景部、シクロヘキサノ
ン35重量部で溶解した。
〔エポキシ樹脂溶液(F)の調整〕
シェル化学(株)類エピコート1001 50重量部を
ブチルセロソルブ50重量部で熔解した。
以下%は、全て重量%を表わす。
〔フェノール樹脂初期縮合物(A)−1の調整〕ビスフ
ェノールA228g、37%ホルマリン649g、35
%水酸化ナトリウム302gを混合し、50℃で2時間
反応後節酸エチル250gとN−ブタノール250gを
加え続いて20%塩酸401gを加え、60℃で10分
間撹拌後、静置し2層に分離させた。上層が有機化合物
の層で収量は430gであった。水とアンモニア水を用
いて有機層を洗浄、中和し、330gの淡黄色透明なフ
ェノール樹脂初期縮合物(A)−1が得られた。不揮発
分は30%であった。この溶液を高速液体クロマトグラ
ムおよび核磁気共鳴スペクトルで分析したところ2,2
−ビス(3,5−ジヒドロキシメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンを75%含むことが確認された。残
り25%はメチロール基部分で縮合したビスフェノール
Aの2量体と3量体のポリメチロール化物の混合物であ
った。
〔フェノール樹脂初期縮合物(A)−2の調整〕ビスフ
ェノールA228g、37%ホルマリン649g、35
%水酸化ナトリウム229gを使用して、フェノール樹
脂初期縮合物(A)−1の調整と同様の方法で合成し、
精製したところ、不揮発分30%の溶液345gが得ら
れた。このフェノール樹脂溶液中のテトラメチロール化
ビスフェノールAは63%であった。残り37%がビス
フェノールAの2量体以上のポリメチロール化物の混合
物であった。
〔フェノール樹脂溶液1の調整〕 ビスフェノールA228g、37%ホルマリン195g
、25%アンモニア水13.6 gを混合し、95℃で
1時間反応させた。得られた縮合生成物をメチルイソブ
チルケトン(MrBK)30ffil1部、シクロヘキ
サノン30重量部、キシレン40重量部からなる混合溶
剤に抽出し、水洗後1昼夜静置し、水層を分離し、不揮
発分30%のフェノール樹脂溶液を得た。
〔フェノール樹脂溶液2の調整〕 2.2−ビス(3,5−ジヒドロキシメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン含有率約100%の固型レゾ
ール樹脂1モルに対し、n−ブタノール3モル、イソプ
ロピルアルコール2.5モル、リン酸0.04モルおよ
びキシレン1.5モルを反応釜に仕込み、115〜12
0℃で共沸脱水しながら3時間エステル化反応した後、
冷却しシクロヘキサノンで希釈し、不揮発分30%のフ
ェノール樹脂溶液2を得た。
実施例1 三井東圧化学(株)製オイルフリーポリエステル樹脂6
0%溶液、アロマテックスP−646を75g、三井サ
イアナミツド(株)製メラミン樹脂80%溶液すイメル
325を12.5g、三井サイアナミツド(株)製ベン
ゾグアナミン樹脂80%溶液すイメル1125を37.
5g、エポキシ樹脂溶液(F)を20g、フェノール樹
脂初期縮合物(A)−1を16.7g(全樹脂分の5重
量%)を混合し、プチルセロソルブ:ソルベッソ150
=50%:50%の混合溶剤で希釈し、不揮発分55%
の塗料を得た。この塗料を乾燥塗膜が6μの厚さになる
ように”25の塗錫量のブリキ板にロールコートし、2
00℃雰囲気で2分焼付し塗装板を得た。
実施例2 アロマチックP−646を50g、サイメル1125を
69g、エポキシ樹脂溶液(F)を30g。
フェノール樹脂初期縮合物(A)−1を6.7g(全樹
脂分の2重量%)を混合し、実施例1と同一の方法で、
塗料を調整、塗装、焼付し塗装板を得た。
実施例3 アロマチックP−646を50g、サイメル1125を
69g、エポキシ樹脂溶液(F)を30g。
フェノール樹脂初期縮合物(A)−2を6.7g(全樹
脂分の2重量%)を混合し、実施例1と同一の方法で、
塗料を調整、塗装、焼付し塗装板を得た。
実施例4 アロマティックP−646を25g、アクリル樹脂溶液
(C)を30g、サイメル1125を69g。
エポキシ樹脂溶液(F)を30g、フェノール樹脂初期
縮合物(A)−1を6.7g(全樹脂分の2重量%)を
混合し、実施例1と同一の方法で、塗料を調整、塗装、
焼付し塗装板を得た。
実施例5 アルキッド樹脂溶液(B)を107 g、サイメル32
5を21g、サイメル1125を21g、堺化学工業(
株)型間化チタン粉末SR−1を130gを混合して、
プチルセロソルプ:ソルベッソ150=50%:50%
の混合溶剤で希釈し、不揮発分65%のホワイト塗料を
得た。この塗料を乾燥塗膜が8μの厚さになるように2
5の塗錫量のブリキ板にロールコートし、170℃雰囲
気で10分焼付した。更にアルキッド樹脂溶液(B)を
107g、サイメル325を21g、サイメル1125
を21g、フェノール樹脂初期縮合物(A)−1を6.
7g(全樹脂分の2重量%)を混合し、実施例1と同一
の方法で塗料を調整し、先に得たホワイト塗料の塗装板
の上に乾燥塗膜が6μの厚さになるようにロールコート
し、190℃−10分焼付して塗装板を得た。
実施例6 エポキシエステル樹脂溶液(D)を109g。
サイメル1125を46g、フェノール樹脂初期縮合物
(A)−2を10g(全樹脂分の3重量%)を混合し、
実施例1と同一の方法で、塗料を調整し塗料を得た後、
この塗料を乾燥塗膜が6μの厚さになるようにアルミ板
(JIS規格5052材)にロールコートし、190℃
−10分焼付し塗装板を得た。
実施例7 ビニル樹脂溶液(E)を350 g、三井サイアナミツ
ド(株)製尿素樹脂60%溶液UFR300を13g、
エポキシ樹脂溶液(F)を30g、フェノール樹脂初期
縮合物(A)−1を23g(全樹脂分の7重量%)を混
合し、プチルセロソルブ:ソルベッソ150ニジクロへ
キサノン=30740:30の混合溶剤で希釈し、不揮
発分25%の塗料を得た。この塗料を乾燥塗膜が6μの
厚さになるようにアルミ板(JIS規格5052材)に
ロールコートし、190℃−1分焼付し塗装板を得た。
比較例1 アロマチックP−646を75g、サイメル325を1
2.5g、サイメル1125を44g、エポキシ樹脂溶
液(F)を20gを混合し、実施例1と同一の方法で塗
料を調整、塗装、焼付し塗装板を得た。
比較例2 アロマチックP−646を75g、サイメル325を1
2.5g、サイメル1125を37.5g、フェノール
樹脂溶液1を16.7 gを混合し、実施例1と同一の
方法で塗料を調整6塗装、焼付し塗装板を得た。
比較例3 アロマチックP−646を50g、サイメル1125を
69g、エポキシ樹脂溶液(F)を30g。
フェノール樹脂溶液2を6.7g(全樹脂分の2重置%
)を混合し、実施例1と同一の方法で、塗料を3整、塗
装、焼付し塗装板を得た。
比較例4 アロマチックP−646を50g、サイメル1125を
71g、エポキシ樹脂溶液(F)を30gを混合し、実
施例工と同一の方法で、塗料を調整。
塗装、焼付し塗装板を得た。
比較例5 アルキッド樹脂溶液(B)を107 g、サイメル32
5を22g、サイメル1125を22gを混合し、実施
例1と同一の方法で塗料を調整し、実施例5で作成した
ホワイト塗料の塗装板と同一の塗装板上に乾燥塗膜が6
μの厚さになるように、ロールコートし、190℃−1
0分焼付して塗装板を得た。
比較例6 エポンエステル樹脂溶液(D)を109g、サイメル1
125を50gを混合し、実施例6と同一の方法で、塗
料を調整、塗装、焼付し塗装板を得た。
比較例7 ビニ7L/樹脂溶液(E)を350 g、 UPR30
0を13g、エポキシ樹脂溶液(F)を30g、フ工ノ
ール樹脂溶液2を23g混合し、実施例7と同一の方法
で、塗料を調整、塗装、焼付し、塗装板を得た。
比較例8 ビニル樹脂溶液(E)を350 g、 UFR300を
25g、エポキシ樹脂溶液(F)を30g混合し、実施
例7と同一の方法で、塗料を調整、塗装、焼付し塗装板
を得た。
以上、実施例1〜7および比較例1〜8を以下の試験方
法で塗装板の評価を行った。
〔試験方法〕
1、耐レトルト性 1)  レトルト後の塗膜のブリスター130℃蒸気中
で30分間レトルト処理をした後の塗膜のブリスター状
態を目視評価した。
2) キャップ加工性 塗装板を塗膜が外面になるように直径2.5 on 。
高さ1.0国になるような円柱状のキャップを打抜加工
し、130℃蒸気中で30分間レトルト処理をした後の
加工部分の塗膜のブリスターあるいは剥離状態を目視評
価した。
2、過マンガン酸カリウム消費量 300c+Jの塗装板を300ccの蒸留水の中に浸清
し、125℃−30分のレトルト殺菌処理を行なった後
、この抽出液を食品衛生法に記載された試験法に準じて
、過マンガン酸カリウム消費量を測定した。
3、耐食性 塗装板を塗膜が外面になるように、デュポン衝撃加工し
く撃芯;1/2インチ、おもり300 g。
50aiの高さから落下)、その試験片を1%NaC1
゜2%クエン酸水溶液に浸漬し80℃−3日間熱処理す
る。その後のデュポン衝撃加工部の腐食状態を目視評価
する。
〔発明の効果〕
本発明の塗料組成物は、−最大+11で表わされる化合
物を40%以上含むフェノール樹脂初期縮合物(A)を
特定量配合することを特徴としており、特にレトルト後
の塗膜の傷付性やブリスターあるいはキャップの加工性
つまりレトルト後の加工部の塗膜の密着性などが優れる
。又、硬化速度が早いことから、未硬化反応の少ない塗
膜が得られ、過マンガン酸カリウム消費量の良好な塗料
が得られた。更に、十分な硬化状態にもかかわらず、加
工密着性が良好なことから、耐食塩、耐酸腐食にも優れ
る塗料が得られた。一般弐(1)で表わされる化合物の
メチロール基のエーテル化物を配合した塗料と本発明と
を比較すると、メチロール基をエーテル化していない本
発明中の塗料の方が、耐レトルト性(レトルト後の塗膜
の傷付性、ブリスター、加工部の密着性)や過マンガン
酸カリウム消費量が優れる。
シリ頭方吉果 ■・・・異常なし O・・・わずかに不良部分あり、△
・・・不良部分が試験面に対し、20%〜50%の面積
を占める×・・・不良

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂
    、エポキシエステル樹脂、ビニル樹脂から選ばれる1種
    あるいは2種以上の樹脂中に必要に応じてアミノ樹脂も
    しくはエポキシ樹脂を配合した樹脂成分に対し一般式(
    1)で表わされる化合物を40%以上含むフェノール樹
    脂初期縮合物(A)を0.5ないし8重量%含有させる
    ことを特徴とする塗料組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(1) (ただし、式中、Rは水素原子または炭素数1ないし1
    2のアルキル基、Xは水素原子またはメチル基、a、b
    はいずれも1または2であってa+b=3またはa+b
    =4である。)
JP31314089A 1989-12-01 1989-12-01 塗料組成物 Pending JPH03172370A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4953926A (ja) * 1972-09-27 1974-05-25
JPS57182361A (en) * 1981-05-06 1982-11-10 Kishimoto Akira Thermosetting paint
JPS6023460A (ja) * 1983-07-20 1985-02-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 電気抵抗体用塗料
JPS6143664A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Toyo Ink Mfg Co Ltd 補正塗料
JPS62127361A (ja) * 1985-11-26 1987-06-09 Hitachi Chem Co Ltd エナメル線用ワニス

Patent Citations (5)

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