JPH03171958A

JPH03171958A - 電子交換機のリンガーリレー制御方式

Info

Publication number: JPH03171958A
Application number: JP30937589A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Sudo; 薫須藤
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1989-11-30
Filing date: 1989-11-30
Publication date: 1991-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、着信時に加入者に対して着信音の鳴動制御を
行う電子交換機のリンガーリレー制御方式に関するもの
である。

［従來の技術］従来の電子交換機のリンガーリレーの動作を説明する波
形図を第３図に示す。同図の（ａ＞図はリンガー信号の
電圧波形を、また（ｂ）図はリンガー信号の電流波形を
、また（Ｃ）図はタイミングパルス信号の波形をそれぞ
れ示している．そして、従来は、リンガー信号の電圧波
形のゼロクロス付近に同期したタイミングパルス信号に
同期させてリンガーリレーの制御を行うリンガーリレー
制御信号を発生させ、この制御信号によりリンガーリレ
ーの接点の開閉を行っている。

［発明が解決しようとする課題］上述した従来の電子交換機のリンガーリレー制御方式は
、リンガーリレーの制御を行うリンガーリレー制御信号
をリンガー信号の電圧波形のゼロクロス付近に同期した
タイミングパルス信号に同期させているので、リンガー
信号の電流と電圧の位相が必ずしも一致していないこと
から、リンガー信号の電流値「０」でリレーの接点の開
閉制御を行うとは限らず、従って電流値が大きいときに
はインパルス性のノイズを発生させる要因となるという
問題があった。また、リンガー信号の電圧波形のゼロク
ロス付近でリレーの接点の開閉制御を行っているので、
最適なタイミングとは言えず、これもまたインパルス性
のノイズを発生させることになり，隣接する通信回線に
悪影響を及ぼすという問題があった。

［課題を解決するための手段］このような課題を解決するために、本発明に係る電子交
換機のリンガーリレー制御方式は、リンガー信号に同期
したタイミングパルス信号を一定時間遅延させ、この一
定時間遅延したタイミングパルス信号にリンガー制御信
号を同期させ、このリンガー制御信号によりリンガーリ
レーの接点の開閉制御を行うようにしたものである。

［作用］着信が報知されると、リンガー制御信号は、一定時間遅
延したタイミングパルス信号に同期して出力される。

［実施ｒＩＡＪ次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係る電子交換機のりンガーリレー制御
方式の一実施例を示すブロック図である。同図において
、１００は加入者回路、２００は電話機、２０１は通話
線、ＳＧはリンガー信号発生器、ＶＢＢは直流電源であ
る。そして加入者回路１００は、次のように構成されて
いる，すなわち、１０１はＢＳＨ回路、１０２はリング
トリップ回路、１０３はタイミングパルス発生回路、１
０４は遅延回路、１０５は制御部、１０６は制御バス、
１１０はリレー制御回路、Ｒ．Ｌはリレーｒ１はリレー
ＲＬの接点、ＲＡ，Ｒ．は抵抗である．また、リレー制
御回路１１０は次のように構成されている。すなわち、
１１１はＦ／Ｆ回路、Ｔｒはトランジスタである。

そして、加入者回路１００内の制御部１０５は、ＢＳＨ
回路１０１，制御バス１０６を介して通話線２０１の状
態の検出、制御バス１０６を介してのリングトリップ回
路１０２の，ｖｍおよびリレー制御回路１１０，制御バ
ス１０６を介してリレーＲ．　Ｉ−の制御を行っている
。また、リンガー信号発生器ＳＧから発生したリンガー
信号は、接点ｒ℃を介して通話線２０１に送出され、こ
の結果、電話機２００のベルが鳴動する。また、タイミ
ングパルス回路１０３は、リンガー信号発生器ＳＧの発
生するリンガー信号からタイミングパルス信号を生成し
て遅延回路１０４に送出し，遅延回路１０４ではこのタ
イミングパルス信号に一定の遅延時間を与えてリレー制
御回路１１０内のＦ７′Ｆ回路１１１の端子ＣＬＫに送
出する。

次に、以上のように椹成された電子交換機のリンガーリ
レー制御方式の動作を説明する。

加入者回路１００に着信の報知がなされたとき、制御部
１０５はｉｌｌｆｌバス１０６を介してリレー制御回路
１１．０にリンガーリレー制御信号を送出する。一方、
リンガー信号発生器ＳＧの発生するリンガー信号からタ
イミングパルス発生回路１０３によりタイミングパルス
信号が生成され、遅延回路１０４により一定時間遅延さ
れてリレー制御回路１１０に送出される。

次に、これらの信号を受信するリレー制御回路１１０の
動作を説明する．制御部１０５からのリンガーリレー制
御信号は、Ｆ／Ｆ回路１１１の端子Ｄにおいて取り込ま
れ、また遅延回路１０４からの一定時間遅延したタイミ
ングパルス信号は、Ｆ／Ｆ回路１１１の端子ＣＬＫにお
いて取り込まれる。そして、これらの信号を入力したＦ
／Ｆ回路１１１は、遅延されたタイミングパルス信号に
リンガーリレー信号を同期させて、出力端子、すなわち
端子Ｑに出力する。この結果、この端子Ｑに接続された
トランジスタＴｒによりリレーＲＬが駆動されて接点ｒ
１が開閉動作し、リンガー信号発生器ＳＧからのリンガ
ー信号がこの接点ｒＡ’を介して電話！！１２００に送
出され、電話機２００のベルが鳴動する。

第２図は各信号の波形図であり、向図の（ａ＞図はリン
ガー信号の電圧波形を、また（ｂ）図はリンガー信号の
電流波形を、また（ｃ）図はタイミングパルス信号の波
形をそれぞれ示していて、このタイミングパルス信号は
、従来のタイミングパルス信号よりも時間Ｔｏだけ遅延
している。

そして、遅延回路１０４の与える遅延時間Ｔｏは、第２
図の波形図に示すとおり、リンガー信号の電圧波形およ
び電流波形の最小値にタイミングパルス信号が同期する
ように与えられていて、これはリングトリップ時、すな
わち着信ベル鳴動中の相手応答時にもノイズが発生しな
いように電圧・電流波形の最小値に同期させるものであ
る。

以上説明したように、本発明に係る電子交換機のリンガ
ーリレーｌＴｉＩＩａＩ１方式は、リンガー信号に同期
したタイミングパルス信号をリンガー信号の電圧・電流
波形が最小になる点に合致するように一定時間遅延させ
、かつこの遅延されたタイミングパルス信号にリンガー
リレー制御信号を同期させるようにして、この信号によ
りリンガーリレーの接点ｒβの開閉するように構成した
ので、インパルス性のノイズを抑制する効果がある。

［発明の効果］以上説明したことから明らかなように、本発明に係る電
子交換機のリンガーリレー制御方式は、リンガー信号に
同期したタイミングパルス信号を一定時間遅延させ、こ
の一定時間遅延したタイミングパルス信号にリンガー制
御信号を同期させ、このリンガー制御信号によりリンガ
ーリレーの接点の開閉制御を行うように構成したので、
リンガー信号の電圧・電流波形の最小値に同期したタイ
ミングパルス信号にリンガー制御信号が同期することに
なってインパルス性のノイズが抑制でき、従って隣接す
る他の通信回線に悪影響を与えないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は本発明に係る電子交換機のリンガーリレー制御
方式の一実施例を示すブロック図、第２図はこの実施例
に用いられる信号の波形図、第３図は従来の電子交換機
のリンガーリレー制御方式に用いられる信号の波形図で
ある。１００・・・・加入者回路、１０１・・・・ＢＳＨ回路
、１０２・・・・リングトリップ回路、１０３・・・・
タイミングパルス発生回路、ｌ０４・・・・遅延回路、
１０５・・・・制御部、１０６・・・・制御バス、１１
０・・・・リレー制御回路、１１１・・・・Ｆ／Ｆ回路
、２００・・・電話機、２０１・・・・通話線、ＳＧ・
・・・リンガー信号発生器、ＶＢＢ　・・・直流電源、
ＲＬ・・・・リレー、ＲＡ，Ｒ．　・・・・抵抗、Ｔ，
・・・・トランジスタ。

Claims

【特許請求の範囲】　リンガー信号に同期したタイミングパルス信号を発生
し、このタイミングパルス信号にリンガー制御信号を同
期させてリンガーリレーの制御を行う電子交換機におい
て、リンガー信号に同期したタイミングパルス信号を一定時
間遅延させ、この一定時間遅延したタイミングパルス信
号にリンガー制御信号を同期させ、このリンガー制御信
号によりリンガーリレーの接点の開閉制御を行うように
したことを特徴とする電子交換機のリンガーリレー制御
方式。