JPH0317120Y2 - - Google Patents
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- JPH0317120Y2 JPH0317120Y2 JP1324886U JP1324886U JPH0317120Y2 JP H0317120 Y2 JPH0317120 Y2 JP H0317120Y2 JP 1324886 U JP1324886 U JP 1324886U JP 1324886 U JP1324886 U JP 1324886U JP H0317120 Y2 JPH0317120 Y2 JP H0317120Y2
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Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、埋設熱供給二重管の中間固定構造
に関するものである。
に関するものである。
埋設熱供給二重管は地域冷暖房の熱供給管、地
熱発電の熱輸送配管、火力発電の熱輸送配管、製
鉄設備におけるヤード配管、油温上昇トレース管
が付いた油輸送二重管パイプライン等に採用され
ている。これらに使用されている二重管は、本管
と外管との間に断熱構造が設けられ、これによつ
て、本管内を輸送される熱流体の熱損失を可及的
に防止するものである。そして、この二重管にお
いては、地震等によつて本管と外管とが相対的に
変位しないように、適宜距離毎に、本管と外管と
が互に結合されている。
熱発電の熱輸送配管、火力発電の熱輸送配管、製
鉄設備におけるヤード配管、油温上昇トレース管
が付いた油輸送二重管パイプライン等に採用され
ている。これらに使用されている二重管は、本管
と外管との間に断熱構造が設けられ、これによつ
て、本管内を輸送される熱流体の熱損失を可及的
に防止するものである。そして、この二重管にお
いては、地震等によつて本管と外管とが相対的に
変位しないように、適宜距離毎に、本管と外管と
が互に結合されている。
従来の埋設熱供給二重管の中間固定構造を図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
第4図は、従来の埋設熱供給二重管の中間固定
構造を示す断面図、第5図は、第4図のA−A線
断面図、第6図は、第4図のB−B線断面図であ
る。
構造を示す断面図、第5図は、第4図のA−A線
断面図、第6図は、第4図のB−B線断面図であ
る。
第4〜6図において、本管1は、外管2内にこ
れと間隔をあけて配されている。外面にポリエチ
レンライニング2Aが施こされた外管2の内面に
は、1対の外管側固定部材3,3′が間隔をあけ
て固定されている。1対の外管側固定部材3,
3′の各々は、円筒状水平板3Aと水平板3Aに
複数枚のリブ3Bによつて直角に固定されたリン
グ状垂直板3cとからなつている。垂直板3cの
内径は、本管1の外径より大きい。
れと間隔をあけて配されている。外面にポリエチ
レンライニング2Aが施こされた外管2の内面に
は、1対の外管側固定部材3,3′が間隔をあけ
て固定されている。1対の外管側固定部材3,
3′の各々は、円筒状水平板3Aと水平板3Aに
複数枚のリブ3Bによつて直角に固定されたリン
グ状垂直板3cとからなつている。垂直板3cの
内径は、本管1の外径より大きい。
1対の外管側固定部材3,3′間において、本
管1の外面には、外管2の内径より小さい外径を
有する1対の耐圧縮性断熱材4,4′が間隔をあ
けて配されている。断熱材4,4′の各々は絶縁
シート5,5′を介して、1対の外管側固定部材
3,3′の各々の垂直板3cと密着している。断
熱材4,4′の外面は、絶縁シート6,6′で覆わ
れていて、絶縁シート6,6′の回りには、リン
グ状支持帯7,7′が巻き付けられている。支持
帯7,7′の外面には、その周方向に間隔をあけ
且つ本管1の軸方向にそつて複数本の円筒状支持
材8,8′が固定されている。
管1の外面には、外管2の内径より小さい外径を
有する1対の耐圧縮性断熱材4,4′が間隔をあ
けて配されている。断熱材4,4′の各々は絶縁
シート5,5′を介して、1対の外管側固定部材
3,3′の各々の垂直板3cと密着している。断
熱材4,4′の外面は、絶縁シート6,6′で覆わ
れていて、絶縁シート6,6′の回りには、リン
グ状支持帯7,7′が巻き付けられている。支持
帯7,7′の外面には、その周方向に間隔をあけ
且つ本管1の軸方向にそつて複数本の円筒状支持
材8,8′が固定されている。
1対の断熱材4,4′間において本管1の外面
には、本管側固定部材9が固定されている。本管
側固定部材9は、断熱材4,4′に密着する2枚
のリング状垂直板9A,9Aと垂直板9A,9A
間に固定された複数枚のリブ9Bとから構成され
ている。本管1の外面において、中間固定部以外
の外面には、保温材10が取り付けられている。
には、本管側固定部材9が固定されている。本管
側固定部材9は、断熱材4,4′に密着する2枚
のリング状垂直板9A,9Aと垂直板9A,9A
間に固定された複数枚のリブ9Bとから構成され
ている。本管1の外面において、中間固定部以外
の外面には、保温材10が取り付けられている。
このように構成されている、従来の、埋設熱供
給二重管の中間固定構造によれば、本管1と外管
2との熱絶縁が完全なので、輸送される熱流体の
熱損失がほとんどない。しかも、これによつて、
外管2の温度が高くならないので、外管2にポリ
エチレンライニング2A等の耐蝕性に富んだ被覆
を施こすことができる。従つて、耐久性のある二
重管を得ることができる。さらに本管1と外管2
との電気的絶縁が完全なので、電蝕対策を外管の
みに施せばよく、したがつて電蝕防止費用も少な
くて済む。
給二重管の中間固定構造によれば、本管1と外管
2との熱絶縁が完全なので、輸送される熱流体の
熱損失がほとんどない。しかも、これによつて、
外管2の温度が高くならないので、外管2にポリ
エチレンライニング2A等の耐蝕性に富んだ被覆
を施こすことができる。従つて、耐久性のある二
重管を得ることができる。さらに本管1と外管2
との電気的絶縁が完全なので、電蝕対策を外管の
みに施せばよく、したがつて電蝕防止費用も少な
くて済む。
しかし、構造が複雑であるので設備費が高く、
しかも、組立てに長時間を要するといつた問題が
あつた。
しかも、組立てに長時間を要するといつた問題が
あつた。
この考案の目的は、構造が簡単でしかも容易に
組み立てることができる、埋設熱供給二重管の中
間固定構造を提供することにある。
組み立てることができる、埋設熱供給二重管の中
間固定構造を提供することにある。
この考案は、熱流体が流れる本管と、前記本管
の回りに配される外管との中間固定構造におい
て、前記外管の内面に、前記外管の軸方向に間隔
をあけて固定された1対の外管側固定部材と、前
記1対の外管側固定部材間において、前記本管の
外面に固定された本管側固定部材と、前記本管側
固定部材の外面に巻き付けられた電気絶縁材料製
の支持材と、前記1対の外管側固定部材の各々と
前記本管側固定部材との間に介在された電気絶縁
材料製の絶縁シートとからなつており、前記支持
材の外面には、その周方向に間隔をあけて複数個
の突条が形成され、前記支持材の外径は、前記外
管の内径より小さく、そして、前記1対の外管側
固定部材と前記本管との間には、間隔が形成され
ていることに特徴を有するものである。
の回りに配される外管との中間固定構造におい
て、前記外管の内面に、前記外管の軸方向に間隔
をあけて固定された1対の外管側固定部材と、前
記1対の外管側固定部材間において、前記本管の
外面に固定された本管側固定部材と、前記本管側
固定部材の外面に巻き付けられた電気絶縁材料製
の支持材と、前記1対の外管側固定部材の各々と
前記本管側固定部材との間に介在された電気絶縁
材料製の絶縁シートとからなつており、前記支持
材の外面には、その周方向に間隔をあけて複数個
の突条が形成され、前記支持材の外径は、前記外
管の内径より小さく、そして、前記1対の外管側
固定部材と前記本管との間には、間隔が形成され
ていることに特徴を有するものである。
この考案の一実施態様の中間固定構造を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第1図は、この考案の一実施態様の中間固定構
造を示す断面図、第2図は、第1図のA−A線断
面図、第3図は、第1図のB−B線断面図であ
る。
造を示す断面図、第2図は、第1図のA−A線断
面図、第3図は、第1図のB−B線断面図であ
る。
第1〜3図において、本管1は、外管2内にこ
れと間隔をあけて配されている。外面にポリエチ
レンライニング2Aが施された外管1の内面に
は、1対の外管側固定部材11,11′が間隔を
あけて固定されている。1対の外管側固定部材1
1,11′の各々は、円管状水平板11Aと水平
板11Aに複数枚のリブ11Bによつて直角に固
定されたリング状垂直板11Cとからなつてい
る。垂直板11Cの内径は、本管1の外径より大
きい。
れと間隔をあけて配されている。外面にポリエチ
レンライニング2Aが施された外管1の内面に
は、1対の外管側固定部材11,11′が間隔を
あけて固定されている。1対の外管側固定部材1
1,11′の各々は、円管状水平板11Aと水平
板11Aに複数枚のリブ11Bによつて直角に固
定されたリング状垂直板11Cとからなつてい
る。垂直板11Cの内径は、本管1の外径より大
きい。
1対の外管側固定部材11,11′間において、
本管1の外面には、本管側固定部材12が固定さ
れている。本管側固定部材12は、2枚のリング
状垂直板12A,12Aと2枚の垂直板12A,
12A間に固定された複数枚のリブ12Bと垂直
板12A,12Aの回りに固定された支持帯12
Cとから構成されている。
本管1の外面には、本管側固定部材12が固定さ
れている。本管側固定部材12は、2枚のリング
状垂直板12A,12Aと2枚の垂直板12A,
12A間に固定された複数枚のリブ12Bと垂直
板12A,12Aの回りに固定された支持帯12
Cとから構成されている。
本管側固定部材12の外面には、ポリプロピレ
ンまたはベークライト製の支持材13が巻き付け
られている。支持材13の外面には、その周方向
に間隔をあけて複数個の突条13Aが形成されて
いる。支持材13の外径、即ち、相対する突条1
3Aの上面間の距離は、外管2の内径より小さ
い。本管1の外面において、中間固定部以外の外
面には、保温材10が取り付けられている。
ンまたはベークライト製の支持材13が巻き付け
られている。支持材13の外面には、その周方向
に間隔をあけて複数個の突条13Aが形成されて
いる。支持材13の外径、即ち、相対する突条1
3Aの上面間の距離は、外管2の内径より小さ
い。本管1の外面において、中間固定部以外の外
面には、保温材10が取り付けられている。
1対の外管側固定部材11,11′の各々と本
管側固定部材12との間には、四フツ化エチレン
等の耐圧縮性および電気絶縁性に優れた材料でで
きた絶縁シート14が介在されている。
管側固定部材12との間には、四フツ化エチレン
等の耐圧縮性および電気絶縁性に優れた材料でで
きた絶縁シート14が介在されている。
このように構成されている、この考案の一実施
態様の中間固定構造においては、本管側固定部材
12が外管側固定部材11,11′によつて固定
されるので、本管1を外管2との相対変位がなく
なることは勿論、外管側固定部材11,11′の
各々と本管側固定部材12との間に電気絶縁性に
優れた絶縁シート14が介在され、しかも、本管
1は、電気絶縁性に優れた支持材13を介して外
管2の内面に載置されるので、本管1と外管2と
は電気的に完全に絶縁される。
態様の中間固定構造においては、本管側固定部材
12が外管側固定部材11,11′によつて固定
されるので、本管1を外管2との相対変位がなく
なることは勿論、外管側固定部材11,11′の
各々と本管側固定部材12との間に電気絶縁性に
優れた絶縁シート14が介在され、しかも、本管
1は、電気絶縁性に優れた支持材13を介して外
管2の内面に載置されるので、本管1と外管2と
は電気的に完全に絶縁される。
以上説明したように、この考案によれば、本管
側固定部材に耐熱性、耐圧縮性および絶縁性に優
れた支持材が取り付けられているので、従来の中
間固定構造の利点はそのまま有し、構造が簡単で
且つ組み立てが容易に行なえるといつた有用な効
果がもたらされる。
側固定部材に耐熱性、耐圧縮性および絶縁性に優
れた支持材が取り付けられているので、従来の中
間固定構造の利点はそのまま有し、構造が簡単で
且つ組み立てが容易に行なえるといつた有用な効
果がもたらされる。
第1図は、この考案の一実施態様の中間固定構
造を示す断面図、第2図は、第1図のA−A線断
面図、第3図は、第1図のB−B線断面図、第4
図は、従来の中間固定構造を示す断面図、第5図
は、第4図のA−A線断面図、第6図は、第4図
のB−B線断面図である。 図面において、1……本管、2……外管、3,
3′……外管側固定部材、4,4′……断熱材、
5,5′,6,6′……絶縁シート、7,7′……
支持帯、8,8′……支持材、9……本管側固定
部材、10……保温材、11,11′……外管側
固定部材、12……本管側固定部材、13……支
持材、14……絶縁シート。
造を示す断面図、第2図は、第1図のA−A線断
面図、第3図は、第1図のB−B線断面図、第4
図は、従来の中間固定構造を示す断面図、第5図
は、第4図のA−A線断面図、第6図は、第4図
のB−B線断面図である。 図面において、1……本管、2……外管、3,
3′……外管側固定部材、4,4′……断熱材、
5,5′,6,6′……絶縁シート、7,7′……
支持帯、8,8′……支持材、9……本管側固定
部材、10……保温材、11,11′……外管側
固定部材、12……本管側固定部材、13……支
持材、14……絶縁シート。
Claims (1)
- 熱流体が流れる本管と、前記本管の回りに配さ
れる外管との中間固定構造において、前記外管の
内面に、前記外管の軸方向に間隔をあけて固定さ
れた1対の外管側固定部材と、前記1対の外管側
固定部材間において、前記本管の外面に固定され
た本管側固定部材と、前記本管側固定部材の外面
に巻き付けられた電気絶縁材料製の支持材と、前
記1対の外管側固定部材の各々と前記本管側固定
部材との間に介在された電気絶縁材料製の絶縁シ
ートとからなつており、前記支持材の外面には、
その周方向に間隔をあけて複数個の突条が形成さ
れ、前記支持材の外径は、前記外管の内径より小
さく、そして、前記1対の外管側固定部材と前記
本管との間には、間隔が形成されていることを特
徴とする、埋設熱供給二重管の中間固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324886U JPH0317120Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324886U JPH0317120Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126695U JPS62126695U (ja) | 1987-08-11 |
JPH0317120Y2 true JPH0317120Y2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=30802128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1324886U Expired JPH0317120Y2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0317120Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP1324886U patent/JPH0317120Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126695U (ja) | 1987-08-11 |
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