JPH03169857A - イミド化合物とその酸付加塩、その製造法およびそれを有効成分とする植物生長調節剤 - Google Patents

イミド化合物とその酸付加塩、その製造法およびそれを有効成分とする植物生長調節剤

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JPH03169857A
JPH03169857A JP2224056A JP22405690A JPH03169857A JP H03169857 A JPH03169857 A JP H03169857A JP 2224056 A JP2224056 A JP 2224056A JP 22405690 A JP22405690 A JP 22405690A JP H03169857 A JPH03169857 A JP H03169857A
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lower alkyl
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alkyl group
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JP2224056A
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Akio Manabe
明夫 真鍋
Masato Mizutani
理人 水谷
Naonori Hirata
直則 平田
Sachiko Kamiyokote
上横手 佐知子
Kazuo Izumi
和夫 泉
Kenji Arai
健二 新井
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は植物生長調節剤に関するものである。
さらに詳しくは、植物中の内因性エチレン含有量を低下
させる作用を利用した植物生長調節剤に関するものであ
る。
〈従来の技術および解決すべき課題〉 植物体内で形成されるエチレンは、植物の老化を促進す
ることが知られている。
老化を抑制することができれば、例えば切花、鉢植え花
の寿命の延長、野菜や果樹の花および果実の落下防止、
果実の熟期調節ひいては収穫量の増大という様々なこと
が可能となる。
そこで植物中の内因性エチレン含有量を低下させる化合
物を開発し、植物生長調節剤として利用することが待ち
望まれている。
3.発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なイミド化合物、およびその酸付加塩、そ
の製造法およびそれを有効成分とする植物生長調節剤に
関するものである。さらに詳しくは、植物中の内因性エ
チレン含有量を低下させる作用を利用した植物生長調節
剤に関するものである。
〈従米の技術および解決すべき課題〉 植物体内で形成されるエチレンは、植物の老化を促進す
ることが知られている。
老化を抑制することができれば、例えば切花、鉢植え花
の寿命の延長、野菜や果樹の花および果実の落下防止、
果実の熟期調節ひいては収穫量の増大という様々なこと
が可能となる。
そこで植物中の内因性エチレン含有量を低下させる化合
物を開発し、植物生長調節剤として利用することが待ち
望まれている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結
果、一般式(I) υ (式中、RlおよびR!は同一または相異なり、水素原
子、ハロゲン原子、低級アルキル基を表わすか、または
R1とR宜が結合して炭素原子3〜5個のアルキレン基
を表わし、R8は水素原子または低級アルキル基を表わ
し、R4はシアノ基、弐COOR’で示される基、弐C
H!COOR’で示される基または弐CONR@R?で
示される基を表わす。ここでR1は水素原子または低級
アルキル基を表わし、R●およびR7は同一または相異
なり、水素原子、低級アルキル基またはR@とR7が結
合してメチル基で置換されてもよい炭素原子3〜5個の
アルキレン基を表わす。〕 で示されるイミド化合物とその酸付加塩(以下、本発明
化合物と記す。)が植物生長調節剤の有効戒分として用
い得ることを見い出し、本発明に至った。
本発明化合物において、R!およびR!の低級アルキル
基としては、炭素原子l〜3個の低級アルキル基等が、
R3の低級アルキル基としては、炭素原子1〜3個の低
級アルキル基等が、R昏の低級アルキル基としては、炭
素原子1〜6個の低級アルキル基が、R1およびR7の
低級アルキル基しては、炭素原子1〜4個の低級アルキ
ル基等が挙げられ、RlおよびR2のハロゲン原子とし
ては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等
が挙げられる。
また、該化合物のうち、Rsが水素原子である塩合の酸
付加塩としては、例えば、ナトリウム、カリウムなどの
ような金属塩、アンモニア、アミンなどのようなアミン
塩等が挙げられる。
本発明化合物のうちで好ましい化合物としては、RIお
よびR′と同一または相異なり、水素原子、フッ素原子
、塩素原子、炭素原子1〜3個の低級アルキル基を表わ
すか、またはRl とR″が結合して炭素原子3〜5個
のアルキレン基を表わし、R1は水素原子または炭素原
子1〜3個の低級アルキル基を表わし、R4はシアノ基
、弐COOR6で示される基または弐CH,COOR’
で 示される基を表わす。ここでRl′は水素原子また
は炭素原子1〜4個の低級アルキル基を表わすイミド化
合物とその酸付加塩を挙げられる。より好ましい化合物
としては、RlおよびR′は同一または相異なり、水素
原子、塩素原子、メチル基を表すか、またはR1とRt
が結合して炭素原子4個のアルキレン基を表わし、R3
は水素原子またはメチル基を表わし、R4はシアノ基、
弐〇〇OR’で示される基または弐CH!COOR’で
示される基を表わす。ここでRlは水素原子または炭素
原子l〜4個の低級アルキル基を表わすイミド化合物と
その酸付加塩を挙げることができる。
さらに好ましくは、RlおよびR1は同一または相異な
り、水素原子、塩素原子、メチル基を表わすか、または
Rl とR2が結合して炭素原子4個のアルキレン基を
表わし、R3は水素原子またはメチル基を表わし、R4
はシアノ基、弐COOR’で示される基を表わす。ここ
でRSは水素原子または炭素原子1〜2個の低級アルキ
ル基を表わすイミド化合物とその酸付加塩を挙げられる
。最も好ましい化合物としては、RlおよびR!は同一
または相異なり、塩素原子、メチル基を表わすか、Rs
は水素原子またはメチル基を表わし、R4はシアノ基、
弐COOR’で示される基を表わす。ここでR6は水素
原子またはメチル基を表わすイミド化合物とその酸付加
塩を挙げることができる。
本発明化合物は下記のようにして製造することができる
即ち、一般式(It) 0 υ 〔式中、R1およびR霊は前記と同じ意味を表わす。〕 で示される酸無水物と一般式(III)R3 〔式中、R!およびR4は前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるヒドロキシルアミン誘導体とを必要に応じ反
応助剤の存在下に反応させることにより、本発明化合物
を得ることができる。
該反応に用いられる反応助剤としては、例えば酢酸ナト
リウム、4−(ジメチルアミノ)ビリジン、無水酢酸等
が挙げられる。
反応温度は通常0〜2 0 0 ’C、反応時間は通常
0.1〜24時間であり、反応に供せられる試剤の量は
、一般式(IF)で示される酸無水物1モルに対して、
通常、一般式(I)で示されるヒドロキシルアミン誘導
体は1−1.2モル、反応助剤は0.001〜5モルの
割合である。
該反応を行うに際し、反応溶媒は必ずしも必要ではない
が、一般にはクロロホルム、1.2−ジクロ口エタン等
の溶媒が用いられる。
反応終了後は抽出、濃縮、ろ過、中和、脱塩等の通常の
後処理を行ない、必要に応じ、カラムクロマトグラフィ
ー、再結晶等の操作に付することにより、目的の本発明
化合物を得ることができる。尚、本発明化合物を製造す
る場合の一方の原料化合物である一般式(IF)で示さ
れる酸無水物は、市販のものを用いるか、または対応す
るジカルボン酸から常法に従って製造される。もう一方
の原料化合物である一般式(I[)で示されるヒドロキ
シルアミン誘導体は、市販のものを用いるか、またはB
ull. Soc. Chim. France, 8
34(1976)に記載の方法等により製造される。
また、本発明化合物は一般式〔■〕 0 U 〔式中、R’およびR′は前記と同じ意味を表わす。〕 で示されるN−ヒドロキシイミド化合物と一般式(V) R3 〔式中、Lはハロゲン原子、メタンスルホニル才キシ基
またはトシル才キシ基を表わし、R2およびR4は前記
と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物とを、必要に応じて反応助剤の存在下
に反応させることによって製造することもできる。
該反応において用いられる反応助剤としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、トリ
エチルアミン等の塩基が挙げられる。
反応時間は通常0〜200″c1反応時間は通常0.1
〜24時間であり、反応に供せられる試剤の量は、一般
式(IV)で示されるN−ヒドロ牛シイミド化合物1モ
ルに対して、通常、一般式(V)で示される化合物はl
−1.5モル、反応助剤は1〜2モルの割合である。
該反応を行うに際し、反応溶媒は必ずしも必要ではない
が、一般にはDMF,DMSO,水、それらの混合溶媒
等の溶媒が用いられる。
反応終了後は抽出、濃縮、ろ過、中和、脱塩等の通常の
後処理を行ない、必要に応じ、カラムクロマトグラフィ
ー、再結晶等の操作に付することにより、目的の本発明
化合物を得ることができる。尚、本発明化合物を製造す
る場合の一方の原料化合物である一般式(IV)で示さ
れるN−ヒドロキシイミド化合物は、市販のものを用い
るか、または対応する酸無水物から常法に従って製造さ
れる。
さらに、そのようにして得られた一般式CI)で示され
るイミド化合物を常法により類縁体に導く(例えばt−
ブチルエステルのトリフルオロ酢酸を用いた加水分解、
カルボン酸の金属塩化や酸アミド化)こともできる。
このような製造法によって得られる本発明化合物のいく
つかを第1表に示す。
第 ! 表 本発明化合物は、内因性エチレン量を低下させることか
ら、切花、鉢植え花の寿命の延長、野菜や果樹の花およ
び果実の落下防止、果実の熟期調節ひいては収穫量の増
大といった様々な目的で、植物生長調節剤の有効成分に
利用される。
以下、切花の保存用としての用途を例に挙げてさらに詳
細に説明する。
本発明を利用する切花の保存方法は、例えば切花の切口
を該フタルイミド誘導体の水溶液に浸漬するだけでよく
、特別な処理を何ら必要としないので誰でも容易に実施
することができる。
該保存方法の代表的な例としては、上記の水溶液に浸漬
したままで鮮度を保持する方法と一定時間浸漬すること
によりその後の鮮度を保持する方法とが挙げられる。前
者としては例えば店舗においてバケツ等の容器に切花を
差して販売する場合や、家庭や展覧会等で花器に切花を
生けておく場合のような所謂後処理があり、後者として
は例えば花の収穫後に生産者が一定時間、例えば4、1
2または24時間薬剤処理を行い、その後出荷する所謂
前処理がある。このように本発明は多くの場面で利用で
きる。
本発明化合物の該水容液中の濃度は、対象となる花の種
類等様々の条件によって変化し、一概に規定できないが
、一般には、約1〜2000 ppm,好ましくは後処
理の場合約2〜1000ppm ,前処理の場合約20
′〜2000ppmで、より好ましくは後処理の場合約
6〜600ppm,前処理の場合約20〜2000pp
m(4時間処理)または約20〜600ppm ( 2
 4時間処理)である。
本発明化合物を切花保存剤として用いる場合、通常水溶
液の形態で用いる。該水溶液中には、適当な界面活性剤
やエタノール等の極性溶媒を含有させることもできる。
界面活性剤の具体例としては、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ベタイン型、ラウリン硫
酸ナトリウム、ナフタレンホルムアルデヒド縮合物、ボ
リオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ボリオキ
シエチレンスチリルエーテル、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ボリ才キシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クボリマー、シヨ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
使用される界面活性剤の濃度は、界面活性剤の種類、植
物の種類、製剤型、処理時間および処理方法等の様々な
条件によって変化し、一概に規定できないが、一般には
後処理の場合約3〜toooppm、前処理の濃度約3
〜300ppmである。
該水溶液には、従来から使用されてきた窒素、リン酸、
カリウム、シヨ糖等の栄養源、鉄、亜鉛、マンガン、銅
、ホウ素等の微量栄養素分、B一ナイン、ペンジルアデ
ニン等の植物生長調節物質等を混合することもできる。
尚、対象となる花としては、例えばカーネーション(D
ianthus caryophyllus L.)、
スイトビー(Lathyrus odoratus L
.)、スカシュリ(Lilium el6gans T
unb.)、洋種トリカブト(Aconitum na
pellus)、ヤナギトウワタ(Asclepias
 tuberosa L.)、ハナトラノオ(Phys
ostegia virginiana)、デルフィニ
ウム(Delphinium ajacis L.) 
、ハナアオイ(Lavatera trimestri
s L.)、カンパ−ユラ(Campanula n+
edium L.,C.glomerata L..C
.persicifoliaL.)、ケマンソウ(Di
centra spectabilis DC)、ベロ
ニカ(Veronica L.) 、−L−フォルビア
 フルゲンス(Euphortiia fulgens
) 、アストロメリア(Alstromeriax h
ybrid )、フリージア(Freesiaxhyb
rida L.H.Bailey )、ヒゲナデシコ(
Dianthusbabatus L.) 、キンギョ
ソウ(Antirrhium majusL.)、マツ
ムシソウ(Scabiosa causasica)、
ストック(Matthiola incara R.B
r) 、カスミソウCG”1psophila pan
iculata L.)、ブーゲンビリア(Bouga
invillea Comm.)、ゼラニウム(Pel
argoniumX hortorum L.H.Ba
iley)、カルセオラリア(Calceolaria
xhybrida Hort) 、洋らん(Cattl
eyax hybrida, Cymbidiumx 
hybrida, PaphiopedilumX h
ybrida,Dendrobium Swartz.
  Palaonopsis X hybrida,O
ncidium Swartx) 、ブバルディア(B
ouvardia Salisd)、スターチス(Li
monium Mill) ,グロリオサ(Glori
osa L.) 、コスモス(Cosmos Cav.
) 、リシアンサス(Eustoma russell
ianum G. Don) 、ダリア(Dahlia
xcultorum Thorsert et Rei
s)、ホクシ+ (Fuchsia L.)、サンタン
カ([xora Chinensis Lam.)等が
挙げられるが、これらの花に限定されるものではない。
〈実施例〉 以下、本発明を製造例および試験例にてさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるもので
はない。
製造例l 2.3−ジメチルマイレン酸無水物0. 65gを12
−ジクロロエタン20−に溶かし、これに酢酸ナトリウ
ム0.50g ,メトキシ力ルポニルメトキシアミン塩
酸塩0. 85gおよび4−(ジメチルアミノ)ビリジ
ン0. 74 gを加え、3時間加熱還流した。冷却後
5%塩酸水を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム溶液を重曹水、次いで食塩水で洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、溶媒を留去してN−(メトキシ
力ルポニルメトキシ)−2.3−ジメチルマレイミド〔
本発明化合物(1)) 1.06gを得た。
性状 白色結晶 融点 89℃ ’H−NMR (CDC I..TMS)δ (PPI
II)  1.98(s,  6H).  3.76(
s,  3H),4.64(s.2H) 製造例2 N−ヒドロキシ−2,3−ジメチルマレイミド1.08
gをDMF5−に溶かし、水冷下、水酸化ナトリウム0
.34gを水1 mlに溶かした溶液を加えた。さらに
氷冷下、ブロモ酢酸t−ブチル1.57gを滴下し、同
温で1.5時間攪拌した。生じた結晶をろ取し、冷水で
洗浄、さらに冷ジイソプロビルエーテルで洗浄後乾燥し
て、N−(t−ブトキシカルボニルメトキシ)−2.3
−ジメチルマレイミド(本発明化合物(2)) 0.9
0gを得た。
性状 白色結晶 融点 95゜C IH−NMR (CDC 1 .,TMS)δ (pp
n+)  1.47 (s .  9 H).  1.
94 (s .  6 H).4.52(s.2H) 製造例3 N−(カルボキシメトキシ)−2.3−ジメチルマレイ
ミド(本発明化合物(4)) 500■のテトラヒドロ
フラン2〇一溶液に室温で60%油性水素化ナトリウム
100■を加えた。そのまま30分間攪拌し、反応終了
後、減圧下溶媒を留去した。残渣にヘキサン50−を加
え、攪拌した。沈澱をろ別し、減圧下乾燥しN−(カル
ボキシメトキシ)一2.3−ジメチルマレイミド ナト
リウム塩(本発明化合物(5))540■を得た。
性状 白色結晶 融点 280″C(分解)’H−NM
R (D! O,外部標準TMS)δ (PPm) 1
.90(s,  6H). 4.45(s.  2H)
製造例4 N−(t−ブトキシカルボニルメトキシ)マレイミド(
本発明化合物(2)) 5.58gを無水塩化メチレン
20−に溶かし、トリフルオロ酢酸5. 0gt−滴下
した。室温で2日間攪拌した後、減圧下溶媒を留去して
N−(カルボキシメトキシ)マレイミド(本発明化合物
(4)) 4.3gを得た。
性状 白色結晶 融点 118℃ ’H−NMR (CDC I .,TMS)δ (pp
m) 2.01(s,  6H). 4.71(s. 
 2H)9.22(s ,  I H) 製造例1〜4に準じて第2表に示した本発明化合物を製
造することができる。
次に製剤例を示す。なお、本発明化合物は第2表の化合
物番号で示す。部は重量部である。
製剤例1 本発明化合物(1) − (10) 、5 0部、ラウ
リル硫酸ナトリウム5部および合成含水酸化珪素45部
をよく粉砕混合して永和剤を得る。
製剤例2 本発明化合物(3)、2部、合成含水酸化珪素1部、ラ
ウリル硫酸ナトリウム2部、ベントナイト30部および
カオリンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加えてよ
く練り合わせた後、造粒乾燥して粒剤を得る。
製剤例4 本発明化合物(9)、25部、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート3部、CMCs部、水69部を混
合し、粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕して懸
濁剤を得る。
製剤例5 本発明化合物(5)、lO部、ポリオキシエチレンスチ
リルフエニルエーテル1部、水89部を混合し、液剤を
得る。
次に試験例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。尚
、以下の試験例において、供試化合物は第2表の化合物
番号で表わした。
試験例1 エチレン生戒の抑制試験 1mMのインドール酢酸および供試化合物を含む0.5
−の50milリン酸カリ緩衝溶液(pH6.8)を入
れたスクリュービンに、播種後6日目のケッルアズキ下
胚軸切片( 1 0 mm)をlO本加えた。シリコン
栓で密封し、30℃暗黒下で4時間培養後、形或された
エチレン量をガスクロマトグラフィーで検出した。
結果を無処理区に対するエチレン生成阻害率(%)とし
て第3表に示す。
第 3 表 試験例2 カーネーションの鮮度の保持試験2%のシヨ
糖を含む各濃度の供試化合物の水溶液に、カーネーショ
ン(品種:ノラ)を3本ずつ生けて25℃のグロースル
ームに保存した。処理後7日目に各花の鮮度を観察した
鮮度は以下の評価基準に従って判定した。
A:鮮度 B:萎凋開始 C:萎凋・退色進行 D=枯死 結果を第4表に示す。
第 4 表 〈発明の効果〉 一般式(I)で示されるイミド化合物とその酸付加塩は
、植物体内のエチレン生成を抑制し、薬害を生じること
なく切花の鮮度保持等各種の用途の植物生長調節剤の有
効成分として有用である。
手続補正書(自発) l. 2. 3。
4. 事件の表示 平成2年特許願第224056号 発明の名称 イミド化合物とその酸付加塩、その製造法およびそれを
有効成分とする植物生長調節剤補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所  大阪市中央区北浜四丁目5番33号名称  (
209)住友化学工業株式会社代表者  森  英 雄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1およびR^2は同一または相異なり、水
    素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基を表わすか、ま
    たはR^1とR^2が結合して炭素原子3〜5個のアル
    キレン基を表わし、R^2は水素原子または低級アルキ
    ル基を表わし、R^4はシアノ基、式COOR^5で示
    される基、式CH_2COOR^5で示される基または
    式CONR^6R^7で示される基を表わす。ここでR
    ^5は水素原子または低級アルキル基を表わし、R^6
    およびR^7は同一または相異なり、水素原子、低級ア
    ルキル基またはR^6とR^7が結合してメチル基で置
    換されてもよい炭素原子3〜5個のアルキレン基を表わ
    す。〕 で示されるイミド化合物とその酸付加塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1およびR^2は同一または相異なり、水
    素原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を表わすか
    、もしくはR^1とR^2とが結合して炭素原子3〜5
    個のアルキレン基を表わす。〕 で示される酸無水物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^3は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、R^4はシアル基、式COOR^5で示される基、
    式CH_2COOR^6で示される基または式CONR
    ^6R^7で示される基を表わす。ここでR^5は水素
    原子または低級アルキル基を表わし、R^6およびR^
    7は同一または相異なり、水素原子、低級アルキル基ま
    たはR^6とR^7が結合してメチル基で置換されても
    よい炭素原子3〜5個のアルキレン基を表わす。 で示されるヒドロキシルアミン誘導体とを反応させるこ
    とを特徴とする請求項(1)記載のイミド化合物とその
    酸付加塩の製造法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1およびR^2は同一または相異なり、水
    素原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を表わすか
    、もしくはR^1とR^2とが結合して炭素原子3〜5
    個のアルキレン基を表わす。〕 で示されるN−ヒドロキシイミド化合物と一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼ 〔式中、Lはハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基
    、またはトシルオキシ基を表わし、R^3は水素原子ま
    たは低級アルキル基を表わし、R^4はシアノ基、式C
    OOR^5で示される基、式CH_2COOR^5で示
    される基または式CONR^6R^7で示される基を表
    わす。ここでR^5は水素原子または低級アルキル基を
    表わし、R^6およびR^7は同一または相異なり、水
    素原子、低級アルキル基またはR^6とR^7が結合し
    てメチル基で置換されてもよい炭素原子3〜5個のアル
    キレン基を表わす。〕 で示される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項(1)記載のイミド化合物とその酸付加塩の製造法。
  4. (4)請求項(1)記載のイミド化合物とその酸付加塩
    を有効成分として含有することを特徴とする植物生長調
    節剤。
JP2224056A 1989-08-25 1990-08-23 イミド化合物とその酸付加塩、その製造法およびそれを有効成分とする植物生長調節剤 Pending JPH03169857A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189475A (ja) * 2006-05-15 2013-09-26 Rohm & Haas Co 作物植物と組成物との接触

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013189475A (ja) * 2006-05-15 2013-09-26 Rohm & Haas Co 作物植物と組成物との接触

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