JPH03168254A - 油性ボールペン用インキ組成物 - Google Patents
油性ボールペン用インキ組成物Info
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- JPH03168254A JPH03168254A JP1307489A JP30748989A JPH03168254A JP H03168254 A JPH03168254 A JP H03168254A JP 1307489 A JP1307489 A JP 1307489A JP 30748989 A JP30748989 A JP 30748989A JP H03168254 A JPH03168254 A JP H03168254A
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Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はボールペンインキ組成物、さらに詳しく言えば
、書き出し時のインキの出がスムースで、滑らかな運筆
感が得られる油性ボールペンインキ組成物に関するもの
である。
、書き出し時のインキの出がスムースで、滑らかな運筆
感が得られる油性ボールペンインキ組成物に関するもの
である。
(従来の技術)
通常、油性ボールペンインキ組成物には、書き出しのイ
ンキの出をスムースにし、滑らかな運筆感を得るために
、着色剤、有機溶剤、樹脂などを含有して成るインキ組
成物にオレイン酸が配合されている。しかしながら、こ
の才レイン酸は銅や銅合金を腐食する性質を有するため
、ボールペンに使用され゜Cいるチップがそれらから作
られている場合、ボールペンの保存寿命を著しく短くす
るという欠点を有している。
ンキの出をスムースにし、滑らかな運筆感を得るために
、着色剤、有機溶剤、樹脂などを含有して成るインキ組
成物にオレイン酸が配合されている。しかしながら、こ
の才レイン酸は銅や銅合金を腐食する性質を有するため
、ボールペンに使用され゜Cいるチップがそれらから作
られている場合、ボールペンの保存寿命を著しく短くす
るという欠点を有している。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、この様な欠点を改良し、初筆感や書味に
優れ、かつボールペンの経時劣化が少ない油性ボールペ
ンインキ組成物を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、前
記オレイン酸の代りに平均分子量が1000〜3000
のボリプロビレングリコールを用いることによりその目
的を達成しうることを見い出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は着色剤、
有機溶剤及び樹脂を含有して成るインキ組成物に、更に
平均分子量が1 000〜3000のボリプロビレング
リコールを含有させたことを特徴とするボールペンイン
キ組成物を提供するものである。
優れ、かつボールペンの経時劣化が少ない油性ボールペ
ンインキ組成物を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、前
記オレイン酸の代りに平均分子量が1000〜3000
のボリプロビレングリコールを用いることによりその目
的を達成しうることを見い出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明は着色剤、
有機溶剤及び樹脂を含有して成るインキ組成物に、更に
平均分子量が1 000〜3000のボリプロビレング
リコールを含有させたことを特徴とするボールペンイン
キ組成物を提供するものである。
本発明組成物において用いられる着色剤としては、通常
の油性ボールペンインキ組成物に慣用されている着色剤
、例えばバリーファーストブラック#1805 (オリ
エント化学社製、登録商標名)バリーファーストバイオ
レット#1701 (オリエント化学社製、登録商標
名),スビロンオレンジGRH、スビロンレッドB E
H, スダンブルー■ベースなどの油溶性染料、オ
ーラミン、ローダミン、メチルバイオレット、マラカイ
トグリーン、クリスタルバイオレット、ビクトリアブル
ーBOHなどの塩基性染料の遊離塩基が挙げられる.こ
れらの着色剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、また2
種以上混合して用いてもよく、その配合量は組成物全重
量に基づき10〜50重量%の範囲であることが好まし
い. 本発明組成物における有機溶剤は、通常の油性ボールペ
ンインキ組成物に用いられている溶剤、すなわち、前記
の着色剤を溶解し、かつ比較的高沸点であるものが使用
される。このようなものとしては、例えばベンジルアル
コール、フエノキシエタノール、カービトール類、セロ
ソルブ類などが挙げられる。これらは単独で用いてもよ
いし、2種以上混合して用いてもよく、その配合量は組
成物全量に基づき20〜70重量%の範囲であることが
好ましい。
の油性ボールペンインキ組成物に慣用されている着色剤
、例えばバリーファーストブラック#1805 (オリ
エント化学社製、登録商標名)バリーファーストバイオ
レット#1701 (オリエント化学社製、登録商標
名),スビロンオレンジGRH、スビロンレッドB E
H, スダンブルー■ベースなどの油溶性染料、オ
ーラミン、ローダミン、メチルバイオレット、マラカイ
トグリーン、クリスタルバイオレット、ビクトリアブル
ーBOHなどの塩基性染料の遊離塩基が挙げられる.こ
れらの着色剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、また2
種以上混合して用いてもよく、その配合量は組成物全重
量に基づき10〜50重量%の範囲であることが好まし
い. 本発明組成物における有機溶剤は、通常の油性ボールペ
ンインキ組成物に用いられている溶剤、すなわち、前記
の着色剤を溶解し、かつ比較的高沸点であるものが使用
される。このようなものとしては、例えばベンジルアル
コール、フエノキシエタノール、カービトール類、セロ
ソルブ類などが挙げられる。これらは単独で用いてもよ
いし、2種以上混合して用いてもよく、その配合量は組
成物全量に基づき20〜70重量%の範囲であることが
好ましい。
本発明に用いられる樹脂は、組戊物を高粘度に調整する
ためのものであって、通常の油性ボールペンインキ組或
物に慣用されている樹脂、例えばケトン樹脂、ポリビニ
ルビロリドンなどが用いられる。これらの樹脂は単独で
用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよく、また
、配合量は組成物全量に基づき5〜30重量%の範囲で
好ましく用いられる。
ためのものであって、通常の油性ボールペンインキ組或
物に慣用されている樹脂、例えばケトン樹脂、ポリビニ
ルビロリドンなどが用いられる。これらの樹脂は単独で
用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよく、また
、配合量は組成物全量に基づき5〜30重量%の範囲で
好ましく用いられる。
(作用効果)
油性ボールペンの初筆、すなわち、書き出し時のインキ
の出をスムースに保つためには、チップのボール周辺部
のインキの乾燥を防止しなければならない。平均分子量
が1 000以上のポリプロピレングリコールは沸点が
高く、蒸気圧も低いから油性ボールペンインキに添加し
た場合インキ全体の乾燥速度が低下し、しかもポリプロ
ピレングリコールはインキの溶剤に充分に溶解せず一部
がインキ表面に析出するので、ボリプロビレングリコー
ルを添加したインキは、油性ボールペンチップのボール
周辺部からの乾燥を防止できる。
の出をスムースに保つためには、チップのボール周辺部
のインキの乾燥を防止しなければならない。平均分子量
が1 000以上のポリプロピレングリコールは沸点が
高く、蒸気圧も低いから油性ボールペンインキに添加し
た場合インキ全体の乾燥速度が低下し、しかもポリプロ
ピレングリコールはインキの溶剤に充分に溶解せず一部
がインキ表面に析出するので、ボリプロビレングリコー
ルを添加したインキは、油性ボールペンチップのボール
周辺部からの乾燥を防止できる。
更に、ポリブロビレングリコールはボールとボール受座
との摩擦係数を低減させるので、ポリプロピレングリコ
ールを添加したインキを用いたボールペンは滑らかな運
筆感を得ることができる。
との摩擦係数を低減させるので、ポリプロピレングリコ
ールを添加したインキを用いたボールペンは滑らかな運
筆感を得ることができる。
しかし、平均分子量が3000を越えるポリプロピレン
グリコールでは、油性ボールペンインキの染料との相溶
性が悪くなり,経時的に染料を析出し、筆記性を劣化さ
せるので好ましくない。
グリコールでは、油性ボールペンインキの染料との相溶
性が悪くなり,経時的に染料を析出し、筆記性を劣化さ
せるので好ましくない。
また、平均分子量が1000未満のポリプロピレングリ
コールは吸湿性が強いので、これを添加したインキは空
気中の水分を吸湿し、非水溶性の塾封2錫晴的に析出さ
廿ろので、油性ボールペンインキに用いてはならない。
コールは吸湿性が強いので、これを添加したインキは空
気中の水分を吸湿し、非水溶性の塾封2錫晴的に析出さ
廿ろので、油性ボールペンインキに用いてはならない。
本発明における前記の平均分子量が1000〜3000
のポリプロピレングリコールの配合量は、組成物全量に
基づき1,0〜20.0重量%、好ましくは2. 0
〜15.0重量%である。この量が1. 0%未満で
は本発明の効果が得られず、また20重量%を越えると
油性ボールペンインキ組成物として他の性質が損なわれ
る。
のポリプロピレングリコールの配合量は、組成物全量に
基づき1,0〜20.0重量%、好ましくは2. 0
〜15.0重量%である。この量が1. 0%未満で
は本発明の効果が得られず、また20重量%を越えると
油性ボールペンインキ組成物として他の性質が損なわれ
る。
スで、滑らかな運筆感を与え、その上従来のものに比べ
て経時劣化が少ない。
て経時劣化が少ない。
(実施例)
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。尚
、書き出し時のかすれ長さの測定及び強制劣化試験は次
のようにして行なった。また用いたボールペンは、ボリ
ブロビレンチューブ、リン青銅チップ(ボールは超硬合
金タングステンカーバイトで、直径0.7mmである)
を有するものである− − を 、 ) 捨て書き後、室温に24時間放置したのち、荷重1 0
0g、筆記速度4.5m/分で直線書きし、その時のか
すれ長さを測定した。
、書き出し時のかすれ長さの測定及び強制劣化試験は次
のようにして行なった。また用いたボールペンは、ボリ
ブロビレンチューブ、リン青銅チップ(ボールは超硬合
金タングステンカーバイトで、直径0.7mmである)
を有するものである− − を 、 ) 捨て書き後、室温に24時間放置したのち、荷重1 0
0g、筆記速度4.5m/分で直線書きし、その時のか
すれ長さを測定した。
1鮭監立ぷ(
50℃90%RHの恒温恒湿槽内に所定時間放置後、室
温まで放冷し、手書き螺旋筆記して筆記性を調べた。
温まで放冷し、手書き螺旋筆記して筆記性を調べた。
笈血レ
バリーファーストブラック#1805 2 0重
量部(オリエント化学製、登録商標名) バリーファーストバイオレット#1701 1 5
//(オリエント化学製、登録商標名) ベンジルアルコール 6 〃フェノキ
シエタノール 34 〃ポリプロピレング
リコール 92000 10 nハイラック #1
11 15 ))(日立化成製、
登録商品名、ケトン樹脂〉PVP K−90
0. 17/(BASF製、ポリビニ
ルビロリドン)上述の油性ボールペンインキ組成物を調
製し、書き出し時のかすれ長さ及び強制劣化試験を行な
った。その結果、書き出し時のかすれ長さは3mm以下
ときわめて短く良好であり、強制劣化試験については、
90日間後でも筆記可能であった。
量部(オリエント化学製、登録商標名) バリーファーストバイオレット#1701 1 5
//(オリエント化学製、登録商標名) ベンジルアルコール 6 〃フェノキ
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11 15 ))(日立化成製、
登録商品名、ケトン樹脂〉PVP K−90
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ルビロリドン)上述の油性ボールペンインキ組成物を調
製し、書き出し時のかすれ長さ及び強制劣化試験を行な
った。その結果、書き出し時のかすれ長さは3mm以下
ときわめて短く良好であり、強制劣化試験については、
90日間後でも筆記可能であった。
忠較立
実施例におけるポリプロピレングリコールの代き出し時
のかすれ長さの測定及び強制劣化試験を行なった。その
結果、書き出し時のかすれ長さは4 m m以下と実施
例とほぼ同じであるが、強制劣化試験については、40
日間後に筆記不能となり、実施例に比べてはるかに経時
劣化が大きかった。
のかすれ長さの測定及び強制劣化試験を行なった。その
結果、書き出し時のかすれ長さは4 m m以下と実施
例とほぼ同じであるが、強制劣化試験については、40
日間後に筆記不能となり、実施例に比べてはるかに経時
劣化が大きかった。
また実施例、比較例のインキを用いたボールペンに関し
、20名のブラインドテストを行い書味の優劣を問うた
ところ、18名が実施例のインキを優れるとした。
、20名のブラインドテストを行い書味の優劣を問うた
ところ、18名が実施例のインキを優れるとした。
以上述べたごとく、本発明にある平均分子量が1000
〜3000のボリプロビレングリコールをl. O〜
20.0重量%を添加した、油性ボールペンインキ組成
物を用いたボールペンは、書き出し時のインキの出がス
ムースで、滑らかな運筆感が得られ、しかも経時劣化し
にくい、新規な性能を提供するものである。
〜3000のボリプロビレングリコールをl. O〜
20.0重量%を添加した、油性ボールペンインキ組成
物を用いたボールペンは、書き出し時のインキの出がス
ムースで、滑らかな運筆感が得られ、しかも経時劣化し
にくい、新規な性能を提供するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 平均分子量が1000〜3000の範囲である下記一
般式で示すポリプロピレングリコールをインキ組成物全
量に基づき1.0%〜20.0重量%添加して成る油性
ボールペン用インキ組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (nは整数でありプロピレンオキサイドの付加モル数を
表わす)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1307489A JPH03168254A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 油性ボールペン用インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1307489A JPH03168254A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 油性ボールペン用インキ組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03168254A true JPH03168254A (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=17969705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1307489A Pending JPH03168254A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 油性ボールペン用インキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03168254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004026979A1 (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | 油性ボールペン用油性インキ組成物 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP1307489A patent/JPH03168254A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004026979A1 (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | 油性ボールペン用油性インキ組成物 |
US7462229B2 (en) | 2002-09-20 | 2008-12-09 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Oil-based ink composition for ballpoint pen using oil-based ink |
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