JPH0316812A - 航空機用ラジアルタイヤ - Google Patents
航空機用ラジアルタイヤInfo
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- JPH0316812A JPH0316812A JP1151669A JP15166989A JPH0316812A JP H0316812 A JPH0316812 A JP H0316812A JP 1151669 A JP1151669 A JP 1151669A JP 15166989 A JP15166989 A JP 15166989A JP H0316812 A JPH0316812 A JP H0316812A
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- rubber layer
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は航空機に用いられるラジアルタイヤに関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕航空機用
のタイヤは、航空機の離陸及び着陸時に高速で大きな衝
撃(落下)荷重を受けるためこの高速大荷重に耐え得る
耐久性が要求されるのみならず、現在の航空機は空港内
で比較的長い距離をタキシング(地上滑走)することが
多いため、タヰシングの際の耐久性や走行性も高性能が
要求される。
のタイヤは、航空機の離陸及び着陸時に高速で大きな衝
撃(落下)荷重を受けるためこの高速大荷重に耐え得る
耐久性が要求されるのみならず、現在の航空機は空港内
で比較的長い距離をタキシング(地上滑走)することが
多いため、タヰシングの際の耐久性や走行性も高性能が
要求される。
このため、耐磨耗性、熱や繰り返し荷重に対する耐疲労
性、あるいは重量やコスト等の諸性能を考慮して、航空
機用タイヤとしてラジアルタイヤを用いることが考えら
れている。
性、あるいは重量やコスト等の諸性能を考慮して、航空
機用タイヤとしてラジアルタイヤを用いることが考えら
れている。
しかしながら、ラジアルタイヤを航空機用として適用し
た場合、この航空機用ラジアルタイヤは、非常に高荷重
、大撓みで使用されるため、ビード部の倒れ込み変形が
大き<、リムフランジとの接触部でタイヤ外皮を構或す
るゴム層が割れたり、リムフランジとのこすれにより磨
滅が生じるという問題点がある。また、ダウンプライ外
側でカーカスとカーカスよりも外側のゴムとの間でセパ
レーション(剥離)が発生するという問題点がある。
た場合、この航空機用ラジアルタイヤは、非常に高荷重
、大撓みで使用されるため、ビード部の倒れ込み変形が
大き<、リムフランジとの接触部でタイヤ外皮を構或す
るゴム層が割れたり、リムフランジとのこすれにより磨
滅が生じるという問題点がある。また、ダウンプライ外
側でカーカスとカーカスよりも外側のゴムとの間でセパ
レーション(剥離)が発生するという問題点がある。
従って、タイヤ最外層はリムフランジとのとすれによる
磨滅を防ぐために、耐摩耗性に優れた配合のゴム層が望
ましいが、耐摩耗性向上のための改良は反面、荷重受け
時にリムフランジからの反力による圧縮変形による発熱
の増加を招いて、上記剥離に悪影響を及ぼすという、相
反する問題点がある。
磨滅を防ぐために、耐摩耗性に優れた配合のゴム層が望
ましいが、耐摩耗性向上のための改良は反面、荷重受け
時にリムフランジからの反力による圧縮変形による発熱
の増加を招いて、上記剥離に悪影響を及ぼすという、相
反する問題点がある。
本発明は上記事実を考慮し、リムフランジとのこすれに
よる磨滅を防止し、かつビード部の倒れ込みによるカー
カスとゴム層との剥離を防止することができる航空機用
ラジアルタイヤを得ることが目的である。
よる磨滅を防止し、かつビード部の倒れ込みによるカー
カスとゴム層との剥離を防止することができる航空機用
ラジアルタイヤを得ることが目的である。
請求項く1)記載の発明は、有機繊維のアップカーカス
がビードコアの内方側から巻付けられ有機繊維のダウン
カーカスがビードコアの外方側からさらに巻付けられた
航空機用ラジアルタイヤであって、前記アップカーカス
及びダウンカーカスを被覆する第1のゴム層と、リムフ
ランジと接触する最外層を形成する第2のゴム層と、前
記第1のゴム層と第2のゴム層との間に配置され損失正
接tanδが前記第2のゴム層より小さくかつ100%
モジュラス値が前記第1のゴム層よりも小さく第2のゴ
ム層と略同一とされた第3のゴム層と、を有している。
がビードコアの内方側から巻付けられ有機繊維のダウン
カーカスがビードコアの外方側からさらに巻付けられた
航空機用ラジアルタイヤであって、前記アップカーカス
及びダウンカーカスを被覆する第1のゴム層と、リムフ
ランジと接触する最外層を形成する第2のゴム層と、前
記第1のゴム層と第2のゴム層との間に配置され損失正
接tanδが前記第2のゴム層より小さくかつ100%
モジュラス値が前記第1のゴム層よりも小さく第2のゴ
ム層と略同一とされた第3のゴム層と、を有している。
請求項(2〉に記載の発明は、前記第2のゴム層の′1
00%モジュラス値が25〜35kg/cIIrの範囲
であることを特徴としている。
00%モジュラス値が25〜35kg/cIIrの範囲
であることを特徴としている。
請求項(3)に記載の発明は、前記第1のゴム層の10
0%モジュラス値が40〜6 5 kg / cutの
範囲であることを特徴としている。
0%モジュラス値が40〜6 5 kg / cutの
範囲であることを特徴としている。
請求項(4)に記載の発明は、前記第工のゴム層と第3
のゴム層との間に前記第1のゴム層及び第3のゴム層と
の100%モジュラス値の中間値とされる100%モジ
ュラス値のゴムシートを配置したことを特徴としている
。
のゴム層との間に前記第1のゴム層及び第3のゴム層と
の100%モジュラス値の中間値とされる100%モジ
ュラス値のゴムシートを配置したことを特徴としている
。
請求項(1)に記載の発明では、第1のゴム層と第2の
ゴム層との間に第3のゴム層を配置したので、リムフラ
ンジと接触する航空機用ラジアルタイヤの最外層を構或
する第2のゴム層では航空機特有の特性である高荷重、
大撓み時のビード部の倒れ込み変形による割れの防止や
リムフランジとのこすれによる摩滅の防止のみを考慮し
てその100%モジュラス値等を設定すればよく、前記
倒れ込み変形によるダウンカーカスとこのダウンヵーカ
スの外側のゴム層との剥離は第3のゴム層によって防止
することができる。すなわち、第3のゴム層は、損失正
接tanδが第2のゴム層より小さくかつ100%モジ
ュラス値が前記第1のゴム層よりも小さく第2のゴム層
と略同一とされているので、発熱性が小さく、剪断方向
のずれが少なくなり、剥離を防止することができ、また
第2のゴム層の割れにも悪影響を及ぼすことがない。
ゴム層との間に第3のゴム層を配置したので、リムフラ
ンジと接触する航空機用ラジアルタイヤの最外層を構或
する第2のゴム層では航空機特有の特性である高荷重、
大撓み時のビード部の倒れ込み変形による割れの防止や
リムフランジとのこすれによる摩滅の防止のみを考慮し
てその100%モジュラス値等を設定すればよく、前記
倒れ込み変形によるダウンカーカスとこのダウンヵーカ
スの外側のゴム層との剥離は第3のゴム層によって防止
することができる。すなわち、第3のゴム層は、損失正
接tanδが第2のゴム層より小さくかつ100%モジ
ュラス値が前記第1のゴム層よりも小さく第2のゴム層
と略同一とされているので、発熱性が小さく、剪断方向
のずれが少なくなり、剥離を防止することができ、また
第2のゴム層の割れにも悪影響を及ぼすことがない。
請求項(2)に記載の発明では、第2のゴム層の100
%モジュラス値を25〜35kg/cnfの範囲とする
ことにより、ブローを防止することができ(25kg/
cut以上)、リムフランジとのこすれによる割れも防
止することができる(35kg/cII1以下)。
%モジュラス値を25〜35kg/cnfの範囲とする
ことにより、ブローを防止することができ(25kg/
cut以上)、リムフランジとのこすれによる割れも防
止することができる(35kg/cII1以下)。
請求項(3)に記載の発明では、第lのゴム層の100
%モジュラス値を40〜6 5kg / c++tの範
囲とすることにより、カーカスの動きが低減して、第2
のゴム層のブローを防止することができク40kg /
cut以上〉、第2、第3のゴム層との剛性段差があ
まり大きくならないので、第3のゴム層との間の剥離を
防止することができる(65kg/clT1以下)。
%モジュラス値を40〜6 5kg / c++tの範
囲とすることにより、カーカスの動きが低減して、第2
のゴム層のブローを防止することができク40kg /
cut以上〉、第2、第3のゴム層との剛性段差があ
まり大きくならないので、第3のゴム層との間の剥離を
防止することができる(65kg/clT1以下)。
請求項(4)に記載の発明では、ゴムシートを介在させ
ることにより、第1のゴム層と第3のコ′ム層との剥離
の防止を向上ずることができる。
ることにより、第1のゴム層と第3のコ′ム層との剥離
の防止を向上ずることができる。
第1図及び第2図には本実施例に係る航空機用ラジアル
タイヤ10の要部断面図が示されている。
タイヤ10の要部断面図が示されている。
このラジアルクイヤ10は、充填された空気による内圧
を保持する強度メンバーとしてのアップカーカス12お
よびダウンカ一カスl/1を備えている。各カーカスは
、工業用有機繊維(例えばナイロン、ポリエステル、ア
ラミド等)により形威されるカーカスコード(図示省略
)をタイヤ回転軸を中心として放射状に配列しゴム層で
被覆したカー力スプライによって構威されている。
を保持する強度メンバーとしてのアップカーカス12お
よびダウンカ一カスl/1を備えている。各カーカスは
、工業用有機繊維(例えばナイロン、ポリエステル、ア
ラミド等)により形威されるカーカスコード(図示省略
)をタイヤ回転軸を中心として放射状に配列しゴム層で
被覆したカー力スプライによって構威されている。
アップカーカス12は、その端部がタイヤ回転軸回りに
リング状に形成されたビードコア16のタイヤ幅方向内
側から外側へ向けてその端部が巻付けられて折り返され
、さらにその外周に、ダウンカーカス14の端部がビー
ドコア16のタイヤ幅方向外側から内側へ向けて巻付け
られて折り返されており、各カーカスが所謂アップ・ダ
ウン構造となっている。
リング状に形成されたビードコア16のタイヤ幅方向内
側から外側へ向けてその端部が巻付けられて折り返され
、さらにその外周に、ダウンカーカス14の端部がビー
ドコア16のタイヤ幅方向外側から内側へ向けて巻付け
られて折り返されており、各カーカスが所謂アップ・ダ
ウン構造となっている。
ビードコア16に巻き付けられた各カーカスの外周は、
ゴl、層18によって被覆されており、サイドウオール
20およびビード部22を構或している。このビード部
22は、ラジアルタイヤ10の内周の寸法を定め、リム
フランジ24との嵌め合いを確保するようになっている
。なお、サイドウオール20におけるビード部22の近
傍のゴム層32は、第2図に示される如く、カーカス1
4のコードを被覆するカーカスコーティングゴム34
(第1のゴム層)、ラジアルクイヤ10の最外層を構或
するゴムチェーファーゴム36(第2のゴム層)、カー
カスコーティングゴム34とゴムチェーファーゴム36
との間に配設されたクッションゴム38(第3のゴムN
)で構或されている。
ゴl、層18によって被覆されており、サイドウオール
20およびビード部22を構或している。このビード部
22は、ラジアルタイヤ10の内周の寸法を定め、リム
フランジ24との嵌め合いを確保するようになっている
。なお、サイドウオール20におけるビード部22の近
傍のゴム層32は、第2図に示される如く、カーカス1
4のコードを被覆するカーカスコーティングゴム34
(第1のゴム層)、ラジアルクイヤ10の最外層を構或
するゴムチェーファーゴム36(第2のゴム層)、カー
カスコーティングゴム34とゴムチェーファーゴム36
との間に配設されたクッションゴム38(第3のゴムN
)で構或されている。
また、クッションゴム38とカーカスコーティングゴム
34との間には、ゴムシート40が介在されている。こ
のゴムシート40は、カーカスコーティングゴム34と
クッションゴム38との剛性の差を緩和する役目を有し
ている。
34との間には、ゴムシート40が介在されている。こ
のゴムシート40は、カーカスコーティングゴム34と
クッションゴム38との剛性の差を緩和する役目を有し
ている。
カーカスコーティングゴム34は、100%モジュラス
値Mcが40〜65kg/cIItの範囲とされている
。なお、本実施例ではM。−50kg/cutに設定さ
れている。
値Mcが40〜65kg/cIItの範囲とされている
。なお、本実施例ではM。−50kg/cutに設定さ
れている。
また、ゴムチェーファーゴム36は、100%モジュラ
ス値MGが25〜35kg/cfflの範囲とされてお
り、本実施例ではMe = 3 0 kg/ cnfに
設定されている。すなわち、ゴムチェーファーゴム36
のモジュラス値Mcが25kg/cnf未満であると、
ブローが発生し易くなり(200%オーバロード時〉、
3 5 kg/Cntを超えるとゴムチェーファーゴム
36自体に割れが生じる恐れがあるからである。
ス値MGが25〜35kg/cfflの範囲とされてお
り、本実施例ではMe = 3 0 kg/ cnfに
設定されている。すなわち、ゴムチェーファーゴム36
のモジュラス値Mcが25kg/cnf未満であると、
ブローが発生し易くなり(200%オーバロード時〉、
3 5 kg/Cntを超えるとゴムチェーファーゴム
36自体に割れが生じる恐れがあるからである。
クッションゴム38は、100%モジュラス値Mi+が
上記ゴムチェーファーゴム36と略同一の25〜35k
g/c++fの範囲とされており、本実施例では、MK
= 3 0 kg/ Crlに設定されテイル。
上記ゴムチェーファーゴム36と略同一の25〜35k
g/c++fの範囲とされており、本実施例では、MK
= 3 0 kg/ Crlに設定されテイル。
従って、3つのゴム層のモジュラス値M。、M. 、M
えは、以下のような関係となる。
えは、以下のような関係となる。
Mc >M[,成M,・・・〔1〕
また、クッションゴム38は、その損失正接tanδ,
がゴムチェーファーゴム36の損失正接tan aGよ
りも小さく、発熱性が低い材質とされている。
がゴムチェーファーゴム36の損失正接tan aGよ
りも小さく、発熱性が低い材質とされている。
tanδ, < tanδ, ・・・(2)ゴムシ
ート40は、その肉厚寸法dが0.5〜2.Qmmの範
囲とされ、ダウンカーカス14に沿ってビード部22か
らサイドウオール20にかけて埋設されている。なお、
このゴムシート40のモジュラス値M,は、40kg/
cutとされている。
ート40は、その肉厚寸法dが0.5〜2.Qmmの範
囲とされ、ダウンカーカス14に沿ってビード部22か
らサイドウオール20にかけて埋設されている。なお、
このゴムシート40のモジュラス値M,は、40kg/
cutとされている。
ラジアルタイヤ10の半径方向外側端部のダウンカ一カ
ス14外方には、このダウンカーカス14に沿ってベル
ト26が配設されており、剛性を確保している。ベルト
26は、交差ベルト及び周方向ベルトの2種のベルトで
構或されている。また、ベルト26の外方には、アラミ
ドコード等よりなる保護層28が配設されており、耐カ
ット性を確保している。保護層28の外方には、厚内ゴ
9 l0 ム層のトレッド部30が形成されている。トレッド部3
0は実際に地面と接触する部分となっており、このため
、磨耗や外傷に耐え得るように充分な厚肉とされている
。
ス14外方には、このダウンカーカス14に沿ってベル
ト26が配設されており、剛性を確保している。ベルト
26は、交差ベルト及び周方向ベルトの2種のベルトで
構或されている。また、ベルト26の外方には、アラミ
ドコード等よりなる保護層28が配設されており、耐カ
ット性を確保している。保護層28の外方には、厚内ゴ
9 l0 ム層のトレッド部30が形成されている。トレッド部3
0は実際に地面と接触する部分となっており、このため
、磨耗や外傷に耐え得るように充分な厚肉とされている
。
ここで、本実施例に適用されるラジアルタイヤ10の主
要諸元は、以下のようになっている。
要諸元は、以下のようになっている。
タイヤサイズ: H46 X18. O R20カーカ
ス :ナイロン66 1890d/3コードからなる
6層 交差ベルト :ナイロン66 1890d/3コードを
タイヤ赤道に対して18゜の角度で互い に交差して配置 周方向ベルト:ナイロン66 1890d/4コードを
周方向に配置 以下に本実施例の作用を説明する。
ス :ナイロン66 1890d/3コードからなる
6層 交差ベルト :ナイロン66 1890d/3コードを
タイヤ赤道に対して18゜の角度で互い に交差して配置 周方向ベルト:ナイロン66 1890d/4コードを
周方向に配置 以下に本実施例の作用を説明する。
航空機の離着陸時又はタキシング時には、ラジアルタイ
ヤ10へは、非常に高荷重が加わり、ラジアルタイヤ1
0のビード部22が大き《撓み、タイヤ幅方向外方へ大
きく倒れ込む。このとき、リムフランジ24とラジアル
タイヤ10の最外層であるゴムチェーファーゴム36と
が接触することになる。ここで、本実施例では、このゴ
ムチェーファーゴム36のモジュラス値M,は30kg
/crIとされ、かつ耐摩耗性に優れているので、リム
フランジ24との接触時に割れ等が生じることはなく、
ブローも生じることがない。
ヤ10へは、非常に高荷重が加わり、ラジアルタイヤ1
0のビード部22が大き《撓み、タイヤ幅方向外方へ大
きく倒れ込む。このとき、リムフランジ24とラジアル
タイヤ10の最外層であるゴムチェーファーゴム36と
が接触することになる。ここで、本実施例では、このゴ
ムチェーファーゴム36のモジュラス値M,は30kg
/crIとされ、かつ耐摩耗性に優れているので、リム
フランジ24との接触時に割れ等が生じることはなく、
ブローも生じることがない。
また、本実施例のラジアルタイヤ1oでは、前記ゴムチ
ェーファーゴム36の下層に前記ゴムチェーファーゴム
36と略同一のモジュラス値ヲ有スルクッションゴム3
8を配し、これらのモジュラス値をカーカスコーティン
グゴム34のモジュラス値よりも小さくしたので、カー
カスコーティングゴム34とクッションゴム38との剥
離やリムずれを防止することができる。また、クッショ
ンゴム38は発熱性が低いので、圧縮変形が生じても剥
離等に悪影響を及ぼすことがない。
ェーファーゴム36の下層に前記ゴムチェーファーゴム
36と略同一のモジュラス値ヲ有スルクッションゴム3
8を配し、これらのモジュラス値をカーカスコーティン
グゴム34のモジュラス値よりも小さくしたので、カー
カスコーティングゴム34とクッションゴム38との剥
離やリムずれを防止することができる。また、クッショ
ンゴム38は発熱性が低いので、圧縮変形が生じても剥
離等に悪影響を及ぼすことがない。
さらに、本実施例では、カーカスコーティングゴム34
とクッションゴム38との間にゴムシート40を埋設し
たので、カーカスコーティングゴム34とクッションゴ
ム38との剛性段差が緩和11 12 され、剥離の防止をさらに向上することができる。
とクッションゴム38との間にゴムシート40を埋設し
たので、カーカスコーティングゴム34とクッションゴ
ム38との剛性段差が緩和11 12 され、剥離の防止をさらに向上することができる。
以上の効果を試すため、タキシングに相当するドラムテ
スト及び離陸時に複輪の一方がパンクした場合に相当す
るダブルオーバロードテストを下記の条件に基づき行っ
た。
スト及び離陸時に複輪の一方がパンクした場合に相当す
るダブルオーバロードテストを下記の条件に基づき行っ
た。
ドラムテストの結果、表1の実施例lで示すように70
回を完走し故障は生じなかった。また、ダブルオーバロ
ードテストの結果も故障なく完走した。表1にその他の
実施例及び比較例のテスト結果を示す。
回を完走し故障は生じなかった。また、ダブルオーバロ
ードテストの結果も故障なく完走した。表1にその他の
実施例及び比較例のテスト結果を示す。
また、各ゴム層の配合を表2に示す。
13
ここに、損失正接tanδは、岩本製作所製粘弾性試験
機を用い、振動数35Hz、歪率2%、温度25℃の条
件下で測定算出した。また100%モジュラスとは伸長
率100%の時の単位断面積当りの荷重で、温度25℃
の条件下で測定した。
機を用い、振動数35Hz、歪率2%、温度25℃の条
件下で測定算出した。また100%モジュラスとは伸長
率100%の時の単位断面積当りの荷重で、温度25℃
の条件下で測定した。
このように本実施例では、タイヤ最外層には、リムフラ
ンジ24との接触により割れが少ない材質のゴム層を適
用し、ダウンカーカス14に近い側には剥離等が生じに
くい材質のゴム層を適用し、さらにこれらの剛性の差を
ゴムシート40によって緩和させたので、高荷重、大撓
みを受ける航空機用のタイヤとして適用しても、不具合
が生じることはない。
ンジ24との接触により割れが少ない材質のゴム層を適
用し、ダウンカーカス14に近い側には剥離等が生じに
くい材質のゴム層を適用し、さらにこれらの剛性の差を
ゴムシート40によって緩和させたので、高荷重、大撓
みを受ける航空機用のタイヤとして適用しても、不具合
が生じることはない。
以上説明した如《本発明に係る航空機用ラジアルタイヤ
は、リムフランジとのこすれによる磨滅を防止し、かつ
ビード部の倒れ込みによるカーカスとゴム層との剥離を
防止することができるという優れた効果を有する。
は、リムフランジとのこすれによる磨滅を防止し、かつ
ビード部の倒れ込みによるカーカスとゴム層との剥離を
防止することができるという優れた効果を有する。
第1図は本発明の実施例に係る航空機用ラジアルタイヤ
の要部断面図(但しゴム層のハツチングは省略する)、
第2図はビード部近傍の拡大図である。 10・・・ラジアルタイヤ、 12・・・アップカーカス、 14・・・ダウンカーカス、 16・・・ビードコア、 22・・・ビード部、 34・・・カー力スコテイングゴム、 36・・・ゴムチェーファーゴム、 38・・・クッションゴム、 40・・・ゴムシート。
の要部断面図(但しゴム層のハツチングは省略する)、
第2図はビード部近傍の拡大図である。 10・・・ラジアルタイヤ、 12・・・アップカーカス、 14・・・ダウンカーカス、 16・・・ビードコア、 22・・・ビード部、 34・・・カー力スコテイングゴム、 36・・・ゴムチェーファーゴム、 38・・・クッションゴム、 40・・・ゴムシート。
Claims (4)
- (1)有機繊維のアップカーカスがビードコアの内方側
から巻付けられ有機繊維のダウンカーカスがビードコア
の外方側からさらに巻付けられた航空機用ラジアルタイ
ヤであって、前記アップカーカス及びダウンカーカスを
被覆する第1のゴム層と、リムフランジと接触する最外
層を形成する第2のゴム層と、前記第1のゴム層と第2
のゴム層との間に配置され損失正接tanδが前記第2
のゴム層より小さくかつ100%モジユラス値が前記第
1のゴム層よりも小さく第2のゴム層と略同一とされた
第3のゴム層と、を有する航空機用ラジアルタイヤ。 - (2)前記第2のゴム層の100%モジユラス値が25
〜35kg/cm^2の範囲であることを特徴とする請
求項(1)記載の航空機用ラジアルタイヤ。 - (3)前記第1のゴム層の100%モジユラス値が40
〜65kg/cm^2の範囲であることを特徴とする請
求項(1)又は(2)記載の航空機用ラジアルタイヤ。 - (4)前記第1のゴム層と第3のゴム層との間に前記第
1のゴム層及び第3のゴム層との100%モジユラス値
の中間値とされる100%モジユラス値のゴムシートを
配置したことを特徴とする請求項(1)、(2)乃至(
3)記載の航空機用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1151669A JP2752435B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1151669A JP2752435B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316812A true JPH0316812A (ja) | 1991-01-24 |
JP2752435B2 JP2752435B2 (ja) | 1998-05-18 |
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ID=15523650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1151669A Expired - Fee Related JP2752435B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2752435B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062544A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Bridgestone Corp | 航空機用空気入りラジアルタイヤ |
JP2009202661A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Bridgestone Corp | 航空機用空気入りタイヤ |
JP2010137854A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | 航空機用ラジアルタイヤ |
JP2011207434A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Bridgestone Corp | タイヤ、及び、タイヤの製造方法 |
JP2011246086A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2020090127A (ja) * | 2018-12-04 | 2020-06-11 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
WO2022264449A1 (ja) * | 2021-06-15 | 2022-12-22 | 株式会社ブリヂストン | 航空機用ラジアルタイヤ |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP1151669A patent/JP2752435B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022264449A1 (ja) * | 2021-06-15 | 2022-12-22 | 株式会社ブリヂストン | 航空機用ラジアルタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2752435B2 (ja) | 1998-05-18 |
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