JPH03168121A - 眼科用偏光観察簡易付属装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は眼科用スリットランプ等に取りつけ被検眼を偏
光観察するための簡便な付属装置に関する。

［従来技術コ 従来からラジアルケラトトミーを行うとき、角膜の応力
の分布により切開した後の角膜の而率の変化の仕方が違
ってくることが知られている。よって手術前に角膜の応
力をはかってその影響を知りたいという要求がある。そ
の一つの方法として角膜の偏光パターンの観察がある。

これを精度よく観察し解析するために、ある一方向だけ
のパタンだけでなく、様々な角度による総合的な観察が
必要とされる。

ここで従来、スリットランプを使って前眼部を観察する
際、偏光を用いるときは、照明系および、顕微鏡にそれ
ぞれ偏光フィルターを簡易的に取りつけていた。また日
本眼光学学会誌（１　９　８　９）Ｐ９３　〜９６，Ｖ
ｏｌ．１０で述べられているように前眼部撮影装置が照
明系と撮影系とにハーフミラーにより分けられた構或で
、それぞれの光学系中に偏光フィルターが配置されたも
のが知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし両者共に２枚の偏光フィルターは機械的に独立し
ており、２枚の偏光フィルターを直交した状態で撮影光
軸のまわりを回転させることは困難であり、また操作に
手間がかかるという欠点かあった。

本発明の目的は照明系の偏光フィルターの偏光軸と観察
系の偏光フィルターの偏光軸を直角に維持したままで、
被検眼を任意の角度の偏光方向で容易に観察できる装置
を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の眼科用偏光観察簡易付属装置は被検者の前眼部
を観察ずる眼科川観察装置の付届製置であって、該観察
装置の前部に取り付けられ、直線偏光した光を照明する
照明系とそれに偏光軸が直交した偏光フィルターからな
る観察系が一体で回転することを特徴とする。

［実施例］ 以下、本発四の実施例を第１図により説ＨＪＪする。

第１図は実施例の光学系概略図を示す。

１は木付属装置の照明鏡筒で、観察光輔１２のまわりに
−１転可能である。２はスリットランプの顕微鏡ヘッド
１１に取りつけるための接続部である。照明鏡筒１は、
固定接続部２の軸中心に対して回転できるような機構に
なっている。３は照明３ 用光源で通常タングステンランプが使われる。４は絞り
で光束を制限するためのものである。５はコリメーティ
ングレンズで照明光をほぼ平行光束にする。６はフィル
ターで眼に有害な赤外線をカットしたり、またある特定
の波長領域の光のみを通すバンドパスフィルター等が挿
入される。７は偏光フィルターで、偏光軸は紙面に乗直
な方ｈに配置されている。８は偏光ビームスブリッター
９は被検眼である。

１０は観察系側の偏光フィルターで偏光軸は紙面に平行
に向いている。通常２枚の偏光フィルタ−７．１０は偏
光軸が直交しているが、どちらか一力は偏光軸が回転で
きるようにもなっている。

１１は簡易付属装置を装着するスリットランブ穎微鏡ヘ
ッドを示す。

ここで照明鏡筒１を接続部２に取り付ける方法は種々採
用できるが、一例を説明すると、照明鏡筒１の円筒状の
外周面の円周方向に溝を設けた上でこの外周面を接続部
２の内周面に相対回転自在に挿入する。そして小ネジを
接続部２の外周面かＡ ら内周面に貫通させその先端部を上記溝と係合させる。

この構成により照明鏡筒１は接続部２に相対回転のみ可
能に取り付けられる。なお、照明鏡筒１を接続部２に固
定するのは小ネジを締め付けるだけでよい。

また、接続部２の顕微鏡ヘッド１１への固定等にセット
ビス等が用いられることは言うまでもない。

次に本実施例の使用ｈ法について説明する。

光源３を点幻し、岐検者のｎｉ＋眼部を照明ずる。

このときランプ３を出た自然光は絞り４を通過後、コリ
メータレンズ５を通る。レンズ５通過後、平行光束とな
る。その後フィルター６を通ることにより、余分な波長
の光がカットされる。そして偏光フィルター７を通過す
ると光は紙面に垂直な方向に偏光した直線偏光となる。

偏光ビームスブリッタ−８の特性はＳ成分を大部分反射
し、Ｐ成分は大部分透過するので、偏光フィルターを通
った直線偏光はほとんどロスなく偏光ビームスプリッタ
ー８で反射され、被検眼９に向って照明される。

被検眼９の各部で反射した光は、観察系光軸１２を逆行
し、偏光ビームスプリッタ−８を通る。ここで、 偏光ビームスプリッタ−８および、偏光フィルター１０
を透過できるのは紙面に平行に偏光した光だけである。

観察はその後スリットランプ顕微鏡を通じて行われる。

被検眼９の虹彩で反射した光で／Ｑ膜を観察したときに
は、角膜上に十字の偏光パターンが表われることは辞か
ら知られていることである。これは角膜の複屈折作用に
起因するものである。また角膜に応力をかけると、この
偏光パターンが変化することが知られているが、外部か
ら応力を加えなくても、角膜に異常があると、眼圧のか
かり方が均一でないため、偏光パターンの変化が見られ
る。

そして偏光面を回転することにより十字の偏光パターン
も同転するが、最も変化の見やすい同転付置に偏光面を
あわせる操作を行う。偏光面を回転するためには照明鏡
筒１を回転させる。照明鏡筒１の回転角度は鏡筒外部の
角度目盛により読み取ることかできる（図示せず）。

又披検眼を散啼させて、水昂体を観察すると、眼底反射
光による徹照像を観察することができる。

これにより水晶体の白内障を通常のスリット照明でより
もはっきりとコントラストよく観察することができる。

［発明の効果」 本発明によれば照明系及ひ、観察系の偏光フィルターを
それぞれ別々に四転させなくてもよく、固定したままで
、一体で回転できるので容易に任意の角度に偏光面を回
転することができ、操作が簡単である。

又スリットランプにたやずく取リイ１け、取りはずしが
できるので、偏光観察に手間取らない。

すなわち照明系と観察系の結合を偏光ビームスプリッタ
ーを用いることにより、照明系光軸と観察系光軸との間
のなす角を００にするとともに、照明光量のロスを最大
限に小さくすることができるので、照明系をコンパクト
かつ軽量化することができる。よって照明部を観察系光
軸のまわりに、偏光ビームスブリッターおよび、観察系
偏光フィルターと一体で同ｌ１伝することが容易になり
、照明系及び観察系内に設置された偏光フィルターを別
々に、偏光軸を直角に維持した状態で回転させる必要が
なく、固定したままでよくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の眼科用偏光観察簡易付属装置の光学
系概酪図である。 １・・・照明鏡筒　　２・・・接続部 ３・・・照明用光源　４・・・絞り ５・・・コリメーティングレンズ ６・・・フィルタ−　７・・・偏光フィルタ８・・・偏
光ビームスブリッタ ９・・・被検眼　　１０・・・偏光フィルタ１１・・・
顕微鏡ヘッド １２・・・観察光軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検者の前眼部を観察する眼科用観察装置の付属
   装置であって 該観察装置の前部に取り付けられ、直線偏光した光を照
   明する照明系とそれに偏光軸が直交した偏光フィルター
   からなる観察系が一体で回転することを特徴とする眼科
   用偏光観察簡易付属装置。