JPH03167757A - マンガン乾電池 - Google Patents
マンガン乾電池Info
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- JPH03167757A JPH03167757A JP30669689A JP30669689A JPH03167757A JP H03167757 A JPH03167757 A JP H03167757A JP 30669689 A JP30669689 A JP 30669689A JP 30669689 A JP30669689 A JP 30669689A JP H03167757 A JPH03167757 A JP H03167757A
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明はマンガン乾電池の負極亜鉛または亜鉛合金の腐
食抑制に関するものである。
食抑制に関するものである。
(従来の技術)
一般にマンガン乾電池の負極材として、化学的に比較的
安定で加工性に富み安価であることから、鉛、カドミウ
ム等を少量添加した亜鉛缶が使用されている。しかし、
そのまま使用すると亜鉛の腐食が激しく、長期保存後の
電池は性能劣化が起き易くなる。従って通常のマンガン
乾電池には、亜鉛缶の有効面積当り0.Ol〜0.2m
g/cd程度の水銀か添加されている。
安定で加工性に富み安価であることから、鉛、カドミウ
ム等を少量添加した亜鉛缶が使用されている。しかし、
そのまま使用すると亜鉛の腐食が激しく、長期保存後の
電池は性能劣化が起き易くなる。従って通常のマンガン
乾電池には、亜鉛缶の有効面積当り0.Ol〜0.2m
g/cd程度の水銀か添加されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、この程度の量の水銀を含有するマンガン乾電池
は、廃棄されても環境汚染は起こらないとされているが
、これからの社会環境ではより安全な水銀無添加または
水銀低減化マンガン乾電池が必要となり、亜鉛の防食技
術の確立が不可欠となっている。
は、廃棄されても環境汚染は起こらないとされているが
、これからの社会環境ではより安全な水銀無添加または
水銀低減化マンガン乾電池が必要となり、亜鉛の防食技
術の確立が不可欠となっている。
本発明は前述の問題を解決するためになされたもので、
負極として用いられる亜鉛または亜鉛合金の腐食を極力
抑えたマンガン乾電池を提供することを目的とする。
負極として用いられる亜鉛または亜鉛合金の腐食を極力
抑えたマンガン乾電池を提供することを目的とする。
[発明の構或]
(課題を解決するための手段)
本発明者は前述の目的を達成するため鋭意研究したとこ
ろ、電解液等に炭素数12のアルキル基か、含有アルキ
ル基の90基数%以上であるカチオン界面活性剤モノア
ルキル第四級アンモニウムクロライトを特定量添加する
ことにより、正極の二酸化マンガンの電位を劣化させる
ことなく、亜鉛の腐食を極力抑えることを見い出し、本
発明に至った。
ろ、電解液等に炭素数12のアルキル基か、含有アルキ
ル基の90基数%以上であるカチオン界面活性剤モノア
ルキル第四級アンモニウムクロライトを特定量添加する
ことにより、正極の二酸化マンガンの電位を劣化させる
ことなく、亜鉛の腐食を極力抑えることを見い出し、本
発明に至った。
すなわち、本発明は塩化亜鉛溶液及び/または塩化アン
モニウム溶液を主成分とする電解液を用いるマンガン乾
電池において、電通内に該カチオン界面活性剤を電解液
に対して、0.002〜0.2容積%存在させたことを
特徴とするマンガン乾電池である。
モニウム溶液を主成分とする電解液を用いるマンガン乾
電池において、電通内に該カチオン界面活性剤を電解液
に対して、0.002〜0.2容積%存在させたことを
特徴とするマンガン乾電池である。
該カチオン界面活性剤の添加範囲については、電解液に
対して0.002〜0.2容積%が好ましく、0.00
2容積%より少ない場合は添加効果が小さく、また0.
2容積%を越える場合は腐食を抑制する効果はqるもの
の正極の二酸化マンガンの電位劣化が大きくなるので好
ましくない。
対して0.002〜0.2容積%が好ましく、0.00
2容積%より少ない場合は添加効果が小さく、また0.
2容積%を越える場合は腐食を抑制する効果はqるもの
の正極の二酸化マンガンの電位劣化が大きくなるので好
ましくない。
また、該カチオン界面活性剤の添加によって、水銀無添
加の亜鉛または亜鉛合金において腐食が充分抑制される
が、水銀を少量加えた永化亜鉛または永化亜鉛合金にお
いても同等の効果かある。
加の亜鉛または亜鉛合金において腐食が充分抑制される
が、水銀を少量加えた永化亜鉛または永化亜鉛合金にお
いても同等の効果かある。
(作 用)
本発明の前記カチオン界面活性剤の添加効果については
、亜鉛表面に吸着したカチオン界面活性剤のアルキルが
、水素ガス発生反応を阻害することによって腐食を抑制
していると考えられる。
、亜鉛表面に吸着したカチオン界面活性剤のアルキルが
、水素ガス発生反応を阻害することによって腐食を抑制
していると考えられる。
(実施例)
以下、本発明を実施例、比較例及び参考例にもとづき、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
実施例1〜IO、比較例1〜4及び参考例IR20亜鉛
缶を用いて、縦5.0cmX横9.6cmx厚さ0.0
4cmの試験片を作り、そのままのもの(水銀無添加)
と、HgC(12溶液を用いて水銀0.005■/cd
一亜鉛になるように、表面をアマルガム化したものとの
2種類を試験に供した。腐食試験は電解岐として、Zn
CI 2 : NH4 Cj? :H20の質量比が
、28:3:71のものを用いて、試験片l枚に対して
電解M80ccの割合で実施した。
缶を用いて、縦5.0cmX横9.6cmx厚さ0.0
4cmの試験片を作り、そのままのもの(水銀無添加)
と、HgC(12溶液を用いて水銀0.005■/cd
一亜鉛になるように、表面をアマルガム化したものとの
2種類を試験に供した。腐食試験は電解岐として、Zn
CI 2 : NH4 Cj? :H20の質量比が
、28:3:71のものを用いて、試験片l枚に対して
電解M80ccの割合で実施した。
そして、炭素数12のアルキル基が、含有アルキル基の
90基数%以上であるカチオン界面活性剤モノアルキル
第四級アンモニウムクロライドの添加量を、電解液に対
して0〜0.2容積%の範囲の中て揮々に変量し、電解
岐中への添加試験を行った(実施例1〜{0及び比較例
1〜4)。
90基数%以上であるカチオン界面活性剤モノアルキル
第四級アンモニウムクロライドの添加量を、電解液に対
して0〜0.2容積%の範囲の中て揮々に変量し、電解
岐中への添加試験を行った(実施例1〜{0及び比較例
1〜4)。
また参考として、水銀0.2 mg/cj一亜鉛になる
ようにアマルガム化した試験片を用い、かつカチオン界
而活性剤無添加のものも同様に試験に供した。(参考例
1) 腐食試験の評価は、45゜Cに15日間保存した後の腐
食減量を測定し、3枚の平均値の腐食減量を単位面積当
り( mg / cd一亜鉛)で示した。各々の水銀添
加量、カチオン界面活性剤添加率及び腐食減量を表1に
示す。
ようにアマルガム化した試験片を用い、かつカチオン界
而活性剤無添加のものも同様に試験に供した。(参考例
1) 腐食試験の評価は、45゜Cに15日間保存した後の腐
食減量を測定し、3枚の平均値の腐食減量を単位面積当
り( mg / cd一亜鉛)で示した。各々の水銀添
加量、カチオン界面活性剤添加率及び腐食減量を表1に
示す。
(以下余白)
表
1
実施例l1〜20、比較例5〜8及び参考例2電解液と
して、ZnC(72 :NH4 Cll :H20の
質量比か、10:22:68のものを用いた以外は実施
例1と同様な腐食試験を行い、それらの結果を表2に示
した。
して、ZnC(72 :NH4 Cll :H20の
質量比か、10:22:68のものを用いた以外は実施
例1と同様な腐食試験を行い、それらの結果を表2に示
した。
(以下余白)
表
2
実施例21〜30、比較例9〜12及び参考例3電解液
として実施例1と同一組成のものについて、負極の亜鉛
として水銀無添加のものと、水銀0 . 005■/c
i一亜鉛になるように電解液にHgC12を添加したも
のとを使用し、該カチオン界面活性剤添加量を電解液に
対して、0〜0.5容積%の範囲内で種々に変量し、R
20形マンガン乾電池を各々10個ずつ試作した。この
試作電通を45゜Cに3ケ月間保存し、二酸化マンガン
の電位劣化を開路電圧で、亜鉛に対する防食効果を4Ω
連続放電の0,9Vまでの持続時間で評価した(実施例
2l〜30、比較例9〜14)。
として実施例1と同一組成のものについて、負極の亜鉛
として水銀無添加のものと、水銀0 . 005■/c
i一亜鉛になるように電解液にHgC12を添加したも
のとを使用し、該カチオン界面活性剤添加量を電解液に
対して、0〜0.5容積%の範囲内で種々に変量し、R
20形マンガン乾電池を各々10個ずつ試作した。この
試作電通を45゜Cに3ケ月間保存し、二酸化マンガン
の電位劣化を開路電圧で、亜鉛に対する防食効果を4Ω
連続放電の0,9Vまでの持続時間で評価した(実施例
2l〜30、比較例9〜14)。
なお参考と,して、負極が水銀0.2■/cj一亜鉛に
なるように、予じめ電解戒にHgCN2を添加し、上記
と同様にマンガン乾電池を試作し、開路電圧及び4Ω連
続放電持続時間を同様に評価した(参考例3)。各々の
水銀添加量、カチオン界面活性剤添加率、開路電圧(平
均値)及び4Ω連続放電持続時間(平均値)を表3に示
す。
なるように、予じめ電解戒にHgCN2を添加し、上記
と同様にマンガン乾電池を試作し、開路電圧及び4Ω連
続放電持続時間を同様に評価した(参考例3)。各々の
水銀添加量、カチオン界面活性剤添加率、開路電圧(平
均値)及び4Ω連続放電持続時間(平均値)を表3に示
す。
実権例31. 32
電解肢として実施例1と同一組成のものを用い、亜鉛缶
内面に該カチオン界面活性剤を、電解液に対して0,0
5容積%になる量を塗布したもの(実施例31)、セパ
レーターに同様に0.05容積%になる量を添加したも
の(実施例32)とを用いて、R20形マンガン乾電池
を試作した。これらの乾電通を用い、実施例2lと同様
に開路電圧及び4Ω連続放電持続時間を評価し、それら
の結果を表3に示した。
内面に該カチオン界面活性剤を、電解液に対して0,0
5容積%になる量を塗布したもの(実施例31)、セパ
レーターに同様に0.05容積%になる量を添加したも
の(実施例32)とを用いて、R20形マンガン乾電池
を試作した。これらの乾電通を用い、実施例2lと同様
に開路電圧及び4Ω連続放電持続時間を評価し、それら
の結果を表3に示した。
(以下余白)
表
3
実施例33〜42、比較例15〜20及び参考例4電解
演として実施例11と同一組成のものを用い、実施例2
1と同様な方法でマンガン乾電池を試作し、開路電圧及
び4Ω連続放電持続時間を評価した(実施例33〜42
、比較例15〜20)。
演として実施例11と同一組成のものを用い、実施例2
1と同様な方法でマンガン乾電池を試作し、開路電圧及
び4Ω連続放電持続時間を評価した(実施例33〜42
、比較例15〜20)。
なお、参考例として負極か水銀0.2mg/cJ一亜鉛
になるように、予じめ電解岐にH g C l 2を添
加し、上記と同様にマンガン乾電池を試作し、開路電圧
及び4Ω連続放電持続時間を評価した(参考例4)。
になるように、予じめ電解岐にH g C l 2を添
加し、上記と同様にマンガン乾電池を試作し、開路電圧
及び4Ω連続放電持続時間を評価した(参考例4)。
各々の水銀添加量、カチオン界面活性剤添加率、開路電
圧及び4Ω連続放電持続時間を表4に示す。
圧及び4Ω連続放電持続時間を表4に示す。
実施例43. 44
電解液として実施例Hと同一組成のものを用い、亜鉛缶
内面に該カチオン界面活性剤を電解液に対して0.05
容積%になる量を塗布したもの(実施例43)、セパレ
ーターに同様に0,05容積%になる量を添加したもの
(実施例44)を用いて、実施例31, 32と同様な
方法でマンガン乾電池を試作した。
内面に該カチオン界面活性剤を電解液に対して0.05
容積%になる量を塗布したもの(実施例43)、セパレ
ーターに同様に0,05容積%になる量を添加したもの
(実施例44)を用いて、実施例31, 32と同様な
方法でマンガン乾電池を試作した。
これらの電池を用い実施例21と同様に開路電圧及び4
Ω連続放電持続時間を評価し、それらの結果を表4に示
す。
Ω連続放電持続時間を評価し、それらの結果を表4に示
す。
(以下余白)
表
4
表1〜4に示されるごとく、該カチオン界面活性剤を電
解液に対して、0.002〜0.2容積%の範囲で添加
したものは、亜鉛または亜鉛合金の腐食が著しく抑制さ
れ、またマンガン乾電池においては、貯蔵後の開路電圧
の劣化が少なく、放電持続時間が伸びていることから、
マンガン乾電池の正極作用物質である二酸化マンガンを
劣化させることなく、負極である亜鉛缶の腐食を著しく
抑制していることが判る。また、カチオン界面活性剤を
電解液に添加するだけでなく、負極亜鉛缶内に塗布及び
セバレーターに添加することによっても、同様の効果が
得られることが判る。
解液に対して、0.002〜0.2容積%の範囲で添加
したものは、亜鉛または亜鉛合金の腐食が著しく抑制さ
れ、またマンガン乾電池においては、貯蔵後の開路電圧
の劣化が少なく、放電持続時間が伸びていることから、
マンガン乾電池の正極作用物質である二酸化マンガンを
劣化させることなく、負極である亜鉛缶の腐食を著しく
抑制していることが判る。また、カチオン界面活性剤を
電解液に添加するだけでなく、負極亜鉛缶内に塗布及び
セバレーターに添加することによっても、同様の効果が
得られることが判る。
[発明の効果コ
以上、説明したごとく、電池内に電解液に対して、特定
量の炭素数12のアルキル基が、含有アルキル基の90
基数%以上であるカチオン界面活性剤モノアルキル第四
級アンモニウムクロライドを存在させる本発明のマンガ
ン乾電池は、低水銀化あるいは水銀無添加の場合におい
ても、正極作用物質である二酸化マンガンを劣化させる
ことなく、負極として用いられる亜鉛または亜鉛合金の
腐食を大幅に低減化でき、 工業的価値が大である。
量の炭素数12のアルキル基が、含有アルキル基の90
基数%以上であるカチオン界面活性剤モノアルキル第四
級アンモニウムクロライドを存在させる本発明のマンガ
ン乾電池は、低水銀化あるいは水銀無添加の場合におい
ても、正極作用物質である二酸化マンガンを劣化させる
ことなく、負極として用いられる亜鉛または亜鉛合金の
腐食を大幅に低減化でき、 工業的価値が大である。
Claims (1)
- 塩化亜鉛溶液及び/または塩化アンモニウム溶液を主成
分とする電解液を用いるマンガン乾電池において、該電
池内に、炭素数12のアルキル基が、含有アルキル基の
90基数%以上であるカチオン界面活性剤モノアルキル
第四級アンモニウムクロライドを、該電解液に対して、
0.002〜0.2容積%存在させたことを特徴とする
マンガン乾電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669689A JP2739363B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | マンガン乾電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669689A JP2739363B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | マンガン乾電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03167757A true JPH03167757A (ja) | 1991-07-19 |
JP2739363B2 JP2739363B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=17960208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30669689A Expired - Lifetime JP2739363B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | マンガン乾電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739363B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4956187A (en) * | 1986-04-19 | 1990-09-11 | Terumo Kabushiki Kaisha | Process for preparing iron enriched food products |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP30669689A patent/JP2739363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4956187A (en) * | 1986-04-19 | 1990-09-11 | Terumo Kabushiki Kaisha | Process for preparing iron enriched food products |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2739363B2 (ja) | 1998-04-15 |
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