JPH031659Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031659Y2 JPH031659Y2 JP796885U JP796885U JPH031659Y2 JP H031659 Y2 JPH031659 Y2 JP H031659Y2 JP 796885 U JP796885 U JP 796885U JP 796885 U JP796885 U JP 796885U JP H031659 Y2 JPH031659 Y2 JP H031659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curvature
- bellows
- radius
- plate
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種機器の密封部等に用いられ、密
封性および可撓性を有する蛇腹形状の溶接ベロー
ズに関し、さらに詳しくは溶接ベローズを構成す
るベローズプレートの改良に関する。
封性および可撓性を有する蛇腹形状の溶接ベロー
ズに関し、さらに詳しくは溶接ベローズを構成す
るベローズプレートの改良に関する。
一般に、溶接ベローズとして第3図にその一部
を示すごときものが知られている。全体を符号1
で示す溶接ベローズは、径方向に対して曲面をな
しセンター孔2を有する多数の円盤状のベローズ
プレート3,3……がその内周と外周を交互に溶
接4されて一体的に連なり、蛇腹形状をなしてお
り、さらに各ベローズプレート3は、径方向に対
して曲面をなしセンター孔を有する2枚の円盤状
の単プレート5,6が重合された二層(ダブルプ
ライ)構造となつている。該単プレート5,6
は、従来、まつたく同一の形状に成形されてお
り、第3図に拡大して示すように外径側曲面部A
において、単プレート5の外側面の曲率半径を
Ra、単プレート5の単プレート6との対向側面
の曲率半径をRb、単プレート6の対向側面の曲
率半径をRa′、同じくその外側面の曲率半径を
Rb′とすると、 Ra=Ra′ Rb=Rb′ であり、内径側曲面部Bにおいても同様である。
を示すごときものが知られている。全体を符号1
で示す溶接ベローズは、径方向に対して曲面をな
しセンター孔2を有する多数の円盤状のベローズ
プレート3,3……がその内周と外周を交互に溶
接4されて一体的に連なり、蛇腹形状をなしてお
り、さらに各ベローズプレート3は、径方向に対
して曲面をなしセンター孔を有する2枚の円盤状
の単プレート5,6が重合された二層(ダブルプ
ライ)構造となつている。該単プレート5,6
は、従来、まつたく同一の形状に成形されてお
り、第3図に拡大して示すように外径側曲面部A
において、単プレート5の外側面の曲率半径を
Ra、単プレート5の単プレート6との対向側面
の曲率半径をRb、単プレート6の対向側面の曲
率半径をRa′、同じくその外側面の曲率半径を
Rb′とすると、 Ra=Ra′ Rb=Rb′ であり、内径側曲面部Bにおいても同様である。
しかし、両単プレート5,6の各対向側面の曲
率半径を比較すると、外径側曲面部Aにおいて
は、 Rb>Ra′ であり、内径側曲面部Bにおいては、その逆の関
係となつており、さらにこの曲率半径RbとRa′の
差は単プレート5あるいは6の肉厚tに等しい。
したがつて、該両単プレート5,6を重合せしめ
ると、互いに曲率半径の異なる双方の対向側面の
間には小間隙δが生ずることとなり、このため、
第3図における溶接部4の溶接性低下(不良)と
なり、これを補うには高度な技術を要するもので
あつた。また、前記小間隙δの存在により、溶接
ベローズ1の耐圧性、耐久性の性能も計画値上り
も低下する可能性を残すものであつた。
率半径を比較すると、外径側曲面部Aにおいて
は、 Rb>Ra′ であり、内径側曲面部Bにおいては、その逆の関
係となつており、さらにこの曲率半径RbとRa′の
差は単プレート5あるいは6の肉厚tに等しい。
したがつて、該両単プレート5,6を重合せしめ
ると、互いに曲率半径の異なる双方の対向側面の
間には小間隙δが生ずることとなり、このため、
第3図における溶接部4の溶接性低下(不良)と
なり、これを補うには高度な技術を要するもので
あつた。また、前記小間隙δの存在により、溶接
ベローズ1の耐圧性、耐久性の性能も計画値上り
も低下する可能性を残すものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上の問題点に鑑み、これを解決す
るため、各単プレートの対向側面間に小間隙を有
さないベローズプレートを提供するもので、径方
向に対して曲面をなしセンター孔を有する複数の
円盤状単プレートが互いに重合された多層構造に
なる溶接ベローズ用ベローズプレートにおいて、
該ベローズプレートを構成する前記各単プレート
の曲率半径が、隣接重合する他の単プレートの曲
率半径に対してその肉厚分だけ異なり、該各単プ
レートの互いに対向する側面における曲率半径が
一致する構成となつている。
るため、各単プレートの対向側面間に小間隙を有
さないベローズプレートを提供するもので、径方
向に対して曲面をなしセンター孔を有する複数の
円盤状単プレートが互いに重合された多層構造に
なる溶接ベローズ用ベローズプレートにおいて、
該ベローズプレートを構成する前記各単プレート
の曲率半径が、隣接重合する他の単プレートの曲
率半径に対してその肉厚分だけ異なり、該各単プ
レートの互いに対向する側面における曲率半径が
一致する構成となつている。
したがつて、上記各単プレートを互いに重合し
た場合、その対向する側面同士が同一曲率になる
ため、全面にわたつて密接状態をなし、該両対向
側面間には間隙がほとんど生じない。
た場合、その対向する側面同士が同一曲率になる
ため、全面にわたつて密接状態をなし、該両対向
側面間には間隙がほとんど生じない。
つぎに、本考案の構成を、第1図および第2図
に示した実施例により、さらに具体的に説明す
る。
に示した実施例により、さらに具体的に説明す
る。
まず、第1図において、符号7,8はそれぞれ
径方向に対して曲面をなすとともに、センター孔
7′,8′を有する円盤状を呈し、溶接ベローズの
二層(ダブルプライ)構造になる各ベローズプレ
ート(第2図符号3参照)を構成する単プレート
である。該両単プレート7,8の曲率半径は互い
にその肉厚分だけ異つており、たとえば外径側曲
げ部Aにおいて、単プレート7の外側面aの曲率
半径をRa、同対向側面bの曲率半径をRb、単プ
レート8の対向側面cの曲率半径をRc、同外側
面dの曲率半径をRd、肉厚をtとすると、 Rc=Ra+t Rd=Rb+t の関係が成り立つており、内径側曲げ部Bにおい
ても同様に説明することができる(曲げ方向が逆
であるため、ちようど上記と逆の関係となる)。
そして、両対向側面b,cの曲率半径は、 Rb=Rc であり、曲面が一致するため、第2図のように、
両単プレート7,8を互いに重合せしめると、該
両者はそれぞれの対向側面b,cにおいて全面に
わたつて密接し、該両対向側面b,c間に間隙や
ずれ・・が生じるようなことはない。
径方向に対して曲面をなすとともに、センター孔
7′,8′を有する円盤状を呈し、溶接ベローズの
二層(ダブルプライ)構造になる各ベローズプレ
ート(第2図符号3参照)を構成する単プレート
である。該両単プレート7,8の曲率半径は互い
にその肉厚分だけ異つており、たとえば外径側曲
げ部Aにおいて、単プレート7の外側面aの曲率
半径をRa、同対向側面bの曲率半径をRb、単プ
レート8の対向側面cの曲率半径をRc、同外側
面dの曲率半径をRd、肉厚をtとすると、 Rc=Ra+t Rd=Rb+t の関係が成り立つており、内径側曲げ部Bにおい
ても同様に説明することができる(曲げ方向が逆
であるため、ちようど上記と逆の関係となる)。
そして、両対向側面b,cの曲率半径は、 Rb=Rc であり、曲面が一致するため、第2図のように、
両単プレート7,8を互いに重合せしめると、該
両者はそれぞれの対向側面b,cにおいて全面に
わたつて密接し、該両対向側面b,c間に間隙や
ずれ・・が生じるようなことはない。
本考案ベローズプレートは、上記のとおり、多
層構造に重合される各単プレート同士が密接状態
をなす構成としたため、該各単プレート間に間隙
やずれが生じることはなく、したがつてその溶接
作業が容易となつて溶接性も向上し、さらに溶接
ベローズの強度の向上すなわち耐圧性およびサイ
クル寿命の向上を図ることができ、その実用的価
値はきわめて大である。
層構造に重合される各単プレート同士が密接状態
をなす構成としたため、該各単プレート間に間隙
やずれが生じることはなく、したがつてその溶接
作業が容易となつて溶接性も向上し、さらに溶接
ベローズの強度の向上すなわち耐圧性およびサイ
クル寿命の向上を図ることができ、その実用的価
値はきわめて大である。
第1図は本考案の一実施例を示すベローズプレ
ートの分離状態の半裁断面図、第2図は同重合状
態の半裁断面図、第3図は一般の溶接ベローズの
要部半裁断面図、第4図は従来例に係るベローズ
プレートの半裁断面図である。 7,8……単プレート、a,d……外側面、
c,b……対向側面、Ra,Rb,Rc,Rd……曲
率半径。
ートの分離状態の半裁断面図、第2図は同重合状
態の半裁断面図、第3図は一般の溶接ベローズの
要部半裁断面図、第4図は従来例に係るベローズ
プレートの半裁断面図である。 7,8……単プレート、a,d……外側面、
c,b……対向側面、Ra,Rb,Rc,Rd……曲
率半径。
Claims (1)
- 径方向に対して曲面をなしセンター孔を有する
複数の円盤状単プレートが互いに重合された多層
構造になる溶接ベローズ用ベローズプレートにお
いて、該ベローズプレートを構成する前記各単プ
レートの曲率半径が、隣接重合する他の単プレー
トの曲率半径に対してその肉厚分だけ異なり、該
各単プレートの互いに対向する側面における曲率
半径が一致することを特徴とするベローズプレー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP796885U JPH031659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP796885U JPH031659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124754U JPS61124754U (ja) | 1986-08-06 |
JPH031659Y2 true JPH031659Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=30486814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP796885U Expired JPH031659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031659Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2756237B2 (ja) | 1995-04-28 | 1998-05-25 | 株式会社ミヤナガ | コアドリルのシャンク取着構造 |
-
1985
- 1985-01-25 JP JP796885U patent/JPH031659Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2756237B2 (ja) | 1995-04-28 | 1998-05-25 | 株式会社ミヤナガ | コアドリルのシャンク取着構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124754U (ja) | 1986-08-06 |
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