JPH03165926A - 長尺鋼管の精整設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は長尺鋼管の精整設備に関するものである。

［従来の技術］ 従来、小径鋼管の精整設備では、一般的に、鋼管をまず
冷却床で冷却し、冷却後切断機で所定の長さに切断する
。そして、ロータリー矯正機により曲り矯正をしてから
、非破壊検査を行うようになっている。

［解決しようとする課題］ しかし、上記の設備配列による精整作業には、次のよう
な問題がある。

■鋼管を所定の長さに切断してから、矯正しているが、
ロータリー矯正機は、管端部の曲り矯正が困難であると
いう性質があり、切断後の矯正では製品管端部の曲りが
残り易く、オフラインでの再矯正等を尖施せねばならな
い。

■ロータリー矯正機への噛み込み時に管端部のつぶれ等
の発生の可能性が高く、オフライン再切断が必要となる
。そのために、歩留りが低下する。

■ロータリー矯正機による長さの変化があり、厳しい公
差をも持つ定尺材についてはオフ切断が必要になる。

■非破壊検査機器では、管端に不探傷部分が発生し、品
質保証精度が低下する。そのため、不探傷部の再探傷が
必要になり、場合によっては切断、切捨等が必要になる
。そのため、歩留りが低下する。

本発明は上記のような問題点を解消できるようにした長
尺鋼管の精整設備を提供することを課題とするものであ
る。

［課題を解決するための手段コ 本発明の長尺鋼管の精整設備は、冷却床の出側に５スタ
ンド１０ロールの高速ロータリー矯正機を設け、これに
続いて高速処理可能な非破壊検査機器を設け、この後に
束ね切りを行う切断機を設けたことを特徴とするもので
ある。

［作　用コ 鋼管冷却後、クロップをつけたままの長尺鋼管を高速で
矯正し、続いて非破壊検査をする。そして、最後に所定
の長さに束ね切りする。

従って、矯正に際しての管端部の曲り、つぶれ及び非破
壊検査での管端不探傷部は最後に切断除去されるので、
従来のようなオフライン作業が不用になる。その上、矯
正精度及び切断精度が向上し、且つ万全な品質保証をす
ることができ、更に歩留りを向上させることができる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図に示すように、冷却床１ｏの出側に、ロータリー
矯正機２０が設けられ、これに続き非破壊検査機器３０
が設けられ、最後に砥石切断機４０が設けられている。

第２図に、ロータリー矯正機２ｏの構成を示す。

２−２−２−２−２の５スタンド１ｏロール矯正機であ
る。そして、ロール傾斜角を最大４５°（従来３５°）
とし、パイプの振れ同り同転数を押さえることにより、
最大２４０ｍ／ｍｉｎの搬送が可能になっている。

非破壊検査機器３０は、漏洩磁束探傷器（Ｌ方向、Ｔ方
向）、電磁超音波肉厚計又は超音波肉厚計、及び外径計
をタンデ１ムに配置して構成され、、最大１９２ｍ／ｍ
ｉｎの搬送速度で探傷できるようになっている。

切断機４０は、複数本の鋼管を束ねて同時に切断できる
砥石切断機でである。この切断機により、切断能率の向
上、サイクルタイムの短縮、切断精度の向上及びパリ発
生の縮小が図れる。

［発明の効果］ 本発明の長尺鋼管の精整設備は上記のよ・うなもので、
鋼管冷却後、クロップをつけたままの長尺鋼管を高速で
矯正し、続いて非破壊検査をする。

そして、最後に所定の長さにたばね切りするから、矯正
に際しての管端部の曲り、つぶれ及び非破壊検査での管
端不探傷部は最後に切断除去されるので、従来のような
オフライン作業が不要になる。

その上、矯正精度及び切断精度が向上し、且つ万全な品
質保証をすることができ、更に歩留りを向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す説明図、第２図はロー
タリー矯正機の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却床の出側に５スタンド１０ロールの高速ロータリー
   矯正機を設け、これに続いて高速処理可能な非破壊検査
   機器を設け、この後に束ね切りを行う切断機を設けたこ
   とを特徴とする長尺鋼管の精整設備。