JPH0316588Y2 - - Google Patents

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JPH0316588Y2
JPH0316588Y2 JP1985102349U JP10234985U JPH0316588Y2 JP H0316588 Y2 JPH0316588 Y2 JP H0316588Y2 JP 1985102349 U JP1985102349 U JP 1985102349U JP 10234985 U JP10234985 U JP 10234985U JP H0316588 Y2 JPH0316588 Y2 JP H0316588Y2
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container
inner container
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cold
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JP1985102349U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内容物を長時間に亙つて加温状態又
は冷却状態に維持するための保温・保冷容器に関
するものである。
喫茶店等において、コーヒーや紅茶等に添加す
るコーヒー用ミルク(以下フレツシユミルクと言
う)が供用されている。しかしながらこのフレツ
シユミルクは極めて変質し易く、室温下に長時間
に亙つて放置しておくことができない。そのため
常時冷蔵庫等に収納しておき、注文に応じてウエ
イターがコーヒー等に添加して供したり、また小
容器に一人分づつ小分けにして供用したりしてい
た。
しかしながら、ウエイターがコーヒー等に添加
して客に供する場合には、個々の客の好みに厳密
に対応することができず、また小容器に小分けす
る場合には、小容器の内面に付着したミルクが無
駄になる。さらにある程度の量を容器に入れて客
に供することも行われるが、客が使用したならば
直ちに引き上げて冷蔵庫に戻す必要があり、フレ
ツシユミルクの管理には常に気を配つていなけれ
ばならない。
而して、フレツシユミルクを長時間冷却状態に
保持することのできる保冷容器に入れ、これを客
のテーブルに放置しておくことができるならば、
ウエイター等がフレツシユミルクの管理に常に気
を配つておく必要がなく、また小さい容器に小分
けした場合のような無駄が生じることもない。さ
らに客も自分の好みに応じてコーヒー等に所望の
量を添加することができるのであつて、極めて好
ましい。
従来の技術 従来、内容物を冷却状態に保持することのでき
る保冷容器としては、まほうびんが最も一般的で
ある。まほうびんはガラス製又は金属製の真空二
重びんを有しており、該真空二重びん内に冷却さ
れた内容物を収容することにより該内容物の温度
上昇を押え、長時間に亙つて保冷することができ
るものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このようなまほうびんで保冷す
る場合には、内容物が予め充分に冷却されている
ことが必要であると共に、まほうびんの機能とし
て内容物が有している冷熱の放散を遅らせるだけ
であるので、充分に長時間に亙つて保冷すること
ができない。
また長時間室温下に放置して内容物の温度が上
昇したならば、その内容物を再度冷蔵庫等で冷却
する必要があり、このときには内容物を他の容器
に移すことが必要である。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、フレツシユミルク等を入れて長時間に亙つて
室温下に放置しても、充分に冷却状態を維持する
ことができ、また内容物を長時間加温状態に保持
することのできる、保温・保冷容器を提供するこ
とを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本考案は、断熱容器内に、該断熱容器の
内壁との間に間隔をおいて内容器を挿入し、該内
容器を前記断熱容器に対してその開口部におい
て、パツキンを介して着脱自在に且つ気密に結合
し、内容器と断熱容器との間に密閉された空所を
形成すると共に、内容器を断熱容器に結合したま
まで内容器に内容物を出入れ可能としたことを特
徴とするものである。
以下本考案を図面に従つて説明する。第1図は
本考案の保温・保冷容器を示すものであつて、1
は断熱容器であり、2は内容器である。前記断熱
容器1は金属製の真空二重びん3を有している。
なお断熱容器1は真空二重びんに限られるもので
はなく、プラスチツク発泡体等の他の断熱構造を
有するものであつてもよい。前記内容器2は内容
物を収容する容器部4を有し、該容器部4は前記
断熱容器1の内壁との間に間隔をおいて断熱容器
1に着脱自在に挿入され、断熱容器1と内容器2
との間に空所5を形成している。またこの容器部
4の上部外面にはフランジ6が形成されており、
該フランジ6の外周においてパツキン7を介して
前記断熱容器1の上部開口部に気密にシールされ
ている。
8は締付リングであつて、断熱容器1の外周に
螺合され、内容器2のフランジ6を上面から押え
て、断熱容器1に対して脱落しないよう締付け、
着脱自在に且つ気密に取付けている。またこの締
付リング8の一部には把手9が形成され、さらに
前記内容器2の上部開口部を閉塞する断熱蓋10
が回動自在に取付けられている。
作 用 本考案の保温・保冷容器を保冷容器として使用
する場合においては、先ず断熱容器1の真空二重
びん3内に氷水を入れ、その中に前記内容器2を
容器部4が前記氷水内に埋没するように嵌合し、
さらに締付けリング8で締付ける。真空二重びん
3内の氷水の一部は真空二重びん3の上部開口部
から溢れ出し、締付リング8を締付けた状態で
は、前記空所5内は完全に氷水で満たされた状態
となる。
そしてこの内容器2に容器部4内にフレツシユ
ミルクを注入し、また所望により把手9を把持し
断熱蓋10を開けてフレツシユミルクを注出す
る。内容器2内のフレツシユミルクは、内容器2
の外側の空所5内の氷水によつて冷され、また氷
水は断熱容器1によつて断熱されている。
考案の効果 而して本考案によれば、内容器2と断熱容器1
との間の空所5に氷水が満たされているので、内
容器2内に入れたフレツシユミルクは前記氷水で
冷される。従つてフレツシユミルクは予め冷却さ
れている必要がなく、常温のものをそのまま注入
することができる。
また長時間放置すればフレツシユミルクの冷熱
は若干放散するが、その分空所5の氷水から補給
されるので、フレツシユミルクの温度が上昇する
ことはない。さらに空所5内の氷水は真空二重び
ん3で保冷されており、氷水の保冷能力は長時間
維持される。
従つて本考案の保冷容器は、室温下に長時間放
置しておいてもフレツシユミルクは冷却状態に保
持され、変質することがなく、喫茶店等において
テーブル上に放置することができる。従つてウエ
イター等がフレツシユミルクの管理に気を配る必
要がないと共に、客は自分の好みに応じてコーヒ
ー等に適量のフレツシユミルクを添加することが
できる。
また本考案においても、さらに長時間放置すれ
ば氷が溶けて保冷能力が低下し、内容器2内のフ
レツシユミルクの温度が上昇するが、この場合に
は断熱容器1から内容器2を取外し、断熱容器1
内の氷水を取替えることによつて再度保冷能力を
復活させることができる。従つて昇温したフレツ
シユミルクを冷蔵庫等で冷却し直す必要がない。
また長時間に亙つて使用しない場合には、内容器
2を断熱容器1から取出して冷蔵庫等に保管する
こともできる。
なお本考案は、前述のようなフレツシユミルク
の保冷用の容器としての用途に限定されるもので
はなく、その他の内容物の保冷容器として使用す
ることができ、また空所5内に熱湯等の熱媒を入
れることにより、保温容器として使用することも
可能である。
実施例 本考案の保温・保冷容器の空所5内に前述のよ
うに氷水を入れて、保冷容器として使用する場合
には、氷が溶解することによつて氷水の体積が減
少し、空所5内が減圧状態となる。そのため内容
器2を断熱容器1から取外すことが困難となる可
能性がある。
そのため第2図においては、パツキン7を断面
逆U字状となし、その前記断熱容器1に接する部
分11を先端が薄い楔状に形成すると共に、締付
リング8におけるフランジ6に接する部分に小突
起12を突設し、締付けリング8とフランジ6と
の間に間隙13を形成する。
この例においてはパツキン7でシールされて空
所5内の氷や水が漏出することがないと共に、空
所5内が減圧されると前記U字状の内側が減圧さ
れて楔状部分11が鎖線で示すように内側に彎曲
し、締付けリング8とフランジ6との間の間隙1
3から、パツキン7と断熱容器1との間に生じた
間隙を通じて空気が流入し、空所5内の減圧が阻
止される。
また第3図に示すものは、本考案における前記
空所5内の減圧を防止する構造の他の実施例であ
つて、内容器2のフランジ6に透孔14を穿設
し、該透孔14の周囲に複数の小孔15を穿設
し、前記透孔14にシール部材16を嵌合してい
る。シール部材16は前記透孔14に挿通された
シヤフト17の上端に膨出部18が形成され、該
膨出部18が透孔14を封止している。前記シヤ
フト17の下端には円盤状のシール部19が形成
されており、該シール部19は中央部が厚く外周
が薄いものであつて、フランジ6の下面から前記
小孔15を覆い、その外周縁がフランジ6の下面
に当接している。
この実施例においては、シール部19によつて
透孔14及び小孔15が閉塞され、空所5内の氷
水が漏出することがない。また空所5内が減圧さ
れれば、シール部19が鎖線で示すように下方に
撓み、小孔15を通じて空気が流入して減圧が阻
止される。従つてフレツシユミルク等を注出する
際にも、熱媒である氷水が透孔14や小孔15か
らこぼれ出る恐れはない。
また本考案においては、内容物の注出構造にも
各種の変形が可能である。
第4図は本考案の実施例であつて、内容器2の
上部に螺合された蓋体20にエアーポンプ21及
び注出ノズル22が設けられている。エアーポン
プ21はばね手段23により常時上方に付勢され
たピストン24を有しており、該ピストン24を
下方に押し下げることにより、内容器2内を加圧
するようになつている。また注出ノズル22には
内容器2の底部に至るチユーブ25が取付けられ
ており、内容器2内が加圧されたときに内容物が
該チユーブ25から注出ノズル22を経て注出さ
れるようになつている。
而してこの実施例においては、ピストン24が
上方位置にあるときには、ポンプ室上部壁面に形
成された空気流通溝30を介して内容器2内と外
気が連通しており、フレツシユミルクが不用意に
押出されることはない。またピストン24を押し
下げて内容器2内を加圧することにより、内容物
であるフレツシユミルクが注出ノズル22の先端
から適量注出される。
第5図は、本考案のさらに他の実施例を示すも
のであつて、内容器2内にフレツシユミルクを入
れたさらに他の注出用容器26を収容したもので
ある。該注出用容器26は、内容器2の容器部4
に適合する形状を有する本体27と、該本体27
の上部に嵌合され、中央にノズル28を設けた蓋
29とよりなるものである。
而してこの実施例においては、常時は本体27
を内容器2に嵌合して空所5内の氷水で冷却状態
に置き、使用時には注出用容器26を内容器2か
ら取出して、ノズル28からフレツシユミルクを
注出するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の保温・保冷容器を示す中央
縦断面図である。第2図及び第3図は、断熱容器
と内容器と間の空所内の減圧を防止するための構
造を示す、拡大中央縦断面図である。第4図及び
第5図は、本考案の実施例を示す中央縦断面図で
ある。 1……断熱容器、2……内容器、5……空所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱容器1内に、該断熱容器1の内壁との間に
    間隔をおいて内容器2を挿入し、該内容器2を前
    記断熱容器1に対してその開口部において、パツ
    キン7を介して着脱自在に且つ気密に結合し、内
    容器2と断熱容器1との間に密閉された空所5を
    形成すると共に、内容器2を断熱容器1に結合し
    たままで内容器2に内容物を出入れ可能としたこ
    とを特徴とする、保温・保冷容器。
JP1985102349U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0316588Y2 (ja)

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JP1985102349U JPH0316588Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP1985102349U JPH0316588Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS6210841U JPS6210841U (ja) 1987-01-23
JPH0316588Y2 true JPH0316588Y2 (ja) 1991-04-09

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JPH0628610B2 (ja) * 1987-02-20 1994-04-20 株式会社日酸サ−モ 金属製二重カップの製造方法
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JPS59131317A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 株式会社 明治機械製作所 加熱容器

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