JPH07194489A - 断熱電気加熱式ポット及びその製造方法 - Google Patents

断熱電気加熱式ポット及びその製造方法

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JPH07194489A
JPH07194489A JP5350343A JP35034393A JPH07194489A JP H07194489 A JPH07194489 A JP H07194489A JP 5350343 A JP5350343 A JP 5350343A JP 35034393 A JP35034393 A JP 35034393A JP H07194489 A JPH07194489 A JP H07194489A
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container
adiabatic
space
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heat insulating
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JP5350343A
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Yoshinari Nishino
嘉也 西野
Masashi Yamada
雅司 山田
Seiichi Ito
精一 伊藤
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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    • A47J41/0055Constructional details of the elements forming the thermal insulation
    • A47J41/0072Double walled vessels comprising a single insulating layer between inner and outer walls

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の保温性能が高く、しかも容積効率を高
められるような形状とした容器を備えた断熱電気加熱式
ポットの提供を目的としている。 【構成】 内容器16と外容器17とをそれぞれの口元部で
一体化し、これら内外容器間の空間を断熱層20とした断
熱容器10と、該内容器に収容される液体を加熱する電気
加熱手段11とを備えた断熱電気加熱式ポット10Aにおい
て、上記断熱容器の断熱層が、キセノン、クリプトン、
アルゴンの内から選択される1種又は2種以上の低熱伝
導度気体を封入してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱容器とその内部に
配設された電気加熱手段とを備え、該断熱容器内に水な
どの液体を入れて加熱し、その湯を保温する断熱電気加
熱式ポットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に断熱電気加熱式ポットは、内筒と
外筒をそれぞれの口元部で接合一体化し、これら内外筒
間の空間を真空とした二重壁構造の容器と、伝熱により
内筒の内部に収容された液体を加熱するためのヒータユ
ニットとを備えて構成されている。図2は、従来の湯沸
かしポットの一例として、実公昭62−73836号公
報に記載されたものを示すものであり、この湯沸かしポ
ット1は、真空二重構造とした容器2の内底部にヒータ
ユニット3をパッキン4,5により水密に固定して配置
した構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図2に示す従来の真空断熱湯沸かしポットにあって
は、内外筒間の空間を真空引きした構造であるために、
この容器には常に大気圧がかかり、この力を分散させる
ため極力曲面を有する形状にする必要があり、その結果
内容器と外容器との形状を概ね円筒形にせざるを得ず、
この形状とすることにより容積効率が低くなる問題があ
った。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、断熱
電気加熱式ポットにおいて、容器の保温性能が高く、し
かも容積効率を高められるような形状とした容器を備え
た断熱電気加熱式ポットの提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内容
器と外容器とをそれぞれの口元部で一体化し、これら内
外容器間の空間を断熱層とした断熱容器と、該内容器に
収容される液体を加熱する電気加熱手段とを備えた断熱
電気加熱式ポットにおいて、上記断熱容器の断熱層が、
キセノン、クリプトン、アルゴンの内から選択される1
種又は2種以上の低熱伝導度気体を封入してなるもので
ある。また、請求項2の発明は、内容器と外容器とをそ
れぞれの口元部で一体化し、これら内外容器間の空間を
断熱層とした断熱容器と、該内容器に収容される液体を
加熱する電気加熱手段とを備えた断熱電気加熱式ポット
の製造方法において、内容器と外容器とをそれぞれの口
元部で一体化し、これら内外容器のいずれかに封入口を
有する二重容器を作製し、この二重容器の内外容器間の
空間を真空引きし、次いで封入口を通して該空間内にキ
セノン、クリプトン、アルゴンの内から選択される1種
又は2種以上の低熱伝導度気体を入れて該封入口を封止
して内外容器間に低熱伝導度気体を封入して断熱層を形
成する際に、二重容器の外圧を内外容器間の空間の圧力
とほぼ同圧として断熱層形成操作を行うことを特徴とす
る断熱電気加熱式ポットの製造方法である。
【0005】
【作用】本発明に係る断熱電気加熱式ポットは、内外容
器間の空間を真空封止する代りに、キセノン、クリプト
ン、アルゴン等の低熱伝導度気体を封入することで断熱
層を形成するものなので、断熱層製作工程が極めて容易
になり、製造工程が簡略化され、製造コストを低減する
ことができる。しかも低熱伝導度の気体の封入ガス圧を
調整することにより、大気圧との差圧を小さくすること
ができるので、平面壁構造の角型容器に製作することが
可能である。また、必要に応じ積層断熱にすることによ
り、断熱性能を上げることができ、真空断熱以上の性能
を得ることも可能となる。また、本発明に係る断熱電気
加熱式ポットの製造方法は、内容器と外容器とをそれぞ
れの口元部で一体化し、これら内外容器のいずれかに封
入口を有する二重容器を作製し、この二重容器の内外容
器間の空間を真空引きし、次いで封入口を通して該空間
内にキセノン、クリプトン、アルゴンの内から選択され
る1種又は2種以上の低熱伝導度気体を入れて該封入口
を封止して内外容器間に低熱伝導度気体を封入して断熱
層を形成する際に、二重容器の外圧を内外容器間の空間
の圧力とほぼ同圧として断熱層形成操作を行うことによ
り、二重容器に外圧が加わり変形することが防止され、
平面壁構造の角型容器を使用して断熱容器を作製するこ
とが可能となる。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る断熱電気加熱式ポットの
一実施例を示すものであり、図中符号10Aは断熱電気
加熱式ポット(以下、電気ポットと記す)である。この
電気ポット10Aは、角型断熱容器10と、この角型断
熱容器10内に配設されたヒータ11と、角型断熱容器
10の下方に配設された加熱制御装置12と、角型断熱
容器10の上部に設けられた加圧装置13と、角型断熱
容器10に接続された管路状の注水装置14と、これら
を収納する外装容器15とを備えて構成されている。
【0007】この角型断熱容器10は、ステンレス鋼等
の金属からなる有底角筒状の内容器16及びそれよりや
や大きい外容器17とをそれぞれの口元部で接合一体化
し、これら内外容器16,17間に形成される空間部に気体
注入管18より低熱伝導度の気体、例えばクリプトン、
キセノン、アルゴン等、より好ましくはクリプトンとキ
セノンの一方又はこれらの混合ガスを、300〜700
Torr、好ましくは400Torr程度で封入して気体注入管
18を圧着することによって断熱空間層20を形成して
なる二重壁構造の断熱容器である。
【0008】上記内容器16の底部近傍の側面には、断
熱空間層20側にヒータ11が配設されている。このヒ
ータ11はニクロム線等の金属電熱線を板状雲母等に巻
き付けた帯状のマイカヒータ等が用いられている。この
ヒータ11は、その両端をネジやスプリングにより締め
付け、内容器16の側面下方部に面接触させて取り付け
られている。このヒータ11は、リード線23を介して
加熱制御装置12に接続されている。
【0009】加熱制御装置12は、湯温検知センサ24
(以下、サーミスタという)とこのサーミスタ24で検
知された温度変化の信号を受けて温度制御を行うマイク
ロコンピュータ25(以下、温度制御機構という)とを
備えて構成されている。この温度制御機構25の動作を
説明すると、まず電気ポット10A内に水を入れ、電源
スイッチを入れると、ヒータ11に通電され、電気ポッ
ト10A内の水が加熱される。電気ポット10A内の湯
温が100℃付近になると、電気ポット10A内に発生
した蒸気が、蒸気通路26を通ってサーミスタ24に到
達する。サーミスタ24は、この蒸気により電気ポット
10A内の温度変化を検知する。この温度変化は、さら
に電気信号として温度制御機構25に送られ、ここで温
度制御機構25は、沸騰したことを検知しヒータ11へ
の通電をカットする。このようにして一旦沸かした湯の
温度も、長時間経過すると徐々に低下してくる。この時
温度制御機構25は、湯温が予め設定した温度(例えば
90℃程度)を下回ると、再びヒータ11に通電を行
う。この時の通電力は、予め温度制御機構25に設定し
た保温電力(例えば30Wh程度)である。
【0010】角型断熱容器10の外側には、一端が内容
器16に接続され、他端が角型断熱容器10上端の近傍
に位置する管路よりなる注水装置14が設けられてい
る。この注水装置14は、外容器17の底部を貫通し
て、内容器16の底部に接続された連通管27内を通
り、内容器16底部中央に穿設された孔に接続された注
出管28の他端に接続管29を介して設けられている導
水管30と、この導水管30の他端に接続管31を介し
て接続されている注水管32と、更にその注水管32の
他端に接続管33を介して設けられている開閉弁34
と、開閉弁34に接続して設けられているノズル35を
備えて構成されている。
【0011】上記構成の角型断熱容器10は、外装容器
15内に収納、設置されている。この外装容器15は、
角型断熱容器10本体を収納する胴部36と、加圧装置
13を収納する蓋体37から構成されている。胴部36
の下部側面には外部(家電用)電源を導入するためのコ
ンセント差し込み口38が設けられ、かつこの差し込み
口38は、このすぐ近傍に設置収納される温度制御機構
25のユニットに接続して設けられている。
【0012】また蓋体37は、加圧装置13と角型断熱
容器10の上口部39を塞ぐ蓋部40から構成されてい
る。加圧装置13は押し板41とベローズ42から構成
され、押し板41を押圧することにより、角型断熱容器
10内の空気が加圧圧縮され、これにより角型断熱容器
10内の湯は、注出管28,接続管29、導水管30,
接続管31,注水管32,接続管33及び開閉弁34の
経路を通じてノズル35から注湯されるようになってい
る。
【0013】次に、この断熱電気加熱式ポット10Aの
製造例を説明する。まずステンレス鋼などの金属材料を
角筒状に成形して内容器16を作製する。この際、ヒー
タの位置決めのために、底部側面をやや縮径して段差を
設けておく。この内容器16底部の注出孔44に、注出
管28の一端を溶接して設けた後、連結管27の端部を
内容器16底部に溶接する。その後、内容器16の段部
にヒータ11を巻き付け、ヒータ11の両端部をネジ止
め、もしくはスプリング等で固定し、内容器16と面接
触させる。次に外容器17を内容器16と同様にステン
レス鋼等の金属材料を成形して製造する。この成形時に
は、外容器17の底部に連通管27を設けるための連通
孔45と気体封入管18とヒータ11のニクロム線を通
すための孔部46を設けておく。そして、これら内容器
16と外容器17とを口部で気密に溶接して一体化し、
更に外容器17底部に設けた連通孔45の縁部と連通管
27の接触部分を溶接する。
【0014】次に孔部46をハーメチック部材19にて
封止する。このハーメチック部材19は絶縁材料よりな
り、2ヶ所の導通部43を備えた有底円筒状の2つの封
止部材19a,19bを嵌合した構造になっている。そして上
部の封止部材19aの導通部43にヒータ11のニクロ
ム線をはんだ等で各々接続する。この時ニクロム線が互
いに接触しないよう、また内外容器16,17に接触し
ないよう、ニクロム線を碍子等の絶縁材で覆うことによ
り短絡を防止する。その後、この封止部材19aをエポ
キシ系の接着剤を用いて外容器17底部外面に接着し、
孔部46を気密に封止する。
【0015】次に、上記のようにして製造した二重構造
の容器(以下、二重容器と記す)の内外容器16,17
間に形成される空間部を気体封入管18より一度真空引
きし、その後、クリプトン、キセノン、アルゴンの中か
ら選択される1種または2種以上の低熱伝導度気体を所
定圧力(例えば400Torr)にて封入し、低熱伝導度断
熱空間層とし、その後油圧等のプレス機を用いて気体封
入管18を圧着し、低熱伝導度断熱空間層を密封する。
これにより二重容器の内外容器16,17間の空間部に
断熱層20を形成し、断熱容器10とする。この断熱層
20の形成の際には、二重容器の外圧を内外容器16,17
間の空間の圧力とほぼ同圧として上記真空引き、低熱伝
導度気体の封入及び気体封入管18の圧着(封じ切り)
を行うことにより、二重容器に外圧が加わり変形するこ
とが防止され、平面壁構造の角型容器を使用して断熱容
器を容易に歩留りよく作製することができる。例えば、
二重容器を減圧チャンバ内に入れ、気体封入管18を外
部に導出して真空ポンプに接続し、内外容器16,17間の
空間を真空引きする際に、この真空引きとほぼ同圧とな
るように減圧チャンバ内を減圧し、次いで気体封入管1
8を通して低熱伝導度気体を導入する際にも、内外容器
16,17間の空間の圧力とほぼ同圧となるように減圧チャ
ンバ内の気圧を調整し、二重容器の気体封入管18を封
じ切りする。また、別な方法として、二重容器を全て減
圧チャンバ内に入れ、この減圧チャンバ内を真空排気し
て内外容器16,17間の空間を真空排気し、次いで減圧チ
ャンバ内に低熱伝導度気体を所定圧力となるように導入
し、二重容器を封止する方法がある。
【0016】次に、外容器17に取り付けられた封止部
材19aに下方にハーメチック部材である封止部材19
bを、嵌合し、リード線23を介し温度制御機構25に
接続する。さらに注出管28の他端に接続管29を介し
導水管30の一端を取り付け、導水管30の他端に接続
管31を介し注水管32の一端を取り付け、さらに注水
管32の他端には、接続管33を介して開閉弁34を接
続し、この開閉弁34にノズル35を取り付ける。最後
に、このようにして得られた角型断熱容器10を外装容
器15に収納し、設置して図1に示す電気ポット10A
を製造する。
【0017】この電気ポット10Aは、断熱層20が真
空状態でなく、キセノン、クリプトンなどの低熱伝導度
気体を、大気圧によって断熱容器が潰れない程度の圧力
で封入して断熱層20としたことにより、断熱容器の形
状の自由度が増し、内容器16、外容器17がほぼ四角
柱状の断熱容器を製作することが可能である。なお先の
実施例においては、加熱制御装置12にサーミスタ24
と温度制御機構25を使用したが、この制御装置として
は、必ずしもサーミスタ24と温度制御機構25を使用
する必要はなく、例えばサーマルリードスイッチ(TR
S)、リレー、サーモスタット、補助ヒータ等の制御装
置でも良い。また、必要に応じ、断熱層20を複数層設
けて積層断熱構造とすることにより、断熱性能を上げる
ことができ、真空断熱以上の性能を得ることも可能とな
る。更に、上記実施例では断熱容器10の封止を、気体
封入管18の圧着(封じ切り)により行ったが、外容器
に設けた排気口を封止板で封止したり、小孔状或いは細
溝状の排気孔を低温ろう材などの封止材で封止する封止
構造を採用しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る断熱
電気加熱式ポットは、キセノン、クリプトンなどの低熱
伝導度気体を大気圧によって断熱容器が潰れない程度の
圧力で封入した断熱層を有する断熱容器を備えているの
で、断熱層製作工程が極めて容易になり、製造工程が簡
略化され、製造コストを低減することができる。しかも
低熱伝導度の気体の封入ガス圧を調整することにより、
大気圧との差圧を小さくすることができるので、平面壁
構造の角型容器に製作することが可能である。また、必
要に応じ積層断熱にすることにより、断熱性能を上げる
ことができ、真空断熱以上の性能を得ることも可能とな
る。また、本発明に係る断熱電気加熱式ポットの製造方
法は、上記断熱容器の断熱層を形成する際に、二重容器
の外圧を内外容器間の空間の圧力とほぼ同圧として断熱
層形成操作を行うことにより、二重容器に外圧が加わり
変形することが防止され、平面壁構造の角型容器を使用
して断熱容器を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱電気加熱式ポットの一実施例を示
す側面断面図である。
【図2】従来の電気ポットの一例を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10……角型断熱容器、10A……電気ポット(断熱電
気加熱式ポット)、11……ヒータ、12……加熱制御
装置、13……加圧装置、14……注水装置、15……
外装容器、16……内容器、17……外容器、20……
断熱層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容器と外容器とをそれぞれの口元部で
    一体化し、これら内外容器間の空間を断熱層とした断熱
    容器と、該内容器に収容される液体を加熱する電気加熱
    手段とを備えた断熱電気加熱式ポットにおいて、 上記断熱容器の断熱層が、キセノン、クリプトン、アル
    ゴンの内から選択される1種又は2種以上の低熱伝導度
    気体を封入してなるものであることを特徴とする断熱電
    気加熱式ポット。
  2. 【請求項2】 内容器と外容器とをそれぞれの口元部で
    一体化し、これら内外容器間の空間を断熱層とした断熱
    容器と、該内容器に収容される液体を加熱する電気加熱
    手段とを備えた断熱電気加熱式ポットの製造方法におい
    て、 内容器と外容器とをそれぞれの口元部で一体化し、これ
    ら内外容器のいずれかに封入口を有する二重容器を作製
    し、この二重容器の内外容器間の空間を真空引きし、次
    いで該封入口を通して該空間内にキセノン、クリプト
    ン、アルゴンの内から選択される1種又は2種以上の低
    熱伝導度気体を入れて該封入口を封止して内外容器間に
    低熱伝導度気体を封入して断熱層を形成する際に、二重
    容器の外圧を内外容器間の空間の圧力とほぼ同圧として
    断熱層形成操作を行うことを特徴とする断熱電気加熱式
    ポットの製造方法。
JP5350343A 1993-12-28 1993-12-28 断熱電気加熱式ポット及びその製造方法 Pending JPH07194489A (ja)

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