JPH03164554A - 内燃機関の失火気筒検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火気筒検出装置

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JPH03164554A
JPH03164554A JP30182589A JP30182589A JPH03164554A JP H03164554 A JPH03164554 A JP H03164554A JP 30182589 A JP30182589 A JP 30182589A JP 30182589 A JP30182589 A JP 30182589A JP H03164554 A JPH03164554 A JP H03164554A
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cylinder
period
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misfire
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JP30182589A
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English (en)
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
Seiichi Otani
大谷 精一
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の失火気筒検出装置に関し、特に機関
回転周期に基づいて各気筒の平均有効圧の変化量に略相
当する判別値を演算し、この判別値とスライスレベルと
を比較することで失火気筒を判別するよう構成された検
出装置に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関においては、点火系又は燃料噴射弁等の燃料供
給系の故障、更に、圧縮漏れ等によって失火が発生する
ことがある。
失火が発生すると、かかる失火気筒に供給された燃料が
燃焼しないまま排気系に排出され、この未燃焼ガスが排
気浄化用に設けられた触媒装置で燃焼して該触媒装置を
焼損させることがあり、触媒装置が焼損すると、排気浄
化能力の低下によって排気中の有害成分濃度を増大させ
てしまうという問題が発生する。このため、失火発生を
検出し、失火が検出されたときには、失火発生を警告し
たり、失火している気筒への燃料供給を停止するなどの
フェイルセーフ制御を実行することが要求される。
失火を検出する装置としては、以下に示すように機関回
転変動に基づき失火気筒を判別するものがある(197
9年I 5ATA−Pa p e r rExper−
−iences with a new method
 for measuring theenginer
oughnessJby  R,、Latsch、E、
Mausner+V 、 B 1anchi  参照)
即ち、機関の変動度合い(エンジンラフネス度)を各気
筒の平均有効圧の変化量として示す判別値LUnを各気
筒別に演算し、このLUnに基づき失火気筒を検出する
ものであり、LUnは以下のようにして導かれる。
ここで、M=機関発生トルク、W=負荷トルク、ω=ク
ランク角速度、θ−イナーシャモーメント、を−時間、
T=クランク回転周期瞬時値、ζ=クランク角度、j=
0. 1. 3.  ・・・、Tj=2orlクランク
軸回転周期、T j−+−1回前のTjとすると、 t 上記式を1クランク軸回転に対し積分すると、ここで、
Wを定数と仮定し、かつ、’rj=rj#T’j−tと
すると、 となり、上記式の左辺が失火気筒の発生と密接な関係に
ある内燃機関の平均有効圧の変化量ΔPiに相当するこ
とから、右辺の回転周期に関わる演算を行えば、間接的
に平均有効圧の変化を捉えることができ、これによって
失火気筒を特定できるから、右辺の演算結果を機関変動
度合い判別値LUnとして、この判別値LUnに基づき
平均有効圧が所定以上に減少変化しているか否かを判別
して失火を検出できるようにする。
ここで、平均有効圧Piの変化量ΔPiに相当する機関
変動度合い判別値LUnの演算式は、下式のように、 となるが、実用上で簡単に演算できるように以下のよう
にして簡略化する。即ち、Δ(ΔTj)=(T j−+
−T j−z)−(T j −T L−+)であるが、
4気筒内燃機関の場合にはTj−+=360’前の18
0゜周′#J1(TDC毎にサンプリングされるTDC
周期)、Tj−z−720°(2回転)前の180°周
期、Tj=最新の180°周期とする。更に、TJ3は
演算が大変であるから、TJ、Tj−I又はTj−zに
置き換える。ここで、360°(1回転)前の1806
周期をhalf、720 ’ (2回転)前の180°
周期をold、最新の180゜周期をne−とし、かつ
、1” j3の代わりにTj−x(720”前の180
 ”周期=old)を用いるものとすれば、前記機関変
動度合い判別値LUnの演算式は、以下のように簡略化
される。
上記演算式に基づく機関変動度合い判別値LUnの設定
を行うと、例えば第5図(4気筒機関で#1気筒の失火
発生状態)に示すように、4気筒内燃機関の#1気筒に
対応する判別値LUIは、TDC毎(180°)に更新
される180°周朋計測結果の最新値が#l気筒の筒内
圧に影響されるものであるときに演算され、neWをこ
の#l気筒の最新180°周期、halfを1回転前の
#4気筒の筒内圧に影響される180 ’周期、old
を1サイクル前に#1気筒の筒内圧に影響される180
6周期として演算される。
ここで、上記判別値LUnによる失火気筒判別は、運転
条件(例えば機関回転速度及び機関負荷)で決定される
スライスレベルSL(平均有効圧の所定減少量)以下の
判別値LUn (スライスレベルSL以上の平均有効圧
減少)があったとき失火をりと判別し、連続して判別値
LUnが平均有効圧の減少を示し、かつ、その何れかが
SLを越える減少量を示すときには、最初のものを失火
によるものと判別するという判定ロジックに基づいて行
われ、第5図に示すように#1気筒が継続して失火して
いる場合には、図に示すように判別値LUnは、#1気
筒、#3気筒に対応する判別値LUl、LU3がそれぞ
れマイナスの値となって、然も両方がスライスレベルS
L以下となっているが、#l気筒に対応する判別値LU
Iが最初であるから#1気筒が失火していると判別され
る。
尚、前記スライスレベルSLは、全気筒で失火が発生し
ていないときの最小のLUnと、失火発生時の最小LU
nと、の中間値付近となるとなるように運転条件に応じ
て予めマツプに記憶させておき、運転条件の違いによる
LUnレベルの変化(第6図参照)に対応して判別精度
が確保できるようにしである。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のように4気筒内燃機関においては、各
気筒の圧縮上死点間隔(180°CA周期)を計測し、
該計測結果を用いて前記演算式に従い判別値LUを演算
して失火気筒を検出できることが実験からも確認された
が、気筒数が増大した場合には、必ずしも圧縮上死点の
周期を計測することで、失火検出が行えるものではない
ことが6(l K’1された。
即ち、例えば8気筒のある機関では、第7図に示すよう
に、クランク角速度周波数fs/クランク軸1回転周波
数fm−1,5次以上の成分、即ち、240’  (1
,5次)、 180’(2次)、 144″(2,5次
)周期の計測では失火の有無によって角速度(周期)に
レベル差が殆ど発生しないために失火検出が行えず、f
 s / f m=1.o、 0.5次の成分(360
°又は720周期)で失火の有無により角速度にレベル
差が発生して失火検出が行える場合がある。これは、気
筒数が多くなると、1つの気筒が失火していても他が全
て正常燃焼していると前記失火気筒の影響が回転に反映
され難いため、第8図に示すように、失火発生によるク
ランク角速度の乱れが小さくなるためであり、特に、気
筒数が増大するとかかる傾向が顕著になり、4気筒の場
合と同様に圧縮TDC間隔周期を計測したのでは、機関
によって失火検出が行えなくなる場合があった。
また、上記のように4気筒機関では、TDC周期(18
0°)を計測することで失火気筒の検出が行えるが、更
に失火の有無によって判別値LUnに大きな差が表れる
ようにすれば、より失火判別の精度を向上させることが
できるため、失火の有無が判別値LUnの差として明確
に表れるようにしたいという要求があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、圧縮T
DC周期の計測結果からは失火気筒検出を精度良く行え
ない機関でも検出精度を確保できる失火気筒検出装置を
提供すると共に、圧縮TDC周期を計測することにより
失火気筒検出が行える機関における検出精度を向上させ
ることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、内燃機関各
気筒の所定クランク角位置それぞれから所定角度間の周
期を計測する所定クランク角基準周期計測手段と、この
所定クランク角基準周期計測手段で計測された周期に基
づいて各気筒の平均有効圧の変化量に略相当する値であ
る機関変動度合い判別値を各気筒に対応させて演算する
機関変動度合い演算手段と、かかる演算手段により演算
された機関変動度合い判別値と所定のスライスレベルと
を比較して失火気筒を判別する失火気筒判別手段と、を
含んで内燃機関の失火気筒検出装置を構成するようにし
た。
また、第1図点標示のように、前記所定クランク角基準
周期計測手段に代えて、内燃機関各気筒の圧縮上死点間
における所定角度範囲の周期を計測する周期計測手段を
備え、この周期計測手段で計測された周期に基づき機関
変動度合い演算手段が機関変動度合い判別値を各気筒に
対応させて演算するようにしても良い。
更に、機関変動度合い演算手段が、最新に計測された周
期をTφ、l/2サイクル前に計測された周期をTI、
1サイクル前に計測された周期をT2としたときに、機
関変動度合い判別値LUが、z として演算されるよう構成すると良い。
く作用〉 かかる構成の失火気筒検出装置によると、所定クランク
角基準周期計測手段が各気筒の所定クランク角位置それ
ぞれから所定角度間の周期を計測し、この周期計測値に
基づいて機関変動度合い演算手段が、各気筒別に機関変
動度合い判別値を演算する。前記機関変動度合い判別値
は、各気筒の平均有効圧の変化量に略相当する値であり
、この機関変動度合い判別値と所定のスライスレベルと
を比較することによって失火気筒判別手段は失火気筒を
判別する。
即ち、圧縮上死点の間隔周期を計測した場合に失火の有
無によって機関変動度合い判別値に大きな差が表れない
機関でも、失火の有無が明確に表れるような所定角度を
周期計測範囲として選択することで失火判別が行えるこ
とになり、例えば、所定クランク角位置としての圧縮上
死点からの所定角度を、例えば第7図に示すような特性
の8気筒機関では、360@又は720@とすることで
失火検出が可能となる。
また、所定クランク角基準周期計測手段に代えて、各気
筒の圧縮上死点間における所定角度範囲の周期を計測す
る周期計測手段を設けた場合には、前記所定角度範囲を
燃焼結果がクランク角速度として明確に表れる角度範囲
とすることにより、圧縮上死点の間隔周期に基づく判別
値によって失火の有無を検出できる機関において、より
一層失火の有無で機関変動度合い判別値に大きな差が表
れるようにできる。
上記のように計測された周期に基づいて各気筒の平均有
効圧の変化量に略相当する値である機関変動度合い判別
値LUを演算するには、最新に計測された周期をTφ、
l/2サイクル前に計測された周期をTI、1サイクル
前に計測された周期をT2としたときに、 として演算すれば、かかる機関変動度合い判別値は、気
筒別の平均有効圧の変化量に略相当する値となって、然
も、上記のように簡便な式で演算できる。
(実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、4気筒内燃機関1の図
示しないクランク軸には、磁性材によって形成されその
周囲にクランク角3’(3OCA)毎の120個の凸部
が形成されたシグナルディスクプレート2が軸支されて
おり、シグナルディスクプレート2の周縁付近に固定さ
れた3°CA検出用の電磁ピックアップ3の磁石開放端
を、クランク軸の回転に伴って前記凸部が開閉すること
によって誘導起電力パルスを得るように構成され、前記
シグナルディスクプレート2と3”CA検出用の電磁ピ
ックアップ3とによって3”CA毎の検出信号が得られ
るようにしである。
また、前記シグナルディスクプレート2の一端面には、
回転軸を挟んで同一円周上に一対の突起部2a、2bを
設けであると共に、この突起部2a、2bを検出するT
DC検出用の電磁ピックアツブ4によって180″CA
毎に誘導起電力パルスを得て、シグナルディスクプレー
ト2の突起部2a、2bと、電る■ピックアップ4との
組み合わせによって180 ’ CAの検出信号が得ら
れるようにしてあり、前記突起部2a、2bの電磁ピッ
クアップ4による検出位置を、上死点位置(TDC)に
位置合わせすることにより、各気筒の圧縮T DC位置
が検出できるようになっている。
前記各電磁ビックアンプ3.4から出力される誘導起電
力は、ゼロクロスコンパレータ5,6にそれぞれ入力さ
れ、OVレベルに対する大小に基づく0■中心のパルス
波に変換され、更に、次の波形整形回路7.8では、0
■をローレベルとするパルス波に整形される。
3°CA毎に立上がる(立下がる)波形整形回路7の出
力パルス(以下、3@CAパルスと略す。)は、コント
ロールユニット9のタイマlに入力され、タイマ1はこ
の3”CAパルスのパルス数をカウントする。また、各
気筒のTDC位置で180゜CA毎に立上がる(立下が
る)波形整形回路8の出力パルス(以下、TDCパルス
と略す。)は、コントロールユニット9のトリガlに入
力され、TDCパルスの立上がりに基づいてトリガ信号
を出力する。
コントロールユニット9のタイマ2は、トリガ1からト
リガ信号が出力されたとき、即ち、各気筒のTDC位置
からのタイマ1による3’CAパルスのパルスカウント
数が、ATDC45°相当になると(3’CAパルスを
15カウントすると)、パルス出力をハイレベル信号に
立上げ、また、ATDC135’相当になるとそのパル
ス出力をローレベルに立下げるものであり、結果、各気
筒の圧縮TDC後のATDC45°からATDC135
°までの間ハイレベルであるパルス信号を出力する。
また、コントロールユニット9の周期計測手段としての
タイマ3は、タイマ2のパルス出力を入力して、該パル
ス出力の立上がり(ATDC45°)から立下がり(A
TDC135°)までの時間(周期)を、コントロール
ユニット9内藏のタイマーにより計測させる。
ここで、前記コントロールユニット9は、第3図のフロ
ーチャートに示すプログラムに従って4気筒の中で失火
が発生している気筒の検出を行い、失火発生が検出され
た気筒のナンバーを、例えば機関1が搭載された車両の
運転席付近に表示させる。
尚、第3図のフローチャートは、実行タイミングが異な
る2つのプログラムが、途中から同一処理を行うように
なるために重ねて示しであるもので、実際には、何れか
一方のプログラムを実行して失火気筒検出を行うように
すれば良い。
最初に、各気筒の圧縮TDC周朋に基づく失火気筒検出
について説明すると、かかる制御に関わるプログラムは
、トリガ1の人力、即ち、TDCパルスの立上がりであ
る圧縮TDC位置が検出されたときに割込実行されるも
のであり、まず、ステップ1(図中ではSlとしである
。以下同様)では、微小時間毎にカウントアツプされる
フリーランカウンタの値をTにセントし、かつ、このT
から前回割込実行時(前回の圧縮TDC)におけるフリ
ーランカウンタの値であるMTを減算して、本プログラ
ムの割込実行間隔におけるフリーランカウンタのカウン
トアツプ値Tmを求める。本プログラムは、前述のよう
に各気筒の圧縮TDCで実行されるから、前記Tmは圧
縮TDC)M]jtJlを示すことになり、この部分が
所定クランク角基準周期計測手段に相当し、本実施例で
は所定クランク角位置を圧縮TDCとする。
次のステップ2では、今回ステップ1でフリーランカウ
ンタの値がセットされたTをMTに更新設定して、次に
本プログラムが割込実行されたときに、このMTが前回
データとして用いられるようにする。
ステップ3では、上記のようにして圧縮’r D C毎
に求められる圧縮TDC周期Tmの最新値Tmφ、1回
前の値7m1,2回前の値Tm2.3回前の値Tm3の
更新設定を行う。即ち、本プログラムの前回実行時に演
算されて最新値TmφにセットされたTmは、今回のT
m演算によって前回値Tmlとなるから、以下同様にし
て、前回までの各データを更に1回前のデータとして更
新設定し、今回ステップ1で演算されたTmを最新値と
してTmφにセットする。
ステップ4では、上記のようにして更新した圧縮TDC
周期の新旧データの平均を以下の式に従って求め、その
結果をtmにセットする。
ここで、Tmφ+’pml +’l’m2+Tm3は、
それぞれが圧縮TDC周期である180°CA周期を示
すデータであるから、機関1の2回転(720”CA)
周期を示すことになり、tmは見掛は上180 ’CA
周期となるが、Tmφ、’l”’ml、Tm2.Tm3
の変動が無効とされるから、tmは2回転周期を示すデ
ータとして取り扱うことができる。
このようにして求められる2回転周期を示すデータであ
る【mは、次のステップ5で最新値tmφにセットされ
、以下、1回前(180’ CA前)のデータt m 
lには前回までの最新値tmφをセットし、2回前(3
60” CA前)のデータtm2には前回までの1回前
のデータtmlをセットし、更に、3回前(540°C
A前)のデータtm3には前回までの2回前のデータt
m2をセットし、前回までの3回前のデータtm3は4
回前(720°CA前)のデータt m 4にセットす
る。
このようにして、2回転周期を示すデータであるtmを
、各気筒の圧縮TDC毎にサンプリングして、時系列的
にtmφ〜tm4に記憶させると、機関変動度合い演算
手段としての次のステップ21では、かかる周期計測結
果に基づいて機関変動度合い判別値LUを以下の式に従
って演算する。
上記演算式において、tmφが最近の2回転周期を示し
、tm2が1回転前(1/2サイクル前)にサンプリン
グされた2回転周朋を、更に、tm4が2回転前(1サ
イクル前)にサンプリングされた2回転周期を示し、前
述のように、かかる演算式に基づく判別値LUは、各気
筒の平均有効圧の変化量に略相当する値を2回転周期か
ら求めたものとなる。
4気筒機関1では、圧縮TDCの周期(1809C八周
朋)を計測しても、失火の有無によって圧縮TDC間に
おけるクランク角速度の変化が大きく、失火の有無によ
って判別値LUに明確な差が発生して失火気筒検出が行
えるから、上記のように2回転周!1III(720°
CA周期)を計測する必要がないが、例えば8気筒機関
では、第7図に示したように、圧縮TDCJfJ期(9
0°CA周期)を計測したのでは、失火の有無によって
差が出す失火検出できないため、360°CA又は72
0 ” CA周期を計測する必要がある。
例えば8気筒機関で360  °CA周期を計測する場
合には、各気筒別に圧縮TDCからi関が1回転する周
期を計測しても良いが、上記実施例のように、圧縮TD
C周期(90” CA周!tJI)を計測し、360 
°CA周期を時系列的に記憶させておいた圧縮TDC周
期の加算値として求めるようにしても良く、コノように
しテ360°CA又ハ?20 ’ CA周期を求めれば
、8気筒機関においても失火の有無を精度良く検出する
ことができるものである。従って、8気筒に限らず圧縮
TDC周期計測に基づく判別値L[Jの演算結果からは
失火検出を行えないような機関では、例えは圧縮TDC
周期の2倍3倍、4倍というように圧縮TDCからの周
期計測角度を変えて実験し、計測された周期に基づく判
別値LU演算によって失火の検出が行える周期計測角度
を求めれば良い。
次に、TDC毎に実行される上記実施例と異なるタイミ
ングで実行される他方の失火気筒検出プログラムについ
て説明する。以下に説明するプログラムは、第3図に示
すフローチャートにおいて、ステップ21で判別値LU
を演算する前の処理が前述の場合と異なるものであり、
判別値LLJ演算以降の処理は実行タイミングが異なる
ものの同様である。
即ち、前述のプログラムはTDCが検出される毎に実行
されたが、次に説明するプログラムは、ATDC140
’が検出される毎に実行される。尚、前記実行タイミン
グであるATDC140°は、ATDC35’〜ATD
C135°周期の計測直後を示すものであり、特にAT
DC140”に限定するものでなく、TDCパルスから
3’CAパルスをカウントすることにより検出されるA
TDC135直後の所定時期であれば良い。
ATDC140’が検出されて割込実行されると、まず
、ステップ11で、タイマ3によって計測されたATD
C35°〜ATDC135’周期の最新値を入力する。
そして、次のステップ12では、ATDC140’毎に
上記ステップ11で入力したデータを時系列的に最新値
から4回前まで記憶するtmφ、tml。
tm2.tm3.tm4の各データの更新設定を行う。
即ち、前回までの【mφ、tml、t、m2゜tm3を
それぞれ更に1回前の周期データとしてtml、tm2
.tm3.tm4にセットすると共に、tmφに今回ス
テップ11で人力した周期データをセントする。
このようにして、ATDC140’毎に更新させた新旧
のATDC35°〜A T D C135°周期データ
に基づき、次のステップ21で判別値LUを演算するも
のであり、この場合は、最近のATDC35’〜ATD
C135°周期tmφと、l/2サイクル(1回転)前
のATDC35’〜ATDC135”周期tm2と、1
サイクル(2回転)前のATDC35°〜ATDC13
5°周!tIIt m 4とによって判別値LUが演算
される。
ところで、4気筒機関においては、第4図及び第5図に
示すように、圧縮TDC周期を計測することによって失
火気筒の検出が行えるが、前記ATD’C35’〜AT
DC135°は、第4図に示すように、4気筒機関にお
いて燃焼の結果がクランク角度として特に明確に表れる
角度域であるから、このATDC35’〜ATDC13
5’周期を計測し、この周期に基づいて判別値LUを演
算すれば、第4図に示すように、失火の有無による判別
値L tJの差を圧縮TDC周期を計測した場合よりも
一層明確にして、特に失火有無による判別値LU膜段差
小さい低負荷(第6図参照)でも失火気筒判別の精度を
向上させることができる。
上記のようにして、圧4iii T D C毎に求めた
2回転周jiJ4(720°CA周!IJI)に基づき
判別値LUを演算するか、又は、ATDC140°毎に
求めたATDC35°〜ATDC135°周期に基づき
判別値LUを演算すると、かかる判別値LUに基づく失
火気筒検出がステップ22以降で行われる。尚、ステッ
プ22〜ステツプ36の部分が、本実施例における失火
気筒判別手段に相当する。
ステップ22では、今回ステップ21で演算された判別
値LUが、平均有効圧の減少変化を示す負の値であるか
否かを判別し、判別値LUが負の値でないときには、ス
テップ23へ進んでフラグflagにゼロをセントする
が、負の値であるときにはステップ24へ進む。
ステップ24では、予め運転条件(例えば機関負荷と機
関回転速度)に応じて設定されているスライスレベルS
L(判別値LUの負の所定値)と、演算された判別値L
Uとを比較し、今回演算された判別値LUがスライスレ
ベルSLよりも小すい値であるか否かを判別する。
ここで、判別値LUがスライスレベルSL未満であると
判別されると、ステップ25で前記フラグflagの判
別を行う。前記フラグflagは、判別値LUが負であ
ると判別されたときに、後述するステップ36で1がセ
ントされるから、このステップ25でフラグflagが
ゼロであると判別されたときには、判別値LUが負にな
った初回においてスライスレベルSL未満であると判別
されたことになり、この場合には、今回の判別値L[J
により平均有効圧の減少変化が示された気筒が失火して
いるものと推定し、ステップ26へ進む。
ステップ26では、TDC周期でプログラムを実行する
場合には、今回が圧縮TDCである気筒として燃焼気筒
を判別する。例えば、今回の圧縮TDCが#2気筒のも
のであるときには、点火順を#1−#3−#4−#2で
あれば直前に#4気筒の燃焼があり、この#4気筒の燃
焼影響を受けて周期が計測されて判別値LUが演算され
たから、今回スライスレベルSL未満であると判別され
た判別値L=Uに基づいて#4気筒の失火発生を予測し
、ステップ27へ進んで#4気筒の失火発生数をカウン
トするカウント値C4を1アツプさせる。
同様にして、今回の圧縮TDCが該当する気筒の直前に
燃焼した気筒で失火が発生したものとして、失火検出回
数のカウントアツプを各気筒別に行わせる (ステップ
28〜ステツプ30)。
一方、ステップ25でフラグflagに1がセットされ
ていると判別されたときには、第5図に示すように、判
別値LUが継続して負となっている場合であり、この場
合には、最初に負となった判別値LUに基づいて失火気
筒を特定するのが正しいので、ステップ31で今回の圧
縮TDCとして特定される燃焼気筒の前々回に燃焼され
る気筒が失火したものと判定する。
即ち、今回の圧縮TDCが#4気筒であるときには、直
前の燃焼気筒が#3気筒であり、更に、1回前が#1気
筒であるから、ステップ31で燃焼気筒が#4気筒であ
ると判別されたときには、#1気筒が失火しているもの
と推定し、ステップ32へ進んで#1気筒の失火回数を
カウントアツプするC1を1アツプさせる。燃焼気筒が
#2. #1゜#3気筒であるときにも同様にして、#
3.#4゜#2気筒の失火を推定して、それぞれの失火
検出回数をカウントアンプするくステップ33〜ステツ
プ35)。
尚、ATDC140°のタイミングで周期をサンプリン
グする場合には、ステップ26及びステップ31で判別
される燃焼気筒を、次に圧縮TDCとなる気筒とすれば
良い。
このようにして、失火気筒を特定して、その気筒の失火
回数をカウントアツプした場合と、ステップ24で判別
値LUが負であるがスライスレベルS L以上であると
判別されたときには、ステップ36で前記フラグfla
gに1をセットする。
ステップ23又はステップ36でフラグflagの設定
を行うと、ステップ37へ進む。ステップ37では、プ
ログラムの実行回数をカウントするカウント値cntが
所定値(例えば1000)になったか否かを判別する。
ここで、カウント値cntが所定値までカウントアツプ
されていないときには、ステップ38へ進んでカウント
値cntを1アンプさせて本プログラムを終了させるが
、所定値になっているときには、ステップ39でカウン
ト値cnLをゼロリセットした後、ステップ40〜ステ
ツプ47で各気筒別の失火発生割合に基づいて気筒別に
失火発生表示を行わせる。
ステップ40では、#l気筒の失火検出回数がセットさ
れているCIと所定値(例えば40)とを比較すること
によって、カウント値cntが所定値までカウントアツ
プされる所定期間中に所定回数以上の割合で#1気筒の
失火が検出されているときには、ステップ41へ進み、
#l気筒の失火発生を例えば機関1が搭載されている車
両のダツシュボード上等に表示して警告する。
同様にして#2気筒〜#4気筒の失火検出回数がセット
されている02〜C4と所定値とそれぞれに比較するこ
とによって、各気筒別に失火頻度が高いか否かを判別し
、所定以上の頻度で失火が発生している気筒に関しては
、失火発生を上記のようにして表示させる(ステップ4
3〜47)。
各失火カウント値01〜C4と所定値とをそれぞれに比
較して失火発生頻度を判別した後は、ステップ48で0
1〜C4をそれぞれゼロリセットし、再度カウント値c
ntが所定値までカウントアンプされる所定期間中にお
ける各気筒別の失火検出回数が新たに失火カウント値C
1−C4にそれぞれセットされるようにする。
尚、本実施例では、各気筒別の失火発生頻度が所定以上
であるときに、その気筒を表示して警告するようにした
が、警告と共にその気筒への燃料供給を停止するなどの
フェイルセーフ制御を実行するようにしても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、圧縮上死点の周期
の計測結果に基づき平均有効圧の変化量に略相当する判
別値を演算した場合には、前記判別値に失火の有無で差
が出す、失火気筒の検出が行えないような機関において
も、圧縮上死点から例えば360 ’ CAや720 
’ CAなどの周期計測角度を設定することで、失火検
出が可能となる。
また、圧縮上死点間の周期を計測して前記判別値を演算
することで失火検出が行える機関において、圧縮上死点
間で燃焼結果がクランク角度として明確に表れる角度範
囲を設定し、この角度範囲の周期計測結果を用いて前記
判別値を演算させることで、特に失火の有無によって判
別値に差のつき難い低負荷領域における検出精度を向上
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図は同上実施
例における失火気筒検出制御の内容を示すフローチャー
ト、第4図は同上実施例において圧縮TDC間で周期計
測の角度範囲を特定した場合の判別値の特性を示すタイ
ムチャート、第5図は4気筒機関において判別値LUに
基づいた失火気筒検出の特性を説明するためのタイムチ
ャート、第6図は判別値LUの運転条件による変化を示
す線図、第7図は8気筒機関における失火検出の問題点
を説明するための線図、第8図は8気筒機関におけるク
ランク角速度の変化を失火有無で示すタイムチャートで
ある。 ■・・・機関  2・・・シグナルディスクプレート3
.4・・・電磁ピンクアップ  5,6・・・ゼロクロ
スコンパレータ  7,8・・・波形整形回路9・・・
コントロールユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関各気筒の所定クランク角位置それぞれか
    ら所定角度間の周期を計測する所定クランク角基準周期
    計測手段と、 該所定クランク角基準周期計測手段で計測された周期に
    基づいて各気筒の平均有効圧の変化量に略相当する値で
    ある機関変動度合い判別値を各気筒に対応させて演算す
    る機関変動度合い演算手段と、 前記演算された機関変動度合い判別値と所定のスライス
    レベルとを比較して失火気筒を判別する失火気筒判別手
    段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の失火気
    筒検出装置。
  2. (2)内燃機関各気筒の圧縮上死点間における所定角度
    範囲の周期を計測する周期計測手段と、該周期計測手段
    で計測された周期に基づいて各気筒の平均有効圧の変化
    量に略相当する値である機関変動度合い判別値を各気筒
    に対応させて演算する機関変動度合い演算手段と、 前記演算された機関変動度合い判別値と所定のスライス
    レベルとを比較して失火気筒を判別する失火気筒判別手
    段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の失火気
    筒検出装置。
  3. (3)前記機関変動度合い演算手段が、最新に計測され
    た周期をTφ、1/2サイクル前に計測された周期をT
    1、1サイクル前に計測された周期をT2としたときに
    、機関変動度合い判別値LUを、LU={(T1−T2
    )−(Tφ−T1)}/(T2)として演算するよう構
    成されたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載の内燃機関の失火気筒検出装置。
JP30182589A 1989-11-22 1989-11-22 内燃機関の失火気筒検出装置 Pending JPH03164554A (ja)

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DE1990615598 DE69015598T2 (de) 1989-11-22 1990-11-22 Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung von Fehlzündung in einem Zylinder einer Brennkraftmaschine.
EP19900122329 EP0433690B1 (en) 1989-11-22 1990-11-22 Apparatus and method for detecting misfire in a cylinder of an internal combustion engine

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016856A1 (fr) * 1993-12-13 1995-06-22 Unisia Jecs Corporation Detecteur de rates d'allumage pour moteurs a combustion interne

Cited By (2)

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US5648602A (en) * 1993-12-13 1997-07-15 Unisia Jecs Corporation Internal combustion engine misfire detection apparatus

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