JPH03164372A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ハンドルのステアリング条件に応じてパワ
ーシリンダを動作させる車両用ステアリング装置に関す
る。

（従来の技術） 第２図に示した従来のステアリング装置は、ハンドル１
にオービットロールユニットユニットＵを連結している
。そして，ハドンル１の回転速度に応じてオービットロ
ールユニットＵが駆動し、チャージボンブ２からステア
リングバルブ３のパイロット室４、５に導かれる流体の
流量を制御する．このステアリングバルブ３は、チャー
ジポンブ２からの供給流量に応じてその間度が制御され
？ものである。

上記ステアリングバルブ３のステアリングポート６、７
は、二対のバワ■シリンダ８、９に接続している。つま
り、一方のステアリングポート６は、パワーシリンダ８
のボトム側室８ａと、他方のパワーシリンダ９のロッド
側室９ｂとに接続し、他方のステアリングボート７は、
一方のパワーシリンダ８のロッド側室８ｂと、他方のパ
ワーシリンダ９のボトム側室９ａとに接続している。

また、上記ステアリングバルブ３にはメインポンプ１０
とタンク１ｌとを接続し、当該バルブ３の切り換え位置
に応じて、このメインボンブ１０の吐出流体をパワーシ
リンダ８、９のボトム側室とロッド側室とに供給する。

そして、このメインポンプ１０に接続されなかった別の
ボトム側室とロッド側室とはタンク１１に連通ずるもの
である。

なお、図中符号１２は作業機ポートで、ステアリング流
量以上の余剰流量を、作業機側にキャリーオーバーさせ
るためのものである。

しかして、ハンドル１を回すと、その回転数に応じた流
量がステアリングバルブ３のパイロット室４、５に供給
される。そして、このステアリングバルブ３は、上記パ
イロット流量に応じてその開度が制御されながら切り換
わる。

このようにしてステリアングバルブ３が切り換わると、
その切り換え量すなわちその開度に応じた流量が、メイ
ンボンプ１０からパワーシリンダに供給されるので、ハ
ンドル１の回転数と車両の転舵角とが対応するものであ
る。

（本発明が解決しようとする問題点） 上記のようにした従来の装置は、ハンドル１とパワーシ
リンダ８、９とを、油圧システムを介して対応させてい
るので、例えば、回路中の内部リークなど、その対応関
係を狂わすような要因が沢山あり、両者の中立点の対応
が簡単にずれてしまうという問題があった。

この発明の目的は、ハンドルとパワーシリンダとの対応
関係がずれても、それを簡単に補正できる装置を提供す
ることである。

（問題点を解決する手段） この発明は、ハンドルの操作量に応じて吐出量を制御す
るオービットロールユニットと、このオービットロール
ユニットからの流量に応じて開度を制御するステアリン
グバルブと、このステアリングバルブの開度に応じてメ
インボンブからパワーシリンダに供給される流量を制御
する車両用ステアリング装置を前提にするものである。

上記の装置を前提にしつつ、この発明は、オービットロ
ールユニットとステアリングバルブとの間に設けたカッ
トオフ弁と、上記ステアリングバルブに対して、カット
オフ弁とパラレルに接続された補正用制御弁と、この補
正用制御弁に接続したチャージポンプと、ハンドル′の
操作角や角速度等のステアリング条件を検出するステア
リングセンサーと、実際の舵角を検出する舵角センサー
と、これら両センサーからのステアリング信号を受信す
るコントローラとを備え、補正用制御弁をこのコントロ
ーラで制御する構成にしてなり、通常はカットオフ弁を
開状態に保ち、補正用制御弁を閑状態に保つが、オービ
ットロールユニットと実際の舵角との間の対応関係に誤
差が生じたとき、補正用，制御弁を開状態に切換えるこ
とにより、前記誤差を修正するようにした点に特徴を有
する。

（本発明の作用） この発明は、上記のように構成したので、コントローラ
がステアリングセンサーと舵角センサーとからの信号の
差を検出し、その差が一定以上になったとき、ハンドル
とパワーシリンダとの対応関係にずれた生じたと判断す
る。このようにして両者のずれを検出すると、コントロ
ーラは、カットオフ弁を閉状態に切換え、補正用制御弁
を開状態に切換える。

このようにカットオフ弁と補正用制御弁とが切換われば
、チャージポンプからの供給流体によってステアリング
バルブが切換ねり、ハンドルとパワーシリンダとの対応
関係が一致するまでチャージポンプの吐出圧がステアリ
ングバルブのパイロフト室に作用する。したがって、ハ
ンドルとパワーシリンダとの対応関係が一致するまでメ
インポンプの吐出油がパワーステアリングに多く供給さ
れることになる。

（本発明の効果） この発明の車両用ステアリング装置によれば、ハンドル
とパワーシリンダとの対応関係がずれたとしても、補正
用制御弁が開弁して、それを簡単に補正することができ
る。

（本発明の実施例） 第１図に示した実施例は、ステアリングバルブＳｖのパ
イロット室１３、ｌ４を互いに連通させるとともに、そ
の連通過程に図示していないオリフィスを設けている。

したがって、両パイロット室１３、１４間に流れる流体
の流量に応じて、そのパイロット圧が制御される。また
、例えば、一方のパイロット室１３から他方のパイロッ
ト室１４に向けて流体が流れると、パイロット室１３側
の圧力が上昇する。反対に、他方のパイロット室ｌ４か
ら一方のパイロット室１３に向けて流体が流れると、こ
の他方のパイロット室１４側の圧力が上昇することにな
る。

そして、この上昇したパイロット室の圧力に応じてステ
アリングバルブＳｖがその間度を制御されながら切換わ
るとともに、メインポンプＭＰの吐出流体をパワーシリ
ンダｐｃ，，ｐｃ２に供給するが、このステアリングバ
ルブＳｖの開度に応じてパワーシリンダｐｃ，，ｐｃ２
の動作量が制御される。

上記のようにしたパイロット室１３、ｌ４は、カットオ
フ弁１５を介してオービットロールユニットＵに接続し
ている。このオービットローユニットＵは、ハンドルＨ
と一体回転するとともに、ハンドルの回転方向と回転数
に応じて、所定の流量を通路１６、１７のいずれか一方
に吐出する。

また、上記力ットオフ弁１５は、ノーマル状態で図示の
開位置を維持し、ソレノイド１５ａを励磁したとき閉位
置に切換わるものである。そして、このソレノイド１５
ａはコントローラＣに電気的に接続している。

さらに、ステアリングバルブＳｖのパイロット室１３、
１４には、上記カットオフ弁１５とパラレルにした補正
用制御弁ＥＶを接続している。この補正用制御弁ＥＶは
、その両側のソレノイド１８、１９を上記コントローラ
Ｃに電気的に接続し、図示のノーマル状態においては閉
位置を保つようにしている。さらに、この工補正用制御
弁ＥＶにはチャージボンブＣＰを接続している。したが
って、補正用制御弁εＶが切換おると、このチャージポ
ンプからの吐出流体がいずれかのパイロット室１３、ｌ
４に流入するものである。

上記コントローラＣには、ハンドルＨの操作角を検出す
る舵角センサー２０と、実際の舵角を検出する舵角セン
サー２１とを接続している。

次に、この実施例の作用を説明する。

通常の運転状態では、カットオフ弁１５が図示の開位置
を保ち、補正用制御弁ＥＶが閉位置を保つ。

この状態でハンドルＨを回転すると、その回転方向に応
じて通路ｌ６あるいは１７のいずれか一方の通路に、ハ
ンドルの回転速度に応じた流量がオービットロールユニ
ットＵから吐出される。いま、例えば通路１６に流体が
吐出されたとすると、その流体は、ステアリングバルブ
Ｓｖの一方のパイロット室１３→他方のパイロット室１
４→通路１７を経由してタンクＴに戻される。

したがって、上流側となる一方のパイロット室１３の圧
力が上昇し、ステアリングバルブＳｖが切換わる。これ
によってパワーシリンダｐｃ，，ｐｃ２が動作して当該
車両を転舵させる。

このときステアリングセンサー２０でハンドルＨの回転
角を検出するとともに、舵角センサー２ｌで実際の舵角
を検出し、それらの信号をコントローラＣに入力する。

コントローラＣでは、ハンドルＨの回転角と実際の舵角
との差が許容範囲内であれば、カットオフ弁１５と補正
用制御弁ＥＶをノーマル状態に保ったままにする。

しかし、上記差が許容範囲を超えたときには、ハンドル
Ｈとパワーシリンダとの対応関係にずれが生じたとして
、カットオフ弁１５を閉位置に、補正用制御弁ＥＶを開
位置に切換える。ただし、補正用制御弁ＥＶが左右いず
れの位置に切換ねるかは、そのときのハンドルＨの回転
方向によって決まるが、上記のように通路１６側に圧力
流体が吐出されているときには、補正用制御弁ＥＶが図
面左側位置に切換わる。

このようにして補正用制御弁ＥＶが図面右側位置に切換
われば、チャージポンプＣＰの吐出流体がパイロット室
ｌ３側に流入するので、ステアリングバルブＳｖが、当
該ずれ分に応じた量だけ切換わり、そのずれを補正する
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面第１図はこの発明の実施例を示す回路図、第２図は
従来の車両用ステアリング装置の回路図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ハンドルの操作量に応じて吐出量を制御するオービッ
   トロールユニットと、このオービットロールユニットか
   らの流量に応じて開度を制御するステアリングバルブと
   、このステアリングバルブの開度に応じてメインポンプ
   からパワーシリンダに供給される流量を制御する車両用
   ステアリング装置において、上記オービットロールユニ
   ットとステアリングバルブとの間に設けたカットオフ弁
   と、上記ステアリングバルブに対して、カットオフ弁と
   パラレルに接続された補正用制御弁と、この補正用制御
   弁に接続したチャージポンプと、ハンドルの操作角や角
   速度等のステアリング条件を検出するステアリングセン
   サーと、実際の舵角を検出する舵角センサーと、これら
   両センサーからのステアリング信号を受信するコントロ
   ーラとを備え、補正用制御弁をこのコントローラで制御
   する構成にしてなり、通常はカットオフ弁を開状態に保
   ち、補正用制御弁を閉状態に保つが、オービットロール
   ユニットと実際の舵角との間の対応関係に誤差が生じた
   とき、補正用制御弁を開状態に切換えることにより、前
   記誤差を修正することを特徴とした車両用ステアリング
   装置。