JPH03164262A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、記録
ヘッドの吐出口からインク（記録液）を安定して吐出さ
せる手段を備えたインクジエ’７ト記録装置に関する。

〔従来の技術〕

プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、転送
されてくる画像情報に槙づいて、記録ヘノドのエネルギ
ー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄板
等の記録シート上にドットパターンから或る画像を記録
していくように構威されている。

前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム弐等に分
けることができ、そのうちのインクジェット式（インク
ジエント記録装置）は、記録ヘッドの吐出口からインク
を吐出飛翔させ、これを記録シー１・に付着させて記録
するように構戊されている。

このインクジェット記録装置にあっては、記録ヘッドの
吐出口に目詰まり等による吐出不良が生しるため、この
吐出不良の原因を除去するための回復系を設けることが
行われている． 第８図は上記インクジェノト記録装置の記録ヘッドの回
復系を含むインク供給系の構戒を示す模式図である。

第８図において、記録へッドｌの吐出口から正常にイン
ク滴を吐出飛翔させて安定した記録を行なうために、該
記録ヘッドｌの吐出口が開口する吐出口面に圧接される
キャッピング千段１０が設けられている。

非記録時に、このキャッピング千段１０で各吐出口を密
閉して周囲の雰聞気から密封するとともに、密封された
内部空間に夷発したインクを飽和蒸気圧の状態で充満さ
せることにより、吐出口内（液路内）のインクｌＦＬの
乾燥および粘度増加が防止される横戒になっている。

しかし、かかる装置では、低湿環境下や長期間記録を中
止するような場合には、前述のキャンピングを行っても
、完全にはインクの乾燥やインクの粘度増加を防止する
ことはできず、したがって、記録時のインクの吐出不良
を完全に無くすことは困難であった。

このような不都合を解消するために、記録ヘッドｌとイ
ンクタンク４との間にインクをｗｉ９させ得るインク供
給路を設けるとともに、該インク供給路に加圧手段とし
てのボンプ５を設け、制御部８からの信号によりボンプ
５を駆動してインク７を循環させる方式の回復手段が提
案されている。

図示の例では、前記インク供給路はインク循環パイプ６
ａ、６ｂでｔｉ戒され、各インク循環パイブ６ａ、６ｂ
は途中をコネクタ１４ａ，　＋４ｂで接続されるととも
に、各コネクタ１４ａ，　１４ｂの内部にフィルター２
０ａ、２０ｂが設けられている。

こうして、前記ポンブ５を駆動することにより、記録ヘ
ッド１内部を通してインクタンク４からのインクを圧送
循環させ、再びインクタンク４へ戻すとともに、一部の
インクを全吐出口から排出させるＶＩｉ環式の回復装置
が構戒されている．なお、このようなインクジェット記
録装置においては、記録へッド１の吐出口から排出され
たインクによる吐出口面９の付着インクを除去するため
の付着インク清掃手段が設けられている。

図示の例では、制御部８からの信号により、キャンピン
グ手段ＩＯに設けたインク吸収体２１が記録ヘノドｌの
吐出口面９に当接する位置まで、キャンピング千段１０
の運搬部２５を移動させた後、空気ボンプ２４からの圧
縮空気をキャンピング千段１０の空気吹付け千段２３に
供給し、その空気吹付け孔２２から圧縮空気を記録ヘノ
ドｌに向けて吹き出させ、記録ヘッド１の吐出面９に付
着したインクを吹き落とすように構成されている。

この吹き落とされたインクは、キャノビング手段ＩＯに
設けたインク吸収体２ｌに吸収される。

このような構或を採ることにより、記録ヘノド１の吐出
口面９に付着したインク等によるインクの吐出不良が解
消され、安定した記録を行なうこともできる。

ここで、インク供給路６ａ，　６ｂの途中に設けられた
フィルタ２０ａ，　２０ｂは、インクカートリッジ３、
インクタンク４或いはポンプ５等からの異物がインクの
加圧循環の際に記録ヘッドｌの液路内に侵入して吐出口
詰まりになることを防止するためのものである。

したがって、通常、前記フィルタ２０ａ、２０ｂは、記
録ヘッド１の吐出口または液路の断面積Ｓより小さいメ
ンシュＳ’（Ｓ＞Ｓ’）のものが選択される。

（発明が解決しようとしている課題） 第９図は、第８図中のフィルタ２０ａ，　２０ｂに異物
が堆積する状態を示す模式的断面図である。

ところで、このようなインクジェット記録装置にあって
も、インクカートリッジ３やインクタンク４或いはポン
プ５等に混入する異物２６が多くなってくると、第９図
に示すように、ボンプ５によりインクが加圧される送り
側のパイプ６ａのフィルタ２０ａに異物２６が堆積して
しまい、ついには、ボンプ５でいくら加圧してもインク
が記録ヘソドｌを循環しなくなり、記録ヘノドｌがイン
ク不吐出になったり、吐出回復操作ができなくなるとい
う技術的課題があった。

本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、インク供給路内に設けた異物浸入防止用のフィ
ルタにおける異物の堆積を防止することにより、インク
の加圧Ｖａ環による記録ヘンドの回復動作を円滑に実行
できるとともに、記録ヘッドでの安定したインク吐出を
維持できるインクジエノト記録装置を提供することを目
的とする。

（課題を解決するための手段］ 請求項ｌの発明は、記録ヘッドとインクタンクとをイン
ク供給路で接続するとともに、該インク供給路の途中に
、インク圧送用のボンブおよび異物浸入防止用のフィル
タを設けたインクジェット記録装置において、前記フィ
ルタの清掃手段と、該？＋ｆｆ掃手段の駆動を制御する
制御手段と、を有する構成により、インク仇給路内に設
けた異物浸入防止用のフィルタにおける異物の堆積を防
止し、インクの加圧循環による記録へノドの回復動作を
円滑に実行できるとともに、記録ヘンドの安定したイン
ク吐出を維持できるインクジェント記録装置を提供する
ものである。

請求項２の発明は、上記構成に加えて、前記清掃手段を
、前記インク供給路内のインクの加圧循環方向を切り換
える手段で構成することにより、前記フィルタの清掃を
容易にしかも効果的に実行できるインクジェッ１・記録
装置を提供するものである。

請求項３および４の発明は、上記構成に加えて、前記イ
ンクの加圧Ｖ＆環方向を切り換える手段を、前記ポンプ
の回転方向を切り換える手段、あるいは、記録ヘノドと
インク供給路を接続するコネクタにおいて該インク供給
路のインク出入り口を切り換える手段、で構或すること
により、前記インクの加圧循環方向の切り換えを簡単な
構成で確実に実行できるインクジェット記録装置を提供
するものである。

請求項５の発明は、上記構威に加えて、前記記録ヘッド
と前記フィルタとの間のインク供給路内にインク流量検
出手段を設け、該インク流量検出手段からの検出信号に
基づいて、前記制御手段により、フィルタの前記清帰手
段の駆動を制御する構威とすることにより、前記フィル
タの目詰まりの程度に応した必要かつ充分な前記清掃手
段の駆動を実行することができ、インクの無敗な消費を
無くすとともに、清掃手段の作動時間を短縮し得るイン
クジェット記録装置を提供するものである．（実施例） 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明によるインクジェノト記録装置の要部を
示す斜視図である。

第１図において、１２は、不図示のモータにより駆動さ
れ、用紙やプラスチック薄板等の被記録材である記録シ
ートを爬送し、記録面を形成するためのプラテンローラ
である。

連続シー１・またはカットシートの形態をした記録シー
トは、プラテンローラｌ２に圧接されたビンチローラ（
不図示）により搬送力を付与され、記録ヘノドｌとプラ
テンローラｌ２との間を通して送られる。

記録ヘッド（インクジエントヘソド）１は、２本のガイ
ドレール１３ａおよび１３ｂに沿って図中Ｓ方向に往復
駆動されるキャリンジ２の上に搭載されており、往復駆
動される過程で記録ヘノド１の吐出エネルギー発生体を
駆動することにより記録シートに画像が記録されていく
。

前記キャリッジ２は、モータ１６の軸ｌ７に固定された
プーり１８ａとアイドルプーり１８ｂとの間に張架され
たベル目９に連結されており、前記モータ１６を駆動す
ることによりプラテンローラｌ２に沿って往復駆動され
る。

図示の記録ヘッドｌは複数の記録ユニットから成るカラ
ー記録用のものであり、例えば、イエロー（Ｙ）、マゼ
ンダ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、およびブラック（Ｂ）の４
色のインクに対応する４個の記録ユニントで構成されて
いる。

これらＹ，Ｍ，ＣおよびＢの記録を行う各記録ユニット
は、インク供給管６ａＹ　％　６ａＭ　、６ａｃおよび
６ａＢによって、それぞれのインクタンク４Ｙ，　４Ｍ
、４Ｃおよび４Ｂに接続され、また、各インク供給管６
ａＹ　，　６ａＭ　、６ａｃおよび６ａＢの途中にはギ
アボンプ５Ｙ、５Ｍ、５Ｃおよび５Ｂが設けられている
。

したがって、各ギアポンプ５Ｙ，　５Ｍ、５Ｃおよび５
Ｂを駆動することにより、各インクタンク４Ｙ、４Ｍ、
４Ｃおよび４Ｂ内の各色のインクが各記録ユニットに供
給される。

また、各記録ユニットと各インクタンク４Ｙ、４Ｍ、４
Ｃおよび４Ｂとは、ギアポンプを有しない戻り管（簡略
化のためにイエローのインク供給を行う戻り管６ｂＹの
みを示す）によっても接続されている。

１０は、記録ヘッド１５のホーム位置ＨＰにおいて、記
録ヘッドｌの吐出口面９と対向し、圧接離反するように
矢印ｒ方向に移動可能に配置されたキャノピング手段で
ある。

第２図は第１図に示した本発明のインクジェット記録装
置の第１の実施例を説明するための模式図である。

第２図において、インクタンク４と記録ヘッド１とを結
ぶインク供給路６ａの途中に接続されたフィルタ２０ａ
１すなわち、インク加圧用ボンプ５の記録ヘンド１側に
接続されたフィルタ２０ａにｔｔｉ積した異物２６を該
フィルタ２０ａから除去するために、前記ボンプ５をイ
ンク圧送方向と逆回転方向に回転駆動し、供給路のパイ
プ６ａ、６ｂ内のインクの加圧ｉ環方向を八方向からＢ
方向へと逆転させるように構成されている。

すなわち、第９図に示したように、インク中の異物が堆
積するのは、インク供給用のパイプ６ａのパイプコネク
タ１４ａ内に設けられたフィルタ２０ａのボンブ５側の
面（上流側の面）であるので、ボンブ５によるパイプ６
ａ内のインク加圧方向をＡ方向からＢ方向へと逆転させ
る事により、フィルタ２０ａの表面に堆積した異物２６
を容易にフィルタ２０ａから剥離除去することができる
。

以上説明した実施例によれば、記録ヘッドｌ、インクタ
ンク４、インク供給パイプ６ａ，　６ｂ，インク加圧用
ボンブ５、異物浸入防止用フィルタ２０ａ、２０ｂを有
するインク供給系を備えたインクジエノト記録装置にお
いて、インク供給経路内のインクの加圧循環方向を切り
換え得る手段と、このインクの加圧ＷＪ環方向の切り換
えを制御する手段と、から或るフィルタ２０ａ，　２０
ｂの清掃手段を設けたので、、インク送給側のフィルタ
２０ａに異物が堆積した時、容易にかつ確実に前記フィ
ルタ２０ａの異物を剥離除去することができ、インクの
加圧循環Ｎｔｍを常に充分に維持することができ、記録
ヘッド１の回復機能（吐出不良解消機能）を正常に維持
するとともに、記録ヘッドからの安定した正常なインク
吐出を維持し得るインクジェノト記録装置が得られた。

第３図は、第２図のインクジエノト記録装置（本発明の
第ｔの実施例）の動作を示すフローチャート図である。

第３図において、記録装置の電源が投入された後、ステ
ノプＳ１で記録ヘノドｌがキヤ，ピング手段１０でキャ
ンピングされた後、ステンプＳ２でフィルター２０を清
掃するか否かを制御部８からの信号により判別する。

ステソプＳ２でフィルタ２０をｒ？Ｉ帰しないと判断さ
れた場合には、ステップＳ４でインクポンプ５を順方向
（記録ヘソドｌへ圧送する方向）駆動して送給側のパイ
ブ６ａ内のインクを八方向（送給方向）に加圧する。

一方、ステップＳ２でフィルタ２０を清掃をするとＰ１
断された場合には、ステップＳ３へ進んでインクポンブ
５を逆方向に駆動し、パイプ６ａ内のインクをＢ方向（
戻し方向）に加圧する。

この逆方向の加圧により、供給パイプ１６ａのフィルタ
２０ａに堆積していたλ物が７、リ離除去される．次い
で、ステップＳ５へ進んで、空気吹付け千段２３（第２
図）により記録ヘッド１の吐出口面９（第２図）のクリ
ーニング（付着インクの吹き払い）を行ない、記録装置
は待機状態になる。

そこで、ステップＳ６において、制御部８からの信号に
より記録を開始するか否かを判別し、記録を行う場合に
は、ステップＳ７でキャノピング手１ｉＬｏによる吐出
口面９のキャッピングを解除した後、ステップＳ８にお
いて、記録情報に基づいて記録ヘッド１を駆動すること
により記録シートに対する記録を開始する。

そして、ステップＳ９で一定量の記録が終了したかどう
かを判別し、記録が終了した場合には、ステップ３１０
へ進んで記録ヘッドｌの吐出口面９を再び密閉（キャン
ピング）し、ステップＳ２へ戻って待機状態に入る。

ステップＳ２におけるフィルタ２０を清掃するか否かの
指令信号は、操作者がコンソール１１（第２図）を操作
することにより、制御部８に人力することができる。

また、制？１０部８に、ポンプ５の加圧動作回数をカウ
ントし、これを記憶するカウンタを設けておき、このカ
ウンタ値によってボンプ５の駆動方向を制御することも
できる。

例えば、順方向駆動１００回毎に逆方向駆動を１回実行
するというように、所定のプログラムに基づいてボンブ
５の駆動態様を自動制御するように構戒することもでき
る。

第４図は、本発明によるインクジエソト記録装置の第２
の実施例を示す模式図である。

第２図においては、インク供給パイプ６ａのフィルタ２
０ａと記録へノドｌの間に、インク？Ａ量検出手段２７
が設けられている， このインク２＆ｆｆｉ検出千段２７は、インク供給バイ
ブ１６ａ内のインク加圧用ポンブ５より記録ヘンド１側
に設けられたフィルタ２０ａの異物堆積の程度を、イン
ク流量に基づいて、検出するために設けられている。

すなわち、フィルタ２０ａに異物２６が徐々に堆積して
いくと、インクポンプ５の駆動時の八方向（順方向）の
インク流量は、該フィルタ２０ａに堆積した異物２６が
抵抗となって、記録ヘッド１側へ到達する流量が徐々に
減少してしまうことになる．そこで、この記録ヘッド１
とフィルタ２０ａとの間にインク流量検出千段２７を設
け、該流量検出千段２７からの検出信号により、フィル
タ２０ａの異物２６の堆積程度および状態を検出するこ
とができる。

本実施例においては、このインク流量検出手段２７から
検出されたインク流量■が、予め設定された最少インク
流ｌＶｍｉｎよりも少なくなった時にフィルタ２０ａが
異物２６で塞がれたと判断され、制御部８からの制御信
号により、ポンブ５を逆回転で駆動させ、フィルタ２０
ａに堆積した異物２６を１り離除去するように構戒され
る． 第５図は、第４図のインクジェット記録装置（第２の実
施例）の動作のフローチャートである。

第５図において、記録装置の電源が投入されると、ステ
ップＳ１で記録ヘッド１をキャッピング手段ＩＯでキヤ
・ンピングし、ステンブＳ２でポンフ゛５を順方向に駆
動し、送給側のパイプ６ａ内のインクを八方向へ加圧す
る。

インク流量検出手段２７は、この時のインク流星を検出
する。

ステンプＳ３において、インクｔＮＮ検出千段２７で検
出されたインク？Ａ　星Ｖが、予め設定された最少イン
ク流ｌＶｍｉｎより少ないか否かを判別する。

インク流壇Ｖが少ない（Ｖ＜Ｖｍｉｎ）場合には、ステ
ソプＳ４でフィルタ清掃をすると判断され、ステノブＳ
５でインクポンブ５を逆方向（Ｂ方向）に駆動してフィ
ルタ２０ａに堆積した異物を’７．１１離除去する／Ｉ
′７掃を実行する。

このボンプ５の逆回転動作を行なった後、ステップＳ７
へ進む。

ステンプＳ３でインク＞ｔｆｆｉｖが予め設定された最
少インク流ｌＶＩＩＩｉｎまで減少していない（Ｖ＞Ｖ
ｍｉｎ）場合には、ステンプＳ６でフィルタ清掃をしな
いと判断し、ステップＳ７ヘジャンプする。

ステンプＳ７以降の動作は、第４図のステップＳ５以鋒
の動作と実質と同しである。

すなわち、ステップＳ７で、空気吹付け手段２３（第２
図）により記録ヘッドｌの吐出口面９（第２図）のクリ
ーニング（付着インクの吹き払い）を行なった後、ステ
ンブＳ８において記録を開始するか否かを判別し、記録
を行う場合には、ステソプＳ９でキャッピング手段ＩＯ
による吐出口画９のキャンピングを解除した後、ステソ
プＳＩＯにおいて記録シートに対する記録を開始する。

ステソプＳｉｔで一定量の記録が終了したかどうかを判
別し、記録が終了した場合にはステノプ５１２へ進んで
記録ヘッドｌの吐出口面９を再び密閉（キャソピング）
し、そこで、ステップＳ２へ戻って次のサイクルの動作
に入る。

以上説明した第２の実施例によれば、フィルタ２０ａと
記録ヘソド１の間のインク供給パイプ６ａにインク流量
検出手段２７を設け、インクボンブ５を順方向に駆動し
た際の流量検出により、フィルタ２０ａの異物の堆積状
態すなわちフィルタ２０ａの清｛１日の要否を判断する
構威としたので、第２図および第３図の実施例の場合と
同し効果が得られる他、フィルタ２０ａに堆積した異物
２Ｇの除去手段としてのボンブ５の駆動を、操作者にゆ
だねることなく、全て、記録装置の制御部８で行うこと
ができるという効果が得られた。

第６図は、本発明によるインクジェット記録装置の第３
の実施例を示す模式図である．ｆｆｉ６図においては、
送給側のパイプ６ａのポンプ５より記録ヘッド１側に設
けたフィルタ２０ａと、戻り側のパイブ６ｂに設けたフ
ィルタ２０ｂを一体型のパイプコネクタ３０内に配置し
、このコネクタ３０内で、両パイプ６ａ、６ｂの接続を
互いに切り喚えることにより、ポンプ５によるインクの
加圧循環方向を切換えることできるように構成されてい
る。

このように、送給側のパイプ６ａと戻り側のパイプ６ｂ
の接続を切り換えてインク供給路ｌ６の出入り口を切り
換えることにより、インクポンプ５を順方向に回転させ
るのみでも、フィルタ２０ａに堆積した異物２６を剥離
除去できるように構威されている。

第７図は、第６図中のパイプコネクタ３０の構成を示す
模式図である． 第７図において、フィルタ２０ａ、２０ｂを内臓するパ
イプコネクタ３０は、？ｉ路切換え部３１とフィルター
ポノクス部３２とで構威されている。

前記流路切換え部３１は、モータ２８によりギア３３を
介して回動され、その回転位置を切り換えることができ
るように構威されている。

このような構戊により、ボンプ５によるインクの加圧方
向は一定のままで、フィルタ２０ａ、２０ｂに対するイ
ンクの流れの方向を逆転させることができる。

したがって、本実施例によれば、前述の第２図および第
３図の実施例の場合と同し効果が得られる他、インク加
圧用ポンプ５として、加圧方向（回転方向）を逆転でき
ない構造のものを使用する場合でも、インク供給路６ａ
、６ｂ内のインクの加圧循環方向を切り換えて、フィル
タ２０ａの異物の″Ｊ．ｌＩ離除去すなわちフィルタの
清掃を実行することができるという効果が得られた。

なお、第６図の溝或においては、戻り側のパイプ６ｂの
インクタンク４とフィルタ２０ｂとの間に、インク琉路
切換えバルブ２９が設けられている。

このインク流路切換えバルブ２９は、記録装置が通常動
作している時は、記録ヘッドｌとインクタンク４とを連
結し、フィルタ２０ａを清掃する時には、記録ヘッド１
と廃インクタンク３４とを連結するように切り換えられ
る。

すなわち、本実施例では、フィルタ２０ａを清掃する時
、フィルタ２０ａから除去された異物２６を廃インクタ
ンク３４へ排出し、インク供給経路内から徘除してしま
うように構戒されている。

このような構戊により、フィルタ２０ａから除去された
異物２６がインク供給経路内に蓄積してインク加圧用ボ
ンブ５の動作に支障が生じるなどの併害を防止すること
ができる． 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録
ヘッドとインクタンクとをインク供給路で接続するとと
もに、該インク供給路の途中に、インク圧送用のポンプ
および異ｖＩＪ浸入防止用のフィルタを設けたインクジ
ェット記録装置において、前記フィルタの清掃手段と、
該清掃手段の駆動を制御する制御手段と、を有する構威
にしたので、インク供給路内に設けた異物浸入防止用の
フィルタにおける異物の堆積を防止することにより、記
録ヘッドでの安定したインク吐出を維持できるインクジ
エソト記録装置が得られる。

請求項２の発明によれば、上記構威に加えて、前記清掃
手段を、前記インク供給路内のインクの加圧循環方向を
切り換える手段で構成したので、上記効果に加えて、前
記フィルタの清掃を容易にしかも効果的に実行できると
いう効果が得られる．請求項３および４の発明によれば
、上記構成に加えて、前記インクの加圧循環方向を切り
換える手段を、前記ボンブの回転方向を切り換える手段
、あるいは、記録ヘッドとインク供給路を接続するコネ
クタにおいて該インク供給路のインク出入り口を切り換
える手段で構戒したので、上記効果に加えて、前記イン
クの加圧循環方向の切り換えを簡単な構戒で確実に実行
できるという効果が得られる。

請求項５の発明によれば、上記構戒に加えて、前記記録
ヘッドと前記フィルタとの間のインク供給路内にインク
流量検出手段を設け、該インク流星検出手段からの検出
信号に基づいて、前記制御手段により、フィルタの前記
清掃手段の駆動を制御する構戒としたので、上記効果に
加えて、前記フィルタの目詰まりの程度に応した必要か
つ充分な前記清掃手段の駆動を実行することができ、イ
ンクの無駄な消費を無くすとともに、ｔｎ掃手段の作動
時間を短縮し１５＞るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用するのに好適なインクジェノト記
録装置の要部構成を示す斜視図、第２図は本発明による
インクジェント記録装置の第１の実施例を示す模式図、
第３図は第２図のインクジエノト記録装置の動作のフロ
ーチャート、第４図は本発明によるインクジェノト記録
装置の第２の実施例を示す模式図、第５図は第４図のイ
ンクジエノト記録装置の動作のフローチャート、第６図
は本発明によるインクジヱント記録装置の第３の実施例
を示す模式図、第７図は第６図中のパイプコネクタの構
成を示す模式図、第８図は従来のインクジェット記録装
置を示す模弐図、第９図は第８図中のインク供給路のフ
ィルタの異物堆積状態を示す模式図である。 以下に図面中の主要部分を示す符号を列挙する．１−−
−−一記録ヘノド、２・一−−−−一−キャリソジ、４
インクタンク、５−　・・一・ポンプ、６ａ、６ｂパイ
プ（インク供給路）、７〜−−−一−−インク、８−・
一一−一一−一制御部、９−・−一−−−−−一吐出面
、１０−　　・・・・−キャノヒンク手段、１１〜−−
−−−・・・・・コンソール、１２−・・−・一・−フ
ラテンローラ、１４ａ，　１４ｔｒ−−−・コネクタ、
ｌ５・−・−・・紙送りモータ、ｌ６−・・−・−・キ
ャリッジモータ、２０ａ、２　０　ｂ−・−−−−−−
−−−フィルタ、２３−−−−−−空気吹付け手段、２
６・・−−−一−−・−・異物、２７　　　　インク流
量検出手段、２Ｂ−−−−−・一・・・モータ、２９−
・・・・・・〜・−・インク流路切り換えバルブ、３０
・・・−・−・−バイプコネクタ、３ｔ−−−−−・流
路切り換え部、３２・・一・−・−フィルタボックス部
、３３−・−ギア。 第１ 図 第３ 図 ３０

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録ヘッドとインクタンクとをインク供給路で接
   続するとともに、該インク供給路の途中に、インク圧送
   用のポンプおよび異物浸入防止用のフィルタを設けたイ
   ンクジェット記録装置において、前記フィルタの清掃手
   段と、該清掃手段の駆動を制御する制御手段と、を有す
   ることを特徴とするインクジェット記録装置。
2. （２）前記清掃手段が、前記インク供給路内のインクの
   加圧循環方向を切り換える手段であることを特徴とする
   請求項１に記載のインクジェット記録装置。
3. （３）前記インクの加圧循環方向を切り換える手段が、
   前記ポンプの回転方向を切り換える手段であることを特
   徴とする請求項２に記載のインクジェット記録装置。
4. （４）前記インクの加圧循環方向を切り換える手段が、
   記録ヘッドとインク供給路を接続するコネクタで、該イ
   ンク供給路のインク出入り口を切り換える手段であるこ
   とを特徴とする請求項２に記載のインクジェット記録装
   置。
5. （５）前記記録ヘッドと前記フィルタとの間のインク供
   給路内にインク流量検出手段が設けられ、該インク流量
   検出手段からの検出信号に基づいて、前記制御手段によ
   り、フィルタの前記清掃手段の駆動を制御することを特
   徴とする請求項１に記載のインクジェット記録装置。