JPH03164188A - 凝集性酵母を用い遊離細胞及び固定化細胞によるエタノールの製造法 - Google Patents

凝集性酵母を用い遊離細胞及び固定化細胞によるエタノールの製造法

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JPH03164188A
JPH03164188A JP63248732A JP24873288A JPH03164188A JP H03164188 A JPH03164188 A JP H03164188A JP 63248732 A JP63248732 A JP 63248732A JP 24873288 A JP24873288 A JP 24873288A JP H03164188 A JPH03164188 A JP H03164188A
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yeast
fermentation
ethanol
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agglutinative
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Akira Osato
大里 章
Hiroaki Horitsu
掘津 浩章
Ei Sanchiyago Riburado
リブラド エイ. サンチヤゴ
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SANOU TECHNO INSUTEICHIYUUTO KK
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SANOU TECHNO INSUTEICHIYUUTO KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は凝集性酵母を遊離又は固定化しエタノールの反
復、半連続及び連続発酵に関する[従来の技術] 従来,工業的なエタノール発酵は主に非凝集性酵母を用
いた回分発酵が多い.しかし、最近は凝集性酵母を用い
たエタノールの連続生産についても研究がみられてきた
(HiroshiKuriyama  et  at,
J.Fer−ment  Techno1  63,1
59(1985).Savitree  Limton
get  al,J.Ferment  Techno
1  62.55〈1984).Lかし、そこで使用さ
れている酵母の凝集性、発酵速度、発酵温度などでは満
足できない [発明が解決しようとする課題1 一般に酵母によるエタノール発酵工業生産では非aX集
性酵母が使用されているため、発酵完了後、発酵液と酵
母菌体の分離に遠心分離操作を必要とするため、膨大な
エネルギー及び時間を必要とする.また遠心分離により
菌体を分離するため酵母の汚染が起こり、酵母の再使用
は望ましくない. 本発明は凝集性酵母を使用するため、遠心分離による発
酵液の分離を必要と、せず、また凝集沈fi操作により
発酵液の取り除き可能なため酵母は汚染されず反復利用
が可能となる.またその発酵法についても反復発酵は勿
論のこと、発酵完了後、発酵液の約1/2量を除去、隨
去分に相当する量の新しく調製された培地を加え発酵を
続ける半連続発酵法も可能となる.更に本酵母をセラミ
ックス担体を始めアルギン酸力ルシュムゲル,K−カラ
ギーナンカリウムゲル、ポリアクリルアミドゲル、光硬
化性樹脂などに固定化したバイオリアクターを用い反復
法並びに連続法によるエタノール発酵をも可能とした.
[課題を解決するための手段及び本酵母の特性]従来の
エタノール発酵は非凝集性酵母を使用していること、ま
た最近報告された凝集性酵母の性質が工業比にはマッチ
しないので、本発明ではまず第一に工業化に適した凝集
性酵母のスクリーニングから始めた.その結果蔗糖廃糖
蜜から特に凝集性の高い酵母の分離に戒功した.本酵母
は凝集性の高いほかに、その特性として発酵温度が40
℃と一般酵母より10℃以上高いこと、また12%のエ
タノール迄耐性を有すること、初発糖濃度が30%まで
高ぬれること、発酵率も90%と高いことなど、工業化
に必要な諸条件を有している.以上説明したいずれも工
業化にすぐれた特性を持ち合わせた本酵母を用い、遊離
細胞並びに固定化細胞を使用し反復、半連続及び連続法
によってエタノール発酵を行う新しい製造法である. [以下に本発明を詳述する] まず本発明の凝集酵母について述べる.本発明に使用し
た凝集酵母は各種甘蔗廃糖蜜から分離された凝集性酵母
のうちでもつとも凝集性の高いものである.その大きさ
はく3〜8)X(5〜10)μmで多極出芽により増殖
する.本酵母の生理的、生化学的性質を表1に示す.本
酵母はKreger−van  Rijの分類により、
Saccharomyces  cerevisiae
と同定され、Saccharomyces  cere
visiae  H,S,O,−1株と命名する. 本酵母は工業技術院微生物研究所に微工研条寄第206
6号として寄託されている. 以下本酵母を用いたエタノール発酵製造法について説明
する. 本酵母のエタノール発酵培地としては主に廃糖蜜(糖濃
度5〜30%)に0.1%の尿素、KH2 Po4 ,
MgSO4 ・7H20を加えたものを使用した.ρH
は燐酸にて4.5に調整する. なお固定化酵母の培地としても上述と同じ培地を使用し
た. 次に固定化用担体はシリカ、アルミナ、ジルコニアなど
の単独又は混合物をコロイダルシリ力及び硫酸バンド等
のバインダーと共に焼成して得られたセラミックスで形
状としては円筒状、円板状、板状、ビーズ状等のいずれ
か一つ又は組み合わせたものを使用した.詳細について
は昭和62年特許願第304426号を参照の事.その
他3〜5%アルギン酸カルジニウムゲル、3〜5%K一
力ラギーナンカリウムゲル、5〜7%ポリアクリルアミ
ドゲル、光硬化性樹脂などに包括されたビーズ状、ブロ
ック状、板状のもので良い. 上記操作により得られた固定化酵母を発酵容器に入れ廃
糖蜜培地又はグルコースなどの炭素源に少量の窒素源を
加えた培地を発酵原料とし嫌気的条件下で固定化菌体と
接触させつつ発酵させる.なお上記発酵容器としては例
えば、フィルム反応槽、円筒槽、セラミック吸着板で仕
切られた槽、球状セラミックス、各種ゲルを充填槽で用
いたものなど、どんなものであっても良い.セラミック
スの形状、反応槽に就いては公開特許公報昭62−15
1176号を参照のこと.なお上記嫌気条件とは特に通
気を行わない状態、あるいは該発酵容器の空間部を炭酸
ガス、窒素ガスなどで置換した状態を意味する.発酵時
間としては5時間以上、好ましくは8〜10時間程度接
触・発酵させる.上記発酵型式としては反復式、半連続
式、連続式など適宜選択して行うことができる.上記操
作により得られた発酵液は蒸溜してエタノール製品とす
る.【以下実施例により本発明を具体的に示す]実施例
 1. 本酵母H.S.O.−1株の前培養は2%グルコース、
1%ベプトン、0.5%酵母エキスを加えpH4.5と
した培地を殺菌後振盪培養する. 本発酵は主にモラセスを用い糖濃度10〜30%に希釈
した後0.1%の尿素、KH2PO.,M g S O
 a  ・7H20を加えpH4.5とし殺菌した培地
に前培養酵母を加え発酵する.本培養では高濃度発酵の
際殺菌しない培地でも良い.本酵母を用い糖濃度を16
%、20%及び25%としたモラセスを用い遊離菌体を
用いた発酵結果を表2に示す.表2より本酵母は糖濃度
25%で12.4%のエタノールを8時間で生成する. 通常酵母の最適温度は28〜30℃であるが、発酵過程
において、発酵熱に拠りこれより高い温度になるため冷
却を必要とする.本酵母の一つの特徴として、発酵温度
が38〜40℃と言う高い特性がある為、冷却がそれだ
け少なくて済む大きな利点がある. 他の代表的なアルコール発酵酵母、Saccharom
yces  uvarum,醸造協会7号との比較を図
lに示す.この図からも解るように本酵母は35℃では
生成エタノールの濃度及び発酵速度の早いことも明らか
で約20%以上の高効率を有する. なお凝集効果については一般発酵培地で検討した結果、
凝集時間1分以内と優れていた.実施例2. 固定化酵母によるエタノール発酵. 先に述べた色々の固定化担体で本酵母を固定化しエタノ
ール発酵を行ったが、ここではセラミックス担体に固定
化した後、エタノール発酵を行った例について述べる. あらかじめセラミックス担体に本酵母を吸着固定化した
後、反応器に入れ,発酵原液として22%糖濃度のモラ
セス培地を用い38℃で反復発酵を行った.なお遊離菌
体との比較を図2に示す. 図2より固定化酵母はアルコール濃度も1%以上高く、
また発酵時間も10〜20%以上短縮可能である. 表1 . Saccbaram1ces cerevi
siie H.Sロー1株の性質発酵 グルコース ガラクトース スクロース マルトース ラフィノース ラクトース 炭素源資化性 グルコース ガラクトース スクロース マルトース ラフィノース ラクトース κNO3の資化 生育 50%グルコースーイースト抽出物寒天10XNac 
I−511グルコース−0. 5alBactorea
gLNitrogen  Base  SolIlti
on40°C ガスと酸生成 アミロイド生成 試験結果 + + + 十 +(完全) +++ ++ ++ + 十 培養峙問(日冫 図1. 発酵温度{35℃}における各種9ほの影響Δ:木酵F
#II.S.O.−  1 株 口 :  Saccharo−ツces  Uvaru
++0 : S . eerevisiae  醸遣協
会7号 発酵時間(kr.1 図2.12離mI!I《口》ト固定aI胞(0)との比
較S . cereftzrae ll.s.0. −
  1s+1!m.  3 8℃PllII蜜墳I!使
用. 昭相64手1月6日 特評庁長官般 1 .  串 ]午 の 表 ホ 待覇昭63−248732 2.光明の名称 aX性酵母を用い遊離細胞及び固定化細胞によるエタノ
ールの製造法 3.補正をする者 事件との関帰  持杆出願人 1.明綱畜の全文訂正 2.表 3,IA 5.補止の内容  別紙の通り 明    m     書 l.発明の名称 凝集性並びに非[集性酵母を用いi離細胞及び固定化m
胞によるエタノールの急速S造法2.特許請求の範囲 +l1サツ力ロミセス属でaia性を有する酵母 H.
s.o.−iの遊離細胞によるエタノールの反攬及び半
連M発酵法 (2)上記の酵母、並びにアルコール発酵性のその池の
凝集及び非凝集酵母をセラミックス担体を始めアルギン
酸カルジニウムゲル、K−カラギーナンカリウムゲル、
ポリアクリルアミドゲル、光硬化性樹脂などで固定化し
た後、エタノールの反復及び連続発酵法 3.発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は凝集性並びに非凝集性酵母を遊離又は固定化し
エタノールの回分,反復、半連続及び連続発酵に関する [従来の技術1 従来、工業的なエタノール発酵は主に非凝集性酵母を用
いた回分発酵が多い.しかし、最近は凝集性酵母を用い
たエタノールの連続生産についても研究がみられてきた
(HiroshiKurLyama  et  at,
J.Ferment  Technol  63.15
9(1985).Savitree  Limtong
et  al,J.Ferment  Tech−no
l  62.55(1984).Lかし,そこで使用さ
れている酵母の111%性、発酵速度、発酵温度などで
は満足できない. [発明が解決しようとする課題] 一般に酵母によるエタノール発酵工業生産では非凝集性
酵母が使用されているため、発酵完了後、発酵液と酵母
菌体の分離に遠心分離操作を必要とするため,Wj大な
エネルギー及び時間を必要とする.また遠心分離により
菌本を分離するため酵母の汚染が起こり、酵母の再使用
は望ましくない. 本発明は凝集性酵母を使用するため、遠心分離による発
酵液の分離を必要とせず、また凝集沈浦操作により発酵
液の取り除き可能なため酵母は汚染されず反復利用が可
能となる.またその発酵法についても反復発酵は勿論の
こと.発酵完了後、発酵液の大部分を除去、除去分に相
当する量の新しく調製された培地を加え発酵を続ける半
連[発酵法も可能となる.更に凝集性酵母及び非凝集性
酵母をセラミックス担体を始めアルギン酸力ルシュムゲ
ル、K−カラギーナンカリウムゲル,ポリアクリルアミ
ドゲル、光硬化性樹脂などに固定化したバイオリアクタ
ーを用い反復法並びに連続法によるエタノール発酵をも
可能にしたことにより,生産l及びエタノール収率の向
上、並びに人件費の大幅なる削減が達或できることは明
らかである.又,本製造法は発酵が密閉容器内で行われ
ることにより、アルコールの品質向上及び二酸化炭素の
再利用が可能である. [321を解決するための手段及び本酵母の特性]従来
のエタノール発酵は非ala性酵母を使用していること
,また最近報告されたMS性酵母の性質が工業化にはマ
ツチしないので、本発明ではまず第一に工業化に適した
凝集性酵母のスクリーニングから始めた.その結果!I
f廃糖蜜から特に凝集性の高い酵母の分離に成功した.
本酵母は凝集性の高いほかに,その特性として発酵温度
が38℃〜40℃と一般酵母より10℃以上高いこと,
また15%のエタノール迄耐性を有すること、初発糖濃
度が30%まで高ぬれること,エタノール生産速度が4
〜8時間と早く、発酵率も90%と高いことなど5工業
化に必要なngk件を有している.以上説明したいずれ
も工業化にすぐれた特性を持ち合わせた本酵母を用い,
遊離細胞並びに固定化綱胞を使用しK復、半連続及び連
続法によってエタノール発酵を行うことにより、蒸溜工
程時の蒸気効率の向上,反応時間の短縮、希釈液及び冷
却水の節約,蒸溜願液量の小容量化など,大きな経済的
恩恵が得られる新しい製造法である. [以下に本発明を詳述する] まず本発明の凝集酵母について述べる.本発明に使用し
た凝集酵母は各種け蔗廃糖蜜から分離された凝集性酵母
のうちでもつとも凝集性の高いものである.その大きさ
はく3〜8)X(5〜10)μmで多極出芽により増殖
する.本酵母の生理的、生化学的性質を表1に示す.本
酵母はKreger−van  Rijの分類により、
Saccharomyces  cerevisiae
と同定され、Saccharomyces  cere
visiae  H.S.O.−1株と命名する. 本酵母は工業技術院微生物研究所に微工研条寄第206
6号として寄託されている. 以下本酵母を用いたエタノール発酵m造法について説明
する. 発酵に先立ち、本酵母の前培養は2%グルコース.1%
ベプトン、0.5%酵母エキスを加えpH4.5とした
培地を殺菌振盪培養する.本酵母のエタノール発酵培地
としては主に廃糖蜜(糖濃度20〜25%)に0.1%
の尿素、K H 2  P O a , M g S 
O 4  ・7H20を加えたものを使用した.ρHは
燐酸にて4.5に7!4整する.このほか、廃糖蜜と庶
糖液の混合或いはベプトン添加グルコースと酵母エキス
の混合も使用できる.発酵は自由に遊離する細胞又は固
定化細胞を使用し、嫌気的条件下で行われる.なお固定
化酵母の培地としても上述と同じ培地を使用した. 固定化用担体はシリカ、アルミナ,ジルコニアなどの単
独又は混合物をコロイダルシリ力及び硫酸バンド等のバ
インダーと共に焼成して得られたセラミックスで、形状
としては円筒状,円板状、板状、ビーズ状等のいずれか
一つ又は組み合わせたものを使用した.そのfI!13
〜5%アルギン酸カルジニウムゲル、3〜5%K一力ラ
ギーナンカリウムゲル、5〜7%ポリアクリルアミドゲ
ル、光硬化性樹脂などに包括されたビーズ状,ブロック
状、板状のもの等である.上記操作により得られた固定
化酵母を発酵容器に入れ廃糖蜜培地又はグルコースなど
の炭素源に少量の窒素源を加えた培地を発酵原科とし臘
気的条件下で固定化自体と接触させつつ発酵させる.な
お上記発酵容器としては例えば、フイルム反応槽、円筒
槽、セラミック吸着板で仕切られた槽、球状セラミック
ス、各種ゲルを充填した発酵槽として使用できるものな
どである.、なお上記嫌気条件とは特に通気を行わない
状態、あるいは該発酵容器の空間部を炭酸ガス、窒素ガ
スなどで置換した状態を意味する. 発酵時間としては5時間以上、8〜10時間程度である
.上記発酵型式としては反復式,半連続式,連続式など
適宜選択して行うことができる.上記操作により得られ
た発酵液は蒸溜してエタノール製品とする. [以下実施例により本発明を具体的に示す]実施例 l
. 表2は高い初発糖濃度がエタノール生戚に及ぼす効果を
示す.6〜7時間の発酵後、エタノール濃度は糖濃度が
、8.2.9.9,12.1%( V/V’Iの時それ
ぞれ、16,20.25%(W/V)得られた.30%
グルコース.1%ペアトン、0.5%酵母エキスを加え
た培地を使用した場合、本酵母は上記と同様の発酵時間
で1゜5%(V/V)のエタノール濃度が得られた.こ
れは本酵母H.S.O.−1株のエタノール耐性を示す
. 実施例 2. 池の代表的なアルコール発酵酵母、Saccharom
yces  uvarum.醸造協会7号との比較を図
1に示す.この図で明らかなように、本酵母H− S.
O.−1は他の酵母に比べ、例え高い初発糖濃度(32
%)のときでも発酵速度は早くエタノール濃度が高い.
最終のエタノール濃度は6日後に12%であった.実施
例 3. 本酵母の凝集効果について一般発酵培地で検討した結果
、凝集時間1分で凝集物の沈殿の高さが10〜l5%を
示した. 実施例 4. 通常酵母の最適生長温度は30℃あるが、発酵過程にお
いて、発酵熱によりこれより高いlJS度になるため冷
却を必要とする.本酵母の一つの特徴として、発酵濃度
が38〜40℃という高い特性があるため、他の酵母の
場合と比較して冷却がそれだけ少なくて済む大きな利点
がある.特に甘蔗生産地である温暖地域に於いては、特
筆すべき効果である. 図2は、本酵母が発酵温度38℃で10回以上の反復発
酵でもエタノール濃度9%を持続する事を示す.これに
対し、発酵温度40℃の時は、持に初発糖濃度が高い(
30%グルコース)場合、初バッチ以外は9%より低下
する.実施Pi45. 図3は、本酵母を用いた12〜14日の連続発酵でも流
量1 2 m / hで9.2%濃度のエタノールが安
定的に生成されることを示す.実施例 6. 固定化酵母によるエタノール発酵にて、先に述べた色々
の固定化担体で本酵母を固定化しエタノール発酵を行っ
たが,ここではセラミックス担体に固定化した後、エタ
ノール発酵を行った例との比較をした.あらかじめセラ
ミックス担体に本酵母を吸着固定化した後、反応器に入
れ、発酵原液として22%糖濃度のモラセス培地を用い
38℃で反復発酵を行った.遊離菌体、アルギン酸固定
酵母との比較を図4に示す.図4より固定化酵母はアル
コール濃度も同一反応時間で30%以上高く、また発酵
時間も50%以上短縮可能である. 実施例 7. 図5は、25%の初発糖濃度が高効率の連続エタノール
発酵に最適であることを示す.4.[表、図の簡単な説
明] 表1.Saccharomyces  cerevis
iae  H.S.0.−1株の性質表2.Sacch
aromyces  cerevisiae  H.S
.O.−1株を用いてのグルコース濃度、30℃での発
酵経過図1.モラセス培地での各種酵母の発酵経過比較
図(初発酵母菌数2xlO”/ml) 2種の温度差に於ける繰り返し回分発酵法におけるF{
.S.O.−1の発酵経過(初発糖濃度21±1%) 図3.アルギン酸固定化酵母を用い各種流量下での連続
発酵経過(培地組成20%グルコース、1%ベプトン、
0.5%酵母エキス、pH4.5) 各種固定化酵母での発酵過程の比較 O/●:!1離酵母.口/謳:アルギン酸固定酵母、Δ
/▲:セラミックス固定酵母セラミックス固定化#母を
用い各種814度での比較 図4 . 図5 . 図2. 表1 . Saccharomyces cerevi
siae lI.sロー1株の性質発酵 グルコース ガラクトース スクロース マルトース ラフィノース ラクトース 炭素源資化性 グルコース ガラクトース スクロース マルトース ラフィノース ラク1・−ス κNO3の資化 生  育 50%グルコースーイースト抽出物寒天lO%Nac 
I−5%グノレコース−0. 5ml8aeLo7ea
sLNiLrogen Base Solution4
0”C ガスと酸生成 試験結果 + + + + +(完全) + −ト 十 ++ ++ + 1 2 3 4 5 6 培養時閏(日) 24 48 72 96 120 144 168 192 216 240 発 酵 時 間(hr.1 培養時rR《日》 2 4 6 8 培養時間(日) Δ/▲:セラミックス固定化酵# 2     4     6 #1lI#間《日》 8 !濃度 口/一 20 %.0/● 25 % △/▲ 30%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サッカロミセス属で凝集性を有する酵母の遊離細
    胞によるエタノールの反復及び半連続発酵
  2. (2)上記の酵母をセラミックス担体を始めアルギン酸
    カルジニウムゲル、K−カラギーナンカリウムゲル、ポ
    リアクリルアミドゲル、光硬化性樹脂などで固定化した
    後、エタノールの反復及び連続発酵
JP63248732A 1988-09-30 1988-09-30 凝集性酵母を用い遊離細胞及び固定化細胞によるエタノールの製造法 Pending JPH03164188A (ja)

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