JPH03163209A - 防振重り付ボルト及びその製造方法 - Google Patents

防振重り付ボルト及びその製造方法

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JPH03163209A
JPH03163209A JP29951089A JP29951089A JPH03163209A JP H03163209 A JPH03163209 A JP H03163209A JP 29951089 A JP29951089 A JP 29951089A JP 29951089 A JP29951089 A JP 29951089A JP H03163209 A JPH03163209 A JP H03163209A
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Shigefumi Tanaka
田中 茂文
Yasuhiro Miura
三浦 泰宏
Yutaka Endo
裕 遠藤
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Nissan Motor Co Ltd
Sannohashi Seisakusho KK
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Nissan Motor Co Ltd
Sannohashi Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は振動体の共振を防止する機能を有する防振重り
付ボルト及びその製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 車両の走行の際またはアイドリングの際には、車両を構
成する各部材に振動が発生する。
これらの構成部材は、それぞれ固有の振動数を有してい
る。
そのため、走行時等の振動が構成部材の固有振動数と一
致すると、その振動が僅かであっても、非常に大きい振
幅の振動(共振現象)となり、騒音も増大する。
従来、このような場合における車両の防振、防音対策と
して、ダイナミックダンパー又はマスダンバーと呼ばれ
る装置が採用されている(実開昭62−68051号公
報参照)。
これらのダンパーは、各構成部材の持つ固有振動数を変
えるための重りであり、車両の楕威部1の振動部分に取
り付けて、共振を防止しようとlるものである。
即ち、上記ダンパーを取り付けることにょ−て、構威部
材の固有振動数を、走行時等に構成8材に発生する振動
数の範囲外に設定し、共振の多生を防止するものであり
、また、構成部材の固イ振動数を別の値に設定して、共
振の減衰を図るtのである。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 従来は、上記のようなダンパーを取り付ける茸合、取り
付けスペースに制限があるため、車体付・にネジ等で固
定していた。
しかし、車両の構成部材のうち振動の発生源となる部分
は車体ではなく、サスペンションや伝卸装置あるいはエ
ンジン、またはそれらの近傍のフレーム等である。
従って、従来のようにダンパーを車体に取り付ける構造
は、ダンパーが発振源がら離れてしまうオ  ため、防
振効果が十分に得られないという問題がr  ある。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、十分な防振効果を得ることができる防振重り付
ボルト及びその製造方法を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 即ち本発明は、ボルト頭部と締結用ネジ部との間に、振
動体に押圧して軸力を受ける鍔部を設け、この鍔部とボ
ルト頭部との間に、振動体の持つ固有振動数を変え得る
重量を有する防振重りを取り付けたことを特徴とする、
防振重り付ボルトである。
また、上記防振重り付ボルトの製造方法において、一方
端部個に締結用ネジ部を有する銅棒の途上に、jIII
I#の軸と面直交する方向に鍔部を形成し、銅棒の締結
用ネジ部のない側を、所定の重量を有する防振重りの中
央部に貫通させ、銅棒の貫通端部を鍛造し、防振重りの
一端面上に肉盛り部及びボルト頭部を形成して、銅棒と
防m重りを一体に形成したことを特徴とする、防振重り
付ボルトの製造方法である。
〈本発明の作用〉 本発明の防振重り付ボルトを、振動の発生源となるサス
ペンションや伝動装置あるいはエンジン、またはそれら
の近傍のフレーム等の組み立てあるいは据え付け等に使
用する。
これによって、車両の上記各構成部材の固有振動数を、
走行時あるいはアイドリング時に構成部材に発生する振
動数の範囲外に設定し、走行時の振動数と固有振動数と
が一致しないようにすることが可能である。
従って、構戒部材の共振を防止することができる。
また、構成部材の固有振動数を別の値に設定して、共振
の減衰を図ることもできる。
なお、万が一防損t#′1か編齢に上一アわ窪すスよう
なことがあっても、防振重りと締結用ネジ部とは鍔部に
よって仕切られており、鍔部と締結用ネジ部は脱落せず
に残存するため、安全である。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
〈イ〉ボルトの構造(第1図) ボルト1は、ボルト頭部14と締結用ネジ部12との間
に、振動体に押圧して軸力を受ける鍔部11を設け、こ
の鍔部11とボルト頭部14との間に、防振重り2を取
り付ける構造である。
鍔部11′は、ボルト1の軸と面直交する方向に設けた
板体である。
防振重り2は、振動体の持つ固有振動数を変え{4る重
量を有する。
例えば、車両の構成部材の持つ固有振動数を、走行時ま
たはアイドリング時に構威部材に発生する振動数の範囲
外に設定できるように、防振重り91−6G中〆7)舌
11ノ(=ノ:+1=十2ボルト頭部14は、6角形等
の断面形状に形成し、ボルト1を締結するための機能を
持たせる。
〈口〉製造方法 本実施例の防振重り付ボルト1は以下の方法で製造する
ことができる。
(1)頭部かしめによる製造方法(第1〜5図)第2図
に示すように、ボルト1は、銅棒の途上に、銅棒の軸と
面直交する方向に鍔部l1を形成し、さらに銅棒の一方
端都側に締結用ネジ部12を形成する。
銅棒の締桔用ネジ部12と反対側の端部側は、かしめ部
l3とする。
これらの鍔部11、締結用ネジ部l2、かしめ部13は
、予め冷間加工による型鍛造等で一体に形成する。
一方、防振重り2の中央部には、かしめ部l3の径より
僅かに大きい貫通孔21を開設する。
次に、第4、5図に示すように、貫通孔2l内にかしめ
部13を貫通させる。
なお、第3図に示すように、防振重り2の中心に貫通孔
22を有する筒状のインナーカラー23を位置させ、こ
のインナーカラー23と防振重り2との間に、ゴムやバ
ネ等の弾性部材24を配置する場合もある。
次に、冷間加工による型鍛造等によって、かしめ部13
の貫通部をかしめて、ボルト頭部14を形成する。
ボルト頭部l4を形戒する場合は、かしめ部13の径よ
り小さい内形のプレス型材によって、かしめ部13の周
縁部を鍛造し、防振重り2の端面上に肉盛り部15を形
成する。
これによって、防振重り2と銅棒とを一体化することが
できる。
また、ボルト頭部14は6角形等の形状に鍛造して、ポ
ルト1を締結できるようにする。
(2)頭部溶接による製造方法(第6、7図〉第6図に
示すように、ボルト1の鍔部1lの締結用ネジ部12と
反対側の端面に、締結用ネジ部12と同軸上に取付銅棒
16を設ける。
この取付銅棒16には、ネジ部17を形成する。
防振重り2の貫通孔25は、取付銅棒16の径より僅か
に小さく開設し、その貫通孔25内に取付鋼$1 1 
6を圧大して貫通させる。
そして,取付銅棒16のネジ部17にナット3を取り付
け、ナット3と取付銅棒l6を溶接(溶接部31)で一
体化する。
(3)鍔部かしめによる製造方法(第8、9図)その他
の方法として、第8図に示すように、ボルト頭部41と
銅棒体のかしめ部42及び、かしめ部42より小径の締
結用ネジ部43からなるボルト4を形成する。
そして、かしめ部42を、締結用ネジ部43側から防振
重り2の貫通孔21内に圧入して貫通させる。
次に、かしめ部42の貫通端部を、冷間加工による型鍛
造等によってかしめ、防振重り2とボルト4とを一体化
するとともに、鍔部44を形成する。
以上、防振重り付ボルト1の製造方法について説明した
が、製造方法はその他種々の方法が考えられる。
〈実験結果〉 防振重り付ボルト1を、例えば第10図に示すように、
振動の発生源近傍のサスペンションアーム5(タイヤ5
1と前車軸体52間を連結する)の両端部の取り付けボ
ルトに使用する。
そして、車両の走行時とアイドリング時の振動と騒音に
ついて計測した。
すると第11,12図に示すような実験結果が得られた
この実験結果より、防振重り付ボルト1を取り付けてい
ない場合は、振動及び騒音とも値が高いが、防振重り付
ボルトlを取り付けると、振動及び騒音ともに減少する
ことが分かる。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。
〈イ〉従来のようにダイナミックダンバーまたはマ?ダ
ンパーを車体に取り付ける構造は、これらのダンパーが
発振源から離れてしまうため、防振効果が十分に得られ
ないという問題がある。
それに対して本発明は、振動の発生源となるサスペンシ
ョンや伝動装置あるいはエンジン、またはそれらの近傍
のフレーム等の組み立てあるいは据え付け等に使用する
ボルトに、防振重りを一体に形成したものである。
従って、本発明は防m重りを車体ではなく、振動の発生
源の近傍に取り付けることができるため、従来よりも車
両の構成部材の共振を効果的に■防止でき、振動、騒音
を低減することができる。
〈口〉従来は、車体にダイナミックダンパーまたはマス
ダンパーを取り付けるための専用のスペースを確保し、
これらのダンパーをネジ等で車体に固定してした。
それに対して本発明は、車両の構戒部材の組立作業等に
使用するボルトと、防振重りを一体化した構造であるた
め、取付のための専用スペースが不要である。
また、車両の構成部材の組立作業や据付作業と同時に、
防振重りの取り付けを行うことができる。
そのため、製造コストの低減及び取付作業の簡素化を図
ることができる。
〈ハ〉本発明の防振重りは、上記のようにボルトと一体
であるため、専用の取付スペースが不要であり、また容
易に着脱することができる。
従って、車両の任意の位置に設置することができ、防振
重りの取付が必要な場所には、おおよそ設置することが
でき、防振、防音効果を向上させることができる。
〈二〉本発明は、車両の組立時において、エンジンパワ
ートレインの仕様やサスペンションの仕様等に、最も適
した防振重り付ボルトを選択することができるため、防
振重り付ボルトの仕様を簡便に管理することができる。
〈ホ〉防振重りとボルト締結用ネジ部との間は、鍔部に
よって仕切られている。
そのため、万が一防振重りが振動により脱落した場合で
も、鍔部と締結用ネジ部は脱落せずに残存する。
従って、車両の構成部材間の締結機能が失われることが
なく、安全性が確保される。
〈へ〉本発明の防振重り付ボルトは、車両に限らず、そ
の他の機械、器具、装置等の振動部分に取り付けること
によって、共振を防止でき、防振及び防音効果を得るこ
とができる。
〈ト〉銅棒のかしめ部を防振重りに貫通させ、その貫通
端部を鍛造して、防振重りと銅棒を一体化する製造方法
の場合は、ボルト製造の全工程を冷間加工による鍛造に
よって形成することができるため、製造コストが低くて
済む。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明のボルトの斜視図 第2〜5図:ボルトの製造方法の説明図第6〜9図:そ
の他の製造方法の説明図第10図二使用例の説明図 第11、12図:実験結果を示すグラフ第 8図 フ 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボルト頭部と締結用ネジ部との間に、振動体に押
    圧して軸力を受ける鍔部を設け、この鍔部とボルト頭部
    との間に、振動体の持つ固有振動数を変え得る重量を有
    する防振重りを取り付けたことを特徴とする、 防振重り付ボルト。
  2. (2)一方端部側に締結用ネジ部を有する銅棒の途上に
    、銅棒の軸と面直交する方向に鍔部を形成し、銅棒の締
    結用ネジ部のない側を、所定の重量を有する防振重りの
    中央部に貫通させ、 銅棒の貫通端部を鍛造し、防振重りの一端面上に肉盛り
    部及びボルト頭部を形成して、 銅棒と防振重りを一体に形成したことを特徴とする、 防振重り付ボルトの製造方法。
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