JPH03162592A - 試料保持装置 - Google Patents

試料保持装置

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JPH03162592A
JPH03162592A JP30127589A JP30127589A JPH03162592A JP H03162592 A JPH03162592 A JP H03162592A JP 30127589 A JP30127589 A JP 30127589A JP 30127589 A JP30127589 A JP 30127589A JP H03162592 A JPH03162592 A JP H03162592A
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末廣 利英
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宏典 荒木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 髪菓とユ祉里公里 本発明はプラズマエッチング装置やプラズマ気相成長(
Chemical Vapor Deposition
 : C V D )装置等の半導体製造装置などに内
装される試料保持装置に関する. 進m術 半導体製造過程におけるエッチング工程や薄膜形成工程
においては、試料台に試料を確実に密着させて試料を所
望温度に制御し、かつ所定の高周波電力を確実に印加し
てエッチングや薄膜形成を行なう必要がある. これら要件を満たす試料保持装置として、近年、静電チ
ャック方式を採用した試料保持装置の開発がなされ、普
及してきている. 第6図は従来から使用されているこの種の試料保持装置
の概略を示した断面図である。
該試料保持装置は、基台51に温度制御板52が載置さ
れ、この温度制御板52に試料台53が載置され、この
試料台53はその周囲に配設された金属製の試料台押え
54により温度制御板52側に固定されている.また、
温度制御板52及び試料台押え54は電気的に接地(ア
ース)されている。また、試料台押え54上には石英板
55が載置され、試料台押え54の上面がプラズマで叩
打されるのを防止している。
試料台53は、電極57(導電部材)に絶縁膜56が被
覆されて構成されており、電極57は電極捧58を介し
て直流電源及び高周波電源(共に図示せず)に接続され
ている. このように構成された試料保持装置が、半導体製造装置
、例えばプラズマ装置に内装された場合においては、電
極捧58を介して電極57に直流電圧が印加され、かつ
試料台53上の試料59にプラズマが照射されると、電
極57は正(又は負)に帯電する一方,試料59はプラ
ズマを介して電気的に接地される.そして、試料59と
試料台53との間には静電容量が発生し、この静電容量
による吸着作用により試料59が試料台53に保持され
る.そしてさらに、電極57に高周波が印加されること
により、試料59にはバイアス電圧が励起されてその表
面が負に帯電し、プラズマイオンが吸引されて試料59
の表面へのエッチングあるいは薄膜形成がなされる。
また、温度制御板52内には、冷媒が矢印X方向から流
入して矢印Y方向に流出するように流路60が形成され
ている。すなわち、半導体製造過程におけるエッチング
工程や薄膜形成工程においては高温状態となるため、冷
媒によって試料59を冷却し、温度を制御する必要があ
る.明が7冫しようとする3!!!♀ 上記試料保持装置においては、高周波が電極57に印加
された場合、温度制御板52に比べて抵抗の低い試料5
9側に主として負荷されて試料表面にバイアス電圧が励
起されるが、温度制!Il板52が電極57と距離的に
近いため高周波電力の一部は温度制御板52にも負荷さ
れる.そしてこの温度制御板52に負荷された高周波電
力はこの温度制御板52からアース側に逃げ、電力損失
を生じるという欠点があった。
試料59に励起されるバイアス電圧は、試料台53を構
成する絶縁11I56の膜厚に依存することが知られて
いる。すなわち、絶縁I!!56の膜厚が厚い場合にお
いては、試料59に励起されるバイアス電圧は低くなり
,温度制御板52からアースに逃げる電力が多くなる.
一方、絶縁膜56の膜厚が薄い場合においては、試料5
9に励起されるバイアス電圧は高くなり、前記アースに
流れる電力が少なくなる. 半導体製造過程において,所望のエッチングあるいは薄
膜形成を行なうためには試料59に励起されるバイアス
電圧が装置間で差異のないことが要求される. しかし、上記従来の試料保持装置においては、装置間に
おいて絶縁膜55の厚さにバラッキが生じるのを防止す
ることはできなかった。すなわち、試料台53において
、絶縁11i56は一般に模厚が数100um程度のA
βgo3及びその他不純物で形成されているが、その膜
厚の厚さには±20%程度のバラッキが生じる.そして
、膜厚の均一化された試料台53を形成することは生産
技術的に困難であるため、同一条件にてエッチングある
いは薄膜形成を行なった場合、製品間にバラッキが生じ
るという課題があった. さらに、上記従来の試料保持装置においては、金属製の
試料台押え54が試料台53の周囲に配設されているた
め、試料台押え54の側面がプラズマに叩打され、金属
汚染の発生原因になる虞があるという課題があった。
また、試料台押え54を設けているため、構造が複雑で
あり,部品点数ら多くなるという課題があった. 本発明はこのような課題に鑑み発明されたちのであって
、構造が簡易で、装置間における試料の保持機能に差異
がなく、しかも効率よく試料を保持することができる試
料保持装置を提供することを目的としている. 課g  ♀゜するための 1 上記目的を達成するために本発明に係る試料保持装置は
、高周波が印加される導電部材に絶縁膜が被覆された試
料台と、該試料台が截置される温度制御板とを備え、該
温度制御板がアースから電気的に絶縁されていることを
特徴としている。
尚、ここで「アースから電気的に絶縁されている」とは
、絶縁抵抗値がlkΩ以上の場合をいう。
また、上記試料保持装置において、さらに温度制御板と
試料台との間に絶縁部材が介装されていることを特徴と
している。
毘里 上記構成によれば、温度制御板がアースから電気的に絶
縁されているので、試料台が載置される温度制御板は電
気的に浮遊することとなる。したがって、導電部材に高
周波が印加された場合、前記温度制御板は、前記導電部
材と同様、電極としての作用をなし、高周波電力の一部
がアース側に逃げるのを防止することができる。
また、温度制御板が電極としての作用をなすため、該温
度制御板にも高周波電力が印加される。
すなわち、試料が載置される試料台の上面以外の部分に
も高周波電力が印加されることとなり、電力損失が生じ
る. しかし、温度制御板と試料台との間に絶縁部材が介装さ
れることにより、温度制御板への高周波電力の印加が抑
制され、ほぼすべての高周波電力が試料台の上面に印加
される. !施適 以下、本発明に係る実施例を図面に基づき詳説する. 第2図は本発明に係る試料保持装置が内装されたプラズ
マ装置としての電子サイクロトロン共鳴(旦1ectr
on Cyclotron !!esonance ;
 E C R )プラズマエッチング装置を模式的に示
した断面図である。
このECRプラズマエッチング装置は、プラズマ生成室
lと、このプラズマ生成室lの下部に接続された試料室
2と,プラズマ生成室1の上方にあってマイクロ波をプ
ラズマ生成室lに導入するマイクロ波導波管3と、プラ
ズマ生成室1の周囲にあってこのプラズマ生成室1と同
心状に配設された励磁コイル4と、試料室2に内装され
る試料保持装置5等とから構成されている。
プラズマ生成室lは、略円柱形状に形成され、その上部
壁には第1のガス導入管6が接続されると共にマイクロ
波を導入するための導入口7が形成されている. 試料室2は、プラズマ生成室lより6大口径を有すると
共に、その側壁には第2のガス導入管8が接続され、ま
たプラズマ生成室lとは仕切板10によって仕切られ、
この仕切板10にはプラズマ引出窓9が形成されている
。また、試料室2の下方には排気口23が形成されて図
示省略の排気系に接続されている. マイクロ波導波管3は、断面形状矩形に形成され、石英
製のマイクロ波導入窓11を介してプラズマ生成室1に
接続されている. 励磁コイル4は、直流電流が供給されると所定の磁場を
発生する.すなわち、直流電流が励磁コイル4に供給さ
れると、マイクロ波発振器(図示せず)からプラズマ生
成室1に導入されるマイクロ波の角周波数ωと電子サイ
クロトロンの角周波数ω。とが等しくなるような磁場が
形成され、電子は共鳴運動を行なう。この共鳴を起こさ
せるための条件、すなわち、ECR条件は、次式で示さ
れる. ω=ω。= e B / m・・・・・・・・・■ここ
で、eは電子の電荷(=1.6X10−”C).Bは磁
束密度(T).mは電子の質量(9.I X 1 0−
” kg)である。本実施例では、マイクロ波の角周波
数ωは、2.45GHzに設定されており、前記■式よ
りECR条件を満たすm束密度Bは8.75XlO−”
Tである。
試料保持装置5は、第1図に示したように、平面視円形
形状に形成された基台l2に、第1の絶縁シー1−13
、温度制御板l4、伝導シ一トl5、第2の絶縁シ一ト
16 (絶縁部材)、試料台l7が順次載置されて構成
されている。
第lの絶縁シート13は、温度制御板14をアースから
電気的に絶縁するために介装されたちのであって、フッ
素樹脂等の耐真空性、耐熱性を有する絶縁材料で形成さ
れている。本実施例ではこの第1の絶縁シ一ト13は、
厚さt,が10mmに設定されているが特に限定される
ちのではない。
温度制御板14は、試料台l7の濡度を制御するための
ちのであって、冷媒の流路18が形成されている。そし
て,水等の冷媒が矢印八方向から?台12及び第1の絶
縁シ一トl3に貫設された孔を介して流路l8内を循環
し、矢印B方向に流出するように構成されている。
伝導シ一ト15は試料台17への冷却効果を高めるため
のものであって、厚さ0.5mmのインジウムシ一トが
使用されている. 第2の絶縁シート16は温度制御板l4への高周波の印
加を抑制するためのちのであって、フッ素樹脂等の耐真
空性、耐熱性の絶縁材料で形成されている.ここで第2
の絶縁シート16の厚さt2としては、1mm〜2mm
程度が好ましく、本実施例では厚さt■は2mmに設定
されている.この第2の絶縁シ一ト16の厚さt2が薄
すぎると充分な絶縁効果が得られず、一方この第2の絶
縁シ一ト16の厚さt2が厚すぎると温度制御板l4か
らの冷却効果が充分に得られないため、第2の絶縁シー
トl6の厚さt2は上記した程度が好ましい. また、試料台17は、Aff等で形成された電極19[
導電部材)と、この電極19を被覆するA ff 2 
0 3等で形成された絶縁膜20とから構成されており
、電極19には電極PJ21が接続されている。そして
、この電極棒2lは、第2の絶縁シ一トl6、温度制御
板14等を貫通して図示省略の直流電源及び高周波電源
に接続され、試料台17は第2の絶縁シート16上に固
定されている。尚、22は絶縁筒であって、電極棒21
と温度制御板14等との電気的接触を防止している。
上記試料保持装置を具備したECRプラズマエッチング
装置においては、以下の如く試料台17に載置された試
料24へのエッチングがなされる(第2図参照)。
まず、Cff..B(1.等のエッチングガス及びNz
.Oz.He等のキャリアガスを第1のガス導入管6又
は第2のガス導入管8からそれぞれプラズマ生成室l又
は試料室2に導入した後、これらプラズマ生成室1及び
試料室2を所定圧力(4X10″″”Torr)に設定
し、マイクロ波(周波数2.45GHz)をマイクロ波
導波管3からプラズマ生成室1に導入する.そして、励
田コイル4に直流電流を供給してECR条件を満足する
所定の磁場を発生させ、ECR励起によりプラズマ25
を生成する,生成したプラズマ25は、孔9(プラズマ
引出窓)を通過し、発散磁界により矢印C方向に加速さ
れて試料室2内に導かれる.一方、試料台17の電極1
9に直流電圧が印加されると、試料24はプラズマ25
を介して接地される一方、電極19は正(又は負)に帯
電し、試料24の裏面と電極l9との間には一定の静電
容量を有するコンデンサが形成され、試料24は試料台
l7の上面に吸着され保持される.そしてさらに、電極
l9に高周波が印加されると、この高周波及びプラズマ
の作用により試料24の表面側には負のバイアスが励起
され、試料表面には所定の強度を有する電界が形成され
る。
そして、プラズマ25は試料24に吸引されてこの試料
24に所定のエッチングが施される。
上記試料保持装置5においては、温度制御板l4と基台
l2との間に第1の絶縁シ一トl3が介装されているの
で、温度制御板l4はこの温度制御板14内の流路18
を循環する冷媒の絶縁抵抗値と同程度の絶縁抵抗値でも
って絶縁される.すなわち、濃度制御板14には流路l
8内を冷媒が循環しているため、温度制御板l4は冷媒
と同程度の絶縁性でもって電気的に絶縁される。
一方、前記冷媒の絶縁抵抗値はIMΩ以上を有し(純水
の場合、2〜3MΩ)、プラズマの絶縁抵抗値である1
kΩより大きい。したがって、高周波が電極l9に印加
されると、高周波電力は温度制御板14にも印加される
もののこの温度制III板l4からアースに逃げること
なく、抵抗の低い試料24側にバイアス電圧が励起され
、装置間に差異のない均一な電界強度が試料24上に形
成される。すなわち、温度制御板l4は電極l9と同様
の作用をなし、試料24には装置間に差異のないバイア
ス電圧が励起される。
第3図(a)(b)は複数個の試料台A−Cについて高
周波を電極l9に印加した場合において,試料24の自
己バイアス電圧(V)と高周波電力(W)との相関関係
を示した特性図であって、?3図(a)は本発明の特性
図を示し、第3図(b)は従来例(第6図参照)の特性
図を示している。自己バイアス電圧は、試料24として
の八β板を試料台l7に載置し、高周波を電極19に印
加して測定した.また、第1のガス導入管6から2 0
 0 SCCUのC2■ガスを、またマイクロ波導波管
3から出力soowのマイクロ波をそれぞれプラズマ生
成室1に導入してプラズマ25を生成した.尚、試料2
4とプラズマ引出窓9との間の距離は160mmであっ
た. 第3図(a)(b)から明らかなように、従来例におい
ては高周波電力(W)に対する自己バイアス電圧(V)
は試料台A−Cでio〜20V程度のバラツキが存在す
るのに対し、本発明は高周波電力に対する自己バイアス
電圧は試料台A−C間でバラツキが生じず、試料保持装
置の信頼性が向上している。
また、上記試料保持装置は、試料台l7と温度制御板1
4との間に第2の絶縁シート16が介装されているので
、試料台l7の周辺部(図中、26で示す)への高周波
電力の印加が抑制され、高周波の電力損失を抑制するこ
とができる.すなわち、試料24の表面上には高密度の
電界強度が形成されることとなる. 第4図は、上述と同様,試料24としてAI2板を使用
し、第2の絶縁シート16による効果を測定した結果で
ある.図中、実線が本発明に係る場合を示し、破線は第
2の絶縁シ一ト16が介装されていない従来例に係る場
合を示している.この第4図から明らかなように、本発
明のものは従来例の6のに比べて試料24に励起される
バイアス電圧が増加し、高密度の電界強度が形成されて
いることが判る. 第5図(a)(b)(c’)は試料24にエッチングを
施した場合のエッチング状態を示したものであって、試
料24としてSi基板27にSiO2膜28、Afl合
金29が順次積層形成され、さらにこのAI2合金29
に所定パターンのレジスト30が塗布されたちのが使用
されている.図中、第4図(a)はエッチング前の試料
24を示し、第4図(b)は本発明に係る試料保持装置
を使用してエッチングを施した場合を示し、第4図(c
)は従来例(第6図参照)に係る試料台53に試料24
を載置してエッチングを施した場合を示している.また
、第1のガス導入管6から200 SCCMのCβ2ガ
スを、マイクロ波導波管3から出力900Wのマイクロ
波をそれぞれプラズマ生成室1に導入してプラズマを生
成した。尚、高周波電源の出力は350Wに設定した. この第5図(b)(c)から明らかなように、従来例に
係る場合、高周波の電力損失が大きいため、試料24上
に形成される電界強度が弱く、Ag合金29にはレジス
ト30が多く残っている。また、プラズマイオンの指向
性も弱いため,Aε合金29は逆テーパ状にエッチング
されている。これに対し本発明に係る試料保持装置を使
用した場合、試料24には充分なバイアス電圧が励起さ
れているため、鋭くエッチングされている.また、上記
試料保持装置においては、従来例(第6図参照)におけ
る試料台押λ54を省略することが可能となり、装置の
簡略化を図ることができる. 尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく要旨
を逸脱しない範囲において変更可能である。例えば、第
1及び第2の絶縁シ一トl3、16に使用する材料とし
ては、耐真空性、耐熱性を有する6のであればよく、フ
ッ素樹脂の他、ポリイミドやシリコンゴムあるいはセラ
ミック板も使用可能である. また、上記実施例においては,温度制御板により試料が
冷却される場合について説明したが、温度制御板にヒー
タを埋設して試料を加熱することにより試料の温度制御
を行なう場合にも同様に適用できる。すなわち、この場
合において6温度制御板の絶縁抵抗は冷媒の場合と同様
LMΩ以上を有するため、温度制御板の絶縁抵抗値はプ
ラズマの絶縁抵抗値(約1kΩ)より6高く、所期の目
的を達成することができる。
また、本発明に係る試料保持装置は、プラズマCVD装
置を使用して試料表面に薄膜を形成する場合にち同様に
適用することができる.及亘立並玉 以上詳述したように本発明に係る試料保持装置は、高周
波が印加される導電部材に絶縁膜が被覆された試料台と
、該試料台が載置される温度制御板とを備え、該温度制
御板がアースから電気的に絶縁されているので、温度制
御板はアースから電気的に浮遊されている.つまり、温
度制御板は電極と同様の作用をなすこととなり、温度制
御板に高周波が印加されて6高周波電力はアースに逃げ
ることはなくなり、試料側のバイアス電圧は装置間に差
異のない均一的なちのとなる.したがって、試料表面上
に形成される電界強度は、装置間における差異がなくな
り、所望のエッチングや薄膜形成を施すことが可能とな
り、信頼性の向上した半導体デバイスを得ることができ
る。
また、上記試料保持装置に加えて、さらに温度制御板と
試料台との間に絶縁部材が介装されることにより、温度
制御板に印加される高周波電力が抑制されると共に、試
料表面上に励起されるバイアス電圧が増加し、試料表面
上の電界密度が高くなり、効率よくエッチング及び薄膜
形成を行なうことができ、省エネルギ化を図ることがで
きる。
さらには、従来から使用されている試料押えを省略する
ことが可能となり、構造が簡略化され、コストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第i図は本発明に係る試料保持装置の一実施例を示す断
面図、第2図は本発明に係る試料保持装置が内装された
ECRプラズマエッチング装置の概略断面図、第3図(
a)(b)は複数個の試料台について高周波電源の出力
と試料の自己バイアス電圧を示した特性図であって,第
3図(a)は本発明に係る特性図、第3図(b)は従来
例に係る特性図、第4図は第2の絶縁シートの効果をみ
るための高周波電源の出力と試料の自己バイアス電圧と
の相関関係を示した特性図、第5図(a)(b)(c)
はエッチング形状の模式図であって、第5図(a)はエ
ッチング前の試料を示した断面図,第5図(b)は本発
明に係る試料保持装置を使用してエッチングした場合の
試料の断面図、第5図(c)は従来例に係るちのを使用
してエッチングした場合の試料の断面図、第6図は従来
例の試料保持装置の概略断面図である。 l4・・・温度制御板、16・・・第2の絶縁シート(
絶縁部材)、17・・・試料台、l9・・・電極(導電
部材),20・・・絶縁膜.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高周波電源が印加される導電部材に絶縁膜が被覆
    された試料台と、該試料台が載置される温度制御板とを
    備え、該温度制御板がアースから電気的に絶縁されてい
    ることを特徴とする試料保持装置。
  2. (2)温度制御板と試料台との間に絶縁部材が介装され
    ていることを特徴とする請求項1記載の試料保持装置。
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JPH0582477A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Hitachi Ltd プラズマ処理装置
US7993321B2 (en) 2002-09-30 2011-08-09 Uni-Charm Corporation Disposable diaper

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582477A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Hitachi Ltd プラズマ処理装置
US7993321B2 (en) 2002-09-30 2011-08-09 Uni-Charm Corporation Disposable diaper

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