JPH0316226Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316226Y2 JPH0316226Y2 JP1985148707U JP14870785U JPH0316226Y2 JP H0316226 Y2 JPH0316226 Y2 JP H0316226Y2 JP 1985148707 U JP1985148707 U JP 1985148707U JP 14870785 U JP14870785 U JP 14870785U JP H0316226 Y2 JPH0316226 Y2 JP H0316226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- arm body
- elastic arm
- locking
- window hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 8
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、電線の端子を挿着するコネクタハウ
ジングに係るもので、詳しくは、挿着した端子を
固定する係止構造に関するものである。
ジングに係るもので、詳しくは、挿着した端子を
固定する係止構造に関するものである。
「従来の技術」および「考案が解決しようとする
問題点」 一般に、コネクタハウジングには挿着した端子
の姿勢を固定し、端子の抜け防止を図る係止機構
が設けられており、多数の公知例がある。そし
て、それ等の公知例のうち、端子がコネクタハウ
ジングの端子収容室の正常な位置に挿入したか、
どうかを検知すると共に、正常位置の端子を固定
する構造として動開昭58−212082号公報の提案が
ある。
問題点」 一般に、コネクタハウジングには挿着した端子
の姿勢を固定し、端子の抜け防止を図る係止機構
が設けられており、多数の公知例がある。そし
て、それ等の公知例のうち、端子がコネクタハウ
ジングの端子収容室の正常な位置に挿入したか、
どうかを検知すると共に、正常位置の端子を固定
する構造として動開昭58−212082号公報の提案が
ある。
しかし、この公知構造のものは、端子の対応孔
たは凹部に係合する突起を先端に有する弾性片持
梁の係止アームを設け、さらに、その係止アーム
の上方に開閉自在のロツクカバーを設けた構造か
ら成つているので、端子が強い引き抜き外力を受
けたとき、その引き抜き外力がダイレクトに係止
アームに負荷される。従つて、該係止アームは外
方への強い撓分力や挫屈を生じてロツクカバーと
共に変形したり、ロツクカバーのロツクを解離し
て係止アームと端子との係合が外れ、端子抜けを
起すことがある。
たは凹部に係合する突起を先端に有する弾性片持
梁の係止アームを設け、さらに、その係止アーム
の上方に開閉自在のロツクカバーを設けた構造か
ら成つているので、端子が強い引き抜き外力を受
けたとき、その引き抜き外力がダイレクトに係止
アームに負荷される。従つて、該係止アームは外
方への強い撓分力や挫屈を生じてロツクカバーと
共に変形したり、ロツクカバーのロツクを解離し
て係止アームと端子との係合が外れ、端子抜けを
起すことがある。
本考案は以上の従来技術の難点解消を図るのが
目的である。
目的である。
「問題点を解決するための手段」
以上の目的を達成する本考案は端子収容室に窓
孔部を形成し、前記窓孔部には「挿入される端子
の上面に弾接し、かつ、端子挿入口側の該窓孔部
縁に基部を有して端子と平行する片持梁状の弾性
アーム体」が設けられると共に、前記弾性アーム
体の上方には、前記基部上方の窓孔部縁にヒンジ
を有する開閉自在のロツク蓋が形成され、さら
に、前記端子収容室には「前記弾性アーム体の自
由端と対向する底面上に隆設され、かつ、端子の
係止孔または係止凹部に係合する係止突起」が設
けられ、前記ロツク蓋によつて前記弾性アーム体
を押え込みロツクし、端子の挿着姿勢を係止する
構造から成つている。
孔部を形成し、前記窓孔部には「挿入される端子
の上面に弾接し、かつ、端子挿入口側の該窓孔部
縁に基部を有して端子と平行する片持梁状の弾性
アーム体」が設けられると共に、前記弾性アーム
体の上方には、前記基部上方の窓孔部縁にヒンジ
を有する開閉自在のロツク蓋が形成され、さら
に、前記端子収容室には「前記弾性アーム体の自
由端と対向する底面上に隆設され、かつ、端子の
係止孔または係止凹部に係合する係止突起」が設
けられ、前記ロツク蓋によつて前記弾性アーム体
を押え込みロツクし、端子の挿着姿勢を係止する
構造から成つている。
「実施例」および「作用」
以下、実施例を参照して詳しく説明する。ま
ず、一実施例を示す第１図を参照して、図は雄端
子３を端子収容室５に収容挿着する雄形コネクタ
ハウジング１を示しており、端子収容室５の中間
部分には、壁部を切り抜いた窓孔部６が形成して
あり、窓孔部６には窓孔部６の後縁部６′（窓孔
部６の端子挿入口５′寄りの縁部を後縁という）
に基部を有し、前縁部６″の方向に伸長する片持
梁状の弾性アーム体７が形成されている。即ち、
弾性アーム体７は雄形端子３を端子収容室５の所
定位置に挿着係止するとき、雄形端子３の上面部
分を弾圧的に押圧させる為に設けたもので、雄形
端子３の中間膨出部１５の上方に位置すると共
に、窓孔部６の縁部に概ね平行して配列された板
状体を成し、上下面とも平担に形成されている。
そして、以上の弾性アーム体７の上方には、窓孔
部６の後縁部６′部位のヒンジ部８を介して一体
に連設された開閉自在のロツク蓋９が設けてあ
り、ロツク蓋９を閉じると第１図Ａ点線の様に、
ロツク蓋９の内側が弾性アーム体７に接すると共
に、ロツク蓋９の先端部１０が、窓孔部６の前縁
部６″の下側に係合し、ロツク蓋９によつて窓孔
部６を閉鎖ロツクすると共に、弾性アーム体７を
押え込む様に成つている。なお、ロツク蓋９の先
端部１０は、前縁１１が傾斜を成すと共に、段差
１２によつて階段状に形成されており、ロツク蓋
９を軽く押え込むと、先端部１０が「パチン」と
窓孔部６の前端縁６″の下側に入り込み係合する
様に成つている。
ず、一実施例を示す第１図を参照して、図は雄端
子３を端子収容室５に収容挿着する雄形コネクタ
ハウジング１を示しており、端子収容室５の中間
部分には、壁部を切り抜いた窓孔部６が形成して
あり、窓孔部６には窓孔部６の後縁部６′（窓孔
部６の端子挿入口５′寄りの縁部を後縁という）
に基部を有し、前縁部６″の方向に伸長する片持
梁状の弾性アーム体７が形成されている。即ち、
弾性アーム体７は雄形端子３を端子収容室５の所
定位置に挿着係止するとき、雄形端子３の上面部
分を弾圧的に押圧させる為に設けたもので、雄形
端子３の中間膨出部１５の上方に位置すると共
に、窓孔部６の縁部に概ね平行して配列された板
状体を成し、上下面とも平担に形成されている。
そして、以上の弾性アーム体７の上方には、窓孔
部６の後縁部６′部位のヒンジ部８を介して一体
に連設された開閉自在のロツク蓋９が設けてあ
り、ロツク蓋９を閉じると第１図Ａ点線の様に、
ロツク蓋９の内側が弾性アーム体７に接すると共
に、ロツク蓋９の先端部１０が、窓孔部６の前縁
部６″の下側に係合し、ロツク蓋９によつて窓孔
部６を閉鎖ロツクすると共に、弾性アーム体７を
押え込む様に成つている。なお、ロツク蓋９の先
端部１０は、前縁１１が傾斜を成すと共に、段差
１２によつて階段状に形成されており、ロツク蓋
９を軽く押え込むと、先端部１０が「パチン」と
窓孔部６の前端縁６″の下側に入り込み係合する
様に成つている。
一方、端子収容室５には、弾性アーム体７に対
向する位置に係止突起１３が隆設されており、雄
形端子３の底部に形成した係止孔１４と嵌合し、
正常位置の雄形端子３は、自己の上面を弾性アー
ム体７に近接または弾接すると共に、その対称位
置となる自己の底部を係止突起１３に係合し、コ
ネクタハウジング１への挿着姿勢を係止する構成
に成つている。即ち、係止突起１３は弾性アーム
体７の自由端に対向する位置に当る端子収容室５
の底面に隆設されている。
向する位置に係止突起１３が隆設されており、雄
形端子３の底部に形成した係止孔１４と嵌合し、
正常位置の雄形端子３は、自己の上面を弾性アー
ム体７に近接または弾接すると共に、その対称位
置となる自己の底部を係止突起１３に係合し、コ
ネクタハウジング１への挿着姿勢を係止する構成
に成つている。即ち、係止突起１３は弾性アーム
体７の自由端に対向する位置に当る端子収容室５
の底面に隆設されている。
つぎに、第２図は雌形端子４を挿着収容する本
考案の他の実施例の雌形コネクタハウジング２を
示しており、端子収容室５には、正常位置の雌形
端子４の膨出した接触部１６の上方に、前記実施
例と同一構成の弾性アーム体７と、ロツク蓋９が
形成されると共に、弾性アーム体７と対向する位
置には、接触部１６の底部に設けた係止孔１４と
係合し、雌形端子４の後方への抜けを防止する係
止突起１３が隆設されている。
考案の他の実施例の雌形コネクタハウジング２を
示しており、端子収容室５には、正常位置の雌形
端子４の膨出した接触部１６の上方に、前記実施
例と同一構成の弾性アーム体７と、ロツク蓋９が
形成されると共に、弾性アーム体７と対向する位
置には、接触部１６の底部に設けた係止孔１４と
係合し、雌形端子４の後方への抜けを防止する係
止突起１３が隆設されている。
以上の構成の本考案のコネクタハウジングは、
端子収容室５の窓孔部６に、端子３，４の膨出部
の上面に接する弾性アーム体７と、弾性アーム体
７を押え込み自己の先端部１０を窓孔部６の前縁
部６″の下側に係合して閉鎖ロツクするロツク蓋
９が設けられ、かつ端子収容室５内には弾性アー
ム体７と対向した位置に、端子３，４を係止する
係止突起１３が設けてあるので、端子収容室５の
正常位置に挿着されロツク蓋９を閉鎖ロツクした
端子３，４が強い引き抜き外力を受けても、その
引き抜き外力は端子収容室５に一体形成した係止
突起１３によつて負担され、その引き外力が直接
的に弾性アーム体７に影響することはない。即
ち、端子３，４の引き抜き外力に基づいて発生す
る弾性アーム体７の外方への撓分力は力学的に極
めて小さくなり、その引き抜き力によつて弾性ア
ーム体７が弾性変形したり、ロツク蓋９のロツク
が解離したりして、端子３，４が浮き上がり、端
子３，４と係止突起１３との係合が外れるおそれ
は全く無く、前記の従来構造と対比して、端子
３，４の係止性能が極めて安定する作用がある。
端子収容室５の窓孔部６に、端子３，４の膨出部
の上面に接する弾性アーム体７と、弾性アーム体
７を押え込み自己の先端部１０を窓孔部６の前縁
部６″の下側に係合して閉鎖ロツクするロツク蓋
９が設けられ、かつ端子収容室５内には弾性アー
ム体７と対向した位置に、端子３，４を係止する
係止突起１３が設けてあるので、端子収容室５の
正常位置に挿着されロツク蓋９を閉鎖ロツクした
端子３，４が強い引き抜き外力を受けても、その
引き抜き外力は端子収容室５に一体形成した係止
突起１３によつて負担され、その引き外力が直接
的に弾性アーム体７に影響することはない。即
ち、端子３，４の引き抜き外力に基づいて発生す
る弾性アーム体７の外方への撓分力は力学的に極
めて小さくなり、その引き抜き力によつて弾性ア
ーム体７が弾性変形したり、ロツク蓋９のロツク
が解離したりして、端子３，４が浮き上がり、端
子３，４と係止突起１３との係合が外れるおそれ
は全く無く、前記の従来構造と対比して、端子
３，４の係止性能が極めて安定する作用がある。
さらに、本考案のコネクタハウジングによる
と、端子３，４の挿着時に、第１図Ｂの様に、端
子の底部が係止突起１３に乗り上がると共に、端
子の上方が弾性アーム体７によつて下方に弾圧さ
れた前高姿勢で挿入される。従つて、端子の挿入
量が不足して、係止突起１３と係止孔１４の係合
不備の半嵌合状態のとき、前記の前高姿勢が、ロ
ツク蓋９の完全開放部位にあらわれるので、その
半嵌合不良を目視確認し易く、半嵌合不良を修正
して不良コネクタの発生を高確率で未然防止する
ことができる。そして、その半嵌合状態のまま誤
つてロツク蓋９を強制ロツクしても、前高姿勢の
端子とロツク蓋９のヒンジ８には大きな応力発性
がなく、ヒンジ８の無用な損傷を防止することが
できる。
と、端子３，４の挿着時に、第１図Ｂの様に、端
子の底部が係止突起１３に乗り上がると共に、端
子の上方が弾性アーム体７によつて下方に弾圧さ
れた前高姿勢で挿入される。従つて、端子の挿入
量が不足して、係止突起１３と係止孔１４の係合
不備の半嵌合状態のとき、前記の前高姿勢が、ロ
ツク蓋９の完全開放部位にあらわれるので、その
半嵌合不良を目視確認し易く、半嵌合不良を修正
して不良コネクタの発生を高確率で未然防止する
ことができる。そして、その半嵌合状態のまま誤
つてロツク蓋９を強制ロツクしても、前高姿勢の
端子とロツク蓋９のヒンジ８には大きな応力発性
がなく、ヒンジ８の無用な損傷を防止することが
できる。
［考案の効果］
以上の様に本考案のコネクタハウジングは、挿
着した端子の係止性能を安定向上すると共に、端
子の挿入量不足による挿着不良の未然防止を図る
等の効果がある。
着した端子の係止性能を安定向上すると共に、端
子の挿入量不足による挿着不良の未然防止を図る
等の効果がある。
第１図：本考案一実施例の雄形コネクタハウジ
ングを示し、Ａはその正面図、Ｂはその端子挿入
時の作用を示す正面図、第２図：本考案の他の実
施例の雌形コネクタハウジングを示す正面図、 主な符号、１：雄形コネクタハウジング、２：
雌形コネクタハウジング、３：雄形端子、４：雌
形端子、５：端子収容室、６：窓孔部、７：弾性
アーム体、８：ヒンジ、９：ロツク蓋、１０：ロ
ツク蓋の先端、１３：係合突起、１４：係止孔。
ングを示し、Ａはその正面図、Ｂはその端子挿入
時の作用を示す正面図、第２図：本考案の他の実
施例の雌形コネクタハウジングを示す正面図、 主な符号、１：雄形コネクタハウジング、２：
雌形コネクタハウジング、３：雄形端子、４：雌
形端子、５：端子収容室、６：窓孔部、７：弾性
アーム体、８：ヒンジ、９：ロツク蓋、１０：ロ
ツク蓋の先端、１３：係合突起、１４：係止孔。
Claims (1)
- 端子収容室に窓孔部を形成し、前記窓孔部には
「挿入される端子の上面に弾接し、かつ、端子挿
入口側の該窓孔部縁に基部を有して端子と平行す
る片持梁状の弾性アーム体」が設けられると共
に、前記弾性アーム体の上方には、前記基部上方
の窓孔部縁にヒンジを有する開閉自在のロツク蓋
が形成され、さらに、前記端子収容室内には「前
記弾性アーム体の自由端と対向する底面上に隆設
され、かつ、端子の係止孔または係止凹部に係合
する係止突起」が設けられ、前記ロツク蓋によつ
て前記弾性アーム体を押え込みロツクし、端子の
挿着姿勢を係止する構造を特徴とするコネクタハ
ウジング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985148707U JPH0316226Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985148707U JPH0316226Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6255879U JPS6255879U (ja) | 1987-04-07 |
| JPH0316226Y2 true JPH0316226Y2 (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=31063231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985148707U Expired JPH0316226Y2 (ja) | 1985-09-27 | 1985-09-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0316226Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7179136B1 (en) * | 2006-09-19 | 2007-02-20 | Delphi Technologies, Inc. | Electrical connector |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58212082A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-09 | 日産自動車株式会社 | コネクタ用ハウジング |
-
1985
- 1985-09-27 JP JP1985148707U patent/JPH0316226Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58212082A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-09 | 日産自動車株式会社 | コネクタ用ハウジング |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6255879U (ja) | 1987-04-07 |
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