JPH03162223A - エア溜まりのないフィルムロールとその製造方法 - Google Patents

エア溜まりのないフィルムロールとその製造方法

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JPH03162223A
JPH03162223A JP29339889A JP29339889A JPH03162223A JP H03162223 A JPH03162223 A JP H03162223A JP 29339889 A JP29339889 A JP 29339889A JP 29339889 A JP29339889 A JP 29339889A JP H03162223 A JPH03162223 A JP H03162223A
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JP
Japan
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film
film roll
roll
air
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP29339889A
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English (en)
Inventor
Katsumi Tanaka
勝己 田中
Reikichi Nakano
礼吉 中野
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、マーキング用フィルムや透明なフィルムな
どの長尺フィルムを巻芯に巻き取ったフィルムロールに
おいて、エア溜まりのないフィルムロール及びその製造
方法に関するものである。
[従来の技術] マーキング用フィルムは、車両、看板、店頭の窓ガラス
などに、塗料で絵や文字などを描く代わりに用いられて
いる。この種のフィルムは、装飾的に用いられることが
多いので、艶ぼけがなく、また透明フィルムの場合は透
明性の高いものが要求される。特にフィルムの表面ある
いは両面を鏡面仕様にしたマーキング用フィルムでは、
その要求が一層高い。
ところで、前記マーキング用フィルムや透明フィルムの
フィルム材料には、主に塩化ビニルフィルムが用いられ
ており、この塩化ビニルフィルムは、通常、カレンダロ
ールで延伸させた長尺のフィルムを、巻取り装置で巻芯
にせき取らせ゜、フイルムロールとした状態で販売され
ている。しかし、長尺のフィルムを在芯1a(第2図)
に巻き取る際に、各フィルムの間にエアが入り込むため
、最終製品としてのフイルムロール1(第2図)のフィ
ルムl’、l’間に、第3図に示すようなエア溜まりA
が生じていることがある。この状態で日数が経過すると
、エア溜まりAの箇所に皺ができたり、フィルムl゜中
の配合剤がエアと接触することによりフィルムl゛の表
面に粉状に浮き出したりして、いわゆるエアマークが発
生し、製品としての品質を著しく低下させることになる
そこで、そのようなエア溜まりを防ぐために、従来は次
のような方法が採用されていた。
a)加圧による脱気:フィルムの巻き取り時に、加圧ロ
ールでフィルムの巻き取り面を加圧することにより、フ
ィルム間へのエアの侵入を防止する。なお、硬いフィル
ムでは、加熱してフィルムを軟化させてから巻き取る必
要がある。
b)ポリエチレンフィルムの装填:フィルムの巻き取り
工程の前に、非常に薄くて強靭なボリエヂレンフィルム
を、製品のフィルム表面にラミネートし、ポリエチレン
フィルムとともにフィルムを巻き取ることにより、フィ
ルム表面にエアが侵入するのを防止する。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の方法のうち、前者alよ、硬いフィルム
では加熱によりフィルム自体の温度を高<シてフィルム
を軟化させているので、フィルムが非常に密着し易い状
態になっているため、加圧ロールで加圧したときにフィ
ルムが密着し、巻き取り後にフィルムを巻き戻す際に強
い力を要し、フィルムに寸法の変化を与え易い欠点があ
る。なお軟らかいフィルムの場合ら、加圧したときにフ
ィルムが密着するので、同様の欠点がある。また夏場は
、気温が高くなるために、フィルムの巻き取り後にフィ
ルムが収縮する、いわゆるフィルムの巻き締まりが起こ
り易く、この巻き締まりによる皺もはいり易い。
後者b)は、製品のフィルム表面にラミネートするポリ
エチレンフィルムの価格が高いため、製品全体の価格が
上がり、またポリエヂレンフィルムをラミネートするた
めの工程が増えるので、作業性が低下し、さらに前記ポ
リエチレンフィルムは複数回の使用が可能であるが、こ
れを回収して再使用することがほとんど不可能なため、
無駄になり、不経済である。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、フィルムを
巻き取った後に、簡単にしかも確実にフィルム間に生じ
たエア溜まりを除去でき、製品の品質が高く、特に製品
としてのフィルムに、その表面が艶むらのない鏡面であ
ることや高い透明性などが要求されるマーキング用フィ
ルムや透明フィルムに好適な、エア溜まりのないフィル
ムロール及びその製造方法を提0(することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本発明のフィルムロール
は、マーキング用フィルムや透明フイルムなとの艮尺フ
ィルムを巻芯に巻き付けてなるフィルムロールを、10
0mmllg以下に減圧保持した後に、ガス不透過性の
包装用フィルムにより真空包装している。
また本発明の製造方法は、マーキング用フィルムや透明
フィルムなどの長尺のフィルムを在芯に巻き付けられた
、エア溜まりのあるフィルムロールを、10(laml
lg以下に減圧して一定時間保持した後、該減圧状態又
は該減圧状態から僅かに圧力を上げた減圧状態で、ガス
不透過性の包装用フィルムにより前記フィルムロールを
真空包装する工程を備えている。
[作用] 上記の構成を有する本発明のフィルムロールは、巻芯に
巻き付けられた状態のフィルムロールのフィルムロール
間にエア溜まりが存在していた場合にも、loOaml
lg以下へ減圧保持された際の脱気作用によりエア溜ま
りが除去され、またガス不透過性の包装用フィルムロー
ルで真空包装されることによってエアのフィルム口ール
への侵入が阻止されているので、フィルムを巻き戻して
使用する際に、エアマークが生じておらず、特にフィル
ムの表面が鏡面仕様のマーキング用フィルムや透明フィ
ルムに好適である。
また、請求項2記載の本発明のフィルムロールの製造方
法は、巻芯に巻き付けられたフィルムロールを、例えば
真空包装機の真空室内に入れて、100mmllg以下
(例えば!開11g)に減圧してそのまま保持(例えば
3〜5分)することにより、各フィルム間に溜まってい
るエアが膨張し、この膨張したエアが各フィルム間の両
側から徐々に抜け出していく。そして、前記減圧状態又
は、例えば300mmHg程度まで僅かに圧力を上げた
状態で、フィルムロール全体を包装用フィルムで真空包
装することにより、包装用フィルム内が減圧状態に維持
されるので、包装前の前記減圧工程だけでは各フィルム
間に溜まっているエアを完全に脱気できない場合にも、
包装後にフィルム層間に残っているエアが抜け出して、
エア溜まりが完全に除去されると共に、フィルム層間へ
のエアの侵入ら防止されることになる。
この結果、エアマークがフィルムに生じず、したがって
艶むらがなく、透明性の高い、高品質のフィルムを需要
者に提供できるようになる。
[実施例] 以下、この発明のフィルムロール及びその製造方法の実
施例を第1図及び第2図に基づいて説明する。
実施例■ a)フィルムロール1(第2図):屋外マーキング用塩
化ビニルフィルム(0.15imx40ci+X 15
0+s) b)包装用フィルム2(第1図):ナイロン/ポリエチ
レン共押(7出しフィルム(チューブ) C)真空包装機11(第1図):日本ボリセロエ業(株
)製の市販品(F−94・R)を使用この真空包装機1
1は、第1図に示すように屋外マーキング用塩化ビニル
フィルムロールlを収容可能な真空室12を備え、真空
室l2内には包装用フィルム2の開放端2aを密封する
シール装置(図示せず)及び窒素ガスなどのガス充填装
置(図示せず)が配備されている。
上記フィルムロールlのフィルムl′間に溜まっている
エアA(第3図)を除失するため、フィルムロールlを
ガス不透過性の包装用フィルム2内に挿入し、フィルム
2の一端のみを開放した状態でii′iT記真空包装機
1lの真空室l2内に入l れて蓋13を閉じ、下記の■〜■の脱気条件で脱気した
後、包装用フィルム2の開放端2aをシール装i!t(
図示せず)で密封して、フィルムロール1全体を真空包
装した。なお、下記の■における窒素ガスの充填は、真
空包装する直前に行った。
脱気条件:減圧値0.5ssllg ■減圧時間2分、窒素ガス充填なし ■減圧時間4分、窒素ガス充填なし ■減圧時間5分、窒素ガス充填あり 上記の各脱気条件に基づいて脱気した後で真空包装した
各製品(フィルムロールl)について、エアマークの発
生を促進するために40℃の室内に7日間ほど保管した
後、包装用フィルム2から取り出したフィルムロールl
を巻き戻してエアマークが発生しているか否かを調べた
結果は、■及び■についてはエアマークが見当たらなか
ったが、■についてはエアマークの発生している箇所が
多少あった。しかし、■についても、上記した従来の除
去方法a)を施したフィルムロールに比べると、エアマ
ークの発生は極端に少なかった。なお、■において窒素
ガスを充填した理由は、フィルムl゜を巻き付ける巻芯
1a(第2図)が、中空でしかもその強度が不充分な場
合に、巻芯1a内が高真空状態になって巻芯1aがつぶ
れるおそれがあるうえに、高真空状態ではフィルム1゜
の巻き締まりが起こり易くなるので、窒素ガスを真空室
l2内に導入して圧力を少し上げて(例えば300na
+lIg程度まで)、巻芯1aのつぶれとフィルムl゛
の巻き締まりとを防止するためである。
実施例■ 上記実施例Iと同じ真空包装機l1を用い、ナイロン/
ポリエチレン共押し出しのチューブ状包装用フィルム2
内に、実施例■と同じフィルムロールlを仲入し、一端
のみを開放した状態で真空包装機11の真空室12内に
入れてU13を閉じた。そして、I mmllgまで減
圧して3分間保持した。その後、30hmllgまで圧
力を上げてから、包装用フィルム2の開放端2aをシー
ル装置(図示せず)で密封した。真空室l2内を大気圧
に戻してから、真空包装されたフィルムロールlを取り
出した。上記実施例Iと同様に、40℃の室内に7日間
ほど保管した後、フィルムロール1を巻き戻してエアマ
ークが発生しているか否かを調べたが、エアマークは見
当たらなかった。
なお、I mmllgに減圧保持した後で300sst
lgまで圧力を上げた理由は、実施例Iにおける脱気条
件■で窒素ガスを充填した理由と同じである。
上記実施例では、フィルム1゛がマーキング用フィルム
の場合について説明したが、本発明は、艶むらや透明性
の低下が問題になる例えば両面鏡面仕嫌の軟質、半硬質
の塩化ビニルフィルムに有効である。また、巻芯1aに
長尺フィルムl゛を巻き取ったフィルムロールlを、上
記各実施例のようにして脱気ずろ時期は、フィルムl゜
間のエア溜まりAによってエアマークが生じるまで、通
常は数日間が望ましい。
[発明の効果] 以上説明したことから明らかなように、この発明のフィ
ルムロール及びその製造方法は、下記の効果がある。
(1)請求項l記載のフィルムロールは、エア溜まりが
全くないか、あってもごく僅かであるので、フィルムに
エアマークが形成されたり、艶むらが生じたりしていな
いので、品質が高く、特に艶むらのない鎧而であること
や高い透明性などが要求されるマーキング用フィルムや
透明フィルムに好適である。
(2)請求項2記載の製造方法は、フィルムロールのエ
ア溜まりを、簡単な操作でしかも確実に除去でき、作業
性及び経済性にも優れており、従来の方法に比べてフィ
ルムロールの価格ら低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエア溜まりのムいフィルムロールの製
造に用いられる真空包装機の一例を示す正面図、第2図
はフィルムロールの斜視図、第3図はフィルムロールの
フィルム間に生じたエア溜まりを示す拡大断面図である
。 1・・・フィルムロール、l“・・・フィルム、la・
・・巻芯、2・・・包装用フィルム、11・・・真空包
装機、l2・・・真空室、l3・・・碁。 特許出頼人代理人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.マーキング用フィルムや透明フィルムなどの長尺フ
    ィルムを巻芯に巻き付けてなるフィルムロールを、10
    0mmHg以下に減圧保持した後に、ガス不透過性の包
    装用フィルムにより真空包装したことを特徴とするエア
    溜まりのないフィルムロール。
  2. 2.マーキング用フィルムや透明フィルムなどの長尺の
    フィルムを巻芯に巻き付けられた、エア溜まりのあるフ
    ィルムロールを、100mmHg以下に減圧して一定時
    間保持した後、該減圧状態又は該減圧状態から僅かに圧
    力を上げた減圧状態で、ガス不透過性の包装用フィルム
    により前記フィルムロールを真空包装することを特徴と
    するエア溜まりのないフィルムロールの製造方法。
JP29339889A 1989-11-10 1989-11-10 エア溜まりのないフィルムロールとその製造方法 Pending JPH03162223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3162746A1 (de) * 2015-10-28 2017-05-03 Resch, Horst Verfahren zum herstellen flachgedrückter vorratsrollen eines vorkomprimierten dichtungsbands

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3162746A1 (de) * 2015-10-28 2017-05-03 Resch, Horst Verfahren zum herstellen flachgedrückter vorratsrollen eines vorkomprimierten dichtungsbands

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