JPH03162076A - オートフォーカス回路 - Google Patents

オートフォーカス回路

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JPH03162076A
JPH03162076A JP1301622A JP30162289A JPH03162076A JP H03162076 A JPH03162076 A JP H03162076A JP 1301622 A JP1301622 A JP 1301622A JP 30162289 A JP30162289 A JP 30162289A JP H03162076 A JPH03162076 A JP H03162076A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明オートフォーカス回路を以下の項目に従って詳細
に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第6図、第7図] D.発明が解決しようとする課題[第7図、第8図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第5図] F−1、第1の実施例[第1図] a.光学系及び信号処理系 b.評価電圧検出部 C.フォーカス制御部 d.評価電圧検出部の動作[第2図] e.作用 F−2.第2の実施例[第3図] F−3.第3の実施例[第4図、第5図]a.構成[第
4図] b.動作[第5図] b−1,合焦時[第5図(B)] b−2.ピンボケ時[第5図 (C)] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なオートフォーカス回路に関する。詳しく
は、撮像素子によって取り出された映像信号の高域周波
数成分を検出してこれをフォーカス用レンズの合焦点位
置制御用の評価電圧として用いるようにしたオートフォ
ーカス回路において、被写体のコントラスト等に左右さ
れない焦点合わせ制御を行なうことができ、合焦位置の
検出を効率的に行なうことができるようにしたものであ
る。
(B.発明の概要) 本発明オートフォーカス回路の第1のものは、映像信号
の高域周波数成分を通過させる高域フィルタ部と、高域
フィルタ部を通った信号をピーク検波するピーク検波部
と、ピーク検波部の出力レベルと基準レベルとを比較す
る比較部と、高域フィルタ部及びピーク検波部が設けら
れた本線上に配置されると共に比較部からのフィードバ
ック出力により利得制御される自動利得制御部とを備え
、映像信号に含まれる高域周波数成分が一定となるよう
に自動利得制御ループを形成したものであり、また、第
2のものは、映像信号を微分する第1の微分手段と、第
1の微分手段を通した信号をピーク検波する第1のピー
ク検波部と、第1のピーク検波部の出力レベルを基準レ
ベルと比較する比較部と、第1の微分手段及び第1のピ
ーク検波部が設けられた本線上に配置されると共に比較
部からのフィードバック出力により利得制御される自動
利得制御部と、第1の微分手段を経た信号の微分を行な
う第2の微分手段と、第2の微分手段の後段に配置され
た第2のピーク検波部とを備えることによって、第1の
微分手段による微分出力が一定となるように自動利得制
御ループを形成し、第2の微分手段による2次微分出力
を用いてピント状態がどの程度ボケているかを定量的に
検出してフォーカス用レンズを合焦位置に速やかに移動
させるようにしたものであり、これらによって、被写体
コントラストの差異によって焦点合わせのための評価電
圧のレベルが大きく変動しないようにして焦点合わせを
効率的に行なうことができるようにしたものである. (C、従来技術)[第6図、第7図] ビデオカメラ等に設けられるオートフォーカス装置には
従来から各種の方式のものがあり、その中の1つに、映
像信号検出方式のオートフォーカス装置(「コンピュー
タ方式のオートフォーカス装置」等と称する場合がある
。)が知られている。
この方式によるオートフォーカス装置は、被写体にピン
トが合っている状態では画像の輪郭が明瞭であり撮像手
段によって取り出された映像信号における高域周波数成
分の割合が多くなるということを利用したものである. 例えば、第6図(示すように、撮像素子aの出力信号が
映像信号fi埋回路bに送られた後高域フィルタCに通
してその高域周波数成分のレベルのみを抽出すると共に
該高域周波数戒分をピーク検波回路dにおいてエンベロ
ーブ検波してそのピーク電圧(以下、評価電圧」と言う
.)を測定し、該評価電圧をフォーカス制御回路eへ出
力する。すると、フォーカス制御回路eはモータfを制
御してフォーカス用レンズgを光軸に沿って移動させな
がら評価電圧を順次取り込んでそれらのレベルを相対的
に比較し、評価電圧の最大値が検出されたときのレンズ
位置が合焦位置であると判定し、フォーカス用レンズg
を合焦位置に戻すことにより焦点合わせを行なうように
している.即ち、第7図に示すように、横軸にフォーカ
ス用レンズgの位置をとり、縦軸に評価電圧をとって両
者の関係を図示すると、この時のグラフ曲線hは合焦点
位置にピークを有し、合焦位置から離れるにつれて評価
電圧が低下して行くような特性となる. 今、仮にフォーカス用レンズgの初期位置が点H1に示
されるように後ピン側にあるものとする.フォーカス制
御回路eは、先ず、フォーカス用レンズgを予め定めら
れた方向に仮に移動させてみる.このときレンズの移動
した方向が評価電圧の増加する方向と一致していればフ
ォーカス制御回路eはフォーカス用レンズgを同じ方向
に移動させて行き、また一致していなければフォーカス
用レンズgを反対の方向に移動させて行く.すると評価
電圧はグラフ曲線hに沿ってHl→H,→H,→HMへ
と上昇して行き、HMを越えてH4へと移動して行く.
このようにHエを越えたときに初めてHMが最大値であ
ることが判明するので、フォーカス制御回路eはフォー
カス用レンズgを合焦位置迄戻して停止させる.これで
、被写体にピントが合った状態となり、その後は被写体
の動き等に変化があれば、再び同様の手段を経てピント
合わせが行なわれる.(D.発明が解決しようとする課
題)[第7図、第8図] ところで、カメラの捉える被写体は多様であり、そのコ
ントラストや空間周波数特性もまちまちであり、例えば
、第8図に概略的に示すように映像信号の振幅レベルで
見たときのコントラストの高い信号iや、振幅が小さく
コントラストの低い信号j、また、さらには階段状をし
た信号kのように交流成分のレベルで見たときにコント
ラストの低いもの等種々の信号に対して焦点合わせを行
なわなければならない. しかしながら、前記したような焦点合わせの方法では、
被写体にピントが合った状態での評価電圧レベルがコン
トラストの如何によって大きくバラックことCなるので
評価電圧の最大値を探し出して、合焦位置にフォーカス
用レンズの位置を合わせるための制御が困難であるとい
う問題がある。
即ち、被写体迄の距離が同じでも被写体のコントラスト
が変ると、第7図のグラフ曲線h′やh″のように変わ
り、評価電圧のレベルが変ってしまうからである.つま
り、コントラストの高い被写体を写す場合にはグラフ曲
線h′のように合焦時のピーク電圧が高く、コントラス
トの低い被写体を写す場合にはグラフ曲線h″のように
合焦時のピーク電圧が低い. とくに、コントラストが低い映像信号Cついては評価電
圧のレベルが小さく、フォーカス用レンズgの移動分に
対する評価電圧の変化の割合が小さいので、このため、
焦点合わせを精度良く行なうことが難しくなってくる。
また、評価電圧に関するダイナよツクレンジを広く設計
する等の配慮が必要となる。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明オートフォーカス回路は上記課題を解決
するために、映像信号に含まれる高域周波数成分のみを
抽出してピーク検波し、高域周波数成分のレベルが一定
となるように自動利得制御ループを形成するようにした
ものである.従って、本発明によれば、映像信号の高域
周波教戒分のレベルが一定となるように自動利得制御が
な.されるので、被写体のコントラスト等によって評価
電圧のレベルがまちまちにならず、ある一定の範囲内に
おさまり、特に、コントラストの低い被写体に対する評
価電圧のレベルを充分な大きさで得ることができるため
合焦位置の判断が容易となり、また、評価電圧C関する
ダイナミックレンジも小さくて済む。
(F.実施例)[第1図乃至第5図] 以下に、本発明オートフォーカス回路の詳細を図示した
各実施例に従って説明する. (F−1.第1の実施例)[第1図] 第1図は本発明オートフォーカス回路の第1の実施例1
を示すものである. (a.光学系及び信号処理系) 2はフォーカス用レンズ2aを含む撮影レンズ系を示し
ており、後述するモータが図示しないフォーカスリング
を回転させることによってフォーカス用レンズ2aが光
軸方向&:移動ざれるようになっている. 3は撮影レンズ系2の後方に配置された掩像素子であり
、例えば、MOS型やCCD型のエリアイメージセンサ
が用いられる. 4は映像信号処理回路であり、撮像素子3の出力信号の
増幅や信号分離等が行なわれる。そして、映像信号処理
回路4の出力信号には図示しない同期発生部からの同期
信号が付加された後映像出力端子や記録回路等に送出さ
れる。
(b.評価電圧検出部) 5はAGC (自動利得制御)回路であり、映像信号処
理回路4においてγ補正を経る前のY (,m度)信号
が入力されるようになっている.該AGC回路5は後述
する比較回路からループフィルタを介して送られてくる
制御信号によってその利得が制御されるようになってい
る。
6は高域フィルタであり、AGC回路5の後段に設けら
れている。該高域フィルタ6には映像信号の高域周波数
成分のみを通すハイ.バスフィルタ(又はバンドバスフ
ィルタ)が用いられる。
7はピーク検波部であり、高域フィルタ5の後段に配置
された検波回路8とその後段に設けられたピークホール
ド回路9とからなる.検波回路8は高域フィルタ6によ
って抽出された映像信号の交流成分に関するエンベロー
ブ検波を行なうものであり、両波整流回路が用いられて
いる。また、ピークホールド回路9は検波回路8の出力
信号の最大値を保持して、保持出力を後述する比較回路
に送出するようになっている。尚、図示は省略するが、
高域フィルタ6とピーク検波部7どの間にはゲート回路
が介挿されており、映像に係る信号部分だけが抜き出さ
れるようになっている. 10は比較回路であり、ピークホールド回路9からの信
号のレベルを基準電圧(これを’VrsfJとする)と
比較し、その比較結果、つまり、エラー電圧がループフ
ィルタ11を介してAGC回路5に送られ、その利得制
御が行なわれる.尚、基準電圧Vrefは中程度のコン
トラストをもった被写体に関する評価電圧にもとづいて
設定されている. (c.フォーカス制御部) 12はフォーカス制御回路であり、比較回路10の出力
信号をA/D変換によりディジタル化したものをピント
合わせのための評価値として用い、その評価値が最大値
となるようにフォーカス用レンズ2aの移動制御を行な
うものである。即ち、フォーカス制御回路12はモータ
駆動回路13に制御信号を送出してモータ14の回転制
御を行ない、モータ14によるフォーカスリングの回転
角がフォーカス用レンズ2aの光軸ブf向における移動
量に変換される. 尚、図示は省略するがフォーカス制御回路l2にはレン
ズ状態検出部から、フォーカス用レンズ2aの現在位置
等各種の情報が送られてくるようになっている. (d.評価電圧検出部の動作)[第2図]しかして、上
記したオートフォーカス回路1にあってはAGC回路5
→高域フィルタ6→ピーク検波部7一比較回路10−A
GC回路5へというAGCルーブの形成により、映像信
号の高域周波数成分が一定に保たれるように利得制御が
なされ、比較回路10の出力が評価電圧としてフォーカ
ス制御回路12に送出される。
従って、横軸にフォーカス用レンズ2aの位置をとり縦
軸に評価電圧をとって両者の関係を示した第2図からわ
かるように、被写体のコントラストが違ってもグラフ曲
線はある範囲内に収まるように近づいており、コントラ
ストによるバラッキは小さい。
即ち、コントラストの高い被写体を写す場合においてオ
ートフォーカス回路1のような映像信号の高域周波数成
分を一定化させるAGCを用いないときには破線で示す
ようなグラフ曲線h′であったものが、グラフ曲線1′
のように被写体のコントラストが中位の場合のグラフ曲
線℃に上方から近づき、逆じ、低いコントラストの被写
体の場合においてAGCをかけないときにはグラフ曲線
h“のようであったものが、グラフ曲線IL′のように
下方からグラフ曲線ぶに近づいたものとなる. (e.作用) 以上のように、オートフォーカス回路1によれば、合焦
位置検出のための評価曲線に関して被写体のコントラス
トによるバラッキが抑えられるので、合焦位置の検出、
つまり、評価曲線のピーク値の検出が容易であり、とく
にコントラストの低い被写体に対しても充分なレベルの
評価電圧を得ることができる.また、評価電圧に関する
ダイナミックレンジを大きくとる必要性がなくなるので
回路設計が容易となる。
(F−2.第2の実施例)[第3図] ゜第2図は本発明オートフォーカス回路の第2の実施例
IAを示すものである。
尚、第2の実施例に示すオートフォーカス回路IAが前
記第1の実施例に示したオートフォーカス回路1と比較
して相違するところは、焦点合わせ用の評価電圧を得る
ための回路を自動利得制御用の回路とは別に設けた点の
みである.よって、第2の実施例や、後述する第3の実
施例に関して前記オートフォーカス回路1と同様の部分
については該オートフォーカス回路1における同様の部
分に付した符号と同じ符号を付することにより説明を省
略する. 第2の実施例IAにおいては、評価電圧検出部15が高
域フィルタ6及びピーク検波部7と並列に設けられてい
る. 即ち、高域フィルタ16がAGC回路5の後段において
高域フィルタ6に並列に設けられており、該高域フィル
タ16の遮断周波数(又は中心周波数)が高域フィルタ
6のそれより高い値とされている. 17は高域フィルタ16の後段に配置されたピーク検波
部であり、検波回路18とピークホールド回路19とか
らなり、ピークホールド回路,19の出力信号がフォー
カス制御回路12に送出される。
しかして、上記オートフォーカス回路IAにあってはA
GC回路5→高域フィルタ6→ピーク検波部7→比較回
路10−AGC回路5へというループにより映像信号の
交流成分が抽出されてその振幅レベルが一定となるよう
に利得制御がなされた後に高域フィルタ16を通して得
られた高域周波数成分がピーク検波され、これがフォー
カス制御のための評価電圧としてフォーカス制御回路1
2に送られることになる. よって、高域フィルタ6としてはAGC機能を発揮する
に足るだけの帯域特性をもった回路を用いれば済み、評
価電圧の検出回路を別に設計することができ、高域フィ
ルタ16を用いて映像信号のうちの所望の帯域における
周波数成分を抽出して高精度な評価値検出を行なうこと
ができる.(F−3.第3の実施例)[第4図、第5図
]第4図は本発明オートフォーカス回路の第3の実施例
IBを示すものである.この第3の実施例IBは映像信
号の第1次微分波形に関するAGCループを形成すると
共に、微分出力をさらに微分(2回微分)することによ
ってピントのボケ状態を定量的に判定することができる
ようにしたものである。
(a.構成〉 [第4図] 20は評価電圧検出部を示している。
21は微分回路(以下、これを1回目の微分であるとい
う意味で「第1次微分回路」と呼ぶ.)テアリ、AGC
回路5の後段に設けられている.そしてその出力(以下
、「第1次微分信号』という。)はピーク検波部7の検
波回路8(両波整流回路が用いられている。)、ピーク
ホールド回路9を介して比較回路10に送られるように
なっており、該比較回路10の出力がループフィルタ1
1を介してAGC回路5に戻され利得制御がなされる. 22は微分回路(以下、「第2次微分回路」と言う。)
であり、その入力端子はピーク検波部7の検波回路8の
出力端子に接続されており、第1次微分信号が両波整流
された後に再度微分されるようになっている。これによ
り、341次微分信号の時間的変化に対応した微分信号
(以下、「第2次微分信号」と言う.)が得られること
になる。
23は第2次微分回路22の後段に配置されたピーク検
波部であり、両波検波回路24と、該両波検波回路24
により検波された信号波のピーク値を検出するピークホ
ールド回路25からなる。
26はフォーカス制御回路であり、ピークホールド回路
25からの出力信号のレベルを基準値と比較することに
よって現時点でピントがどの位ボケた状態にあるかを定
量的に判定し、ボケの度合いに応じて制御信号をモータ
駆動回路13に送るようになっている.これによって、
モータ14が所定の角度だけ回転され、フォーカス用レ
ンズ2aが合焦位置迄移動されるので、合焦位置の検出
に際してフォーカス用レンズ2aを試行的に幾度となく
光軸方向に動かして見る必要がなくハンチングのない焦
点合わせが可能となる.(b、動作)[第5図] 次に、上記したオートフォーカス回路IBによる評価電
圧の検出を、被写体にピントが合っている合焦時と、ピ
ントが合っていないピンボケ時とに分けて説明する。尚
、以下の説明では理解を容易にするために被写体として
は第5図(A)に示すように明度の低い左領域Lと、明
度の高い右領域Rとからなる二色の画像パターンについ
て考えることにする。そして、第5図(B)及び第5図
(C)において、Aは二色パターンに対応した理想的な
映像信号、Bは実際の映像信号、CはAGCループを考
慮しない場合の微分波形を示し、これらA−Cにおいて
実線は被写体のコントラストが低い場合、つまり、領域
Lと領域Rとの明度差が小さい場合を示し、また、一点
鎖線は被写体コントラストが高い(左右の明度差が大き
い)場合を各々示している.また、DはAGCをかけた
ときに得られる第1次微分信号の波形、Eは第2次微分
信号の波形を示している.(b−t.合焦時)[第5図
(B)] 領域がLからRに変化するところでは映像信号Bのレベ
ルがいきなり立ち上がる訳ではなく、ある遅延をもって
変化する.この時の遅延量τは被写体のコントラストに
関係なく回路の時定数等により規定される. よって、AGC制御を行なわず単に微分した場合の波形
Cはコントラストの高い被写体に対しては山の高さが高
く、コントラストの低い被写体に対しては山の高さが低
い.但し、遅延量τがコントラストによらないので山の
すそ野の部分、つまり、変化の開始点や終了点の位置は
同じである. 従って、AGC回路5→第1次微分回路21一ピーク検
波部7一比較回路10→AGC回路5というAGCルー
ブの形成によって得られる第1次微分信号の波形Dはコ
ントラストの異なる被写体に対して山の高さがそろえら
れた波形となり、規格化される. そして、両波検波回路8の出力信号が第2次微分回路2
2によって微分されて第1次微分信号Dの立ち上がりと
立ち下がりに対応したピークを有する微分波形Eとなる
。この第2次微分信号が両被検波回路24により両波整
流されて波形の負部分が破線で示すように折り返えされ
る。このときの波高値(これを’Vp Jとする.)が
ピークホールドされて評価電圧としてフォーカス制御回
路26に送られる. フォーカス制御回路26にはこの波高値■,に基づいて
予め定められた基準データ、つまり、合焦時の判断とな
る基準データが設定されているので、フォーカス制御部
26は両者の一致(あるいは、その差が所定値以下であ
ること)を判断することによって現在ピントが合ってい
ると判定する。
(b−2.ピンボケ時)[第5図(C)]第5図(C)
は被写体にピントが合っていない場合を示しており、映
像信号Bは領域L−Rに移るところで緩やかな変化を見
せる. よって、波形Cは合焦時に比べて山の高さが低く、かつ
、すそ野の拡がった波形となり、第1次微分信号Dにお
いてはAGCにより波高値が一定値になるようにそろえ
られているために、半値幅が大きくなったような波形と
なる。
第2次微分信号Eは第1次微分信号Dをさらに微分した
ものであるから、第1次微分信号のすそ野が拡がってい
る分だけ変化量は小さく、波高値V”PはV’P<VP
となる. 従って、フォーカス制御部26はその差ΔV, =’ 
l VP −V ’  lに対応した制御電圧をモータ
駆動回路13に与えモータ14を制御することで、フォ
ーカス用レンズ2aを直接的に合焦位置に移動させるこ
とができる.換言すれば現時点でとの位ピントがずれて
いるかを差分ΔvPによって定量化することができるの
で何回もレンズ移動を行なうことなくフォーカス用レン
ズ2aを合焦位置に移動させることができることになる
尚、オートフォーカス回路IBにおいて両波整流が用い
られている理由は映像の空間周波数が高くなる(パルス
llwが小さくなってくる.)と、第5図(D)に示す
ように第1次微分信号の立ち下がりと立ち上がり(又は
その逆)に対応した微分波形が破線で示すようにつなが
ってしまい連続した波形のようにみなされてしまうので
、これに再度微分を行なうと、本来の傾きの2倍分の変
化があったというような誤った判断がフォーカス制御回
路26でなされてしまうのを防止するためである.よっ
て、このような微分動作上の誤検出の慣れが無視できる
ようならば、第4図に破線で示すように第1次微分回路
21の出力信号をそのまま第2次微分回路22に人力す
るようにしても良い. (G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明オー
トフォーカス回路の第1のものは、映像信号の高域周波
数成分を通過させる高域フィルタ部と、高域フィルタ部
を通った信号をピーク検波するピーク検波部と、ピーク
検波部の出力レベルと基準レベルとを比較する比較部と
、高域フィルタ部及びピーク検波部が設けられた本線上
に配置されると共に、比較部からのフィードバック出力
により利得制御される自動利得制御部とを備えたことを
特徴とする. 従って、これによれば、映像信号の高域周波数成分のレ
ベルが一定となるように自動利得制御がなされるので、
被写体のコントラスト等によって評価電圧のレベルがま
ちまちにならず、ある範囲内におさまり、特に、コント
ラストの低い被写体に対する評価電圧のレベルを充分な
大きさで得ることができるため合焦位置の判断が容易と
なり、また、評価電圧に関するダイナミックレンジも小
さくて済む. また、本発明オートフォーカス回路の第2のものは映像
信号を微分する第1の微分手段と、第1の微分手段を通
した信号をピーク検波する第1のピーク検波部と、第1
のピーク検波部の出力レベルを基準レベルと比較する比
較部と、第1の微分手段及び第1のピーク検波部が設け
られた本線上に配置されると共に、比較部からのフィー
ドバック出力により利得制御される自動利得制御部と、
第1の微分手段を経た信号の微分を行なう第2の微分手
段と、第2の微分手段の後段に配置された第2のピーク
検波部とを備えたことを特徴とする。
従って、これによれば、第1の微分手段による微分出力
が一定となるように自動利得制御ループを形成すると共
に、第2の微分手段による2次微分出力を用いてピント
状態がどの程度ボケているかを定量的に検出してフォー
カス用レンズを合焦位置に速やかに移動させるようにし
ているので、フォーカス用レンズの合焦位置への移動制
御に関してハンチングが生じるようなことはなく、焦点
合わせを効率的に行なうことができる.尚、前記した実
施例のみによって、本発明オートフォーカス回路の技術
的範囲が狭く解釈される訳ではなく、AGC回路と高域
フィルタとの位置関係を入れ換えてAGC回路の前段に
高域フィルタを配置するといった本発明の技術的範囲を
逸脱しない限りでの実施の態様が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明オートフォーカス回路の第1
の実施例を示すものであり、第1図は構成を示すブロッ
ク図、第2図は評価曲線について説明するための概略的
なグラフ図、第3図は本発明オートフォーカス回路の第
2の実施例の構成を示すブロック図、第4図及び第5図
は本発明オートフォーカス回路の第3の実施例を示して
おり、第4図は構成を示すブロック図、第5図(A)は
明度の異なる2つの領域をもった被写体の画像パターン
図、第5図(B)は被写体のコントラストが高い場合の
概略波形図、第5図(C)は被写体のコントラストが低
い場合の概略波形図、第5図(D)は両波検波に関する
説明図、第6図は従来のオートフォーカス回路の一例を
示すブロック図、第7図はフォーカス用レンズの位置と
評価電圧との関係を示すグラフ図、第8図はコントラス
トを異にする映像信号(輝度信号)の数例を示す概略波
形図である。 符号の説明 1・・・オートフォーカス回路、 5・・・自動利得制御部、 6・・・高域フィルタ部、 7・・・ピーク検波部、  10・・ IA・・・オートフォーカス回路、 IB・・・オートフォーカス回路、 7・・・第1のピーク検波部、 21・・・第1の微分手段、 22・・・第2の微分手段、 23・・・第2のピーク検波部 ・比較部、 グラフ図 第2図 第 5 図 <D) 「゜一一 概略波形図 (コントラストの高い場合) (第3の大施例) 第5図CB’) ?−    −■ (コントラストのイ匹い場合) (第3の大庭例) 第5図CC’) 柩の

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号の高域周波数成分を通過させる高域フィ
    ルタ部と、 高域フィルタ部を通った信号をピーク検波するピーク検
    波部と、 ピーク検波部の出力レベルと基準レベルとを比較する比
    較部と、 高域フィルタ部及びピーク検波部が設けられた本線上に
    配置されると共に、比較部からのフィードバック出力に
    より利得制御される自動利得制御部とを備えた ことを特徴とするオートフォーカス回路
  2. (2)映像信号を微分する第1の微分手段 と、 第1の微分手段を通した信号をピーク検波する第1のピ
    ーク検波部と、 第1のピーク検波部の出力レベルを基準レベルと比較す
    る比較部と、 第1の微分手段及び第1のピーク検波部が設けられた本
    線上に配置されると共に、比較部からのフィードバック
    出力により利得制御される自動利得制御部と、 第1の微分手段を経た信号の微分を行なう第2の微分手
    段と、 第2の微分手段の後段に配置された第2のピーク検波部
    とを備えた ことを特徴とするオートフォーカス回路
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5369436A (en) * 1992-01-31 1994-11-29 Sanyo Electric Co., Ltd. Automatic focusing apparatus for automatically matching focus in response to video signal based on extracted high frequency component of non-linear processed luminance signal
US5576764A (en) * 1992-05-07 1996-11-19 Goldstar Co., Ltd. Automatic focusing apparatus and method for video camera system by processing luminescence signal

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US5576764A (en) * 1992-05-07 1996-11-19 Goldstar Co., Ltd. Automatic focusing apparatus and method for video camera system by processing luminescence signal

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