JPH03161998A - 平面コイル - Google Patents

平面コイル

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JPH03161998A
JPH03161998A JP1302490A JP30249089A JPH03161998A JP H03161998 A JPH03161998 A JP H03161998A JP 1302490 A JP1302490 A JP 1302490A JP 30249089 A JP30249089 A JP 30249089A JP H03161998 A JPH03161998 A JP H03161998A
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JP
Japan
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magnetic field
magnetic
coil
dipole
current
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JP1302490A
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English (en)
Inventor
Kosuke Harada
原田 耕介
Ichiro Sasada
一郎 笹田
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は、磁気部品及び磁気シールドに関する。
「従来の技術及びその問題点」 線条導体を平面的に配置して構成される平面コイルは、
電子機器の高密度実装に適した平面形磁気部品(インダ
クタ等)の実現や、磁気シールドのシェイキング磁界発
生源として重要である。磁気シールドにおけるシェイキ
ング磁界の効果に関しては、例えば、電気学、会マグネ
ティックス研究会vI科)JAG−89−149、 r
 Shaking法によるシールド特性の改善」に述べ
てある。平面形インダクタは板状磁性体上に平面コイル
を平行に置くが或は、2枚の板状磁性体により平面コイ
ルをサンドイッチ状に挟み込むことにより構或される。
MHz帯で動作するQ値並びにインダクタンス値の高い
平面形インダクタを実現するためには、平面コイルによ
る高周波励磁に伴う渦電流が小さくがっ励磁磁界に対す
る反磁界効果も小さくなければならない。更に又、磁気
部品からの不用な電磁界放射が小さくなければならない
一方、磁気シールドにおけるシェイキング磁界は、磁性
体を均一に励磁できること、シェイキング磁界がシール
ド対象空間内に漏洩しないことが要求される。又、磁気
シールドはあらゆる方向の外乱磁界をもシールドできる
ことが必要であり、このためシェイキング磁界は1方向
性でないものが望ましい。
以下に、従来の技術に関する問題点を明確にする。平面
的に配置された線条導体による平面コイルには、図3(
a)螺旋形、同(b)フープ形、及び同(C)ミアンダ
形(つずら折れ形)がある。この内、螺旋形は螺旋の巻
数を増やすことにJ;り低電流でも励磁磁界を大きくす
ることができる特徴を持つ。
しかし、螺旋の内側の電流端子を螺旋の外に引き出すた
めに線条導体を交差させねばならない構造上の問題があ
り、更に本質的なものとして、螺旋コイルはコイル全体
で唯1個のダイボール磁界を発生しそれにより励磁する
ため磁性体面に垂直方向の反磁界効果が大きく現れ、か
つ高周波におい゛C磁牲体に大きな渦電流が流れる欠点
を持つ。又、ダイボール磁界は螺旋コイル中心からの距
離の3乗に反比例して減衰するが密に実装された電子機
器内部では、この漏洩磁界が雑音の発生等に関与し問題
になる。(b)のフープ形は、線条導体を交差させるこ
となく構威できる点が長所であるが、 1ターンの螺旋
形コイルと見なすことができ、螺旋形と同様渦電流損失
、反磁界効果、漏洩磁界等が大きい欠点を持つ。(C)
のミアンダ形は線条導体を平行に配置し、それを上下両
端点て順に接続した形式の平面コイルである。このコイ
ルは下記に述べるようにフープ形の欠点をある程度改善
したものであるが、接述するような問題点が残る。ミア
ンダ形では、線条導体を平面−Lにっずら折れに配置し
たことて、電流の向きは平行線条導体4ことに交互に反
転する。従って、 一対の平行線条導体4て挟まれた領
域毎に磁界の向きが逆転し、磁界分布が細分化される。
このため、渦電流の1!li路は各1対の平行線条導体
4て挟まれた領域内に限定され、流路に鎖交ずる磁束が
減少して渦電流起電力が減少する。また、電流路長も長
くなり電気抵抗が増加する。これらの結果、電流密度の
2乗に比例し電気抵抗に反比例する渦電流損は減少する
ことになる。これが−・般に磁界分布を細分化すること
によって得られる渦電流損の低減効果である。
また反磁界効果や漏洩磁界も隣接する磁界同志で打ち消
し合い減少する。このように、ミアンダ形コイルは励磁
磁界分布を細分化することの利点を取り入れフープ形の
改良形となっているが、それは平行線条導体4の数を増
やし、かつそれらの間隔を互いに接近させる1次元的細
分化に過きない。
インダクタへの応用を考えた場合、平行線条導体4を互
いに接近させることにより線間容量が増加し高周波励磁
において問題となる。また、励磁磁界方向が平行線条導
体4に直角な1方向であることは、インダクタンス値が
磁性体の1軸磁気異方性の影響や外部磁界の影響を受け
易くなる問題がある。同時に、あらゆる方向に高いシー
ルド比が要求される磁気シールドのシェイキング磁界と
しても好ましくない。更に、コイル面からの距離に対す
る磁界の減衰特性は、ミアンダ形のような1次元的周期
をもって細分化された磁界分布では、2次元的周期をも
って細分化された磁界分布ほど急峻ではない。従って、
不用な漏洩磁界も生じ易い。
以」二のように、平面インダクタや磁気シールドヘの応
用という観点から従来の平面コイルを見た場合、改良さ
れるべき問題点が多々ある。
本発明は、」二記従来技術の問題点を解決すべくなされ
たもので、板状磁性体を効率よく励磁することの可能な
2次元的周期構造を有する平面コイルを提供することを
目的とする。
口 発明の構成 「問題を解決するための手段」 平面上に2次元的周期構造をなすよう線条導体を配置し
、それによる励磁磁界が、ダイボール様磁界を2次元的
に密に配置させた磁界となるようにし、かつ各ダイボー
ル様磁界の極性が隣接するダイボール様磁界間で互いに
逆極性となるようにする。このような励磁磁界を発生す
るための線条導体の配置方法は、例えば、ミアンダ形コ
イルの平行線条導体部分を正弦波状或は3角波状等の周
期的曲線パターンとする。特に、隣接する曲線パターン
が互いに凸となるところで接近させた構造とするのが良
い。更にこの場合、周期的曲線パターンが隣接して配置
される時の繰り返し周期と曲線自身の周期をてきるたけ
一致させるようにすればダイボール様磁界の分布は直交
する2方向に等しい周期性を示し、均一かつ密になる。
このJ:うな構造を有する平面コイルは、例えば、薄膜
技術とホトリソグラフィによる微細加工技術によって作
製できる。また磁気シールドにシェイキング磁界を与え
るための大面積の平面コイルは、例えば、被覆導線を網
の目状に織ることにより作製可能である。
「作用」 本発明になる平面コイルによる励磁磁界は、ダイボール
様磁界を2次元的に密に配置させた磁界であり、かつ各
ダイボール様磁界の極性が隣接するダイポール様磁界間
で互いに逆極性となることを特徴とする。このような特
徴を有する励磁磁界を発生ずる平面コイルは、唯1通り
ではないがその作用の本質は種々の変形例に共通である
から、第l図第1実施例を用いて説明する。第1図は、
ミアンダ形コイルの長い方の平行線条導体部分4を3角
波状の周期的曲線パターン1とした平面コイルてある。
図のように電流を流した時、導体゛(取り囲まれた各四
角形領域は四角形の辺上を一巡する閉路電流に取り囲ま
れるのと等価になる。この時電流の循環方向3は、例え
ば、四角形領域Aては反時計回りとなり、隣接する4つ
の四角形領域B.C.D,  Eでは時計方向となる。
従って、四角形領域Aでは紙面上方をN極とするグイボ
ール様磁界が生し、B.C.D.E4つの隣接領域では
逆に紙面上方をS極とするダイボール様磁界が生じる。
このように、互いに隣接する領域におけるダイボール様
磁界の極性は互いに逆となる。
別の冒いHをすれば、2次元的に分布するダイボール様
磁界の極性のパターンは、S.Nの領域が市松模様の如
くになっていることが理解される。
この場合、磁界分布は2方向性てあり、1方向性のミア
ンダ形コイルの磁界分布に比べよりシJ−イキング磁界
とし゛(適している。この平面コイルを板状磁性体上に
置き高周波励磁する場合渦電流は各ダイボール様磁界毎
に発生し局所的となる。即ち、第1図の各四角形領域内
に励磁電流の循環方向3と逆の方向に発生する。磁束密
度に関する条件が同してあれば、渦電流分布が細分化さ
れることにより渦電流損は小さくなる。従って、本発明
のコイルにおける渦電流損はミアンダ形コイルの渦電流
損より小さくなる。従って高周波特性が向」―ずる。ま
た、反磁界効果や漏洩磁界を隣接する磁界同志で打ち消
し合う効果は、磁界分布がより層細分化された本発明の
コイルにおいてミアンダ形コイルに比べより一層顕著に
現れる。ミアンダ形コイルに比べ、導体経路が2倍近く
長くなり導体の電気抵抗が増すが、これは渦電流{0失
を低く抑える効果の大きさに比べれば無視てきる。
以し、本発明の平面コイルは従来の平面コイルの問題点
を解決するものてある。
「実施例」 第1図に本発明の第1実施例を示す。ミアンダ形コイル
の平行線条導体部分4を三角波状の周期的曲線パターン
導体1で置き換えた構造からなる。
このパターンは導体が互いに交差する部分が無いので、
ホ1−リソグラフィ技術により微細加工てきる。また、
磁気シールド用の大面積平面コイルを作製する時は、三
角波状の周期的曲線パターン導体lの凸部2で隣接する
ものと交差させることにより網を織るようにして作製可
能である。本実施例の変形例として三角波状の周期的曲
線パターンの代わりに、正弦波状のパターンとすること
も可能である。或は他の周期的曲線パターンとすること
も同様に可能てある。
第2図は本発明の第2実施例である。線条導体を三角形
状に配置したものである。第1実施例と同様この場合も
導体が全く交差すること無く構或できる。
本発明の平面コイルを実現するための線条導体の配線順
序は種々存在し、第1図、及び第2図の線条導体の配線
順序に限定するものではない。
ハ 発明の効果 本発明の平面コイルの励磁磁界は、ダイボール様磁界を
2次元的に密に配置させ、かつ各ダイボル様磁界の極性
が隣接するダイボール様磁界間で互いに逆極性となるよ
うにして、磁界分布を細分化したものであり以下のよう
な効果を発揮する。
即ち、板状磁性体を高周波励磁する場合に、渦電流損を
抑制できる。又、励磁磁界に対する反磁界効果を小さく
することができる。更に又、本コイルによる励磁磁界は
コイル面から遠ざかるに連れ急速に減衰するため、磁性
体のみに効果的に印加され、磁気部品からの不用な電磁
界放射を小さくすることができる。これらの結果、MH
z帯で動作するQ値並びにインダクタンス値の高い平面
形インダクタを実現することができる。
一方、本コイルによる励磁磁界はコイル面から遠ざかる
に連れ急速に減衰すること、又、磁界分布が2軸以上の
対称性を持ったことのため、磁気シールドにおけるシエ
イキング磁界としても最適てある。従って、本発明の平
面コイルによりシェイキング磁界を与えれば、高性能の
磁気シールドが実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の導体パターンの平面図、第
2図は本発明第2実施例の導体パターン1 の平面図、第3図は従来の平面コイルの遵体パターンの
構成図である。 ].三角波状の周期的曲線パターン導体2.周期的曲線
パターン導体の凸部 3.電流の循環Jj向 4.平行線条導体 5.電流の方向を示す矢印 特31出願人 原田耕介 他1名 +2− 第 1 図 第 2 図 (a) 4 1 (b) 第3 図 (C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)線条導体を平面的に配置し、前記線条導体に電流
    を流すことによって磁界を発生し、前記磁界によって磁
    性体を磁化する方式のコイル(以下平面コイル)におい
    て、前記線条導体に流れる電流によってできる磁界がダ
    イボール様磁界を2次元的に密に配置させたものであり
    、かつ隣接する前記ダイボール様磁界の極性が互いに逆
    極性であることを特徴とする平面コイル。
JP1302490A 1989-11-21 1989-11-21 平面コイル Pending JPH03161998A (ja)

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