JPH03161824A - 電磁式ディジタイザ用タブレット装置 - Google Patents

電磁式ディジタイザ用タブレット装置

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JPH03161824A
JPH03161824A JP2233446A JP23344690A JPH03161824A JP H03161824 A JPH03161824 A JP H03161824A JP 2233446 A JP2233446 A JP 2233446A JP 23344690 A JP23344690 A JP 23344690A JP H03161824 A JPH03161824 A JP H03161824A
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electrode
tablet
electrodes
triangular
electrode array
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JP2233446A
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Alexander M Purcell
アレクサンダー エム パーセル
C Zalenski Thomas
トーマス シー ザレンスキー
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Summagraphics Corp
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    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Human Computer Interaction (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は格子状に配列された電極上でのボインティング
装置の位置を求める電磁式ディジタイザ用タブレット装
置に関し、特にこの位置を求めるために電磁誘導を利用
する形式の電磁式ディジタイザ用タブレット装置に関す
る。
く従来の技術〉 ディジタイザ用タブレット装置は従来から良く知られて
いる。多く用いられているタブレット装置の一つにおい
ては、ポインティング装置はカーソル又はスタイラス内
にコイルを有し、使用者が二つの座標軸方向に延びる格
子状に配置したワイヤ電極を埋めこんだタブレットの表
面上にこのコイルを位置させる。
この使用法には二つのモードがある。一方のモードでは
、ポインティング装置のコイルを附勢して格子状に配置
したワイヤ電極に電磁的に信号を誘起させる。他方のモ
ードにおいては、格子状に配置したワイヤ電極を附勢し
てポインティング装置のコイルに電磁的に信号を誘起さ
せる。両方のモードとも、格子状に配置したワイヤ電極
を1度に1つ又はグループ毎に順次アドレスし、このア
ドレス操作に合せたタイミングでアナログ出力電圧を発
生させている。時間とともに、この出力電圧はポインテ
ィング装置の近辺で最大値に達し、ついでゼロ点を通過
して最小値になる。
アドレス操作の開始とともに、カウンタを始動し、アド
レスされているワイヤ電極のトラッキングを続ける。ゼ
ロ点でのクロスオーバが確認されると、カウンタに対す
る停止信号7一 を発生させる。この時のカウンタの計数値によって2個
又は3個の近接したワイヤ電極に対するポインティング
装置の位置が求まる。
この形式のディジタイザを詳細に記載しtこ特許の例と
してカム(Kama+)等の米国特許第3. 904.
 822号、アイオアナウ( Ioanau)の米国特
許第3, 873. 770号およびチムv 一( Z
tmmer)の米国特許第4. 368. 351号を
ここに参照する。
典型的なタブレット装置においては、スタイラス又はカ
ーソルの位置はX軸およびY軸の座標値の対で現わされ
、このX軸およびY軸の配向としては通常タブレットの
下部左側の隅を原点としている。この座標系ではZ軸は
タブレットの表面から上向きの軸である。
多くのタブレットでは、Z軸は近接の程度を示すもので
あり、すなわち、カーソルやスタイラスをタブレットの
アクティブ領域上の最大距離に保持でき、しかも正確な
位置を求めることのできる程度を示す。かくして、2輪
の座標値は典型的には2進数の値の一方のみで示される
ことになる。Z軸を利用する他の方法にはこれをパイナ
リスイッチとして利用するものがある。このモードにお
いては、スタイラスの胴部の内部にスイッチ(時として
ボタンと呼ぶこともある)を設け、これをスタイラスの
先端に接続する。このスイッチは常閉形のもので、使用
者がスタイラスの先端をタブレットに押圧することによ
って作動する。このスイッチ作用はスタイラス上に外部
ボタンを設けたものやカーソル上に複数のボタンを設け
たものと同様である。
く発明が解決しようとする課題〉 上述の従来のタブレット装置の性能は非常に良く、その
分解能や精度も高いけれども、製造するのに比較的費用
がかかる。その原因の一つは、X軸およびY軸の電極ア
レイを別個の平面に設ける必要があり、しかも電極アレ
イを互いに注意深く整合させる必要があることである。
このことは、回路を注意深く印刷するのに2段階を要す
ることを意味する。
更に、典型的なX軸又はY軸の電極アレイは0.25イ
ンチ(約0. 6 3 5センチメートル)の間隔を隔
てたワイヤ電極からなり、乙のような電極アレイを正し
いX軸およびY軸の座標値の対を発生させるためにタブ
レットのアクティブ領域を横切って設けてある。
このため、タブレットの寸法が12インチ×12インチ
(約30.48センチメートル×約30.48センチメ
ートル)の場合、総数として48本のワイヤ電極が必要
となる。それゆえ、順次走査のためには48×1型(4
8人力×1出力)のマルチプレクサ(MLIK)が必要
となる。このような部品の価格は余りにも高いので、通
常は8×1型(8人力×1出力)のマルチプレクサを2
個接続してこの問題を解決している。このため、各座標
値に対して2個のマルチプレクサのチップが必要となる
これまでコスト低減を目的とするタブレット装置の構成
が提案されてきた。例えば、本願の譲受人であるサマグ
ラフィックス(Summag−raphies)は米国
特許第4, 705. 919号および第4, 771
. 138号明細書に記載のいわゆるrCRタブレット
装置」を提案している。このタブレット装置では電極ア
レイを単一の平面内に配置しているが、ポインティング
装置の位置を求めるのに静電結合に頼っている。このよ
うなタブレット装置の性能も満足できろものではあるが
、安価なタブレット装置を作るという目的からはほど遠
いものである。その大きな障害は、電磁結合でなく静電
結合や容量結合に頼っているため、S/N比の低下や近
接高さを低くする必要とか信号の大きさが足りないとい
った別の問題が生じることである。
この結果、高い分解能および精度を維持するためには信
号処理能力を高めねばならない。
このことはより多くの電子部品を必要としコスト高の要
因となる。
単一の層内に電極アレイを配置し容量結合を利用した例
としては、米国特許第4、087, 625号および第
4. 659. 874号がある。
−11− 本発明の主要な目的は低価格のディジタイザ用タブレッ
ト装置を提供することである。
本発明の他の目的は電磁技法を用いた低価格のディジタ
イザ用タブレット装置を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 本発明の一側面によれば、電磁式ディジタイザ用タブレ
ット装置は単一の平面内に延びる電極の配列、すなわち
、電極アレイを包含する。これら電極は以下に述べるよ
うな形状を有する。すなわち、これらの電極に電圧が誘
起された後に適切にアドレスされた時に得られる信号情
報を処理した時に、タブレットのアクティブ領域と電磁
結合しtこポインテイング装置の位置を表すX軸および
Y軸の座標値を示す信号が発生するような形状にしてあ
る。
本発明の他の側面によれば、上述の電極アレイはタブレ
ットのアクティブ領域と実質的に同じ範囲を占めるよう
に配置されている。
=12一 本発明のさらに別の側面によれば、電極アレイは三角形
の電極の対をその三角形の頂点がタブレットのX軸に沿
って延びるように配置した列からなり、これら電極対は
タブレットのX軸に沿って列状に延びている。このよう
な電極形状とすることにより、三角形の電極を経時的に
アドレスし、各電極に誘起された信号電圧の大きさを用
いることによってX軸およびY軸の座標値を求める。
本発明の好適な実施例においては、各電極対を構成する
三角形のワイヤ電極は互いに反対の方向に向いており、
これにより各対は実質的に矩形を形成している。上述の
構成において、ポインティング装置のコイルの直径は三
角形の底辺の幅と実質的に等しくするのが好適である。
この三角形の底辺は電極対によって形成される矩形の幅
に実質的に相当する。
この実施例では各電極は単一のワイヤによって形成され
ている。
本発明の他の好適な実施例においては、各対を形成する
各電極は複数個の互いに端部接続された三角形の集合か
らなり、これによって1つの三角形の区域内に複数個の
ループやコイルを形成している。この構成によれば、出
力信号のレベルが増大する。
く実 施 例〉 以下に本発明の好適な実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明によるディジタイザ用タブレット装置の
1実施例の電極配置および回路構成を示す。X軸および
Y軸の座標値を発生する電極アレイ全体を符号10で示
す。第1図では、電極アレイは通常使用者が使用する位
置に対し90度反時計方向にタブレットを回転させた状
態で示す。通常の使用位置ではx−Y座標系の原点はタ
ブレットの下部左側の隅に位置し、これを符号11で示
す。第1図から分るように、電極アレイ10はタブレッ
トのアクティブ領域と実質的に同じ範囲を占めている。
しかし、後記するように、アクティブ領域の各端部に1
つのセグメントを附加的に設けるのが望ましいこともあ
る。この場合、これら附加的セグメントはタブレットの
アクティブ領域の外側に位置することになる。これらセ
グメントはX軸の座標値を求める計算に使用される。
本発明のタブレット装置においては、使用者がタブレッ
トのアクティブ領域上でポインティング装置を操作する
。第1図では、このポインティング装置をコイル20で
示す。このコイル20は通常のように電流源21に接続
され附勢される。この電流源21はディジタイザ用タブ
レット装置に通常使用される、例えば、10キロヘルツ
の周波数の交流を供給する。コイル20は変圧器の1次
巻線として作用し電極アレイ10と交叉する電磁界を発
生する。この結果、下側にある変圧器2次巻線として作
用する三角形のワイヤ電極に交流の電気信号が誘起され
る。各三角形のワイヤ電極12a,12b, ・−16
a,16b一15 は経時的に1つづつ、スイッチ26によってスイッチン
グされる1対の1×8型のマルチプレクサ22および2
3を介して低域フィルタ25を有する増幅器の入力側に
接続されている。スイッチ26ならびにマルチプレクサ
22.23はマイクロプロセッサ又はマイクロコントロ
ーラ27によって制御され、これによって各ワイヤ電極
に誘起された信号は増幅器フィルタ25に次次に印加さ
れる。好適な電極走査順序はワイヤ電極1 2 m, 
1 2 b,1 3 a, 1 3 b, 1 4 m
, 1 4 b, 1 5 B,15b,−”  16
a,16bの順である。もちろん他の走査順序とするこ
ともできる。増幅器フィルタ25からのアナログ出力信
号はA/D変換$28によってサンプリングされてディ
ジタル信号に変換され、マイクロプロセッサ27に内蔵
されるか又は接続された図示しないメモリに格納される
。ついで、マイクロプロセッサ27は、A/D変換器2
8の出力信号を後述するようにして処理し、x−Y座標
系の原点に対するポインティング装置のコイル20の中
心の位置を示すX軸わよびY軸の座標値の対を究極的に
発生する。第1図において、小さな円でマークして示す
ワイヤ電極12a〜16dの端子は接地のような基準電
位点に共通接続されている。
第2図は電極アレイの中の幾つかのワイヤ電極の略示的
拡大図で本発明のタブレット装置の動作を説明するため
のものである。第3図にその中の1つのワイヤ電極を示
す。第1図の三角形は直角三角形で各電極対、例えば、
電極対1 2 a, 1 2 bの直角側の辺はY軸方
向に延びる矩形のセグメントの各辺を形成している。こ
れに対し、第28のレイアウトは第1図と若干相違し、
各三角形は2等辺三角形として示す。第1図のレイアウ
トの利点は、三角形の直角側の辺をタブレットのアクテ
ィブ領域の境界と実質的に一致させることができる点で
ある。第2図のレイアウトでは符号29で示すように各
端部に電極アレイの外側に位置する隅部が生じ、この隅
部29の存在のため他のタブレット領域と全く同様な相
互作用が行われないかも知れない。しかしながら、所望
なら、このことは信号処理回路によって補償することが
できる。
第2図に示すように、ll極30ないし37のそれぞれ
は符号aを付けた第1の端子をその底辺に有し、符号b
を付けたその底辺側の第2の端子は太線Bで示す共通パ
スに接続されている。バスBは接地のような基準電位点
B1に接続されている。第1の端子30aないし37a
ばマルチプレクサ22および23に接続されている。第
1図に示すポインティング装置のコイル20は円で示し
てある。第2図の1点鎖点は色々なコイル位置を示して
いる。第2図から分るように、コイルの直径は三角形の
底辺の輻又は互いに隣接する三角形によって形或された
傾斜した矩形の幅に実質的に等しい。異なるコイル位置
を符号■,ないしI6で示してある。
第3図はポインティング装置のコイルを附勢した時に半
サイクルの間に1つの電極から生ずる放射電磁界のパタ
ーンを示す。これはポインティング装置のコイルがI1
,I,又はI6で示す位置、すなわち、ただ1個の電極
上に位置した時の放射電磁界のパターンを示すものであ
る。第3図の×印は図面の平面内に流れこむフィールド
ラインを示し、●印は図面の平面から流れ出るフィール
ドラインを示す。
ポインティング装置のコイルの下に位置する電極に誘起
される信号の大きさは最大である。
近くの電極の頂点との間の誘導結合は小さいか又は最小
である。ポインティング装置のコイルを中間の位置、例
えば、I2の位置に移動させた時には電極30および3
1に誘起される信号の大きさはほぼ等しい。ポインティ
ング装置のコイルをI4の位置に移動させた時には3つ
の電極34,35,36に誘起される信号の大きさはよ
り小さくなる。I5の位置では、上記と同じ3つの電極
34,35.36−19− に誘起される信号の相対的大きさは互いに異なる。これ
らの3つの電極にそれぞれ誘起される信号の大きさは第
1図に示すマルチプレクサの作用で別々に求められる。
X軸およびY軸の座標位置はこれら3つの電極の最大デ
ィジタル信号出力を比較することによって決定する。こ
のことは本質的にはX軸およびY軸の座標位置を与える
電圧比の決定又は測定によってなされろ。一般的に、信
号処理は段階的に行なう。第1の段階ではX軸の座標値
を求めメモリに格納する。第2の段階ではY軸の座標値
を求めメモリに格納する。この順序は所望なら逆にして
もよい。
例えば、第2図に示すポインティング装置のコイルの6
つの位置で求めたX軸の座標値のディジタルデータの格
納値の分析は次のようにして行なう。コイル位置■1で
は電8ii30のディジタル出力は最大となる。コイル
位置I3では電極31のディジタル出力が最大となる。
コイル位置■6では電極35のディジタルー20一 出力が最大となる。コイル位置工。では電極30と31
のディジタル出力はほぼ同じである。
コイル位置■4では電極34と36のディジタル出力は
ほぼ同じであるが、これらの中間の電極35のディジタ
ル出力はこれよりは小さい。コイル位置■5では、電1
ii35のディジタル出力は電極34と36の2つの実
質的に等しいディジタル出力よりは天きい。結局、Y軸
方向の位置に関係なく、ポインティング装置のコイル2
0の水平方向、すなわち、X軸方向の各位置に対して、
X軸の座標値に変換できるディジタル出力の間には独特
な組合せ又は比率が存在する。
Y軸方向の位置の決定に対しても同じようなプロセスを
用いることができる。上述のX軸方向の位置決定の場合
と同様に、Y軸方向の各位置に対してY軸の座標値に変
換できるディジタル出力間には独特の組合せ又は比率が
存在する。この変換は数学的な計算によって達成できる
とともに、Y軸方向の各ディジタル出力に対する独自の
ディジタル出力値を格納したルックアップテーブルを用
いることによっても達成できる。
第4図はポインティング装置のコイル20のY軸方向の
位置によって、符号40で示すワイヤ電極に誘起される
電圧が如何に変化するかを示す。第4図においても、×
印は図面の平面に流れこむフィールドラインを示し、●
印は図面の平面から流れ出るフィールドラインを示す。
第4図の最下部に示したポインティング装置のコイル2
0の直径Dは三角形の電極40の底辺の幅Dにほぼ等し
い。ポインテイング装置のコイル20が2 01で示す
最も下側の位置にある時は、ワイヤ電極40に流れこむ
フィールドラインの数は最大であり流れ出るフィールド
ラインの数は最小である。
この結果、最大の信号電圧が誘起される。反対にコイル
20が20。で示す最も上側の位置にある時は、電圧誘
起状況は逆になり、電極40に流れこむフィールドライ
ンの数は最小となり流れ出るフィールドラインの数は最
大となる。この結果、最小の信号電圧が誘起される。ポ
インティング装置のコイル20が2 03で示す実質的
に中間の位置にある時は、流れこむフィールドラインと
流れ出るフィールドラインの数はほぼ等しく、最大と最
小の中間値の信号電圧が誘起される。このようにして、
ある特定の三角形の電極40に対するポインティング装
置のコイル電極20のY軸方向の位置はこの電極40に
誘起される出力信号の大きさによって示される。この関
係は、ポインティング装置のコイル20の直径Dが電極
40に対して逆向きの図示しない三角形の電極の底辺の
幅Dに実質的に等しい時に高められる。乙のようにして
、互いに逆向きの隣接する三角形のワイヤ電極に誘起さ
れる信号電圧の比はポインティング装置のコイル20の
中心のY軸方向の位置を明確に示す乙とになる。
第5図は直角三角形のワイヤ電極の好適な23− 配置を再び示すもので、参照符号は第1図と同じものを
用いている。○印を付けた端子は接地され、V印を付け
た端子は第1図に示すマルチプレクサ22および23に
接続されている。
上述の本発明の好適な実施例から分るように12X12
インチ(約3 0.4 8センチメートルX約3 0.
4 8センチメートル)のタブレットに対して各対が約
0.75インチ(約1.91センチメートル)の幅を有
する矩形のセグメントを形成する16対の三角形の電極
のみを必要としている。全ての電極は単一の印刷配線に
よって形成されかつ単一の平面内に延在している。又、
全ての三角形は同じサイズである。これによって所望の
低コストでの製造が可能となる。電極の数が少ないので
電子部品の数も減らすことができろ。これによってもコ
ストが低減される。更に、電極の数が少ないためタブレ
ット装置の電流消費量が少なくなる。この結果、低電力
型のタブレット装−24ー 置が得られる。12X12インチのタブレットの場合の
電極対の数を16対としたが乙の数はより少なくても良
く、例えば、8対とすることもできる。タブレットのサ
イズがより大きい場合、例えば、15X15インチ(約
38.1センチメートル×約38.1センチメートル)
の場合、20組の底辺の輻0.75インチ(約1.91
センチメートル)の電極を用いることができる。ただし
、この場合は各三角形の高さは15インチ(約38.1
センチメートル)とする。このように、本発明は電極の
対の数を特定のものに限定するものではない。
好適とする電極走査の態様は最下方に位置する三角形(
底辺がY軸の0点に対向するもの)と最上方の三角形(
底辺がY軸の最大点に対向するもの)との間で交互に単
一走査を行なうものであるが、この走査を2vjJの走
査に分けることができる。すなわち、第1回目の走査は
第1の座標に対して行ない、第2回目の走査は第2の座
標に対して行なうものである。この態様ではメモリに格
納したディジタル値を先づ比較してY軸の座標値を求め
る。
Y軸方向における比率測定の結果は線形ではない。ハー
ドウエアで複雑な計算を実行するのは難かしいので、1
つのセグメントの2つの電極の最高出力の比をルックア
ップテーブルのインデックスとして用いルックアップテ
ーブルからY軸の座標値を求めるのが良い。
X軸の座標値の場合は、1つのセグメントの最大のディ
ジタル出力の値をマイクロプロセッサでこのセグメント
の両側のセグメントのディジタル出力の値とを比較して
求める。この場合、比率はほぼ直線的であり容易に計算
することができる。所望ならば、X軸に沿って測定しデ
ィジタル化した値を適切に補償することによってX軸方
向の非直線性を補償することが出来る。
上記を説明するため、使用者による典形的使用例として
第1図の電極アレイ10上にポインティング装置のコイ
ル20を第1図に示すように位置させた場合を仮定する
。誘起電圧の走査が終了した時にメモリに格納された未
処理のディジタル出力は下表に示すようになる。説明に
直接関係のない値は表から除外してある。
12a 12b 13a 13b 14a 14b 15a 15b 30 120 80 20 20 100 30 16 16m 16b 2 −27 Y軸の座標値を求めるため最大出力値を示すセグメント
の2つの値の比を求める。この比を「第1の比」と呼ぶ
。この例では、電極13aおよび13bの出力値の「第
1の比」を求める。この比は1 2 0/1 0 0=
1.2である。
この値1.2をインデックスとして用いルックアップテ
ーブルからY軸の座標値の絶対値(原点から測定した)
を求める。12インチ×12インチ(約38.1センチ
メートル×約38.1センチメートル)のタブレットの
場合その精度が0.01インチ(約0.0 2 5セン
チメートル)である時ルックアップテーブルに1,20
0個の値を入れておく必要がある。
これらは工場で決定され、タブレットの校正に際してR
OM (リードオンリーメモリ)又はEEPROM (
電気的に消去可能なプログラマブルROM)にセットさ
れる。
X軸の座標値の場合は、3個のセグメントの出力値を比
較する。先づ、Y軸の座標値の決定の場合と同様に、最
大の出力(MAX)を生じているセグメントを決定しそ
の電極を識別する。簡単のため、第1図の電極12a,
13a,・・・ 16aをA電極と呼び、電極12b,
13b,・・・ 1 6 bii!B電極と呼ぶ。
もしA電極の1つが最大値MAXを生じている時は、A
電極の出力のみを用いる。B電極の1つが最大出力を生
じている時はBfIa極の出力のみを用いる。
次に、そのセグメント電極A又はBとこれと対応するA
又はBga極の出力の差を求める。
上記の表では、セグメン1・番号2(「N」とする)。
すなわち、第1図のセグメント13のA電極13aが最
大の出力を生じているので、このセグメント番号rNJ
のA電極の出力とセグメント番号rN−1j(第1図の
セグメント12)のA電極の出力との差を求める。この
差を「第1の差」と呼ぶ。さらに、セグメント番号rN
+IJ  (第1図のセグメント14)のA電極の出力
との差をも求める。
この差を「第2の差」と呼ぶ。ここでこれら第1と第2
の差をそれぞれRおよびSとする。
この場合、インチ表示によるX軸の座標値は(N+R/
 (S+R):l Kで与えられる。この式でNは最大
出力を生じているセグメントの番号で第1図ではN=2
である。Kは定数でX軸方向のタブレットのインチ表示
による寸法をアクティブなセグメントの全部の数で割っ
たものである。上述の例では、セグメント番号N=2の
電極13aが最大出力を発生している。この電極13a
はA%l極であるので、以降の計算においてはAの値の
みを用いる。
その電極がB電極である時は、以降の計算においてはB
の値のみを用いる。
以上のことから、Rの値はR=[セグメント番号Nの出
カーセグメント番号(N−1))、すなわち( 1 2
 0−3 0=9 0)となる。Sの値はs−4セグメ
ント番号N−セグメント番号(N+1)の出力〕、すな
わち(12 0−8 0=4 0)となる。Kの値はK
= 12/16=0.7 5である。これにより、原点
からのX軸の座標値は(2+90/ (40+90)]
 O.?5=2.02インチ(約5.13センチメート
ル)となる。
先に述べたように、タブレットの各端部に図示しない1
個の附加的セグメントを設けると良い。これらの附加的
セグメントを設けることはX軸の座標値の計算上望まし
いものである。すなわち、ポインティング装置を第1の
セグメント12又は最後のセグメント16上に位置させ
た時に、第(N−1)番目および第(N+1)番目のそ
れぞれのセグメントの出力を計算に用いる時に有効であ
る。この技法は従来公知のタブレットに用いている技法
と同様なもので、エッジ効果を低減または取除くのに効
果的である。この場合、セグメントの番号付けならびに
定数Kの値はそのままである。何故ならば、重要なのは
タブレットのアクティブ領域の寸法だからである。
上記の場合も実質的に直線性が得られる。
タブレットの領域の異なる位置で上述のよう−31 にして求めた比率間にある程度の非直線性が存在するか
も知れない。換言すれば、Y軸の異なる座標値をX軸に
沿って測定する際に上述の比率は必ずしも同じ数字にな
らないかも知れない。これは、ポインティング装置の位
置における各比率の測定値のマッピングを行なって、測
定したディジタル出力に対する加算又は減算の表を作成
し、これによって非直線性領域を補償することによって
容易に補償できる。この値の調整は比率計算の前に行な
うことができる。
上記のポインティング装置のX軸の座標値の計算方法は
好適であるが、本発明は何等この方法に限定されるもの
ではない。すなわち、走査した電極から得られたディジ
タル出力をX/Y座極値の対に変換する計算方法も本発
明の範囲に含まれる。乙の方法でも過度の非直線性が存
在する時にはルックアップテーブルを使用する。
第1図ないし第5図に示す実施例では、単ー32ー 一のループコイルとなるワイヤ電極を各三角形の区域内
に設けている。第6図に示す他の実施例では、多重のル
ープコイルとなるワイヤ電極を各三角形の区域内に設け
る。第6図は1つの矩形を形成するただ1組のコイル状
の電極50,51を示してあり、これは第1図のコイル
12aおよび12bが形成する1組(セグメント)12
に相当する。第6図に例示したコイル状の電極の組がX
軸に沿ってタブレットのX軸方向の端部まで上部から下
向きにタブレット全体に配置されている。符号20は前
述の実施例と同様にポインティング装置のコイルを示す
。符号50および5工は並置され単一のコイル組を形成
する2個の電極をそれぞれ示している。第6図に示すよ
うに、これらの電極50および51はそれぞれ第1の端
子50aおよび51aを有し、これらの端子は第1図の
スイッチ26に相当するスイッチ52に接続されている
。これら多重の電極組は煩雑を避けるため図示してない
マルチブレクサに接続されている。各′ri極50,5
1は多重のループを形成する単一の連続的導体からなり
、電極を単一の平面内に印刷する必要からループのサイ
ズは漸次減少させている。図示の例では、入れ子状にし
たループの数は4個である。電極導体はそれぞれ端子5
0bおよび51bに終端し、これら端子50bおよび5
lbは図示のように接地している。前述の実施例と同様
に、ポインティング装置のコイルの直径はri極組によ
って形成された矩形の幅に等しい。この矩形の長さはタ
ブレットのY軸方向におけるアクティブ領域の寸法に相
応している。電流源21を附勢し電極を走査した時に各
電極に誘起される信号は前記同様に処理される。本実施
例における電極のレイアウトの利点は、ポインティング
装置を電極コイルの底辺(最も広い部分)からその頂点
に向けて移動させた時に誘起される電圧の範囲が非常に
増大することである。これは、三角形底辺の領域にはよ
り多くのループが存在し、ポインティング装置のコイル
との電磁結合が三角形の頂点におけるよりも強いからで
ある。このようにディジタル出力の範囲が大きくなるこ
とにより、Y軸方向の測定ばかりでなくX軸方向の測定
におてもタブレット装置の分解能が増加する。しかしな
がら、既に述べtこように、ポインティング装置のX軸
およびY軸方向の位置の単位変化による誘起電圧の変化
は必ずしも同じではない。それゆえ、ポインティング装
置の位置検出のためには、タブレットを校正して、ポイ
ンティング装置の位置に対するディジタル出力のマッピ
ングを行ない、そのマッピングを含みX/Y座標値を求
めるためのルックアップテーブルを使用するか、又はデ
ィジタル出力とポインティング装置の位置との関係を示
す関数を作成し、ついでこの関数を与えられたディジタ
ル出力につい”C計算してポインティング装置の位置を
求めることが必要となろう。このことは当業者にとって
容易であ−35− り、詳細な説明を必要としないであろう。
く発明の効果〉 上述のように、本発明は単一の平面内に電極アレイを配
置してポインティング装置のX軸およびY軸の座標値を
求めることのできる新規なディジタイザ用タブレット装
置を提供するものである。電極アレイはタブレットのア
クティブ領域と実質的に同じ範囲に延在しているためタ
ブレット装置はコンパクトである。電極の数が少なく、
電極を一方側にのみ印刷してあり、電子部品の数も少な
いので本発明のタブレット装置は安価に製造できる。
最も重要な点は、静電結合や容量結合ではなく電磁結合
を利用しているので、タブレット装置はより少ない電力
消費量で作動できる。
低電力で作動する部品、例えば、C−MO8回路を用い
れば、低電力の電圧源でタブレット装置を作動させるこ
とができ、又バッテリーを使用してもかなりの時間にわ
たって作動させうる。かくして、本発明は携帯式ディジ
タイザ用タブレット装置の基礎となるものでその応用分
野を広げることができる。
以上本発明の好適な実施例を説明し図示したが、本発明
の精神から逸脱することなく種々の変化および変形を行
ないうろことは当業者には自明であり、本発明の特許請
求の範囲の記載は何等上述の構成に限定されるものでは
なく、そのような種々の変化および変形もまた特許請求
の範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるディジタイザ用タブレット装置の
好適な実施例における電極の全体的なレイアウトおよび
信号処理回路の構成を模式的に示す平面図、第2図は第
1図の電極アレイの一部の拡大図、第3図及び第4図は
電極アレイの中の1つの電極における電磁界分布を示す
平面図、第5図は第1図のタブレット装置の電極配置を
説明するための模式的詳細図、第6図は本発明の第2の
実施例の電極アレイを構成するものの中の1対の電極を
示す平面図である。 図面中、 10は電極アレイ、 11はX−Y座標系の原点、 12〜16ぱワイヤ電極対、 20はポインティング装置のコイル、 22.23はマルチプレクサ、 25は増幅器、 27はマイクロプロセッサ、 28はA/D変換器、 30〜37はワイヤ電極、 50.51はワイヤ電極、 26.52はスイッチである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タブレットのアクティブ領域の下側に配列した電
    極アレイと誘導子を有するポインティング装置とを含み
    、このポインティング装置を電極アレイ上に位置させそ
    の誘導子を附勢した時に電極アレイ内の電極に電磁的に
    電気信号を誘起するようにした電磁式ディジタイザ用タ
    ブレット装置の改良であって、前記電極アレイは前記タ
    ブレットのアクティブ領域の下側に分布させ並置した複
    数個の三角形の電極であって互いに隣接する三角形の頂
    点がそれぞれ前記タブレットのアクティブ領域の互いに
    反対側の部分に隣接して位置するようにした三角形の電
    極からなり、さらに前記三角形の電極のそれぞれに接続
    され各電極に誘起された電気信号を得るための第1の装
    置と、前記電極アレイ内の各電極に誘起された電気信号
    のレベルに基づいて前記電極アレイに対する前記ポイン
    ティング装置の誘導子の位置を検出する第2の装置とを
    設けたことを特徴とする電磁式ディジタイザ用タブレッ
    ト装置。
  2. (2)三角形の各電極はその長辺の端部に第1と第2の
    端子を有し、前記第1の装置は前記三角形の電極のそれ
    ぞれの第1の端子に接続され、前記三角形の電極のすべ
    ての第2の端子は共通の基準電位点に接続されたことを
    特徴とする前記特許請求の範囲第1項に記載の電磁式デ
    ィジタイザ用タブレット装置。
  3. (3)前記ポインティング装置の誘導子はコイルであっ
    て、このコイルは前記三角形の電極の底辺の幅にほぼ等
    しい直径を有することを特徴とする前記特許請求の範囲
    第2項に記載の電磁式ディジタイザ用タブレット装置。
  4. (4)タブレットのアクティブ領域の下側に配列した電
    極アレイと誘導子を有するポインティング装置とを含み
    、このポインティング装置を電極アレイ上に位置させそ
    の誘導子を附勢した時に電極アレイ内の電極に電磁的に
    電気信号を誘起するようにした電磁式ディジタイザ用タ
    ブレット装置の改良であって、前記電極アレイは前記タ
    ブレットのアクティブ領域の下側に分布させ並置した複
    数個の三角形のワイヤ電極であって互いに隣接する三角
    形の頂点がそれぞれ前記タブレットの互いに反対側の部
    分に隣接して位置するとともに、各電極は三角形の頂点
    に接続した2辺を構成する2本の長いワイヤを有し、三
    角形の頂点に対向する位置で一方の長いワイヤの端部に
    第1の端子を接続し、他方の長いワイヤの端部に第2の
    端子を接続した三角形のワイヤ電極からなり、さらに前
    記三角形の各電極に誘起された電気信号をその端子を介
    して入力し求める目的と、各電極に誘起された電気信号
    のレベルを隣接する電極に誘起された電気信号のレベル
    と比較することによりすべての電極に対する前記ポイン
    ティング装置の誘導子の位置を検出する目的とのために
    前記ワイヤの端子に接続した装置を設けたことを特徴と
    する電磁式ディジタイザ用タブレット装置。
  5. (5)前記タブレットのアクティブ領域はX軸方向およ
    びY軸方向の寸法を有し、各三角形の電極の高さはこれ
    らX軸およびY軸方向の寸法の一方に対応するようにし
    、前記複数個の分布させた電極は前記X軸およびY軸方
    向の寸法の他方に対応する距離にわたって延びるように
    したことを特徴とする前記特許請求の範囲第4項に記載
    の電磁式ディジタイザ用タブレット装置。
  6. (6)前記二つの目的で設けた装置は決められたタイミ
    ングで前記各電極の第1の端子を走査する装置を含み、
    すべての電極の第2の端子は共通接続されたことを特徴
    とする前記特許請求の範囲第5項に記載の電磁式ディジ
    タイザ用タブレット装置。
  7. (7)前記二つの目的で設けた装置は誘起された信号電
    圧をディジタル出力に変換するA/D変換器を含むこと
    を特徴とする前記特許請求の範囲第6項に記載の電磁式
    ディジタイザ用タブレット装置。
  8. (8)隣接する前記三角形の電極の各対は一つのセグメ
    ントを構成し、前記二つの目的で設けた装置は前記電極
    アレイ内の各セグメント内の一方の電極の最大のディジ
    タル出力を同一のセグメント内の他方の電極の最大のデ
    ィジタル出力と比較して前記タブレットの一方の寸法に
    対する前記誘導子の位置を示す装置と、前記電極アレイ
    内の一つのセグメントの最大のディジタル出力を隣接す
    るセグメントの対応する電極の最大のディジタル出力と
    比較して前記タブレットの他方の寸法に対する前記誘導
    子の位置を示す装置とを含むことを特徴とする前記特許
    請求の範囲第7項に記載の電磁式ディジタイザ用タブレ
    ット装置。
  9. (9)前記三角形の各電極は直角三角形の形状を有し、
    これら直角三角形の電極の各対は各辺が前記タブレット
    のアクティブ領域に平行な矩形を形成することを特徴と
    する前記特許請求の範囲第4項に記載の電磁式ディジタ
    イザ用タブレット装置。
  10. (10)前記三角形の各電極は多重に入れ子状にしたワ
    イヤループからなることを特徴とする前記特許請求の範
    囲第4項に記載の電磁式ディジタイザ用タブレット装置
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