JPH0316160A - 半導体素子封止用セラミックリッドの製造法 - Google Patents

半導体素子封止用セラミックリッドの製造法

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JPH0316160A
JPH0316160A JP6127590A JP6127590A JPH0316160A JP H0316160 A JPH0316160 A JP H0316160A JP 6127590 A JP6127590 A JP 6127590A JP 6127590 A JP6127590 A JP 6127590A JP H0316160 A JPH0316160 A JP H0316160A
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sealing
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package
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梶原 健弘
Kouichirou Maekawa
前川 耕一朗
Toshio Ohashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体素子封止用セラミックリッドに関するも
ので、より詳しくは半導体素子を収容するセラミックパ
ッケージとの封着強度に優れたアルミナセラミックリッ
ドに関し、特に紫外線照射により一旦記憶されたメモリ
ーを消去させるEPROM(Erasable  an
dProgrammable  Read  only
Memory)半導体素子を封着するセラミックリッド
に関する。
(従来の技術) 従来、EPROM用半導体素子用のセラミックパッケー
ジとしては、特開昭61−194751号公報に記載さ
れているように、EPROM半導体素子がセラミックパ
ッケージの凹部に装着され、該パッケージはガラス材を
介して紫外線透過性のセラミックあるいはガラスリッド
(蓋)により気密封着された構造が知られている。即ち
、第4図に示すように、上面に凹部12か形成されたセ
ラミックパッケージ11に、半導体素子l3およびリー
ドフレームl4がガラス層l5によりそれぞれ固着され
、前記半導体素子13はワイヤーl7によりリードフレ
ームl4に導通され、セラミックパッケージ11の上面
にはガラス層15を介して平板状のセラミックあるいは
ガラスリッド18が固着され該凹部12を封止している
構造である。
また、第5図に示すように、セラミックパッケージ11
の凹部12の底部l6、ワイヤーボンデング部20およ
び導体部19をそれぞれメタライジングし、該導体部1
9の両端部にはリードフレームl4をろう付けし、該導
体部19の上面にはリッドl8を載置するためのセラミ
ック枠2lが積層され、該セラミック枠2lの上面にセ
ラミックリッド18がガラス付けあるいはろう付けした
構造も知られている。
セラミックパッケージは、熱膨張、熱伝導性、絶縁抵抗
等の電機的特性および機械的強さからアルミナセラミッ
クスが用いられている。
また、半導体素子封止用のリッドとしては金属、プラチ
スックあるいはセラミックスが用いられてイルカ、前記
パッケージがアルミナてある場合、熱膨張を一致させる
ためアルミナセラミックが好ましい。特に、EPROM
用半導体素子用の場合には、紫外線透光率の関係から特
公昭39−240号、特公昭47−51801号および
特開昭63一242964号に開示されている透光性多
結晶アルミナが用いられている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来の構造のセラミックパッケージに、透光
性多結晶アルミナあるいは98重量%以上の高純度アル
ミナリッドに400〜500゜Cの低融点ガラスの封着
材を印刷乾燥し、半導体素子をパッケージ内に載置した
後、融点以上に封着材を加熱してセラミックパッケージ
にセラミックリッドを封着すると、その封着強度が小さ
い欠点を有していた。
また、より高度な情報処理および小型化するため、EP
ROM半導体素子のメモリ量をより多くする一方、メモ
リ用半導体用セラミックパッケージの小型化が要求され
てきている。ところが、半導体素子の高密度化技術は限
度かあり、メモリ量の増加に伴って素子のサイズが大き
くなっている。
またメモリ用半導体用セラミックパッケージのサイズは
プリント基板等の回路基板に実装するために標準化され
ており、前記の素子サイズの増大に伴ってサイズの変更
が困難になっている。
具体的に説明すると、セラミックパッケージのサイズが
幅11mm、長さ20mm、厚み1. 7 u (リー
ド部を除く)とした場合、半導体素子の紫外線照射部分
はIMビットで約9mmX9mm、2Mビットで約9m
mX14mmが必要とされる。この場合、紫外線透過性
のセラミックリッドのセラミックパッケージとの封止部
は、幅方向でIMビットおよび2Mビットで約1InI
n、長さ方向でIMビットおよび2Mビットでそれぞれ
11mm,6mmとなる。
即ち、封止面積はlMビットで、139平方ミリメート
ル、2Mビットで94平方ミリメートルである。このた
め、従来のセラミックパッケージ構造に2MビットEF
ROM半導体素子を用いた場合セラミックリッドとパッ
ケージとの封着強度が弱く、気密性が保たれない欠点が
あった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の欠点を解消するためになされたもので、
セラミックパッケージの凹部内に半導体素子が収容され
、該凹部をガラス封着材を加熱して該半導体素子を気密
封止するセラミックリッドにおいて、該セラミックリッ
ドは高純度アルミナで構成されかつ前記セラミックパッ
ケージに気密封止する前に、該封止面にガラス封着補助
材が塗布されかつ前記半導体素子を封止するための加熱
温度よりも高温で予め処理されている半導体素子封止用
セラミックリッドてある。
(作 用) 本発明の半導体素子封止用セラミックリッドはガラス封
着補助材が形成されており、該封着補助材は半導体素子
を封止するためのガラス封着材の封着温度よりも高温で
処理されているため、セラミックリッドに対して強固に
付着しており、ガラス封着材に対しては親和性(濡れ性
)がよいため、セラミックリッドとパッケージとの接着
強度の向上に寄与している。
(実施例) 以・下、本発明のメモリー半導体用セラミックパッケー
ジについて、第1図ないし第3図を参照して詳細に説明
する。
第l図はメモリー半導体用紫外線透光性セラミックリッ
ド1のセラミックパッケージとの封着面にガラス封着補
助材2が塗布され半導体素子を封着する温度よりも高温
で処理形成されていることを示す。
セラミックリッド1は紫外線を透過できる高純度の透光
性多結晶アルミナ板であり、中央の紫外線透光性窓部I
Aと、周辺の枠部IBとからなり、リッド1の裏面の枠
部IB部分に1層目のガラス封着補助材2がスクリーン
印刷、乾燥され熱処理されている。図示していないが、
ガラス封着補助材2は枠部lBの全領域に形成されても
よい。
ガラス封着補助材は、次の工程で説明する低融点ガラス
封着材を用いたりすることができるが、リッドとパッケ
ージとの接合強度上では結晶化ガラスが好ましい。結晶
化ガラスとしては、半導体素子の封着温度よりl00〜
250゜C高温の焼成温度を有するSi○2 −CaO
−ZnO系、MgO  B203  Si○2系等が好
適である。
温度を規定する理由は、封着温度より100゜C未満で
は、充分な封着強度か得られにくいかあるいは焼成時間
か30分以上要したりして量産性に問題があるからてあ
り、250゜Cを越える焼成温度は封着強度の向上に寄
与するところが小さいからである。
ガラス封着補助材として低融点ガラス封着材を用いた場
合には、熱処理温度は封着温度より100〜200℃高
温でよい。100゜C未満では前記と同様封着強度に問
題があり、200゜Cを越えるとガラス封着の粘性か小
さくなり封着部分以外に掠ったり、蒸発・拡散等により
所定の熱膨張特性等を示さなくなったりするからである
ガラス封着補助材の塗布法としては、ガラス封着補助材
に、低分子量のアクリル系樹脂をテルピネオールに5%
溶解させたものやエチルセルロースをプチルカルビトー
ルアセテートの5〜lO%溶解させたビヒクルを混練し
て印刷用ペーストを調整し、ステンレス製の80〜10
0メッシュを使用して印刷すればよい。印刷厚みとして
は、5〜30μmが好ましい。5μm未満ではセラミッ
クリッドの表面粗さ等の状態によるが、ガラス封着補助
層として薄すぎるか、あるいは存在しない部分が生ずる
ので強度向上に寄与せず、また30μmを越える厚さを
形成するためには印刷を繰り返す必要があり、かつ強度
向上には余り寄与しないからである。
第2図は、セラミックリッドl上に形成されたガラス封
着補助材2を含むセラミックパッケージとの封着面に、
更に2層目のガラス封着材3が形成されていることを示
す。
ガラス封着材の組成は一般に使用されるICパッケージ
封着用ガラスでよく、一例をあげると、Pb○2  B
20a−SjO2系低融点ガラス、あるいはこの硼珪酸
鉛系のガラスにAI.O..TiOz,Sn○,Na2
0,K2 0等の成分を加えた低融点ガラス等である。
ガラス封着材の選定は、半導体素子に熱損傷をできる限
り少なくする封着温度および時間を主に考慮すべきで、
通常封着温度は約410’C〜600゜C、時間は10
分程度以上の低融点ガラスか用いられる。また、セラミ
ックパッケージおよびリッドはアルミナ製であるので、
封着歪みを小さくするために、ガラス封着材の熱膨張係
数は30〜250℃の範囲で、50〜7 0 X 1 
0−”/’C位か選ばれる。
代表的なガラス封着材の組成は、重量%てpb○60〜
85%、B2037〜lO%、Si○2lO〜30%、
その他Al2o3、T’i02、S n O tの何れ
か1種又は2種以上3〜10%を少なくとも含有するも
のである。
上記のガラス封着材は、前記ガラス封着補助材の塗布方
法と同様にビヒクルと混練して印刷用ペーストを調整し
、スクリーン印刷法によりセラミックリッド1のガラス
封着補助材2を含むセラミックパッケージとの封着面に
印刷後乾燥される。
印刷と乾燥は通常3〜4回繰返し行い所定の厚み200
〜300μmを得る。乾燥は120゜Cで10〜20分
間位行われる。
印刷乾燥後は、封着用ガラスペーストに含有しているビ
ヒクルの誘起バインダ(低分子量のアクリル樹脂液等)
を除去するために空気中または窒素中で半導体素子の気
密封止温度より低温の320〜380゜Cの温度範囲で
昇温速度を緩やかにして熱分解するための仮焼成をする
このようにして作成したセラミックリッドlは、第3図
に示すように半導体素子7がパッケージ6の凹所8の底
部に載置され、次いで該半導体素子7とパッケージ6の
凸部6Aに形成されたリードフレーム5との間にリード
9が接続された後、予めセラミックリッドと同様に形成
されたガラス封着層4を介してICパッケージ6の凸部
6Aに封着される。封着条件は前記封着用ガラスについ
て説明した条件で行われる。
なお、本発明リッドは第3図に示すようにリードフレー
ムが形成された部分にリッドを封着したり、第5図に示
すようにワイヤボンデング部20の延長部の導体部l9
上に設けられたセラミック枠2lに封着してもよい。ま
た、第3図、第4図のように金属リードフレームがない
、所謂リードレスパッケージの場合にも適用できる。
実施例 寸法形状か2 0mmX 1 1mmX0. 3 5m
m (厚み)で、材質がA 1 203 99.9%、
MgO0.05%の透光性高純度アルミナおよびAI2
0390%、Mn  2.9%、Ti○2 2.3%、
Fe20,2.3%の黒色アルミナのセラミックリッド
を作成した。
寸法形状が外形が20mm(長さ)Xllmm(幅)X
0.65mm(厚み)でリッドとの封着部か20mm(
長さ)Xllmm(幅)で中央部に13mm(長さ)X
8mm(幅)の窓を有し、材質がリッド同様の黒色アル
ミナ製のセラミックパッケージを作成した。
高純度アルミナおよび黒色アルミナリッドのセラミック
パッケージとの封着面にそれぞれ、第1表に示す条件で
、ガラス封着補助層として、市販品の結晶化ガラスおよ
び低融点非結晶化封着ガラスを用いて、印刷し次いで熱
処理をした。次に該ガラス封着補助層の上にさらに市販
品の低融点非結晶化封着ガラスを200μmの厚さに印
刷し380゜CIO分熱処理をしてガラス封着層を形成
し、封着用のセラミックリッドを準備した。一方、黒色
アルミナパッケージのリッドとの封着面に相当する部分
に、リッドと同様の条件でガラス封着層を形成した。
このようにして得られたリッドとパッケージとを第1表
の条件の温度でlO分熱処理して、リッドとパッケージ
とを封着した。次いで、このようにして得られた封着体
をアメリカ軍規格MILSTD−883C  2024
.2の「ガラス封止パッケージのせん断トルクJ  (
Lid  torquefor  glass−fri
t−sealedpackages)により、封着面の
せん断トルクを測定した。試験片10個の測定結果の平
均値を第1表に、最大、平均および最小値を第6図のグ
ラフに示す。本発明のガラス封着補助層を形成したセラ
ミックリッドはいずれも高いせん断トルク値を示した。
第2表の実施例は、セラミックリッドに形成するガラス
封着補助層の印刷厚みの影響を調べたもので、その他条
件は第1表と同様である。せん断トルク値に関して、第
l表のNαlと第2表のNα1〜5の値を第7図のグラ
フに示す。このグラフから、ガラス封着補助層の印刷厚
は5〜30μmが好ましいことがわかる。
第3表の実施例は、セラミックリッドに形成するガラス
封着補助層の熱処理温度の影響を調べたもので、第l表
のNα3のデータと共にせん断トルク値を第8図のグラ
フに示す。このグラフから、低融点非結晶化ガラスの場
合には、封着温度より100〜200゜C高温で熱処理
することが好ましい。
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、セ
ラミックパッケージのパッケージリッドの封着強度が向
上する。この理由は、ガラス封着補助層が封着温度より
高温で予め熱処理されているため、ガラス封着補助層が
高純度アルミナリッド表面に拡散したりして親和力か向
上しかつガラス封着層との濡れ性を向上しているためと
考えられる。
以上、本発明のセラミックリッドに関して、FROM半
導体素子用の透光性アルミナリッド実施例で説明したか
、本発明の要旨から、リツは透光性アルミナに限られる
ものではなく、高度アルミナ、例えば96%以上のアル
ミナリッにも本発明は有効であることは勿論である。
発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の半導体セラミッ
クリッドは、封止強度に優れ、特に紫線消去型メモリー
半導体用のセラミックリッド場合には、半導体素子のメ
モリー量の増大に簡に対応できるリッドを提供できる顕
著な効果をし工業上有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のメモリー半導体用セラミッリッドの
一実施例を示す平面図、 第2図は第l図のセラミックリッドの側面図、第3図は
本発明のリッドをセラミックパッケーに封着した状態を
示す断面図、 第4図および第5図は従来のセラミックパッケ一ジの断
面図、 第6図は本発明の実施例および参考例のそれぞれのせん
断トルク値を示すグラフ、 第7図および第8図はそれぞれ本発明の実施例のせん断
トルク値を示すグラフである。 1・・・透光性セラミックリッド IA・・・リッドの紫外線透光性窓部 1B・・・リッドの枠部 2・・・ガラス封着補助材 3・・・ガラス封着材 4・・・封着用ガラス 5・・・リードフレーム 6・・・セラミックパッケージ 6A・・・パッケージの凸部 7・・・半導体素子 8・・・パッケージの凹部 9・・・リード 10・・・ワイヤーボンディンイグ部 l1・・・セラミックパッケージ 12・・・パッケージの凹部 3・・・半導体素子 4・・・リードフレーム 5・・・ガラス層 6・・・パッケージの底部 7・・・ワイヤー 8・・・リッド 9・・・導体部 0・・・ワイヤーポンデング部 l・・・セラミック枠 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、セラミックパッケージの凹部内に半導体素子が収容
    され、該凹部をガラス封着材を加熱して該半導体素子を
    気密封止するセラミックリッドにおいて、該セラミック
    リッドは高純度アルミナで構成されかつ前記セラミック
    パッケージに気密封止する前に、該封止面にガラス封着
    補助材が塗布されかつ前記半導体素子を封止するための
    加熱温度よりも高温で予め処理されていることを特徴と
    する半導体素子封止用セラミックリッド。
JP2061275A 1989-03-15 1990-03-14 半導体素子封止用セラミックリッドの製造法 Expired - Fee Related JPH0748534B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5088240A (en) * 1989-09-22 1992-02-18 Exclusive Design Company, Inc. Automated rigid-disk finishing system providing in-line process control

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01233743A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Nec Corp 半導体装置

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