JPH03161442A - コール酸又はそのナトリウム塩からなる脳代謝改善剤 - Google Patents

コール酸又はそのナトリウム塩からなる脳代謝改善剤

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JPH03161442A
JPH03161442A JP30359889A JP30359889A JPH03161442A JP H03161442 A JPH03161442 A JP H03161442A JP 30359889 A JP30359889 A JP 30359889A JP 30359889 A JP30359889 A JP 30359889A JP H03161442 A JPH03161442 A JP H03161442A
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Hisaaki Harima
播磨 久明
Kouji Oonan
大南 宏治
Toshio Nakahira
中平 敏男
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CHIYOUSEIDOU SEIYAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、 デオキシコール酸、 ケノデオキシ コール酸、グリココール酸、あるいは、これ等のナトリ
ウム塩を有効成分とする脳代謝改善剤に関する。
【従来の技術】
コール酸類は胆汁に含まれている。デオキシコール酸、
ケノデオキシコール酸、グリココール酸等のコール酸類
は、動物の胆汁から製造されて、胆石溶解剤や消化促進
剤として使用されている。 例えは、特公昭5B−26360号公報にはケノデオキ
シコール酸が消化促進剤に使用することが示されている
。また、特公昭63−1 2478号公報には、ケノデ
オキシコール酸が胃腸管運動の正常化剤に使用されるこ
とが示されていろ。さらに、特開昭52−96747号
公報、特開昭55−22602号公報、特開昭55−1
36300号公報等には胆石治療剤に使用ざれろことが
開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、優れた血管拡張作用のある脳代謝改善剤を
提供することを目的とする.すなわち、この発明は、脳
に栄養を供給する血管を拡張することによって、脳細胞
の血液循環をよくし、これによって、老人ぼけ等の治療
に使用されろ脳代謝改善剤を提供するにある。
【従来の課題を解決する為の手段】 前述の目的を達成するために、胆汁から得られたコール
酸煩について、脳底動脈の拡張作用を試験した結果、下
記の(I)〜(VI)の式で示ざれるコール酸類が優れ
た効果を示すことを見いだした。 (I)デオキシコール酸 (以下余白) (II) デオキシコール酸のナトリウム塩 ([I) ケノデオキシコール酸 (IV) ケノデオキシコール酸のナトリウム塩 (以下余白) (V) グリココール酸 (■) グリココール酸のナトリウム塩 (II)  (IV)  (V[)で示されるコール酸
類は、(I)  (III)  (V)で示されろコー
ル酸類のナトノウム塩である。 コール酸類のナトリウム塔は、コール酸を水酸化ナトリ
ウム水溶i夜に溶解した後、真空凍結乾燥または、J!
縮乾固して水分を除去して得ろことができろ。 デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、グリココー
ル酸等のコール酸は、例えば、特開昭55−22602
号公報に開示ざれるように、豚や牛の胆汁から分離して
精製したものが使用できる。
【実施例】
デオキシコール酸とケノデオキシコール酸とグリココー
ル酸とは、すでに市販されているものを使用できる。こ
れ等のコール酸類は、ナトリウム塩とすることによって
水に溶け易くすることができる。 デオキシコール酸は、下記の工程でナトリウム塩にてき
る。 ■ 容器に1リットルの蒸留水を入れる。 ■ 水酸化ナトリウム4〜40gを入れてPjt拌し、
0.1〜INの水酸化ナトリウム水溶液とする。 ■ 水酸化ナトリウム水溶液に、デオキシコール酸10
g添加し、1時間攪拌して、溶解する。 この工程で、デオキシコール酸のカルボキシル基の水素
はナトリウムに置換され、デオキシコール酸のナ1・リ
ウム塩となる。 ■ 真空凍結乾燥、または、濃縮乾固して、水分を除去
する。 以上の工程は、デオキシコール酸をナトリウム塩とする
ものであるが、ケノデオキシコール酸およびグリココー
ル酸も同様にしてナトリウム塩とずろことができろ。 水に溶け難いコール酸類なナトリウム塩とすることによ
って水に溶け易くできるので、ナトリウム塩は、庄射剤
として使用する時に、多積のコール酸類を溶解できろ特
長がある。 ただ、錠剤や坐剤の場合、多少水に溶け難くても、体内
で経時的に溶解して薬効を生ずる。 次に、この発明の脳代謝改善剤の急性毒性試験と、冠状
動脈の拡張作用を記述する。 (急性毒性試験) adcl形雄性マウス(体重20g±Ig>を1群15
匹として実験を行った。この発明のコール酸をマウスに
経口(1)o: 2000mg/kg)、または、腹腔
内(i p: 750mg/kg)投与した。投与7日
後にマウスの死亡状況を観察し、MLD(liI(最小
死亡量)を求めた。この発明のコール酸のML Dff
iを第1表に示している。 第l表 (血管拡張作用試験) 下記の工稈で試験した。 ■ 家兎の脳底動脈を摘出する。 ■ 脳底動脈から結合組織等を取り除く。 ■ 血管を幅が約2mmの螺旋状に切断して長い紐状の
血管筋標本とする。この状態に血管を切断するのは、血
管に接線方向に延長して設けられている平滑筋をなるべ
く切断しないように標本を作成するためである。 ■ 紐状の血管筋標本の両端をセルフィンで挟み、一方
は、空気導入管と兼用してつくられている固定捧に結び
付け、他端はヘーベルに付けてタイロット(Tyrod
e) tit’を満たしたマグナス(Magnus)装
置に固定する。 血管標本の収縮物質としてヒスタミン(Histami
ne)を10−7g/m誌使用した。 漬中にヒスタミンを添加することによって血管筋標本は
収縮して全長が短くなる。ヒスタミンは平滑筋を収縮さ
せる作用があるからである。ヒスタミンを添加して収縮
したときの全長収縮量を100として、ヒスタミンに加
えて、グリココール酸、デ才キシコール酸、ケノデオキ
シコール酸を添加した場合、収縮量は第2表のように少
なくなった。 ただし、ヒスタミンに添加するグリココール酸と、デオ
キシコール酸、ケノデオキシコール酸の添加量は、10
−’mg/mAとした。コール酸の添加量をこの範囲と
したのは、10−’mg/nl△とすると収縮抑制作用
が少なくなり、10−3mg/rr+Qとすれば添加量
が多すぎるからである。 第2表から明かなように、ヒスタミンに加えて、コール
酸類を添加することによって、血管標本の収縮量は少な
くなる。言い替えると、ヒスタミンで収縮された血管筋
標本は、この発明のコール酸類て拡張ざれることになる
。すなわち、この発明のコール酸類をヒスタミンに添加
すると、その収縮量が35〜45%と約1/2〜!/3
に減少する。 (以下余白) 第2表 このように、この発明のコール酸が、脳底動脈の血管収
縮を阻止するのは、これが平滑筋に作用してこれの収縮
を抑制することが理由である。 また、ナトリウム塩であるコール酸類は、特に優れた血
管筋標本の拡張作用がある。それは、水に溶け易いこと
が理由である。 このように、この発明のデオキシコール酸、ケノデオキ
シコール酸、グリココール酸、およびこれ等のナトリウ
ム塩は、脳底動脈の優れた血管拡張作用があり、脳代謝
改善剤として有用な薬剤である。 この発明のコール酸類は、各種の製薬形態で使用できる
。例えば、懸濁剤、シロップ剤、錠剤、散剤として経口
的に投与でき、また、注射剤あるいは坐剤とし投与する
こともてきる。 !!.濁剤やシロップ剤は、コール酸類を、水、塘類、
油類、防腐剤、フレーバー等に添加する。糖類にはソル
ビ1・−ルやオリゴ糖等が使用できる。 油類にはゴマ油や大豆油が使用できる。また、防腐剤に
はアルキルバラヒド口キシベンゾエート等が使用でき、
また、フレーバーにはストロベリーフレーバー等が使用
できる。 錠剤や散剤とするには、コール酸類に、現在すでに使用
され、あるいはこれから開発される賦形剤、崩壊剤、結
合剤、表面活性剤、可塑剤等を添加する。 注射剤には、蒸留水や塩水を用いて調整することができ
る。 また、坐剤として使用するとこは、ハードファット等を
使用する。 この発明の医薬は、経口的投与、直腸内投与、または注
射投与され、その有効投与量は、30〜5 0 0 t
n g、好ましくは50〜200mg/人(体重60R
g)/日であり、その投与回数は1日約3回であること
が好ましい。 以下、この発明の薬剤を錠剤、坐剤、注射剤とする具体
例を記述する。 (製剤例1・・・・−・錠剤〉 従来の方法によって、次の絹成で錠剤を製造する。 ■ コール酸類・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・5 0 m g■ 乳
糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 5 m g
■ コーンスターチ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・2 7 m g■ アビセル・
・・−・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・18mg■ ヒト口キシブ口ピル
セルローズ・・・・・・・・・5 m g■ ステアリ
ン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・・1 
m g■ 夕一ル色素・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・微量(製
剤例2・・・・・・坐剤) 従来の方法によって、吹の組成で坐剤を製造す■ コー
ル酸類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・5 0 m g■ ハードファット・・・・
・・・・・・・・・・・・・・9 0 0 m g(製
剤例3・・・・−・注射剤) 従来の方法によって、次の組成で注射剤を製造する。 ■ コール酸類・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・5 0 m g■ 蒸留水・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・−・・・・l 
rn△
【発明の効果】
この発明のデオキシコール酸、ケノデオキシ=Iール酸
、グリココール酸、およびこれらのナトリウム塩を有効
成分とする脳代謝改善剤は、優れた脳底動脈拡張作用を
有する。とくに、ナトリウム塩は水に溶け易くて優れた
薬効を実現する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるデオキシコール酸からなる脳代謝改善剤。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるデオキシコール酸のナトリウム塩からなる脳
    代謝改善剤。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるケノデオキシコール酸からなる脳代謝改善剤
  4. (4)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるケノデオキシコール酸のナトリウム塩からな
    る脳代謝改善剤。
  5. (5)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるグリココール酸からなる脳代謝改善剤。
  6. (6)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるグリココール酸のナトリウム塩からなる脳代
    謝改善剤。
JP30359889A 1989-11-21 1989-11-21 コール酸又はそのナトリウム塩からなる脳代謝改善剤 Granted JPH03161442A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018049141A1 (en) * 2016-09-12 2018-03-15 Steven Hoffman Compositions for treating dementia
US11534420B2 (en) 2019-05-14 2022-12-27 Tyme, Inc. Compositions and methods for treating cancer
US11607418B2 (en) 2020-05-14 2023-03-21 Tyme, Inc. Methods of treating SARS-CoV-2 infections

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WO2018049141A1 (en) * 2016-09-12 2018-03-15 Steven Hoffman Compositions for treating dementia
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