JPH0315952Y2 - - Google Patents

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JPH0315952Y2
JPH0315952Y2 JP1986025871U JP2587186U JPH0315952Y2 JP H0315952 Y2 JPH0315952 Y2 JP H0315952Y2 JP 1986025871 U JP1986025871 U JP 1986025871U JP 2587186 U JP2587186 U JP 2587186U JP H0315952 Y2 JPH0315952 Y2 JP H0315952Y2
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JP
Japan
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exhaust
sound
exhaust passage
small
opening
Prior art date
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JPS62138126U (ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、内部で発生した音声の外部への漏出
の防止が特に望まれる個所、例えば、事務所の会
議室やカラオケバー、音楽練習場等において用い
ることができる換気装置に関する。 (ロ) 従来の技術 従来、上記を目的とした換気装置として、換気
扇の前部または前部及び後部にダクトを取付け、
同ダクトの内壁全面にわたつてグラスウール等の
吸音素材を貼りつけたものがある。 かかる換気装置は、ダクトを通して汚染した室
内空気を外部に排出させるとともに、この排出空
気とともに外部に漏出しようとする騒音や音声を
吸音素材によつて吸音し、外部に漏出する音声量
を低減することができる。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、かかる換気装置は、未だ、以下の問題
点を有していた。 ダクトの内壁に吸音素材を貼りつけているの
みなので、音の伝播を遮断することにならず、
吸音効果が充分でなく、近年制定されたカラオ
ケ騒音規制値(商業地域55ホン、その他の地域
50ホン)を満たすことができない。 かかる規定を満たすためには、ダクトの長さ
を著しく長大なものとすることが必要となり、
設備費が高くなるともに、ダクトが室内外に大
きく露出することになり、設置空間の確保が困
難であり、また、外観上も望ましくない。 本考案は、上記問題点を解決することができる
換気装置を提供することを目的とする。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、換気扇の一側に、上流側を室内空間
と連通させた排気通路を内部に形成するとともに
内面に吸音板を貼着した短尺の箱体状の換気ダク
トを取付け、同排気通路内に、グラスウール等の
吸音素材からなる隔壁によつて小吸音室を形成
し、流入側隔壁に小径の排気流入開口を設けると
ともに、流出側隔壁に小径の排気流出開口を設
け、排気通路内を通過する排気の一部を、排気通
路の上流側から排気流入開口を通して小吸音室内
に流入させるとともに、小吸音室から排気流出開
口を通して排気通路の下流側へ流出可能な構成と
したことを特徴とする消音機能を有する換気装置
に係るものである。 (ホ) 作用 上記構成によつて、換気ダクト内を流れる排出
空気中の騒音等は、単に換気ダクトの内壁に貼り
つけた吸音素材によつて吸音されるのみでなく、
排出空気の一部を、排気通路内に設けた吸音室内
を通過させる、または流入させることによつて、
さらに吸音される。さらに、かかる吸音室は、換
気扇が発生する機械音も同様に吸収できる。 (ヘ) 効果 上記した構成によつて、本考案は、以下の効果
を奏することができる。 本考案では、内面に吸音板を貼着した排気流
路内に、小吸音室を設け、排気通路内を通過す
る排気の一部を、排気通路の上流側から排気流
入開口を通して小吸音室内に流入させるととも
に、小吸音室から排気流出開口を通して排気通
路の下流側へ流出可能な構成としている。従つ
て、排気の一部を、上記した小吸音室を含むバ
イパス流路と通すことによつて効果的に消音を
図ることができ、その後、換気扇を通して外部
に放出することができる。一方、排気の残り
は、通常の吸音板を内面に貼着した排気通路及
び換気扇と通して外部に排出することできる。
従つて、本考案では、全体としての排気通路に
おける流体抵抗を可及的に小さくしながら、消
音効果も最大に上げることができる。 特に、流体抵抗を可及的に小さくできるの
で、換気扇のコンパクト化を図ることができ
る。 (ト) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。 第1図及び第2図に、本考案にかかる換気装置
の実施例の構成を示す。 図中、10は建物(会議室、カラオケバー等)
の壁であり、同壁10によつて、室内空間Aと室
外空間Bが仕切られている。 かかる壁10の所要個所に換気扇取付用開口1
1が形成されており、同開口11には、換気扇1
2が着脱自在に取付けられている。 また、13は室内空間A内であつて、換気扇1
2の前方位置に配設した矩形の箱体状をなす換気
ダクトとであり、同換気ダクト13は、その後部
フランジ部13aを壁10の内面に釘14等を用
いて固定することによつて、壁10に設置され
る。 また、換気ダクト13は、その内部に排気通路
Cを形成しており、同排気通路Cの後部側は、換
気ダクト13の後部開口13bを換気扇12の外
枠12aに嵌合させることによつて、換気扇12
の内部空間と連通しており、一方、排気通路Cの
前部側は、換気ダクト13の前部側周壁に全周に
わたつて形成した環状の前部開口13cを通して
室内空間Aと連通している。 また、換気ダクト13は、その内壁面及び端板
13dにグラスウール等の吸音素材からなる吸音
板15,16を貼つており、この吸音板15,1
6によつて、ある程度消音効果を上げることがで
きる。 さらに、換気ダクト13は、その内部空間を形
成する排気通路C内に、吸音室17を形成してい
る。 即ち、第1図及び第2図に示すように、吸音室
17は、換気ダクト13の端板13dの内面上
に、流入側隔壁17a〜17dと流出側隔壁17
eとからなる小吸音室18を形成し、かつ同小吸
音室18の後部に後部隔壁17fを配設し、さら
に、流入側隔壁17a〜17dに排気流入開口1
9aを設けるとともに、流出側隔壁17eに排気
流出開口19aを設けている。 さらに、後部隔壁17fの中央部に排気流出開
口20を設けることによつて構成している。 かかる構成によつて、環状の前部開口から換気
ダクト13内に流入した排気の一部は、隔壁17
a〜17eと、隔壁7fとの間に形成された屈曲
排気流路aを通して流れ、その後、後部隔壁17
fに設けた排気流出開口20を通して換気扇12
に流出する。また、排気の残りは、隔壁17a〜
17dに設けた排気流入開口19aを通して小吸
音室18内に流入するとともに、隔壁17eに設
けた排気流出開口19bを通して小吸音室18か
ら流出し、その後、後部隔壁17fに設けた排気
流出開口20を通して換気扇12に流出する。 かかる排気の流出において、換気ダクト13内
を流れる排出空気中の騒音等は、単に換気ダクト
13の内壁に貼りつけた吸音板15,16によつ
て吸音されるのみでなく、排出空気の一部に、排
気通路C内に設けた吸音室17内を通過させる。
または流入させることによつて、さらに吸音され
る。さらに、かかる吸音室は、換気扇12が発生
する機械音も同様に吸収できる。 以上説明したきたように、本実施例では、内面
に吸音板15,16を貼着した排気通路C内に、
小吸音室18を設け、排気通路C内を通過する排
気の一部を、排気通路Cの上流側から排気流入開
口19aを通して小吸音室18内に流入させると
ともに、小吸音室18から排気流出開口19bを
通して排気通路Cの下流側へ流出可能な構成とし
ている。 従つて、排気の一部を、上記した小吸音室17
を含むバイパス流路を通すことによつて効果的に
消音を図ることができ、その後、換気扇12を通
して外部に放出することができる。一方、排気の
残りは、排気通路C内の屈曲排気流路a及び換気
扇12と通して吸音板15,16による消音効果
を受けながら外部に排出することができる。従つ
て、本実施例では、全体としての排気通路Cにお
ける流体抵抗を可及的に小さくしながら、消音効
果も最大に上げることができる。また、流体抵抗
を可及的に小さくできるので、換気扇12のコン
パクト化を図ることができる。 また、上記実施例において、排気流入・流出開
口19a,19b及び排気流出開口20の開口面
積の吸音室17の全面積に対する割合は、約10パ
ーセント〜20パーセントするのが好ましい。 なお、上記構成を有する実施例を用いて消音実
験を行つたところ、室内空間Aで騒音発生器を用
いて90ホーンの騒音を発生した場合、室外空間B
の騒音は平均音(O.A)で37ホーン低下して55ホ
ーンになつていた。 具体的数値は、以下の通りである。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る消音機能を有
するの換気装置の側面断面図、第2図は−線
による第1図の断面図である。 図中、12:換気扇、13:換気ダクト、1
7:吸音室、18:小吸音室、19a:排気流入
開口、19b:排気流出開口、A:室内空間、
C:排気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 換気扇12の一側に、上流側を室内空間Aと連
    通させた排気通路Cを内部に形成するとともに内
    面に吸音板15,16を貼着した短尺の箱体状の
    換気ダクト13を取付け、同排気通路C内に、グ
    ラスウール等の吸音素材からなる隔壁17a,1
    7b,17c,17d,17eによつて小吸音室
    18を形成し、流入側隔壁17a,17b,17
    c,17dに小径の排気流入開口19aを設ける
    とともに、流出側隔壁17eに小径の排気流出開
    口19bを設け、排気通路C内を通過する排気の
    一部を、排気通路Cの上流側から排気流入開口1
    9aを通して小吸音室18内に流入させるととも
    に、小吸音室18から排気流出開口19bを通し
    て排気通路Cの下流側へ流出可能な構成としたこ
    とを特徴とする消音機能を有する換気装置。
JP1986025871U 1986-02-25 1986-02-25 Expired JPH0315952Y2 (ja)

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JP1986025871U JPH0315952Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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JP1986025871U JPH0315952Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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JPS62138126U JPS62138126U (ja) 1987-08-31
JPH0315952Y2 true JPH0315952Y2 (ja) 1991-04-05

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56165850A (en) * 1980-05-26 1981-12-19 Toshiba Corp Sound-proofing device for ventilation fan
JPS6034996U (ja) * 1983-08-18 1985-03-09 財団法人鉄道総合技術研究所 強制冷却型船尾管軸受装置

Family Cites Families (1)

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JPS5396365U (ja) * 1977-01-07 1978-08-05

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JPS62138126U (ja) 1987-08-31

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