JPH03158759A - 自動分析方法及びその装置 - Google Patents
自動分析方法及びその装置Info
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- JPH03158759A JPH03158759A JP29606789A JP29606789A JPH03158759A JP H03158759 A JPH03158759 A JP H03158759A JP 29606789 A JP29606789 A JP 29606789A JP 29606789 A JP29606789 A JP 29606789A JP H03158759 A JPH03158759 A JP H03158759A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は医療上の診断目的に用いられる自動分析方法
及びその装置、特にその精度管理に関する。
及びその装置、特にその精度管理に関する。
[従来の技術]
従来の自動分析方法を、血清蛋白分画用電気泳動装置に
よる分析方法に基づいて以下説明する。
よる分析方法に基づいて以下説明する。
電気泳動法による血清蛋白分画法は、血清等の検体をア
プリケータによりセルロースアセテート膜等の支持体へ
塗布し、泳動槽にて所定時間泳動させ、染色・脱色した
後、デンシトメータにて測光したデータを演算処理する
ことによってアルブミン(Alb) 、 α グロー
ブリン(α1−G)。
プリケータによりセルロースアセテート膜等の支持体へ
塗布し、泳動槽にて所定時間泳動させ、染色・脱色した
後、デンシトメータにて測光したデータを演算処理する
ことによってアルブミン(Alb) 、 α グロー
ブリン(α1−G)。
■
α グローブリン(α2−G)、 βグローブリン(β
−G)、γグローブリン(γ−G)の各分画%、アルブ
ミン対ダグローブリン比A/G比)、濃度図等を作成し
て診断用のデータとして提供している。
−G)、γグローブリン(γ−G)の各分画%、アルブ
ミン対ダグローブリン比A/G比)、濃度図等を作成し
て診断用のデータとして提供している。
[発明が解決しようとする課題]
上述のような電気泳動法による血清蛋白分画法を行った
場合には次のような問題点がある。
場合には次のような問題点がある。
(1)この種の装置は経時的な特性の変化、それに起因
する精度低下等をチエツクし、適正なメンテナンスを必
要とするが、これを確実に実施するためには高度な専門
技術及び経験、並びに相当の労力を要する。特に、前記
の5分画値Alb、 α1−G、 α2−G、β−
G、γ−Gの各測定精度は、−見ばらばらに、且つ、ラ
ンダムに変動しやすいため、その精度管理は容易ではな
い。
する精度低下等をチエツクし、適正なメンテナンスを必
要とするが、これを確実に実施するためには高度な専門
技術及び経験、並びに相当の労力を要する。特に、前記
の5分画値Alb、 α1−G、 α2−G、β−
G、γ−Gの各測定精度は、−見ばらばらに、且つ、ラ
ンダムに変動しやすいため、その精度管理は容易ではな
い。
(2)更に、何等かの部品の特性変化によりA11l定
値にずれ(かたより)を生じた場合には、5分画(5項
目)測定データの合計を100%とするという規準内で
、各測定項目のかたよりを補正する作業は、試行の繰り
返しを要する非能率な作業となる。
値にずれ(かたより)を生じた場合には、5分画(5項
目)測定データの合計を100%とするという規準内で
、各測定項目のかたよりを補正する作業は、試行の繰り
返しを要する非能率な作業となる。
(3)また、一部の項目(例;α −G、α2G)のみ
のデータのかたよりが顕著な場合には、装置全体として
の総合的な精度低下(例;かたより)を定量的に評価す
る方法がむずかしい。
のデータのかたよりが顕著な場合には、装置全体として
の総合的な精度低下(例;かたより)を定量的に評価す
る方法がむずかしい。
(4)一部の項目(例;α1−G、β−G)のデータの
ばらつきが増大した場合の、装置全体のばらつきの評価
方法がむずかしい。
ばらつきが増大した場合の、装置全体のばらつきの評価
方法がむずかしい。
(5)更に、前記(3) 、 (4)に述べた測定デー
タの変動は、各測定項目1町に相当の相関が存在するの
が一般的であるため、装置の精度水準の評価には前記相
関の影響を考慮して行う必要もあり、このことが、問題
をますます複雑にしている。
タの変動は、各測定項目1町に相当の相関が存在するの
が一般的であるため、装置の精度水準の評価には前記相
関の影響を考慮して行う必要もあり、このことが、問題
をますます複雑にしている。
(6)前記(1)〜(5)項の問題の解決を困難にして
いる主原因は、前記Alb〜γ−Gの5項目の測定デー
タのかたより及びばらつきを支配している真の統合的因
子(主成分)が、正確に究明されていないことにある。
いる主原因は、前記Alb〜γ−Gの5項目の測定デー
タのかたより及びばらつきを支配している真の統合的因
子(主成分)が、正確に究明されていないことにある。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
のであり、装置の経時的な特性変化、部品の特性変化等
による測定データのかたより、測定データのばらつき等
に適切に対応でき、測定精度を向上させることを可能に
した自動分析方法及びその装置を提供することを目的と
する。
のであり、装置の経時的な特性変化、部品の特性変化等
による測定データのかたより、測定データのばらつき等
に適切に対応でき、測定精度を向上させることを可能に
した自動分析方法及びその装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段]
この発明に係る自動分析、方法は、標準物質を測定して
得られたデータを、測定項目数と同数以下の主成分に変
換する工程と、この測定された標準物質検体の主成分と
、予め定められている標準物質の基準の主成分とを比較
して分析装置の精度管理を行う工程とを有する。
得られたデータを、測定項目数と同数以下の主成分に変
換する工程と、この測定された標準物質検体の主成分と
、予め定められている標準物質の基準の主成分とを比較
して分析装置の精度管理を行う工程とを有する。
また、この発明に係る自動分析装置は、標準物質を測定
して得られたn1定データを測定項目数と同数以下の主
成分に変換する手段と、予め定められている標準物質の
基準の主成分が格納された記憶手段と、測定された標準
物質の主成分と記憶手段に格納された標準物質の基準の
主成分とを比較して出力する出力手段とを有する。そし
て、出力手段は71−J定データのかたより又はばらつ
きに関するデータを出力する。また、この出力手段の出
力であるかたより又はばらつきを自動補正する補正手段
を有し、自動補正する。
して得られたn1定データを測定項目数と同数以下の主
成分に変換する手段と、予め定められている標準物質の
基準の主成分が格納された記憶手段と、測定された標準
物質の主成分と記憶手段に格納された標準物質の基準の
主成分とを比較して出力する出力手段とを有する。そし
て、出力手段は71−J定データのかたより又はばらつ
きに関するデータを出力する。また、この出力手段の出
力であるかたより又はばらつきを自動補正する補正手段
を有し、自動補正する。
[作 用]
この発明においては、複数(測定項目が2 f’1以上
)のn1定データを正規化し、1411J定項目数(種
類)と同じか、又はより少数の独立因子(主成分)に変
換し、この主成分を用いて分析装置の精度管理、例えば
測定データのかたより或いは測定データのばらつきを自
動補正する。
)のn1定データを正規化し、1411J定項目数(種
類)と同じか、又はより少数の独立因子(主成分)に変
換し、この主成分を用いて分析装置の精度管理、例えば
測定データのかたより或いは測定データのばらつきを自
動補正する。
〔実施例]
第1図はこの発明の一実施例に係る電気泳動装置におけ
るデンシトメータの一例の要部の構成を示す断面図であ
る。
るデンシトメータの一例の要部の構成を示す断面図であ
る。
染色槽(図示せず)において染色・脱色された支持体(
1)は、送りローラ(2)により測定用液(3)を収容
した4Pj光部(4)に搬送され、ここでapj光装置
(5)により測光走査された後、排紙ローラ(6)によ
り排出される。
1)は、送りローラ(2)により測定用液(3)を収容
した4Pj光部(4)に搬送され、ここでapj光装置
(5)により測光走査された後、排紙ローラ(6)によ
り排出される。
測光装置(5)は光源(5a)と受光素子(5b)とを
対向配置させ、光源(5a)からの光が支持体(1)を
透過して受光素子(5b)で受光するよう構成されてい
る。
対向配置させ、光源(5a)からの光が支持体(1)を
透過して受光素子(5b)で受光するよう構成されてい
る。
第2図はこの測光装置(5)の走査方法の説明図である
。図示のように、支持体(1)の搬送方向aと直交する
走査方向すに移動させることにより、支持体(1)に形
成された電気泳動像(7)を測光走査する。
。図示のように、支持体(1)の搬送方向aと直交する
走査方向すに移動させることにより、支持体(1)に形
成された電気泳動像(7)を測光走査する。
第3図は測光装置(5)の出力を処理するデータ処理装
置のハード構成の一例を示すブロック図である。図にお
いて、(12)は受光素子(5b)の出力を増幅する対
数増幅器、(13)は対数増幅器(12)の出力をA/
D変換するA/D変換器である。(14)は後述する各
種演算を行うCPU、(15)はCPU(I4)のシス
テムプログラムや各種データが格納されるメモリ、(1
6)は各種指令を入力するキーボード、(17)は主成
分等の演算結果を表示するCRTである。(18)はフ
ロッピーディスクを駆動してそのデータを入力するフロ
ッピーディスク駆動装置、(19)は演算結果等を印字
出力するプリンタ、(20)はプリンタ(I9)により
印字出力されるプリンタ用紙である。
置のハード構成の一例を示すブロック図である。図にお
いて、(12)は受光素子(5b)の出力を増幅する対
数増幅器、(13)は対数増幅器(12)の出力をA/
D変換するA/D変換器である。(14)は後述する各
種演算を行うCPU、(15)はCPU(I4)のシス
テムプログラムや各種データが格納されるメモリ、(1
6)は各種指令を入力するキーボード、(17)は主成
分等の演算結果を表示するCRTである。(18)はフ
ロッピーディスクを駆動してそのデータを入力するフロ
ッピーディスク駆動装置、(19)は演算結果等を印字
出力するプリンタ、(20)はプリンタ(I9)により
印字出力されるプリンタ用紙である。
第4図は測光データの濃度図の一例を示す図である。
次に動作説明をする。この実施例においては基準となる
標準物質の主成分を予め求めておき、そして、上述の装
置により標準物質の主成分を定期的に求めて、両生成分
の値を比較してその精度管理を行っているので、最初に
基準となる標準物質の主成分を求める方法について説明
する。
標準物質の主成分を予め求めておき、そして、上述の装
置により標準物質の主成分を定期的に求めて、両生成分
の値を比較してその精度管理を行っているので、最初に
基準となる標準物質の主成分を求める方法について説明
する。
(A)主成分の決定方法;
主成分の決定方法にはいくつかの方法が考えられるが、
以下には標準物質を用いる方法をのべる。
以下には標準物質を用いる方法をのべる。
第5図は標準物質の主成分の決定方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
(1)ステップ(SL) ;
標準物質は、蛋白分画値(Alb 、・・・、γ−Gの
5項目)が正確に決まっており、分析装置の測定値校正
用に使用されるものである。
5項目)が正確に決まっており、分析装置の測定値校正
用に使用されるものである。
この標準物質の支持体を電気泳動させ、標準物質の泳動
データとしてAlb、 α1−G、α2−G。
データとしてAlb、 α1−G、α2−G。
β−G、γ−Gについてn1定する。例えばロー45回
の泳動を行い、45回の測定データを得る。なお、この
標準物質の測定は第1図及び第3図の自動分析装置で行
ってもよいが、基準(原器)となる自動分析装置で行う
のが望ましい。
の泳動を行い、45回の測定データを得る。なお、この
標準物質の測定は第1図及び第3図の自動分析装置で行
ってもよいが、基準(原器)となる自動分析装置で行う
のが望ましい。
(2)ステップ(S2);
次に、前記の測定データ(Alb:45組、α1−G:
45組、α2−G:45組1 β−G:45組、γ−G
=45組)の5分画1iiIx11’ X21’ X3
f’ 4fX51のn個(ここではn−45)につい
て平均値を求める。例えばX11については次式により
求める。
45組、α2−G:45組1 β−G:45組、γ−G
=45組)の5分画1iiIx11’ X21’ X3
f’ 4fX51のn個(ここではn−45)につい
て平均値を求める。例えばX11については次式により
求める。
X1□の平均値又は、
X l” F−Ixt 1 /。
・・・(1)
平均値x 、x 、マ 、又 も上式と同様に21
31 41 51して測定データに
基づいて求められる。
31 41 51して測定データに
基づいて求められる。
(3)ステップ(S3)
5分画値の標準偏差SD1. SC2,SC2,SC4
゜SO2を求める。例えば標準偏差SD、は次式により
求める。
゜SO2を求める。例えば標準偏差SD、は次式により
求める。
・・・(2)
標準偏差SD 、 SC2,SC4,SO2について
も上式と同様にして求められる。
も上式と同様にして求められる。
(4)ステップ(S4)
次に、データの標準化を行う。例えば大、1については
次式により変数変換を行う。
次式により変数変換を行う。
大 −c x 11− x 1) /5D1−(3)■
大 、大 、大 、大 についても上式と同様21
31 41 51 にして変数変換を行う。
31 41 51 にして変数変換を行う。
(5)ステップ(S5)
次に、分散及び共分散を例えば次式により求める。
αi G
(大、)の分散R22は、
αl−Gとβ−Gとの共分散R24は
R−Σ(大2、xA4.) /(n−1)24 i−
i ・・・(5) 他の分散及び共分散も上式(4)、(5)と同様にして
求められる。
i ・・・(5) 他の分散及び共分散も上式(4)、(5)と同様にして
求められる。
(6)ステップ(B6)
次に、相関係数(分散・共分散)の行列の固有値(ベク
トル)を求める。ここで、根λは5個あり、次式を満た
すλを求める。
トル)を求める。ここで、根λは5個あり、次式を満た
すλを求める。
・・・(8)
(7)ステップ(S7)
上記の解の5個のλ(λ 、λ 、λ 、λ 。
l 2 3 4
A5)を用いて主成分方程式の係数を求める5元連立方
程式を解く。係数A1□−AI□” 13” 14’A
15は次式を解くことにより得られる。
程式を解く。係数A1□−AI□” 13” 14’A
15は次式を解くことにより得られる。
(R−λ )All+R12A12+R13A1311
1 +R14A14+R15A15−0 ・・・(7)R
A+(R−λ )A12+R23A132111
22 1 ” R24AI4” R25A15”= 0 ・・・
(8)RA + RA + (RB3−A1)A1
331 11 32 12 +R34A14+R35A15−0 ・・・(9)R
41A11+R42A12+R43A13+ (R−λ
) A I4 + R4s A t 5−0・・・(
10)44 1 R51A11+R52A12+R53A13+RA
+(R−λ )A15−0・・・(11)5414
55 1 かつ 2 2 2 2 2■I A +A +A +A +A11
12 13 14 15・・・(12) λ 〜λ についてもAkj(k−1〜5.j−5 1〜5)が求められる。
1 +R14A14+R15A15−0 ・・・(7)R
A+(R−λ )A12+R23A132111
22 1 ” R24AI4” R25A15”= 0 ・・・
(8)RA + RA + (RB3−A1)A1
331 11 32 12 +R34A14+R35A15−0 ・・・(9)R
41A11+R42A12+R43A13+ (R−λ
) A I4 + R4s A t 5−0・・・(
10)44 1 R51A11+R52A12+R53A13+RA
+(R−λ )A15−0・・・(11)5414
55 1 かつ 2 2 2 2 2■I A +A +A +A +A11
12 13 14 15・・・(12) λ 〜λ についてもAkj(k−1〜5.j−5 1〜5)が求められる。
(8)ステップ(B8)
上記の連立方程式の解A、jを用いて主成分を求める。
Ul”=All大ll大人I2大2 +A13大3+A
14大4 +AI5大5 ・・・(13)
B2”=A21文1 +A22大2 +A23大3+A
24大4 +A25大5 ・・・(14)
以下同様にして、 Uk=Akl大1 +Ak2大2+Ak3大3+ A
R4X 4 +A k5大5・(15)のに個の主成分
を求めることができる。
14大4 +AI5大5 ・・・(13)
B2”=A21文1 +A22大2 +A23大3+A
24大4 +A25大5 ・・・(14)
以下同様にして、 Uk=Akl大1 +Ak2大2+Ak3大3+ A
R4X 4 +A k5大5・(15)のに個の主成分
を求めることができる。
ただし、大 、*、大 、大4.大5はそれ23
ぞれAlb 、・・・γ−Gの各45個のデータであり
、A 、・・・Aklは定数の係数である。上記の5元
連1 立方程式を解くことにより係数A 、、(k−1゜j 2・・・5、j−1,2・・・5)が決定される。
、A 、・・・Aklは定数の係数である。上記の5元
連1 立方程式を解くことにより係数A 、、(k−1゜j 2・・・5、j−1,2・・・5)が決定される。
また、測定データのばらつきの大きさの主成分を求める
には前記の方法と同様にして、次式によりS、を求める
。
には前記の方法と同様にして、次式によりS、を求める
。
5l−BlISDl+B125D2+B13SD3十B
14SD4+B15SD5 ・・・(16)
B2−B21SD1十B22SD2+B23SD3十B
24SD4+B25SD5 ・・・(17)以
下同様にして 5k−BklSD1+Bk2SD2+Bk3SD3十B
k4SD4+Bk5SD5 ・・・(18)の
に個の主成分を求めることができる。B1□・・・・・
・Bk5は上式の定数である。
14SD4+B15SD5 ・・・(16)
B2−B21SD1十B22SD2+B23SD3十B
24SD4+B25SD5 ・・・(17)以
下同様にして 5k−BklSD1+Bk2SD2+Bk3SD3十B
k4SD4+Bk5SD5 ・・・(18)の
に個の主成分を求めることができる。B1□・・・・・
・Bk5は上式の定数である。
(9)ステップ(B9)
主成分U、U2.・・・B5と各分画値との相関を求め
て確認する。例えばU とα1−G (*2)■ の相関RU L 2は基準化した分画値の積の和として
求められる。
て確認する。例えばU とα1−G (*2)■ の相関RU L 2は基準化した分画値の積の和として
求められる。
Ru −Σ (A11文11” A12文21+A
13大3112 +−t + A 14大41” A15太51)大2I/ (n
−1)−(19)(10)ステップ(SIO) 以上のようにして求められて得られた各データは印字さ
れて出力され、或いは第3図のメモリ(15)に格納さ
れる。
13大3112 +−t + A 14大41” A15太51)大2I/ (n
−1)−(19)(10)ステップ(SIO) 以上のようにして求められて得られた各データは印字さ
れて出力され、或いは第3図のメモリ(15)に格納さ
れる。
次に、以上の手順により決定された主成分U。
Sl (i−1,2,・・・k個)は、電気泳動装置に
おける測定データのそれぞれのかたより及びばらつきの
変動を支配している、統合的かつ独立の因子とみなされ
る。このことは、主成分の統計学的性質から明かである
(k([1の主成分の間の相関は零となっている)。
おける測定データのそれぞれのかたより及びばらつきの
変動を支配している、統合的かつ独立の因子とみなされ
る。このことは、主成分の統計学的性質から明かである
(k([1の主成分の間の相関は零となっている)。
前述の方法により求めた主成分は血清蛋白分画測定値の
変動を的確に表わすことを、xIの生成分の一例につき
説明する。
変動を的確に表わすことを、xIの生成分の一例につき
説明する。
第6図〜第10図は^Ib、α −G1α2−G1■
β−G及びγ−Gの主成分に対する相関を示す特性図で
ある。
ある。
図示のように、各分画の主成分に対する相関はR−0,
955〜−0,758と良好である。つまり、前記主成
分は、Alb〜γ−Gの5分画値のかたよりを支配する
独立因子としての特性を有し、その有効性は明かである
。
955〜−0,758と良好である。つまり、前記主成
分は、Alb〜γ−Gの5分画値のかたよりを支配する
独立因子としての特性を有し、その有効性は明かである
。
主成分は一般には統計学的に標準化されているため単位
はない。
はない。
前記主成分の例を式で表わすと、
U−0,513大 −0,322大2− 0.463文
3■ 0.454大4− 0.48L大5 ・・・(20) となる。文 、大。、・・・、大5は、上述のようにそ
れぞれAlb、 αl−G、・・・、γ−Gの測定値
を統計学的標準化を行ったデータである。
3■ 0.454大4− 0.48L大5 ・・・(20) となる。文 、大。、・・・、大5は、上述のようにそ
れぞれAlb、 αl−G、・・・、γ−Gの測定値
を統計学的標準化を行ったデータである。
(B)主成分の機能;
ここで、主成分の機能について説明する。
上述した特性から、主成分の値の大小により装置の状態
を診断し、その精度管理に役立てることが可能となる。
を診断し、その精度管理に役立てることが可能となる。
以下には、標準物質を電気泳動し、測定する場合を例に
のべる。
のべる。
(a)かたよりに関する主成分の場合;この主成分は次
のことを表わす。
のことを表わす。
U−0:基準値と一致、つまり、装置の状態は正常で、
測定データにかたよりはなく、多数回繰り返した測定値
の平均値は、真値の最良不偏推定値となる。
測定データにかたよりはなく、多数回繰り返した測定値
の平均値は、真値の最良不偏推定値となる。
U〉0:アルブミン(Alb )がグローブリン(G1
−G〜γ−G)に比して大きく測定され、装置の状態は
異常であることを示す。
−G〜γ−G)に比して大きく測定され、装置の状態は
異常であることを示す。
Uく0:逆にAlbが少なく測定され、装置の状態は異
常であることを示す。
常であることを示す。
(b)ばらつきに関する主成分の場合−8−0:装置の
状態は正常であり、基準値通りのデータのばらつきを示
す。
状態は正常であり、基準値通りのデータのばらつきを示
す。
S〉0;基準値よりも、データのばらつきが増大(装置
異常)していることを示す。
異常)していることを示す。
S<O二基準位よりも、データのばらつきが減少(装置
正常)していることを示す。
正常)していることを示す。
以上のように主成分の値の大小により装置の状態の良否
を診断できるが、統計的に有意差を確認するためには、
数千回以上の測定平均値を用いて主成分の値を計算する
必要のあることは云うまでもない。また、Uの値が0よ
り大きい(または小さい)はど、基準値からのかい離が
大きいことを示している。
を診断できるが、統計的に有意差を確認するためには、
数千回以上の測定平均値を用いて主成分の値を計算する
必要のあることは云うまでもない。また、Uの値が0よ
り大きい(または小さい)はど、基準値からのかい離が
大きいことを示している。
以上の主成分の計算、CRT表示、データ印刷は、第3
図に示すデータ処理装置により迅速に行うことができる
。
図に示すデータ処理装置により迅速に行うことができる
。
さらに、複数の主成分を演算・利用する場合には、装置
の用途と特性に応じて、それぞれの主成分を合目的に使
い分けることができる。例えば、支持体の特性を強く表
わす主成分、機械系部品精度を強く反映する主成分など
を、それぞれの管理目的に使用することが可能となる。
の用途と特性に応じて、それぞれの主成分を合目的に使
い分けることができる。例えば、支持体の特性を強く表
わす主成分、機械系部品精度を強く反映する主成分など
を、それぞれの管理目的に使用することが可能となる。
(C)装置の精度管理;
次に、前記の主成分の特性と機能を応用して装置の精度
管理を行う方法を以下に述べる。
管理を行う方法を以下に述べる。
具体例として衆知のx−R管理図を用いた例を説明する
。
。
第ti図は分画値データのかたよりをチエツクするため
のマ、及びばらつきのチエツク用R(レンジ)を、それ
ぞれ主成分にて表示したx−R管理図である。いずれも
管理限界は3−シグマ(9Gゴ%幅、危険率0,3%)
にとっである。
のマ、及びばらつきのチエツク用R(レンジ)を、それ
ぞれ主成分にて表示したx−R管理図である。いずれも
管理限界は3−シグマ(9Gゴ%幅、危険率0,3%)
にとっである。
この図に示すように、主成分を用いた管理図とすること
により、従来のAlb、 G1−G、α2G、β−G
、γ−Gの5種の管理図に比べて、115のデータ量で
足りるだけでなく、一つ一つの分画値の変動にまぎられ
されることなく、装置の総合的精度管理を可能にするも
のとなる。具体的には、前述の標準物質を単独に、又は
患者検体と一諸に支持体に塗布・泳動・測定したデータ
を処理してマーR管理図に表示して精度管理データとす
るものである。
により、従来のAlb、 G1−G、α2G、β−G
、γ−Gの5種の管理図に比べて、115のデータ量で
足りるだけでなく、一つ一つの分画値の変動にまぎられ
されることなく、装置の総合的精度管理を可能にするも
のとなる。具体的には、前述の標準物質を単独に、又は
患者検体と一諸に支持体に塗布・泳動・測定したデータ
を処理してマーR管理図に表示して精度管理データとす
るものである。
(D)データのかたより及びばらつきの自動補正;次に
データのかたより及びばらつきを補正する方法を説明す
る。
データのかたより及びばらつきを補正する方法を説明す
る。
第12図はその自動補正の動作を示すフローチャートで
あり、このフローチャートに基づいてその動作を説明す
る。
あり、このフローチャートに基づいてその動作を説明す
る。
(1)ステップ(S20) 、 (S21)第1図及び
第3図の装置において、標準物質の支持体(1)を電気
泳動させ、第2図に示される方向aに搬送させながら測
光装置(5)を走査方向すに移動させて、flll先装
置(5)の受光素子(5a)で受光した光信号は対数増
幅器(12)で増幅し、その後A/D変換器(13)で
ディジタル信号に変換してメモリフ15)に格納する。
第3図の装置において、標準物質の支持体(1)を電気
泳動させ、第2図に示される方向aに搬送させながら測
光装置(5)を走査方向すに移動させて、flll先装
置(5)の受光素子(5a)で受光した光信号は対数増
幅器(12)で増幅し、その後A/D変換器(13)で
ディジタル信号に変換してメモリフ15)に格納する。
ここで、標準物質の泳動データとして^lb、 α
−G、α2−G、β−G。
−G、α2−G、β−G。
■
γ−Gが読み込まれてメモリ(15)に格納される。
例えばn−45回の泳動を行い、45回の測定データを
得る。そして、その測定データについてそれぞれぞれ平
均値マi1更に標準偏差推定値SD1について求める(
i−1,2・・・5)。これらのX ’1及及びSDl
は、c p v (t4)によって上式(1) 、 (
2)を演算することにより求められる。
得る。そして、その測定データについてそれぞれぞれ平
均値マi1更に標準偏差推定値SD1について求める(
i−1,2・・・5)。これらのX ’1及及びSDl
は、c p v (t4)によって上式(1) 、 (
2)を演算することにより求められる。
(2)ステップ(S22) 、 (S23)上記のx
i、SDiに基づいてXの主成分U。
i、SDiに基づいてXの主成分U。
SD、の主成分Sjを計算する(j=1.2・・・5)
。
。
その計算は上式(3)〜(18)に基づいてなされる。
そして、上記主成分値U、、S、により装置のJ
精度(かたより、ばらつき)をCRT (17)に表示
し、評価する。ここで基準はU、−0,S、−OJ
j である。
し、評価する。ここで基準はU、−0,S、−OJ
j である。
(3)ステップ(S24)
CP U (14)はS、≦0(j−1〜n)であるか
コ どうかについて判断し、この条件が満足していないどき
にはサブルーチン5B−Ulに進む。
コ どうかについて判断し、この条件が満足していないどき
にはサブルーチン5B−Ulに進む。
(4)ステップ(S30) (S3L)サブルーチン5
B−UlではSD、値(ばらつき)改善のための自動保
守操作を指令、実行する(マニアル保守)。その際CR
T (17)へ保守事項を表示する。このとき装置は自
動的に次の改善処理を実行し、同時にCRT <17)
にも表示する。
B−UlではSD、値(ばらつき)改善のための自動保
守操作を指令、実行する(マニアル保守)。その際CR
T (17)へ保守事項を表示する。このとき装置は自
動的に次の改善処理を実行し、同時にCRT <17)
にも表示する。
改善処置二例
I)バッファ液の自動交換
2)デンシトメータ部測定液の交換等
CRT (17)への表示
■)主成分の値
2)ばらつき改善に必要な点検・保守項目。
例、緩衝材の洗浄等
その場合、データの統計的信頼度確保に必要な、数千回
以上の測定データによる平均値を使ってデータ処理、主
成分の計算を行う必要がある。そしてオペレータが保守
作業を完了するとキー人力してメインルーチン、ここで
はステップ(S20)に戻る。
以上の測定データによる平均値を使ってデータ処理、主
成分の計算を行う必要がある。そしてオペレータが保守
作業を完了するとキー人力してメインルーチン、ここで
はステップ(S20)に戻る。
(5)ステップ(S25)
ステップ(S24)においてS、≦Oである場合には、
次に主成分U、−0であるかどうかについて判断する。
次に主成分U、−0であるかどうかについて判断する。
U、−0であればそのまま終了するが、U、−0でない
場合には、サブルーチンS B−2に進む。
場合には、サブルーチンS B−2に進む。
(6)ステップ(S33) (S34) (335)X
iの主成分の式の各項について A x’ 、A x’ 、−AI5x’。
iの主成分の式の各項について A x’ 、A x’ 、−AI5x’。
11122
A x’ 、 A x’ 、−A25x′5112
22 以下同様にして A x ’ = A x ’ 、・・・A 、s¥
h口1 1 n2 2 をメモリ(15)に予め格納されている基準値と比較す
る。例えばx’ −x、でない場合に次のようにし
て補正係数C,A’jlを求める。
22 以下同様にして A x ’ = A x ’ 、・・・A 、s¥
h口1 1 n2 2 をメモリ(15)に予め格納されている基準値と比較す
る。例えばx’ −x、でない場合に次のようにし
て補正係数C,A’jlを求める。
CP U (14)は次のようにして補正係数を決定す
る。
る。
U ’i ”” A i□マ’t +A 1゜マシ+A
1371+A14マλ+A157g−。
1371+A14マλ+A157g−。
となるためには、補正係数C,i−1゜■
5は、
2、 ・・・
A X ”” Cr A t rマ1以下同様にし
てII I A X −C5AI5¥1 +5 1 ’、C−x /に′、C2 1l I C= x / x ’ 、 C4 333 C5−x5/マ′5゜ となる。
てII I A X −C5AI5¥1 +5 1 ’、C−x /に′、C2 1l I C= x / x ’ 、 C4 333 C5−x5/マ′5゜ となる。
/マ長。
/72・
・・・(21)
′″X2
″X4
次に蛋白分画値の実測値をそれぞれ又j。
マ′、マ′、又′、マiとすると、CP U (14)
は2 3 4 データを次のように補正して出力する。
は2 3 4 データを次のように補正して出力する。
x =CXx’、x −CXx’。
11222
x −Cxx’、x −CXx’。
33444
x 5− c 5x x ’b
・・・(22)よって、装置は基準状態にある時と同じ
値を出力することになる。
・・・(22)よって、装置は基準状態にある時と同じ
値を出力することになる。
以上の自動補正が終了するとこの自動補正の処理は終了
する。
する。
以上の補正においては、すでにのべたように数千回の1
1111定を(り返し、その平均値を採用してデータの
統計的信頼度を高める必要があるのは当然である。
1111定を(り返し、その平均値を採用してデータの
統計的信頼度を高める必要があるのは当然である。
(E)かたより、ばらつきの確認;
前項精度管理の方法により、再度標準物質を泳動測定し
、主成分のマーR管理図をプロットすることにより、か
たよりの補正及びばらつきの改善効果を確認することが
できる。
、主成分のマーR管理図をプロットすることにより、か
たよりの補正及びばらつきの改善効果を確認することが
できる。
[発明の効果]
この発明の詳細な説明からも明らかなように次のような
効果が得られる。
効果が得られる。
(1)装置の状態を、少数の、独立の因子(主成分)で
表示することにより、より的確につかむことができる。
表示することにより、より的確につかむことができる。
(2)装置の精度管理をよりシンプルでより的確に行う
ことができる。
ことができる。
(3)主成分を装置の精度パラメータとして、かたより
の自動補正とばらつきの自動改善をより的確に行う。
の自動補正とばらつきの自動改善をより的確に行う。
(4)以上のことが可能となるため、分析装置の精度向
上・維持と、保守の省力化に著しく役立つものである。
上・維持と、保守の省力化に著しく役立つものである。
第1図はこの発明の一実施例に係る電気泳動装置におけ
るデンシトメータの一例の要部の構成を示す断面図、第
2図は測光装置の走査方法の説明図、第3図はデータ処
理装置のハード構成の一例を示すブロック図、第4図は
測光データの濃淡の一例を示す図、第5図は標準物質の
主成分決定方法を示すフローチャート、第6図〜第1o
図は各主成分に対する相関を示す特性図、第11図はx
−R管理図、第12図はかたよりの自動補正の動作を示
すフローチャートである。 第 1 図
るデンシトメータの一例の要部の構成を示す断面図、第
2図は測光装置の走査方法の説明図、第3図はデータ処
理装置のハード構成の一例を示すブロック図、第4図は
測光データの濃淡の一例を示す図、第5図は標準物質の
主成分決定方法を示すフローチャート、第6図〜第1o
図は各主成分に対する相関を示す特性図、第11図はx
−R管理図、第12図はかたよりの自動補正の動作を示
すフローチャートである。 第 1 図
Claims (6)
- (1)標準物質又はそれに相当する物質(以下標準物質
という)を測定して得られたデータを、測定項目数と同
数以下の主成分に変換する工程と、この測定された標準
物質検体の主成分と、予め定められている標準物質の基
準の主成分とを比較して分析装置の精度管理を行う工程
と を有することを特徴する自動分析方法。 - (2)標準物質を測定して得られた測定データを測定項
目数と同数以下の主成分に変換する手段と、予め定めら
れている標準物質の基準の主成分が格納された記憶手段
と、 測定された標準物質の主成分と記憶手段に格納された標
準物質の基準の主成分とを比較して出力する出力手段と
を有することを特徴とする自動分析装置。 - (3)出力手段は測定データのかたよりを出力するもの
である請求項2記載の自動分析装置。 - (4)出力手段の出力に基づいて、測定データのかたよ
りを自動補正する補正手段 を有することを特徴とする請求項3記載の自動分析装置
。 - (5)出力手段は測定データのばらつきを出力するもの
である請求項2記載の自動分析装置。 - (6)出力手段の出力に基づいて測定データのばらつき
を自動補正する補正手段を有することを特徴とする請求
項5記載の自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29606789A JPH03158759A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 自動分析方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29606789A JPH03158759A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 自動分析方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03158759A true JPH03158759A (ja) | 1991-07-08 |
Family
ID=17828681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29606789A Pending JPH03158759A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 自動分析方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03158759A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012233799A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Sysmex Corp | 検体分析装置及びデータ処理装置 |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP29606789A patent/JPH03158759A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012233799A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Sysmex Corp | 検体分析装置及びデータ処理装置 |
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