JPH03158185A - ミシンの上ルーパ機構 - Google Patents

ミシンの上ルーパ機構

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JPH03158185A
JPH03158185A JP29788189A JP29788189A JPH03158185A JP H03158185 A JPH03158185 A JP H03158185A JP 29788189 A JP29788189 A JP 29788189A JP 29788189 A JP29788189 A JP 29788189A JP H03158185 A JPH03158185 A JP H03158185A
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Atsuhiro Takagi
高木 淳宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミシンの上ルーパ機構に関するものである。
口従来技術] 従来、工業用オーバーロックミシンの上ルーパ機構は、
縫針の上下動と同期して揺動する上ルーパ腕と、先端部
に上ルーパが固定され、下端部が前記上ルーパ腕に回動
可能に連結された略軸状の上ルーパ取付台と、ミシンハ
ウジングに回動可能に支持されると共に、その回動軸線
と直交する方向に前記上ルーパ取付台が摺動可能に挿通
される摺動穴が形成された上ルーパ案内とを備えており
、そのうち上ルーパ取付台及び上ルーパ案内は合金鋼、
普通炭素鋼などの金属材料を使用し、必要に応じて焼入
れやクロム(Cr)、ニッケル(Ni)などの硬質メツ
キなどの処理をしていた。
上ルーパが駆動される時には、上ルーパ取付台にその軸
線方向の運動と回動方向の運動とが付与される。したが
って、上ルーパ取付台には大きな曲げ応力が加わり、ま
たそれを案内する上ルーパ案内には内面の摺動抵抗の他
に摺動穴を押しひろげる方向に引張り応力が働くので、
非常に高負荷ではげしい摩耗が生じる。そのため、現状
では硬質クロム(Cr)メツキなどの処理がなされてい
たものである。その様な処理をしてもなお、焼き付きな
どが発生するため、上ルーパ取付台及び上ルーパ案内を
耐摩耗性に優れたセラミックスにより形成するものが提
案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上ルーパ取付台及びルーパ案内をセラミ
ックスにより形成した場合には、上述した様に細長い棒
状の上ルーパ取付台には大きな曲げ応力が発生し、上ル
ーパ案内には大きな引張り応力が働くため、硬(て摺動
特性は良いが脆いセラミックスには破壊の危険性があっ
た。また、破壊を防ぐために上ルーパ案内を金属性材料
で形成して、表面に硬質セラミックス皮膜を形成する事
も考えられるが、上ルーパ取付台が摺動する摺動穴の様
に非常に径が小さくて長い穴にセラミックス皮膜を形成
することは、技術的に非常に困難である。
本発明は上述した聞届点を解決するためになされたもの
であり、金属材料の様な焼き付きや異常な摩耗を起こさ
ず、セラミックスと同等の摺動特性が得られ、さらに高
い応力が加わってもセラミックスの様には破壊しない上
ルーパ機構を提供する事を目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために本発明では、縫針の上下動と
同期して揺動する上ルーパ腕と、先端部に上ルーパが固
定され、下端部が前記上ルーパ腕に回動可能に連結され
た略軸状の上ルーパ取付台と、ミシンハウジングに回動
可能に支持されると共に、その回動軸線と直交する方向
に前記上ルーパ取付台が摺動可能に挿通される摺動穴が
形成された上ルーパ案内とを備えた上ルーパ機構におい
て、前記上ルーパ取付台を金属により形成しその摺動部
に硬質セラミックス皮膜を形成するとともに、前記上ル
ーパ案内を金属により形成し、その摺動部に多孔性の硬
質皮膜を形成した後、その表面にフッ素樹脂を含浸、融
着させている。
〔作用〕
上記の構成を有する本発明の上ルーパ取付台は靭性の高
い金属材料で形成されており、且つその上に硬質セラミ
ックス皮膜が形成されているため、破壊することなく良
好な摺動特性を示す。一方、上ルーパ案内は同様に靭性
の高い金属材料で形成されており、その摺動部に多孔性
の硬質皮膜が形成され、その表面にフッ素樹脂を含浸、
融着させているので、高い負荷応力が加わっても破壊す
る事なく摩耗せず優れた摺動特性を示す。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図は本実施例の工業用オーバーロックミシンの上ル
ーパ機構の断面図である。上ルーパ腕2は右端部におい
て、縫針(図示せず)の上下動と同期して回動運動する
上ルーパ軸1に嵌合され、ボルト3により固定されてい
る。さらにその上ルーパ腕2は左端部において、上ルー
パ腕軸4を介して中空軸状の上ルーパ取付台5の下端二
叉部に回動可能に連結されている。上ルーパ案内8は円
柱形をしており、ミンハウジング(図示せず)に固定さ
れた上ルーパ案内メタル9により回動可能に支持される
とともに、その軸線方向の運動を規制されりている。ま
た、上ルーパ案内8はその軸線方向に直交する方向に摺
動穴12を有しており、その摺動穴12には前記上ルー
パ取付台5がその軸線方向に往復動可能に挿通されてい
る。その上ルーパ取付台5の上端部には上ルーパ6がネ
ジ7により固定されている。
上ルーパ取付台5の上ルーパ案内8との摺動部位表面に
は、クロムモリブデン鋼製の母材10の上に酸化クロム
(CrzOl)系セラミックスの皮膜11が50〜50
0mの厚さで溶射により形成されている。又、上ルーパ
案内8は第2図の部分拡大断面図に示す様に、アルミニ
ウム合金21で形成されており、その内外の表面には多
孔性の硬質陽極酸化皮膜(硬質アルマイト層)22を有
し、さらにその硬質陽極酸化皮膜22が保有する表面孔
にはフッ素樹脂23が含浸、融着されている。
陽極酸化は、電界液中において被処理物を陽極として電
界し、陽極表面全体に酸化反応によって比較的厚い均一
な多孔性酸化皮膜を生成するため、上ルーパ案内8の摺
動穴12の様な細長い穴にも容易に形成できる。また、
さらにフッ素樹脂の含浸はフッ素樹脂溶液中に被処理物
を浸して処理するため、硬質陽極酸化皮膜22が有する
穴に均一に含浸することができる。
以上の様に構成されている上ルーパ機構において、縫針
(図示せず)の上下動と同期して上ルーパ軸1はある一
定の回転角度をもって回動するため、これに固定されて
いる上ルーパ腕2は一定角度揺動する。これにより、上
ルーパ腕2の揺動端に連結されている上ルーパ取付台5
は、上ルーパ案内8の摺動穴12において往復動じつつ
、上ルーパ案内8の軸線を中心に一定角度回動すること
となる。この様な動作により、上ルーパ取付台5の上端
部に固定された上ルーパ6は図面上左上方向に向かって
往復動する。
この様な運動により、上ルーパ取付台5には多きな曲げ
応力が加わり、また、それを案内する上ルーパ案内8に
は内面の摺動抵抗の他に摺動穴12を押しひろげる方向
に引張り応力が働くが、上ルーパ取付台5の母材10は
靭性の高いクロムモリブデン鋼で形成されており、かつ
その上に硬質の酸化クロム(Cr20i)系セラミック
ス皮膜11が溶射により形成されているため、破壊する
事なく良好な摺動特性を示す。また一方、上ルーパ案内
8は靭性のあるアルミニウム合金21で形成されており
、その摺動部に多孔性の硬質陽極酸化皮膜(硬質アルマ
イト層)22が形成され、その表面にフッ素樹脂23を
含浸、融着させているので、高い負荷応力が加わっても
破壊する事なく摩耗せず優れた摺動特性を示す。
本実施例は以上、詳述した如くであるが、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において種々の実施形態が考えられ、
いずれも有効である。例えば、上ルーパ取付台5の上ル
ーパ案内8との摺動部位表面には鋼製の母材の上に酸化
クロム(Cr203)系セラミックスの皮膜を施し、又
、上ルーパ案内8は鋼製の母材の内外の表面に硬質の無
電解ニッケルーリン(Ni−P)メツキを施し、さらに
そのメツキ層が有する表面孔にフッ素樹脂を含浸。
融着させてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明の上ルー
パ機構によれば、上ルーパ取付台を金属により形成し、
その摺動部に硬質セラミックス皮膜を形成するとともに
、上ルーパ案内を金属により形成し、その摺動部に多孔
性の硬質皮膜を形成した後、その表面にフッ素樹脂を含
浸、融着したので、金属材料の様な焼き付きや異常な摩
耗を起こさず、セラミックスと同等の摺動特性が得られ
、さらに高い応力が加わってもセラミックスの様には破
壊しないという優れた効果を奏する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を具体化した実施例を示すも
ので、第1図は工業用オーバーロックミシンの上ルーパ
機構の断面図、第2図は上ルーパ案内の表面の部分拡大
断面図である。 図中、5は上ルーパ取付台、8は上ルーパ案内、11は
酸化クロム系セラミックス皮膜、22は硬質陽極酸化皮
膜、23はフッ素樹脂である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、縫針の上下動と同期して揺動する上ルーパ腕(2)
    と、 先端部に上ルーパ(6)が固定され、下端部が前記上ル
    ーパ腕(2)に回動可能に連結された略軸状の上ルーパ
    取付台(5)と、 ミシンハウジングに回動可能に支持されると共に、その
    回動軸線と直交する方向に前記上ルーパ取付台(5)が
    摺動可能に挿通される摺動穴(12)が形成された上ル
    ーパ案内(8)とを備えた上ルーパ機構において、 前記上ルーパ取付台(5)を金属により形成し、その摺
    動部に硬質セラミックス皮膜(11)を形成したことと
    、 前記上ルーパ案内(8)を金属により形成し、その摺動
    部に多孔性の硬質皮膜(22)を形成した後、その表面
    にフッ素樹脂(23)を含浸、融着したこととを特徴と
    するミシンの上ルーパ機構。
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