JPH0315814A - ビーム整形ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ビーム整形ユニット、特にビーム光を拡大ま
たは縮小して出射するアナモルフィックプリズムペア及
びその支持構造に関する。

［従来の技術］ 従来より、光ディスク等の光記録媒体を取扱う機器にお
いては、光ビックアップ用光源から発せられるビーム光
を整形するビーム整形ユニットが用いられている。

このビーム整形ユニットの代表的な構成としては、レー
ザー等の光源から供給されるビーム光の形状を所定形状
に変換するコリメートレンズと、該コリメートレンズの
出力であるビーム光の径を拡大または縮小するアナモル
フィックプリズムベアと、を含む構成が知られている。

第４図には、このような構成を有するビーム整形ユニッ
トの一構成例が示されている。

この従来例に係るビーム整形ユニットは、入射光を所定
形状のビーム光に変換して出射するコリメートレンズ（
１０）と、該レンズ（１０）の入射面側焦点位置に配置
され、光源ホルダー（１２）によって支持されるレーザ
ー等の光源（ｌ４）と、コリメートレンズ（１０）から
出射されるビーム光（１０）の径を所定の径に拡大また
は縮小（図においては縮小）する複数の（図においては
２個）のプリズム（１６）と、コリメートレンズ（１０
）及びプリズム（１６）を支持するホルダー（１８）と
、プリズム（１６）により所定の径に変換されたビーム
光を出射する出射アバーチャ＝（２０）と、から構成さ
れている。

すなわち、図において破線で示されるように、前記光源
（１４）から発せられる拡散光は、前記コリメートレン
ズ（１０）に入射され、該レンズ（１０）からは所定形
状の平行光線であるビーム光が出射される。前記コリメ
ートレンズ（１０）から出射されたビーム光は、その径
を所定の径に一拡大または縮小するようにホルダー（１
８）中において配置されたアナモルフイツクプリズムペ
アである也数のプリズム（１６）によって、所定の径の
ビーム光に変換され、前記出射アバーチャ−（２０）か
ら外部、例えば光ディスク装置の光学系に供給される。

この図においては、前記コリメートレンズ（１０）は円
筒状の形状であって、前記ホルダー（１８）に設けられ
た円筒孔（１８ａ）に挿入固定されている。一方で、前
記複数のプリズム（１６）は、前記ホルダー（１８）中
に穿設された平面孔中（１８ｂ）に接着剤等により配設
固定されている。すなわち、前記円筒孔（１８ａ）及び
平面孔（１８ｂ）が設けられた前記ホルダー（１８）に
おいて、円筒孔（１８ａ）には前記コリメートレンズ（
１０）が挿入固定され、前記平面孔（１８ｂ）には複数
のプリズム（１６）が配設固定されることにより、前記
光源（１４）から発せられる拡散光を所定の径を有する
ビーム光として変換出力するビーム整形ユニットが構成
される。

従って、このような構成を有する従来のビーム整形ユニ
ットによれば、光源（１４）から発せられた光を所定の
径を有するビーム光に変換して出射することが可能であ
る。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような構成を有する従来のビーム整
形ユニットにおいては、ホルダーに設けられた孔中にプ
リズムを配役固定する構成であるため、プリズム固定に
係る孔の加工が困難であり、該加工に係る作業性が低く
、場合によってはプリズムに傷が付き、歩留りが低下す
るという問題点があった。また、一般にプリズムはガラ
ス等により形成されるため高価であり、一方で部品数が
多いため、製造コストが高いという間届点があった。

本発明は、このような問題点を解決することを３題とし
てなされたものであり、組立加工が容易であって製造歩
留りが向上され、安価に製造することが可能なビーム整
形ユニットを提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明は、コリメートレン
ズ及び複数のプリズムを支持するホルダーを、プリズム
を支持するプリズムホルダーと、コリメートレンズを一
支持するレンズホルダーとに嵌合可能に分離形成し、さ
らにプリズムとプリズムホルダーとが透明樹脂により一
体に形成されたことを特徴とする。

［作用］ 本発明においては、コリメートレンズ及びプリズムを支
持するホルダーが、プリズムを支持するプリズムホルダ
ーと、コリメートレンズを支持するレンズホルダーとに
嵌合可能に分離形成されるため、ユニットの組立加工時
には、プリズムホルダーとレンズホルダーとの嵌合によ
り、ユニットが組立てられる。

また、前記プリズムホルダーがプリズムと一体にかつ透
明樹脂により形成され、プリズムのホルダーに対する格
別の取付け加工を行うことなく、プリズムが所定位置に
配設される。

【実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を川いて説明する。

第４図に示される従来例と同一または相当の措成には同
一の符号を付し、説明を省略する。

第１の実施例 第１図には、本発明の一実施例に係るビーム整形ユニッ
トの構成が示されている。

この図においては、コリメートレンズ（１０）は、本発
明の特徴であるホルダー分割に係るレンズホルダー（２
２）により支持されている。このレンズホルダー（２２
）は、同様に本発明の特徴であるホルダー分割に係るプ
リズムユニット（２４）と嵌合可能な円筒孔（２　２　
ａ）を有している。

すなわち、第４図に示される従来例と同様に、レンズホ
ルダー（２２）に設けられた円筒孔（２２ａ）にはコリ
メートレンズ（１０）が挿入固定され、このコリメート
レンズ（１０）の挿入固定に係る円筒孔（２　２　ａ）
の逆側から穿設された他の円筒孔（２２ｂ）には、後述
のプリズムユニット（２４）が挿入固定される。

本発明の特徴であるホルダー分割に係るプリズムユニッ
ト（２４）は、本発明のもう１つの特徴である透明樹脂
一体形成に係るプリズム部（２４ａ）を含んでいる。す
なわち、前記コリメートレンズ（１０）の出射光は、プ
リズムユニット（２４）上に一体に設けられた腹数の（
図においては２個）プリズム部（２　４　ａ）により、
所定の径を有するビーム光に変換され、外部に出射され
る。

第２図には、この実施例に係るビーム整形ユニッ１・の
紹立加工が示されている。この図においては、前紀コリ
メートレンズ（１０）、レンズホルダー（２２）及びプ
リズムユニット（２４）の一部が切欠きされている。

前記プリズムユニット（２４）は、図の矢印方向に前記
レンズホルダー（２２）に挿入固定される。また、前記
プリズムユニット（２４）は、レンズホルダー（２２）
の端部に設けられた切欠きＨ（２２ｃ）により、回動し
ないように前記レンズホルダー（２２）に固定される。

従って、本実施例に係るビーム整形ユニットによれば、
次のような効果を得ることが可能となる。

（１）製造加工時の作業性向上 プリズムが前記プリズム部（２　４　ａ）としてプリズ
ムユニット（２４）と一体に形成されるため、プリズム
の所定位置への配設に係る加工が不要となる。また、前
記プリズムユニット（２４）を、前記レンズホルダー（
２２）に挿入固定することにより、本実施例に係るビー
ム整形ユニットが容易に組立構成される。従って、本実
施例に係るビーム整形ユニットの製造加工時の作業性が
向上する。

（２）歩留りの向上 （１）と同様の理由により、プリズム部（２４ａ）に傷
を付けることなく、製造することが可能であり、従って
製造歩留りが向上する。

（３）製造コストの低減 （１）と同様の理由により、製造に係る加エコストが低
減される。また、例えば第４図に示される従来例におい
ては、プリズム（１６）が別個に構成されていたのと較
べ、本実施例においてはプリズムユニット（２４）のプ
リズム部（２　４　ａ）として該ユニット（２４）と一
体に構成されているため、部品点数が減少し、部品コス
トが低威される。従って、加工コストの低減及び部品コ
ストの低減により、本実施例に係るビーム整形ユニット
を安価に構成することが可能である。

第２の実施例 第３図には、本発明の第２の実施例に係るビーム整形ユ
ニットの構成が示されている。

この図においては、第１の実施例と同様にプリズムユニ
ット（２４）に一体に形成されたプリズム部（２　４　
ａ）は、コリメートレンズ（１０）から出射されるビー
ム光の径を拡大するように配置されている。

すなわち、前記コリメートレンズ（１０）から出射され
たビーム光は、複数の（図においては２個）プリズム部
（２　４　ａ）に入射され、このプリズム部（２　４　
ａ）においては、入射されたビーム光の径が拡大されて
、外部に出力される。

この実施例においても、第１の実施例と同様の効果を得
ることが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明のビーム整形ユニットによ
れば、ホルダーを分割形成し、分割形成された１のホル
ダーを複数のプリズムと一体に形成することにより、製
造加工時の作業性が向上し、製造歩留りが向上し、さら
に安価に製造することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例に係るビーム整形ユニ
ットの構成を示す断面図、第２図は、この実施例に係る
ビーム整形ユニットの組立を示す切欠き斜視図、第３図
は、本発明の第２の実施例に係るビーム整形ユニットの
構成を示す断面図、第４図は、従来のビーム整形ユニッ
トの一構成例を示す断面図である。 図において、（１０）はコリメートレンズ、（１４）は
光源、（２２）はレンズホルダー（２４）はプリズムユ
ニット、（２４ａ）はプリズム部である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光源から発せられるビーム光のビーム形状を整形するコ
   リメートレンズと、前記コリメートレンズにより整形さ
   れたビーム光を拡大または縮小して出射する複数のプリ
   ズムと、前記コリメートレンズ及びプリズムを支持する
   ホルダーと、を有するビーム整形ユニットにおいて、 前記ホルダーが前記プリズムを支持するプリズムホルダ
   ーと前記コリメートレンズを支持するレンズホルダーと
   に嵌合可能に分離形成され、前記プリズムとプリズムホ
   ルダーとが透明樹脂により一体に形成されたことを特徴
   とするビーム整形ユニット。