JPH031579Y2 - - Google Patents

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JPH031579Y2
JPH031579Y2 JP1983020464U JP2046483U JPH031579Y2 JP H031579 Y2 JPH031579 Y2 JP H031579Y2 JP 1983020464 U JP1983020464 U JP 1983020464U JP 2046483 U JP2046483 U JP 2046483U JP H031579 Y2 JPH031579 Y2 JP H031579Y2
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sliding
stile
door
attached
rail
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JP1983020464U
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JPS59126071U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は片引き戸、引違い戸等の引き戸、例
えば網戸の開閉操作を容易にすべく上記引き戸の
框に取り付けられる摺動部材に関し、さらに詳述
すれば引き戸を建て込むときに必要な、上記摺動
部材の取付け高さの微妙な調整作業を不要とし、
しかも引き戸の外れ防止をも考慮した簡素な構造
の摺動部材を提供しようとしている。
〈従来の技術〉 従来、網戸等の引き戸にはその開閉操作を容易
にすべく引き戸の框に戸車が取り付けられてい
る。しかし、この戸車自体の価格も無視できない
上、引き戸を建て込むべきサツシ枠のレールの高
さ寸法のバラツキに応じた戸車の取付け高さの微
妙な調整が引き戸を建て込むときに必要となる。
さらに引き戸の外れ防止に関しても何らかの対策
を講じておく必要がある。
このような要望を満たす戸車及びその取付け治
具(以下、戸車装置という。)として例えば第3
図に示すようなものが製造されている。
即ち、レール3の端面に沿つて転動すべき戸車
2を軸支する一対のガイド板21,21を連結部
23によつて支える保持部22は、引き戸(図示
せず)の上框1に対してボルト締めによつて取り
付けられるが、該上框1には高さ方向に長孔11
が形成されており、該長孔11を利用することに
よつて引き戸を建て込むときの前記高さ調整を行
なうことができるようにこの戸車装置は構成され
ている。また、前記ガイド板21,21はレール
3を摺動自在に挾入させているので、上記戸車装
置は引き戸の外れ防止の効果も発揮する。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかるにこのような戸車装置を用いた場合、戸
車2とレール3との間に異物が噛み込むと戸車2
の回転不良を惹起し、引き戸の開閉操作を行ない
難くなる。また戸車2及びこれを軸支するガイド
板21,21を支える機構が片持ち構造となつて
いるので安定性の上で問題がある。更に引き戸を
建て込むときに行なう前記高さ調整には相当の手
間を要する。
そこでこの考案は、上述したような戸車装置に
代替させるべき摺動部材、即ち引き戸を建て込む
ときに必要な微妙な高さ調整作業を不要とし、し
かも引き戸の外れ防止をも考慮した簡素な構造の
摺動部材を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本考案の引き戸用
摺動部材は、網戸等の引き戸のレールに対向する
框に取り付けられる部材であつて、レールを摺動
自在に挾入させる凹部が形成された摺動部をその
摺動方向に少なくとも二個配設し、該摺動部間に
は、該摺動部を弾力的に支持する板バネ等による
弾性部材を設け、弾性部材の端部は上記摺動部に
連結され、中央部は框へ取り付けられる保持部材
の一部に保持されており、該保持部材は、先端形
状が框を挾持するように彎曲形状とされた板バネ
状の掛装板を装備しており、該掛装板にて框へ取
り付けられるように形成されていることを特徴と
するものである。
〈作用〉 このような構成によれば、摺動方向に少なくと
も二個配設した摺動部を弾力的に支持する弾性部
材の弾性力により、摺動部に形成した凹所はレー
ルに対して常時圧接される。したがつて、引き戸
がレールに沿つて移動されるときには、前記摺動
部はレール上を摺動する。たとえば、レールと摺
動部との間に異物が噛み込んだ場合には、前記弾
性部材の弾性変形により摺動部材とレールとを離
間させることができ、したがつて、引き戸の開閉
が行ない難くなることはない。
さらに、前記弾性部材を弾性変形させつつ引き
戸をサツシ枠内等に建て込むこととし、建て込ん
だ状態で摺動部の凹所にレールが挾入し、この凹
所にレールが当接するようにしておけば、摺動部
の微妙な高さ調整が必要になることもない。しか
も、摺動部の凹所にレールを挾入させるようにし
ているので、引き戸がサツシ枠等から外れること
が防止される。
また、前記弾性部材はその中央部が保持部材に
保持され、そしてこの保持部材は、その先端部が
框を挾持するように彎曲形状とした板バネ状の掛
装板により框に取り付けられるので、本考案の引
き戸用摺動部材の引き戸に対する取付けは、ボル
ト等を用いることなく容易に行なうことができ
る。
〈実施例〉 次いでこの考案の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。
第1図はこの考案に係る摺動部材、特に上框に
取り付けられる摺動部材をレールと共に示す斜視
図であり、第2図はその中央縦断面図である。な
お、第2図においては上記摺動部材の装着状態を
明瞭にするために引き戸10及びその上框1も図
示してある。
41,41はレール3に対して摺動させて用い
る摺動部ある。該摺動部41,41は半円形状の
部分と先端が尖つた略三角形状の部分とが結合し
た形状の側面を有し、レール3よりも厚い厚さを
有する部材である。そして該摺動部41,41に
は、上記側面に平行な溝状の凹部41a,41a
が前記半円形状の部分に、しかもその中央部が最
も桟くなるように形成され、さらに上記凹部41
a,41aの溝深さ方向と直交する方向に側面か
ら略J字状に屈曲した溝41b,41bが形成さ
れている。なお、上記溝41b,41bは、前記
略三角形状の部分に位置するように形成されてい
る。そしてこの摺動部41,41は、半円形状部
分が上方に位置するように、また屈曲した溝41
b,41bがなす文字Jを斜めに倒立させた状態
で、しかも対称的に配置された状態となるように
配設されて用いられる。
上記摺動部41,41の凹部41a,41aに
は、引き戸10をサツシ枠内に建て込んだ状態に
おいてサツシ枠のレール3が摺動自在に挾入さ
れ、しかも凹部41a,41aの最も浅い部分が
レール3の下面に当接されるようになつており、
また溝41b,41bには後述する弾性部材とし
ての板バネ5が嵌入されるようになつている。
上記摺動部41,41の材質としては、アルミ
ニウム等からなるレール3に対する摺動性等を考
虜し、例えばプラスチツク等が用いられるが、該
摺動部41,41は、引き戸10の上部に設けら
れた上框1に対して掛装板7を用いて取り付けら
れる保持部材43に対し、後述する板バネ5によ
つて連結され、一体化されている。なお摺動部4
1,41と保持部材43とが板バネ5の下面に沿
うべき板状の連結部にて直接連結されて一体構造
となつたものを用いてもよい。また上記保持部材
43は、直方体状の部材からなつており、この直
方体状の部材には板バネ5が嵌入されるべき逆V
字状の溝43aが形成されている。さらに直方体
状の保持部材43には、先端形状が上框1を挾持
するように湾曲状とされ、その最先端部がフツク
状に折曲された板バネ状の掛装板7が溶接等の接
着手段によつて装着されており、該掛装板7にて
保持部材43が引き戸10の上框1に取り付けら
れている。また板バネ5は、W字形状部分の両端
に略逆J字状部分が結合された板状の弾性体から
なつており、その性質としては例えば実用性を考
慮してオーステナイト系ステンレス鋼SUS301等
を用いるとよい。該板バネ5は、前述したように
保持部材43の逆V字状の溝43a内に嵌入され
ると共に、その両端部が摺動部41,41の略J
字状の溝41b,41b内に嵌入され、前述した
ように摺動部41,41と保持部材43とを一体
化する。従つて摺動部41,41は引き戸10の
上框1へ取り付けられる保持部材43に対し、弾
力的に支持される構造となつている。また凹部4
1a,41aの最も浅い部分、換言すればその最
上面は、レール3の下面に当接するようになつて
おり、引き戸10をスウイングさせると凹部41
a,41aの最上面はレール3に対して摺動状態
となる。
この考案に係る摺動部材は、上述したように構
成されており、通常、引き戸10の上框1の二個
所に離隔されて装着される。上記摺動部材は、戸
車2をレール3に対して転動させることによつて
引き戸10の開閉操作性を向上させる従来の戸車
装置と異なり、摺動部41,41に形成された凹
部41a,41aの最上面をレール3に対して当
接させ、摺動部41,41を弾力的に支持するた
めの板バネ5の弾性力を利用してレール3に対し
て常時摺動させ、引き戸10の開閉操作を容易に
することとしているので、レール3との間に異物
が噛み込んでも板バネ5が余分に撓むだけであ
り、引き戸10の開閉操作が行ない難くなること
はない。
また、摺動部41,41をその摺動方向に二個
配設しているので、これを支持する機構は安定性
の上で優れている。なお、摺動部は安定性の上か
ら三個以上配設してもよい。さらに摺動部41,
41が板バネ5にて弾力的に支持されているの
で、引き戸10をサツシ枠内に建て込むときに板
バネ5が若干撓むように建て込むこととしておけ
ば、板バネ5の弾性力によつて摺動部41,41
の凹部41a,41aの最上面が常にレール3下
面に当接することとなり、従来必要であつた微妙
な高さ調整作業が不要となる。また摺動部41,
41の凹部41a,41a内にはレール3を摺動
自在に挾入させているので、引き戸10の外れ防
止の効果もある。
なお、上記実施例においては、摺動部材を引き
戸10の上框1へ取り付ける場合について説明し
たが、引き戸10を下框へ取り付ける場合又は上
框及び下框へ取り付ける場合についてもこの考案
を適用することは可能である。
更に上記実施例においては、引き戸10が左右
方向へスウイングする場合について言及したが、
上下方向へスウイングする引き戸についてもこの
考案を適用することは可能である。この場合に
は、摺動部材はレールに対向した左右の縦框に取
り付けられることになる。
〈考案の効果〉 以上詳述したように、この考案に係る引き戸用
摺動部材は、片引き戸、引違い戸等の引き戸の開
閉操作を容易にすべく、従来の戸車装置に替えて
少なくとも二個の摺動部を摺動方向に配設し、こ
の摺動部間に、摺動部を弾力的に支持する板バネ
等による弾性部材を設け、この弾性部材の端部を
摺動部に連結するとともに中央部は框へ取り付け
られる保持部材の一部に保持されようにしたもの
で、この保持部材は、先端形状が框を挾持するよ
うに彎曲形状とされた板バネ状の掛装板を装備し
ており、この掛装板にて框へ取り付けられるよう
に形成されたシンプルな構造としている。これに
より、堅固でかつ簡素な構造のものがコスト安価
に容易に製造でき、また摺動部材の引き戸の上框
等への取付けに際してもボルト等を用いる必要が
なく極めて至便である。しかも引き戸を建て込む
ときに従来必要であつた微妙な高さ調整作業が不
要であり、かつ引き戸の外れ防止も有効に行え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る摺動部材の一例を示す
斜視図、第2図は同じく中央縦断面図、第3図は
従来の戸車装置を示す斜視図である。 1……上框、2……戸車、3……レール、4
1,41……摺動部、41a,41a……凹部、
41b,41b……溝、43……保持部材、43
a……溝、5……板バネ(弾性部材)、7……掛
装板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 網戸等の引き戸のレールに対向する框に取り
    付けられる部材であつて、レールを摺動自在に
    挾入させる凹部が形成された摺動部をその摺動
    方向に少なくとも2個配設し、該摺動部間に
    は、該摺動部を弾力的に支持する板バネ等によ
    る弾性部材を設け、弾性部材の端部は上記摺動
    部に連結され、中央部は框へ取り付けられる保
    持部材の一部に保持されてあり、該保持部材
    は、先端形状が框を挾持するように彎曲形状と
    された板バネ状の掛装板を装備しており、該掛
    装板にて框へ取り付けられるように形成されて
    いることを特徴とする引き戸用摺動部材。 2 上記摺動部材が取り付けられる框は上框であ
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の引
    き戸用摺動部材。 3 上記摺動部材が取り付けられる框は下框であ
    る上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の引
    き戸用摺動部材。 4 上記摺動部材が取り付けられる框は上框及び
    下框である上記実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の引き戸用摺動部材。 5 摺動部を弾力的に支持する弾性部材が板バネ
    である上記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の引き戸用摺動部材。
JP2046483U 1983-02-14 1983-02-14 引き戸用摺動部材 Granted JPS59126071U (ja)

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JP2046483U JPS59126071U (ja) 1983-02-14 1983-02-14 引き戸用摺動部材

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Publication Number Publication Date
JPS59126071U JPS59126071U (ja) 1984-08-24
JPH031579Y2 true JPH031579Y2 (ja) 1991-01-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009007829A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kiyonori Tada 引き戸

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JPH0515075U (ja) * 1991-01-10 1993-02-26 サンデン株式会社 位置情報入力装置

Family Cites Families (1)

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