JPH03157621A - 偏光光源装置 - Google Patents

偏光光源装置

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JPH03157621A
JPH03157621A JP1298122A JP29812289A JPH03157621A JP H03157621 A JPH03157621 A JP H03157621A JP 1298122 A JP1298122 A JP 1298122A JP 29812289 A JP29812289 A JP 29812289A JP H03157621 A JPH03157621 A JP H03157621A
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prism
light source
light
polarized light
beam splitter
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JP1298122A
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Noriji Ooishi
則司 大石
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、ランダムな偏光特性をもった光ビームを直線
偏光に変える偏光光源装置に関する。
[従来の技術] 例えば、液晶プロジェクタ−の光源として、また光源の
映り込みを嫌う照明(ガラス越しの照明や水面を通した
照明等)に直線偏光光源装置が役立つことが知られてい
る。
この様な直線偏光光源装置としては、従来ランダムな偏
光特性の光源(例えばハロゲンランプ、キセノンランプ
、メタルハライドランプ等)と偏光板との組合わせが用
いられており、上記光源からの光を偏光板に通すことに
よって直線偏光が作られている。しかして、この際、偏
光板に入射する光のうち透過光の偏光面と垂直な偏光面
を持つ偏光成分がカットされるため、利用できる光量(
透過光量)は光源光の高々50%である。
この様に、偏光板を用いた偏光光源装置では損失が大き
いという問題点がある。
この損失を避ける方法として、先ず光源光を偏光ビーム
スプリッタ−で2つの直線偏光成分に分け、その一方の
偏光面を90°回転させてから他方に合流させる方法が
考えられる。
この考えを実現した例として、特開昭63−19791
3号公報、実開昭63−187101号公報、特開昭6
3−271313号公報および特開昭63−16862
2号公報に記載のものがある。
上記特開昭63−197913号公報及び実開昭63−
187101号公報に記載のものでは、偏光ビームスプ
リッタ−で分けられた2つの直線偏光成分のうちの一方
を2つの反射面で順次反射させて偏光面を回転させてい
る。この様に反射によって偏光面を回転させることは波
長依存性をもたない点で好ましい、しかしながら、反射
光の光路な確保するために装置のサイズが太き(なり、
好ましくない。
また、上記特開昭63−271313号公報に記載のも
のでは、偏光面の回転に波長板を用いているために、一
般に波長依存性が強く、また装置のサイズは前2件の公
報のものより更に大きくなるため、かなり用途は制限さ
れる。
特開昭63−168622号公報に記載のものでは、偏
光面の回転にTN液晶を用いることにより比較的小型で
且つ極めて簡単な構造で前記の機能を実現している。但
し、液晶層を通過する際に光の減衰が若干ある点が問題
であり、またTN液晶の製作手段が必要とされる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、ランダム偏光の光源を用いて直線偏光
を作る゛偏光光源装置であって、(a)小型である (b)効率が高い (c)製作が容易である の条件を満たすものを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明の請求項1記載の偏光光源装置は、光源と、該光
源から発せられる光を2方向に分岐する第1のプリズム
と、該第1のプリズムからの2つの分岐光のそれぞれに
ついてp偏光成分光及びS偏光成分光の一方を反射させ
且つ他方を透過させる偏光ビームスプリッタ−と、該偏
光ビームスプリッタ−からの反射光を入射させ偏光面が
90’回転した反射光成分を得るプリズム反射面と、該
プリズム反射面による反射光が上記偏光ビームスプリッ
タ−を透過した光と上記第1のプリズムからの分岐光の
うち直接偏光ビームスプリッタ−を透過した光との進行
方向を揃えるための第2のプリズムとを有し、上記プリ
ズム反射面は多数の反射鏡面が隣接するものどうし互い
に直交して該隣接反射鏡面により形成される稜線と直交
する方向に多数配列されてなり、該プリズム反射面は入
射光の偏光面に対し上記反射鏡面配列方向が45°の角
度をなす様に配置されていることを特徴とする、偏光光
源装置、 である。
この様な請求項1に記載の偏光光源装置のうちで、特に
小型化に有利なものとして、請求項2に記載の、 請求項1に記載の偏光光源装置の構成要素の第1のプリ
ズム及び第2のプリズムのうちの少なくとも一方の代わ
りに、片面にプリズム列が形成されたプリズム形成板を
用いてなる、偏光光源装置、 がある。
更に、より一層の小型化と軽量化とを達成可能なものと
して、請求項3に記載の、 請求項1または2に記載の偏光光源装置の構成要素の偏
光ビームスプリッタ−として、2枚の透明板の間に偏光
膜が挟持されており各透明板の外面側に面法線と45°
の角度をなし互いに直交する2つの面をもつプリズムが
複数並列配置されて形成されている偏光ビームスプリッ
タ−を用いてなる、偏光光源装置、 がある。
更に、請求項4はこれらの偏光光源装置に使われている
プリズム反射面を、イ波長板と平面鏡とを組み合わせた
ものに置き換えたもので、その働きは同じであるが、効
率や波長特性など、性能的には若干具なるものである。
また、請求項5は、上記プリズム反射面の前に位相板を
配置することによって、本発明の効率をより高めたもの
である。
[作用] 本発明の偏光光源装置は、光源からの光を第1のプリズ
ムで2方向に分岐し、2つの分岐光のそれぞれについて
、偏光ビームスプリッタ−で2つの直線偏光成分に分け
、その一方の偏光面を90°回転させた後に他方に合流
させるものであり、偏光面回転のための手段としてプリ
ズム反射面、ないしは1/4波長板と平面鏡との組み合
わせ、ないしはプリズム反射面の前に位相板を配置した
ものを用いるものである。
第1O図はプリズム反射面での反射で偏光面が90”回
転した成分が得られる様子を示す原理図である。
面12aに入射した直線偏光光lOは、面12aに平行
な電場ベクトルの成分Fsと垂直な成分Fpとに分けら
れるが、面12a、12bが完全導体の反射面であれば
、12a、12bで反射した光11の成分Fp”の向き
が反転し結果として10に対して11は偏光面が90°
回転した光となる。
しかしながら、実際には完全導体の反射面は存在せず、
一般にFs’ とFp’ との間に位相差Δを生じ、ま
た両者の振幅も異なり、反射光11は楕円偏光になる。
従って、この楕円偏光の偏光面が入射光のそれと直交す
る成分のみが有効である。ここで、Δは小さいほど完全
導体の面に近く効率も高い。
第9図にプリズム反射面の一例を示す。
基板14の片面に多数の反射鏡面が形成されており、隣
接する反射鏡面どうしは互いに直交しており、該隣接反
射鏡面により形成される稜線と直交する方向dに多数の
反射鏡面が配列されている。該反射鏡面は基板面の法線
方向Uに対し、たとえば45@をなす、ここで、隣接反
射鏡面の直交する条件は法線方向Uに沿って入射した光
が該法線方向Uに沿って反射するために必要な条件であ
り、また該反射鏡面が法線方向Uとなす角は45°とす
るのが効率の面で最も好ましい。
上記反射鏡面は、基板14の片面に所定の形状を形成し
た後に蒸着や鍍金により金属層を形成すること、あるい
は誘電体多層膜の形成により得ることができ、基板14
として透明材料を用いれば、平面の側を入射面とし、プ
リズム面を裏面鏡として使うことができる。更に、基板
14の屈折率が1丁より大きければ、プリズム面を全反
射面として使うこともできる。金属層あるいは誘電体多
層膜による反射鏡面では、金属の種類や膜厚、多層膜の
設計の違いにより前述の位相差Δはまちまちであるが、
プリズムの全反射を使う場合には屈折率から計算でき、
−例として屈折率が1.49の場合(ポリメチルメタク
リレート)にはΔ=70°である。これから、偏光面の
90@回転した成分は67%となるが、全反射は100
%近い反射率が得られることから、反射面での効率はほ
ぼ67%となる。
次に、残液長板を使って偏光面を90°回転させる方法
について説明する。第11図は残液長板を使った反射面
の例であり、反射鏡15の前に残液長板16を置いて構
成される。入射光17は反射鏡15で反射する前後に残
液長板16を通過することによって偏光面を90’回転
した反射光18となる。
ここで用いる反射鏡は金属ミラーでもよいし、誘電体多
層膜を使ったものでもよい、また、波長板の片面に金属
ミラーないし誘電体多層膜を形成して反射面としてもよ
い。
この方法では、波長板を用いるために、偏光面が90°
回転した反射光の得られる効率は強い波長依存性をもち
、白色光を用いる場合には好ましくない、この波長依存
性を小さくするために、異なる波長分散をもつ複屈折材
料を合わせてなる色消し波長板を用いてもよい。
請求項5の方法は上記2つの手段をあわせて用いること
によって、より効率よく偏光面の回転を行うものである
第12図は位相板19とプリズム反射面20を用いた請
求項5の反射面の例である。プリズム反射面による反射
では、反射光の各成分Fs’ とFp’ との位相差Δ
が0でないため反射光が楕円偏光になるが、同じ大きさ
で符号が逆の位相差−Δを位相板19によって作り、結
果として位相差を打ち消し、偏光面が90°回転した直
線偏光を得る0位相板19は反射前後に通過するため、
レタデーションが−Δ/2になるようなものを使えばよ
い。
この場合には、位相板で与えるべき位相差が比較的小さ
くてすむため、全体での波長依存性は小さく、白色光に
も十分適用できる。プリズム反射面は前述のものならど
んなものでも使うことができるが、中でも反射率が高く
Δの計算が容易な全反射プリズムを使うのが最も好まし
い0例えば、上記ポリメチルメタクリレートのプリズム
を使う場合にはΔ=700であるから、35°のレタデ
ーションを与える位相板を使って、可視光全域にわたっ
て極めて高い効率が容易に得られる。
以上の様なプリズム反射面は十分に薄くすることができ
るので、装置の小型化及び軽量化が可能となる。
また、請求項3において用いる偏光ビームスプリッタ−
は、従来のプリズムビームスプリッタ−の2つの直角プ
リズムを複数のプリズムが形成された透明板で置き換え
たものに相当し、これにより軽量化が達成できる。
尚、この偏光ビームスプリッタ−は例えば前に挙げた特
開昭63−197913号公報、実開昭63−1871
01号公報、特開昭63−271313号公報および特
開昭63−168622号公報の同様の用途にも使用で
きるものである。
[実施例J 以下、実施例を用いて本発明を説明する。尚、以下でい
うプリズム反射面を残液長板と平面鏡とを組み合わせた
ものに置き換えたもの、及びプリズム反射面の前に位相
板を配置したものが、それぞれ請求項4,5の実施例と
なる。
第13図及び第14図はいずれも請求項1の実施例の平
面図である。
第13図の実施例において、光源5からの光は曲面鏡6
で平行光とされ、プリズム21で2方向に分岐され、2
つの分岐光はそれぞれミラー型偏光ビームスプリッタ−
3に入射し、該入射光のうちp偏光成分(図中、実線で
示されている)は偏光ビームスプリッタ−3を透過し、
プリズム22で屈折して出射する。一方、S偏光成分(
図中、点線で示されている)は偏光ビームスプリッタ−
3で反射し、更にプリズム反射面4で反射し、該反射の
際に偏光面が90°回転した成分を得、p偏光となって
再び偏光ビームスプリッタ−3に達し、今度はここを透
過し、プリズム22で屈折して出射する。上記4つの出
射光は隣接しているため、1つの直線偏光光ビームとし
て利用することができる。
次に、第14図はプリズム型偏光ビームスプリッタ−1
3を用いて上記第13図のものと同様の効果を得る実施
例であるが、偏光ビームスプリッタ−がプリズム型であ
るために、1対の反射鏡23を用いてプリズム22への
光入射を図っている。
第1図〜第3図、第15図及び第16図はいずれも請求
項2の実施例の平面図であり、第6図は第1図の偏光光
源装置の斜視図である。
請求項2の偏光光源装置は、第13図及び第14図の装
置における第1のプリズム21及び第2のプリズム22
のうちの少なくとも一方をプリズム形成板に置き換えて
、装置の小型化を達成するものである。
第1図の実施例は第13図の実施例のプリズム21.2
2をそれぞれプリズム形成板2.1で置き換えたものに
相当し、第15図の実施例は第14図の実施例のプリズ
ム21.22をそれぞれプリズム形成板2.1で置き換
えたものに相当する。
上記プリズム形成板2は、偏光ビームスプリッタ−3,
13側の面が平面であり、その反対側の面が上記第13
図または第14図のプリズム21と相似形の小プリズム
を多数並列配置した形態のものである。上記プリズム形
成板lは、偏光ビームスプリッタ−3,13側の面が平
面であり、その反対側の面が上記第13図または第14
図のプリズム22と相似形の小プリズムを多数並列配置
した形態のものである。
第1のプリズム及び第2のプリズムのうちの一方をプリ
ズム形成板で置き換えても小型化の効果はあるが、両方
のプリズムを置き換えた方が小型化の効果が大きいこと
は明らかである。
ところで、第1図〜第3図、第13図〜第16図に示さ
れる様にX軸及びY軸をとれば、出射光が平行光となる
ためには、第2のプリズム(出射側プリズム)22また
はプリズム形成板1の各小プリズムの面がX軸となす角
度は、第17図に示される様に入射光24の入射角なβ
としプリズムの屈折率をnlとして、下記式(1) で求められるθ、に等しくなければならない。
J’l+が大きいほどθ、も大きくなることがわかる。
一方、θ1が大きすぎると第17図(a)の様に損失光
25を生ずるので好ましくない、第17図(b)の様に
、屈折光がプリズムの一方の面に平行になる角度θ。以
下であることが好ましい。
該角度θ。は下記式(2)で求められる。
θo =cos−’((1+ fF■7)/4n+) 
・・・(2)更に、第1のプリズム(入射側のプリズム
)21またはプリズム形成板2の各小プリズムの面がX
軸となす角度θ1が小さすぎると、第18図(a)の様
に損失光25を生ずるので好ましくない、第18図(b
)の様に、屈折光がプリズムの一方の面に平行になる角
度θ。゛以上であることが好ましい、該角度θ。°は、
プリズムの屈折率をn露として、下記式(3)で求めら
れる。
θo’ = cos−’ ((1+ rF■7)/4n
*) @ @ @ (3)以上のことから、プリズム形
成板1,2の屈折率が等しい場合には、θ。=θ。°=
θ8=θ、とするのが、効率的には最もよく、またプリ
ズム形成板1.2の屈折率が異なる場合には、n+<n
諺として、上記条件を満たす様に、θ1.θ。
を決めることができる。
第1図〜第3図及び第13図の実施例の様に、ミラー型
の偏光ビームスプリッタ−を使った装置では、入射角β
をある程度自由に設定することができ、第1図はβ=4
5°の実施例であり、第2図はβ〉45°の実施例であ
り、第3図はβく45°の実施例である。
一方、・第14図〜第16図の様に、プリズム型の偏光
ビームスプリッタ−を用いる場合にはβ=45°とする
のが好ましい、従って、第18図において、 これから、n、≧1,54であることが望まれることが
わかる。
第1図と第15図とを比較すれば明らかな様に、小型化
の点では、ミラー型の偏光ビームスプリッタ−を使った
ものがプリズム型の偏光ビームスプリッタ−を使ったも
のに勝っている。尚、第15図の装置では、プリズム形
成板2からの光のうち、最初に偏光ビームスプリッタ−
13を通過した成分が外側から、またプリズム反射面4
で反射した後に偏光ビームスプリッタ−3を通過した成
分が中心付近から出射するために、両者の強度や色の違
いが出射面上にはっきりと表れることがある。これを避
けるためには、第16図の様にプリズム形成板lの位置
を変えればよいが、装置は大きくなる。
上記第1図〜第3図及び第13図の実施例に用いられる
ミラー型偏光ビームスプリッタ−は、透明な板の上に光
学薄膜を多層にコートしたもので、S偏光成分とp偏光
成分の反射率が異なることを利用してこれらを分離する
ものである。このタイプは軽量である点では優れている
が、波長幅が狭いため、単色光のみに使用が限定される
1通常の誘電体多層膜ビームスプリッタ−にも若干の偏
光特性がある(S偏光成分:p偏光成分+2=8程度)
ため、これを広帯域の偏光ビームスプリッタ−として使
うのもよいが、効率的には次のプリズム型にかなり劣る
ものである。
上言己第14図〜第16図の実施例に用いられているプ
リズム型偏光ビームスプリッタ−は、2つの直角プリズ
ムを偏光多層膜をはさんで貼り合わせた構造のもので、
はぼ可視光全域をカバーする広帯域のものができ、白色
光に適用できるが、軽量性についてはミラー型に劣る。
尚、ここでいう偏光多層膜とは、屈折率の高い物質と低
い物質とを屈折角がブリュースター角になる様に交互に
積層させてなる誘電体多層膜である。
この様に、プリズム型の偏光ビームスプリッタ−を使用
したものは性能的に有利である反面、その形状のため小
型、計量化が困難であるが、この問題点を解消し、プリ
ズム型偏光ビームスプリッタ−の偏光原理を上記第1図
〜第3図及び第13図の実施例と同様の装置に適用する
ことを可能にしたものが請求項3である。
第4図は請求項3に記載の偏光光源装置の実施例の平面
図であり、偏光ビームスプリッタ−7には第8図のもの
を用いている。これは、直角プリズム列を形成した透明
板の間に偏光多層膜9を形成したものであり、該偏光多
層膜9はプリズム型偏光ビームスプリッタ−のそれと同
じものである。透明板上に形成されたそれぞれのプリズ
ムの面がプリズム型偏光ビームスプリッタ−の入射面、
反射面、出射面と同じ働きをして、結果的にプリズム型
偏光ビームスプリッタ−と同じ機能を示す、この様なも
のはレーザー光の様なコヒーレント光に適用される場合
には、そのコヒーレンスを乱し好ましくないが、本用途
の様にインコヒーレントな光源に用いるには問題がない
、また、第4図から分る様に、入射角β=45°で使用
し、上記ミラー型とほぼ同じ使い方ができる。
第5図は請求項2の実施例であり、同時に請求項3の特
殊な例でもある。
ここでは、・第7図に示される様な、導光体が一体化さ
れた偏光ビームスプリッタ−8が用いられている。第4
図の実施例との違いは、該偏光ビームスプリッタ−8の
入射面がプリズム形成板2にほぼ接する位置まで近づき
、装置内の光路の殆どが偏光ビームスプリッタ−8の内
部とされていることである。尚、偏光ビームスプリッタ
−8の光入射プリズム面の位置は、第5図に示される位
置でなくともよく、第4図に示される位置との中間的な
位置であってもよい。
尚、第7図に示されているものを含めて請求項3の偏光
ビームスプリッタ−の製作方法は基本的にプリズム型偏
光ビームスプリッタ−と同じであり、プリズムを有する
一方の透明ブロックに偏光多層膜を蒸着などによって形
成し、もう一方の透明ブロックに接着すればよい。
本発明の説明図には、光源に曲面ミラーを使ったビーム
光源を用いたが、レンズを用いたビーム光源であっても
、全く同様であることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明による偏光光源装置は、ラン
ダム偏光の光源から小型の簡単な装置を使って、直線偏
光の光を効率よく作ることを可能にした。
射面の説明図であり、第10図は該プリズム反射面によ
って反射光の偏光面が90°回転する様子を示す原理図
である。
第11図及び第12図はそれぞれ電波長板と平面鏡との
組み合わせによる反射面、及びプリズム反射面の前に位
相板を配置した反射面の例である。
第17図及び第18図はいずれもプリズム形成板におけ
る光通過状態を示す図である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図、第13図〜第16図はいずれも本発明
の偏光光源装置の平面図である。 第6図は本発明の偏光光源装置の斜視図である。 第7図及び第8図はいずれも本発明偏光光源装置で用い
る偏光ビームスプリッタ−の説明図である。 第9図は本発明において使用されるプリズム反1.2・
・・プリズム形成板、 3・・・ミラー型偏光ビームスプリッタ−4,20・・
・プリズム反射面、 5・−・光源、  6・・・曲面鏡、 7.8・・・偏光ビームスプリッタ− 9・・・偏光多層膜、   10.17・・・入射光線
、11.18・・・出射光線。 12a、12b−反射鏡面、 13・・・プリズム型偏光ビームスプリッタ−15,2
3・・・平面鏡、   16・・・電波長板、19・・
・位相板。 24・・・入射光、 21.22・・・プリズム、 25・・・損失光。 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源と、該光源から発せられる光を2方向に分岐
    する第1のプリズムと、該第1のプリズムからの2つの
    分岐光のそれぞれについてp偏光成分光及びs偏光成分
    光の一方を反射させ且つ他方を透過させる偏光ビームス
    プリッターと、該偏光ビームスプリッターからの反射光
    を入射させ偏光面が90゜回転した反射光成分を得るプ
    リズム反射面と、該プリズム反射面による反射光が上記
    偏光ビームスプリッターを透過した光と上記第1のプリ
    ズムからの分岐光のうち直接偏光ビームスプリッターを
    透過した光との進行方向を揃えるための第2のプリズム
    とを有し、上記プリズム反射面は多数の反射鏡面が隣接
    するものどうし互いに直交して該隣接反射鏡面により形
    成される稜線と直交する方向に多数配列されてなり、該
    プリズム反射面は入射光の偏光面に対し上記反射鏡面配
    列方向が45゜の角度をなす様に配置されていることを
    特徴とする、偏光光源装置。
  2. (2)請求項1に記載の偏光光源装置の構成要素の第1
    のプリズム及び第2のプリズムのうちの少なくとも一方
    の代わりに、片面にプリズム列が形成されたプリズム形
    成板を用いてなる、偏光光源装置。
  3. (3)請求項1または2に記載の偏光光源装置の構成要
    素の偏光ビームスプリッターとして、2枚の透明板の間
    に偏光膜が挟持されており各透明板の外面側に面法線と
    45゜の角度をなし互いに直交する2つの面をもつプリ
    ズムが複数並列配置されて形成されている偏光ビームス
    プリッターを用いてなる、偏光光源装置。
  4. (4)請求項1〜3のいずれかに記載の偏光光源装置の
    構成要素のプリズム反射面の代わりに、1/4波長板と
    平面鏡との組み合わせを用いてなる、偏光光源装置。
  5. (5)請求項1〜3のいずれかに記載の偏光光源装置の
    構成要素のプリズム反射面の前に位相板を配置してなる
    、偏光光源装置。
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JP1298122A Pending JPH03157621A (ja) 1989-10-13 1989-11-16 偏光光源装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06337413A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Asahi Glass Co Ltd 液晶表示装置
JPH0720466A (ja) * 1993-06-29 1995-01-24 Asahi Glass Co Ltd 照明装置および液晶表示装置
JPH0749496A (ja) * 1992-10-09 1995-02-21 Asahi Glass Co Ltd 照明装置及び液晶表示装置
JPH07270792A (ja) * 1994-03-31 1995-10-20 Enplas Corp 偏光変換手段を備えた偏光化機能付面光源装置
USRE38305E1 (en) 1992-10-09 2003-11-11 Asahi Glass Company Ltd. LCD device including an illumination device having a polarized light separating sheet between a light guide and the display
JP2006106687A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Au Optronics Corp 偏光光学装置及び液晶ディスプレイモジュール

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