JPH03157429A - ポリアミドイミド樹脂 - Google Patents

ポリアミドイミド樹脂

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JPH03157429A
JPH03157429A JP29659789A JP29659789A JPH03157429A JP H03157429 A JPH03157429 A JP H03157429A JP 29659789 A JP29659789 A JP 29659789A JP 29659789 A JP29659789 A JP 29659789A JP H03157429 A JPH03157429 A JP H03157429A
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Tomoharu Kurita
智晴 栗田
Toru Wada
通 和田
Keiichi Uno
敬一 宇野
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリアミドイミド樹脂に関する。更に具体的に
は耐熱性や機械的性質、電気的性質に優れたポリアミド
イミド樹脂系のフィルム、繊維、その他の成形物であっ
て、電気、□電子部品、宇宙航空用構造材、機械部品な
どの工業用、産業用資材を提供しようとするものである
(従来の技術) ポリアミドイミド樹脂はその電気的性質、機械的性質、
耐熱性が優れている為、耐熱性フィルムとして利用され
ている。しかし、例えばプリント配線板用の基板フィル
ム、カバーレイフィルムとして使用する場合、260℃
以上の半田浴や、330℃以上の手半田耐熱性、熱圧着
に耐え、又熱膨張係数も小さくなければならないが、現
在知られているポリアミドイミドフィルムにはこの様な
半田耐熱性はない。又強化繊維として用いるにはヤング
率が不足している。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決する為に本発明者らは鋭意研究の結果
、特殊な構造のポリアミドイミド樹脂を見出した。
この樹脂を用いることにより、溶融成形性(加工性)や
溶液成形性(加工性)を有し、耐熱性、機械的性質の優
れた成形物を得ることができるのである。
即ち、本発明は、酸成分として、トリメリットM’A基
100〜60モル%とトリメリット酸以外の他の芳香族
多官能カルボン酸残基0〜40モル%アミン成分として
、下記構造式(I)のアミン残基95〜70モル%と(
1)以外の芳香族ジアミン残基5〜30モル%を含有す
ることを特徴とするポリアミドイミド樹脂である。
Rt   R2 (但し、R11R2は水素、炭素数1〜4のアルキル基
であって、R1とR2は同じでもよい。)本発明のポリ
アミドイミド樹脂の製造は通常の方法で合成することが
できる。例えばインシアネート法 酸クロライド法 のいずれも適用可能である。
イソシアネート法で用いる原料としては無水トリメリッ
ト酸、3.3’ −ジメチル−ジフェニル−4,4’−
ジイソシアネート、3.3′−ジエチル−ジフェニル−
4,4′−ジイソシアネートなどがある。(1)式で示
されるアミン残基を70〜95モル%含有するポリアミ
ドイミド樹脂において、他の共重合可能な構造単位を形
成することができる単量体を酸成分、アミン成分の形で
下記に例示する。
アミン成分としては、p−フェニレンジアミン、m−フ
ェニレンジアミン、4.4’−ジアミノジフェニルエー
テル、4.4’ −ジアミノジフェニルメタン、4.4
’−ジアミノ−ジフェニルスルホン、4.4’−ジアミ
ノベンゾフェノン、2゜2′−ビス(4−アミノフェニ
ル)プロパン、2゜4−トリレン−ジアミン、2.6−
)リレンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシ
リレンジアミン、イソホロン、ヘキサメチレン−ジアミ
ンなどが挙げられる。
酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、4.4
′−ビフェニルジカルボン酸、ピロメリット酸、3.3
’ 、4.4’ −ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
3.3’ 、4.4’ −ビフェニルスルホンテトラカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマ
ール酸、ダイマー酸、スチルベンジカルボン酸などが挙
げられる。又、アミン成分として、これらのイソシアネ
ート、酸成分として、これらの酸無水物や酸塩化物が利
用できる。例えば、インシアネートとしては、2−4−
トリレンジイソシアネート、4.4’ −ジフェニルメ
タンジイソシアネート、酸無水物としては、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸無水物、ジフェニルスルホンテト
ラカルボン酸無水物、ビフェニルテトラカルボン酸無水
物などが好ましい。
本発明の特徴は、(I)式で示されるアミン残基を70
〜95モル%、好ましくは75〜90モル%含有させる
点にある。この理由はフィルム、繊維などの成形物の耐
熱性、熱膨張係数、力学的性質における本発明の優位性
が発揮されるに必要な最小量を意味する。即ち、70モ
ル%未溝では半田耐熱性、弾性率が十分に満足されない
。一方、フィルム、繊維、その他の成形品に加工する為
の溶融成形(加工)性や溶液成形(加工)性の点から、
(■)の構造式以外の単位を5〜30モル%の範囲で導
入する。
本発明のポリアミドイミド樹脂の極限粘度はN−メチル
−ピロリドン−2中の30℃で測定し、0.3〜2−5
 dl/g1好ましくは1.0〜2.0dl/gである
。又、性能、機能、加工性などを更に賦与、改良する目
的でポリアミドイミド相順と他の樹脂、充填剤、添加剤
、滑剤、安定剤などを適宜、混合し、あるいは/および
反応させて使用できる。この場合、成形品中で、本発明
のポリアミドイミド樹脂が占める割合は60重量%以上
、好ましくは、90重量%以上である。特に好ましい態
様は低分子量多官能エポキシ化合物や多官能イソシアソ
ート化合物による変性や架橋、あるいはンリコーン樹脂
、弗素樹脂による変性、少量の無機微粒子(SiOa、
’rio2.CaCO3等)の混合、遊離基反応性モノ
マーの添加などである。
本発明の樹脂の成形加工法は従来公知の方法(溶液キャ
スティング、乾式紡糸、湿式紡糸、ゲル紡糸、溶融キャ
スティング、溶融紡糸、溶融成形、射出成形など)の適
用が可能である。溶液成形に用い得る溶媒としてはジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン−2、ジメチルスルホキシド、ジメチル尿素
などの極性溶剤を挙げることができるが、これらと併用
して、トルエン、キシレンなどの炭化水素系、アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン系、エチルセロソルブ、ジエ
チレングリコール−ジメチルエーテル、ジオキサンなど
のエーテル系の溶剤を混合して使用することもできる。
溶融成形、射出成形温度としては330〜450℃であ
る。
成形物の形態には、特に限定はないがフィルム(厚さ2
〜200μm)、繊維(0,1〜10デニール)、中空
繊維、パイプ、ボトル他の成形品である。
用途についても特に限定はないが、自動車、化学プラン
ト、航空/宇宙、機械、電気/電子用の部品、素材とし
て使用できる。特に好ましい用途は電気絶縁材としてフ
レキシブルプリント配線板のベース材、カバー材への適
用であり、銅箔などの金属箔上へ直接、フィルムを形成
する形態が適している。
(作用) 本発明樹脂の特徴は特定のポリアミドイミド構造単位を
有するめに得られるのであり、この樹脂を使用すること
により、半田耐熱性、熱膨張係数などの熱的性質、力学
的・機械的性質などが従来品に比し優れている。これは
その−次構造、更には高次構造に由来するものと思われ
る。
(実施例) 以下、実施例および比較例により更に説明するが、これ
ら実施例により本発明が、限定されるものではない。
実施例 1 反応容器に無水トリメリット酸19.21g(0,1モ
ル)、2.4−)リレンジイソシアネート3.48g 
(0,02モル)、ビトリレンジイソシアネー)21.
14g (0,08モル)、N−メチル−2−ピロリド
ン200gを仕込み、かく拌しながら、200℃まで約
1時間で昇温した。その後、200℃で約5時間かく拌
し、反応を停止した。得られたポリマーの対数粘度は、
N−メチル−2−ピロリドン中、0.5g/dlの濃度
で1.83であった。
上記のポリアミドイミド溶液を厚さ100μmの離型性
ポリエステルフィルム上に乾燥後の厚みが30μmとな
る様流延塗布し、100℃で5分、150℃で30分乾
燥し、該離型性フィルムからはく離した。この後、溶媒
を完全に除去する為、減圧下に200℃で約3時間加熱
した。
この様にして得られたポリアミドイミドフィルムについ
て、各種の評価を次に記載する方法により測定した。測
定結果を表−1に示す。
(1)  引張り試験 フィルム巾15龍、長さ100mm1厚さ30μmの試
料を20mm/分の引張り速度で測定した。
■ 熱膨張係数 TMA (熱機械分析)装置にて、加重1g/3■■(
幅)×30μm(厚さ)昇温速度10℃/分の条件で測
定した。
■ 零強度温度 幅51箇、厚さ30μmのフィルムを直径1龍の金属棒
に巻きつけ、フィルム下部から3gの荷重で引張った時
、サンプルが落下する温度を測定した。
実施例 2〜5および比較例1.2 実施例 1 において、 樹脂組成を表 1の様にし、 各種性能評価を行った。
結果を表1 にボす。
(発明の効果) 本発明の樹脂は、特定構造のポリアミドイミド樹脂であ
るため、耐熱性でかつ加工性に優れる。
したがって、本発明のポリアミドイミド樹脂を用いた成
形物、特にフィルムや繊維は、耐熱性、機械的特性およ
び電気特性に優れるため、フレキシブルプリント配線板
用途や強化繊維などの工業用、産業用資材として有用で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸成分として、トリメリット酸残基100〜60
    モル%とトリメリット酸以外の他の芳香族多官能カルボ
    ン酸残基0〜40モル%、アミン成分として、下記構造
    式( I )のアミン残基95〜70モル%と( I )以外
    の芳香族ジアミン残基5〜30モル%を含有することを
    特徴とするポリアミドイミド樹脂。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、R_1、R_2は水素、炭素数1〜4のアルキ
    ル基であって、R_1とR_2は同じでもよい。)
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