JPH03156166A - 高圧燃料噴射装置 - Google Patents

高圧燃料噴射装置

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Publication number
JPH03156166A
JPH03156166A JP29336589A JP29336589A JPH03156166A JP H03156166 A JPH03156166 A JP H03156166A JP 29336589 A JP29336589 A JP 29336589A JP 29336589 A JP29336589 A JP 29336589A JP H03156166 A JPH03156166 A JP H03156166A
Authority
JP
Japan
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coil
valve body
chamber
injection
armature
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Pending
Application number
JP29336589A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Yoshida
武雄 吉田
Minoru Suzuki
実 鈴木
Giichi Nakamura
義一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP29336589A priority Critical patent/JPH03156166A/ja
Publication of JPH03156166A publication Critical patent/JPH03156166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M47/00Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
    • F02M47/02Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
    • F02M47/027Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、例えば高速ディーゼルエンジンに好適の高圧
燃料噴射装置に関し、特に1を磁コイルによって開閉弁
体等を移動させるようにした場合の、残留磁力、燃料に
よる吸い付き力に起因する作動遅れ1作動開始タイミン
グのばらつきを軽減できるようにした磁気回路の改善に
関する。
C従来の技術〕 例えば高速ディーゼルエンジンに採用される高圧燃料噴
射装置として、いわゆる蓄圧式のものがある(例えば特
開平1−36971号公fg参照)、この蓄圧式燃料噴
射装置は、例えば以下の構造を有している。即ち、ケー
シング内を仕切壁で蓄圧室とコイル室とに画成し、仕切
壁に小空間からなる背圧室を形成するとともに、該背圧
室を連通孔で上記蓄圧室に、細孔で上記コイル室にそれ
ぞれ連通させる。そして上記蓄圧室内に先端で噴射口を
開閉する噴射弁体をばねで閉方向に付勢して配置すると
ともに該噴射弁体の後端を上記背圧室に臨ませ、上記細
孔を上記コイル室内に配置された開閉弁体を存する噴射
制御用itmコイルで開閉する構造になっている。
上記蓄圧式噴射装置では、上記開閉弁体で細孔を閉じる
ことにより噴射弁体の後端面に背圧が作用し、該背圧、
燃料圧、及び上記付勢力の合成力により噴射弁体が閉側
に付勢されて噴射口を閉しる。一方、噴射制御用W磁コ
イルで開閉弁体を吸着して上記細孔を開けることにより
上記背圧が除去され、該噴射弁体が燃料圧により付勢ば
ねの付勢力に抗して後退されて噴射口を開く。
また本願出願人は、上記噴射弁体を大、小リフトに切り
換え可能なリフト量規制構造を捉案している(特願昭6
3−259563号参照)、これば噴射弁体に係上部を
形成し、これに当接するリフト規制部材を設けるととも
に、該規制部材を進退させるリフト1!磁コイルを設け
、リフト規制部材を当接位置に前進させることによって
リフトIを小リフトに規制するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ことろがその後の実験研究により、上記tmコイルによ
って開閉弁体、リフト規制部材を吸着するようにした場
合、該′Tlj、磁コイル全コイルて上記開閉弁体体で
細孔を閉じる閉動作、あるいはリフト規制部材を非規制
位置に戻す復帰動作において動作開始タイミングのばら
つき、あるいは動作開始遅れが生じ易いことが判明した
。これは電磁コイルをオフした場合の残留磁力、あるい
は燃料の存在による吸い付き力に起因するものと考えら
れる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、上記残留磁
気、吸い付き力を抑制することにより、開閉弁体の閉動
作、リフト規制部材の復帰動作のばらつき、遅れ時間を
大幅に削減でき、結果的に噴射制御精度を向上できる高
圧燃料噴射装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本願第1項の発明は、ケーシング内を蓄圧室とコイル室
とに仕切壁で画成し、該仕切壁に細孔。
連通孔でそれぞれ上記コイル室、蓄圧室に連通する背圧
室を形成し、上記蓄圧室内に先端部で噴射口を開閉する
噴射弁体を配設するとともにこれの後端部を上記背圧室
に臨ませ、上記コイル室内の開閉弁体で上記細孔を開閉
することにより噴射弁体を進退させるようにした高圧燃
料噴射装置において、上記tMiコイルのコイル本体を
収容するコイルホルダと上記開閉弁体のアーマチャとの
対向面の少なくとも何れか一方に段部を形成し、アーマ
チャ吸着時における磁気回路を実質的に遮断する隙間を
上記対向面間に生じさせたことを特徴としている。
また本願第2項の発明は、リフト量を2段階に切り換え
るようにした高圧燃料噴射装置であって、上記噴射弁体
に係止部を形成し、該係止部と選択的に当接して噴射弁
体のリフト量を規制するリフト規制部材を設けるととも
に、該リフト規制部材を上記係止部と当接するリフト量
規制位置に移動させるリフト電磁コイルを設け、該リフ
ト電磁コイルのコイル本体を収容するコイルホルダと上
記リフト規制部材のアーマチャとの対向面の少なくとも
何れか一方に段部を形成し、アーマチャ吸着時4二おけ
る磁気回路を実質的に遮断する隙間を対向面間に生しさ
せたことを特徴としている。
ここで上記段部は、コイルホルダ又はアーマチャの何れ
か一方又は両方の軸心側又は周縁側の何れに設けても良
く、要はアーマチャ吸着時における磁気回路を実質的に
遮断する隙間、つまり磁気抵抗の極めて大きい部分がで
きるようにすれば良い。
〔作用〕
本発明に係る高圧燃料噴射装置によれば、噴射制御用電
磁コイルのコイルホルダと開閉弁体用アーマチャとの対
向面間、あるいはリフト制御用電磁コイルのコイルホル
ダとリフト規制部材用アーマチャとの対向面間に、吸着
状態においても隙間が佳しるようにしたので、この隙間
の磁気抵抗が極めて大きいことから磁気回路がこの隙間
において実質的に遮断されることとなり、これにより電
磁コイルへの給電を停止した際の残留磁気が急激に、か
つ大きく減少する。また上記対向面同士は上記段部の部
分だけの狭い面積で吸着することとなり、隙間の無い場
合に比較して吸い付き力が大幅に減少する。その結果開
閉弁体の閉動作、リフト規制部材の復帰動作の作動遅れ
1作動開始タイミングのばらつきが小さくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第8図は本発明の一実施例による高速ディ
ーゼルエンジン用高圧燃料噴射装置を説明するための図
であり、第1図は背圧室部分の断面拡大図、第2図はシ
ムプレートを示す図、第3図はリフト規制部材部分の断
面拡大図、第4図はス)−/パブレートを示す図、第5
図、第6図は該時装置の断面正面図、側面図、第7図、
第8図は動作を説明するための波形図である。
第1図ないし第6図において、lは本実施例の高圧燃料
噴射装置であり、これはケーシング2を仕切プレート(
仕切壁)3でコイル室4と蓄圧室5とに画成し、蓄圧室
5内に噴射弁体6.及びリフト量を規制するリフトif
tmコイル7を配置し、上記コイル室4内に燃料噴射を
制御する噴射電磁コイル8を配置した構造となっている
上記ケーシング2は、主としてケーシング本体9と、該
本体9の、上記各amコイル7.8等を挿入するための
挿入開口9aを閉塞する蓋部材10とからなる。上記ケ
ーシング本体9は外径が3段階に小さくなる円筒状のも
ので、その上端には上記挿入間口9aが、その内面の高
さ方向略中夫には収容部品を保持するための段部9bが
、その下端にはノズルキャップ1)を装着するための保
持開口9cがそれぞれ形成されている。上記ノズルキャ
ップ1)はねじ込みにより上記保持開口9C内に装着さ
れており、該ノズルキャンプ1)の軸心部にはガイド孔
1)cが形成されており、該孔1)cの先端部が噴射口
1)aとなっている。
なお、llbは上記噴射弁体6の最大リフト量を調整す
るためのシム、9dは該噴射装置lをエンジンに取り付
けるための装着ねし部である。
上記蓋部材10は円筒状の筒部10aの上端を天板部1
0bで閉塞してなる有底筒状のもので、上記噴射電磁コ
イル8のホルダとして、及び他の収容部品の固定部材と
して機能している。上記天板部10bには接続管部10
cが突出形成されており、これには燃料供給管17aが
固定キャップ17bによって接続固定されている。そし
てこの蓋部材lOには接続管部10C1天板部10b及
び筒部10aを軸方向に貫通する燃料通路10dが形成
されている。そして上記筒部10aは上記ケーシング本
体9内に嵌合挿入され、上記天板部10bはケーシング
本体9の上端部に螺合装着されたキャンプ12で押圧さ
れており、これにより該筒部10aの図示下端部が、上
記仕切プレート3の周縁部及びリフト1!磁コイル7用
コイルホルダ13の上端周縁部を上記段部9bに押圧固
定している。なお、30は上記仕切プレート3と上記コ
イルホルダ13との間に介設されたスペーサである。
また上記蓋部材の筒部10aには一対のノンク孔10f
が形成されており、該各ノック孔10f内に嵌入された
各ノックピン29は、仕切プレ−トコ。スペーサ30.
ホルダ18の周縁にそれぞれ一対づつ形成されたノック
溝3g、30c、29eを介して、上記段部9bに形成
されたノック孔9「に嵌入している。これにより上記仕
切プレート3等の位置決めがなされている。
また上記仕切プレート3の軸心部分には上記噴射弁体6
の上端の大径部6aが摺動自在に挿入されるガイド孔3
aが形成されている。このガイド孔3aの上部の上記噴
射弁体6の上端面6hとで囲まれる空間が背圧室3bと
なっており、該背圧室3bは細孔3Cで上記コイル室4
に連通している。またこの背圧室3bは、上記噴射弁体
6の大径部6aに形成された絞り孔6f、及び連通孔6
bによって上記蓄圧室5に連通している。またこの仕切
プレート3の外縁部には上記燃料通路】Odに連通ずる
燃料溝3dが形成されており、これにより上記燃料通路
10dは上記蓄圧室5に連通している。
また上記噴射弁体6の上端面6h上には最大リフト量の
調整用シムプレート28が載置されており、これの上面
と上記背圧室3bの対向面(天井壁面)3fとの間隔が
最大リフト量となる。このシムプレート28は環状のも
のであり、その下面には90度ごとに当接面28aが突
設されており、該当接面28a、28a間部分が、上記
上端面6hに油圧を導入するための凹部28bとなって
いる。なおこのシムプレート28は上下逆に配置しても
よい。
上記噴射電磁コイル8は、上記仕切プレート3に螺合’
Atiされた2公開式コイルホルダ13と、該ホルダ1
3内に保持されたリング状のコイル本体14と、該ホル
ダ13の軸心に弁軸15aを摺動可能に挿入した開閉弁
体15とから構成されている。なお、31はコイル本体
14への給を端子である。また上記弁軸15aの上端面
には押圧ばね16が当接しており、これにより通常は上
記弁軸15aの下端に形成された弁部15Cが上記背圧
室3bの細孔3Cを閉しており、また弁軸15aに固着
されたアーマチャ15bを上記コイル本体14で吸着す
ることにより上記細孔3Cを開くようになっている。そ
して上記コイルホルダ13の下端面の軸心回りには環状
の段部13aが突設されており、これによりコイル本体
】4がアーマチャ15bを吸着した状態で、該アーマチ
ャ15bとコイルホルダ13との対向面間に隙間Aが生
じるようになっている。この隙間Aは磁気抵抗が極めて
大きいことからアーマチャ吸着時における磁気回路を実
質的に遮断することとなる。
また上記リフト1i磁コイル7は、2分割式コイルホル
ダ18と、該ホルダ18内に保持されたコイル本体19
と、小リフト時のリフト量を規制するためのリフl割部
材20とから構成されており、上記コイルホルダ18の
上端周縁部が上記蓋部材10の筒部10aでケーシング
本体9の段部9bに押圧固定されている。
上記コイルホルダ18のコイル本体19下方部分、ケー
シング本体9の上記リフト!磁コイル7を囲む部分、上
記ホルダ18.スペーサ30.仕切プレート3の周縁部
分、及び蓋部材10の噴射ttnコイル8を囲む筒部1
0aに、上記コイル本体19への給電線の配索通路を構
成するガイド孔18C,ガイド溝9e、18d、30a
、3e。
及び取出孔10hが形成されている。この取出孔10h
は上半部の保持部10gと下半部のシール部10eとか
らなり、保持部10g内には絶縁材からなる絶縁パイプ
23がねじ込まれ、かつ接着剤で固定されている。また
該絶縁パイプ23内には給電線を構成する例えばCu棒
からなる給電ロッド24が挿入され、その大径部24a
は絶縁パイプ23の内面に接着剤で固定されており、か
つ外方突出部はロックナンド25で固定されている。
また上記給電ロッド24の小径部24bと上記シール部
10eとの間には軟質のシール用接着剤26が充填され
ており、該小径部24bの下端は上記スペーサ30のガ
イド溝30a付近に位置している。また上記コイル本体
19の巻線の両端から外方に導出されたワイヤハーネス
27は上記ガイド孔18C,ガイド溝9e内を通って上
記スペーサ30付近まで配索され、この位置で上記小径
部24bの下端と半田付けにより接続されている。
上記噴射弁体6の上端には上述のように大径部6aが形
成されており、下部にはガイド部6cが、下端には上記
噴射口1)aを開閉する弁部6dがそれぞれ形成されて
おり、さらにその中程には係止部6eが横断面で見て十
字状に形成されている。
上記ガイド部6Cは、ノズルキャンプ1)のガイド孔1
)C内に摺動可能に嵌入されており、該ガイド部6cの
外表面には藝旋状の燃料溝6gが凹設されている。この
燃料溝6gによって上記蓄圧室5と噴射口1)a側とが
連通している。またこのガイド部6Cに係止装着された
下ばねシート21bと、上記ホルダ18のガイド孔18
2の下部に形成された保持部18b内に挿入された上ば
ねシート21aとの間には付勢ばね22が介設されてお
り、これにより上記噴射弁体6は上記噴射口1)aを閉
しる方向に付勢されている。
また上記リフト規制部材20は、円筒状のガイド部20
aの図示上端にアーマチャ20bを固着したものであり
、該ガイド部20aはコイルホルダ18のガイド孔り8
a内に摺動自在に挿入されている。そしてこのコイルホ
ルダ18のガイド孔18a周縁部には環状の段部18f
が突設されており、これによりアーマチャ20bが吸着
された状態で、該アーマチャ20bとコイルホルダ18
の対向面間に隙間Bが生じるようになっている。
この隙間Bは上記隙間Aと同様に、アーマチャ20bの
吸着時における磁気回路を実質的に遮断している。
また32は上記仕切プレート3の下端面にこれと同軸状
に固定されたストッパである。このスト7バは非磁性体
からなる環状プレートであり、該ストッパ32の当接面
32bには燃料通路となる凹溝32aが十字状に形成さ
れている。このストッパ32は、リフト規制部材20が
上昇位置にある状Li(フルリフトする状態)で、リフ
トtM1コイル7をオンにした場合に、上記仕切プレー
ト3側を通る磁気回路が形成されるのを阻止するための
ものである。
なお上記ストッパプレート32は、これを厚いものと交
換することによって上記フルリフト置を調整するリフト
量調整用シムプレートとしても機能させることができる
。但し通常は、上記最大リフト量は噴射弁体6の上端に
載置されたシムプレト28で調整される。従ってこの場
合は上記ストッパプレート32にリフト規制部材20ア
ーマチヤ20bが当接した状態では、ガイド部20aの
下端と係止部6eとの間には最大リフト量より大きい隙
間が形成されることとなる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例装置1では、噴射弁体6のリフト量を大、小リ
フトに変化させることにより、噴射量を2段階に変える
ことができる。まず、リフト量を大リフトにする場合は
、リフト1を磁コイル7のコイル本体19をオフにする
。これによりリフト規制部材20は上下動フリーとなり
、噴射弁体6のリフト量は、該弁体6の上端面に載置さ
れたシムプレート28の上面と背圧室3aの対向面3「
との間隔で大リフトに規制される。一方、リフト量を小
リフトに規制する場合は、リフト!磁コイル7をオンに
してアーマチャ20bを吸着させる。
これにより規制部材20が下降し、これのガイド部20
aの下端面と噴射弁体6の係止部6eの上面との間隔に
よってリフト量が小リフトに規制される。なお、このと
き上記シムプレート28は背圧室3bの対向面3fに当
接することはない。
そして噴射1!1磁コイル8のコイル本体14のオン、
オフにより噴射口1)aが開、閉となり、燃料が噴射、
停止される。即ち、第7図に示すように、噴射制御信号
が入力されると(同図(al)、噴射制御用!磁コイル
8のコイル本体13に駆動電流が供給され(同図(bl
)、I力が立ち上がり(同図(C1)、開閉弁体15を
噴射制御用!磁コイル8が吸着して上昇させ(同図cd
))る、これにより細孔3Cが開いて背圧室3b内の圧
力が低下し、噴射弁体6が上昇して噴射口1’laを開
き、蓄圧室5内の燃料が噴射される。一方、噴射制御信
号がオフされ、駆動電流が停止されると、磁力が低下し
、開閉弁体15が付勢ばね16の付勢力で下降して上記
細孔3Cを閉じる。すると背圧室3b内の圧力が上昇し
、これにより噴射弁体6を下降させ、これの弁部6dが
噴射口1)aを閉じ、噴射が停止する。
ここで上記開閉弁体15による細孔3cの閉動作につい
てより詳細に検討する。上記駆動電流の停止後の残留磁
力カーブは、アーマチャ、コイルホルダ間に隙間の無い
状態に吸着した従来例の場合は第8図に破線で示すカー
ブを膚<、これに対して本実施例ではコイルホルダ、ア
ーマチャ間に吸着状態で隙間Aが生しるようにしたので
、該隙間の磁気抵抗が大きいことから磁気カーブは同図
に実線で示すカーブを描く、この残留磁力と、コイルホ
ルダ13とアーマチャ15bとの吸い付き力との和が上
記付勢ばね16の付勢力Fより小さくなると開閉弁体1
5が下降する訳であるが、本実施例の場合は上述のよう
に吸着面積が小さいから吸い付き力は従来のr1’より
小さい「lとなる。従っ°ζ本実施例では残留磁力が従
来のf2’より大きいf2の時点で合計力が上記付勢力
F程度となり、その結果従来の場合駆動電流停止後t2
経過後に開閉弁体が閉動作を開始するのに対してtlと
いう極めて短時間経過後に作動開始し、それだけ応答性
がよく、噴射制御精度が高い。
また上記付勢ばね16の付勢力Fはある大きさのばらつ
きDを有しており、このばらつきDにより開閉弁体15
の閉動作の開始タイミングにもばらつきTが生じる。従
来場合、残留磁力カーブの横向きに近い部分で閉動作が
行われることからこのばらつきはT2と大きいのに封し
、本実施例では残′f!l磁力カーブの縦向きに近い部
分で閉動作が行われるからこのばらつきはTIと小さい
また本実施例では、リフト電磁コイル7のコイルホルダ
18とリフト規制部材20のアーマチャ20bとの対向
面間に隙間Bを設けたので、該リフト1)磁コイル7の
残留磁力カーブの立ち下がりが急激になるとともに、上
記コイルホルダ、アーマチャ間の吸い付き力が軽減する
。そのためリフト規制部材20の非規制値!への復帰動
作の遅れ。
開始タイミングのばらつきを抑制でき、リフト規制動作
を精度よく行うことができ、その結果噴射弁体のリフト
量を精度良く調整してこの点からも噴射制御精度を向上
できる。
なお上記実施例では、コイルホルダ側に段部を設けて隙
間A又はBを形成したが、この段部は勿論アーマチャ側
に、あるいは両方に設けてもよく、また段部を周縁側に
設けてもよい、また噴射制御用電磁コイル及びリフト量
切り換え用tmコイルの両方を備え、かつ両方に隙間を
設けた場合を説明したが、勿論何れか側のみに隙間を設
けてもよく、また噴射制御用tMiコイルのみ備えた場
合でも勿論適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る高圧燃料噴射装置によれば
、電磁コイルのコイルホルダとアーマチャとの対向面間
に隙間を形成したので、残留磁力をより短時間で減少さ
せることができ、またコイルホルダとアーマチャとの吸
い付き力を軽減でき、その結果作動遅れ1作動開始タイ
ミングのばらつき抑制して燃料噴射の制m精度を向上で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の一実施例によるエンジン
用高圧燃料噴射装置を説明するための図であり、第1図
は背圧室部分の断面拡大図、第2図falはシムプレー
トの底面図、第2図Tblは第2図(8)のnb−nb
線断面図、第3図はリフト規制部材部分の断面拡大図、
第4図+a+はス)7パプレートの側面図、第4図Fb
lはその底面図、第5図、第6図は該高圧燃料噴射装置
の断面正面図、断面側面図、第7図181ないし第7図
181はその動作を説明するための波形図、第8図は残
留磁力カーブを示す拡大図である。 図において、lは高圧燃料噴射装置、2はケーシング、
3は仕切壁、3bは背圧室、3Cは細孔、4はコイル室
、5は蓄圧室、6は噴射弁体、6bは連通孔、6eは係
止部、7はリフト電磁コイル、8は噴射制御用!磁コイ
ル、llaは噴射口、13.18はコイルホルダ、13
a、13fは段部、14.19はコイル本体、15は開
閉弁体、15b、2Qbはアーマチャ、20はリフト規
制部材、20bはアーマチャ、 A。 Bは隙間である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内を噴射口を有し高圧燃料が供給され
    る蓄圧室と、開閉弁体を有する噴射制御用電磁コイルが
    配設されるコイル室とに仕切壁で画成し、該仕切壁に背
    圧室を形成するとともに細孔、連通孔でそれぞれ上記コ
    イル室、蓄圧室に連通させ、上記蓄圧室内に先端部で上
    記噴射口を開閉する噴射弁体をこれの後端部を上記背圧
    室に臨ませて配設し、上記開閉弁体で上記細孔を開閉す
    ることにより噴射弁体を進退させるようにした高圧燃料
    噴射装置において、上記電磁コイルのコイル本体を収容
    するコイルホルダと上記開閉弁体のアーマチャとの対向
    面の少なくとも何れか一方に段部を形成し、アーマチャ
    吸着時における磁気回路を実質的に遮断する隙間を上記
    対向面間に生じさせたことを特徴とする高圧燃料噴射装
    置。
  2. (2)ケーシング内を噴射口を有し高圧燃料が供給され
    る蓄圧室と、開閉弁体を有する噴射制御用電磁コイルが
    配設されるコイル室とに仕切壁で画成し、該仕切壁に背
    圧室を形成するとともに細孔、連通孔でそれぞれ上記コ
    イル室、蓄圧室に連通させ、上記蓄圧室内に先端部で上
    記噴射口を開閉する噴射弁体をこれの後端部を上記背圧
    室に臨ませて配設し、上記開閉弁体で上記細孔を開閉す
    ることにより噴射弁体を進退させるようにした高圧燃料
    噴射装置において、上記噴射弁体に係止部を形成し、該
    係止部と選択的に当接して噴射弁体のリフト量を規制す
    るリフト規制部材を弁軸方向に移動可能に配設するとと
    もに、該リフト規制部材を上記係止部と当接するリフト
    量規制位置に移動させるリフト電磁コイルを設け、該リ
    フト電磁コイルのコイル本体を収容するコイルホルダと
    上記リフト規制部材のアーマチャとの対向面の少なくと
    も何れか一方に段部を形成し、アーマチャ吸着時におけ
    る磁気回路を実質的に遮断する隙間を上記対向面間に生
    じさせたことを特徴とする高圧燃料噴射装置。
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