JPH03155199A - 電磁シールド室 - Google Patents

電磁シールド室

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JPH03155199A
JPH03155199A JP29522689A JP29522689A JPH03155199A JP H03155199 A JPH03155199 A JP H03155199A JP 29522689 A JP29522689 A JP 29522689A JP 29522689 A JP29522689 A JP 29522689A JP H03155199 A JPH03155199 A JP H03155199A
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electromagnetic shielding
ceiling
waveguides
chamber
shield
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JP29522689A
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Tetsuzo Morita
森田 哲三
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電磁シールド室に関し、特に空調用ダクトに
電磁シールド機能を持たせた電磁シールド室に関する。
〔従来の技術〕
従来の電磁シールド室では、このシールド室に臨む空調
用ダクトの先端に、壁や天井等のシールド層と電気的に
接続されたシールドガラリを取付けることにより、シー
ルド室の電磁シールド機能を確保していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来例によれば、空調用ダクト先端
のガラリの数が少ない、即ち床面積の小さいシールド室
であれば大きな問題にはならないものの、大床面積のシ
ールド室ともなると空調のガラリの数が増加するため、
シールドガラリの必要数が増加してコストが大になると
いう問題がある。
そこでこの発明は、天井のダクト自体やガラリに電磁シ
ールドのための格別の工作をする必要もなく、大小床面
積に適用できるシールド機能を持った空調用ダクトを備
えるシールド室を提供することを目的としている。
C課題を解決するための手段〕 この発明のシールド室は、空調用メインダクトから電磁
シールド室内に分岐する分岐ダクトの前記メインダクト
に近い部分に電磁シールドチャンバーを組み込み、この
電磁シールドチャンバーを、両端開口の導波管を並列に
多数配置し且フ各導波管を電気的に接続して構成した。
さらに、前記電磁シールドチャンバーを電磁シールド天
井の下側の位置とし、このシールド天井を天井スラブに
対し電気絶縁材を介した吊り材を用いて吊り、さらに前
記吊り材の下端に仕上げ天井を吊るとよい。
〔作用] 多数の導波管を備えた電磁シールドチャンバーにより空
調ダクト系の電磁シールド機能を得ることができるから
、空調ダクト先端のガラリには電磁シールド機能を持た
せなくともよい。このため前記ガラリが多くなる大床面
積の電磁シールド室の設計、施工が容易になるし、導波
管の増減により必要空調量に容易に対応することができ
る。
また電磁シールド天井を吊る場合には、電磁シールドチ
ャンバーを天井裏に設置することで美観を低下させるこ
とがないし、電気絶縁材料を介した吊り材により前記天
井を吊ることによって天井の電磁シールド機能も確保で
きるとともに、同し吊り材により仕上げ天井も吊ること
ができる。
〔実施例〕
第1図は電磁シールド室の全体を示す断面図である。こ
の電磁シールド室は、床スラブ1と天井スラブ2との間
に、壁3によって仕切られて形成され、室外に配置され
るサプライ及びレタン用の空調用メインダクト4から分
岐された分岐ダクト5が電磁シールド室内に導入されて
いる。
分岐ダクト5のうち、壁3の内側には電磁シールドチャ
ンバー6が配設される。このシールドチャンバー6は、
第2図に示すようにケーシング7内に多数の導波管8を
並列に配置してなる。導波管8の原理は、第4図に示す
ように、導電性材料により構成され且つ両端が開口され
た管の寸法を、長さし≧(内径o o x 6 )とす
ることにより、電磁波をシールドするものの中空部にお
いて固体及び流体を通過可能にすることにある。前記長
さしが内径D0に対して大きくなれば電磁波のシールド
機能は大になる。
かかる導波管8を多数並列に配置した例が第3図に示さ
れる。第3図の導波管8は断面長方形をなしているが、
その高さり、及び幅Dzと長さしとの関係を特定するこ
とにより、第4図の断面円形の導波管8と同様のシール
ド機能を得ることができる。この場合の高さDl及び幅
D!と長さしとの関係は、高さDl及び幅Dtの大きい
方の寸法を6倍した値が長さL以下になるように設定す
る。
かかる導波管8の断面形状は前記以外のものであっても
よく、例えば断面六角形のものを多数並列させてハニカ
ム状にすることも好適であるが、前記の各寸法及び導波
管8の数、さらに導波管8の並列された集合体の高さH
及び幅Wは、空気抵抗を考慮し、必要空気流通量に基づ
き、さらに必要電磁シールド性能に基づいて設定するも
のとする。なお、多数の導波管8を並列させてなる集合
体及びこれを収容するケーシング7の断面形状も任意に
選択することができる。
第3図に示した導波管8は金属からなり、相互に隣接す
るものどうしの間を点溶接することにより電気的に接続
しであるが、この電気的な接続は並列された多数の導波
管8をワイヤ等で結束する手段や、導波管8どうしをメ
ツキやハンダ付けにより接続する手段等を採用すること
ができる。なお導波管8と前記ケーシング7との間も同
様に電気的に接続するものとする。
シールド室における床スラブ1上面にはシールド層9を
介して床仕上げ材11が敷設され、また壁スラブ3内面
にはシールド層12を介して壁仕上げ材13が貼設され
、さらに天井スラブ2の下方にはシールド天井14と仕
上げ天井15とが配置される。
シールド天井14は、第5図に示すように、下地材16
とシールド層17とからなり、天井スラブ2の補強筋1
8又は鉄骨(図示しない)に溶接された吊り材19によ
り支持されている。この支持材19は、補強筋18に溶
接された上芯21と、これに接続されるセラミックス等
の電気絶縁材料からなる継手(例えばターンバックル)
22と、これの下側に接続される中芯23と、これの下
端に水平な形材24を介して接続される下芯25とから
なり、前記シールド天井14は、前記中芯23に次のよ
うに支持されている。
即ち、中芯23に固定された形材26の下面にシールド
天井用バー27が固定され、このバー27の下面に前記
シールド天井14が配置されて、中芯23に螺合するナ
ツト28に金属製の皿プレート29が支持され、皿プレ
ート29とシールド天井14のシールド層17との間に
ハンダ又は導電性コーキング31が介在されている。
前記各シールド層9.12.17はいずれも金属箔等の
導電性薄物からなり、相互に電気的に接続されており、
且つ少なくともいずれかがアースに接続されている。ま
た、シールド層12は、分岐ダクト5とハンダ付け、ボ
ルト締め、溶接等の手段により電気的に接続されている
。なお、壁3の外側においては同じく第2図に示すよう
に分岐ダクト5の中途に電気絶縁性の継手32が介在さ
れるし、また吊り材19における前記継手22に代えて
、継手22と同様の材料からなる部材33を第5図に鎖
線で示すように天井スラブ2に固定し、これに中芯23
の上端を固定してもよい。
前記吊り材19を構成する下芯25の下端には第1図に
示す仕上げ天井15が支持される。この下芯25と仕上
げ天井15との結合手段は、吊りボルトと天井との公知
の結合手段と同一である。
この仕上げ天井15には分岐ダクト5からの枝ダク)5
a先端が臨み、その開口部には公知のガラリが配置され
る。
而して、分岐ダクト5における電磁シールドチャンバー
6の前後間では、ガラリの数に関わりなく導波管8にお
いて電磁波が遮断されるから、ガラリに電磁シールド性
をもたせる必要がなくなり、ガラリや分岐ダクト5に電
気的な工作をする必要がなく、したがってガラリの数の
増減の作業も簡単になる。またこの電磁シールドチャン
バー6により、シールド層9,12.17におけるシー
ルド機能及び吊り材19における継手22の電気絶縁性
とも相撲って電磁シールド室のシールド機能を充分に得
ることができる。
また、吊り材19によってはシールド天井14とともに
仕上げ天井15をも天井スラブ2に吊ることができる。
なお、この実施例においては、分岐ダクト5として、電
磁シールドチャンバー6よりも先端側においても管状の
ダクトを用いたが、電磁シールドチャンバー6よりも先
端側においては、天井裏の空間をダクトとして利用する
、所謂ダクトレス工法による構造とすることも可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明においては、多数の導波
管を備えた電磁シールドチャンバーにより空調ダクト系
の電磁シールド機能を得ることができるから、分岐ダク
トにおける電磁シールドチャンバーよりも先の部分やガ
ラリには電磁シールド機能を持たせなくともよい。この
ため前記ガラリが多くなる大床面積の電磁シールド室の
設計。
施工においても、分岐ダクトにおける電磁シールドチャ
ンバーよりも先の部分やガラリを電磁シールド性のない
室と同様とすることができて容易になるし、導波管の増
減により必要空調量に容易に対応することができる。
また電磁シールド天井を吊る場合には、電磁シールドチ
ャンバーを天井裏に設置することで美観を低下させるこ
とがないし、電気絶縁材料を介した吊り材により前記天
井を吊ることによって天井の電磁シールド機能も確保で
きるとともに、同じ吊り材により仕上げ天井も吊ること
ができて、部品点数の削減にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁シールド室の縦断面図、第2・図は第1図
の要部拡大図、第3図は導波管を並列させた状態の斜視
図、第4図は導波管の一例を示す斜視図、第5図は吊り
材の拡大図である。 1・・・床スラブ、2・・・天井スラブ、3・・・壁、
4・・・空調用メインダクト、5・・・分岐ダクト、6
・・・電磁シールドチャンバー7・・・ケーシング、8
・・・導波管、9,12゜17・・・シールド層、14
・・・シールド天井、15・・・仕上げ天井、19・・
・吊り材、22・・・継手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空調用メインダクトから電磁シールド室内に分岐
    する分岐ダクトの前記メインダクトに近い部分に電磁シ
    ールドチャンバーを組み込み、この電磁シールドチャン
    バーを、両端開口の導波管を並列に多数配置し且つ各導
    波管を電気的に接続して構成したことを特徴とする電磁
    シールド室。
  2. (2)空調用メインダクトから電磁シールド室内に分岐
    する分岐ダクトの、前記メインダクトに近く且つ電磁シ
    ールド天井の下側の位置に、電磁シールドチャンバーを
    組み込み、この電磁シールドチャンバーを、両端開口の
    導波管を並列に多数配置し且つ各導波管を電気的に接続
    して構成するとともに、前記シールド天井を躯体に対し
    電気絶縁材を介した吊り材を用いて吊り、さらに前記吊
    り材の下端に仕上げ天井を吊ったことを特徴とする電磁
    シールド室。
JP29522689A 1989-11-14 1989-11-14 電磁シールド室 Expired - Lifetime JP2760867B2 (ja)

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JPH03155199A true JPH03155199A (ja) 1991-07-03
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101238519B1 (ko) * 2012-09-18 2013-02-28 한신공영 주식회사 차단 주파수 가변 대응 전자기파 차폐용 환기구 구조물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101238519B1 (ko) * 2012-09-18 2013-02-28 한신공영 주식회사 차단 주파수 가변 대응 전자기파 차폐용 환기구 구조물

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