JPH0315510Y2 - - Google Patents

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JPH0315510Y2
JPH0315510Y2 JP1251086U JP1251086U JPH0315510Y2 JP H0315510 Y2 JPH0315510 Y2 JP H0315510Y2 JP 1251086 U JP1251086 U JP 1251086U JP 1251086 U JP1251086 U JP 1251086U JP H0315510 Y2 JPH0315510 Y2 JP H0315510Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は葬儀会場や祝賀会場などで授受する金
封を紛失するようなことなく、合理的に受け入れ
て収納処理できる金封収納容器に関する。
考案の背景と問題点: 周知のように葬儀に際しては、適宜受付を設け
て、葬儀に参列する人々からの香典を受納する役
目をはたすのは、喪主の親族以外の人が行つてお
り、多くの香典を受付けて収納処理しなければな
らないので、葬儀終了後に受納した香典を喪主も
しくはその親族に引き渡すまで、不始末のないよ
うに管理する必要が生ずる。
そこで従来は受付で受け取つた香典を、その金
封の隅角部に糸を通して外脱散逸しないよう綴じ
込み、別個記録帳に受納した香典の金額を記録し
ている。そのために受付けた金封に針でもつて糸
を通す作業が必要で、金封に用いている用紙は、
一般洋紙に比べて強靫かつ厚手の紙であるから、
これを幾重にも重ねた状態になつているものに針
を押込んで通す操作を繰返すには、多くの労力を
必要とし、しかも従来の方法では通常、場所から
テーブル上で堂堂と行えないから、作業困難であ
る等不便である。しかも一連に糸で綴つた金封の
束は、直ちに箱に納めることも不都合なので、そ
の始末も困難であり、多額のお金がそれぞれ包ま
れていることからも安全性が要求され、関係者と
しても種種面倒なことである。
考案の目的: 本考案は斯かる従来の慣行上不都合なことが多
かつた金封の受納処理を、担当者が不便を感ずる
ことなく、合理的にかつ体裁よく、しかも安全に
始末できて、主催者の手に渡すことができるよう
にした金封の収納容器を目的とする。
考案の構成: 本考案は、金封が少なくとも二列に並べて適宜
量積み重ね収納できる内法を持つた組立構造の箱
と、この箱の相対する内側面に両端部を固着して
内部を区切る中仕切板と、該中仕切板の適所に基
端結着して金封を綴じる針付きの糸条と、前記箱
の一部を切開いて連結使用できるようにした金封
に針を貫通させる補助具と、からなり、箱の底部
は分解することなく平行する二本の斜折線に沿い
折畳み・組立できるようにし、箱蓋部は中間で折
曲げ立て起して、下端部を中仕切板に設けた係止
部と係合することで金封の受け入れが容易になる
よう開口すると共に、折立部の前向き面に表示部
を設け、中仕切板はその下半部が三つ折りできる
ようにして、使用時その最下位部片が組立た箱の
底面に沿つて突張るようにし、すべての部品が一
体に連結される構成になつたものである。
なお、本考案にては中仕切板の一部に糸巻き部
分を形成し、使用に供するまでの金封綴じ込み糸
を巻き付けておけるようにしてある。
また、本考案の箱蓋部と中仕切板との組立使用
時における係止手段としては、中仕切板の上端部
に鈎状の係止部を形成し、蓋体の対応する部分に
は該係止部が係合する孔を切抜けるよう設けてお
くのである。
而して金封を容器内に収納した後は、蓋部をシ
ールで封印し、把げ袋に収容して取扱うことがで
きるようにしてある。
実施例: 以下本考案を一実施例について図面により詳述
すれば、次の通りである。
第1図乃至第7図において、金封収納箱1は組
立てた状態で、金封が二列に並んで積み重ねられ
る適宜容積のものであつて、底部組立型式(周知
の組立構造)とし、この底部2が2ブロツクに分
かれて内側へ折畳まれるよう、底の折曲げ斜線ア
に沿い折目が付され、2部片ごとに糊付けされた
ものとなし、板紙にて形成されている。胴部3は
当然一体に接合し、上蓋4は片側へ開閉できるよ
うにし、使用前は開いて折畳んでおく(第6図参
照)。そして上蓋4はそのほぼ中心を通る位置に
折目線イを、胴部3との接続折目線ウと平行して
付し、使用時収納箱1が開口状態で安定するよう
に、折込み部片5を上蓋4に沿わせて立て起して
箱内に挿入するようにし、この折込み部片5の一
部に第1図示のような係止孔6を設けてある。こ
の上蓋4の折目線イと折目線ウとの間の表面に
は、たとえば「○○家御拝受」というような表示
部を適宜寸法で設けておくとよい。
斯かる収納箱1内に付設された中仕切板10
は、第2図に示すように全高が収納箱1の高さの
約1.7倍程にして、4部片が連接するように幅方
向に3本の折目線エ,オ,カを付し、固定部片1
2の両側端には箱1内壁に糊付け固定するための
取付け片12′,12′が折線キ,クを介して設け
てある。そして固定部片12と連接する縁補強部
片11の一側端には、図示の如く折目線エを中心
にして対称に係止部16が形成されるよう切欠い
てある。また縁補強部片11は固定部片12に糊
付けするようにし、折目線エに基端を沿わせて糸
巻き片17を切線17′により設ける。部片12
には糸巻き片18を、その基部18′において部
片12に連結して周囲を切抜いた状態で設けてあ
る。両糸巻き片17,18はいずれも基部にミシ
ン目を付して切取れるようにしてある。部片13
の隅角部に設けた小孔19に充分長い強靫な綴じ
糸20,20の基部を結び付け、2本の糸20,
20は前記糸巻き片17,18にそれぞれ巻き付
けて、いずれか一方の糸に針21を取付けてお
く。
このような中仕切板10は収納箱1の中央位置
に、図示の如く縁補強部片11によつて上部を補
強された固定部片12を、その両取付け片12′,
12′を箱1の内壁に貼着し、折目線オ以下の部
片13,14がフリーなようにしておく。なお、
この状態で定着された固定部片12の高さ寸法に
対し、フリーに連接された部片13,14の高さ
寸法がやや長いようにしておき、フリー部分の部
片13,14を巻付けるような折畳みが可能なよ
うにしてもよい。最下位の部片14は片面の適所
に両面接着テープ25を取付けて、使用時、上面
の剥離紙を除くことで箱の内底面に部片14が固
定できるようにしてある。
而して収納箱1の底板2における上蓋取付け側
と反対の位置のものには、第3図及び第4図にて
示すように胴部3との折曲部を基部として適宜寸
法で舌片状に切放し得る破断線33を当初設けて
あり、この破断線33によつて切放されるように
した台片31の一面(底板としての外側面)に
は、適宜寸法の弾性を有する発泡材製立方体の針
立て片32を接着した糸通し補助具30を付設し
てある。
斯くの如く構成した本考案の金封収納容器は、
使用前の状態で、第6図に示す如く上蓋4は箱1
胴部3の外側になるようにして折畳まれ、箱体
1′は二つ折りにすることで嵩低くなつている。
この際、中仕切板10は胴部3に固定された部片
12より下側のフリーになつている部片13,1
4が折目線オ,カに沿つて折り曲げておくことに
より、本来の中仕切部が下半部分を空白にした状
態となり、この部分に2ブロツクに分かれるよう
になつた底板2部が、折畳まれて侵入することに
なり、着脱するようなことなく折畳むことができ
る。この使用前の状態では綴じ糸通し補助具30
となる台片31は底板に取付いたままになつてい
る。
使用に際しては、先づ金封収納箱1の胴部3を
四角形に整えると自動的に底板2部分の2ブロツ
クが折畳み状態から展開して組立られる。そこで
中仕切板10の折畳んでいた部片13,14を下
側に延ばして、部片14の底板と接する面に付し
た接着テープ25を、剥離紙を除いて箱の底板2
に対し押付けることで中仕切板10が固定され、
併せて箱体1′も正常な形状に固定される。そし
て上蓋4は折目線イに沿つて折畳んで、折込み部
片5を延したままで箱内に挿入し、該折込み部片
5に設けてある係止孔6を中仕切板10の係止部
16に係合させて、金封収納箱1の開口部に前立
として上蓋4の一部が直立する(第5図参照)。
この状態で該前立部分前面には、受付け表示がし
てあるので、体裁を損うことがない。次いで中仕
切板10に糸巻き片17,18により巻き付けて
ある綴じ糸20,20は、中仕切板10により区
画された内部の一方に収めるものに対し1本づつ
区別して使用すればよいので、先づ一方の糸巻き
片17の糸20をほどいて(またはミシン目に沿
つて切除して)使用状態とする。また、箱底板2
に付されている綴じ糸通し補助具30は、その台
片31部分を破断線33に沿つて切放し、胴部3
と連結する折曲げ部を基準として外側に反転させ
て、金封収納箱1の背後側に連結状態で針立て片
32を上向けて配置する。
このようにして準備が終れば、受付で受領した
金封Aは、所要の事項を記帳した後、補助具30
の針立て片32上に仮植設した針21に隅角部を
当がつて押付ければ、該針21は発泡体にてなる
針立て片32で支持されているから倒れることな
く金封Aを貫通し、突き出す。そこで針21は針
立て片32から抜き取つて、金封Aから突き出し
たものを貫通させ、金封Aは糸21に通して綴ら
れる。金封Aを糸で綴じた状態にすると、再び針
21を針立て片32上へ戻し、次の操作に対応さ
せる。このようにして順次受付けをおえた金封を
綴つて、箱1の一方の区画内に収容する。この一
方の区画がほぼ充満すれば、別の糸20に針21
を移して前記要領で金封Aを糸20に綴り、他方
の区画内に収容する。二列に積み重ねて箱を満せ
ば、或いは受付けが終了して全部の金封を綴じ終
えたら、綴じ糸20,20残部は箱内に納め、次
いで上蓋4を本来の状態に戻して開口部を閉じ
る。このようにして蓋を閉じた金封収納箱1は、
その蓋閉じ部に封印シールを貼付するなどして仮
封し、把げ手を備えた袋に入れて持ち運ぶように
すればよい。この際把げ袋Bとして第8図に例示
したように、袋体の側部に開口部B′を備えたも
のを使用し、この開口部から袋体内に金封収納箱
1を入れて、開口部を封じ、持ち運ぶようにすれ
ば、受付で受領した香典等金封は欠落したり粉失
することなく、喪主に手渡された後、或いは金員
の計算処理を行う場所へ運んで照合するため開封
するまでは事故が生じることなく取扱える。
なお、収納箱1を封止後持ち運びする際糸綴じ
込み補助具30は箱外側に連結しているので、邪
摩となるから、その付け根の位置で切り取るよう
にすればよい。
以上は不祝儀に際して使用することについて説
明したが、このほかにたとえば祝賀会などで、祝
儀を授納するような場所でも使用でき、金封収納
箱の外観をそれに相応しいものにしておけば、取
扱い上何等変えることなく使用できる。
考案の効果: 叙上の如く本考案によれば、当事者に代り金封
を受納するに際して、とかく問題があつた紛失等
の事故を未然に防止するための手段として採用し
ている綴じ込み操作が、単純な構成でもつて合理
的に行え、テーブル上に箱をおいてそのまま授納
綴じ込みの操作を行つても不具合でなく、綴じ込
み糸は収納箱内に繋がれているので、綴じ込んだ
金封が箱から遊離することもなくて安全に収納で
きる等の利点がある。また、収納箱と仕切板、綴
じ込み用補助具などが全部繋がつていて、使用前
は嵩低く折畳んでおくことができ、使用時には所
定の順序で開くことにより簡単に組立・使用でき
る構造であるから取扱いも容易である等、実用的
効果大なるものといえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は金封
収納箱を仮組みした一部切欠き全体斜視図、第2
図は中仕切板の展開正面図、第3図は収納箱底面
図、第4図は糸綴じ用補助具を押し開いて使用す
る態様を示す図、第5図は使用態様を示す斜視
図、第6図は使用前の折畳んだ状態を示す図、第
7図は中仕切板の使用前の一態様を示す図、第8
図は把げ袋に包装する態様を示す図である。 1……金封収納箱、2……底板、3……胴部、
4……上蓋、5……折込み部片、6……係止孔、
10……中仕切板、12……固定部片、12′…
……取付け片、14……取付ける部片、16……
係止部、17,18……糸巻き片、20……綴じ
糸、21……針、30……糸綴じ用補助具、31
……台片、32……針立て片、A……金封。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金封が少なくとも二列に並んで適宜量積み重ね
    収納できる内法を持つた組立構造の箱と、この箱
    の相対する内側面に両側の一部を固着して内部を
    区切る中仕切板と、該中仕切板の適所に基端を結
    着して金封を綴じる針付きの糸条と、前記箱の一
    部を切開いて連結使用できる金封糸綴じ用補助具
    と、からなり、箱底部は分解することなく平行す
    る斜折線上で折畳み・組立でき、箱上蓋は中間で
    折曲げ起立して、下端部を中仕切板付設の係止部
    と係合させることで金封の受け入れ容易に開口す
    るようにし、中仕切板はその下半部が上下方向に
    三つ折りできて、使用時その最下位部片が組立た
    箱の内底面に沿つて突張るようにし、これらすべ
    ての部品が一体的に連結されていることを特徴と
    する金封収納容器。
JP1251086U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0315510Y2 (ja)

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