JPH0315489B2 - - Google Patents

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JPH0315489B2
JPH0315489B2 JP25029086A JP25029086A JPH0315489B2 JP H0315489 B2 JPH0315489 B2 JP H0315489B2 JP 25029086 A JP25029086 A JP 25029086A JP 25029086 A JP25029086 A JP 25029086A JP H0315489 B2 JPH0315489 B2 JP H0315489B2
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JP
Japan
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rotor
stator
crushed
pulverizer
recess
Prior art date
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Expired
Application number
JP25029086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63104660A (ja
Inventor
Toyoaki Fukunishi
Susumu Nakano
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP25029086A priority Critical patent/JPS63104660A/ja
Publication of JPS63104660A publication Critical patent/JPS63104660A/ja
Publication of JPH0315489B2 publication Critical patent/JPH0315489B2/ja
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被粉砕物をミクロンオーダから10数
ミクロンの微細な粒子に微粉砕する微粉砕機に関
する。
[従来の技術] 従来、上記微粉砕機としては、例えば特開昭59
−105853号公報所載のものが知られている。この
微粉砕機は、第3図、第4図に示すように、外側
表面に母線と平行にしてかつ方形状の多数の凸部
1を周方向に連続させた円筒状の回転子2を回転
軸3に支持し、この回転子2の外側に1mm以下の
微小な間隙4を存して内側表面に母線と平行にし
てかつ三角形状の多数の凸部5を周方向に連続さ
せた円筒状の固定子6を嵌装したもので、回転子
2と固定子6との間に形成される粉砕室に被粉砕
物を供給し、回転子2の高速回転により被粉砕物
をミクロンオーダから10数ミクロンの微細な粒子
に微粉砕するものである。
なお、回転子2の各凸部1の先端は、回転子2
の中心を曲率中心とする円弧面に形成されてお
り、各凸部1間には、方形状の凹部7が形成され
ている。
又、固定子6の凸部5は、一辺5aが回転子2
の中心を向き、他辺5bが一辺5aと45〜60度の
角度をなし、回転子2の回転方向後方が漸次低く
らる平断面三角形状に設けられ、凸部5の先端に
は、回転子2の中心を曲率中心とする円弧面5c
が形成されており、各凸部5間には、V字状の凹
部8が形成されている。
上記微粉砕機による粉砕は、次のように行われ
る。すなわち、固定子6の上端に連設された上部
ケーシング9の周壁に設けた製品排出口10に連
なる吸引送風機(図示せず)の運転により、固定
子6に下端に連設された截頭円錐管体状の下部ケ
ーシング11の底壁に設けた供給口12から供給
された被粉砕物(図示せず)を空気と共に機内に
吸引し、回転子2の底壁下面に固設された回転子
2と共に高速回転する攪拌羽根13によつて生ず
る気流により、下部ケーシング11の内面に沿わ
せて上昇させ、回転子2と固定子6との間の粉砕
室内に送り込み、高速回転している回転子2によ
つて運動エネルギを与え、固定子6の凹部8内に
生ずる渦に乗せてその壁面に衝突させて粉砕し、
かつ回転子2の凸部1により打衝粉砕し、更に回
転子2の凸部1と固定子6の凸部5との間で摩砕
させて一層細かく粉砕させながら、回転子2の高
速回転によつて発生した上向きの螺旋気流に乗せ
て上方に運んで上部ケーシング9内に送り出し、
これを回転子2の上壁上面に固設され回転子2と
共に高速回転する遠心羽根14により上部ケーシ
ング9の内周面に沿わせて回転し、製品排出口1
0から機外に排出して図示しないバグフイルタに
導入し、ここで製品と空気とが分離され、空気は
吸引送風機を径て大気中に排気され、製品はバグ
フイルタからホツパーに送られて貯留されるもの
である。
なお、第3図において15は固定子6の凹部8
を塞ぐ分級リングで、粗大粒子の排出を防止する
ものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の微粉砕機によれば、回転子
2と固定子6との間における粉砕が定常的となら
ず、微粉度、処理能力及び消費動力などの粉砕性
能に劣り、ひいては製品の粒度分布巾が広くなる
問題がある。すなわち、吸引送風機による吸引と
回転子2の高速回転とにより回転子2と固定子6
との間を螺旋状に上昇する気流には、回転子2の
凸部1が方形状であるため、大きな剥離により偏
流が生じ、流線A(第4図参照)が固定子6の凹
部8内の大きく回り込む部分aと、剥離の影響が
小さく固定子6の凹部内に余り回り込まない部分
a′とが交番に生ずる。このため、固定子6の凹部
8内に安定した渦B,Cができにくく、かつ過
B,Cの大きさに大小を生じて十分な粉砕が行わ
れないことによる。
そこで、本発明は、固定子の凹部に大きな渦を
定常的に発生し得、もつて粉砕性能の向上を図
り、ひいては製品の粒度分布を狭くし得るように
した微粉砕機を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するため、、本発明は、回転
軸に支持され外側表面に母線と平行な多数の凸部
を周方向に連続させた回転子と、回転子の外側に
微小な間隙を存して嵌装され内側表面に母線と平
行な多数の凹部を周方向に連続させた固定子との
間で被粉砕物を微粉砕する微粉砕機において、前
記回転子の凹部を一辺が回転子の中心に向きが他
辺が一辺と45〜60度の角度をなし回転子の回転方
向前方が低くなる三角形状になし、固定子の凹部
を一辺が回転子の中心に向き他辺が一辺と45〜60
度の角度をなし固定子の回転方向後方が低くなる
三角形状になしたものである。
[作用] 上記手段によれば、回転子と固定子との間の間
隙を螺旋状に上昇する気流の流線が安定し、固定
子の凹部内に渦度が高くかつ複数の渦が定常的に
発生するのみならず、回転子の凹部内にも渦が定
常的に発生して、被粉砕物の粉砕が効果的に行わ
れる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図、第2図に基
づいて説明する。
図において21は基台22上に載置されたカツ
プ状の下部ケーシングで、この下部ケーシング2
1の周壁21aは截頭逆円錐状の内側表面を有し
ており、下部ケーシング21の下部側方には、被
粉砕物(図示せず)を空気と共に機内に供給する
供給口23が設けられている。。下部ケーシング
21の上端には、円筒状の固定子24が連設され
ており、固定子24の内側表面には、母線と平行
な多数の凸部25が周方向に連続させて設けられ
ている。固定子24の各凸部25は、一辺25a
が固定子24の中心に向き、他辺25bが一辺2
5aと45〜60度の角度をなし、後述する回転子の
回転方向後方が漸次低くなる平断面三角形状に設
けられ、凸部25の先端には、固定子24の中心
を曲率中心とする円弧面25cが形成されてお
り、各凸部間には、V字状の凹部26が設けられ
ている。そして、固定子24の上端には、キヤツ
プ状の上部ケーシング27が連設されている。上
部ケーシング27の周壁27aには接線方向の製
品排出口28が設けられており、この製品排出口
28には、図示しない吸引送風機が連らねられて
いる。
前記固定子24内には、円筒状の回転子29が
1mm以下の微小な間隙30を存して同心に嵌挿さ
れており、回転子29は、上下端部を軸受31,
32を介して上部ケーシング及び基台22に支持
された回転軸33に支持されている。基台22内
に突出した回転軸33の下端部には、プーリ34
が取付けられており、このプーリ34は、ベルト
35により図示しない電動機と連動されている。
一方、回転子29の外側表面には、母線と平行な
多数の凸部36が周方向に連続させて設けられて
いる。回転子29の各凸部36は、一辺36aが
回転子29の中心に向き、他辺36bが一辺36
aと45〜60度の角度をなし、回転子29の回転軸
方向(第2図における矢印方向)前方が漸次低く
なる平断面三角形状に設けられ、凸部36の先端
には、回転子29の中心を曲率中心とする円弧面
36cが形成されており、各凸部36間にはV字
状の凹部37が設けられている。そして、回転子
29の上下端部には、コーン状の突出部38,3
9がそれぞれ設けられており、これらの突出部3
8,39により固定子24と回転子29との間に
形成される粉砕室から送り出される気流(製品を
含む)の流路空断面積を徐々に大きくし、かつ粉
砕室に送り込まれる気流(被粉砕物を含む)の流
路空断面積を徐々に小さくしている。
なお、固定子24と回転子29の凹部26,3
7の深さは1〜5mm程度のものである。
上記構成の微粉砕機においては、製品排出口2
8に連らなる吸引送風機の運転により、供給口2
3から被粉砕物を空気と共に機内に吸引すると、
下部ケーシング21の周壁21aと回転子29の
下端部の突出部39とに案内されて気流を乱され
ることなく一様に固定子24と回転子29との間
の粉砕室に送り込まれ、粉砕室内おいて被粉砕物
は全て一様な粉砕作用を受けてミクロンオーダか
ら10数ミクロンンオーダの比較的粒度分布巾の狭
い(シヤープな)製品となつて空気と共にケーシ
ング27内に送り出され、回転子29の上端部の
突出部38などに案内されて上昇すると共に上部
ケーシング27の周壁27a内面に沿つて回転
し、製品排出口28から機外に排出されて図示し
ないバグフイルタに導入され、ここで製品と空気
とが分離され、空気は吸引送風機を経て大気中に
排気され、製品はバグフイルタからホツパーに送
られて貯留される。
しかして、粉砕室に送り込まれた気流(被粉砕
物を含む)は、吸引送風機による吸引と回転子2
9の高速回転とにより間隙30を螺旋状に上昇す
るのであるが、この間隙30を流れる気流は、固
定子24と回転子29の凸部25,37が共に三
角形状であるため、流線Aが第2図に示すように
安定し、固定子24および回転子29の凹部2
6,37にそれぞれ渦B,B′,Cを定常的に発
生する。固定子24の凹部26に生ずる渦B,
B′は、気流と固定子24および回転子29との
相対速度の差異により回転子29の凹部37に生
ずる渦Cに比して数が多くかつ渦度が高い。
ここで、間隙30を流れる空気に含まれる被粉
砕物は、流線Aに乗つて流れる過程での相互摩砕
によつて粉砕されると共に、固定子24の凹部2
6内の渦B,B′に巻き任まれ凹部26の壁面に
衝突して粉砕される一方、回転子29の凹部37
内の渦Cに巻き込まれ凹部37の壁面に衝突して
粉砕される。他方、各凹部26,37から間隙3
0に出た粒子は、流線Aに乗つて流れる粒子又は
回転子29の凸部37と衝突して粉砕され、粉砕
室内における粉砕が効果的に行われる。そして、
上記摩砕、衝突粉砕等が繰り返されて被粉砕物が
ミクロンオーダから10数ミクロンの大きさの比較
的粒度分布巾の狭い粒子に微粉砕されるものであ
る。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、回転子と固定子
との間の間隙を螺旋状に上昇する気流の流線が従
来技術に比して安定し、固定子の凹部内に渦度が
高くかつ複数の渦が定常的に発生するのみなら
ず、回転子の凹部内にも渦が定常的に発生して、
被粉砕物の粉砕が効果的に行われるので、微粉
度、処理能力などの微粉性能を大巾に向上するこ
とができ、ひいては製品の粒度分布を狭くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す微粉砕機の縦
断面図、、第2図は第1図における−線に沿
つた一部拡大断面図、第3図は従来の微粉砕機の
縦断面図、第4図は第3図における−線に沿
つた一部拡大断面図である。 24…固定子、25…凸部、25a…一辺、2
5b…他辺、26…凹部、29…回転子、30…
間隙、33…回転軸、36…凸部、36a…一
辺、36b…他辺、37…凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転軸に支持され外側表面に母線と平行な多
    数の凸部を周方向を連続させた回転子と、回転子
    の外側に微小な間隙を存して嵌装され内側表面に
    母線と平行な多数の凸部を周方向に連続させた固
    定子との間で被粉砕物を微粉砕する微粉砕機にお
    いて、前記回転子の凹部を一辺が回転子の中心に
    向き他辺が一辺と45〜60度の角度をなし回転子の
    回転方向前方が低くなる三角形状になし、固定子
    の凹部を一辺が回転子の中心に向き他辺が一片と
    45〜60度の角をなし回転子の回転方向後方が低く
    なる三角形状になしたことを特徴とする微粉砕
    機。
JP25029086A 1986-10-21 1986-10-21 微粉砕機 Granted JPS63104660A (ja)

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JP25029086A JPS63104660A (ja) 1986-10-21 1986-10-21 微粉砕機

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JP25029086A JPS63104660A (ja) 1986-10-21 1986-10-21 微粉砕機

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Publication Number Publication Date
JPS63104660A JPS63104660A (ja) 1988-05-10
JPH0315489B2 true JPH0315489B2 (ja) 1991-03-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0261437U (ja) * 1988-10-28 1990-05-08
JP5235442B2 (ja) * 2008-02-12 2013-07-10 キヤノン株式会社 トナーの製造方法

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JPS63104660A (ja) 1988-05-10

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