JPH0315457A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH0315457A
JPH0315457A JP1149877A JP14987789A JPH0315457A JP H0315457 A JPH0315457 A JP H0315457A JP 1149877 A JP1149877 A JP 1149877A JP 14987789 A JP14987789 A JP 14987789A JP H0315457 A JPH0315457 A JP H0315457A
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JP
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valve seat
valve
blood
ball
angle
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JP1149877A
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English (en)
Inventor
Toshio Nagase
敏夫 永瀬
Akira Fukutome
明 福留
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は、弁座と可動弁体とを有する弁装置、例えば人
工心臓用の人工弁装置に関する。
口.従来技術 近年、開心手術やその他の手術の際に、体外において補
助的かつ一時的に心臓の機能を代替するための人工心臓
の開発が進められている。例えば第7図に示すように、
生体の心臓10の右心房と肺動脈との間や、左心房と大
動脈との間に夫々・リンク型血液ポンプ装置11が連結
される。
このような血液ポンプ装置11はサック型と称されるも
のであり、第8図に明示するように、主として耐圧性(
例えばボリカーボ不−ト或いはポリウレタン製)のハウ
ジングアウターケース1と、このハウジングアウターケ
ース内に気密に収納される偏平袋状のサック型の血液チ
ャンハ−2とからなる。この血液チャンハ−2の上部に
は、血液チャンハーに連通して血液導入管3と血液排出
管4とが上向きにかつ略平行に形威されている。血液チ
ャンハ一部の上部周囲には、ハウジングの一部をなすフ
ランジ部5を設けてあり、このフランシ部によって血液
チャンハーはハウジングアウタケース1内に気密に収納
される。また、血e.導入管3と血液排出管4との各内
部には、血液17の逆流を防止ずる人工の逆止弁6、7
が装着してあり、これにより、血液導入管3から血液チ
ャンハ−2内に導入された血液17は、血液排出管4よ
り柏出されるようになっている。血液の抽出は、ハウジ
ングアウターケース1の底部に設けられたボート8を通
して流体、例えば圧縮空気及び減圧空気の導入、排出を
交互に行い、血液チャンハ外圧の変化に伴って血液チャ
ンハーが膨張、収縮を繰り返すことによってなされるも
のである。吻合(ふんごう)術によって生体の心臓に結
合された各カニューレ12と血液チャンハ−2側の各血
液導管3及び4とは、各コネクタ13の両端部からその
中央位置に設けたリング状フランジ14の位置まで夫々
押入される。
こうした血液ポンプ装置Cこおいて、従来から上記人工
弁6、7として、移植用のディスク型人工弁が多用され
ている。これらは多くの臨床実績を持ち、信頼性の高い
ものであるが、非常に高価である。移植用の人工弁とし
ては弁高が低く、中心流に近く、耐久性及び抗血栓性の
優れたものが望まれる。他方、ボール型弁のものは弁高
が高く、中心流は形威していないため、移植用としては
十分な性能は持っていないが、可動弁がホールからなっ
ているので、ディスク型に比べて耐久性がよく、血栓生
戒も少ないという利点がある。ボール型人工弁としては
、従来から広く臨床に使用されてきたものは、全て金属
製のケージの中にボールを収容させたものであるが、本
発明ではコネクタ13内に弁装置の機能を持たせて人工
弁とする構造として人工心臓の回路内に装着し易くした
。このような人工弁は、各構或部分を総てプラス千ンク
製にすることが可能であり、製造及び品質管理が容易で
廉価にもなる。
可動弁にボールを使用した人工弁は、ボールの径よりも
小さい内径を有する弁座を備えていて、血液の逆流時に
、ボールが逆流方向へ移動してボール表面の円周が弁座
に当接し、血液の逆流を防止するようにしている。そし
て、血液の順流時には、ホールが順流方向へ移動して弁
座から離れ、血液の導通が可能になるような横造にして
いる。
ところで、血液導管3、4、カニューレ12は、いずれ
も軟質であるのて、ごれらを接続ずるコネクタ本休13
には硬質の材料を使用するのが望ましい。他方、ホール
には弾性を有する材料を使用するのが水%’ffM少を
低減する方向となるため望ましい。弁座、ホール共に硬
質であると、後述する嵌頓は起こり離いのであるが、両
者が当接するときに鋭い衝撃音が発し、局部的な破損を
起こすことにより血栓が発生し易く、また耐久性も劣る
ようになり、不都合である。
ところが、ホールが弾性体であると、血液が逆流しよう
とするとき、前述のようにボール表面が弁座に当接する
ことにより、過大な条件下で駆動するとホールが若干弾
性変形して弁座に食い込むようになって血液順流時にホ
ールが弁座から離れ難くなることかある。この現象は嵌
頓と呼ばれている。
嵌頓を防止するには、ボールの径を弁座内径よりも著し
く大きくとるのが有効である。然し、ホールが大きくな
ると、コイ、クタ本体が大径になって導管3、4の方向
が平行から甚だしく外れて八の字状になる。弁座内径を
小さくすることも、嵌頓防止に有効であるが、この内径
は、要求される流量によって定まるもので、余り小さく
はできない。血液チャンハー2は、血液のフローパター
ンを一定に保つよう、導管3、4を互いに略平行に配し
た設計にしてあるので、導管3、4が平行から余り外れ
るようになると、血液のフローパクンを乱すことになり
、また、装着時にカニューレが心臓近くで彎曲するよう
になって、臨床使用」二甚だ不都合である。弁装置の設
計上の要点は、血液流量が小さいときに血液の滞溜が起
こらず、かつ、血液流量が大きいときに血液流速が局所
的に大きくなり過ぎないようにしてかつ良好な耐久性を
有することにある。コネクク本体を大径にせずにホール
を大きくすると、次のような問題が起こる。その一つは
、ボール周囲の血液通路の断面積か小さくなってこの部
分での血液流速が大きくなり、その結果、血球が破壊さ
れる現象(溶血と呼ばれる。)か起こるようになる。他
のーっぱ、血栓発生防止のために、血fj.通路を或可
く流線形にして血液がスムースに流れるようにする必要
があるか、このようにするためにはボールを大きくした
場合は弁室の長さも大きくとらねばならなくなり、ホー
ルの移動距離が大きくなって、順流、逆流防止の切換え
の応答が遅くなってしまう。またこの際に弁室の長さを
大きく取らないと血液流路か大きく彎曲して弁室内で渦
流を形威し、血栓を発生し易くなる。以上の理由から、
嵌頓防止のためにホールサイスを大きくするのには限界
がある。
ハ.発明の目的 本発明は、血液その他の流体のフローパターンを乱すこ
となく、嵌頓を効果的に防止できる弁装置を提供するこ
とを目的としている。
二.発凹の構或及び作用効果 第一の発明は、可動弁体を収容する弁室と前記可動弁体
を支持する弁座部とが流体導管本体内に設けられ、この
流体導管本体の中心軸線を含む断面にて、前記弁座部を
通り前記中心軸線に平行な線と、前記弁座部の接線との
角度が100〜135度の範囲内の角度である弁装置に
係る。
上記角度を90度以下にすれば、前述した嵌頓を防くの
に有効であるが、アンダーカソ1・(戻り角)が形威さ
れて弁座部近傍で流体の流れが著しく乱され、渦流が起
こるようになる。上記アンダーカットが形威されない迄
も、上記角度が100度未満であると、渦流が起こるよ
うになる。特に、流体が血液でしかも低流量の場合は、
渦流が起きて血栓が発生し易くなり、甚だ不都合である
。他方、上記角度が135度を越えると、可動弁体が弾
性体より或るために特に大流量による作用で弁座と当接
する際にわずかに変形し、線接触から面接触に移行する
ためにスティッキング(3jickinB  ひっかか
り現象)を伴う不連続な流量波形や圧波形を呈するよう
になり、この現象が昂しると、可動弁体前後の圧力較差
が拡大する条件下で嵌頓が起こるようになる。従って、
上記角度は100〜135度(7) の範囲内の角度とすることにより、渦流、嵌頓共に起こ
らなくなる。
第二の発明は、球面の少なくとも一部を外面に有する可
動弁体が流体導管本体内の弁室に収容され、前記可動弁
体の前記球面の一部が弁座部に当接することによってこ
の弁座部が前記可動弁体を支持するように構成され、こ
の可動弁体の前記球面の直径と前記弁座部の内径との比
がl.23〜1.42の範囲内の値である弁装置に係る
上記径の比が1.23未満であると、可動弁体の径と弁
座部内径との差が小さくなり、従って可動弁体表面の弁
座部に接する箇所での接線が流体導管本体の中心軸線6
こ平行に近くなる。その結果、可動弁体が弁座部に当接
したとき、可動弁体が弁座部に潜り込むようになって嵌
頓が起こり易くなる。
上記径の比が1.42を越えると、流量を確保するため
には弁座部内径を余り小さくすることができないので可
動弁体が大きくなり過ぎ、その結果、弁装置が大きくな
り、前述したように所定のフローパターンの保持が困難
になる。上記径の比を1.23〜1.42の範囲内の値
とすることにより、嵌頓を起こすことがなく、所定のフ
ローパターンが保持される。
ホ.実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図〜第3図は第一の発明の実施例を示す図である。
第1図は逆止弁としての機能を有するコネククの中心軸
線を含む拡大断面図(第3図のI−1線断面図)、第2
図は第1図の部分拡大図、第3図は第1図の■一■線断
面図である。
コネクタは、上流側弁座23を有する上流側管状本体2
2、3個の下流側弁座25を等間隔に一体に設けた下流
側管状本体24及びボール28によって構成される。両
管状本体22、24の接続部では、内径が拡大する弁室
27が両管状本休22、24に亘って形威されていて、
ボール28は弁室27に収容される。
前記接続部には、上流側管状本体22に雌ねし22aが
、下流側管状本体24に雄ねじ24aがrq) (10) 夫々設けられていて、雌ねし22aと雄ねじ24aとが
螺合し締付6,1られて両管状本体22、24が結合さ
れる。両管状本体22、24の端面間には環状パッキン
26が挟まれ、流体(例えば血液)のシールを確実にし
ている。この場合、パソキン26による弁室27の面の
段は、30〜50μm程度であれば血栓が発生すること
はない。このパンキンは、必須不可欠なものではなく、
上記両端面を高精度に仕上げることにより省略可能であ
る。
木体22、24の材料はポリカーボネートとした。その
ほか、硬質塩化ビニル、ポリウレタン、エボキシ樹脂、
ポリザルホン、アクリル樹脂、ナイロン(透明)等が使
用可能である。本体を透明にすることにより、外部から
血栓発生の有無を監視できる。ホール28はシリコーン
ゴム製とした。
そのほか、ポリアセクール、ポリカーボネート、ポリサ
ルホン、ポリウレタン、ナイロン6、ポリ4メチルペン
テン1、ポリプロピレン等が使用可能である。
流体17がコネクタ内を矢印のように流れるとき、ポー
ル28は、第1図に実線で示すように木体24の弁座2
5に当接し、流体17は第1図、第3図に示す各弁座2
5の間の空間25cを通って流れる。流体17は加圧さ
れた拍動流であるために逆流時にはボール28は、第1
図に仮想線で示すように上流側へ押され、本体22の弁
座23に球面の環状領域で接触し、流体17の逆流が速
やかに防止される。
パッキン26は、特に軟質で抗血栓性を有するシリコー
ンからなっていて、その外周縁部が上流側管状本体22
の環状溝22dに嵌人する。環状溝22dは、パッキン
26を正しい位置に位置させるほか、雌ねし22aの端
部に不完全ねし部が形威されるのを防止する。パッキン
26は上述のように軟質であるので、雌ねじ22aと雄
ねし24aとを螺合させ、更に締付けて両管状本体22
、24を結合させるとき、締付けの過不足によってパッ
キン26が弁室内に食み出したり、シールが不完全にな
ったりしないように注意しなりればならない。そこで、
本例では、両管状本体(12) 22、24の外周面に6個のリブ22c、2 4 c.
を夫々等間隔に設LJ、リブ22C、24Cが略一直線
に合わさったときに最適な締付けがなされるようにして
いる。
パソキン26は、流体17のシールと共に、ボール28
が弁座23又は25への衝突による衝撃を和らげ、水撃
値を小さくする役割を果たす。
上記のようにコネクタの管状部分を別個に作製された上
流側管状本休22、下流側管状本体24の2部分によっ
て構成することにより、弁座23、25の梢密な仕上げ
を組立て前に行うことができて仕上げ加工が容易になる
。更6こ、ボール28を上流側管状本体22に装入して
からコ不クタを組み立てられるので、ボール28のコネ
クタ内への装入か容易かつ確実である。
弁座25は、弁室27内に円周方向に等間隔に3個が下
流側管状本体24に一体に設けられている。弁座25の
」二疏側端部にはボール28を直接支持する支持部25
aが形威されている。弁座の内側端面25bは、下流側
管状本体24の円筒部24bの内周面延長上にあって、
この内周面に接続し、1度の抜き勾配を付してある。弁
座25中の仮想線は、弁室27の内周面の延長面を示し
ている。弁座25をこのような形状にしてあるので内方
へ突出する部分がなく、順流時には弁座端面25bに沿
う領域で流体(血液)17は弁座端面25bから本体円
筒部24bにかけて殆ど直線的に移動するようになり、
その流れは極めてスムーズであって血栓や溶血が生ずる
ことがない。更に、流体の乱流や偏流がないので、ボー
ル28の移動による弁開閉の応答特性も良好である。
ホール28は、前述したように例えばシリコーンゴム製
であり、実質的な剛体ではないので、超高精度に球面に
仕上げることが困難でちる。そのため、直径に微小の誤
差が不可避的に生ずる。然し、充分な弾性を有するので
、ボール28の弁座23、25の密着は、その弾性によ
って確実になされ、耐久性も充分である。また、下流側
弁座は3箇所に設けてあるので、ポール28を3点で支
持し、安定な支持ができる。
(19) (14) 本例で注目すべきことは、弁座のホールに接触する位置
での接線と管状本体の円筒部内周面との角度を所定の角
度としていることである。即ち、第1図において、弁座
23の接線と上流側管状本体22の円筒部22b内周面
とはθ1の角度で交わるようにしてある。また、弁座2
5の支持部25aでの接線と下流側管状本体24の円筒
部24b内周面の延長線(仮想線で示してある)とはθ
2の角度で交わるようにしてある。円筒部22b、24
bば円周面を円柱面としているので、これらの面は中心
軸線CLに平行であり、従って上記弁座の接線と中心軸
線CLとの角度は、夫々θ1、θ2となっている。特に
、上流側の弁座23では、血液が逆流しようとするとき
、ボール28が仮想線で示すように弁座23に当接して
逆流を防ぐのであるが、ホール28のこの移動は強い勢
いでなされる。これに対し、血液順流時には血液の流れ
によってポール28が弁座25の支持部25aに当接す
るので、この当接は強い勢いでなされる訳ではない。従
って、嵌頓は上流側の弁座23の方で起こり易い。そこ
で、θ1を、嵌頓が起こらないように135度以下とし
、渦流が起こらないように100度以上としている。下
流側弁座25の支持部25aでも嵌頓が起こらぬ訳では
ないので、角度θ2も同様に100〜135度とするの
が望ましい。
以下、上記角度を100〜135度とするのが良いこと
を見出した実験について説明する。
ボール28の径を17.0mm、弁座23の内径を13
.0mmに夫々一定にし、角度θ1を変化させて実験し
たところ、下記第l表に示す結果が得られた。
なお、使用したサック型血液ポンプ装置(第6図の11
)は、最大1回血液拍出量が60cc、弁座材料がポリ
カーボネート、ボールはショアA硬度55のシリコーン
からなっている。
(以下余白) (15) (16) 表中、駆動圧力を陽圧350mmHg、陰圧−100m
mllgとしての実験は、実際の駆動圧力よりも大幅に
大きい圧力をかけて嵌頓を起こし易くするようにしての
実験である。従って、No. 8の実験は実際とはか’
rj181[れた苛酷な条件で使川して嵌頓らしき現象
が若干認められたのであって、通常の使用条件ではNo
. 7のように嵌頓を起こさないのである。
第1表から、θ1を135度以下にとることにより、嵌
頓が起こらないことが理解できる。
なお、流体に微粉を添加して流体の流れの状況を可視化
した別の実験により、角度θ1を100度以上にとれば
渦流が起こり難いことが確認されている。
第4図及び第5図は第二の発明の実施例を示す図である
第4図は逆止弁としての機能を有するコ不クタの中心軸
線を含む拡大断面図(第5図のTV−IV綿断面図)、
第5図は第4図のV−V線断面図である。このコネクタ
は、前述の第1図〜第3図のコ不クタと構造が同しであ
り、共通ずる部分には同CI)i) (17) し符号を付して表わしてある。また、これらの詳細は既
に説明した通りであるので、説明を省略する。
この例で注目すべきことは、ホールの径と弁座の内径と
の関係を所定の関係にしてあること、1(11ち、弁座
23の内径Aとボール28の径Cとの比を1.23〜1
.42の範囲内の値としてあることである。
以下、上記径の比を1.23〜1.42とするのが良い
ことを見出した実験について説明する。
前述の角度θ1を125度に一定にし、弁座23の内径
及びボール28の径を変化させ(即ち、これら径の比を
変化させ)で実験したところ、下記第2表に示す結果が
得られた。なお、実験条件は前述の実験における条件と
同様である。血液ポンプ装置の血液供給量は通常4〜8
p./minであり、弁座23の内径は、第2表の12
.0〜14 . 0 mmで上記血液供給量を充分賄え
る寸法である。
(以下余白) 第2表から、径の比C/A以上で嵌頓が起こらないこと
が解る。なお、血液ポンプ装置の駆動圧力を陽圧300
mmtfg,陰圧−100 mmllgとしての通常の
使用条件よりも苛酷な条件Gこ設定した実験では、C/
Aが前記範囲の下限の値以下でば嵌頓が起こるようにな
る(No.11, 12、20、2], 22、27)
。また、C/Aを前記範囲の上限の値1.42にとると
、上記の苛酷な条件でも嵌頓が起こらない(No.18
、19)。従って、嵌頓防止の観点のみからでは、C/
Aは1.23以上で大きい程良いことが理解できよつ。
一方、補助心臓が通常必要とする最大血流量6〜8ff
i/minを拍動で得るためには12〜14 mm以上
の管内径が必要となり、弁座内径も同様に必要どなる。
これを前記の最大比である1,42倍すると約20mm
(可動弁の直径)となる。
弁を内蔵するコネクタをねし螺合式とした場合、ポリカ
ーボネート等のエンジニアリングプラスチックを使用し
てもねし螺合部分も含めて弁外周部の管径は34〜40
mm必要となる。
他方、血液ポンプの容量は通常100cc以下であるた
め、例えばリノク梨6こあっては血液の収納部であるサ
ンタ部の深さ方向(底部に向かう方向)の長さが最大で
60〜70mmとされ、円滑な血流量を1−}るために
上記深さ方向に直角方liIJの長さも」二泥深さ方向
の長さ以下が好ましいとされている。サンク部tこ連設
される血液導入管と排出管の各連設部は前記した如<1
2〜14mmの管径で設けられている。これらに対し前
記管の弁装填部の外周の径が前記した如き各4 Q m
mを超えては、{1′J動時に導入管と排出管の弁装填
部とうしが接触し易くなり、その結果血流の円滑化が阻
害されるという問題がある。さらに、ホールの直径が前
記連設部の管径より所定以上に大きくなると血液が弁室
内流路の一部で主として流れがちになり、一様に流れ難
くなる。その結果、凝血を生し易くなるという問題もあ
る。これらの問題を避けるためには前記した1.42以
下であることが好ましい。
なお、ホール28の径Cと下流側弁座25のボール支持
部25aの内径B(第4図では半径日/(91) (22) 2で示してある。)との比C/Bも、前記の例における
理由と同様の理由から、1.23〜l.,+2とするの
が望ましい。
上記のように、角度θ1を100〜135度の範囲内と
したコネクク又はホール28の径と−L流側弁座23の
内径との比を1.23〜1.42の範囲内の値としたコ
ネククを1ケ月以上の動物(山羊)実験に供したところ
、11の実験例で最長62日間安全に実験が遂行された
。また、■00拍/分のレートで行った1年以上の耐久
試験で異常が起こらず、更に実験は続行中である。
前記第一の発明の実施例、第二の発明の実施例共に、パ
ッキン26は、例えば上流側管状本体22に固着させて
これと一体に設けることができる。
第6図はパッキン26を上流側管状本体22に固着させ
て一体に設ける要領を示す拡大断面図である。
まず、シリコーンゴム製の栓51を仮想線で示す位置か
ら実線で示すように上流側管状本体22に雌ねし22a
から離間した状態で挿入する。
次に、雌ねし22,1と栓51とに挟まれた空間を経由
して、シリンシ(注射器)55を使用してボリウレクン
系の抗血栓性材料溶液50を環状溝22dとこれよりも
内方の底部露呈面に所定量供給する。
溶液50の溶媒が十分に除去されたら、栓51を上流側
管状本体22から引抜くと、上記露呈面に抗血栓性の環
状パッキン26が環状溝22d内に充満し、かつ上流側
管状本体22に一休に固着して形成される。これと類似
の方法で、パソキン26を下流側管状本体24に固着さ
せてこれと一体に設υることができることは言う迄もな
い。
以−1二、本発明の実施例を説明したが、−L記実施例
のほか、本発明の技術思想に払いて種々の変形が可能で
ある。例えば、可動弁体は、球形のほか、球帯部分又は
円錐部分を有し、これら部分の表面円周」二で弁座に当
接するような他の形状として良い。下流側弁座の個数も
、3個以外の適宜の個数どして良い。また、」二流側管
状本体と下流側管状本体との結合は、上記のようにねし
による締結の(23) (24) ほか、嵌込み方式として接着又は圧人によって桔合して
も良く、両本体を一体にして威形しても良い。更に、人
工弁を備えた人工心臓用のコネクタのほか、他の流体導
管の拍動中の逆流防止に本発明が適用可能であり、この
場合、各横或部分に6、Y使用目的に応じて適宜の祠料
を使用して良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は第一の発明の実施例を示すものであっ
て、 第1図は逆止弁としての機能を有するコネクタの中心軸
線を含む拡大断面図(第3図のII線断面図)、 第2図は第1図の部分拡大図、 第3図は第1図のI[I − [1線断面図である。 第4図及び第5図は第二の発明の実施例を示すものであ
って、 第4図は逆止弁としての機能を有するコネクタの中心軸
線を含む拡大断面図(第5図のTV−IV線断面図)、 第5図は第4図のV−V線断面図 である。 第6図は、第一の発明の実施例及び第二の発明の実施例
に共通する図であって、パンキンを上流側管状本体に固
着させてこれと一体に設ける要領を示す拡大断面図であ
る。 第7図及び第8図は従来例を示すものであって、第7図
は血液ポンプ装置の使用状態を示す概略図、 第8図は血液ポンプ装置の分解斜視図 である。 なお、図面に示された符号において、 17・・・・・・・・・血液 22・・・・・・・・・上流側管状本体22b・・・・
・・・・・上流側管状本体の円筒部23・・・・・・・
・・上流側弁座 24・・・・・・・・・下流側管状本体24b・・・・
・・・・・下流側管状本体の円筒部25・・・・・・・
・・下流側弁座 25a・・・・・・・・・下流側弁座のボール支持部2
6・・・・・・・・・パッキン 27・・・・・・・・・弁室 28・・・・・・・・・可動弁体(ボール)CL・・・
・・・・・・中心軸線 θ1・・・・・・・・・上流側弁座と中心軸線との角度
θ2・・・・・・・・・下流側弁座のボール支持部と中
心軸線との角度 A・・・・・・・・・上流側弁座の内径B・・・・・・
・・・下流側弁座のボール支持部の内径C・・・・・・
・・・可動弁体(ホール)の径である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.可動弁体を収容する弁室と前記可動弁体を支持する
    弁座部とが流体導管本体内に設けられ、この流体導管本
    体の中心軸線を含む断面にて、前記弁座部を通り前記中
    心軸線に平行な線と、前記弁座部の接線との角度が10
    0〜135度の範囲内の角度である弁装置。
  2. 2.球面の少なくとも一部を外面に有する可動弁体が流
    体導管本体内の弁室に収容され、前記可動弁体の前記球
    面の一部が弁座部に当接することによってこの弁座部が
    前記可動弁体を支持するように構成され、この可動弁体
    の前記球面の直径と前記弁座部の内径との比が1.23
    〜1.42の範囲内の値である弁装置。
JP1149877A 1989-06-12 1989-06-12 弁装置 Pending JPH0315457A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8543186B2 (en) 2007-03-01 2013-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method

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US8543186B2 (en) 2007-03-01 2013-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method

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