JPH0315451Y2 - - Google Patents

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JPH0315451Y2
JPH0315451Y2 JP3458283U JP3458283U JPH0315451Y2 JP H0315451 Y2 JPH0315451 Y2 JP H0315451Y2 JP 3458283 U JP3458283 U JP 3458283U JP 3458283 U JP3458283 U JP 3458283U JP H0315451 Y2 JPH0315451 Y2 JP H0315451Y2
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JP3458283U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紙製容器の製造業界に利用される気密
性を高めた紙製円筒容器の気密筒体の改良に係
る。
(従来の技術) 従来実公昭56−50969号公報に見られる様に断
熱性管容器として、テープ状素材をスパイラル巻
きして該テープ状素材の重複部にスパイラル状の
帯状接着部を形成するとともに、該帯状接着部を
弛ませて非接着部のテープ状素材間に空間層を形
成して筒状体胴部を形成し、更に該筒状体胴部の
下端周縁に底板を接着し、他方上端周縁に蓋部を
設けたものが存した。
この容器はスパイラル巻きしたテープ状素材の
重複部にスパイラル状の帯状接着部を形成すると
ともに、帯状接着部と帯状接着部との間に弛ませ
て非接着部のテープ状素材とテープ状素材との間
に空間層を形成して筒状体胴部を形成し、更にこ
の筒状体胴部に底板と取り付け、又他方に蓋部を
設けた構成のものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前記断熱性管容器はスパイラル状に巻い
たテープ状素材の帯状接着部と帯状接着部との間
を弛ませて、その弛みに伴う空間層により断熱性
効果を得ることはできても、使用時容器内を加熱
殺菌したり、加熱した流動製品を充填した場合、
更に外部圧と内部圧との間に差が生じた場合に、
前記テープ状素材が容易に破損したり、又襞部が
形成されて破損のときは流動製品が積層テープに
浸透し、容器の強度を低下させたり、流動製品の
液漏れ現象を起こす問題点や、又襞部のときは凸
凹した襞部に充填製品が引掛つて該製品の取り出
しに不便を来す問題点を有した。
本考案は前記した従来の問題点を解消するため
なされたもので、螺旋状に捲回する不浸透性の第
一層内張りテープに、第二層紙テープを部分接着
し且つ第二層紙テープに、第一層内張りテープに
形成される熱収縮等による襞部の逃がし部を設
け、該第一層内張りテープの一方側端と捲回する
第一層内張りテープの他方側端とを気密的に止着
して、充填した流動製品の液漏れ現象とか、不円
滑な製品の取り出しを皆無とした紙製円筒容器の
気密筒体を提供しようとすることを目的としたも
のである。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案に係る紙製円
筒容器の気密筒体は、不浸透性の第一層内張りテ
ープ1と第二層紙テープ2とが螺旋状に捲回さ
れ、その第二層紙テープ2へ次層紙テープ3,4
が捲回される紙製円筒容器の気密筒体に於て、前
記第一層内張りテープ1に、該第一層内張りテー
プ1の伸縮に伴う破損を抑止し得る範囲に接着剤
5を塗布した第二層紙テープ2を部分接着し、且
つ第二層紙テープ2には第一層内張りテープ1に
形成される収縮による襞部7の受け入れ部をなす
逃がし部8を設けるとともに、第一層内張りテー
プ1の一方側端と、捲回する第一層内張りテープ
1の他方側端とは気密に止着した構成である。
(作用) 本考案に係る気密容体を形成し且つ使用する場
合は、先ずマンドレル6へ不浸透性の第一層内張
りテープ1を螺旋状に巻き付けながら、この第一
層内張りテープ1の一方側端を捲回する他方側端
とをヒータ10による熔着か、又は接着剤により
止着させ、更にこのマンドレル6に巻き付けた第
一層内張りテープ1の周面に接着剤5を部分的に
塗布した第二層紙テープ2を螺旋状に巻き付け
る。更にこの第二層紙テープ2の周面に次層紙テ
ープ3,4を順次巻き付けて積層し、第一層内張
りテープ1、第二層紙テープ2、次層紙テープ
3,4からなる長尺筒11を形成した後、この長
尺筒11を定寸に裁断して気密筒体Aを形成する
もので、この気密筒体Aを容器として使用した場
合、加熱殺菌させたり、加熱された流動製品を充
填したとき等に於て、第一層内張りテープ1に収
縮作用が働いても、この第一層内張りテープ1と
第二層紙テープ2とは部分的に接着されているか
ら、自在に収縮しその際接着に伴う破損は生ぜ
ず、例え襞部7が形成されてもこの襞部7は前記
第二層紙テープ2に形成した逃がし部8へ入り込
んで、気密が保持されるものである。
(実施例) 次に本考案に係る紙製円筒容器の気密筒体の第
一実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
る。
図面第1図は気密筒体Aを示し、第2図は気密
筒体Aの構成を示す拡大断面図で、この気密筒体
Aは不浸透性の第一層内張りテープ1と、この第
一層内張りテープ1に重なる第二層紙テープ2と
が螺旋状に捲回され、且つ第二層紙テープ2へ次
層紙テープ3,4が螺旋状に捲回積層されて長尺
の筒が形成されこの長尺の筒を所定寸法に裁断さ
れるもので前記第一層内張りテープ1は合成樹脂
性フイルムを使用し、該第一層内張りテープ1に
は第二層紙テープ2を重ね且つ第二層紙テープ2
の第一層内張りテープ1に対応する面で、第一層
内張りテープ1の伸縮に伴う破損を抑止し得る範
囲に接着剤5をを塗布し、マンドレル6をへ螺旋
状に巻き付けた第一層内張りテープ1上へ螺旋状
に巻き付け積層する。
この第二層紙テープ2には、第一層内張りテー
プ1の熱収縮等によつて形成される襞部7を受け
入れる複数の透孔イからなる逃がし部8が形成さ
れている。
次に第3図はマンドレル6へ第一層内張りテー
プ1を捲回する状態の説明図で、前記第一層内張
りテープ1における長手方向の端部には、延長止
着部9が設けられ、第一層内張りテープ1の端部
を止着させる場合、螺旋状の捲回時他方端へ重ね
てヒータ10の加熱による熔着によつて気密に止
着する。
第4図は気密筒体Aを形成する説明図で、前記
第一層内張りテープ1へ捲回させた第二層紙テー
プ2には、次層紙テープ3,4を端部の突き合わ
せ部が一致しない様互いに位置をずらせて螺旋状
に捲回して多重層からなる長尺筒11を形成し、
これを定寸裁断して使用する。
尚この実施例に於て第一層内張りテープ1を止
着する第二層紙テープ2への糊付けの場合、第5
図及び第6図に示すように、部分的に糊付けを可
能とする為、糊付けローラ12に突起13を間隔
を隔てて突設するか、或いは筋状の糊付け部14
を複数間隔を隔てて設けたものを使用する。
以上この第一実施例による紙製円筒容器の気密
筒体を使用する場合は、マンドレル6へ第一層内
張りテープ1、第二層紙テープ2、次層紙テープ
3,4を順次螺旋状に巻き付けて長尺筒11を形
成した後、これを定寸に裁断して気密筒体Aを
得、これを容器として使用するもので、この使用
時加熱殺菌させたときや、加熱した流動製品を充
填したとき第一層内張りテープ1に収縮作用が働
いても、第一層内張りテープ1と第二層紙テープ
2とは伸縮に伴う破損を抑止し得る範囲に部分接
着されているから、接着に伴う破損は起こらず然
も形成した襞部7は第二層紙テープ2の逃がし部
8に入り込んで充填した流動製品等の取り出しに
支障のないようににしたものである。
次に第二実施例を第7図に基づいて説明する
と、この第二実施例のものは第二層紙テープ2に
形成する逃がし部8aを凹部ロとしたもので、不
浸透性の第一層内張りテープ1aとこの第一層内
張りテープ1aに重なる第二層紙テープ2aとが
螺旋状に捲回され、且つ第二層紙テープ2aへ次
層紙テープ3a,4aが螺旋状に捲回積層されて
長尺筒11aは形成される。この長尺筒11aを
定寸裁断して容器を製作し使用するもので、第一
層内張りテープ1aに形成される襞部(図示せ
ず)を前記逃がし部8aの凹部ロへ入れ込む構成
である。
(考案の効果) 前記の様に本考案に係る紙製円筒容器の気密筒
体は、不浸透性の第一層内張りテープと第二層紙
テープとが螺旋状に捲回され、その第二層紙テー
プへ次層紙テープが捲回される紙製円筒容器の気
密筒体に於て、前記第一層内張りテープに、該第
一層内張りテープの伸縮に伴う破損を抑止し得る
範囲に接着剤を塗布した第二層紙テープを部分接
着し、且つ第二層紙テープには第一層内張りテー
プに形成される収縮による襞部の受け入れ部をな
す逃がし部を設けるとともに、第一層内張りテー
プの一方側端と、捲回する第一層内張りテープの
他方側端とは気密に止着した構成のものであるか
ら、この気密筒体を容器として使用し該容器を加
熱殺菌させたり、加熱した流動製品を充填したと
き、更に外部圧と内部圧との間に差が生じた場合
に、例え不浸透性の第一層内張りテープに収縮作
用が働いても、この第一層内張りテープには第二
層紙テープが部分接着され、特にこの部分接着は
第一層内張りテープの伸縮に伴う破損を抑止し得
る範囲の接着剤塗布で、然も前記収縮作用により
生じた襞部を受け入れる逃がし部が設けられてい
るので、無理な収縮による第一層内張りテープの
破損はないから、流動製品等の液漏れ現象や容器
の弱体化をなくす特有の効果を有し、又襞部は前
記逃がし部へ馴染んで容器の内側に突出して収容
した製品の出し入れに障害となることもない効果
も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係る紙製円筒容器の気密
筒体を示す第1実施例の斜視図、第2図は仝上要
部の拡大縦断側面図、第3図は仝マンドレルへ第
一層内張りテープを捲回する状態の説明図、第4
図は気密筒体の形成を示す説明図、第5図及び第
6図は糊付けローラの変形例を示す正面図、第7
図は第二実施例における要部の拡大縦断側面図で
ある。 尚図中1は第一層内張りテープ、2は第二層紙
テープ、3,4は次層紙テープ、Aは気密筒体、
5は接着剤、7は襞部、8は逃がし部、イは透
孔、ロは凹部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 不浸透性の第一層内張りテープ1と第二層紙
    テープ2とが螺旋状に捲回され、その第二層紙
    テープ2へ次層紙テープ3,4が捲回される紙
    製円筒容器の気密筒体に於て、前記第一層内張
    りテープ1に、該第一層内張りテープ1の伸縮
    に伴う破損を抑止し得る範囲に接着剤5を塗布
    した第二層紙テープ2を部分接着し、且つ第二
    層紙テープ2には第一層内張りテープ1に形成
    される収縮による襞部7の受け入れ部をなす逃
    がし部8を設けるとともに、第一層内張りテー
    プ1の一方側端と、捲回する第一層内張りテー
    プ1の他方側端とは気密に止着したことを特徴
    とする紙製円筒容器の気密筒体。 (2) 逃がし部8を透孔イとした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の紙製円筒容器の気密筒体。 (3) 逃がし部8を凹部ロとした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の紙製円筒容器の気密筒体。
JP3458283U 1983-03-10 1983-03-10 紙製円筒容器の気密筒体 Granted JPS59141015U (ja)

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JPS59141015U JPS59141015U (ja) 1984-09-20
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