JPH03153516A - 活性炭の製造方法 - Google Patents

活性炭の製造方法

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JPH03153516A
JPH03153516A JP1291776A JP29177689A JPH03153516A JP H03153516 A JPH03153516 A JP H03153516A JP 1291776 A JP1291776 A JP 1291776A JP 29177689 A JP29177689 A JP 29177689A JP H03153516 A JPH03153516 A JP H03153516A
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JP
Japan
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coal
caking
activated carbon
compounded
pulverized
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Application number
JP1291776A
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English (en)
Inventor
Tokuji Yamaguchi
山口 徳二
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は活性炭の製造方法に関する。この方法によって
製造された活性炭は上水および排水中の有害物質の除去
、ガソリン等の揮発性有機物、排ガス中の有毒ガスある
いは臭気を吸収するため等に使用する。
〔従来の技術〕
石炭を原料とした活性炭は、炭化物を製造し、この炭化
物を種々の方法で賦活し製造されている。
この場合、良質活性炭を製造するには原料石炭の選択お
よび炭化物を製造する過程において、石炭が軟化溶融し
、気孔壁が厚く、比表面積の小さい炭化物を形成しない
ように処理することが重要である。
このため、従来から種々の方法が提案されている。すな
わち、特開昭5G−51996号公報は粘結性が弱いか
全く無い石炭、例えば加熱しても軟化溶融しない褐炭の
ような低石炭化度炭を選定し活性炭を製造している。し
かし、これら褐炭を原料とする場合は粘結剤が必要とな
る。また、特開昭50−125989号公報には米国ア
ラバマ州産のブラック・クリーク炭を使用した例が示さ
れているが、この場合は水の存在下にナフタリンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物又はその塩を粘結剤として使用し
ている。この様に、これらの活性炭の製造法においては
何等かの結合剤が使用されている。これら結合剤の使用
は活性炭の製造工程を複雑にし、またコストを高くして
いる。
他方、特開昭50−152993号公報には粘結炭を微
粉砕し、粘結剤を使用せず、塊成化した造粒炭を酸素含
有ガスで処理し、酸化度85以上(ASTM D−72
0−46によるFree−5we」Iing Inde
xまたはJIS M8801−1979のボタン指数で
Oに等しい)まで不溶融化した後、炭化賦活する方法が
提案されている。この場合は造粒炭を酸素含有ガスで処
理する必要があるため、大掛かりな装置、酸素濃度調整
機構および正確な温度コントロールか必要になる。
以上のように、現在知られている石炭を原料とした活性
炭の製造方法は、炭化過程で溶融しない石炭を用いる方
法、あるいは粘結炭を用いた場合は酸素含有ガスにより
不溶融化した後、炭化賦活し活性炭を製造する方法であ
る。
〔発明が解決しようとする課題) しかしながら、これら公知の活性炭製造方法では、非粘
結炭を使用した場合は粘結剤を使用しなければ成らない
欠点がある。
他方、粘結炭を使用した場合には、炭化過程での造粒炭
の軟化溶融現象を防止するため、粘結炭を酸素含有ガス
によって不溶融化する必要がある。このため、酸素ガス
による不溶融化のための大掛かりな装置が必要であるば
かりでなく、品質面からは、造粒炭の表面と内部で酸化
の進行状態が異なり均質な不溶融造粒炭の製造が困難で
、もし均質な不溶融造粒炭を製造しようとすれば、酸化
処理時間を長くする必要があり経済的でない。
以上の点から、石炭を原料として、機械的強度が高く、
比表面積の高い良質活性炭を簡素に、しかも安価な製造
方法の確立は、重要であり切望されている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、その目的を達成するために、粘結炭と非粘結
炭を配合した配合炭のロガ指数(JIS M8801−
1979での測定値)を20以上、75未満に調整し、
微粉砕した後、粘結剤を使用することなく、加圧成形し
造粒炭とし、この造粒炭を外熱あるいは内熱方式さらに
は外熱と内熱の併用方式で炭化した後、この炭化物を賦
活し活性炭を製造すること、および微粉砕した粘結炭と
微粉砕した非粘結炭を混合した配合炭のロガ指数を20
以上、75未満に調整し、微粉粉砕した後、粘結剤を使
用することなく、加圧成形し造粒炭とし、炭化した後、
賦活することを特徴とする。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明は粘結炭を微粉化し粘結炭の比表面積を大きくす
ると共に粘結炭の不溶融化を酸素含有量の多い非粘結炭
を使用し、非粘結炭が発生する酸素含有物質で粘結炭の
熱軟化性を減少させると共に非粘結炭の不溶融物質によ
って粘結炭の融着挙動を低下させる事によって、実質的
に造粒炭の不溶融化処理を行わさせる事を多くの研究を
重ねた結果見出だしたのである。
本発明による粘結炭は、微粉砕された石炭で、平均粒径
50μmより小さく粉砕された石炭が良いが、好ましく
は10μm以下が良い。粘結炭に配合する非粘結炭は、
単独では塊コークスを形成し得ない石炭であるが、好ま
しくは、ロガ指数15未満で、酸素含有量10重量%(
d、a、f、)以上の石炭が適し、その粒度は、粘結炭
の粉砕粒度と同等で良いが、粘結炭よりも小さいほうが
好ましい。なお、非粘結炭の配合量が粘結炭より多い場
合は、粘結炭の粒度より大きくする事が好ましい。
この理由は粘結炭粒子と非粘結炭粒子の接触面を多くす
るためである。更に作業性を容易にするためには、粘結
炭と非粘結炭を配合した後に微粉砕すると良い。
本発明は、粘結炭を微粉化し粘結炭の比表面積を大きく
すると共に粘結炭の不溶融化を酸素含有量の多い非粘結
炭を使用し、非粘結炭が発生する酸素含有物質で粘結炭
の熱軟化性を減少させると共に非粘結炭の不溶融物質に
よって粘結炭の融着挙動を低下させる。この粘結炭の融
着挙動の低下は、実質的に造粒炭の不溶融化処理である
この様な炭化物を形成させかつ機械的強度を十分確保す
るためには、配合炭のロガ指数は20以上、75未満の
範囲ある事が必要である。
粘結炭と非粘結炭を配合した配合炭のロガ指数を20以
上、75未満と規定したのは、20未満では造粒炭の粘
結性不足で石炭粒子相互の結合力が弱まり炭化物の機械
的強度が低下する。他方、上限を75未満と規定したの
は75以上では造粒炭の粘結性が高すぎ炭化過程で軟化
溶融現象を起こし造粒炭相互が融着し、活性炭用炭化物
となり得ないためである。
なお、配合炭のロガ指数は、各構成石炭のロガ指数と配
合割合に基いて加重計算を行うことによって予測できる
場合もあるが、石炭の特性によっては加重計算で予測し
たロガ指数と実際の配合炭を用いて測定したロガ指数が
異なる場合もある。したがって、本発明の方法における
配合炭のロガ指数の調整方法は、あらかじめ各構成石炭
のロガ指数と配合割合に基いて加重計算を行うことによ
ってロガ指数概算値を求めておき、次いで実際に配合炭
のロガ指数を測定することによって、このロガ指数が2
0以上、75未満となるように正確に調整することがで
きる。
微粉砕された粘結炭と非粘結炭の配合炭は、粘結剤を使
用すること無く加圧成形し5成形物を希望の大ぎさに整
粒し造粒炭としてから、回転炉あるいは流動床で外熱あ
るいは燃焼排ガスを用いた内熱さらには外熱と内熱を併
用した方法で700℃程度まで1℃/min〜20℃/
IQinの加熱速度で昇温し炭化する。700℃程度ま
で炭化した炭化物は、その後通常の手段でもって賦活し
、活性炭を製造する。
以上説明したように、本発明は粘結炭に非粘結炭を配合
しロガ指数を20以上、75未満に調整することによっ
て、造粒炭の不溶融化を簡素にし炭化物を製造するもの
である0本発明の方法によって製造した炭化物を水蒸気
あるいはGO2等の公知の方法で賦活し活性炭とする。
なお、賦活速度をより速めるためには公知のカリウム、
ナトリュウム等触媒を添加すれば良い。
(実 施 例) 次に本発明を実施例に基いて説明する0本発明の方法に
使用した粘結炭および非粘結炭の性状を表1に示す。
なお、表1の揮発分%(d、a、f、)はJIS M8
812−1972に従って測定した揮発分を純炭ベース
に換算した値で、酸素含有量%(d、a、f、)はJI
SMa813−1973に従って算出した酸素量を純炭
ベースに換算した値で、ロガ指数はJIS M2SO4
−1979に従って測定した値である。
表  1 表1の粘結炭および非粘結炭を用いて表2に示す配合割
合でもって配合し配合炭とした。
各配合炭の粉砕粒度は、試料N013および4では、粘
結炭と非粘結炭を混合した後、平均粒度20μ重に粉砕
し、試料N011、および2では粘結炭を平均粒度20
μmに粉砕した微粉炭に、平均粒径9μmに微粉砕した
非粘結炭を混合し、試料NO,5,6,および7では粘
結炭を平均粒度31umに粉砕した微粉炭に平均粒径8
μmに微粉砕した非粘結炭を配合し配合炭とした。これ
らの配合炭を加圧成型し塊成炭とした後、1〜4■に粒
度調整し、造粒炭とした。
表  2 試料N011から7の造粒炭をそれぞれ内容積220(
lnRの炭化炉に300g装入し、N2ガスを吹込みな
がら室温から3℃/minの加熱速度で650℃まで昇
温し30分保定後取り出し炭化物とした。但し試料NO
36および7は炭化過程で融着現象を起こして活性炭用
炭化量とはなり得なかった。
試料N081から5の生成した炭化物150 gを、内
容積22001の反応管に挿入し、900 t:でもっ
て水蒸気量7g/a+inで4時間賦活し活性炭とした
。生成した活性炭の性状を表3に示した。
なお、比表面積はBET法で測定した値であり、マイク
ロ強度は、内径25mm、長さ305 mmのステンレ
ス管に、直径8mmのステンレス鋼球10個と0.6 
mff1以上の活性炭10gを入れ、回転数25 r、
p、m、で40分間回転させた後の活性炭0.35mm
以上の歩留であり、活性炭の機械的強度をあられす指数
である。
表3の結果から比表面積はロガ指数が低下するに従い大
きくなり活性炭としては好ましい。
しかし、マイクロ強度はロガ指数が低下するに従い低下
する。これらの結果を市販活性炭と比較すると比表面積
からは配合炭のロガ指数は75未満であり、マイクロ強
度の面からは配合炭のロガ指数は20以上である。
表  3 (本発明の効果) 以上実施例および比較例に示したように、本発明の方法
すなわち、配合炭のロガ指数を20以上75未満に調整
することによって、活性炭用炭化物を簡素に製造するこ
とが出来る。
本発明の方法の炭化物から製造した活性炭は特に水処理
用活性炭、溶剤吸着、ガソリン、あるいは脱臭剤として
有効に使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粘結炭と非粘結炭を混合した配合炭のロガ指数を2
    0以上、75未満に調整し、微粉砕した後、粘結剤を使
    用することなく、加圧成形し造粒炭とし、炭化した後、
    賦活することを特徴とする活性炭の製造方法。 2 微粉砕した粘結炭と微粉砕した非粘結炭を混合した
    配合炭のロガ指数を20以上、75未満に調整し、微粉
    粉砕した後、粘結剤を使用することなく、加圧成形し造
    粒炭とし、 炭化した後、賦活することを特徴とする活性炭の製造方
    法。
JP1291776A 1989-11-09 1989-11-09 活性炭の製造方法 Pending JPH03153516A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0765841A3 (ja) * 1995-09-26 1997-04-09 Mitsubishi Chem Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0765841A3 (ja) * 1995-09-26 1997-04-09 Mitsubishi Chem Corp

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