JPH03150656A - バス優先制御装置 - Google Patents

バス優先制御装置

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Publication number
JPH03150656A
JPH03150656A JP28870689A JP28870689A JPH03150656A JP H03150656 A JPH03150656 A JP H03150656A JP 28870689 A JP28870689 A JP 28870689A JP 28870689 A JP28870689 A JP 28870689A JP H03150656 A JPH03150656 A JP H03150656A
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JP
Japan
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controlled
bus
signal
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Application number
JP28870689A
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English (en)
Inventor
Natsuo Miyata
宮田 夏夫
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、共通バスに複数の処理ユニットを接続する情
報処理システムにおいて上記共通バスに対する優先権を
制御するバス優先制御装置に関するものである。
[従来の技術] 例えば、中央処理ユニットに対しては、各種のメモリが
接続されるだけでなく、各種の入出カニニット(入出力
ポート、必要に応じては入出力装置をも意味する)が接
続される。この場合において、バスが共通化されている
ことが多い。このように共通バスに複数の処理ユニット
が接続されている場合、各処理ユニットはバスに対する
使用要求(例えばマイクロプロセッサに対する割込み要
求)を出してバスの占有権を確保してからバスを使用す
ることになる。この場合において、複数の処理ユニット
からの要求が重なった場合に、バス占有権の調整を行な
う必要があり、かかる調整を行なうバス優先制御装置が
設けられている。
バス優先制御装置は、例えば中央処理ユニットに設けら
れているバス制御部と、他の各処理ユニットに設けられ
ているバス優先に対する被制御部とから構成されている
従来のバス優先制御装置において採用されている優先制
御方式は、被制御部に割り当てられた優先順位に従って
、被制御部を個別の信号線を利用して個別に制御する方
式である(以下、個別線方式と呼ぶ)。すなわち、被制
御部及びバス制御部間をそれぞれ処理要求信号及び許可
信号伝送用の信号線で接続する。被制御部は、処理要求
信号を送出した後、許可信号の応答を待ってバスにデー
タを入出力する。他方、バス制御部は、処理要求信号に
応答して許可信号を出力する。この際、許可信号送出前
に他の被制御部から処理要求信号が入力されると、各信
号線に予め割り当てられている優先順位が高い被制御部
に対してのみ許可信号を送出する。
また、従来、第2図に示すように、いわゆるデイジ−チ
エイン方式も採用されている。バス制御部1及び被制御
部3A、3B・・・3N間を共通バス2、処理要求信号
REQ及び終了応答信号ENDの共通の伝送用信号線で
接続する。また、バス制御部1及び被制御部3A〜3N
間を許可信号ACKの伝送用信号線で直列接続し、この
とき、バス制御部1から順次遠くなるに従って優先順位
の低い被制御部3A〜3Nを配置する。
各被制御部3A〜3Nは処理要求信号REQを送出した
後に許可信号ACKが入力された場合には、バス2にデ
ータを入出力し、バス2の使用が終了すると終了応答信
号ENDを出力する。これに対して、処理要求信号RE
Qを送出しないにも拘らず許可信号ACKが入力さるれ
ると、次段の被制御部に許可信号ACKを転送する。
バス制御部1は、処理要求信号REQが入力されると許
可信号ACKを出力し、このとき処理要求信号REQが
連続して入力されると、許可信号ACKを出力した後終
了応答信号E’NDの入力を待って再び許可信号ACK
を出力する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、個別線方式においては、被制御部の数だ
け処理要求信号REQ及び許可信号ACKの伝送用信号
線が必要になり、そのため被制御部の増加に伴なって信
号線の数が増加し、全体の構成が煩雑になる問題がある
。また、優先順位の変更には信号線の接続換え等の繁雑
な作業を伴うことを避は得ない。
また、デイジ−チエイン方式においては、許可信号AC
Kの伝送用信号線の接続で優先順位が決まることから、
被制御部3A〜3Nを優先順位の高い順番に実装しなけ
ればならず、実装位置や優先順位を自由に変更しにくい
という問題があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成で、実装位置、優先順位を自由に設定変
更することができるバス優先制御装置を提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するため、本発明においては、共通バ
スに接続された複数の被制御部と、共通バスを占有し得
るいずれか一つの被制御部を決定するバス制御部とを備
えたバス優先制御装置において、バス制御部と被制御部
とを以下のように接続して以下のように各種信号を授受
するようにしな。
すなわち、各被制御部からバス制御部に向かう、共通バ
スの優先制御に用いる信号線は共通化してバス制御部に
接続し、バス制御部から出力される信号用の信号線は途
中分岐して各被制御部に接続した。そして、バス制御部
は、処理要求信号を受信したとき、優先順位の高い番号
から低い番号に順次許可優先順位番号を切り換えながら
この許可優先順位番号を各被制御部に向けて出力し、許
可獲得信号を受信したときに許可優先順位番号の切換え
動作を中止し、各被制御部は、バス制御部に処理要求信
号を送出した後に受信した許可優先順位番号が当該被制
御部に予め設定されている優先順位番号と一致すると、
バス制御部に許可獲得信号を出力すると共に、共通バス
を占有した処理に移る。
[作用] 共通バスに対する優先制御の構成を簡単にするなめには
、各種の信号線を共通にすることが好ましく、本発明で
はバス制御部と被制御部とを結ぶ双方向の信号線共に共
通化している。
しかし、信号線を共通化しているので、バス制御部では
、処理要求信号が与えられてもどの被制御部が出力した
ものかを判別することができない。
そこで、バス制御部は、処理要求信号が与えられると、
優先順位の高い番号から低い番号に順次許可優先順位番
号を切り換えながらこの許可優先順位番号を各被制御部
に向けて出力することとした。
この許可優先順位番号の切換え動作は、いずれかの被制
御部から許可獲得信号が与えられるまで行なう。このよ
うに、時間順次に許可優先順位番号を切り替えることで
、処理要求信号を出力した被制御部に予め設定されてい
る優先順位番号を許可優先順位番号として必ず出力する
ようにしている。
従って、被制御部では、バス制御部に処理要求信号を送
出した後に受信した許可優先順位番号が当該被制御部に
予め設定されている優先順位番号と一致するか否かを判
断し、−位したときにバス制御部に許可獲得信号を出力
する。そして、共通バスを占有した処理に移る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳述する
ここで、第1図は3個の被制御部を有する一実施例を示
すブロック図、第3図はその詳MAfi!l¥成を示す
ブロック図、第4図はその動作の説明に供する信号波形
図である。
第1図において、バス優先制御装置10は、処理要求信
号REQ、許可信号ACK、許可獲得信号HLD又は終
了応答信号ENDを伝送する4つの信号線と、データ線
(データバスの一部をなしている)Tとで3個の被制御
部11A、11B、11C及びバス制御部12間を接続
した構成を有する。
第3図に詳細構成を示すバス制御部12は、クロック信
号CLOCK (第4図(A))を基準にして動作する
ようになされている。被制御部11A〜11Cからバス
制御部12に出力された処理要求信号REQ (REQ
A〜REQC)は、レシーバ回路21を介して要求信号
許可制御部22に与えられる。ここで、レシーバ回n2
1は全ての被$制御部11A〜11Cからの処理要求信
号REQA〜REQCをワイヤードオア接続を介して受
けるようになされている。なお、この明細書において、
各種信号REQ、HL・D、ENDを出力した被制御部
を明らかにする場合には被制御部を表す符号のIIA〜
11Cの末尾と同一の記号A〜Cを信号の種類を表す記
号の末尾に付与して示し、出力した被制御部の区別がで
きないことを意味する場合や区別の必要がない場合には
信号の種類を表す記号だけで示している。
要求信号許可制御部22は、処理要求信号REQが有意
になると、共有バスが被制御部11A〜11Cによって
占有可能な状態が否かを判断し、占有可能であれば直ち
に、占有可能でなければ占有可能な状態になるのを待っ
て、許可信号ACKをドライバ回路23を介して被制御
部11A〜11Cに出力するものである。第4図は、処
理要求信号REQを受信してがら4クロック周期後に許
可信号ACKを送出した場合を示している。
また、要求信号許可制御部22は、被制御部11A〜1
1Cから出力された終了応答信号ENDをレシーバ回路
24を介して受けると、1クロック周期後に許可信号A
CKの出力を停止するものである。レシーバ回路24も
全ての被制御部11A〜11Cからの終了応答信号EN
DA〜ENDCをワイヤードオア接続を介して受けるよ
うになされている。
さらに、要求信号許可制御部22は、許可信号ACKを
、直接アンド回路26に出力すると共に遅延回路を構成
するフリップフロップ回路28を介してアンド回路26
に出力する。なお、アンド回路26は、フリップフロ1
1回路28を介しな許可信号DACK2を反転して収り
込む。これにより、アンド回路26は、許可信号ACK
に対して1クロック周期遅れて有意となる、しかも17
0ツク周期のパルス幅を有する遅延許可信号DACKI
をカウンタ回路30に与え、このカウンタ回路30を動
作状態に立ち上げるようにしている。
また、フリップフロップ回路28はドライバ回路32及
び33の制御端子(ハイインピーダンス端子)に出力信
号DACK2を与える。ドライバ回路32は、この出力
信号DACK2を反転して取り込む。ドライバ回F83
2は、この出力信号DACK2が有意になると、被制御
部11A〜11Cに向かうデータ線(この実施例では2
ビット分)T1を図示しない本来のデータ処理部から切
離し、ドライバ回路33は、カウンタ回路30の出力ラ
イン(2ビット分)を被制御部11A〜11Cに向かう
データ線T1に接続させる。すなわち、ドライバ回路3
2は、本来のデータの2ビット分をデータ線T1に送出
するものであるが、遅延許可信号DACK2が有意の期
間だけ本来のデータの送信を禁止するものである。他方
のドライバ回路33は、カウンタ回路30から出力され
た後述する許可優先順位番号ACKPNを遅延許可信号
DACK2が有意の期間だけデータ線T1に送出するも
のである。
カウンタ回路30は、共通バスの使用権を有する被制御
部を特定する許可優先順位番号ACKPNを出力するも
のであり、このカウンタ回路30のカウント動作は以下
の各部によって制御される。
最高優先順位番号設定部35は例えばレジスタ回路で構
成され、被制御部11A〜11Cに割り当てられた優先
順位番号のうち最高優先順位番号が設定されるものであ
る。比較回路36は、レシーバ回路38を介して入力さ
れる優先順位番号REQPNを取り込み、最高優先順位
番号設定部35の設定番号との比較結果を選択回路40
に出力するものである。後述するように、レシーバ回路
38によって受信した優先順位番号REQPNは、処理
要求信号REQを送出した被制御部について予め設定さ
れている優先順位番号である。
ここで、レシーバ回路38は被制御部11A〜11Cに
それぞれ割り当てられた優先順位番号REQPNA〜R
EQPNCをワイヤードオア接続を介して受けるように
なされている。処理要求信号REQを送出した被制御部
が複数ある場合には、各優先順位番号の各ビットのオア
出力でなる優先順位番号、従って場合によっては最高優
先順位番号より大きな値をとる番号REQPNがレシー
バ回路38に与えられる。
比較回路36は、切換信号を出力することにより、優先
順位番号REQPNが設定されている最高優先順位番号
より大きいときに、設定されている最高優先順位番号を
選択回路40で選択させ、優先順位番号REQPNが設
定されている最高優先順位番号以下のときに、受信した
優先順位番号REQPNを選択回路40で選択させてカ
ウンタ回路30に初期設定値として与える。
この実施例においては、番号が小さくなれば優先順位が
低くなるようになされており、被制御部11A、11B
、11Cのそれぞれに番号「1」、「3」、「2」の優
先順位番号が割当てられている。第1図における記号R
EQPNA、REQPNB、REQPNCは、各被制御
部11A、11B、11Cの優先順位番号を表している
従って、例えば、被制御部11A及び11Cが処理要求
信号REQA及びREQCを同時に出力した場合には、
番号「1」及び「2」のワイヤードオア出力が得られる
ことから、優先順位番号REQPNの値は「3」となる
。また、この実施例では、最高優先順位番号設定部35
の設定値も「3」となる。かくして、カウンタ回路30
においては、値「3」の初期設定値が入力される。
カウンタ回路30は、フリップフロ71回路28の出力
信号DACK2が有意となって優先制御動作を行なうこ
とを指示するようになった後、いずれかの被制御部から
送出された許可獲得信号HLDをレシーバ回路43が受
信するまでの間にカウント動作を行なう。すなわち、ア
ンド回F@42に、フリップフロップ回路28の出力信
号DACK2と、レシーバ回路43による受信許可獲得
信号HLDの反転信号とが与えられ、このアンド出力が
カウンタ回路30に動作実行非実行制御信号として与え
られる。カウンタ回路30は、カウント動作可能な期間
においてはクロック信号CLOCKが与えられる毎にダ
ウンカラン]・する。許可獲得信号HLDをレシーバ回
路43が受信したときには、カウント値(fjt先され
た被制御部の優先順位番号を意味する)が保持される。
このように時間順次に変化していき、その後保持される
カウンタ回路30のカウント値(以下、許可優先順位番
号と呼ぶ)ACKPNが、上述のようにドライバ回路3
3を介してデータ線]゛1に出力される。
従って、許可優先順位番号ACKPNを送出して、処理
要求信号を送出した被制御部(11A〜11Cのいずれ
か)を立ち上げるようにすれば、バスの占有を優先順位
に従って制御することができる。
以上、バス制御部12側の構成を説明したが、以下では
、被制御部11A〜11Cの構成を説明する。なお、各
被制御部11A〜11Cは同一構成を有するので、ここ
では、1個の被制御部11についての構成を説明する。
被制御部11A、11B又は11C(以下、これらのい
ずれかを代表させて符号11で示す;また、これの各構
成要素についても記号A〜Cを省略する)は、バス制御
部12と共通のクロック信号CLOCKで動作するよう
になされており、バス優先制御装置10全体として同期
したタイミングで動作するようになされている。
被制御部11において、要求起動終了制御部51は、被
制御部11内で処理要求が発生すると。
ドライバ回路53を介してバス制御部12に処理要求信
号REQを出力する。なお、処理要求信号REQの伝送
用信号線においては、各被制御部11A、11B、11
Cからの信号線がワイヤードオア接続されて構成されて
いるので、複数の被制御部で処理要求信号が同時に発生
しても1個の処理要求信号としてバス制御部12に与え
られる」例えば、第4図(81)及び(B3)に示すよ
うに、時点t1で処理要求信号REQAが立ち上がった
後、時点t2で処理要求信号REQCが立ち上がった場
合には、バス制御部12に入力される処理要求信号RE
Qは第4図(B)に示すように時点t1から連続して立
ち上がるものとなる。
また、要求起動終了制御部51は、バスの占有が認めら
れて当該被制御部11が処理を行ない、その処理が終了
した場合には、ドライバ回路54を介して終了応答信号
ENDをバス制御部12に向けて出力する。
要求起動終了制御部51から出力された処理要求信号R
EQは、当該被制御部11におけるアンド回路56及び
70にも与えられる。
アンド回路56は、バス制御部12にデータを与えるた
めのデータ線(データバスの2ビット分)T2を優先順
位番号の送出用バスとして用いられるように制御するも
のであり、そのための1条件として処理要求信号REQ
が送出されていることが条件となっている。このアンド
回路56には、処理要求信号REQの他に、レシーバ回
路58で受信した許可信号ACKがそのまま、また、ド
ライバ回路60が出力した許可獲得信号HLDが反転し
て与えられる。かくして、処理要求信号REQが送出さ
れ、それに対する許可信号ACKが返信された後であっ
て、バスの占有権に対する許可が入力される前の間、有
意な論理をとる信号がアンド回路56からドライバ回路
62及び64の制御端子に入力される。
かかる出力信号を反転して収り込むドライバ回路62は
、当該被制御部11内のデータ線(2ビット分)と共通
のデータ線(2ビット分)T2との間に介挿されており
、収り込んだ出力信号が有意な状態で本来のデータの伝
送を禁止する。
他方のドライバ回路64は、この制御によってデータ線
T2にデータを出力できるようになる。
ドライバ回n64は、優先順位番号設定部65から出力
された当該被制御部11に割り当てられている優先順位
番号REQPNをデータ線T2を介してレシーバ回路3
8に出力する。なお、優先順位番号設定部65は例えば
レジスタ回路で構成され、上述のように当該被制御部1
1に割り当てられた優先順位番号が設定されている。
例えば、第4図に示すように、2個の被制御部11A及
び11Cから時点t1又はt2で処理要求信号REQA
及びREQCが送出され、時点t3で許可信号ACKが
これら被制御部11A及び11Cに入力されると、これ
に応動してドライバ回路62A及び62C1並びに、ド
ライバ回路64A及び64Cの動作が切換り、この時点
t3で優先順位番号REQPNA及びREQPNC(第
4図(El)及び(E3))がそれぞれ対応する被制御
部11A及び11Cからデータ線T2に出力される。
データ線T2のワイヤードオア接続されているため、こ
の場合には、バス制御部12には値「3コの優先順位番
号REQPN (第4図(E))が与えられる。
上述のように、バス制御部12においては、この優先順
位番号REQPNを受信した次のクロック周期から許可
優先順位番号ACKPNを出力し始める。この許可優先
順位番号ACKPNは、被制御部11ではレシーバ回路
69によって受信され、図示しないデータ処理部及び比
較回路67に与えられる。なお、この時点では、共通バ
スに対する占有権が得られていないので、この許可優先
順位信号REQPNがデータ処理部に与えられても無意
味なものとなる。
比較回路67は、優先順位番号設定部65に設定されて
いる優先順位番号と受信した許可優先順位番号REQP
Nとが一致するか否かを比較を通じて判断しており、す
なわち、バス占有が許可された被制御部が自己であるか
を判断しており、許可されたという結果を得ると出力信
号を有意とする。
この出力信号はアンド回路70に与えられる。
アンド回路70には、処理要求信号REQ及び許可信号
ACKも与えられる。かくして、処理要求信号REQを
出力し、許可信号ACKが返信された状態で、当該被制
御部11にバス占有権の許可が降りると、アンド回路7
0は出力信号を有意とし、その出力信号を上述゛した許
可獲得信号HLDとしてドライバ回路60を介してバス
制御部12に出力する。
いずれかの被制御部が許可獲得信号HLDを出力する前
は、上述のように、比較回路67に与えられる許可優先
順位番号ACKPNは徐々に小さくなっていく。
なお、各被制御部11A〜11Cの許可獲得信号HLD
A−HLDCの伝送用信号線は、ワイヤードオア接続さ
れて共通の信号線にまとめられてバス制御部12に接続
されている。
許可獲得信号HLDは、上述のように当該被制御部11
のアンド回路56にも与えられる。従って、許可獲得信
号HLDが有意になると、ドライバ回路62及び64の
動作が切換り、優先順位番号REQPNの出力が停止制
御されると共に、図示しないデータ処理部からのデータ
を共通のデータ線T2に与えることができるようになる
以上の構成において、時点t1で被制御部11Aにおけ
る処理要求信号REQA (第4図(Bl))が有意と
なり、それより後の時点t2で被制御部11Cにおける
処理要求信号REQC(第4図(B3))が有意となる
と、これらの処理要求信号REQA及びREQBがワイ
ヤードオアされ、時点t1から有意となる処理要求信号
REQ (第4 (B))がバス制御部12の要求信号
許可制御部22に入力される。バス制御部12の要求信
号許可制御部22は、バス制御部12内での処理が一段
落したタイミングで処理要求信号REQの状態を収り込
み、有意になっているとその時点t3で処理要求信号R
EQに応答する許可信号ACK(第4図(C))を出力
する。
この許可信号ACKは各被制御部11A〜11Cに入力
されるが、処理要求信号REQA、REQCを出力した
被制御部11A、11Cがこの許可信号ACKの受信に
よってドライバ回路64A、64Cを動作させて設定さ
れている優先順位番号REQPNA(値「1」;第4図
(El)) 、REQPNC(値「2」;第4図(E3
) )を共通のデータ線T2に出力する。また、この許
可信号ACKの受信によって被制御部11A、11Cは
、許可獲得信号HLDA (第4図(Fl)) 、HL
DC(第4図(F3))を出力できる状態に移行する。
被制御部11A、11Cから出力された優先順位番号R
EQPNA及びREQPNCはワイヤードオアされるの
で、バス制御部12にはオア出力である値「3」の優先
順位番号R,EQPN (第4図(F))が与えられる
。この場合には、バス制御部12で受信された優先順位
番号REQPNは、設定されている最高優先順位番号と
等しいので、選択回路40によって受信優先JIIJ’
を位番号R,EQPNが選択されてカウンタ回路30に
プリセット値として与えられる。許可信号ACKが時点
t3で有意となったので、それより1クロック周期遅れ
た時点L4でカウンタ回路30にプリセット指令が入力
され、このタイ、ミンクで受信優先順位番号REQPN
がセットされる。
これにより、時点t4からの1クロック周期の間、値が
「3」である許可優先順位番号ACKPN(第4図(G
))がデータ線T1に出力される。
この優先順位番号信号ACKPNは、処理要求信号RE
QA、REQCを送出した被制御部11A、11Cにお
いて、比較回路67A、67Cによって、その被制御部
11A、11Cに設定されている優先順位番号と比較さ
れる。時点t4からの1クロック川期の間では、いずれ
の比較回路67A、67C共に不一致という結果を出力
し、その結果、両方の被制御部11A、IIC共に許可
獲得信号HLDA、HLDCを出力しない。
各被制御部11A〜11Cからの許可獲得信号HLDA
〜HLDCのワイヤードオア出力HLDが有意とならな
いので、バス制御部12の比較回路30は次にクロック
信号CLOCK(第4図(八))が与えられた時点t5
においてカウント値を1だけ小さくする。すなわち、許
可優先順位番号ACKPNを値「2」とする。
これにより、設定されている優先順位番号が「2」であ
る被制御部11Cの比較回路67Cから一致信号が出力
され、この被制御部11Cは許可獲得信号HLDCを有
意とする。他の被制御部[A及び11Bでは比較回路6
7A及び67Bの出力が継続して不一致であるのでいま
までと同様に非獲得状態の処理を行う。
この許可獲得信号HLDCの有意によって、被制御部1
1Cでは、ドライバ回路62及び64の制御状態が切り
替わり、設定優先順位番号REQPNCではなくデータ
本体をデータ線T2に送出できる状態になる。他方、バ
ス制御部12では、この許可獲得信号HLDCの有意に
よってカウンタ回路30のカウント動作が停止する。
かくして、被制御部ILCにバスの占有権が与えられ、
データ転送が可能となる。
被制御部11Cにおいてバスの占有を必要とする処理が
終了すると、その要求起動終了制御部51はその時点t
、7(クロック信号に同期している)で終了応答信号E
NDC(第4図(O))を有意とする。
バス制御部12ではこれによって1クロック周期後の時
点t8で応答信号ACKを非有意とし、ドライバ回路3
2及び33の状態を切り替えて許可優先順位番号ACK
PNではなく本来のデータをデータ線T1に出力できる
状態にする。
他方、被制御部11Cでは、応答信号ACKの非有意に
よって、許可獲得信号HLDCを非有意とすると共に、
ドライバ回路62及び64をの状態を切り替えて設定さ
れた優先順位番号をデータ線T2に出力できる状態にな
る。また、この後の時点t9において処理要求信号RE
QCも非有意とする。すなわち、被制御部11Cは初期
状態に復帰する。
このようにして被制御部11Cによるバス占有による処
理が終了する。
この時点t9においては、被制御部11Aからの処理要
求信号REQAが有意であるので、バス制御部12での
処理が一段落ついて処理要求信号REQの状態を取り込
みにいったときに上述と同様な処理が実行される。
上述の実施例によれば、処理要求信号I−1,E Qに
応答して、順次値を切り換える優先順位番号ACKPN
を被制御部11A〜11Cに送出し、各被制御部の設定
優先順位番号と当該優先順位番号信号ACKPNで決ま
る番号との比較結果に基づいて、被制御部の処理を制御
することにより、共通の信号線を用いて所望の優先順位
に従って被制御部を制御することができる。その結果、
従来に比して構成を簡単なものとしている。
また、共通の信号線を用い、しかも、番号の設定部にレ
ジスタ回路を適用しているので1、実装、優先順位を自
由に変更したり設定しなりすることができる。
なお、上述の実施例においては、最優先順位設定部及び
優先順位番号設定部をレジスタ回路で構成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、デイツ
ブスイッチ等の種々の設定手段を適用することができる
また、上述の実施例においては、データ線1゛を介して
優先順位番号REQPN及び許可優先順位番号ACKP
Nを伝送する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、アドレス線を用いるようにしても良く、さらに専
用線を用いるようにしても良い。
さらに、上述の実施例においては、3台の被制御部11
A、11B、11Cでバスを共用する場合について述べ
たが、被制御部の数はこれに限定されない。
さらにまた、上述の実施例では、優先順位の高いものほ
ど値が大きい番号を割り当てるものを示したが、逆に優
先順位の高いものほど小さな値を割り当てるようにして
も良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、処理要求信号に応動し
て許可優先順位番号を順次更新しながら被制御部に向け
て出力すると共に、被制御部がこの許可優先順位番号と
設定優先順位番号とを比較し、その比較結果に基づいて
、被制御部にバス占有権を付与するか否かを制御するよ
うにしたので、また、各種の信号線を複数の被制御部で
共通に用いるようにしたので、全体として簡易な構成で
、被制御部の実装位置や優先順位を自由に設定変更し得
るバス優先制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例によるバス優先制御装置を示
すブロック図、第2図は従来のバス優先制御装置を示す
ブロック図、第3図は上記実施例の詳細構成を示すブロ
ック図、第4図はその動作の説明に供するタイムチャー
トである。 12・・・バス制御部、11A、11B、11C・・・
被制御部、22・・・要求信号許可制御部、26.42
.56.70・・・アンド回路、28・・・フリップフ
ロ11回路、30・・・カウンタ回路、35・・・最高
優先順位番号設定部、36.67・・・比較回路、40
・・・選択回路、51・・・要求起動終了制御部、65
・・・優先順位番号設定部。 第1図 従来装置の7゛a1り図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 共通バスに接続された複数の被制御部と、上記共通バス
    を占有し得るいずれか一つの上記被制御部を決定するバ
    ス制御部とを備えたバス優先制御装置において、 上記各被制御部から上記バス制御部に向かう、共通バス
    の優先制御に用いる信号線は共通化して上記バス制御部
    に接続し、上記バス制御部から出力される信号用の信号
    線は途中分岐して上記各被制御部に接続し、 上記バス制御部は、処理要求信号を受信したとき、優先
    順位の高い番号から低い番号に順次許可優先順位番号を
    切り換えながらこの上記許可優先順位番号を上記各被制
    御部に向けて出力し、許可獲得信号を受信したときに上
    記許可優先順位番号の切換え動作を中止し、上記各被制
    御部は、上記バス制御部に上記処理要求信号を送出した
    後に受信した上記許可優先順位番号が当該被制御部に予
    め設定されている優先順位番号と一致すると、上記バス
    制御部に上記許可獲得信号を出力すると共に、共通バス
    を占有した処理に移ることを特徴とするバス優先制御装
    置。
JP28870689A 1989-11-08 1989-11-08 バス優先制御装置 Pending JPH03150656A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013081096A1 (ja) * 2011-12-01 2013-06-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載制御システム

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WO2013081096A1 (ja) * 2011-12-01 2013-06-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載制御システム

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