JPH03150303A - 熱間静水圧プレス方法 - Google Patents

熱間静水圧プレス方法

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JPH03150303A
JPH03150303A JP1290744A JP29074489A JPH03150303A JP H03150303 A JPH03150303 A JP H03150303A JP 1290744 A JP1290744 A JP 1290744A JP 29074489 A JP29074489 A JP 29074489A JP H03150303 A JPH03150303 A JP H03150303A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱間静水圧プレス方法に関し、特には、ダイ
ヤモンド粉末や立方晶窒化硼素粉末およびこれらの混合
粉末からなる原料を、高温・高圧下で焼結して、緻密て
超硬質な焼結体を得る熱間静水圧プレス方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ダイヤモンド粉末や、立方晶窒化硼素(以降、CBNと
略記)粉末およびこれらの混合粉末からなる原料を、高
温・高圧下で焼結して得られる緻密で超硬質な焼結体は
、単結晶ダイヤモンドに次ぐ耐熱性や化学的安定性およ
び高い機械的強度を有すると共に、特異な熱および電気
的特性を保有させられることより、近来エンジニアリン
グ素材として注目され、例えば、その熱および電電的特
性を利用しての電子材料や、機械的特性を利用しての工
具材料等として、そのII用範囲が急速に拡大しつつあ
る。また、これら焼結体の製造には、一般に、熱間静水
圧プレス(HI P)法が最も多く採用され、また、そ
のHIP処理には、粉末またはその予備成形体からなる
原料を、カプセル内に脱気・封入して、大気および圧力
媒体の影響を遮断するカプセル法が適用される。
一方、周知のように、カプセル法においては、原料をカ
プセル内に直接的に封入する場合、そのHIP処理によ
る高温・高圧下で、カプセル材料と原料との間に反応が
生じて、得られる焼結体の特性を損なったり、両者が接
合して焼結体からカプセルを除去することが困難となっ
たりするので、通常、カプセルと、該カプセル内に封入
される原料との間に雌型剤を介在させて、両者間の反応
や接合を防止する方法が採られている。
そして、雌型剤を用いる例としては、例えば、第3図に
示すように、カプセル(31)や、該カプセル(31)
内に配されて雌型の役υ1をなすセグメント構成物(3
2)等の、粉末原料(30)と接する内面に、ガラスを
溶着したものや、アルミナ、シリ力、または他のセラミ
ックの混合物等からなる雌型剤の塗NIi(33)を形
成して、HIP処理する方法(vj公開58−1131
9号公報)や、第4図に示すように、カプセル(41)
内にシート状の間隔片(42)を製品形状に適合させて
配し、この間隔片(42)で画成された製品形状空間に
粉末原料(40)を充填する一方、カプセル(41)と
間隔片(42)で画成された空間に、セラミック、ガラ
ス、塩等の粉末屋型剤(43)を充填して、HIP処理
する方法(特公昭59−6882号公報)等がある、 〔発明が解決しようとする課題〕 ダイヤモンド粉末やCBN粉末およびこれらの混合粉末
からなる原料を、焼結して緻密な焼結体を得るには、こ
れ4原料に、1110℃を超え1500℃程度までの超
高温と、2000気圧を超える高圧とを加えることが必
要とされる。
このため、これらの焼結に用いる雌型剤は、上記のよう
な高温・高圧を加えても、それ自体が強固に焼結せず、
HIP処理後の焼結体から通常手段で除去し得る特性を
有することが必要とされ、また、用いるカプセル材料も
、同様な高温・高圧下で、溶損せず、しかも可塑性を有
するものであることが必要とされるので、これらの材を
4の選定範囲は自ずと限定される。例えば、雌型剤とし
て、アルミナ粉末を用いると、上記のような高温・高圧
下では、それ自体が強固に焼結して雌型剤としての役割
を有効に果たし難くなり、また例えば、ガラス粉末を用
いると、たとえそれが耐熱性のものであっても、上記の
ような高温・高圧下では、溶解や軟化を起こして被焼結
体に含浸され、得られる焼結体の特性を損なうという結
果を招く。
これらのことより、上記のような高温・高圧なHIP処
理に用いる雌型剤としては、その処理温度・圧力では焼
結しないセラミック粉末が良く、特に、この条件に適合
する窒化硼素(以下、BNと略記)粉末が好適である。
一方、カプセル材料としては、金属材料が良く、特に、
融点の高い極低炭素鋼が好適である。
しかし、カプセル材料として極低炭素鋼を用い、かつ、
雌型剤としてBN粉末を用いて、ダイヤモンド粉末やC
BN粉末およびこれらの混合粉末からなる原料を、HI
P処理して焼結させる場合に、前記従来技術に基づいて
、4型剤をカプセルと原料との間に介在させる場合、以
下の問題が生じて、健全な焼結体を得ることが困難とな
る。
すなわち、前述した前者の従来技術(特公昭58−11
319号)のように、雌型剤としてのBN粉末を塗布す
る場合には、形成された塗膜層の粉体密度を高め難く、
また、その塗膜層を、カプセル材料と原料との間の反応
を防ぐに十分で、かつ均等な厚さに形成・保持させ難い
という問題点がある。
また、後者の従来技術(特公昭59−6882号)のよ
うに、雌型剤としてのBN粉末を充填する場合には、−
CにBN粉末は、かさ密度が小さく充填性が悪いことよ
り、このBN粉末を均等かつ高密度に充填し難いという
問題点がある。更には、その充填が不均一であるき、カ
プセルをHIP装置に装入する際等の搬送時に、BN粉
末が片寄って、より不均一になるという問題も派生する
そして、塗布または充填された雌型剤としてのBN粉末
層の厚さと密度が小さいと、高温下で軟化したカプセル
材料が高圧を受けて、含浸状態にてBN粉末層を超えて
内側の原料と接触し、カプセル材料と原料の間に反応や
接合が起こるという不具合が生じる。また、雌型剤とし
てのBN粉末の密度が低く、かつ不均一であると、この
BN粉末のHIP処理時の収縮量が太きくなり、かつ不
均一に収縮するため、カプセルが不均一な変形を起こし
て被焼結体に形状歪みが生じたり、また、極端な場合は
、カプセルが破断して所期の焼結が達成し得なくなると
いう事態を引き起こす。
なお、上に述べたカプセル材料と原料との間の反応とは
、ダイヤモンド粉末およびその混合粉末を原料とし、カ
プセルが鉄基金属材料からなる場合、主として原料の炭
業とカプセル材料の鉄との共晶反応であり、この場合に
は、原料とカプセル材料の双方の特性が損なわれて、所
期の焼結が達成できなくなる。
また、接合とは、高温下で軟化したカプセル材料が、高
圧を受けて、被焼結体の表層内に含浸されることで生じ
る強固な結合状態である。
一方、ダイヤモンド粉末やCBN粉末およびこれらの混
合粉末からなる原料には、通常、バインダとしての金属
粉末等が微I添加されてあり、高温・高圧下では、これ
らバインダとしての添加物とカプセル材料の間にも反応
が生じる。この場合には、添加物がバインダーとしての
特性を損ない、被焼結体の表層部の焼結が不十分となる
そして、このような反応や接合により被焼結体の表Nt
sの特性が損なわれると、高価なダイヤモンド粉末やC
BN粉末からなる焼結体の歩留りが低下するのみでなく
、不良部の研削切除に多くの工数を要するので、製造コ
ストの高騰と生産性の低下とを招来することになる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ダイヤモンド粉末
や立方晶窒化硼素粉末およびこれらの混合粉末からなる
原料を、カプセル法にて熱間静水圧プレス処理して焼結
するについて、用いる雌型剤を、カプセル材料と原料と
の間に反応や接合が生じることを防止するに十分なる厚
さと密度をもつものとし得て、健全かつ緻密で超硬質な
焼結体を効率良く製造し得る熱間静水圧プレス方法の堤
供を目的とすものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成とさ
れである。すなわち、その第1の熱間静水圧プレス方法
は、ダイヤモンドを主成分とする粉末またはその予備成
形体からなる原料を、窒化硼素粉末または窒化硼素粉末
を主体とする混合粉末を予備成形してなる厚さ11以上
の雌型用成形体を介在させて、カプセル内に封入し、こ
れに高温・高圧を加えて焼結するものである。
また、その第2の熱間静水圧プレス方法は、上記のダイ
ヤモンドを主成分とする粉末またはその予備成形体から
なる原料に代えて、立方晶窒化硼素を主成分とする粉末
またはその予備成形体からなる原料を用いるものである
また、その第3の熱間静水圧プレス方法は、上記のダイ
ヤモンドを主成分とする粉末またはその予備成形体から
なる原料に代えて、ダイヤモンドを主成分とする粉末と
立方晶窒化硼素を主成分とする粉末との混合粉末または
その予備成形体からなる原料を用いるものである。
〔作用〕
本発明の第1の熱間静水圧プレス方法においては、ダイ
ヤモンドを主成分とする粉末またはその予備成形体から
なる原料を、カプセル内に封入し、これに高温・高圧を
加えて焼結するので、ダイヤモンドを主体とする超硬質
な焼結体を得ることができる。
また、原料を、窒化硼素粉末または窒化硼素粉末を主体
とする混合粉末を予備成形してなる厚さl−以上の雌型
用成形体を介在させて、カプセル内に封入するので、雌
型剤としての窒化硼素粉末またはその混合粉末を、その
予備成形によって、高温・高圧を加えられても、カプセ
ル材料と原料との間に反応や接合が生じることを防止す
るに十分なる厚さと密度をもつ雌型用成形体とし得ると
共に、熱間静水圧プレス処理に際し、この雌型用成形体
にて、カプセル材料と原料とを完全に解離させて、原料
を健全かつ緻密な焼結体とし得る。
また、カプセルと原料との間に介在させる雌型用成形体
は、ダイヤモンドを主体とする超硬質な焼結体を得るに
要する高温−高圧領域では、完全には焼結されない窒化
硼素粉末または窒化硼素粉末を主体とする混合粉末から
なるので、熱間静水圧プレス処理後に、被焼結体から通
常の機械加工等手段にて容易に除去することができる。
なお、雌型川成形体の厚さを1−■以上としたのは、こ
れ以下の厚さでは、カプセル材料と原料との間の反応を
確実に防止し得ないからであり、より安全性を得るには
3雪m以上の厚さが望ましい。
第2の熱間静水圧プレス方法においては、上記のダイヤ
モンドを主成分とする粉末またはその予備成形体からな
る原料に代えて、立方晶窒化硼素を主成分とする粉末ま
たはその予備成形体からなる原料を用いるので、立方晶
窒化硼素を主体とする超硬質な焼結体を得ることができ
、また、上記の第1の熱間静水圧ブレス一方法と同様に
、原料を、窒化硼素粉末または窒化硼素粉末を主体とす
る混合粉末を予備成形してなる雌型用成形体を介在させ
て、カプセル内に封入するので、この線型用成形体の上
記の如き作用にて、原料を健全かつ緻密な焼結体とし得
る。
第3の熱間静水圧プレス方法においては、上記のダイヤ
モンドを主成分とする粉末またはその予備成形体からな
る原料に代えて、ダイヤモンドを主成分とする粉末と立
方晶窒化硼素を主成分とする粉末との混合粉末またはそ
の予備成形体からなる原料を用いるので、ダイヤモンド
と立方晶窒化硼素の双方の特性を具備する超硬質な焼結
体を得ることがてき、また、上記の第1の熱間静水圧プ
レス方法と同様に、原料を、窒化硼素粉末または窒化硼
素粉末を主体とする混合粉末を予備成形してなる雌型用
成形体を介在させて、カプセル内に封入するので、この
雌型用成形体の上記の如き作用にて、原料を健全かつ緻
密な焼結体とし得る。
なお、以上に述べたダイヤモンドを主成分とする粉末と
は、ダイヤモンド粉末に、Ti、Si、Ni、Fe。
Coなどの粉末をバインダとして微量添加したちのであ
り、また、立方晶窒化硼素を主成分とする粉末とは、立
方晶窒化硼素粉末に、Ti、Si、Ni、Fe、C。
などの粉末をバインダとしてit添加したものである。
また、窒化硼素粉末を主体とする混合粉末とは、窒化硼
素粉末に、その予備成形を容易なるものとするため、常
温でバインダの作用をもつ組成物を微量添加したもので
ある。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を回向を参照して説明する。
iLl!11桝 ダイヤモンド粉末に、Co粉末を微量添加した粉末原料
を準備し、この粉末原料を柱状に固めた後に、ビニール
袋内に真空密封し、これをCIP装置を用い、2000
kgf/cm” (1)圧力で1分間保持ノ条件にて加
圧成形し、直径20ms、厚さ5a−の円盤状の予備成
形体を複数個製作した。一方、BN粉末をゴム型内に充
填し、これをCIP装置を用い、2000kgf/ca
t”の圧力で1分間保持の条件にて加圧成形することで
、直径を3511−、長さを100mmとする柱状体と
、直径を25mm、長さを100mmとする柱状体とを
成形すると共に、これらの柱状体を機械加工して、外径
30曽−、内径20a+s、長さ100mmのパイプ状
の雌型用成形体と、直径20m+s、厚さ6a嘗の複数
の円盤状の雌型用成形体とを製作した。
そして、第1図に示すように、別に準備された軟調製の
カプセル(1)の、有底筒状のカプセル本体(la)内
に、上記のパイプ状の雌型用成形体(2)を挿入するに
続き、このパイプ状の雌型用成形体(2)内に、上記の
円盤状の雌型用成形体(3)と、予備成形体(4)とを
交互に積層させて挿入配置した。次いで、脱気管(lc
)を設けたカプセル上蓋(lc)をーカプセル本体(1
a)の上開口部に密封溶接した後、カプセル(1)内を
、脱気管(lc)を介する常套方法にて真空引きして、
脱気管(1c)を閉塞させた。
以上によって、Co粉末を微量添加したダイヤモンド粉
末からなる予備成形体(4)を、BN粉末からなる雌型
用成形体(2)(3)にて囲撓させた杖態で、軟調製の
カプセル(1)内に脱気・封入した。
ここで、軟鋼製の有底筒状のカプセル本体(1)は、外
径を35mm、内径を30mmとする比較的に薄肉な構
成とし、かつその内径は、パイプ状の雌型川成形体(2
)の外径よりわずかに大きいものとした。
このようにして、予備成形体(4)を封入したカプセル
(1)を、HIP装置内に装入し、これに昇温先行パタ
ーンにて、加熱温度1150℃、加圧圧力2000気圧
、1時間保持のHIP処理を加えた。
このHIP処理終了後に、カプセルおよび雌型用成形体
を除去して、被焼結体を取り出した。
得られた焼結体は、予備成形時に存在していた空孔が消
滅し、その形状、密度および物理特性それぞれが所期の
値を十分に満足するダイアモンドの多結晶焼結体であっ
た。
一方、HIP処理後のカプセルには、異常変形は認めら
れず、また、カプセルおよび雌型用成形体の除去は、通
常の旋盤による加工にて容易に削除でき、そして、焼結
体と雌型用成形体との界面での結合は認められず、両者
は容易に分離した。
第1裏l■ CBN粉末に、Ti粉末を微量添加した粉末原料を準備
し、この粉末原料を、第1実施例と同じ手順および条件
にてCIP処理して、直径20−、厚さ5m■の予備成
形体を複数個製作した。
一方、BN粉末から、第1実施例と同じ手順および条件
にて、同形状のパイプ状の雌型川成形体と、複数の円盤
状の類型用成形体とを製作した。
そして、これら予備成形体、パイプ状の雌型用成形体お
よび円盤状の雌型用成形体を、第1図に示す第1実施例
と同様に、別に準備された軟調製のカプセル内に挿入配
置すると共に、該カプセル内を真空引きして脱気・封入
した。次いで、このカプセルをHIP装置内に装入し、
これに昇温先行パターンにて、加熱温度1150℃C、
加圧圧力2000気圧、1時間保持のHIP処理を加え
、このHIP処理終了後に、カプセルおよび雌型用成形
体を旋削除去して、被焼結体を取り出した。
得られた焼結体は、予備成形時に存在していた空孔が消
滅し、その形状、密度および物理特性それぞれが所期の
値を十分に満足するCBNの焼結体であった。本例にお
いても、第1実施例と同様に、処理後のカプセルに、異
常変形は認められず、また、焼結体と雌型用成形体との
界面での結合は認められず、両者は容易に分離した。
爪11施貫 ダイヤモンド粉末とCBN粉末とを1対1モル比の割合
で混合し、これにCo粉末とTi粉末とを微量添加した
粉末原料を準備し、この粉末原料を、第1実施例と同じ
手順および条件にてCIP処理して、直径20−、厚さ
51111の予備成形体を複数個製作した。一方、BN
粉末を、第1実施例と同じ手順および条件にてCIP処
理して、直径が35mm、長さが100s−の柱状体を
複数本成形すると共に、これら柱状体を機械加工して、
その外径が30mm、高さが11mmで、その上面に直
径が201、深さが511―の凹部を設けたカップ状の
雌型用成形体と、その外径を30mm、厚さをロー曽と
する円盤状の雌型用成形体とを複数個製作した。
そして、上記の力7ブ状の雌型用成形体(5)それぞれ
の凹部内に、上記の予備成形体口)を充填した後、これ
らを、第2図に示すように、第1実施例と同構成の軟調
製のカプセル(1)内に多重に挿入し、また、これらの
最上部に上記の円盤状の雌型用成形体(6)を配置する
と共に、該カプセル(1)内を真空引きして脱気・封入
した。次いで、このカプセル(1)を、I(IP装置内
に装入し、これに昇温先行パターンにて、加熱温度12
50℃、加圧圧力2000気圧、1時間保持のHIP処
理を加え、このHIP処理終了後に、カプセルおよび雌
型用成形体を旋削除去して、被焼結体を取り出した。
得られた焼結体は、予備成形時に存在していた空孔が消
滅し、その形状、密度および物理特性それぞれが所期の
値を十分に満足するダイヤモンドとCBNとの複合焼結
体であった。本例においても、第1実施例と同様に、処
理後のカプセルに異常変形は認められず、また、焼結体
と雌型用成形体との界面での結合は認められず、両者は
容易に分離した。
な右、上に述べた第1および第3実施例における原料と
してのダイヤモンド粉末は、天然の単結晶ダイヤモンド
の切削粉を用いたが、これは、人造ダイヤモンド粉末を
用いることもできる。
また、第1および第3実施例における原料としての立方
晶窒化硼素(CB N )粉末は、天然には存在せず、
高純度な六方晶窒化硼素を高温・高圧処理して人工的に
得られたものである。
一方、第17J至第3実施例にて、雌型用成形体の製造
に用いた晶窒化硼素(BN)粉末は、天然に存在する大
方晶窒化硼素の高純度粉末である。
なお、上に逮ぺたW41乃至第3実施例ては、いずれも
同形杖の円盤状焼結体を製造する例について述べたが、
本発明は、これに制約されるものでなく、雌型剤として
の窒化硼素粉末を所定厚さ以上の予備成形体とする本発
明の要旨に逸脱しない限り、異形断面形状等の他の形状
の焼結体を得るに有効であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕    − 以上に述べたように、本発明に係る熱間静水圧プレス方
法によれば、雌型剤として用いる窒化硼素粉末を予備成
形することで、ダイヤモンド粉末や立方晶窒化硼素粉末
の焼結に必要とされる超高温・高圧においても、カプセ
ル材料と原料との間に反応や接合が生じることを防止す
るに十分なる密度と厚さを有するものとし得て、ダイヤ
モンド粉末や立方晶窒化硼素粉末およびこれらの混合粉
末からなる原料を、効率良く、健全かつ緻密で超硬質な
多結晶焼結体とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1および第2実施例の熱間静水圧プ
レス方法に用いたカプセルを示す断面図、第2図は、本
発明の第3実施例の熱間静水圧プレス方法に用いたカプ
セルを示す断面図、第3図は、従来の熱間静水圧プレス
方法に用いられるカプセルの一例を示す断面図、第4図
は、従来の熱間静水圧プレス方法に用いられるカプセル
の他の例を示す断面図である。 (1)−カプセル、   (2)、C3)−雌型用成形
体、(4)−原料の予備成形体。 特許出願人  株式会社 神戸製鋼所 代 理 人  弁理士  金丸 章− 第1図 第3図 +      l      f 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイヤモンドを主成分とする粉末またはその予備
    成形体からなる原料を、窒化硼素粉末または窒化硼素粉
    末を主体とする混合粉末を予備成形してなる厚さ1mm
    以上の雌型用成形体を介在させて、カプセル内に封入し
    、これに高温・高圧を加えて焼結することを特徴とする
    熱間静水圧プレス方法。
  2. (2)ダイヤモンドを主成分とする粉末またはその予備
    成形体からなる原料に代えて、立方晶窒化硼素を主成分
    とする粉末またはその予備成形体からなる原料を用いる
    ことを特徴とする第1請求項記載の熱間静水圧プレス方
    法。
  3. (3)ダイヤモンドを主成分とする粉末またはその予備
    成形体からなる原料に代えて、ダイヤモンドを主成分と
    する粉末と立方晶窒化硼素を主成分とする粉末との混合
    粉末またはその予備成形体からなる原料を用いることを
    特徴とする第1請求項記載の熱間静水圧プレス方法。
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