JPH03149719A - 真空スイツチ用接点材料およびその製法 - Google Patents

真空スイツチ用接点材料およびその製法

Info

Publication number
JPH03149719A
JPH03149719A JP1286916A JP28691689A JPH03149719A JP H03149719 A JPH03149719 A JP H03149719A JP 1286916 A JP1286916 A JP 1286916A JP 28691689 A JP28691689 A JP 28691689A JP H03149719 A JPH03149719 A JP H03149719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
contact material
performance
green compact
cr2o3
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1286916A
Other languages
English (en)
Inventor
Eizo Naya
納谷 榮造
Mitsuhiro Okumura
奥村 光弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1286916A priority Critical patent/JPH03149719A/ja
Priority to KR1019900014356A priority patent/KR930007118B1/ko
Priority to US07/592,791 priority patent/US5130068A/en
Priority to EP90312029A priority patent/EP0426490B1/en
Priority to DE69021505T priority patent/DE69021505T2/de
Publication of JPH03149719A publication Critical patent/JPH03149719A/ja
Priority to US07/874,373 priority patent/US5225381A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • H01H1/0203Contacts characterised by the material thereof specially adapted for vacuum switches
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C32/00Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ
    • C22C32/001Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides
    • C22C32/0015Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides with only single oxides as main non-metallic constituents
    • C22C32/0021Matrix based on noble metals, Cu or alloys thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Contacts (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利川分野] 本発明は、電流しゃ断性能および耐電圧性能に優れ、さ
い断電流値および溶着用外し力が低く、消耗量が少く、
しかも安定した性能を有する真空スイッチ用接点材料と
その製法に関する。
【従来の技術] 従来から真空スイッチに用いられている接点材料として
は、Cu−Or接点材料やAg−VC接点材料などがあ
げられる。このうち、たとえばCu−Cr接点材料は電
流しゃ断性能および耐電圧性能には優れているものの、
さい断電流値が3A以上と高く、溶岩引外し力も高いと
いう欠点を有している。また、たとえばAg−VC接点
材料はさい断電流値がIA付近という優れた特性を有す
るものの、電流しゃ断性能および耐電圧性能が低いとい
う欠点を有している。したがって、eu−Cr接点材料
は主にしゃ断器に用いられ、Ag−ve接点材料は主に
モーターなどの負荷開閉に用いられている。
しかし、前記のように用途ごとに接点材料を使い分ける
と、接点材料の種類が増し、取扱いが煩雑になるだけで
なく、接点材料の変更に合わせた真空スイッチの構造変
更が必要になり、さらにはその変更に合わせた真空しゃ
断器のa構および構造の変更が必要になるといったよう
に、いくつもの複雑な変更が必要になる。
また、Cu −Cr2O3接点材料も知られているが、
この接点材料にはその組織を模式的に示す断面図である
第4図に示すように空孔(7)が多数存在するため、電
気性能が安定しないという欠点がある。
第4図中、(6)はCr2O3、(2)はCuである。
すなわち、たとえば大電流しゃ断のばあい、アークが接
点表面を溶融させ、空孔申に残留ガスが存在するばあい
残留ガスが相対する2つの接点間に吹き出して真空を劣
化させ、しゃ断失敗に陥いることがあり、続いて大電流
しゃ断を行なうと、接点表面は一度溶融しているため、
今度はしゃ断成功となる。このように大電流しゃ断を繰
返し行なうと、新しい空孔が溶融によりつぶされる度に
しゃ断失敗を起こすことになる。また、小電流開a1の
際には、アークが小さいため、大電流しゃ断のときのよ
うに接点全面を溶融することはないが、アークが当った
ところは微小溶融するため、この場所に残留ガスが存在
する空孔があるばあいには残留ガスを放出して耐電圧性
能を低下させる。そして真空スイッチは電流の大切を繰
返し行なう装置であるので、接触部としての接点は開閉
により徐々に消耗して、新鮮な表面が次々に出てきて新
鮮な空孔が接点表面にあられれる。
この空孔が存在する理由はCr2O3とCuとの濡些性
が非常にわるいためであるが、常法で製造したばあいに
は、空孔の存在割合を低べおさえることは困難である。
一方、本発明者らは前記の種々の特性を満足させうる接
点材料を開発すべく実験を行なってきており、たとえば
特開昭59−2151f21号公報に一部記載のCu−
Cr−Cr2O B接点材料を開発している。しかし、
この接点材料は、接点材料に要求される種々の特性にお
いて非常に優れた性能を示すが、電流しゃ断性能が一定
しないといったような性能のばらつきを有することがそ
の後の実験で確認された。
r発明が解決しようとする課m1 以上のように、従来の真空スイッチ用接点材料は、接点
材料に要求される特性のすべてを満足するものではない
ため、劣っている特性が接点の性能に影響しないように
用途に合わせて規程もの接点材料を使い分けることが必
要である。また要求される特性のすべてを満足しうる接
点材料であっても安定性に欠けるという問題点を有して
いる。
本発明は前記のような間頂点を解消するためになされた
ものであり、電流しゃ断性能および耐電圧性能に優れ、
さい断電流値および溶着引外し力が低く、消耗量の少な
い安定した性能を有する真空スイッチ用接点材料とその
製法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段1 本発明は、 CuとCr  O(x−l 〜2、y−0〜3)とから
な   y す、Cr  Oが粒状であって、その中心部が   y Cr2O5(x−2、y−3)、外周部がCr(x−l
 、y−O)の形態で存在することを特徴とする真空ス
イッチ用接点材料、 Cr2O3粉末の圧粉体を水素雰囲気中で熱処理してC
r2O3粉末の表面をCrに還元し、えられた圧粉体中
の空隙にCuを溶浸することを特徴とする真空スイッチ
用接点材料の製法、 −Cr2O3粉末を水素雰囲気中で熱処理してCr2O
3粉末の表面をCrに還元したのち、えられた粉末から
圧粉体を製造し、この圧粉体中の空隙にCuを溶浸する
ことを特徴とする真空スイッチ用接点材料の製法、 Cr2O3粉末を水素雰囲気中で熱処理してCr2O3
粉末の表面をCrに還元したのち、えられた粉末とCu
粉末とを混合したものから圧粉体を製造して焼結するこ
とを特徴とする真空スイッチ用接点材料の製法および Cr2O3粉末を水素雰囲気中で熱処理してCr2O3
粉末の表面をCrに還元したのち、えられた粉末とCu
粉末とを混合したものを金型に充填してCuの融点以下
の温度でホットプレスすることを特徴とする真空スイッ
チ用接点材料の製法 に関する。
[実施例1 本発明の真空スイッチ用接点材料は、第1a図に示すよ
うに、Cu(2]とCrxOy(x−1〜2、y−y 0〜3 ) (1)とからなる。なお、第1a図は接点
材料の組織を模式的に表わした断面図である。
 前記Cr  Oは粒状であり、中心部がCr2O3で
、   y Cuとの濡れ性を良好にするため外周部がCrの形態で
存在する。
該Cr  Oは、その断面を模式的に示すとたと   
y えば第1b図に示すような、中心部がCr2Ox(14
)でその外側にCrxOyとCr2O3の混在する層0
、CrNi02)が順に存在しているようなものであり
、さらに通常Cr層(ロ)の表面に、CU(2)との接
触によりCrとCuとの反応層ODが形成されている。
しかしながら、実際には前記の各層は明確な境界なしに
Cr2O3からCrへと変化している。
したがって、前記各層の厚さを−概に決めることはでき
ず、またとくに限定もされない。また、前記Cr  O
の平均粒子径にもとくに限定はない。
    y 接点材料中におけるCr  Oの含有割合はlO〜F 65体積%、さらには34〜■体積%であるのが好まし
い。該割合がlO体積%未満ではしゃ断性能が低く、さ
い断電流値が高くなる傾向があり、60体積%をこえる
としゃ断性能が低くなる傾向がある。
本発明の接点材料中のCr  Oは、前記のよう   
y に外周部がCuとの濡れ性の良好なCrで、空孔が非常
に存在しにくい形態をとっているため、接点材料の空隙
率が通常−2%以下になる。
前記のように本発明の接点材料は、空孔が非常に少ない
ため、常に安定した大電流しゃ断性能、耐電圧性能、低
さい断電流値を有しており、溶着用外し力も小さく、消
耗量も少ない接点材料である。
つぎに本発明の接点材料の製法4種を順次説明する。
まず第1の製法として、Cr2O1粉末の圧粉体を水素
雰囲気中で熱処理してCr2O3粉末の表面をCrに還
元し、えられた圧粉体中の空隙にCuを溶浸する方法を
説明する。
前記Cr2O1粉末としては、純度99%以上、平均粒
子径0.5〜3摩のものが好ましい。
前記圧粉体は、たとえば金型プレスなどの常法により成
形することができる。
前記熱処理の雰囲気は、Cr2O1の還元の意味から水
素が好ましく、露点は−60℃以下、さらには処理時間
や還元による82Oの発生の点から−90℃以下の供給
ガスが好ましい。
前記熱処理の温度−は1000℃以上が好ましく、さら
には処理時間の点から12O0−1300℃が好ましく
、処理時間は0.5〜1時間が好ましい。
前記圧粉体中の空隙にCuを溶浸する方法にはとくに限
定はな−く、たとえば前記熱処理ずみの圧粉体上に銅を
のせて水素などの雰囲気中で加熱してCuを溶融させ、
圧粉体中の空隙に浸込ませるなどの方法が用いられる。
溶浸の際の条件としては、通常、加熱温度が12O0〜
1300℃、加熱時間が0.5〜1時間であるのが好ま
しい。
第2の製法として、Cr2Ox粉末を水素雰囲気中で熱
処理してCr2O3粉末の表面をCrに還元したのち、
えられた粉末から圧粉体を製造し、この圧粉体中の空隙
にCuを溶浸する方法を説明する。
前記Cr2O3粉末としては、第1の製法と同様のCr
2O1粉末が用いら些る。
前記熱処理の条件は第1の製法と同一でよい。
前記圧粉体は、たとえば金型プレスなどの常法により成
形することができる。
なお、表面の還元されたCr2O3粉末が集まって大き
な粒子を形成しているばあいには、これをたとえばボー
ルミルなどで粉砕してほぐしてから用いるのが好ましい
前記圧粉体中の空隙にCuを溶浸する方法は、第1の製
法と同様でよい。
第3の製法として、Cr2O3粉末を水素雰囲気中で熱
処理してCr2O3粉末の表面をCrに還元したのち、
えられた粉末とCu粉末とを混合したものから圧粉体を
製造して焼結する方法を説明する。
前記C′r2O3粉末およびその表面をOrに還元する
方法は、第2の製法と同様でよい。
前記表面が還元されたCr2O5粉末と% Cu粉末と
は、たとえばボールミルなどの常法により混合すればよ
い。
前記Cu粉末は、純度99%以上、平均粒子径1#11
のものが好ましい。
前記圧粉体はたとえば金型プレスなどの常法により成形
することができる。
前記圧粉体の焼結方法にはとくに限定はないが、焼結温
度はCuの融点近傍が好ましく 、1000〜1100
℃、焼結時間は2〜3時間であるのが好ましい。
また、雰囲気としては、水素ガス雰囲気、真空などをあ
げることができる。
第4の製法として、Cr2O3粉末を水素雰囲気中で熱
処理してCr2O3粉末の表面をCrに還元したのち、
えられた粉末とCu粉末とを混合したものを金型に充填
して銅の融点以下の温度でホットプレスする方法を説明
する。
−前記Cr2O3扮末、その表面をCrに還元する方法
および還元された粉末とCu粉末とを混合する方法は、
第3の製法と同様でよい。
前記ホットプレスに用いる金型にはとくに限定はなく、
たとえばカーボンダイスなどを用いることができる。
前記ホットプレスの温度は、Cuの融点以下の温度であ
ればよいが、処理時間の点から950〜lose℃であ
るのが好ましい。ホットプレスの圧力は、100〜50
0kg / cd、加圧時間は0.5〜1時間であるの
が好ましい。また、雰囲気としては、水素、真空が好ま
しく、真空のばあい、酸化防止の点からlG−3Tor
r以下の真空が好ましい。
つぎに本発明の接点材料およびその製法を実施例によっ
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
実施例1 Cr2O1粉末(平均粒径1m+、純度99%、以下同
様)を、金型プレスを用いて単位面積当りloookg
の条件で成形し、空孔率50%の圧粉体をえた。この圧
粉体を水素雰囲気中、1300℃で0.5時間熱処理し
、圧粉体を構成するCr2O1粉末の表面を還元した。
熱処理されたCr2s圧粉体を研磨し、114Aで分析
したところ1つのCr2O5粉末表面は酸素がなく、中
心部には酸素が存在していた。
続いてこの熱処理済の圧粉体上に純度99.8%のCu
をのせて水素雰囲気中1250℃にて1時間保持し、C
uを溶融させ、圧粉体中の空隙に浸込ませて接点材料を
えた。
えられた接点材料のCr2O5含有率(未還元状態での
値、以下同様)は60体積%であった。えられた接点材
料の密度を測定したところ、98.3%であり、空隙率
が2%以下であった。
実施例2 Cr2O3粉末を水素雰囲気中1300cで0.5時間
熱処理し、Cr2Ox粉末の表面を還元した。
熱処理終了後、えられた粉末をボールミルで粉砕し、造
粒していたものをほぐした。つづいて、この粉末を、金
型プレスを用いて単位面積当り1000−の条件で成形
し、空孔率50%の圧粉体をえた。この圧粉体の上に純
度が99.8%のCuをのせて水素雰囲気中1250℃
で1時間保持し、Cuを溶融させ、圧粉体中の空隙に浸
込ませて接点材料をえた。
えられた接点材料のCr2O5含有率は60体積%であ
り、空隙率は2%以下であった。
実施例3 実施例2と同様にして表面が還元されたCr2O3粉末
を作製した。続いて該Cr2O3粉末と、eu粉末(平
均粒子径1摩、純度99%、以下同様)とをボールミル
で混合し、金型プレスを用いて単位面積当り3000k
gの条件で成形し、空孔率25%の圧粉体をえた。この
圧粉体を、水素雰囲気中10113℃付近で3時間焼結
し、接点材料をえた。
えられた接点材料のCr2O1含有率は25体積%であ
り、空隙率は2%以下であった。
実施例4 実施例3と同様にして表面が還元されたCr2O3粉末
とCu粉末との混合粉末を作製し、カーボンダイスに充
填してio−Torrの真空中1050℃で2O0kl
Z/C−の圧力で3時間保持した。
えられた接点材料のCr2O3含有率は40体積%であ
り、空隙率は1%以下であった。
比較例I Cr2O5粉末を金型プレスを用いて単位面積当り10
00kgの条件で成形し、空孔率50%の圧粉体をえた
。この圧粉体の上に純度99.8%のCuをのせて水素
雰囲気中、1250℃で1時間保持し、Cuを溶融させ
、圧粉体中の空隙に浸込ませようとした。しかし、Cu
は溶融したものの、圧粉体外周部に溶融したCuが溜っ
ただけで、内部には浸込まなかった。
比較例2 Cr2O3粉末25gとCu粉末75gをボールミルで
混合し、金型プレスを用いて単位面積当りaooomの
条件で成形して空孔率25%の圧粉体をえた。この圧粉
体を水素雰囲気中1050℃で3時間焼結し、接点材料
をえた。
えられた接点材料の空隙率は12%であった。
比較例3 比較例2と同様にして圧粉体を作製し、水素雰囲気中1
100℃で3時間焼結した。しかし、圧粉体中のCuが
溶融し、圧粉体中からはじき出されてCuとCr2(h
とに分離してしまった。
比較例4 比較例2と同様にして混合粉末を作製したのち、カーボ
ンダイスに充填し、lo−3Torrの真空中1050
℃で2DOkg / (jの圧力で3時間保持した。
えられた接点材料の空隙率は7%であった。
実施例1〜4および比較例1〜4から、本発明の接点材
料の製法によると空隙率が2%以内という空隙率の低い
良好な接点材料をうろことができ、一方、従来の接点材
料の製法によると空隙率を低 ”く押えることができな
いことがわかる。このように、従来法で空隙率を小さく
することができない理由としては、CuとCr2O1と
の濡れ性が非常にわるいためCuを溶融させるばあいに
はCr2O5圧粉体からはじき出され、Cuを溶融させ
ないばあいには焼結が進行しにくいことがあげられる。
本発明の接点材料が安定した電気性能を有していること
は先に述べたが、次に、さらに詳しく電気性能について
示す。
実施例5 CuとCr2Ox粉末の使用割合をかえたほかは実施例
1〜4と同様にして様々なCr2O1含有率の接点材料
を作製した。なお、実施例1.2に示した第1、第2の
製法は溶浸法であるためXCLl量が60体積%以下の
接点材料の製造に適しており、一方、実施例3.4に示
した第3、第4の製法ではCullが60体積%以上の
接点材料の製造に適している。
そこで、Cu量が60体積%未満の材料は第1および第
2の製法(いずれの製法でも同様の特性の材料かえられ
る)で作製し、Cu量が60体積%の材料は第1〜4の
製法(いずれの製法でも同様の特性の材料かえられる)
で作製し、Cu量が60体積%をこえる材料は第3およ
び:Ji4の製法(いずれの製法でも同様の特性の材料
かえられる)で作製した。
えられた接点材料を電極形状に機械加工したのち真空ス
イッチ管に組込み二さらにこの真空スイッチ管を操作機
構に取付けて真空しゃ断器を作製した。えられた真空し
ゃ断器を用いて各電気的特性を下記に示した方法により
調べた。電流しゃ断性能を第2図に、さい断電流性能を
N3図に示す。
なお、第2v7J中、縦軸は従来から電流しゃ所用に用
いられているCu−25重量%Cr接点材料のしゃ断電
流値を基準にしたばあいのしゃ断電流値を示し、横軸は
接点材料中のCr2O5の含有率を示している。
また、第3図中、縦軸はさい断電流値、横軸は接点材料
のCr2O3含を率を示す。
(電流しゃ断性能) 単相合成しゃ断試験を行ない、7.2kVで電流を2.
5kAきざみで上昇させ、電流しゃ断成功の最終電流を
しゃ断性能限界として判定した。
(さい断電流性能) 2OAの電流を入切し、さい断発生時の電流値を測定し
た。  ′ 第2図より、本発明の接点材料の電流しゃ断性能が従来
のCu −25gX!1%Cr接点材料の電流しゃ断性
能を上回るのは、Cr2O3の含有率が10〜60体積
%の範囲内であり、40体積%付近に性能のピークがあ
ることがわかる。
また、第3図より、本発明の接点材料は従来のCu−2
5重量%Cr接点材料よりさい断電流値が低く優れてお
り、従来のAg−VC接点材料と比較しても、Cr2O
3含有率が33体積%以上では優れた性能を有している
ことがわかる。
また、その他の電気性能についても、耐電圧性能は従来
のCu −25重量%Cr接点材料と同等であり、溶着
用外し力については従来のCu−25mj1%Cr接点
材料のl/4と弱い力で引外すことができ、消耗量も1
万回開閉を行なったあとでも0.1■■と優れた性能を
有することを確認した。
[発明の効果] 以上のように、本発明の真空スイッチ用接点材料はCu
とCr  O(x=1〜2、y−0〜3)とy からなり、CrxOyが、その中心部がCr2O3で外
周部がCrとなる形態で存在しているので、電流しゃ断
性能に優れており、さい断電流値および溶着用外し力が
低く、消耗量が少く、しかも安定した性能を有している
。また、本発明の製法によれば、空隙率が小さく、前記
のごとく優れた特性を有する接点材料を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第ta図は本発明の接点材料の組織を模式的に示す断面
図、第tb図は第1a図中に示したCr  O粉および
その周囲を模式的に詳細に示した断面図、第2図は本発
明の接点材料の電流しゃ断性能を示すグラフ、第3図は
本発明の接点材料のさい断電流性能を示すグラフ、第4
図は従来の接点材料の組織を模式的に示す断面図である
。 (図面の主要符号) (1) : Cr  O (2):Cu 才1a図 才1b団 −1才2図 l            /本発明の接点材料=・[ 」 Cr2O3含有割合(体積%) 牙3図 言 Cr2O3含有割合(体積%) 第4口 t      /

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CuとCr_xO_y(x=1〜2、y=0〜3
    )とからなり、Cr_xO_yが粒状であって、その中
    心部がCr_2O_3(x=2、y=3)、外周部がC
    r(x=1、y=0)の形態で存在することを特徴とす
    る真空スイッチ用接点材料。
  2. (2)Cr_2O_3粉末の圧粉体を水素雰囲気中で熱
    処理してCr_2O_3粉末の表面をCrに還元し、え
    られた圧粉体中の空隙にCuを溶浸することを特徴とす
    る真空スイッチ用接点材料の製法。
  3. (3)Cr_2O_3粉末を水素雰囲気中で熱処理して
    Cr_2O_3粉末の表面をCrに還元したのち、えら
    れた粉末から圧粉体を製造し、この圧粉体中の空隙にC
    uを溶浸することを特徴とする真空スイッチ用接点材料
    の製法。
  4. (4)Cr_2O_3粉末を水素雰囲気中で熱処理して
    Cr_2O_3粉末の表面をCrに還元したのち、えら
    れた粉末とCu粉末とを混合したものから圧粉体を製造
    して焼結することを特徴とする真空スイッチ用接点材料
    の製法。
  5. (5)Cr_2O_3粉末を水素雰囲気中で熱処理して
    Cr_2O_3粉末の表面をCrに還元したのち、えら
    れた粉末とCu粉末とを混合したものを金型に充填して
    Cuの融点以下の温度でホットプレスすることを特徴と
    する真空スイッチ用接点材料の製法。
JP1286916A 1989-11-02 1989-11-02 真空スイツチ用接点材料およびその製法 Pending JPH03149719A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1286916A JPH03149719A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 真空スイツチ用接点材料およびその製法
KR1019900014356A KR930007118B1 (ko) 1989-11-02 1990-09-12 진공 스위치용 접점 재료 및 그 제조 방법
US07/592,791 US5130068A (en) 1989-11-02 1990-10-04 Method of manufacturing vacuum switch contact material from Cr2 O3 powder
EP90312029A EP0426490B1 (en) 1989-11-02 1990-11-02 Vacuum switch contact material and method of manufacturing it
DE69021505T DE69021505T2 (de) 1989-11-02 1990-11-02 Kontaktmaterial für Vakuumschalter und Verfahren zu dessen Herstellung.
US07/874,373 US5225381A (en) 1989-11-02 1992-04-27 Vacuum switch contact material and method of manufacturing it

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1286916A JPH03149719A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 真空スイツチ用接点材料およびその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03149719A true JPH03149719A (ja) 1991-06-26

Family

ID=17710637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1286916A Pending JPH03149719A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 真空スイツチ用接点材料およびその製法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5130068A (ja)
EP (1) EP0426490B1 (ja)
JP (1) JPH03149719A (ja)
KR (1) KR930007118B1 (ja)
DE (1) DE69021505T2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2908073B2 (ja) * 1991-07-05 1999-06-21 株式会社東芝 真空バルブ用接点合金の製造方法
EP2492032B1 (en) * 2009-08-17 2014-10-22 Smirnov, Yuriy Iosifovitch Method for manufacturing a copper-based composite material for electrical contacts
US20160046421A1 (en) * 2010-03-25 2016-02-18 Craig E. Brown Sectionalized fluids container
WO2019155655A1 (ja) * 2018-02-06 2019-08-15 三菱電機株式会社 電気接点およびそれを用いた真空バルブ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2346179A1 (de) * 1973-09-13 1975-06-26 Siemens Ag Verbundmetall als kontaktwerkstoff fuer vakuumschalter
JPS60110832A (ja) * 1983-11-17 1985-06-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 真空インタラプタの接点材料
US4686338A (en) * 1984-02-25 1987-08-11 Kabushiki Kaisha Meidensha Contact electrode material for vacuum interrupter and method of manufacturing the same
US4743718A (en) * 1987-07-13 1988-05-10 Westinghouse Electric Corp. Electrical contacts for vacuum interrupter devices
US4766274A (en) * 1988-01-25 1988-08-23 Westinghouse Electric Corp. Vacuum circuit interrupter contacts containing chromium dispersions
US4810289A (en) * 1988-04-04 1989-03-07 Westinghouse Electric Corp. Hot isostatic pressing of high performance electrical components
JPH02197035A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Mitsubishi Electric Corp 真空スイッチ用接点材料およびその製法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0426490B1 (en) 1995-08-09
KR910010570A (ko) 1991-06-29
EP0426490A2 (en) 1991-05-08
EP0426490A3 (en) 1991-06-05
US5130068A (en) 1992-07-14
KR930007118B1 (ko) 1993-07-30
DE69021505D1 (de) 1995-09-14
DE69021505T2 (de) 1996-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4190753A (en) High-density high-conductivity electrical contact material for vacuum interrupters and method of manufacture
JP2705998B2 (ja) 電気接点材料の製造方法
KR920003464B1 (ko) 진공차단기용 전극의 제조법
JP2002313196A (ja) 電気接点部材とその製法
JPH04505986A (ja) 真空電磁接触器並びに付属接触材用のCuCr接触材の製法
JPH03149719A (ja) 真空スイツチ用接点材料およびその製法
US5120918A (en) Vacuum circuit interrupter contacts and shields
US4501941A (en) Vacuum interrupter contact material
JPH09161628A (ja) 真空バルブ用接点材料及びその製造方法
JP2007066753A (ja) 真空バルブ用接点材料及びその製造方法
US5225381A (en) Vacuum switch contact material and method of manufacturing it
JPH1040761A (ja) 真空遮断器用接点材料,その製造方法および真空遮断器
EP0178796B1 (en) Manufacture of vacuum interrupter contacts
JPH1150177A (ja) 真空遮断器用接点材料,その製造方法および真空遮断器
KR960004315B1 (ko) 진공스위치용 접점재료 및 그 제법
JPH038233A (ja) 真空スイツチ管用接点材およびその製法
JP2004211173A (ja) 真空バルブ用接点材料の製造方法
JP2006032036A (ja) 真空バルブ用接点材料
JPH09190730A (ja) 真空遮断器用接点部材の製造方法
JPS59119625A (ja) 真空インタラプタの電極
JPH0729446A (ja) 真空インタラプタ用電極の製造方法
JP2001307602A (ja) 真空バルブ用接点材料およびその製造方法
JPH0715127B2 (ja) 電極材料の製造方法
KR100351881B1 (ko) 진공인터랩터(Vacunm Interrupter) 접점의 제조방법
JPH11176298A (ja) 真空遮断器用接点材料,その製造方法および真空遮断器