JPH03149506A - 光導波路及びその製造方法とこの導波路を用いた光偏向装置、光集積ヘッド並びに光情報記録再生装置 - Google Patents

光導波路及びその製造方法とこの導波路を用いた光偏向装置、光集積ヘッド並びに光情報記録再生装置

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JPH03149506A
JPH03149506A JP1287822A JP28782289A JPH03149506A JP H03149506 A JPH03149506 A JP H03149506A JP 1287822 A JP1287822 A JP 1287822A JP 28782289 A JP28782289 A JP 28782289A JP H03149506 A JPH03149506 A JP H03149506A
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optical
optical waveguide
waveguide
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light
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JP1287822A
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Akitomo Itou
顕知 伊藤
Yasuo Hiyoshi
日良 康夫
Hidemi Sato
秀己 佐藤
Kazutami Kawamoto
和民 川本
Takako Fukushima
福島 貴子
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、導波型光学素子用の光導波路及びその製造方
法とこの導波路を用いた光偏向装置、光集積ヘッド及び
光情報記録再生装置等の応用装置に関する。− [従来の技術] 従来、光導波路を用いた電気光学素子、音響光学素子等
が光偏向器及びそれを用いた集積化光ヘッド(光集積ヘ
ッドとも言う)、光変調器、光スイッチ、光スペクトラ
ムアナライザ等に用いられている。
上記光学素子を形成するための基板として、圧電性、光
弾性、電気光学効果に秀れた材料としてニオブ酸リチウ
ム、タンタル畷リーチウムもしくはこれら両者の混晶系
、これらを一般式で表すと一般式 LiNb、−yTa
yO3  ただし、O≦y≦1の単結晶基板が広く用い
られている。
このような単結晶′基板を用いて光導波路を作製する代
表的な方法として、チタン(以下Tiと略す)などの金
属元素を前記基板内部に高温で熱拡散し基板より屈折率
の僅かに高い光導波路を作製するTi熱拡散法が知られ
ている。
また、他の方法として前記基板を高温で熱処理し、前記
基板中から酸化リチウム(以下LL、0と略す)を外拡
散し、基板表面近傍に基板より僅かに屈折率の高いLi
空乏層から成る光導波層を作成する。所謂Li、O外拡
散法も知られているまた、その他の方法として、前記基
板を安息香酸(C@H,COOH)やピロリン酸(n*
pzot)などの弱酸及びその弱酸のリチウム塩の混合
物中で、低温熱処理することにより前記基板表面近傍の
リチウムイオン(以下Li9と略す)の一部を弱酸中の
プロトン(以下■1と略す)と置換し、基板と大きな屈
折率差を有する光導波層を作成するプロトン交換法が知
られている。
更に、例えば特開昭60−156015号公報に記載さ
れているように、前記基板にTi等の熱拡散法を行った
後、プロトン交換を行う方法も提案さ九ている。
更に、例えば特開昭60−156039号公報に記載さ
れているように、光偏向器等機能性素子を作成する部分
以外の部分に、プロトン交換を行う方法。
或いは特開昭61−70533号公報に記載されれでい
るように、光偏向器電極により発生させられた表面弾性
波と光導波路内を伝搬する導波光が相互作用する部分め
プロトン交換光導波層の厚みを他のプロトン交換光導波
層の厚みより薄くし、効率よく光偏向が行おれるように
工夫した光導波路も知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来技術ではそれぞれ以下に述べるような
問題があった。
まず、最も一般的な方法であるTi熱拡散法によって作
成された光導波路は、光学損傷を受は易く入カパワーに
制限が有り、非常に小さなパワーしか光導波路内へ導入
できない、例えば、LiNb03基板にTi等の熱拡散
を行ったものでは、そのしきい値は101/d程度が限
界である。
ここで光学損傷とは、「光導波路へ入力する光強度を増
大していったとき、この光導波路内を伝搬した後、外部
へ取り出される光の強度がこの光導波路の屈折率の変化
(揺らぎ)によって生じる散乱のため、前記入力光強度
に比例して増大しなくなる現象」を言う。
これに対し、Li、0外拡散法によって作製された光導
波路は、Ti熱拡散法によって作成された光導波路に比
べ、光学損傷のしきい値が高いが、光導波層の屈折率変
化がきわめて小さいため、この光導波層の厚さを数10
μ履ときわめて厚くする必要があり、例えば、前記基板
表面付近に局在する表面弾性波や電場と導波光を効率よ
く相互作用させることが困難である。
一方、プロトン交換法で作製された光導波路の光学損傷
のしきい値は、前記二法により作製された光導波路に比
べ高く、特にTi拡散法によって作製された光導波路の
光学損傷のしきい値の100倍以上のしき値を持つ、し
かしその反面、上記プロトン交換処理のため% LiN
b03結晶固有の圧電効果や電気光学効果や音響光学効
果が大きく低下し。
例えば、光スイ・ツチや光偏向器に用いる場合、スイッ
チング効率や光偏向効率が小さいという問題点がある。
これに対し、前記特開昭60−156015公報に述べ
られているようなTiなとの遷移金属元素を高温熱拡散
した後に、プロトン交換をする方法によって作製された
光導波路は、例えば光偏向器をこの光導波路上に作製し
た場合、その光偏向効率は50%であり、かつ光学損傷
のしきい値もTi拡散法によって作製された光導波路の
それに対し、17倍と良好な値を示している。しかし、
Tiのような不純物中心となる遷移金属元素が熱拡散さ
れているため。
光学損傷のしきい値をこれ以上改善することは困難であ
る。
更に、特開昭60−156039号公報に記載されてい
る方法は、表面弾性波励振用電極が作製されている部分
にプロトン交換処理がなされていないことから、表面弾
性波を効率良く励振できるという特徴を有する半面、表
面弾性波と導波光が相互作用する部分の光弾性定数及び
電気光学定数が小さいため、高い回折効率をあげること
が困難である。
一方、特開昭61−70533号公報に記載されている
方法では、光機能部における表面弾性波と導波光の電場
との重なりを大きくして回折効率を高める工夫がなされ
ているが、やはり光機能部の光弾性定数及び電気光学定
数が小さいため、小さな入力電力で回折効率をあげるに
は限界があり、また作製プロセスが複雑であるという問
題がある。
したがって、本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
することに有り、その第1の目的は光学損傷のしきい値
が高く、かつ表面弾性波などによる光偏向を効率良く行
うことができる改良された光導波路を、第2の目的はそ
の製造方法を、第3の目的は上記光導波路を用いた光偏
向装置を、第4の目的は上記光導波路を用いた光集積ヘ
ッドを。
そして第5の目的、は上記光集積ヘッドを用いた光情報
記録再生装置を、それぞれ提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記本発明の第1の目的は。
(1)下記の一般式で表せるニオブ酸リチウム、タンタ
ル酸リチウムもしくはこれら両者の混晶系 一般式 LiNb1−.Ta、O,ただし、0≦y≦1
から成る単結晶基板と。
・その表層部に、基板内のリチウムイオンLi+の一部
がプロトンH+とイオン交換して形成された基板より屈
折率の高い下記の組成式を満足する変性層 組成式 Li1−)cHxNbx−yTayo3ただし
、リチウムイオンとプロト ンとの置換率Xは0.4≦x≦0.55゜OSy≦1 を光導波路として有して成るプロトン交換光導波路によ
り、また。
(2)上記変成層から成る導波路の結晶格子定数d′が
、上記単結晶基板の結晶格子定数dより0.15〜0.
25%大である上記(1)記載のプロトン交換光導波路
により、達成される。
上記本発明の第2の目的は。
(3)弱酸と前記弱酸のリチウム塩との混合溶液中で、
下記の一般式で表せるニオブ酸リチウム、タンタル酸リ
チウムもしくはこれら両者の混晶系 一般式 LiNb1−yTayO,ただし、O≦y≦1
から成る単結晶基板を熱処理して、その表層部に下記の
組成式を満足する変性層 組成式 Lit −xHxNbl−yTayo3ただし
、リチウムイオンとプロト ンとの置換率Xは0.4≦x!;0.5゜0≦y≦1 を形成して成る光導波路の製造方法により、(4)上記
弱酸処理により上記単結晶基板中へ注入されたプロトン
H+を、大気中あるいは酸素雰囲気中で前記基板中へ熱
拡散して成る上記(3)記載の光導波路の製造方法によ
り、達成される。なお、上記弱酸としては解離度1G−
以下の有機酸が好ましい。
上記本発明の第3の目的は、 (5)光学基板上に光導波路が形成された上記(1)も
しくは(2)記載の光導波路と、前記光導波路の外部か
ら前記光導波路内へ光を結合する手段と、前記光導波路
内を伝搬する導波光を光軸から左右に偏向させる手段と
、前記光導波路内を伝搬した導波光を前記光導波路から
基板外へ射出させる手段とを有して成る光偏向装置によ
り、また。
(6)上記光導波路内へ光を結合する手段と、光導波路
内を伝搬した導波光を前記光導波路から基板外へ射出さ
せる手段とを、それぞれ上記光導波路表面に形成した回
折格子から成るグレーティングカップラで構成すると共
に。
上記導波光を光軸から左右に偏向させる手段を表面弾性
波励振用の電極を備えた素子で構成し、前記電極を前記
光導波路上の前記両グレーティングカップラ間に設けて
成る上記(5)記載の光偏向装置により、達成される。
上記本発明の第4の目的は、 (7)レーザビームを光学基板上に設けられた光導波路
に導き、かかる導波光を更に光導波路外部空間に配置さ
れる光記録媒体の記録、再生面上に集光し、前記記録、
再生面からの反射光を受光、検出する手段を備えた光ヘ
ッドであって、前記光学基板上に光導波路が形成された
上記(1)もしくは(2)記載の光導波路と、レーザ光
を前記光導波路に結合す第1のグレーティングカップラ
とレーザ光の波長変動によるレーザ光の光導波路への結
合効率の低下を防止する第1の回折格子と、前記光導波
路上に設けられた前記導波光を光軸の左右に偏向させる
作用を持つ表面弾性波励振用の電極と、前記光導波路か
ら導波光を前記光導波路外部へ射出させる第2のグレー
ティングカップラと、前記射出光の射出方向のレーザ波
長の変動に伴う変化を防止する第2の回折格子と、前記
射出光を前記導波路外部の一点へ収束させるレンズ手段
とを有して成る光集積ヘッドにより、また。
(8)上記光記録媒体からの反射光を受光、検出する光
素子を構成する集光ビームスプリッタとして、不当間隔
曲線形状の回折格子を上記光導波路上の第1のグレーテ
ィングカップラと導波光を光軸の左右に偏向させる作用
を持つ表面弾性波励振用の電極との間に配設して成る上
記(7)記載の光集積ヘッドにより。
達成される。
上記本発明の第5の目的は、 (9)光記録媒体を回転駆動する回転駆動制御手段と、
前記回転する光記録媒体面と所定間隔をおいて前記光録
媒体の半径方向に走査駆動することにより光情報の記録
、再生を行う光ヘッド及び前記光ヘッドを搭載した走査
駆動するアクチュエータとを備えた光情報記録再生装置
において、前記アクチュエータに搭載  される光ヘッ
ドを上記(7)もしくは(8)記載の兎集積ヘッドで構
成して成る光情報記録再生装置により、達成される。
[作用] 本発明による光導波路は以下のような作用で、かつ光学
損傷のしきい値が高く、かつ高効率の光機能性素子の構
成を可能とする。以下、結晶基板としてはLiNbO,
。を代表例として説明する。
LiNbO,結晶基板の表面に、プロトン交換法によっ
て作製された光導波路の物性はLi+とH4″の置換率
Xに大きく依存する。
例えば、第2図は置換率Xと導波光λ= 633nmに
おける光学損傷のしきい値および電気光学定数Puff
との関係を示したものである。まず、光学損傷のしきい
値は曲線1,2に示すように置換率Xの増加ともに増加
する°が、これは、前記光導波路の結晶構造が対称性の
悪いR3cから対称性の良いPm3mへとXの増加とと
もに変化するためである。
また。第2図により光学損傷は、曲線1に示すようにプ
ロトン交換のみ行った光導波路の方が、比較例として示
した曲線2のTi熱拡散後にプロトン交換した光導波路
に比べ、すべてのXで大幅に高いことを示している。
一方これに対し、前記光導波路の機能性定数、例えば電
気光学定数は、同図曲線3に示すように光学損傷のしき
い値より、より一層Xに対して非線形に依存することが
判明した。従来においては、置換率Xをこのように小き
ざみに変化させて曲線3のような電気光学定数r13特
性を測定した例はなく、x=0.1近傍のものが知られ
ているにすぎなかった。このように第2図によれば、r
、3はX= 0.55を越えると急激に減少する。
したがって、本発明の好ましい置換率Xの下限は、曲線
lの光学損傷のしきい値から、そして上限は曲線3の電
気光学定数r33特性から定まり。
置換率xtco、4≦x≦0.55の範囲になるような
プロトン交換光導波路を作製すれば、光学損傷のしきい
値が高く、シがも電気光学定数r33特性が高いことか
ら高効率光機能性素子が構成できる。
なお、この置換率Xの調整は、実施例の項で詳述するよ
うにプロトン交換処理条件を選定することにより、任意
の値に設定できる。
また、第3図は置換率XとC板(Z軸カット)LiNb
O3基板にプロトン交換して作製した光導波層の(00
12)面の結晶格子定数d′の基板の格子定数dに対す
る伸び率Δdとの関係を示したものである。前記、光学
損傷のしきい値が高く、かつ高効率の光機能性素子が構
成できる置換率Xの範囲は、伸び率Δdでは0.15≦
Δd≦0.25に相当する。
したがって、M換率Xの代わりに、結晶格子の伸び率Δ
dが0.15≦Δd≦0.25の範囲の光導波層を作製
してもよい。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
実施例1゜ 第11iは、本発明に基づいて製造された光導波路上に
、表面弾性波を用いた光偏向器を搭載して集積化した光
ヘッドの−構成例を示すものである。
第1図(a)は、その平面図であり、第1図(b)は。
そのx−x断面−である。ここで1は、ニオブ醗リチウ
ム(LxNbOs )単結晶基板、2はプロトン交換光
導波層、3は半導体レーザ、4はビーム成形用プリズム
、5はレーザ光を光導波層2へ光学的に結合する第1の
直線形状グレーティングカップラ、6はレーザ光の波長
変動による光導波層2へのレーザ光の結合効率の低下を
防止する第1の透過型回折格子、7は導波光、8は導波
光フを光軸から左右へ振るための表面弾性波を発振させ
る電[i(SAW素子電極)で光偏向器を構成する。9
は導波光フを基板内へ射出させ、かつ光ディスク13面
からの反射光を再び導波層2へ結合させる鋤きを有する
第2の直線形状グレーティングカップラ、10はレーザ
光の波長変動にょる導波光の射出方向の変化を抑止する
ための第2の回折格子、11はビーム成形用のプリズム
、12は射出光を光ディスク13上へ結像させる対物レ
ンズ、13は光ディスク、14は光ディスクからの反射
信号光をフォトダイオード15へ導く左右2分割の集光
ビームスプリッタ、15は信号光を検出するフォトダイ
オードである。
以下、光導波層2の構成並びにその製造方法について詳
述する。
(1)プロトン交換法による第1の製造方法:先ず、L
iNbO3単結晶のX軸に直交してカットした所謂x 
cutのLiNb03ウエー八を準備し、その一面を使
用レーザ光波長λの1/10程度まで研磨し基板とする
。なお、上記結晶基板の遷移金属不純物濃度はできるか
ぎり小さいことが望ましい。第2図に示した光学損傷の
しきい値は、基板内の遷移金属濃度、たとえば鉄(Fe
)の濃度がl ppm程度の基板に対するものであり、
現在市販されている高純度のLiNb03基板では、 
Feの濃度は0.05ppm程度であり、前記高純度L
iNb03基板を用いれば光学損傷のしきい値は、約1
桁上がることを確認している。
基板1は光学研磨後、トリクロロエチレン、イソプロピ
ルアルコール、エタノール、純水中で超音波洗浄を行い
、次いで窒素ブローして乾燥させた。
次に上記基板に対し下記のようなプロトン交換処理を行
った。イオン交換処理は、石英製の容器内へ入れて行っ
た。プロトン交換源の弱酸としては、安息香酸をはじめ
とするカルボン酸と、ピロリン酸等のリン酸がある。本
発明においては安息香酸と安息香酸リチウムとの混合物
を用いた。この光導波層2は、Li+の一部がH9で置
換されて構成されるが、Li+とH+の置換率Xは安息
香酸と安息香酸リチウムの混合比Mと深い関係がある。
ここでMは挾式で定−される。
(賢恩−!置十賢恩(!F藏リナワム]のモル気検討の
結果、置換率Xは、プロトン交換温度、プロトン交換時
間によらずM値のみに依存することを確認した。先に第
2図で説明した最適なXの範囲0.4≦x≦0.55と
す4光めには、MをxcutLxN b03基板を用い
るときには、M = 2.2〜2.6好ましくはM=2
.5とすれば良いことがゎがった。そこで本実施例では
石英容器中へ安息香酸リチウムを4.802g、安息香
酸を178.605gイれて十分混合し。
245℃で5時間熱処理した。熱処理後、石英容器中か
ら取り出した基板をエタノール及び純水で超音波洗浄し
た。このようにして、 LiNb03基板1の表面層に
プロトン交換法による目的とする光導波路2を形成した
かくして得られた光導波路の光学特性を調べるため、ル
チルプリズムで波長λ= 633nmのHe−Neレー
ザ光を光導波路2内のy軸方向へ伝搬させたところ、光
導波路は単一モードであり、導波光の実効屈折率は2.
2642であった。また。光伝搬損失を通常の2プリズ
ム法で調べた結果、1dB/c+mという良好な値を得
た。光学損傷のしきい値はHe−Ne°レーザ光で75
01/cdという良好な値であった。
(2)光偏向器の作成と評価: 次に、前記プロトン交換処理を施して基板表層部に形成
した光導波路2上に、表面弾性波励振用のくし形電極8
を形成し、晃偏向器を作製した。
なお、本実施例のxcut LiNbO3の2軸方向(
導波光と直交する方向)における表面弾性波伝搬速度は
、3500m/5であり、中心周波数f0が300MH
zとなるように、電極8のピッチを2.9μ閣とした。
f0=300MHzのときの偏向角は約30■radで
ある。上記電極長L = 2.J1mmで、対数Nは8
である。
得られた光偏向器の特性を調べるため、ネットワークア
ナライザを用いて放射コンダクタンスを測定し、実効的
な電気機械結合係数Kを測定し、プロトン交換処理を行
わないバルク基板上に作製したものと比較した。測定の
結果、実効的なKの値は、本実施例のプロトン交換光導
波路に作製した表面弾性波励振用電極の場合、比較例の
バルク基板上に作製したものの約70%であり大きな劣
化は見られなかった。参考のため、本実施例の条件で作
製したプロトン交換光導波路上にZ方向以外の方向へ伝
搬する表面弾性波の励振用電極を作製して同様の方法で
実効的なKの値を測定したところ、y方向伝搬のものは
Kの値が小さいことがわかった。
さらに、第4図のように波長λ= 0.78μmの半導
体レーザ光41をプリズムカップラ42を用いて前記処
理により得られたプロトン交換光導波路2へ導入し、前
記Z伝搬表面弾性波用電極8へ0〜IWの電力を印加−
して光偏向効率を測定した。入射光41は、入力用プリ
ズムカップラ42により導波光43八変換され、前記電
極8により励振された表面弾性波45より一部回折され
、出力用ルチルプリズム44から出射する。本実施例の
場合、電力0.5Wで回折効率80%が得られ、従来例
、例えば特開昭60−156039号公報や特開昭15
6015号公報に記載された光偏向器と同等の特性が得
られた。
(3)プロトン交換法による第2の製造方法:先の第1
の製造方法は、プロトン交換処理のみで、前記目的を達
成しようとするものであるが。
前記Li+とH+の置換率Xが0.4≦x≦0.55と
なるよう制御されたプロトン交換光導波層2は、プロト
ン交換処現後に、空気中或いは酸素雰囲気中で熱処理す
ることによっても作製できる。
安息香酸と安息香酸リチウムとを混合比11101%で
調整し、よくかきまぜたものを予め入れておいた石英容
器内へ、前記(1)に記載したと同様の洗浄、乾燥した
基板を入れ、245℃で30分間熱処理した。熱処理後
、石英容器から取り出した基板を、エタノール及び純水
で超音波洗浄した後、熱拡散炉へ入れ大気中で275℃
で30分、ついで375℃で10分間、熱処理を行った
後ただちに基板を取り出し空冷した。
このようにして製造した光導波路の特性を調べるため、
前記(1)と同様にルチルプリズムで波長λ=633(
nu)のHe−Naレーザ光を導波路内へ導き、y軸方
向へ伝搬させた。この場合の導波光(TE、波)の実効
屈折率−は2.2g()であった。また、伝搬損失はl
dB/amであり、光学損傷のしきい値は、He−Ne
レーザ光で800W/csiであった。更に。
光偏向効率を調べるため、波長λ= 0.78μmの半
導体レーザ光を第4図のごとくプリズムカップラにより
光導波路内へ導きy軸方向へ伝搬させ、電極8にO〜I
Wの電力を投入して表面弾性波45を発生させ導波光4
3の回折効率を調べたところ、やはりO,SWで80%
の回折効率を得た。
なお、この第2の製造方法で作製したプロトン交換光導
波層2は、前記第1の製造方法で作成したそれよりも屈
折率の経時変化防止が良好で、しかも光伝搬損失をより
低減することができた。
この第2の製造方法で作製したプロトン交換光導波層2
におけるLi+とH4″の置換率Xは、プロトン交換処
理直後はX〜0.65であったが、空気中で熱処理する
ことによりH+が徐徐に基板中に拡散し、熱処理後は基
板表面付近でx=0.55となった。本法によってプロ
トン交換光導波層2を作製する場合、置換率Xを0.4
≦x≦0.55の範囲とするには、波長λ= 633 
(nm)の光に対する基板表面の屈折率を2.28から
2.30の間になるように空気中熱処理条件を制御する
必要がある。
(4)光集積ヘッドの作製方法: 次に、第1図の光集積ヘッドの作製方法について第5図
及び第6図を用いて詳述する。
先ず、第5図の製造工程図にしたがって説明する。第5
図(a)に示すように前記xcut LiNbO3基板
1(3インチφ×2■―t)の一面を使用レーザ光波長
λの1/10程度まで研磨し、その表面付近に第5図(
b)に示すように前記(1)、(3)のいずれかの方法
を用いてプロトン交換光導波層2を作製する。
次に第5図(c)に示すように光導波層2上にバッファ
層として光学ガラス層St (コーニング社製、商品名
7059)をスパッタリングにより10nm成膜した。
スパッタ条件は、高周波パワー100W。
フルゴンガス圧0.35Pa、スパツタリング速度0.
2nm/secである。さらに第5図(d)に示すよう
にバッファ層51上に装荷層(回折格子形成用)として
Tie、層52を反応性スパッタリングにより100n
m形成した。スパッタリング条件はτ108ターゲット
を用い、スパッタガスとしてアルゴン(Ar)と酸素(
0,)を用いArと08の流量比0.7、スパッタリン
グガス圧0.42Pa、高周波パワー500W、スパッ
タリング速度0.1nm/seeである・ 次に、第5図(e)に示すように装荷層及びバッファ層
を所定の導波路型光学素子の形状に加工するため、電子
線露光用レジスト、クロルメチル化ポリスチレン(商品
名CMS−EX:東洋ソーダm>53を0.5ミーの厚
さスピンコードした。さらに、第5図(f)に示すよう
に、上記レジストを130℃で20分間プリベークした
のち等間隔直線状の第1゜第2の回折格子5.9および
不等間隔曲線形状の回折格子14の各バタンを電子ビー
ム54によって露光した。第5図(g)に示すように、
EB露光後。
現像を行いレジスト製マスクを形成した。次に第5図(
h)に示すように、イオンエッチングにより、装荷層5
2及びバッファ層51を選択的に微細加工した。エッチ
ングガスとしてCF4を用い、圧力3゜8Pa、高周波
パワ200v、エッチング時間15minとした。エッ
チング後、レジスト53を除去した。
次に表面弾性波用電極8を、ビームスプリッタ14とグ
レーティングカップラ9との間に作製するため、第5図
(i)に示すように、ポジ型フォトレジスト55を塗布
し80℃で30分プリベークした。
ついで、第1図の電極8の部分にのみ開口を持つフォト
マスクを重ねて露光、現像を行った。次に第5図(j)
に示すように、電子線蒸着装置によりM膜56を15O
n−成膜した後、アセトン中へ浸漬し、レジスト55を
除去し、上記窓あけ部分にのみA組膜を残した。その後
再び第5図(k)に示すように、ポジ型フォトレジスト
55を塗布し、80℃で30分プリベークを行った後、
所定の電極形状をもち、かつ窓あけ部以外の部分をしや
光するフォトマスクを重ねて露光、現像を行い、140
℃で20分ポストベークを行った。その後、第5図(慮
)に示すように、リン酸系のエッチング液でウェットエ
ッチングを行い、電極パターン56を転写した後、レジ
スト55を除去した。かくしてMパタン56から成る電
極8を形成した。
次に第1図の6および10の回折格子の作製法を、第6
図を用いて詳述する。
まず、第6図(a)に示すように基板として光学ガラス
(コーニング社製、商品名BK−7ガラス)61を用い
、その上に第6図(b)に示すように。
Sin、62を10pm、 SiCjL、と02を原料
としたCVO法もしくは蒸着法もしくはスパッタリング
法により作製した。次に第6図(c)に示すように、S
in、をホトリソグラフィにより所定の格子形状に加工
するため、ポジ型フォトレジスト55を1μm塗布し、
80℃で30分プリベークした後、所定の格子形状を描
いたフォトマスクにより露光し、クロルベンゼン中で4
0℃、5分間浸漬処理を行った後、現像した。第6図(
d)に示すように、レジスト製の格子パターン55上へ
Crを蒸着し、アセトン中で超音波洗浄を行ってレジス
トを除去し、第6図(e)に示すように、Cr製マスク
63を作製した。その後、第6図(f′)に示すように
、 CF、ガスを用いたイオンエッチングによりCrマ
スク63を用いてSin、62を選択的に微細加工した
。その後、Crマスクをエッチングして除去し、 Sx
OJ2の格子パターンから成る第1図の目的とする回折
格子6および10を作製した。このフォトリソグラフィ
技術は前記装荷層52もしくはパッファ層51又は表面
弾性波励振用電極8の作製技術にも応用できる。
最後に、このようにして作製した光学素子基板1、回折
格子6.10及び光学ガラスブロック(コーニング社製
、商品名BK−7)4.11をそれぞれ所定の形状に切
断、研磨してBK−7とほぼ同じ屈折率を持つ紫外線硬
化型アクリル系の接着剤で貼り合わせ、半導体レーザ3
及びフォトダイオード15を実装し、第1図の光集積ヘ
ッドを作製した。
次に、第1図の光集積ヘッドの作用について説明する。
波長λ=0.75μ■の半導体レーザ3からの出射光は
、回折格子6により伝搬方向を補正された後、グレーテ
ィングカップラ5により光導波路2へ光学的に結合され
、表面弾性波を用いた光偏向器8により偏向され、グレ
ーティングカップラ9に入射する。入射光は、グレーテ
ィングカップラの格子間隔に従って基板1内へ回折され
る。この回折された光は、その出射方向を回折格子1G
により補正された後、プリズム11で全反射し、対物レ
ンズ12により、光記録媒体13(この例では、光ディ
スク)の記録、再生面に集束される。この記録、再生面
から反射された光は、レンズ12、プリズム11、回折
格子10を通り、グレーティングカップラ9により光導
波路2へ再び結合され、ビームスプリッタである回折格
子14により左右に2分割され、かつ基板1内へ出射さ
せられ、さらにこの光はフォトダイオード15上に収束
され上記光記録媒体13上の信号を検出する。なお、こ
の例では5分割フォトダイオードを使用した。
実施例2゜ 第7図は、上記実施例1の光集積ヘッドを、従来の光情
報記録再生装置に応用した場合の光情報記録再生装置7
4の概略を示したものである。
本実施例の特徴はアクチユニータフ2上に光集積ヘッド
71が搭載され、光学系の構成が簡素化された点である
。本装置の動作原理は従来装置と同じである。すなわち
、光記録媒体13は、回転制御手段でコントロールされ
たモータ73により回転する。
この回転する光記録媒体13の半径方向にアクチュエー
タ72に搭載された光集積ヘッド71が、走査制御手段
により走査駆動し、それと同期して光記録媒体13から
の光情報75が光集積ヘッド71内で電気信号に変換さ
れ、必要な信号処理手段で処理されるものである。
この光情報記録再生装置を用いて、実際に光ディスクを
アクセスしてみたところアクセス時間は。
従来装置の半分以下である30■sec以下にすること
ができた。
以上、本実施例では、基板がニオブ酸リチウム(LiN
bOi )単結晶基板の場合を代表例に説明したが、本
発明においては、その他、ニオブの一部も 4しくは全
部をタンタルTaで置換した結晶系LiNb、、τay
o)系(ただし、O< y≦1)についても同様なプロ
トン置換処理を行った。その結果。
LxNb03の場合と同様の置換率Xで、同様の効果を
有する組成式Lit −xllxNJ−yTayo3(
ただし、0.4≦x≦0.55. O<y≦1)の光導
波路を得ることができた。また。この時の光導波層の結
晶格子定数d′の伸び率Δdも、LiNbO,の場合と
同様に0.15≦Δd≦0.25であった。
[発明の効果] 上述のとおり、本発明によれば、光学損傷に強く、シか
も高効率の光機能素子を容易に作成できる光導波路を実
現可能とした。したがって、この光導波路に光偏向素子
を組込むことにより、高効率の光偏向装置が、またこれ
を応用した小形軽量で高速アクセス可能な光集積ヘッド
が、さらにまたこの光集積ヘッドをアクチュエータに搭
載した光情報記録再生装置が、それぞれ実現できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例となる光集積ヘッドの構成
図で、第1図(a)はその平面図、第1図(b)はその
断面図、第2図は、Li+とH+の置換率Xと、光学損
傷しきい値及び電気光学効果との関係を示す特性曲線図
、第3図は置換率Xと光導波層の格子定数の基板結晶の
格子定数に対する伸び率との関係を示す特性曲線図、第
4図は売悩向効率の測定原理を表す模式図、第5図は、
第1図に示された光集積ヘッドの製造プロセス工程図、
第6図は上記ヘッドに搭載する収差補正用回折格子の製
造プロセス工程図、そして第7図は本発明の光集積ヘッ
ドを搭載した光情報記録再生装置の構成を説明する概略
説明図である。 図において、 1・・・LiNb03基板   2・・・プロトン交換
光導波路3・・・半導体レーザ  4・・・ビーム成形
用プリズム5・・・入射結合用第1のグレーティングカ
ップラ6・・・収差補正用第1の回折格子 7・・・導波光     8・・・表面弾性波発振用電
極9・・・出力用第2のグレーティングカップラ10・
・・収差補正用第2の回折格子 11・・・ビーム成形用プリズム(ガラスブロック)1
2・・・対物レンズ   13・・・光情報記録媒体4
1・・・入射光  42・・・入力結合用プリズムカッ
プラ43・・・導波光  44・・・出力結合用プリズ
ムカップラ4S・・・表面弾性波   51・・・光学
ガラス層52−・・T1e2層53・・・EB描画用レ
ジスト54−・電子ビーム   55・・・ポジ型フォ
トレジスト56・・・AI膜      61・・−B
K−7ガラス62=−SiOz層     6:l=C
r膜71・・・光集積ヘッド  72・・・アクチュエ
ータ73・・・モータ     74・・・光情報記録
再生装置75・・・光情報 代理人弁理士  中 村 純之助 \  X(((l (b) 第1図 3−−−−−一半岬14本し−r ?−−−−一子追免 8−−−−−−SAWi¥E3を樋 +2−−−−−フ+物し〉1 13−−−一允デjス2 +4−−−−一舅Ltヒ・ム、スブり寸15−−−−−
フォト?4オード ”、0     、       50LiNb03 
                  HNb03Li
与H7el換率X 第2図 1コII       I             
                       / 
                  11コ    
 l                       
      /                  
     1so、21−/、         Jo
     0.2   0.4  0.550.6  
 0J     l−。 第3 図 (a)  口      1 (d)一目=〈31 第5図 55−−−−フオトレジスト 56−−−−Al膜 第5図 10)l    ヒ61 62−−−−SiOz層 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の一般式で表せるニオブ酸リチウム、タンタル
    酸リチウムもしくはこれら両者の混晶系一般式LiNb
    _1_−_yTa_yO_3ただし、0≦y≦1から成
    る単結晶基板と、 その表層部に、基板内のリチウムイオンLi^+の一部
    がプロトンH^+とイオン交換して形成された基板より
    屈折率の高い下記の組成式を満足する変性層 組成式Li_1_−_xH_xNb_1_−_yTa_
    yO_3ただし、リチウムイオンとプロト ンとの置換率xは0.4≦x≦0.55、 0≦y≦1 を光導波路として有して成るプロトン交換光導波路。 2、上記変成層から成る導波路の結晶格子定数d′が上
    記単結晶基板の結晶格子定数dより0.15〜0.25
    %大である請求項1記載のプロトン交換光導波路。 3、弱酸と前記弱酸のリチウム塩との混合溶液中で、下
    記の一般式で表せるニオブ酸リチウム、タンタル酸リチ
    ウムもしくはこれら両者の混晶系 一般式LiNb_1_−_yTa_yO_3ただし、0
    ≦y≦1から成る単結晶基板を熱処理して、その表層部
    に下記の組成式を満足する変性層 組成式Li_1_−_xH_xNb_1_−_yTa_
    yO_3ただし、リチウムイオンとプロト ンとの置換率xは0.4≦x≦0.55、 0≦y≦1 を形成して成る光導波路の製造方法。 4、上記弱酸が解離度10^−^5以下の有機酸から成
    る請求項3記載の光導波路の製造方法。 5、上記弱酸処理により上記単結晶基板中へ注入された
    プロトンH^+を、大気中あるいは酸素雰囲気中で前記
    基板中へ熱拡散して成る請求項3もしくは4記載の光導
    波路の製造方法。 6、光学基板上に光導波路が形成された請求項1もしく
    は2記載の光導波路と、前記光導波路の外部から前記光
    導波路内へ光を結合する手段と、前記光導波路内を伝搬
    する導波光を光軸から左右に偏向させる手段と、前記光
    導波路内を伝搬した導波光を前記光導波路から基板外へ
    射出させる手段とを有して成る光偏向装置。 7、上記光導波路内へ光を結合する手段と、光導波路内
    を伝搬した導波光を前記光導波路から基板外へ射出させ
    る手段とを、それぞれ上記光導波路表面に形成した回折
    格子から成るグレーティングカップラで構成すると共に
    、上記導波光を光軸から左右に偏向させる手段を表面弾
    性波励振用の電極を備えた素子で構成し、前記電極を前
    記光導波路上の前記両グレーティングカップラ間に設け
    て成る請求項6記載の光偏向装置。 8、レーザビームを光学基板上に設けられた光導波路に
    導き、かかる導波光を更に光導波路外部空間に配置され
    る光記録媒体の記録、再生面上に集光し、前記記録、再
    生面からの反射光を受光、検出する手段を備えた光ヘッ
    ドであつて、前記光学基板上に光導波路が形成された請
    求項1もしくは2記載の光導波路と、レーザ光を前記光
    導波路に結合す第1のグレーティングカップラとレーザ
    光の波長変動によるレーザ光の光導波路への結合効率の
    低下を防止する第1の回折格子と、前記光導波路上に設
    けられた前記導波光を光軸の左右に偏向させる作用を持
    つ表面弾性波励振用の電極と、前記光導波路から導波光
    を前記光導波路外部へ射出させる第2のグレーティング
    カップラと、前記射出光の射出方向のレーザ波長の変動
    に伴う変化を防止する第2の回折格子と、前記射出光を
    前記導波路外部の一点へ収束させるレンズ手段とを有し
    て成る光集積ヘッド。 9、上記光記録媒体からの反射光を受光、検出する光素
    子を構成する集光ビームスプリッタとして、不当間隔曲
    線形状の回折格子を上記光導波路上の第1のグレーティ
    ングカップラと導波光を光軸の左右に偏向させる作用を
    持つ表面弾性波励振用の電極との間に配設して成る請求
    項8記載の光集積ヘッド。 10、光記録媒体を回転駆動する回転駆動制御手段と、
    前記回転する光記録媒体面と所定間隔をおいて前記光録
    媒体の半径方向に走査駆動することにより光情報の記録
    、再生を行う光ヘッド及び前記光ヘッドを搭載した走査
    駆動するアクチュエータとを備えた光情報記録再生装置
    において、前記アクチュエータに搭載される光ヘッドを
    請求項8もしくは9記載の光集積ヘッドで構成して成る
    光情報記録再生装置。
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