JPH03149496A - 耐食性樹脂ライニングパイプ - Google Patents

耐食性樹脂ライニングパイプ

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JPH03149496A
JPH03149496A JP1285040A JP28504089A JPH03149496A JP H03149496 A JPH03149496 A JP H03149496A JP 1285040 A JP1285040 A JP 1285040A JP 28504089 A JP28504089 A JP 28504089A JP H03149496 A JPH03149496 A JP H03149496A
Authority
JP
Japan
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steel pipe
pipe
corrosion
lining
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP1285040A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Ezaka
江坂 立美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd, NGK Insulators Ltd filed Critical Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd
Priority to JP1285040A priority Critical patent/JPH03149496A/ja
Publication of JPH03149496A publication Critical patent/JPH03149496A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、石油、化学工業等において腐食性薬液の配管
材等として用いられる耐食性樹脂ライニングパイプに関
するものである。
(従来の技術) 化学工場にて用いられる各種、酸、アルカリ、有機溶剤
の輸送用配管の耐食ライニング材として、各種フッ素樹
脂が用いられている。
第7図はこうしたフッ素樹脂ライニングパイプ31を示
す断面図である。
フランジlに円筒状鋼管2の端部2aを固定し、この鋼
管2の内周面にフッ素樹脂製チューブ4をライニングし
、フッ素樹脂製チューブ4内を腐食性薬液等を通過させ
る。
フッ素樹脂は分子構造として、C−Fの強固な化学結合
のためにほとんどすべての薬液に腐食されないという優
れた特徴を持つ反面、原子半径の大きなフッ素原子のた
めにその重合体は空隙が太きく、その間を小さな分子が
透過し易いという欠点をもっている。
気体が浸透し易いフッ素樹脂を用いたライニングパイプ
31では、ライニング母材鋼管に複数個数の小孔(ベン
トホテル)15を設けている。このベントホール15に
よって、フッ素樹脂製チューブ4を透過した腐食性薬液
分子を抜き、腐食性薬液分子が鋼管2とフッ素樹脂皮膜
4との間に蓄積されることによって生ずる各種のトラブ
ル(鋼管の腐食、フッ素樹脂皮膜の変形、座屈)を防止
している。
  (発明が解決しようとする課題) しかしながら、こうしたベントホール構造のフッ素樹脂
ライニングパイプは、以下の問題があり、技術上解決を
必要としていた。
即ち、長期間使用の際、製品の機能上、重要な役割を担
うベントホールが、各種要因(M、異物介入)により閉
塞し、前述したトラブル発生に至るケースが多い、また
、使用条件が苛酷で各種法規制(消防法、高圧ガス取締
法等)を受ける場合、母材金具に開口した小孔を設ける
とここから腐食性気体が噴出することから許認可になら
ず、フッ素樹脂ライニング管の採用に至らないケースが
多かった。
本発明の課題は、ベントホールの閉塞によるトラブルを
防止でき、かつ耐食性樹脂を透過した気体を大気等へと
均一に徐々に放出できるような耐食性樹脂ライニングパ
イプを提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ベントホールを有しない鋼管の内周面に耐食
性樹脂チューブをライニングし、前記鋼管と前記耐食性
樹脂チューブとの間隙に連続した微小空隙を形成し、前
記耐食性樹脂チューブを透過した気体が前記微小空隙を
伝わって前記鋼管の端部より放出されるように構成した
ことを特徴とする耐食性樹脂ライニングパイプに係るも
のである。
「耐食性樹脂」としてはフッ素樹脂(ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロビニルエーテル共重合体等)力好ましい。
鋼管と耐食性樹脂チューブとの間に微小間隙を形成する
には、例えば予め、鋼管内径より若干大きい径の耐食性
樹脂ライニングチューブを製作した後、二次加工として
最初の形状を記憶している範囲内で延伸加工を行ない、
ライニングチェーブ外径を鋼管内径より細くする。その
状態で、耐食性樹脂ライニングチューブ外面に耐食性材
質の薄い介在物を連続的に又は非連続的に被覆した後、
そのチューブを鋼管内に挿入する。その後、所定の温度
に加熱して元の外径まで復元しようとする力を利用し、
金具内周面に嵌合密着させることによって鋼管と耐食性
樹脂チューブとの間に連続した微小空隙をもつ密着ライ
ニングが可能となる。
微小空隙を伝わった気体が鋼管の端部より放出されるよ
うにするには、例えば鋼管の端面へと向う溝を形成し、
上記気体を透過させる。即ち従来は、フランジ面に単純
に鍔返しくフレアー)加工した構造を取るが、本発明に
おいては、例えば鋼管のフレア一部に連続した細い円形
溝等を設け、その上に薄い耐食性金属板を敷いた状態で
、その上部に耐食性樹脂チューブをフレアー加工する。
(実施例) 第1図は本発明の実施例に係るフッ素樹脂ライニングパ
イプ11を示す第7図と同様の断面図、第2図は第1図
の部分破断斜視図、第3図はライニングパイプの端部付
近の部分破断斜視図である。
鋼管2にはガス抜き用の小孔(ベントホール)は−切設
けられておらず、その代りに鋼管端部(フランジ部) 
2aに予め周方向にレコードのように連続する円形溝2
b々(加工により設けられている。
鋼管2の内径りよりも約5〜20%太い径を有する焼成
ポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと称す)ラ
イニングチューブを引き抜き延伸加工によりDより5〜
10%細く加工したものを準備する。
ライニングチェーブ4の外周面に、薄いステンレス板w
4(m目1m+以下)を巻き付け、鋼管2内に挿入する
。挿入後、約200〜300℃に加熱し、PTFEライ
ニングチューブ4が元の寸法に復元しようとする特性を
利用し、鋼管2内周面に密着させる。
次に、両端を、300℃〜350℃の高温に加熱された
治具を利用して鰐返しくフレアー)加工する。
その際、PTFI!ライニングチューブ4と鋼管フレア
一部(フランジ部) 2bとの間に0.ローのステンレ
ス板3を挿入する。
本実施例に係るフッ素樹脂ライニングパイプ11によれ
ば、鋼管2とPTFI!ライニングチューブ4の外周面
との間にステンレス板li15が介在し、連続した微小
空隙が形成される点にまず顕著な特徴が認められる。
即ち、鋼管2より小口径のPTFEライニングチューブ
を用い、両者の間の間隔を一定とすれば、透過ガスの移
動は一応は可能となる。しかしこれではライニングパイ
プとして要求される耐真空性能等の他の特性が低下し、
犠牲となる。−これに対し、本実施例では、使用中にP
TFI!ライニングチューブ4を透過した腐食性ガスは
、鋼管2内例のステンレス板1i!5の細い隙間を拡散
し、フレアー加工部分まで移動する。そして、端面の連
続円形溝2bを通って徐々に均一に大気中へと拡散放出
される。これにより、鋼管2とPTFHライニングチュ
ーブ4との間に腐食性ガスが溜って鋼管2の腐食、PT
FE皮膜の変形、座屈等が起ることはない。
しかも、ステンレス板1ii5の微小空隙を通して透過
ガスを拡散移動させ、またライニングパイプ端部で円形
溝2bを通して徐々にガスを大気中へと放出し、かつス
テンレス板3で抑えているので、シール性が損なわれず
、透過ガスの放出のみを行える点が非常に重要である。
なおかつ、円形溝2bを通して徐々に、端面から均一に
透過ガスを放出、拡散させているので、ベントホールと
は異なり、安全かつ確実に透過ガスを処理でき、例えば
有害なガスが急激に噴出するようなことはなく、安全上
極めて有益であり、この点で産業上の有用性が非常に顕
著であると言える。
第4図は他のフッ素樹脂ライニングパイプ21を示す第
1図と同様の断面図、第5図は第4図の部分破断斜視図
である。
このライニングバイプ21の全体の構造は第1図のフッ
素樹脂ライニングパイプ11とほとんど同じであるが、
ただPTFEライニングチューブ4の外周にステンレス
金網を設ける代りに、PTFH製シールテープ(幅は例
えばlO■)をらせん状に巻き付けである。後の工程は
第1図のライニングパイプ11と同様である。
本実施例においても、PTFEシールテープ6の厚みに
よってPTFI!シールテープ6の両側に沿って鋼管2
とPTFHライニングチューブ4との間に微小間隙が生
じ、この微小間隙を伝わってガスが拡散し、ライニング
パイプ31の端部へと移動するので第1図のライニング
パイプと同様の効果を奏しうる。
PTFH等のフッ素樹脂ライニングチューブと鋼管内周
面との間に微小空隙を形成するには、上記以外の介在物
を両者間に介在させてよい。例えばステンレス針金をシ
ールテープと同様にフッ素樹脂ライニングチューブの外
周面にラセン状に巻回すればこの針金に沿って微小空隙
が形成される。更に、上記のステンレス金網の代りに、
ステンレス製スチールウール薄板を介在させたり、また
多孔質セラミックス製薄板を介在させて透過ガスを拡散
させることもできる。
次に第1図、第4図、第7図のPTFEライニングパイ
プを用いて、パイプ内面に加圧気体を封入し、一定時間
保持して圧力が減少することを確認した。
具体的には、第6図に図式的に示すように、PTFI!
ライニングパイプ31、11、21をそれぞれバルブ9
を介して窒素ガスボンベアへと連結した。
鋼管としては径50M、長さ300 vm、肉厚0.5
■のものを用い、従来のPTFHライニングパイプ31
においでは鋼管に径L5 mのベントホールを2個設け
た。
各PTFI!ライニングパイプ31、11、21内へと
N8ガスを5kg/am”封入し、入口バルブ9を閉じ
て放置した。放置後の圧力低下を圧力計12で計測して
下記表の結果を得た。
  構   造   10時間124時間1 loo時
間11従来構造(ベントホール2個) 31 l 5k
g/cm” l 4.8 kg/cm” l 4.3 
kg/cta” IH金m Ill N  ill 〃
14−7kg/em”14.Okg/cm”lIPTF
Eシ=ルテ−721114,7kg/cm214.1k
g/cm”lこの結果から、本発明に係るPTFEライ
ニングパイプがベントホールが無くとも充分なガス抜き
効果を有することが明らかである。また、ガスはPTF
Eライニングパイプの端面全体から徐々に均一に大気中
へと拡散された。
(発明の効果) 本発明に係る耐食樹脂製ライニングバイブによれば、耐
食樹脂チェーブを透過した気体が微小空隙を伝わって鋼
管の端部より放出されるように構成しているので、鋼管
と耐食性樹脂チェープとの間に腐食性ガスが溜って鋼管
2の腐食、PTFI!被膜の変形、座屈等が起ることは
ない、また、上記気体が微小空隙を伝って鋼管の端部か
ら放出されることから、シール性を損なうことなく、チ
ェーン透過気体の放出のみを行えると共に、端面から徐
々に、均一に気体の放出、外部雰囲気への拡散を行うこ
とができ、安全かつ確実である。更に鋼管がベントホー
ルを有しないので、ベントホールからガス抜きを行うも
のと異なり、例えば腐食性ガスが急激に高濃度で噴出す
るようなことはなく、安全上極めて有利であって各種法
規制をクリアーでき、産業上の有用性が非常に顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はフッ素樹脂ライニングパイプを示す断面図、 第2図はフッ素樹脂ライニングパイプの部分破断斜視図
、 第3図は同じフッ素樹脂ライニングパイプ端部の破断斜
視図、    第4図は他のフッ素樹脂ライニングパイプの断面図、 第5図は第4図のフッ素樹脂ライニングパイプの部分破
断斜視図、 第6図はガス抜き効果の測定装置を図式的に示す概略図
、 第7図は従来のフッ素樹脂ライニングパイプを示す断面
図である。 2・・・鋼管 2a・・・端部(フレア一部) 2b−・・円形溝      3・・・ステンレス板4
・・・フッ素樹脂ライニングチェー プ5・・・ステンレス板1i16・−PTFI!シール
テープ11、21.31・・・フッ素樹脂ライニングパ
イプ15・・・ベントホール 第1図 I 第4図 \       デ  f′ 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ベントホールを有しない鋼管の内周面に耐食性樹脂
    チューブをライニングし、前記鋼管と前記耐食性樹脂チ
    ューブとの間隙に連続した微小空隙を形成し、前記耐食
    性樹脂チューブを透過した気体が前記微小空隙を伝わっ
    て前記鋼管の端部より放出されるように構成したことを
    特徴とする耐食性樹脂ライニングパイプ。
JP1285040A 1989-11-02 1989-11-02 耐食性樹脂ライニングパイプ Pending JPH03149496A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1285040A JPH03149496A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 耐食性樹脂ライニングパイプ

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JP1285040A JPH03149496A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 耐食性樹脂ライニングパイプ

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JPH03149496A true JPH03149496A (ja) 1991-06-26

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ID=17686386

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JP1285040A Pending JPH03149496A (ja) 1989-11-02 1989-11-02 耐食性樹脂ライニングパイプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018021618A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 横浜ゴム株式会社 ホース
JP2018066400A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 スターライト工業株式会社 二重配管

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57100684A (en) * 1980-12-15 1982-06-22 Fujitsu Ltd Magnetic bubble memory device

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