JPH0314945Y2 - - Google Patents

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JPH0314945Y2
JPH0314945Y2 JP1984133785U JP13378584U JPH0314945Y2 JP H0314945 Y2 JPH0314945 Y2 JP H0314945Y2 JP 1984133785 U JP1984133785 U JP 1984133785U JP 13378584 U JP13378584 U JP 13378584U JP H0314945 Y2 JPH0314945 Y2 JP H0314945Y2
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spring material
protrusion
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spring
brush body
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案はブラシの改良に関し、特にマイクロモ
ータのブラシの改良に関するものである。
〓従来の技術〓 一般的にマイクロモータのブラシにおいてはブ
ラシ部の振動・雑音を減衰するために、ブラシ保
持用のバネ材にゴム材等からなる防振材を貼付し
ており、その具体的構成は第3図に示すようにな
つている。
すなわち、バネ材1aの先端に孔4aを設け、
この孔4a内よりブラシ体10aの上部突起部1
1aを貫出せしめた後、バネ材1aの上面側にお
いて該ブラシ体10aをバネ材1aに糊剤30を
もつて固定せしめ、防振材20aは該バネ材1a
の上面の該ブラシ体10aの上方部位を除いた部
分に貼付せしめられている。
また、第4図従来例は、ブラシ体10a′が糊剤
30でバネ材1a′の下面に固着されてなり、防振
材20a′は該バネ材1a′の上面の該ブラシ体10
a′の上方部位を含む略全面に貼付せしめられてな
る。
〓考案が解決しようとする問題点〓 しかし、上記第3図従来例は、防振材20aの
貼付が部分的であるため防振効果が充分でなく、
かつ、バネ材1aの上面全面に防振材20aを貼
付するのは、該バネ材1aとブラシ体10aとの
連結部がバネ材1aの上面側に突出するため困難
であり、たとえ該防振材20aを第3図右側に延
長して突起部11aの上にまで貼付しても剥がれ
やすく実用に供しないことが知られている。
また、第4図従来例では、防振材20a″がバネ
材1a′の上面全面に貼付されているため、防振効
果の改良が認められるが、ブラシ体10a′をバネ
材1a′の先端の正確な位置に固定するのが困難で
あり、ブラシ体10a′の整流子への接触位置及び
接触圧が各個で異なり製品の性能を不均一にする
原因となるという欠点を有している。
〓目的〓 そこで本考案は、上記欠点に鑑みなされたもの
で、バネ材の全面に防振材を容易・確実に貼付す
ることができるとともに、ブラシ体の取付位置が
正確・容易に求められるブラシを提供することを
目的としたものである。
〓問題点を解決するための手段〓 上記の目的に沿い、本考案の構成は前述問題点
を解決するために、ブラシ保持用のバネ材1の先
端部位に、該バネ材1の両側端を下方に向け直角
状に折曲げた折曲片2a,2bと該バネ材1の先
端平面部位を下方向け傾斜状に切起こした傾斜爪
片3a,3bとで囲まれる嵌合孔4を設け、 上記バネ材1には、基部にくびれ部12,12
を有し上端前後方向角部には曲面部14,14を
有したくさび状突起部11を上面13上に突設し
てなるブラシ体10を、その突起部11を上記嵌
合孔4内に折曲片2a,2bと爪片3a,3bと
に当接するように嵌合して装着し、かつ、この突
起部11の高さは装着時に突起部11の上面がバ
ネ材1の上面と一致するようになし、 上記、曲面部14,14と傾斜爪片3a,3b
との間隙内に導電性の糊剤30を注入した後、突
起部11の上面とバネ材1の上面とにわたつて防
振材20を貼付してなる技術的手段を講じたもの
である。
〓作用〓 それ故、本考案ブラシは、バネ材1の上面全体
を単一平面となすことができるため、該バネ材1
の全面に防振材20を貼付することができて防振
効果の高いブラシを得ることができ、また、該ブ
ラシ体10は嵌合孔4内に嵌合することで正確な
固定位置を求めることがで、さらに、該ブラシ体
10は共振周波数の異なるバネ材1と防振材20
とに直接連結するため最も理想的な状態でブラシ
体10の振動を減衰する作用を呈するものであ
る。
〓実施例〓 次に、本考案の実施例を第1図及び第2図に従
つて説明すれば以下の通りである。
図中、1がブラシ保持用のバネ材で、このバネ
材1の先端部位には、該バネ材1の両側端を下方
に向け直角状に折曲げた折曲片2a,2bと該バ
ネ材1の先端平面部位を下方向け傾斜状に切起こ
した傾斜爪片3a,3bとで囲まれる嵌合孔4を
設けてなる。該折曲片2a,2bは斜爪片3a,
3bを切起こすことによる該バネ材1の強度低下
を補強することを主たる目的とするもので、嵌合
孔4の両側に該嵌合孔4の前後方向(図左右方
向)巾より大きい巾にわたつて配される。また、
傾斜爪片3a,3bは下方に向かつて両者の間隔
が小さくなるように傾斜し、後述するブラシ体1
0を該嵌合孔4に嵌合した際に両傾斜爪片3a,
3bの先端がくさび状突起部11のくびれ部1
2,12を挟圧するようになつている。なお、第
1図中、5は傾斜爪片3a,3bを切起こす際に
配した切り溝で、この切り溝5は該傾斜爪片3
a,3bの切り起し基部よりさらに嵌合孔4の前
後方向に延長しておくことが該傾斜爪片3a,3
bの形成加工上で便利であり、さらには該傾斜爪
片3a,3bの弾性をその延長距離の長さで調整
できるため望ましい。
上記バネ材1には、基部にくびれ部12,12
を有し、上端前後方向角部には曲面部14,14
を有した突起部11を上面13上に突設してなる
ブラシ体10を、そのくさび状突起部11を該嵌
合4内に折曲片2a,2bと爪片3a,3bとに
当接するように嵌合して装着してある。なお、こ
の突起部11の高さは装着時に突起部11の上面
が爪片3a,3bの上面と一致するようになして
ある。すなわち、該突起部11は、その高さを両
傾斜爪片3a,3bの高さと略同一となすこと
で、該突起部11を嵌合孔4内に嵌合し上面13
がバネ材1の下面に当接せしめた時、該突起部1
1の頂面がバネ材1の上面と一致するようになし
てある。
そして、上記、曲面部14,14と傾斜爪片3
a,3bとの間隙内に導電性の糊剤30を注入し
た後、突起部11の上面とバネ材1の上面とにわ
たつて防振材20を貼付してなる。なお、21は
該防振材20をバネ材1に貼付するための糊剤で
ある。
〓考案の効果〓 本考案は上記のごときであるため、バネ材1の
上面にブラシ体10の突起部11を突出せしめな
いことができバネ材1の上面全体を単一平面とな
すことができるため、該バネ材1の全面に防振材
20を貼付することができて防振効果の高いブラ
シをを得ることができる。
また本考案は、ブラシ体10を嵌合孔4内に嵌
合することでバネ材1の正確な固定位置にブラシ
体10を容易に固定することができ、曲面部1
4,14と傾斜爪片3a,3bとの間隙内に導電
性の糊剤30を注入するため確実な固定ができる
ものである。
さらに本考案は、ブラシ体10は共振周波数の
異なるバネ材1と防振材20とに直接連結するた
め最も理想的な状態でブラシ体10の振動を減衰
することができ、ブラシの振動と、雑音発生とが
少ないモータの製造に極めて実用的なブラシを提
供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ブラシの実施例を示す要部部品
分解斜視図、第2図は要部断面図、第3図は従来
例要部断面図、第4図は別の従来例要部断面図で
ある。 1……バネ材、2a,2b……折曲片、3a,
3b……傾斜爪片、4……嵌合孔、10……ブラ
シ体、11……くさび状突起部、12……くびれ
部、13……上面、14……曲面部、20……防
振材、30……糊剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブラシ保持用のバネ材1の先端部位に、該バネ
    材1の両側端を下方に向け直角状に折曲げた折曲
    片2a,2bと該バネ材1の先端平面部位を下方
    向け傾斜状に切起こした傾斜爪片3a,3bとで
    囲まれる嵌合孔4を設け、 上記バネ材1には、基部にくびれ部12,12
    を有し上端前後方向角部には曲面部14,14を
    有したくさび状突起部11を上面13上に突設し
    てなるブラシ体10を、その突起部11を上記嵌
    合孔4内に折曲片2a,2bと爪片3a,3bと
    に当接するように嵌合して装着し、かつ、この突
    起部11の高さは装着時に突起部11の上面がバ
    ネ材1の上面と一致するようになし、 上記、曲面部14,14と傾斜爪片3a,3b
    との間隙内に導電性の糊剤30を注入し、突起部
    11の上面とバネ材1の上面とにわたつて防振材
    20を貼付してなるブラシ。
JP1984133785U 1984-09-03 1984-09-03 Expired JPH0314945Y2 (ja)

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JPS6149573U JPS6149573U (ja) 1986-04-03
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JPS5381806U (ja) * 1976-12-09 1978-07-07
JPS5488506U (ja) * 1977-12-05 1979-06-22

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JPS6149573U (ja) 1986-04-03

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