JPH03148269A - ピペラジン誘導体及びこれを含有する肝疾患治療剤 - Google Patents

ピペラジン誘導体及びこれを含有する肝疾患治療剤

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JPH03148269A
JPH03148269A JP1285611A JP28561189A JPH03148269A JP H03148269 A JPH03148269 A JP H03148269A JP 1285611 A JP1285611 A JP 1285611A JP 28561189 A JP28561189 A JP 28561189A JP H03148269 A JPH03148269 A JP H03148269A
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JP
Japan
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formula
therapeutic agent
piperazine derivative
lower alkyl
fluoro
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Application number
JP1285611A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Mazaki
光夫 真崎
Tomio Yamakawa
富雄 山川
Hitoshi Matsukura
松倉 均
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Nippon Chemiphar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemiphar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、新規なピペラジン誘導体又はその薬理学的に
許容され得る塩、及びこのピペラジン誘導体又はその薬
理学的に許容され得る塩を有効成分として含有する肝疾
患治療剤に関する。
[発明の背景] 肝臓は、解毒作用、糖質代謝、脂質代謝、タンパク質代
謝、胆汁の生成分泌、血液凝固因子の生成、ホルモン調
節作用、脂肪、グリコーゲン、タンパク質、ビタミン等
の各種生体構成要素の貯蔵など種々の機能を有している
。しかし、これらの機能もウィルス、薬物、毒物、アル
コール、栄養不良、肝循環系障害、胆管閉塞等の原因に
より急性的あるいは慢性的に障害を受け、ウィルス肝炎
、薬物の中毒性肝炎、アルコール性肝炎、うつ血性肝炎
、胆汁うつ帯による肝障害、脂肪肝、黄桓、あるいは最
終的には肝硬変などの病気として現われる。
本発明者らは、上記のような肝疾患のための治療剤につ
いて研究した結果、−数式(I〉;[式中、RI  R
2、R3R4及びR5は、それぞれ独立に、水素原子、
ビトロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン
、フルオロ低級アルキル、フルオロ低級アルコキシ、ア
シル、低級アルコキシカルボニル、アシルオキシ、アミ
ノ、ホルミル、メルカプト、アルキルチオ、ニトロ又は
低級アルキルアミノを表わし、2は炭素数1〜2のアル
キレン(但し、炭素原子の一つは>C=Oであってもよ
い)を表わす] で表わされる新規なピペラジン誘導体、又はその薬理学
的に許容され得る塩が、 in vivoでの四塩化炭
素急性肝障害モデルでGOT (グルタミン−オキザロ
酢酸トランスアミナーゼ)、GPT(グルタミン−ピル
ビン酸トランスアミナーゼ〉の優れた逸脱抑制作用を有
し、肝障害の軽減若しくは治療、又は肝障害に対する優
れた保護作用を有し、肝臓疾患の治療、予防剤として有
用であることを見出した。
また、下記−数式: (式中、Aは、置換基を有していてもよい、フェニル基
、p−ベンゾキノニル基、又はクマリニル基を表わし、
Bは、単結合又は置換基を有していてもよい炭素数1〜
4の直鎖アルキレン基を表わし、Rは、水素原子、アル
カリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アルキル、シク
ロアルキル、アラルキル、及びアリールからなる群から
選択された原子又は基を表わし、nは2または3である
)で表わされる化合物が、肝臓疾患治療剤として知られ
ている(ヨーロッパ特許出願公開′IJ326,379
号公報参照)が、本発明の上記ピペラジン誘導体は、上
記公報に記載の化合物に比較して安全性が極めて高いと
いう優れた効果を奏するものであろ− また、上記−数式(I)で表わされるピペラジン誘導体
、又はその薬理学的に許容され得る塩は優れた過酸化脂
質生成阻害作用を有している。
生体における過酸化脂質の増加は、各種臓器の病態と密
接な関係があることが知られており、加齢、放射線およ
び薬物などによっても脂質の過酸化が認められているこ
とから、老化や発癌などにも関与していると思われる。
生体中におけるこれらの過酸化脂質生成を抑制する物質
は、肝疾患治療剤の他に、抗炎症剤、抗リウマチ剤、消
化管疾患治療剤、抗白内障剤、抗動脈硬化剤、抗脳梗塞
剤、自己免疫疾患治療剤としても有用である。
[発明の構成] 本発明は、前記−数式(I)で表わされる新規などペラ
ジン誘導体、又はその薬理学的に許容され得る塩にある
また、本発明は、前記−数式(I)で表わされるピペラ
ジン誘導体、又はその薬理学的に許容され得る塩を有効
成分として含有する肝疾患治療剤Lマ 負 ス [発明の詳細な記述] 上記一般式(I)においてRI  R2R3R4及びR
5は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ、低級ア
ルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、フルオロ低級アル
キル、フルオロ低級アルコキシ、アシル、低級アルコキ
シカルボニル、アシルオキシ、アミノ、ホルミル、メル
カプト、アルキルチオ、ニトロ又は低級アルキルアミノ
を表わす。
上記低級アルキルとしては、例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル
等の炭素数1〜6の低級アルキルを挙げることができる
上記低級アルコキシとしては、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシ等の炭素数1〜6の低級アルコキシ
を挙げることができる。
上記ハロゲンとしては、塩素、臭素、フッ素等を挙げる
ことができる。
上記フルオロ低級アルキルとしては、上記のような低級
アルキル基に1〜3個のフッ素原子が結合したもの、例
えばトリフルオロメチル、1゜1.1−トリフルオロエ
チル、1,1.2−)、リフルオロエチルを挙げること
ができる。
上記フルオロ低級アルコキシとしては、上記のような低
級アルコキシ基に1〜3個のフッ素原子が結合したもの
、例えばトリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ
を挙げることができる。
上記アシルとしては、アセチル、プロピオニル等の炭素
数2〜7のアシルを挙げることができる。
上記低級アルコキシカルボニルとしては、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
ブトキシカルボニル等の炭素数2〜7の低級アルコキシ
カルボニルを挙げることができる。
上記アシルオキシとしては、アセトキシ、プロピオニル
オキシ、等の炭素数2〜7のアシルオキシを挙げること
ができる。
上記低級アルキルアミノとしては、モノメチルアミノ、
モノエチルアミノ、モノプロピルアミノ、モノブチルア
ミノ等のモノアルキルアミノ、及び、ジメチルアミノ、
ジブチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ等
のジアルキルアミノを含む炭素数1〜6の低級アルキル
を有するアミノを挙げることができる。
上記アルキルチオとしては、メチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ等の炭素数1〜6のアルキルチオを挙げる
ことができる。
更に、上記一般式(I)において、2の具体例としては
、メチレン、エチレン、カルボニル、−OH,C0−1
及び−COCH2−を挙げることができる。
一般式(I)で表わされるビベラジンン誘導体は、酸付
加塩のような薬理学的に許容される塩にすることができ
る。上記酸付加塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、
フマール酸、マレイン酸、酒石酸等との無毒性塩が挙げ
られる。
前記一般式(I)で表わされる化合物は、例えば、次の
方法等により得ることができる。
( り (n) (I[I) (ただし、式中、R1、R2R3R4R5及び2はそれ
ぞれ、一般式(I)に示すものと同じである) 上記反応は、一般式(n)で表わされるピペラジン誘導
体に、二硫化炭素を反応させて一般式1)で表わされる
ジチオカルボン酸の誘導体を得た後、水系溶媒中で過酸
化水素水、次亜塩素酸塩等で酸化するか、有機溶媒中、
有機過酸、N−ハロゲン化コハク酸イミド、塩素、臭素
、沃素等のハロゲン、ジメチルスルホキシド、空気、又
は二酸化マンガン、酸化クロム、酸化鉄等の金属酸化物
などにより酸化することにより、一般式(I)で表わさ
れる本発明の二量体を得ることにより行うことができる
(2) [ただし、式中、)jl  R2R3R4)js及び2
は、前記の通りであり、Qは脱離基(例えば、塩素、臭
素などのハロゲン原子、トシルオキシ基)である] 上記反応は、塩基の存在下、エタノール、アセトン、塩
化メチレン、ジメチルホルムアミド等の反応に関与しな
い溶媒中で行われる。また、無溶媒で行うこともできる
(3) (Vl) (ただし、式中、RI  R2R3R4及びR5は、前
記の通りである) 上記反応は、水、アルコール、有機酸、エーテル、ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリル等の、極性溶媒中で
、Mannich反応に通常用いられる条件下で行うこ
とができる。ホルムアルデヒドとしては、ホルマリン水
溶液や、パラホルムアルデヒドのようなホルムアルデヒ
ド供与体であってもよい。上記一般式(I)において、
Rt 、、 RSの何れかがヒドロキシである化合物は
、対応する基が低級アルコキシ、アシル等である一般式
(I)で表わされる化合物を脱保護することにより得ら
れる。
次に一般式(I)で表わされるピペラジン誘導体の代表
的化合物を第1表に示す。
第  1 表 No。
OMe il OMe OH OMe OMe OH OMe OH OH OH Ac OAc 2 3 OMe    OMe 0+1   0H OH OH OMe   OMe OMe   OMe OH OH OHOH OMe    H OMe    OMe −OCH20− OAc    OAc OH 4 s C1l。
(R2 CI。
OR2 (:H2CO O CH。
CI□ CH。
CR2 OR2 OR2 OR2 OR2 第1表において、 略号は下記のものを意味する。
Me:メチル基、Pr:プロピル基。
次に、本発明の化合物に関する過酸化脂質生成阻害作用
及びin vivoにおける急性肝障害モデルでのGO
T、GPTの逸脱抑制作用の薬理実験を示す。
大蓋ユ。過酸化脂質生成阻害作用 X隻五基 ラット分離肝細胞は、宇井らの方法(岡博、宇井理生:
遊離細胞−実験と応用9.91)により調製した。脂質
の過酸化反応には、−85℃で凍結保存した後、用時融
解した死細胞を用いた。
肝細胞懸濁液50μL(蛋白量0.5〜1.0mg)を
遠心管に入れて、被検化合物のDMSO溶液5μLを加
え、次いで40ミリモルADP溶液50μ互および4ミ
リモルNADPH溶液50μ2を加えた後、0.5モル
トリス−塩酸緩衝液(pH7,4)350μ旦を加え、
37℃で1時間振盪した。遠心管を氷水中に移して反応
を停止させ、8.1%SOS溶液0.2mJ!、BIT
エタノール溶液(5000ppm)50μj!、20%
酢酸(pH3,5)1.8ml、0.8%TBA溶液(
pH3,5)1.5mJlを加えた。遠心管を95〜9
8℃の水浴に移し、1時間加熱し発色させた。冷後、遠
心分離し、530nmにおける吸光度を測定して被検化
合物の脂質過酸化反応に対する阻害度(%)を下記式に
より求めた。
なお、コントロール群は被検化合物溶液の代わりにDM
SOのみを使用した。
その結果を第2表に示す。
以下余白 第2表 実験1から、本発明におけるピペラジン誘導体化合物が
in vitroで優れた酵素的な過酸化脂質生成に対
し優れた阻害作用を有することが明らかになった。
LSIユ。in vivoのccIt4・急性肝障害モ
デルでのGOT、GPTの逸脱抑制作用 尖1し1法 24時間絶食した170〜180gのWistar系雄
性ラットにオリーブ油に溶解した50%CC互a 1 
m j! / k gを経口投与し、急性肝障害を惹起
させた。被検化合物はCCj!4投与の3時間前に30
 m g / k gを経口投与した。対照群には被検
化合物のかわりに1.0%メチルセルロース(MC)を
、正常群にはCCU、のかわりにオリーブ油を経口投与
した。CCl1.4投与24時間後ラットをエーテル麻
酔下に開腹し腹部大静脈から採血し、採取血液を300
0 r、p、m、で10分間遠心分離した後血漿を採取
した。血漿中のGOT 、 G P T (karme
n法)をオートアナライザー(日立705)で測定した
。被検化合物は1.0%MC溶液に懸濁して用いた。
急性肝障害モデルにおける被検化合物の効果は、GOT
%GPTの増加抑制率で判定した。
その結果を第3表に示す。
なお、GOT%GPTの増加抑制率(%)は下記式によ
り求めた。
第3表 被検化合物 増加抑制率 (%) GOT         G  PT 実施例1    99.3   98.0実施例2  
  99.7   99.3ccn4投与による肝細胞
の障害時には酵素の遊出が起こり、種々の酵素活性が血
清中に出現する。そのため障害の指標として血清トラン
スアミナーゼの活性を測定するのは有効な方法で、血清
トランスアミナーゼにはGOT (グルタミン酸−オキ
ザロ酢酸トランスアミナーゼ)、GPT(グルタミン酸
−ビルピン酸トランスアミナーゼ)があり、肝障害の指
標として測定した。
実験3に示されるように、本発明におけるピペラジン誘
導体は肝障害の指標とされるGOT、GPTの上昇を有
意に抑制した。
鳳上の薬理実験により、本発明におけるピベラジン誘導
体が優れた過酸化脂質生成阻害作用及びin vivo
の急性肝障害モデルでのGOT%GPTの逸脱抑制作用
を有することが判明した。
また、本発明におけるピペラジン誘導体は薬効発現量で
何等毒性はみられなかった。
本発明の肝疾患治療剤は、通常は製剤的担体と共に製剤
組成物の形態とされる。担体としては、使用形態に応じ
た薬剤を調製するのに通常使用される増量剤、結合剤、
崩壊剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤が用いられる
。また投与形態としては、注射剤、散剤、カプセル剤、
顆粒剤、錠剤などいずれの形態でも可能である。投与量
は、患者の症状の程度によって異なるが、通常は本発明
におけるピペラジン誘導体を1日約10mg−1gを患
者に投与すればよい。
以上、本発明におけるピペラジン誘導体は優れた過酸化
脂質生成阻害作用並びにin vivoのccn、急性
肝障害モデルでのGOT%GPTの逸脱抑制作用を有し
、肝疾患治療剤、抗炎症剤、抗リウマチ剤、消化管疾患
治療剤、特に肝疾患治療剤として有用である。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1] 1.1’−(ジチオジカルボノチオイル)ビス[4−(
2,3,4−トリメトキシベンジル)ビベージン  2
  塩 1)4− (2,3,4−トリメトキシベンジル)−1
−ピペラジンカルボジチオ酸: 1−(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン
83.8g (純度93.1%、293ミリモル)をメ
タノール350m角に溶解し、室温で二硫化炭素22.
3g (293ミリモル〉をメタノール130m1Lに
溶解した溶液を3時間かけて滴下した。更に2時間攪拌
し、析出した結晶を濾取し、メタノールで洗浄し、96
.7g (96,2%)の標題化合物を黄色粉末として
得た。
’H−NMR(DMSOda ):δ 2.3−2.7    (m、 48)2.8−3.8
    (m、 4H)3.6−3.9      (
m、9)1)4.1−4.5      (m、2H)
6.6−7.0      (s、2H)2)ナトリウ
ム 4− (2,3,4−トリメトキシベンジル)−1
−ピペラジンカルボジチオアート  : 4− (2,3,4−トリメトキシベンジル)−1−ピ
ペラジンカルボジチオ酸6.9g (20ミリモル)を
窒素雰囲気下、エタノール30mj!に懸濁し、水冷下
28%ナトリウムメチラート3゜9g (20ミリモル
)を加えた。室温で1時間攪拌後溶媒を減圧留去し、残
渣にエーテル50mILを加え析出した結晶を濾取し、
7.2g(99%)の標題化合物を白色粉末として得た
融点:233〜234℃(分解) ’ H−N M R(CD 30 D ) :δ2、:
l−2,7(m、 4FI) 3.51      (s、 2H) 3.82      (s、 38) :1.84      (s、 3H):1.87  
       (s、  3)1)4.2−4.5  
    (m、4H)6.73        (d、
IH,J−8Hz)7.0:)        (d、
  1)1.  J−81(z)l  Rv  (KB
r)cm−’: 2940、 2820. 1600. 1500゜14
60、 1420. 1280. 1220゜1090
、 1010. 920. 9003)1.1’−(ジ
チオジカルボノチオイル)ビス[4−(2,3,4−)
リメトキシベンジル)ピペラジン] : ナトリウム 4− (2,3,4−)リメトキシベンジ
ル)−1−ピペラジンカルボジチオアート2.5g (
6,86ミリモル)を水11mAに溶解し、5〜10℃
に冷却し、2%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を結晶が出
なくなるまで加えた。このまま室温になるまで攪拌し、
析出した結晶を濾取し、水で洗浄した。この結晶をクロ
ロホルムに溶解し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去し、残漬をシリカゲルカラムで精製し1.4
2gの標題化合物を黄色結晶性粉末として得た。
融点:130〜131℃ ’ H−N M R(CD CIt 3 )  :δ2
.5−2.8     (m、 8H)3.52   
   (s、 4+1)3.86      (s、 
6H) 3.87      (s、 6N) 3.89      (s、 6H) 4.1−4.4     (m、 8N)6.6:l 
     (+1.211. J−91(z)6.97
      (d、 2H,J−9H2)I Rv (
KBr)cm−’: 2920.2800,1600,1490゜1480.
1460,1410,1300゜1280.1270,
1230,1130゜1090.1040,1020,
990゜4)1.1’ −(ジチオジカルボノチオイル
)ビス[4−(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピ
ペラジン] 塩酸塩: 1.1’−(ジチオジカルボノチオイル)ビス[4−(
2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジン] 1
.5g (2,2ミリモル)を少量のクロロホルムに溶
解し、水冷下、IN−塩酸ガス/エーテル溶液4.4m
1Lを加えた後、溶媒を減圧留去した。残渣にエタノー
ルを加えエタノールを減圧留去する操作を2回繰り返し
、1.67g(96,4%)の標題化合物を黄色粉末と
して得た。
’ H−N M R(CD Cj! s )  :δ1
.2−5.4     (m、 1611)3.87 
     (s、 12II):1.95      
(s、 6H)4.23      (bs、 4H)
6.75      (d、 2H,J=7Hz)7.
42      (d、 211. Jm7Hz)IR
υ(KBr)am−’: 2920.2550,1595,1490゜1460.
1410,1270,1230゜1090゜ [実施例2] 1.1’−(ジチオジカルボノチオイル)ビス[4−(
2,3,4−)、リメトキシフェニルアセチル ピペラ
ジン 1)4−ベンジル−1−(2,3,4−)リメトキシフ
ェニル〉アセチルピペラジン: 2.3.4−トリメトキシフェニル酢酸2.75g(1
2,2ミリモル)、1−ベンジルピペラジン2.14g
(12,2ミリモル)及びトリエチルアミン1.35g
 (13,4ミリモル)を、塩化メチレン20mff1
に溶解し、室温攪拌下に1−エチル−3’−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.58g
 (13,4ミリモル)を加え室温で3時間攪拌した。
これに10%クエン酸溶液を加え、塩化メチレンで抽出
した。有機層を分取し、10%クエン酸溶液、0.3N
−NaOH溶液、及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで”乾燥した。溶媒を減圧留去し、3.47g
 (74,1%)の標題化合物を無色油状物として得た
’H−NMR(CDCI、)  :  δ2.1−2.
5      (m、ul)3.3−3.7     
 (m、4H)3.47,3.61    (each
  s、4H)3.83        (S、3N)
:11.85        (S、  611)6.
6G、6.91    (each  d、2H,J−
9Hz)7.28        (s、58)2)1
− (2,3,4−トリメトキシフェニル)アセチルピ
ペラジン: 4−ベンジル−1−(2,3,4−トリメトキシフェニ
ル)アセチルピペラジン3.4g (8゜8ミリモル)
をエタノール34mftに溶解し、10%P d / 
C680m g、酢酸2m角を加え、水素雰囲気下で2
日間室温で攪拌した。触媒を濾別し水を加えてlN−N
aOHでアルカリ性としクロロホルムで抽出した。有機
層を分取し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去し、2.3g (88,9
%)の標題化合物を淡黄色油状物として得た。
’H−NMR(CDCIL、)  :  δ1.66 
        (bs、IH)2.6−2.9   
   (m、4H)3.3−3.7      (m、
  411)3.63        (s、  2H
)3.85,3.86,3.87  (each s、
  9H)6.62,8.92    (each  
d、2H,J=9Hz)3)ナトリウム 4− (2,
3,4−)リメトキシフェニル)アセチル−!−ピペラ
ジンカルボジチオアート: 1− (2,3,4−1リメトキシフエニル)アセチル
ピペラジン2.3g (7,8ミリモル)をメタノール
15mff1に溶解し、二硫化炭素0.59g (7,
7ミリモル)のメタノール2ml!溶液を15分間で滴
下した。室温で1時間攪拌し、さらに28%ナトリウム
メチラート/メタノール溶液1.53g (7,8ミリ
モル)を滴下した。溶媒を減圧留去し、エーテルを加え
析出した結晶をエーテルに懸濁し、濾取することにより
、1.60g (52,3%)の標題化合物を淡黄色結
晶性粉末として得た。
’H−NMR(CD、OD): 5 3.4−4.0     (m、 4H):1.69 
     (s、 28):1.81,3.83.:1
.85  (each s、 9)1)4.2−4.5
     (m、 411)6.72.6.90   
(each d、 2)1. J・9Hz)4)1.1
’−(ジチオジヵルボノチオイル)ビス[4−(2,3
,4−)、リメトキシフェニルアセチル)ピペラジン]
: ナトリウム 4− (2,3,4−トリメトキシフェニ
ル)アセチル−1−ピペラジンカルボジチオアート1.
6g (4,1ミリモル)を水32m2に溶解し、氷水
で冷却下2%次亜塩素酸ナトリウム溶液160ml1を
40分間かけて滴下した。さらに、15分間攪拌後、析
出した結晶をクロロホルム70m1を加えて溶解させ、
有機層を分取し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、エタノールを加え
て結晶化させ、析出した結晶を濾取した。エタノールで
洗浄することにより、870mg (57,5%)の標
題化合物を黄色結晶として得た。
融点:175〜178℃ ” H−N M R(CD C11s ) :δ3.4
−3.9    (m、 8H)3.68      
(s、 4H) 3.85,3.86,3.88  (each s、 
18H)3.9−4.4    (m、 811)6.
63.6.93   (each d、 4H,J=8
Hz)IRv(にBr)am−’: 2940.1660,1490,1460゜1420.
1275,1240,1205゜1160.1090,
1045,1010゜[製剤例1] (散剤) 本発明におけるピペラジン誘導体   10部重質酸化
マグネシウム        10部乳糖      
 80部 を均一に混合して粉末又は細粒状とし散剤とする。
【製剤例2] (散剤) 本発明におけるピペラジン誘導体   1oR合成ケイ
酸アルミニウム       1部部リン酸水素カルシ
ウム         5部乳糖       75部 を均一に混合して粉末又は細粒状とし散剤とする。
[製剤例3] (顆粒剤) 本発明におけるピペラジン誘導体   50部デンプン
              10部乳糖      
 15部 結晶セルロース           20部ポリビニ
ルアルコール         5部水       
                   30部を均一
に混合捏和後、粉砕造粒して乾燥しふるい分けして顆粒
剤とする。
[製剤例4] (糖衣錠) 製剤例3で得られた顆粒剤99部にステアリン酸カルシ
ウム1部を混合し、圧縮成形して直径10mmの錠剤と
する。
[製剤例5] (注射剤) 本発明におけるピペラジン誘導体   0.5部非イオ
ン界面活性剤          2.5部生理食塩水
            97部を加温混合後滅菌して
注射剤とする。
[製剤例6] (カプセル剤) 製剤例1で得られた散剤を市販のカプセル容器に充填し
てカプセル剤とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ); ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1、R^2、R^3、R^4及びR^5は
    、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲン、フルオロ低級アルキル
    、フルオロ低級アルコキシ、アシル、低級アルコキシカ
    ルボニル、アシルオキシ、アミノ、ホルミル、メルカプ
    ト、アルキルチオ、ニトロ又は低級アルキルアミノを表
    わし、Zは炭素数1〜2のアルキレン(但し、炭素原子
    の一つは>C=Oであってもよい)を表わす] で表わされるピペラジン誘導体、又はその薬理学的に許
    容され得る塩。 2、一般式( I ); ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1、R^2、R^3、R^4及びR^5は
    、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ハロゲン、フルオロ低級アルキル
    、フルオロ低級アルコキシ、アシル、低級アルコキシカ
    ルボニル、アシルオキシ、アミノ、ホルミル、メルカプ
    ト、アルキルチオ、ニトロ又は低級アルキルアミノを表
    わし、Zは炭素数1〜2のアルキレン(但し、炭素原子
    の一つは>C=Oであってもよい)を表わす] で表わされるピペラジン誘導体、又はその薬理学的に許
    容され得る塩を有効成分として含有する肝疾患治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014122670A1 (en) * 2013-02-08 2014-08-14 Council Of Scientific & Industrial Research Carbodithioates with spermicidal activity and process for preparation thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014122670A1 (en) * 2013-02-08 2014-08-14 Council Of Scientific & Industrial Research Carbodithioates with spermicidal activity and process for preparation thereof
CN105143202A (zh) * 2013-02-08 2015-12-09 科学与工业研究委员会 具有杀精子活性的二硫代羧酸酯及其制备方法

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