JPH03148084A - 超音波障害物センサ - Google Patents

超音波障害物センサ

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JPH03148084A
JPH03148084A JP1287350A JP28735089A JPH03148084A JP H03148084 A JPH03148084 A JP H03148084A JP 1287350 A JP1287350 A JP 1287350A JP 28735089 A JP28735089 A JP 28735089A JP H03148084 A JPH03148084 A JP H03148084A
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JP
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signal
ultrasonic
obstacle
level
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JP1287350A
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English (en)
Inventor
Shunichi Wada
俊一 和田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、前方の路面状態を事前に感知して車体のシ
ョックを緩和するための自動車用サスペンション制御装
置の入力情報に用いられる超音波障害物センサに関し、
特に受信波のレベル変動によらず高精度に障害物を検知
できる超音波障害物センサに関するものである。
[従来の技術] 従来より、超音波の反射波を用いた障害物センサは自動
車等に適用されており、例えば、車体の回りの障害物を
検知するセンサは、特公平1−30436号公報等に記
載されている。この場合、パルス状の超音波を車体口り
に送信し、反射波の有無により、障害物があるか否かを
判別している。
又、走行中に前方の路面状態を事前に感知する超音波障
害物センサは、例えば、特開昭62−131813号公
報に記載されたように、自動車用サスペンション制御装
置に用いられている。この場合、超音波は斜め前方に連
続的に送信されている。
一般に、超音波を用いて障害物を検知する場合、反射波
の受信信号に基づいてセンナから物体まで1− の距離を算出する必要があるが、数cm程度の短距離か
ら数m程度の長距離までを正確に測定するために、種々
の工夫が提案されている。
例えば、前者の公報の場合、前方又は車体回りの状態を
検知するときに、正常な路面からの反射波を障害物とし
て誤検知することを防止するため、送受信手段となるマ
イクロホンの指向性を向上させて、超音波をほぼ水平方
向に送信し、路面からの反射波を検知しないように工夫
している。しかし、この場合、反射波が有効に受信され
ないので、十分な受信信号が得られず、正確に障害物を
検知することはできない。
又、後者の公報の場合は、路面からの反射波を積極的に
用いているが、路面粗さや車両速度の違いによる受信信
号のレベル変化に対して何ら対策を立てていないため、
やはり障害物を正確に検知することができないという問
題点がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の超音波障害物センサは以上のように、超音波を斜
め前方に送信して前方の路面状態を有効に検知しようと
しても、種々の要因による受信信号のレベル変化に対応
できないため、障害物を正確に検知することができない
という問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、路面上の前方障害物を有効に区別すると共に
、受信信号のレベル変化によらず確実に障害物を検知で
きる超音波障害物センサを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る超音波障害物センサは、斜め前方の路面
に超音波を送信する超音波送信手段と、超音波の反射波
を受信する超音波受信手段と、この超音波受信手段から
の受信信号を処理する受信信号処理手段と、この受信信
号処理手段からの処理信号の平均値を演算する平均値演
算手段と、平均値に応じた判定レベルの判定信号を生成
する判定信号演算手段と、処理信号が判定レベルを越え
たときに障害物検知信号を出力する比較手段とを備えた
ものである。
[作用] この発明においては、斜め前方の路面に向けて超音波を
送信し、その反射波の受信信号レベルを反映する平均値
に基づいて判定レベルを調整し、路面上の障害物による
受信信号のレベル変化を有効に区別して判別し、障害物
の有無を正確に検知する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例の機能及び構成を示すブロック
図である。
図において、タイミング指令手段〈1)は、所定のパル
ス間隔で、タイミング制御用の指令信号P1〜P3を発
生する。超音波信号発生手段(2)は、タイミング指令
手段(1)からの指令信号PIに基づいて、所定の時間
、電圧及び周波数の送信用の超音波信号■1を生成する
超音波送信手段(3)は、超音波信号■1に従って駆動
され、斜め前方の路面(4)に所定のタイミングで間欠
的に超音波Wa〜Wcを送信する。超音波受信手段(6
)は、路面(4)及び路面−にの障害物(5)で反射さ
れた反射波W a ′〜W c ’を受信する。
超音波送信手段(3)及び超音波受信手段(6)は、そ
れぞれ超音波マイクロホンからなり、車体のバンパ付近
に隣接して設置される。
受信信号処理手段(7)は、超音波受信手段(6)から
の受信信号■2を増幅且つAM検波し、受信信号レベル
を処理し易くする。平均値演算手段(8)は、タイミン
グ指令手段(1)からの指令信号P2に従って、受信信
号処理手段(7)からの処理信号V。
を平均化処理し、平均値(平均レベル信号)■31を生
成する。
判定信号演算手段(9)は、平均値V 31及び指令信
号P、に従って、処理信号■3の基準レベルとなる判定
信号V4を生成する。演算増幅回路等からなる比較手段
(10)は、処理信号V、と判定信号V。
とを比較し、処理信号■、が判定信号■4の判定レベル
を越えたときに、障害物検知信号■、を出力する。
第2図はタイミング指令手段(1)の具体例を示ず構成
図である。タイミング指令手段〈1)は、例えば、日立
社のHD63BOIY等からなるマイクロコンピュータ
(20)に内蔵されたプログラマブルタイマ(又は、市
販のタイマ用IC)により構成され、マイクロコンピュ
ータ(20)には、水晶発振器(21)及び起動回路(
22)が接続されている。
起動回路(22)は、乗用車の運転席等に配置された自
己復帰式常開型の起動スイッチ(23)と、起動スイッ
チ(23)に接続された波形整形回路(24)とから構
成されている。起動スイッチ(23)は、−時的な閉成
により「L」レベルの信号を生成し、波形整形回路(2
4)は、起動スイッチ(Z3)からの「r−」レベル信
号を反転整形し、これを起動信号として出力する。
マイクロコンピュータ(20)は、直流電源からの給電
に応答し、定電圧回路(図示せず)からの定電圧を受け
て作動状態となる。そして、水晶発振器(21)の発振
作用に基づいて一連のクロック信号を発生ずると共に、
各クロック信号に応答して、予め格納されたプログラム
を実行し、パルス状の指令信号P、(P2及びP、のト
リガとなる)を出力する。
第3図は超音波信号発生手段(2)の具体例を示す構成
図である。超音波信号発生手段(2)は、所定の高周波
数の超音波発振パルスPOを生成する超音波発振回路(
31)と、超音波発振パルスPo及び指令信号P、の論
理積をとるNANDゲート(32)と、NANDゲート
(32)の出力を反転するインバータ(33)と、イン
バータ(33)からの超音波パルスを一連のパルスとし
て増幅する増幅回路(34)と、増幅された超音波信号
V1を更に昇圧して超音波送信手段(3)に付与する昇
圧トランス(35)とから構成されている。
第4図は、受信信号処理手段(7)及び平均値演算手段
(8)の具体例を示す構成図である。
超音波受信手段(6)からの受信信号■2を増幅及びA
M検波する受信信号処理手段(7)は、直列接続された
複数段の増幅器(7a)〜(7e)及びAM検波器(7
f)から構成されている。
処理信号V3を平均化する平均値演算手段(8)一 は、受信波抽出用の指令信号P2により制御されるサン
プリング用のアナログスイッチ(8a)と、平均化及び
ホールド回路となる抵抗器(8b)及びコンデンサ(8
c)とから構成されている。
第5図はタイミング指令手段(1)及び判定信号演算手
段(9)の具体例を示す構成図である。
タイミング指令手段(1)は、指令信号P、を生成する
マイクロコンピュータ(20)と、指令信号P、をトリ
ガパルスとして動作し、出力パルス時間幅を制御可能な
単安定マルチバイブレータ(1a)〜(1c)とを含ん
でいる。1段目の単安定マルチバイブレータ(1a)は
、指令信号P、に基づいてパルス信号Pを出力し、2段
目の各単安定マルチバイブレーク(1b)及び(1c)
は、パルス信号Pに基づいて、指令信号P、及びP、を
それぞれ出力する。
判定信号演算手段(9)は、それぞれ抵抗器及び逆並列
接続されたダイオードを含む充電回路(9a)及び放電
回路(9b)と、これら充電回路(9a)及び放電回路
(9b)に接続されて充放電されるコンデンサ(9c)
と、コンデンサ(9c)の端子電圧を増幅して判定信号
■、として出力する増幅器(9d)と、平均値V 、1
に応じて増幅器(9d)の増幅率を制御するためのF 
E T (9e)とから構成されている。
充電回路(9a)及びコンデンサ(9C)は、指令信号
P3が「L」レベルからrH,レベルに変化したときに
、第1の所定時間まで単調増加する充電波形を発生する
ための第1の判定信号発生回路を構成し、放電回路(9
b)及びコンデンサ(9C)は、指令信号P3が「H」
レベルから「L」レベルに変化したときに、第2の所定
時間まで単調減少する放電波形を発生するための第2の
判定信号発生回路を構成している。
次に、第6図の波形図を参照しながら、第1図〜第5図
に示したこの発明の一実施例の具体的動作について詳細
に説明する。
まず、タイミング指令手段(1)は、超音波信号発生手
段(2)に対するタイミング制御パルス即ち指令信号P
1を出力する。これにより、超音波信号発生手段(2)
は、超音波送信用の超音波信号■1を出力し、超音波送
信手段(3)を駆動する。
0 超音波信号V、に従って超音波送信手段(3)がら送信
された超音波Wa〜Weは、斜め前方の路面(4)に照
射され、反射波W a ’〜W c ’となって超音波
受信手段(6)により受信される。
このとき、路面(4)上に障害物(5)が無い場合を例
にとると、受信信号v2は、時刻1=0がら時間t、の
区間でノイズレベルとなる。このノイズレベルは、超音
波Wa〜Weの直接波や回り込みによる不要な反射波成
分によって生じる。
そして、時刻1=0から時間tbだけ経過した後に、路
面(4)からの反射波成分が受信され始める。
ここで、超音波送受信手段(3)及び(6)が互いに隣
接し且つ指向性もほぼ同一であれば、時間tbは最短経
路の超音波Wb(第1図参照)の往復時間に相当する。
同様に、時間taは中央経路の超音波Waの往復時間、
時間tcは最長経路の超音波Weの往復時間に相当し、
各経路長さをそれぞれ1a、1b及びlcとし、音速を
Cとすれば、t a= 2 h/ c t b= 21b/ c t c= 21c/ c で表わされる。
このとき、超音波送受信手段(3)及び(6)の指向特
性から、路面(4)からの反射波W a ’〜W c 
’の強度は、時間tb経過時点から立ち上がり始め、時
間taa過時点で最大値となり、時間tc経過時点で消
失するほぼ山形の波形に従う。この強度変化は、超音波
送受信手段(3)及び(6)の特性や幾何学的な配列に
よって定められる指向特性と、路面(4)の表面状態や
音波の反射指向特性とにより決定する。このような反射
波W a ′〜W c ’に基づく受信信号■2の波形
は、超音波信号■1により超音波Wa〜Weが送信され
る毎に、図示したように繰り返し得られる6 一方、路面(4)上に障害物(5)が存在する場合は、
受信信号■2′のように、障害物(5)による反射波成
分が山形の受信信号■2に重畳された波形となる。ここ
で、障害物(5)による波形が観測される時間t2は、
超音波送受信手段(3)及び〈6)と障害物(5)との
間の最短経路の往復時間に相当する。
又、障害物(5)が路面(4)上で静止しているものと
し、超音波障害物センサを搭載した車両が走行して障害
物(5)に近づき、更に通過して遠ざかる場合を想定す
ると、まず、最長経路の超音波Weが障害物(5)に照
射される時間tc経過時点で障害物(5)を検知するの
で、障害物検知時間t2は、t2=tc となる。続いて、車両の走行に伴い、検知時間t2は、
時間te経過時点から、時間ta経経時時点時間tb経
過時点を経て、te−+ta−+tbと変化した後、検
知不能となり、最後に、車両が障害物(5)を乗り越え
て行き過ぎることになる。このとき、障害物(5)によ
る反射波成分のピークは、時間t2で示した各検知時刻
での反射波強度に所定の倍率を乗じた値にほぼ相当する
ので、そのピークの軌跡は、路面(4)のみからの反射
波による受信信号V2と同様に山形(第6図の破線参照
)となる。
こうして得られた受信信号V t ’は、受信信号処理
手段(7)により増幅且つAM検波されて処理信号v3
となるが、AM検波時に、時間1+に相当する不要なノ
イズ区間をマスクすれば、時間tb〜tcの必要区間の
みの信号が得られる。このように、障害物(5)が存在
するときの処理信号V、は、路面(4)のみの波形成分
V=aに障害物(5)による波形成分V3bを重畳した
式、 ■、ξV s a + V 2 b で表わされる。
尚、ここで示した受信信号■2及びV x ’のレベル
は、路面(4)の表面がアスファルト等で粗い場合を想
定しており、コンクリートのように滑らかな場合は、受
信信号v2″のように小さいレベルとなる。受信信号■
2″のように低レベルの波形は、同じアスファルト路面
上を走行している場合でも、高速運転中に観測され得る
。なぜなら、ドツプラ効果により反射波W a ’〜W
 c ’の周波数が実質的に変動し、超音波受信手段(
6)の受信特性によっては受信レベルが低下し得るから
である。
このように、低レベルの受信信号V2″になると、障害
物(5)による反射波成分も小さくなるので、4 処理信号■、を一定の判定レベルと比較しても、障害物
(5)による波形成分V ’s bを弁別することはで
きない。そこで、この発明のように、受信レベルに応じ
て判定信号V、のレベルを調整する必要がある。
タイミング指令手段(1)は、送信用の指令信号P、を
トリガとして、次のサイクルまでの間に、各時間ta、
tb及びtcに相当する時刻を演算し、制御用のパルス
信号即ち指令信号P、及びP3を生成する。実際には、
第6図のように、時間tbに相当するパルス信号Pを生
成し、このパルス信号Pに基づいて、時間(ta−tb
)に相当する指令信号P2と、時間(tc−tb)に相
当する指令信号P、とを生成する。そして、指令信号P
2により平均値演算手段(8)を駆動し、指令信号P3
により判定信号演算手段(9)を駆動する。
このように、マイクロコンピュータ(20)内の10グ
マブルタイマにより生成された指令信号Pをトリガとし
て、所定時間幅のパルス信号からなる指令信号P2及び
P、を生成する場合、第5図のように、タイミング指令
手段(1)をタイマICによる単安定マルチバイブレー
タ回路で構成すればよい。尚、タイミング指令手段(1
)として、マイクロコンピュータ(20)によるプログ
ラマブルタイマのみを用いた場合は、各指令信号P2及
びP、は、指令信号P1と同様にソフトウェアにより生
成されることになる。
平均値演算手段(8)は、指令信号P、により抽出され
た受信波区間において、処理信号■3の平均値VHを求
めこれを保持する。即ち、第4図において、アナログス
イッチ(8a)は、指令信号P2のオン区間(tc−t
b)だけ処理信号■、をサンプリングし、抵抗器(8b
)及びコンデンサ(8C)からなる平均化及びホールド
回路は、処理信号V、のレベルの時間的な平均値V31
を生成し、これを判定信号演算手段(9)に入力する。
判定信号演算手段(9)は、指令信号P、の立ち上がり
(tb経経時時点に対応して、第1の所定時間(ta)
まで単調増加する第1の判定信号V4aを、充電回路(
9a)を含む第1の判定信号発生回路から出力する。そ
して、第1の判定信号V4aが指令信号P、の立ち下が
り(ta経過時点)で最大値を示した後、第2の所定時
間(tc)で最小値となる第2の判定信号v、bを、放
電回路(9b)を含む第2の判定信号発生回路から出力
する。
これら第1及び第2の判定信号V4a及びv4bにより
、コンデンサ(9c)の端子電圧は、処理信号■。
に対応した山形の波形となる。増幅器(9d)は、この
電圧を平均値V=1にほぼ比例した係数で増幅し、処理
信号V、に対して相対比率の安定した判定信号■4を生
成し、比較判定用の基準波形信号として比較手段(10
)に入力する。
ここで、受信信号がv2″のように低レベルとなった場
合、低レベルの平均値V 31 (第6図の二点鎖線参
照)がF E T (9e)のゲート電圧として印加さ
れるので、増幅器(9d)の増幅率は、受信レベルを反
映した処理信号V、に応じて抑制される。例えば、平均
値V31が高レベルの場合(実線参照)、FET(9e
)のインピーダンスが低く、増幅器(9d)の増幅率が
高くなり、判定信号■、は、実線のように高レベルどな
る。逆に、平均値V a +が低レベル(二点鎖線参照
)の場合は、FF、T(9e)のインピーダンスが高く
、増幅器(9d)の増幅率が低くなり、判定信号V、は
二点鎖線のように低レベルとなる。
この結果、種々の要因で受信信号■2のレベルが変動し
て■2″のように低レベルになっても、それに対応した
低レベルの判定信号V4(二点鎖線参照)が比較手段(
10)に入力される。従って、路面(4)及び障害物(
5)からの各受信信号レベルの差は、所望の比率に保持
され、判定レベルによる弁別が安定に実行される。
比較手段(10)は、受信レベルを反映した処理信号■
、と、受信レベルに応じて制御された判定信号■、とを
比較して、障害物(5)による波形成分のみを検出し、
障害物検知信号V5を出力する。このとき、比較手段(
10)において、相対比率の安定した処理信号V、及び
判定信号■、が比較されるので、安定した障害物検知信
号■、が得られる。
このように、この発明によれば、超音波パルスを斜め前
方に照射し、反射波W a ’〜W c ’を積極的7 18 に受信するようにしたので、障害物(5)の有無を正確
で有効且つ高速に判別して検知することができる。
又、このとき、車両速度の違いや路面の表面状態(滑ら
か又は粗いか)の違い等により、反射波のバックグラン
ドレベルが変化しても、平均値V。
に応じて判定信号V4を調整することができるので、路
面(4)からの反射波W a ’〜Wc′の周期的なレ
ベル変動、並びに路面(4)の表面状態や車両速度の変
化に伴う非同期的な変動等に全く影響を受けずに、障害
物く5)による受信信号V2の変化のみを確実に判別す
ることができる。
即ち、受信レベルが大きく変化しても、受信レベルを反
映する処理信号■、の平均値VHを求め、この平均値V
 21に対応して判定信号V4のレベルを制御すること
により、処理信号■3及び判定信号v4のレベルがマツ
チングされ、障害物レベルの弁別が安定に実行できるの
で、障害物(5)を正確に検知することができる。この
とき、超音波送受信手段(3)及び(6)は従来通りの
構成であり、特に使用条件に制限を受けることはない。
尚、上記実施例では、受信レベルが減少したときに、そ
れに応じて判定信号V、を減少させる場合を示したが、
逆に、受信レベルが増大した場合は、それに応じて判定
信号■、を増大させれば、同様に障害物(5)を正確に
検知することができる。
又、処理信号V3を比較手段(10)に直接入力したが
、受信信号処理回路(7)と比較手段(10)との間に
微分回路(図示せず)を挿入してもよい。この場合、障
害物(5)からの信号成分は、処理信号■、の変化量か
ら検出されることになる。
又、超音波Wa〜Weを間欠的に送信する場合を示した
が、連続的に送信する場合にも適用することができる。
この場合、平均値V :llは任意のサンプリング期間
で演算されればよく、又、判定信号v4を山形波形とす
る必要はない。
又、タイミング指令手段(1)を、マイクロコンピュー
タ(20)、又は、マイクロコンピュータ(20)と個
別のタイマI C(In)〜(1c)とで構成し、判定
信号演算手段(9)を個別の回路で構成したが、これら
全ての回路を1つのマイクロコンピュータで構成しても
よく、逆に、全ての回路を個別の回路(タイマIC等)
で構成してもよい。
又、判定信号演算手段(9)としてアナログの充放電回
路(9a)及び(9b)を用い、判定信号■4をCR時
定数に従う山形波形としたが、デジタル回路又はマイク
ロコンピュータを用いて、判定信号V4を段階的に上昇
及び下降する波形としても、同等の効果を奏することは
言うまでもない。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、斜め前方の路面に超音
波を送信する超音波送信手段と、超音波の反射波を受信
する超音波受信手段と、この超音波受信手段からの受信
信号を処理する受信信号処理手段と、この受信信号処理
手段からの処理信号の平均値を演算する平均値演算手段
と、平均値に応じた判定レベルの判定信号を生成する判
定信号演算手段と、処理信号が判定信号の判定レベルを
越えたときに障害物検知信号を出力する比較手段とを備
え、反射波の受信レベルを反映する平均値に基づいて判
定信号を調整するようにしたので、障害物による受信信
号レベル変化のみを有効に判別することができ、受信信
号のレベル変化によらず確実に障害物を検知できる超音
波障害物センサが得られる効果がある6
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の機能及び構成を示すブロ
ック図、第2図は第1図内のタイミング指令手段の具体
例を示す構成図、第3図は第1図内の超音波信号発生手
段の具体例を示す構成図、第4図は第1図内の受信信号
処理手段及び平均値演算手段の具体例を示す構成図、第
5図はタイミング指令手段及び判定信号演算手段の具体
例を示す構成図、第6図この発明の一実施例による超音
波障害物センサの動作を説明するための波形図である。 (3)・・・超音波送信手段 (4)・・・路面(5)
・・・障害物     (6)・・・超音波受信手段(
7)・・・受信信号処理手段 (8)・・・平均値演算手段 22− くっ)・・判定信号演算手段 (10)・・比較手段 Wa〜Wc・・・超音波   W a ′〜W c ’
・・・反射波■2・・・受信信号     ■3・・・
処理信号■、1・・・平均値     v4・・・判定
信号■5・・・障害物検知信号 尚、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 斜め前方の路面に超音波を送信する超音波送信手段と、 前記超音波の反射波を受信する超音波受信手段と、 この超音波受信手段からの受信信号を処理する受信信号
    処理手段と、 この受信信号処理手段からの処理信号の平均値を演算す
    る平均値演算手段と、 前記平均値に応じた判定レベルの判定信号を生成する判
    定信号演算手段と、 前記処理信号及び前記判定信号を比較して前記処理信号
    が前記判定レベルを越えたときに障害物検知信号を出力
    する比較手段と を備えた超音波障害物センサ。
JP1287350A 1989-10-17 1989-11-06 超音波障害物センサ Pending JPH03148084A (ja)

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JP1287350A JPH03148084A (ja) 1989-11-06 1989-11-06 超音波障害物センサ
DE4032713A DE4032713C2 (de) 1989-10-17 1990-10-15 Ultraschallsensor zur Hinderniserfassung
DE4042575A DE4042575C2 (de) 1989-10-17 1990-10-15 Ultraschallsensor zur Hinderniserfassung
US07/597,480 US5076384A (en) 1989-10-17 1990-10-15 Ultrasonic obstacle sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1287350A JPH03148084A (ja) 1989-11-06 1989-11-06 超音波障害物センサ

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JP1287350A Pending JPH03148084A (ja) 1989-10-17 1989-11-06 超音波障害物センサ

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JP (1) JPH03148084A (ja)

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