JPH03217315A - 超音波障害物センサ - Google Patents

超音波障害物センサ

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JPH03217315A
JPH03217315A JP9020450A JP2045090A JPH03217315A JP H03217315 A JPH03217315 A JP H03217315A JP 9020450 A JP9020450 A JP 9020450A JP 2045090 A JP2045090 A JP 2045090A JP H03217315 A JPH03217315 A JP H03217315A
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JP
Japan
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signal
ultrasonic
average value
obstacle
road surface
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Application number
JP9020450A
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English (en)
Inventor
Shunichi Wada
俊一 和田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
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    • G01S7/523Details of pulse systems
    • G01S7/524Transmitters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01S15/02Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems using reflection of acoustic waves
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    • GPHYSICS
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    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/93Sonar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、前方の路面状態を事前に感知して車体のシ
ョックを緩和するための自動車用サスペンション制御装
置の入力情報に用いられる超音波障害物センサに関し、
特に受信波のレベル変動によらず高精度に障害物を検知
できる超音波障害物センサに関するものである。
[従来の技術] 従来より、超音波の反射波を用いた障害物センサは自動
車等に適用されており、例えば、車体の回りの障害物を
検知するセンサは、特公平1−30436号公報等に記
載されている。この場合、パルス状の超音波を車体回り
に送信し、反射波の有無により、障害物があるか否かを
判別している。
又、走行中に前方の路面状態を事前に感知する超音波障
害物センサは、例えば、特開昭62−13181.3号
公報に記載されたように、自動車用サスペンション制御
装置に用いられている。この場合、超音波は斜め前方に
連続的に送信されている。
一般に、超音波を用いて障害物を検知する場合、反射波
の受信信号に基づいてセンサから物体までの距離を算出
する必要があるが、数cm程度の短距離から数m程度の
長距離までを正確に測定するために、種々の工夫が提案
されている。
例えば、前者の公報の場合、前方又は車体回りの状態を
検知するときに、正常な路面からの反射波を障害物とし
て誤検知することを防止するため、送受信手段となるマ
イクロホンの指向性を向上させて、超音波をほぼ水平方
向に送信し、路面からの反射波を検知しないように工夫
している。しかし、この場合、反射波が十分に受信され
ないので、正確に障害物を検知することはできない.又
、後者の公報の場合は、路面からの反射波を積極的に用
いているが、超音波を連続的に前方路面上に照射して受
信波を連続的に観察しているので、 ■送信手段の発熱量が大きくなり、超音波エネルギを高
くできない6 ■送信波及び受信波の干渉や定在波の影響を受けるため
、正確な障害物検知ができない。
■受信波が所定の前方路面からの反射波か又は他の反射
波であるかを区別できない. ■路面の凹凸以外の反射波強度変化要因、例えば、風や
温度むら等による影響を区別することができない. 等の問題点があるうえ、路面粗さや車両速度の違いによ
る受信信号のレベル変化に対しても何ら対策を立ててい
ないため、障害物を正確に検知することができないとい
う問題点がある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の超音波障害物センサは以上のように、超音波を斜
め前方に送信して前方の路面状態を検知する場合に、連
続的な超音波を送信しており、又、種々の要因によって
受信信号のレベルが変化してもこれに対応できないため
、障害物を正確に検知することができないという問題点
があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、路面上の前方障害物を有効に区別し、受信信
号のレベル変化によらず確実に障害物を検知できる超音
波障害物センサを得ることを目的とする. 又、この発明の別の発明は、更に、障害物の大きさを区
別することのできる超音波障害物センサを得ることを目
的とする. [課題を解決するための手段] この発明に係る超音波障害物センサは、斜め前方の路面
に所定のタイミングで間欠的に超音波を送信する超音波
送信手段と、超音波の反射波を受信する超音波受信手段
と、超音波受信手段がらの受信信号を増幅する受信波増
幅手段と、この受信波増幅手段からの増幅信号の平均値
を演算する平均値演算手段と、増幅信号が所定の判定レ
ベルを越えたときに障害物検知信号を出力する比較手段
と、平均値と判定レベルとの比率が所定の値となるよう
に両者のうちの少なくとも一方を変更できる相対比率調
整手段とを備えたものである.又、この発明の別の発明
に係る超音波障害物センサは、比較手段が、増幅信号を
障害物の大きさに応じた複数の判定レベルと比較するよ
うにしたものである。
[作用] この発明においては、斜め前方の路面に向けて超音波を
パルス状に送信し、その反射波の受信信号レベルを反映
する平均値に基づいて受信信号の増幅率(又は、判定レ
ベル》を変更し、平均値と判定レベルとの相対比率をフ
ィードバック調整して一定に保つことにより、受信信号
のレベル変動によらず、路面上の障害物による受信信号
のレベル変化のみを有効に区別して判別する。
又、この発明の別の発明においては、更に、増幅信号を
複数の判定レベルと比較して、障害物を大きさを区別し
て検出する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例の機能及び構成を示すブロック
図である。
図において、タイミング指令手段(1)は、所定のパル
ス間隔で、タイミング制御用の指令信号P〜P,を発生
する。超音波信号発生手段(2)は、タイミング指令手
段〈1)がらの指令信号P,に基づいて、所定の時間、
電圧及び周波数の送信用の超音波信号v1を生成する。
超音波送信手段(3)は、超音波信号v1に従って駆動
され、斜め前方の路面(4)に所定のタイミングで間欠
的に超音波Wa〜Wcを送信する。超音波受信手段(6
)は、路面(4)及び路面上の障害物(5)で反射され
た反射波W a ′〜W c ’を受信する。
超音波送信手段(3)及び超音波受信手段(6)は、そ
れぞれ超音波マイクロホンがらなり、車体のバンパ付近
に隣接して設置される。
受信波増幅手段(7)は、超音波受信手段(6)がらの
受信信号V2を増幅且つAM検波し、受信信号のレベル
を処理し易くする。平均値演算手段(8)は、タイミン
グ指令手段(1)がらの指令信号P2に従って、受信波
増幅手段(7)からの増幅信号■,を平均化処理し、平
均値(平均レベル信号)■3,を生成する.所定値設定
手段(9)は、増幅信号V3に対して予め設定された比
較基準となる所定値VBを出力する。所定値v38は、
判別信号V,の基準レベルに対応した値に設定されてい
る。
演算増幅回路を含む増幅率変更手段(1o》は、平均値
VHと所定値V,,lとを比較し、平均値V 3 1が
所定値V3Pと一致するように受信波増幅手段(7)の
増幅率を調整する。平均値演算手段(8)及び増幅率変
更手段(10)は、受信波増幅手段(7)のフィードバ
ックルーブを構成しており、これにより、受信波増幅手
段(7)は、レベルの安定した増幅信号V26を出力す
る。
判別信号発生手段(11)は、タイミングパルスからな
る指令信号P,に従って、増幅信号V,。の基準比較レ
ベルとなる判別信号■4を生成する。演算増幅回路等か
らなる比較手段(12)は、増幅信号■3oを判別信号
V,と比較し、増幅信号V,oが所定の判定レベル、即
ち判別信号■,を越えたときに障害物検知信号V,を出
力する。
尚、増幅率変更手段(10)は、平均値V31と判別信
号V,との相対比率を所定の値に維持するための相対比
率調整手段を構成している。
第2図はタイミング指令手段(1)の具体例を示す構成
図である。
タイミング指令手段(1)は、例えば、日立社のHD6
3BOIY等からなるマイクロコンピュータ(20)に
内蔵されたプログラマブルタイマ(又は、市販のタイマ
用IC)により構成され、マイクロコンピュータ(20
)には、水晶発振器(21)及び起動回路(22)が接
続されている。
起動回路(22)は、乗用車の運転席等に配置された自
己復帰式常開型の起動スイッチ(23)と、起動スイッ
チ(23)に接続された波形整形回路(24)とから楕
成されている。起動スイッチ(23)は、一時的な閉成
によりrl−,レベルの信号を生成し、波形整形回路(
24〉は、起動スイッチ<23)からの[LJレベル信
号を反転整形し、これを起動信号として出力する。
マイクロコンピュータ(20)は、直流電源からの給電
に応答し、定電圧回路(図示せず)からの定電圧を受け
て作動状態となる。そして、水晶発振器(21)の発振
作用に基づいて一連のクロック信号を発生すると共に、
各クロツク信号に応答して予め格納されたプログラムを
実行し、パルス状の指令信号PI(P2及びP,のトリ
ガとなる)を出力する。
第3図は超音波信号発生千段(2)の具体例を示す構成
図である。
超音波信号発生手段(2)は、所定の高周波数の超音波
発振パルスPOを生成する超音波発振回路(31)と、
超音波発振パルスPo及び指令信号P,の論理積をとる
NANDゲート(32)と、NANDゲ− } (32
)の出力を反転するインバータ(33)と、インバータ
(33》からの超音波パルスを一連のパルスとして増幅
する増幅回路(34)と、増幅された超音波信号v1を
更に昇圧して超音波送信手段(3)に付与する昇圧トラ
ンス(35)とから構成されている。
第4図は、受信波増幅手段(7)、平均値演算手段(8
)、所定値設定手段(9)及び増幅率変更手段(10)
の具体例を示す構成図である。
超音波受信手段(6)からの受信信号■2を増幅する受
信波増幅手段(7)は、直列接続された複数段の増幅器
(7a)〜(7e)及びAM検波器(7f)から構成さ
れ、最終段の増幅器(7e)は、増幅率が変更できるよ
うになーっている。増幅信号V,を平均化する平均値演
算手段(8)は、受信波抽出用の指令信号P2により制
御されるサンプリング用のアナログスイッチ(8a)と
、平均化及びホールド回路となる抵抗器(8b)及びコ
ンデンサ(8c)とから構成されている。所定値設定手
段(9)は一対の直列分圧抵抗器から構成され、各抵抗
器の接続点から所定値■3Rを出力するようになってい
る。
平均値V3.及び所定値V 3 Rの比較結果に基づい
て受信波増幅手段(7)の増幅率を調整する増幅率変更
手段(10)は、平均値■1及び所定値V 3 I+を
比較する演算増幅器(10a)と、演算増幅器(10a
)の入出力端子間に接続されたコンデンサ(10b)と
、演算増幅器(]Oa>での比較結果に基づいて制御さ
れるF E T (10c)とから構成されている。F
 E T (10c)の出力端子は受信波増幅手段(7
)内の増幅器(7e)の制御端子(一)に接続されてい
る。
第5図はタイミング指令手段(1)及び判別信号発生手
段(11)の具体例を示す構成図である。
タイミング指令手段(1)は、指令信号P1を生成する
マイクロコンピュータ(20)と、指令信号Plをトリ
ガパルスとして動作し、出力パルス時間幅を制御可能な
単安定マルチバイブレータ(1a)〜(IC)とを含ん
でいる61段目の単安定マルチバイブレータ(1a)は
、指令信号P1に基づいてパルス信号Pを出力し、2段
目の単安定マルチバイブレータ(1b)及び(1c)は
、パルス信号Pに基づいて、指令信号P2及びP,をそ
れぞれ出力する。
判別信号発生手段(11)は、それぞれ抵抗器及び逆並
列接続されたダイオードを含む充電回路(lla)及び
放電回路(1lb)と、これら充電回路(lla)及び
放電回路(llb)に接続されて充放電されるコンデン
サ(llc)とから構成されている。
充電回路(lla)及びコンデンサ(lie)は、指令
信号P3が「LJレベルからrH,レヘルに変化したと
きに、第1の所定時間まで草謂増加する充電波形を発生
するための第1の判別信号発生回路を横成し、放電回路
(llb>及びコンデンサ(1.lc)は、指令信号P
3がrHJレベルから「L」レベルに変化したときに、
第2の所定時間まで単調減少する放電波形を発生するた
めの第2の判別信号発生回路を構成している。
次に、第6図の波形図を参照しながら、第1図〜第5図
に示したこの発明の一実施例の動作について詳細に説明
する。
まず、タイミング指令手段(1)は、超音波信号発生手
段く2)に対するタイミング制御パルス即ち指令信号P
1を出力する。これにより、超音波信号発生手段(2)
は、超音波送信駆動用の超音波信号■1を出力L、超音
波送信手段(3)を駆動する。
超音波信号■,に従って超音波送信手段(3)から送信
された超音波Wa〜Weは、斜め前方の路面く4)に照
射され、反射波Wa′〜Wc′となって超音波受信手段
(6)により受信される。
このとき、路面(4)上に障害物(5)が無い場合を例
にとると、受信信号■,は、時刻1=0から時間11の
区間でノイズレベルとなる。このノイズレベルは、超音
波Wa〜Weの直接波や回り込みによる不要な反射波成
分によって生じる。
そして、時刻1=0から時間tbだけ経過した後に、路
面〈4)からの反射波成分が受信され始める。
ここで、超音波送受信手段(3)及び(6)が互いに隣
接し且つ指向性もほぼ同一であれば、時間tbは最短経
路の超音波wb(第1図参照)の往復時間に相当する。
同様に、時間taは中央経路の超音波Waの往復時間、
時間tcは最長経路の超音波WCの往復時間に相当し、
各経路長さをそれぞれLa、zb及び1cとし、音速を
Cとすれば、t a= 2 1a/ c t b= 2 1b/ c tc=2lc/c で表わされる。
このとき、超音波送受信手段(3)及び(6)の指向特
性から、路面(4)からの反射波W a ′〜Wc′の
強度は、時間tb経過時点から立ち上がり始め、時間t
a経過時点で最大値となり、時間tc経過時点で消失す
るほぼ山形の波形に従う。この強度変化は、超音波送受
信手段(3)及び(6)の特性や幾何学的な配列によっ
て定められる指向特性と、路面(4)の表面状態や音波
の反射指向特性とにより決定する。
このような反射波W a ’〜Wc′に基づく受信信号
V2の波形は、超音波信号VIにより超音波Wa〜We
が送信される毎に、図示したように繰り返し得られる。
一方、路面(4)上に障害物(5)が存在する場合は、
受信信号v2′のように、障害物(5)による反射波成
分が山形の受信信号V2に重畳された波形となる。ここ
で、障害物(5)による波形が観測される時間t2は、
超音波送受信手段(3)及び(6)と障害物(5)との
間の最短経路の往復時間に相当する。
又、障害物(5)が路面(4)上で静止しているものと
し、超音波障害物センサを搭載した車両が走行して障害
物(5)に近づき、更に通過して遠ざかる場合を想定す
ると、まず、最長経路の超音波Weが障害物(5)に照
射されて、時間tc経過時点で障害物(5)を検知する
ので、障害物検知時間t2は、 t 2=te となる。続いて、車両の走行に伴い、検知時間t2は、
時間ta経過時点から時間tb経過時点を経て、tc−
+ta−+tbと変化した後、検知不能となり、車両が
障害物(5)を乗り越えて行き過ぎることになる。この
とき、障害物(5)による反射波成分のピークは、時間
t2で示した各検知時刻での反射波強度に所定の倍率を
乗じた値にほぼ相当するので、そのピークの軌跡は、路
面(4)のみからの反射波による受信信号■2と同様に
山形(第6図の破線参照)となる。
こうして得られた受信信号V2′は、受信波増幅手段(
7)により増幅且つAM検波されて増幅信号V,となる
が、AM検波時に、時間t1に相当する不要なノイズ区
間をマスクすれば、時間tb〜tcの必要区間のみの信
号が得られる。
障害物(5)が存在する場合、増幅信号■,は、路面(
4)のみの波形成分V3aに障害物(5)による波形成
分V3bが重畳されるので、 V .= V =a+ V ib で表わされる。
尚、ここで示した受信信号V2及びV,′のレベルは、
路面(4)の表面がアスファルト等で粗い場合を想定し
ており、コンクリートのように滑らかな場合は、受信信
号V2″のように小さいレベルとなる。受信信号v2″
のように低レベルの波形は、同じアスファルト路面上を
走行している場合でも、例えば高速運転中に観測され得
る。なぜなら、ドップラ効果により反射波W a ′〜
Wc′の周波数が実質的に変動し、超音波受信手段(6
)の受信特性により受信レベルが低下してしまうからで
ある。
このように、低レベルの受信信号■2″になると、障害
物(5)による反射波成分も小さくなるので、増幅信号
V3そのものを一定の判定レベルと比較しても、障害物
く5)による波形成分V3bを弁別することはできない
。そこで、以下のように、受信レベルに応じて受信波増
幅手段(7)の増幅率をフィードバック制御し、安定し
た増幅信号V,。を生成するように構成する。
まず、タイミング指令手段(1)は、送信用の指令信号
P.をトリガとして、次のサイクルまでの間に、各時間
ta.tb及びtcに相当する時刻を演算し、制御用の
パルス信号即ち指令信号P2及びP3を生成する。実際
には、第6図のように、時間tbに相当するパルス信号
Pを生成し、このパルス信号Pに基づいて、時間(ta
−tb)に相当する指令信号P,と、時間(tc−tb
)に相当する指令信号P,とを生成する。そして、指令
信号P2により平均値演算手段(8)を駆動し、指令信
号P,により判別信号発生手段(11)を駆動する。
このように、マイクロコンピュータ(20)内のプログ
ラマブルタイマにより生成された指令信号Pをトリガと
して、所定時間幅のパルス信号、即ち指令信号P2及び
P,を生成する場合は、第5図のように、タイミング指
令手段(1)をタイマICによる単安定マルチバイブレ
ー夕回路で構成すればよい。
尚、タイミング指令手段(1)として、マイクロコンピ
ュータ(20)によるプログラマブルタイマのみを用い
た場合は、各指令信号P2及びP,は、指令信号P1と
同様にソフトウェアにより生成することができる。
平均値演算手段(8)は、指令信号P2により抽出され
た区間において、増幅信号■,の平均値■,,を求めこ
れを保持する。即ち、第4図において、アナログスイッ
チ(8a)は、指令信号P2のオン区間(tc−tb)
だけ増幅信号V,をサンプリングし、抵抗器(8b)及
びコンデンサ(8c)がらなる平均化及びホールド回路
は、増幅信号V3のレベルの時間的な平均値V 3 1
を生成し、これを増幅率変更手段(10)に入力する。
増幅率変更手段(10〉内の演算増幅器(10a>は、
平均値V 3 1と所定値V 3 Rとの比較結果に基
づき、F E T (1.Ob )のゲート電圧を制御
して増幅器(7e)の増幅率を調整し、最終的に平均値
V 3 1が所定値V 5pと一致するように、受信波
増幅手段(7)の増幅率をフィードバック制御する。
これにより、種々の要因で受信信号■2のレベルが変動
して■2″のように小さいレベルとなっても、増幅率変
更手段(10)が受信波増幅手段〈7)の増幅率を増大
させるので、高いレベルの受信信号■2と同レベルの増
幅出力が得られ、常に安定な増幅信号V 3 Gが比較
手段(12)に入力される。
一方、判別信号発生手段(11)は、指令信号P3の立
ち上がり(tb経過時点)に対応して、第1の所定時間
(ta)まで単調増加する第1の判別信号V4gを、充
電回路(lla)を含む第1の判別信号発生回路から出
力する。そして、V.aが指令信号P3の立ち下がり(
ta経過時点)で最大値を示した後、第2の所定時間(
te)で最小値となる第2の判別信号v,bを、放電回
路(llb)を含む第2の判別信号発生回路から出力す
る.これら第1及び第2の判別信号Vma及びV 4 
bにより、判別信号■,は、増幅信号■,。に対応した
山形の波形となり、比較判定用の基準波形信号として比
較手段(12)に入力される。尚、充電回路(11aL
放電回路(llb)及びコンデンサ(llc)等の回路
定数は、基準波形を得るための最適値に予め設定されて
いることは言うまでもない。
比較手段(12)は、フィードバック制御された増幅信
号V3。を判別信号■,と比較して、障害物く5)によ
る波形成分のみを検出し、障害物検知信号■5を出力す
る。このとき、比較手段(12)は、受信レベルの安定
した増幅信号V3。と判別信号V4とを比較するので、
安定した障害物検知信号■5を生成することができる。
このように、この発明によれば、超音波パルスを間欠的
に斜め前方に照射し、反射波W a ′〜Weを積極的
に受信するようにしたので、障害物(5)の有無を正確
で有効且つ高速に判別して検知することができる。
又、このとき、車両速度の違いや路面の表面状態(滑ら
か又は粗いか)の違い等により、反射波のバックグラン
ドレベルが変化しても、平均値■3に基づいて増幅率(
平均値と判定レベルとの相対比率)を調整することがで
きるので、路面(4)からの反射波W a ′〜Wc′
の周期的なレベル変動、並びに路面(4)の表面状態や
車両速度の変化に伴う非同期的な変動等に全く影響を受
けることなく、障害物(5)による受信信号V2の変化
のみを確実に判別することができる。更に、比較レベル
となる判別信号■4は、受信信号■2の時間変化に応じ
た山形波形をなしているので、受信信号V2の山形のレ
ベル変動にも最適に追従できる。
もし、前述のように、路面からの反射波レベルは、障害
物(5)の無い場合は、第1の所定時間taに対応した
距離に相当する路面中央部で最大且つその前後(手前、
又は遠方)で低下する山形波形となり、障害物(5)が
ある場合は、山形の反射波バックグランドレベルに障害
物(5》による反射波成分が重畳されることになる。従
って、受信波増幅手段(7)にフィードバックルーブを
設けない場合は、反射波レベルが路面(4)の表面状態
や車体の速度によって大きく変化すると、増幅信号■,
。と判別信号(比較基準レベル)V4とのマッチングが
困難となる。
しかし、受信レベルを反映する増幅信号V36の平均値
V 3 、が常に所定値V3Rとなるように増幅率を調
整し、受信信号レベルを安定化させることにより、判別
信号V.が一定であっても障害物レベルの弁別が安定に
実行され、特に使用条件の制限もなく、障害物(5)の
検知信頼性を高くすることができる。
尚、上記実施例では、増幅信号■,のレベルが減少した
ときに増幅率を増大させる場合を示したが、逆に、増幅
信号■,のレベルが増大したときには、増幅率変更手段
(10)により受信波増幅手段(7)の増幅率を減少さ
せれば、同様に安定した増幅信号V3oが得られる。
次に、複数の判定レベルに基づいて障害物の大きさを区
別できるこの発明の別の発明の一実施例について説明す
る。
第7図はこの発明の別の発明の一実施例を示す構成図で
あり、図示しない構成は第1図〜第5図に示したものと
同様である。
この場合、判別信号■,は直列接続された複数の抵抗器
(lid)及び(lie)により分圧され、例えば、高
レベルの判別信号■4及び低レベルの判別信号■,′と
なる.抵抗器(lid)及び<lie)は判別信号発生
手段(11)に含まれていてもよい。各抵抗器(lid
)及び(lie)の抵抗値は、区別したい障害物(5〉
(第1図参照)の大きさに応じて任意に設定される。
判別信号V,及び■4′は、複数の比較手段(12)及
び(12’)に個別に入力され、それぞれ増幅信号V,
Ioと比較される。各比較手段(12)及び(12′)
から出力される障害物検知信号■5及び■,′は、障害
物(5)の大きさを複数の領域毎に区別するために用い
られる。
通常、障害物(5)からの反射波成分が重畳された受信
信号V2′(第6図参照)のピークは、障害物(5)の
大きさによって異なり、時間の経過と共に第8図のよう
に変化する.即ち、障害物(5)が大きい場合は受信信
号■2′のピークも大きくなり、障害物(5)が小さい
場合は受信信号■2′のピークも小さくなる。
従って、第7図の抵抗器(lid)及び(lie)を用
いて、第9図のように、判別信号■4と相似形の判別信
号■,′を生成すれば、障害物(5)の大きさを複数の
領域(この場合、2つの領域)に区別して検出すること
ができる。
例えば、障害物検知信号v5及びv5′が共に出力され
た場合は障害物〈5)が大きいと判別され、障害物検知
信号V,が出力されず、障害物検知信号V,′のみが出
力された場合は障害物(5)が小さいと判別される6 障害物(5)の大きさを更に細分化して区別したい場合
は、抵抗器(lid)及び(lie)とは別の抵抗器(
図示せず)を更に接続し、任意数且つ任意レベルの判別
信号を発生させればよい。
以上の実施例は、障害物(5)が道路の段差等の場合に
特に有効であり、例えば障害物(段差)が大きさに応じ
て自動車のサスペンション装置のバネを弱くすることに
より、振動を確実に吸収することができる。又、バネ特
性で対応しきれないほど大きい段差の場合は、逆にバネ
を強くして損傷等を防ぐことができる。
尚、上記各実施例では、平均値と判定レベルとの比率を
一定にする相対比率調整手段として増幅率変更手段(1
0)を用い、増幅信号V,。のレベルを所定値V3Hに
調整するようにしたが、判別信号発生手段(11)に対
して平均値V 1 1のフィードバックルーブ(図示せ
ず)を形成し、平均値V 3 Hの変化に応じて判別信
号■4のレベルを変更するようにしてもよい。即ち、平
均値(受信信号)の変化に応じて平均値(増幅信号)又
は判定レベルの少なくとも一方を変更すれば、相対比率
を調整することができ、上記実施例と同等の効果を奏す
る。
又、タイミング指令手段(1)を、マイクロコンピュー
タ(20)、又は、マイクロコンピュータ(20)と個
別のタイマI C (la)〜(1c)とで構成し、判
別信号発生手段(11)を個別の回路で構成したが、こ
れら全ての回路を1つのマイクロコンピュータで構成し
てもよく、逆に、全ての回路を個別の回路(タイマIC
)で構成してもよい。
更に、判別信号発生手段(11)として、アナログの充
放電回路(lla)及び(llb)を用い、判別信号■
,をCR時定数に従う山形波形としたが、デジタル回路
又はマイクロコンピュータを用いて、判別信号V4を段
階的に上昇及び下降する波形としても、同等の効果を奏
することは言うまでもない。
[発明の効果1 以上のようにこの発明によれば、斜め前方の路面に所定
のタイミングで間欠的に超音波を送信する超音波送信手
段と、超音波の反射波を受信する超音波受信手段と、超
音波受信手段からの受信信号を増幅する受信波増幅手段
と、この受信波増幅手段からの増幅信号の平均値を演算
する平均値演算手段と、増幅信号が所定の判定レベルを
越えたときに障害物検知信号を出力する比較手段と、平
均値と判定レベルとの比率が所定の値に維持する相対比
率調整手段とを備え、反射波の受信信号レベルを反映す
る平均値に基づいて相対比率をフィードバック調整する
ようにしたので、路面上の障害物による受信信号のレベ
ル変化のみを有効に区別して判別することができ、受信
信号のレベル変化によらず確実に障害物を検知できる超
音波障害物センサが得られる効果がある。
又、この発明の別の発明によれば、更に、比較手段が、
増幅信号を複数の判定レベルと比較するようにしたので
、障害物の大きさを区別できる超音波障害物センサが得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の機能及び構成を示すブロ
ック図、第2図は第1図内のタイミング指令手段の具体
例を示す構成図、第3図は第1図内の超音波信号発生手
段の具体例を示す構成図、第4図は第1図内の受信波増
幅手段、平均値演算手段、所定値設定手段及び増幅率変
更手段の具体例を示す構成図、第5図はタイミング指令
手段及び判別信号発生手段の具体例を示す構成図、第6
図はこの発明の一実施例による超音波障害物センサの動
作を説明するための波形図、第7図はこの発明の別の発
明の一実施例の要部を示す構成図、第8図は障害物の大
きさに応じた受信信号レベルを示す波形図、第9図はこ
の発明の別の発明による複数の判別信号を示す波形図で
ある。 (3)・・・超音波送信手段 (4)・・・路面(5)
・・・障害物     (6)・・・超音波受信手段(
7)・・・受信波増幅手段 (8)・・・平均値演算手
段(10)・・・増幅率変更手段(相対比率調整手段)
(11)・・・判別信号発生手段 (lld) .(lie)−・抵抗器 (12) 、(
12′) ・・・比較手段Wa〜Wc・・・超音波  
 W a ’〜W c ”・・・反射波■2・・・受信
信号    V s 、V 3 0・・・増幅信号V 
3 1−平均値     V3R・・・所定値v.、v
.’・・・判別信号(判定レベル)V5、■5′・・・
障害物検知信号 尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)斜め前方の路面に所定のタイミングで間欠的に超
    音波を送信する超音波送信手段と、 前記超音波の反射波を受信する超音波受信手段と、 この超音波受信手段からの受信信号を増幅する受信波増
    幅手段と、 この受信波増幅手段からの増幅信号の平均値を演算する
    平均値演算手段と、 前記増幅信号が所定の判定レベルを越えたときに障害物
    検知信号を出力する比較手段と、前記平均値と前記判定
    レベルとの比率が所定の値となるように両者のうちの少
    なくとも一方を変更できる相対比率調整手段と、 を備えた超音波障害物センサ。
  2. (2)相対比率調整手段は、平均値が所定値となるよう
    に受信波増幅手段の増幅率を変更する増幅率変更手段で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超音
    波障害物センサ。
  3. (3)比較手段は、増幅信号を障害物の大きさに応じた
    複数の判定レベルと比較することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の超音波障害物センサ。
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