JPH03147825A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的； （産業上の利用分野） 本発明はプラスチックの射出成形機の型締装置に係わり
、特に射出成形時の型締め力を電磁石により発生させる
射出成形機の型締装置に関する。

（従来の技術） 射出成形機の型締装置では、型締め操作として、移動ダ
イプレートを移動せしめて、固定ダイプレートとの間に
おいて金型の型閉めを行い、更に金型に対して射出樹脂
圧に対抗するように型締圧が加えられる。従来これらの
操作を行わせるための駆動装置としては主として抽圧シ
リンダーが使用されており、最近では抽圧シリンダーの
替わりに駆動源として電気サーボモータを使用した型締
装置も開発されている。

〈発明が解決しようとする課題） ところで駆動装置として油圧シリンダーを使用する場合
、油洩れによる汚れにより作業環境が悪化する等の問題
があり、電気サーボモータを使用する場合、移動ダイプ
レートの送りと、金型の圧締めと言う２つの異なった機
能を行わせなければならない為め、装置の横道が複雑に
なる等の問題があった。

本発明は上述のような事情からなされたものであり、し
たがって本発明の目的は、作業環境を悪化させる原因と
なる油洩れを生じない、駆動機構が簡単な射出成形機の
影線装置を提供するにある。

発明の構成； （課題を解決するための手段） 上記目的を遠戚するために、本発明の射出成形機の型締
装置においては、移動ダイプレートを移動せしめて、同
移動ダイプレートに設けた金型と固定ダイプレートに設
けた金型との型閉めを行い、さらに射出樹脂圧に対抗す
るように該金型を圧締めする射出成形機の型締装置にお
いて、金型の型閉め並に型開きのための移動ダイプレー
トの移動を電気モータにより行い、射出樹脂圧に対抗さ
せるための該金型の圧締めは移動ダイプレートと固定ダ
イプレートの相対する複数の位置に対応させて設けた電
磁石の相互の吸引力により行うことを特徴とし、さらに
固定ダイプレート並びに移動ダイプレートが、取り付け
る金型の大きさ、並びに射出成形に要する射出樹脂圧の
大きさに応じて、収付ける電磁石の数と、電磁石の取り
付け位置を変更できる構造であることを特徴としている
。

（作用） 本発明の射出成形機の型締装置においては、金型の型閉
め並に型開きのための移動ダイプレートの移動は電気モ
ータにより行なわれ、射出樹脂圧に対抗させるための該
金型の圧締めは移動ダイプレートと固定ダイプレートの
相対する複数の位置に対応させて設けた電磁石の相互の
吸引力により行なわれ、使用する金型を交換する事によ
る型締圧のちがいに対する調整は励磁する電磁石の数を
変更する事によりあるいは固定ダイプレート並びに移動
ダイプレートにおいて電磁石を取り付ける位置を変更す
る事により行われる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第■図は本発明の１実施例に係わる射出成形機の型締装
置を示すものである。同図において、■は移動ダイプレ
ート、３は固定ダイプレート、５は移動ダイプレートｌ
に取り付けられた移動側の金型、７は固定ダイプレート
３に取り付けられた固定側の金型、９は射出装置、１１
は移動ダイアレート１がその上を直線的に移動すると共
に固定ダイプレート３並びに射出装置９が取付けられて
いるベース、１３は移動ダイプレートｌを金型５．７の
型閉め並びに型開きの為に移動させるためのボールネジ
、１５はボールネジ１３を駆動させるための電気モータ
である。■７は射出樹脂圧に対向して金型を圧締めする
ための電磁石、１９は電磁石１７を移動ダイプレート１
や固定ダイプレート３に取付けるための電磁石■７に固
着されたボルトであって、後述するネジ穴（単なる穴で
も良い）３１に嵌入され、電磁石１７は、ボルト１９と
ナツト２１によって金型５．７の高さに応じて移動ダイ
プレートｌ並びに固定ダイプレート３からの距離が適切
になるように調節して取付けられる。第２図は、第１図
において固定ダイル−ト３をＺ方向から見た図を示すも
のである。固定ダイプレート３には電磁石１７を取付け
るためのネジ穴３１が適切に配置されて多数あけられて
おり、取り付ける金型７の大きさ、あるいは成形時の対
抗するべき射出樹脂圧の大きさに従って、電磁石■７を
取付ける位置や、収付ける電磁石１７の数を変更するこ
とができるようになっている。図示しないが移動ダイプ
レート１も同様な構造であり、固定ダイプレート３に取
付けた電磁石１７に対応させて電磁石１７が取付けられ
るようになっている。

第３図は、第を図に示した型締装置の制御ブロック図を
示したものであり、４■は型締装置のメインコントロー
ラ、４３は電気モータ用のコントローラ、４５は電磁石
用コントローラである。

次に、上記構成の型締装置の作用を説明する。

型締め動作はグイコントローラ４１の信号により電気モ
ータ用コントローラ４３が作動してその出力により電気
モータ１５を駆動する。第１図においてボールネジ１３
が回転し移動ダイプレート１が右方へ直線移動し金型５
が前進して金を７に密着するように型閉めが行われる。

次いで励磁するべき電磁石がメインコントローラ４１に
より選択され、メインコントローラ４１からの指令によ
り電磁石川コントローラ４５が作動し、電磁石用コント
ローラ３５の出力によって選択された電磁石】７が励磁
され、移動ダイプレート１に取付けられた電磁石と、固
定ダイプレート３に取付けられた相対する電磁石とが互
いに吸引し、金型５．７が射出樹脂圧に対抗するように
型締めされる。

この状態で金型５．７内にプラスチック樹脂が射出され
、次いで冷却完了後電磁石用コントローラ４５によって
電磁石１７が脱磁され、電気モータ用コントローラ４３
によって電気モータ１５が駆動され、移動ダイプレート
１並びに金型５が後退し金型の型開きが行われる。

発明の効果； 以上のように本発明の射出成形機の型締装置によれば、 （１）抽圧シリンダーを使用しないため浦洩れれによる
汚れの問題を生じない。

（２）電気モータは型締圧の供給をする必要がなく移動
タイプレートの移動だけ行えば良いので駆動機構が簡単
になる。

（３〉射出樹脂圧に対抗するための強度を必要とする部
分が移動タイプレートと固定グイプレートのみとなりタ
イバー等を必要としなくなるため機械全体が簡潔になり
重量が軽減される。

等の効果が達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の射出成形機の型締装置装置の構造を示
す図、第２図は第１図において固定ダイプレートをＺ方
向から見た図、第３図は、第１図に示した型締装置の制
御ブロック図である。 １・・・移動ダイプレート、３・・・固定ダイプレート
、５．７・・・金型、１３・・・ボールネジ、１５・・
・電気モータ、１７・・・電磁石、１つ・・・電磁石取
付け用ボルト、３１・・・電磁石取付け用ネジ穴、４■
・・・型締装置のメインコントローラ、４３・・・電気
モータ用のコントローラ、４５・・・電磁石用コントロ
ーラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）移動ダイプレートを移動せしめて、同移動ダイプ
   レートに設けた金型と固定ダイプレートに設けた金型と
   の型閉めを行い、さらに射出樹脂圧に対抗するように該
   金型を圧締めする射出成形機の型締装置において、金型
   の型閉め並に型開きのための移動ダイプレートの移動を
   電気モータにより行い、射出樹脂圧に対抗させるための
   該金型の圧締めは移動ダイプレートと固定ダイプレート
   の相対する複数の位置に対応させて設けた電磁石の相互
   の吸引力により行うことを特徴とする射出成形機の型締
   装置。
2. （２）固定ダイプレート並びに移動ダイプレートが、取
   り付ける金型の大きさ、並びに射出成形に要する射出樹
   脂圧の大きさに応じて、取付ける電磁石の数と、電磁石
   の取り付け位置を変更でき構造であることを特徴とした
   請求項（１）記載の射出成形機の型締装置。